JP7220278B2 - 2剤型の歯科用硬化性組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、2剤型の歯科用硬化性組成物に関する。
歯科分野において、支台歯を形成する際に、2剤型のコンポジットレジンが用いられている。
2剤型のコンポジットレジンは、(メタ)アクリレートと、充填材と、化学重合開始剤(有機過酸化物及び還元剤)を含み、必要に応じて、光重合開始剤をさらに含む。
ここで、2剤型のコンポジットレジンは、有機過酸化物を含む第1剤と、還元剤を含む第2剤を有する。また、充填材として、3-メタクリロイルオキシプロピルトリメトキシシランで表面処理されているフルオロアルミノシリケートガラス粒子が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008-247801号公報
しかしながら、2剤型のコンポジットレジンの保存安定性及び硬化体の曲げ強さをさらに向上させることが望まれている。
本発明の一態様は、保存安定性及び硬化体の曲げ強さを向上させることが可能な2剤型の歯科用硬化性組成物を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、2剤型の歯科用硬化性組成物において、(メタ)アクリレートと、ジアシルパーオキサイドを含む第1剤と、(メタ)アクリレートと、芳香族第3級アミンを含む第2剤を有し、前記第1剤及び/又は前記第2剤は、一般式(1)
Figure 0007220278000001
(式中、Rは、水素原子又はメチル基であり、Rは、加水分解することが可能な基であり、Rは、炭素数が1以上6以下の炭化水素基であり、pは2又は3であり、qは以上13以下の整数である。)
で表されるシランカップリング剤で表面処理されているアイオノマーガラス粒子をさらに含む。
本発明の一態様によれば、保存安定性及び硬化体の曲げ強さを向上させることが可能な2剤型の歯科用硬化性組成物を提供することができる。
以下、本発明を実施するための形態について説明する。本発明は、下記の実施形態に制限されることはなく、特許請求の範囲に記載された範囲を逸脱することなく、下記の実施形態に種々の変形及び置換を加えることができる。
[2剤型の歯科用硬化性組成物]
本実施形態の2剤型の歯科用硬化性組成物は、(メタ)アクリレートと、ジアシルパーオキサイドを含む第1剤と、(メタ)アクリレートと、芳香族第3級アミンを含む第2剤を有するため、硬化体の曲げ強さが向上する。また、第1剤及び/又は第2剤は、一般式(1)
Figure 0007220278000002
(式中、Rは、水素原子又はメチル基であり、Rは、加水分解することが可能な基であり、Rは、炭素数が1以上6以下の炭化水素基であり、pは2又は3であり、qは6以上13以下の整数である。)
で表されるシランカップリング剤で表面処理されているアイオノマーガラス粒子をさらに含むため、本実施形態の2剤型の歯科用硬化性組成物の保存安定性が向上する。
[(表面処理されていない)アイオノマーガラス粒子]
アイオノマーガラス粒子は、式
S(pH)-R(pH)
(式中、R(pH)は、蒸留水とエタノールを体積比1:1で混合した後、リン酸を溶解させることで、23℃におけるpHを2.50±0.03に調整した酸性溶液のpHであり、S(pH)は、アイオノマーガラス粒子1.0gが酸性溶液20gに分散している分散液の23℃におけるpHである。)
により算出されるpHの差分値が0.2以上であることが好ましく、0.35以上であることがさらに好ましい。アイオノマーガラス粒子のpHの差分値が0.2以上であると、本実施形態の2剤型の歯科用硬化性組成物の保存安定性がさらに向上する。
アイオノマーガラスとしては、例えば、フルオロアルミノシリケートガラス;亜鉛、ケイ素及びフッ素を含むガラス(以下、亜鉛フッ素ガラスという)(例えば、国際公開第2006/050829号、国際公開第2017/168336号参照)等が挙げられる。
なお、アイオノマーガラス粒子は、二種以上を併用してもよい。
(フルオロアルミノシリケートガラス)
フルオロアルミノシリケートガラス中のケイ素の含有量は、酸化ケイ素(SiO)に換算した量で、20~50質量%であることが好ましく、20~35質量%であることがさらに好ましい。
フルオロアルミノシリケートガラス中のアルミニウムの含有量は、酸化アルミニウム(Al)に換算した量で、20~40質量%であることが好ましく、20~30質量%であることがさらに好ましい。
フルオロアルミノシリケートガラス中のリンの含有量は、酸化リン(V)(P)に換算した量で、0~15質量%であることが好ましく、3~10質量%であることがさらに好ましい。
フルオロアルミノシリケートガラス中のストロンチウムの含有量は、酸化ストロンチウム(SrO)に換算した量で、15~40質量%であることが好ましく、15~30質量%であることがさらに好ましい。
フルオロアルミノシリケートガラス中のナトリウムの含有量は、酸化ナトリウム(NaO)に換算した量で、0~15質量%であることが好ましく、1~10質量%であることがさらに好ましい。
フルオロアルミノシリケートガラス中のフッ素(F)の含有量は、1~30質量%であることが好ましく、3~20質量%であることがさらに好ましい。
(亜鉛フッ素ガラス)
亜鉛フッ素ガラス中の亜鉛の含有量は、酸化亜鉛(ZnO)に換算した量で、10~60質量%であることが好ましく、20~55質量%であることがさらに好ましい。
亜鉛フッ素ガラス中のケイ素の含有量は、酸化ケイ素(SiO)に換算した量で、15~50質量%であることが好ましく、20~40質量%であることがさらに好ましい。
亜鉛フッ素ガラス中のフッ素(F)の含有量は、1~30質量%であることが好ましく、3~20質量%であることがさらに好ましい。
亜鉛フッ素ガラス中のカルシウムの含有量は、酸化カルシウム(CaO)に換算した量で、0~30質量%であることが好ましく、5~20質量%であることがさらに好ましい。
亜鉛フッ素ガラス中のリンの含有量は、酸化リン(V)(P)に換算した量で、0~10質量%であることが好ましく、0~5質量%であることがさらに好ましい。
亜鉛フッ素ガラス中のストロンチウムの含有量は、酸化ストロンチウム(SrO)に換算した量で、0~40質量%であることが好ましく、10~30質量%であることがさらに好ましい。
亜鉛フッ素ガラス中のランタンの含有量は、酸化ランタン(La)に換算した量で、0~50質量%であることが好ましく、10~40質量%であることがさらに好ましい。
亜鉛フッ素ガラス中のナトリウムの含有量は、酸化ナトリウム(NaO)に換算した量で、0~15質量%であることが好ましく、1~10質量%であることがさらに好ましい。
亜鉛フッ素ガラス中のカリウムの含有量は、酸化カリウム(KO)に換算した量で、0~10質量%であることが好ましく、1~5質量%であることがさらに好ましい。
亜鉛フッ素ガラス中のアルミニウムの含有量は、酸化アルミニウム(Al)に換算した量で、0~35質量%であることが好ましく、0~0.5質量%であることがさらに好ましい。
[一般式(1)で表されるシランカップリング剤]
一般式(1)におけるRとしては、加水分解してヒドロキシル基を生成することが可能であれば、特に限定されないが、メトキシ基、エトキシ基、ブトキシ基等のアルコキシ基、塩素原子、イソシアネート基等が挙げられる。
一般式(1)におけるRとしては、特に限定されないが、炭素数が1~6のアルキル基、炭素数が2~6のアルケニル基、炭素数が2~6のアルキニル基等が挙げられる。
炭素数が1~6のアルキル基としては、直鎖状、分岐鎖状及び環状のいずれであってもよく、メチル基、エチル基、n-プロピル基、イソプロピル基、n-ブチル基、イソブチル基、sec-ブチル基、tert-ブチル基、n-ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、tert-ペンチル基、n-ヘキシル基、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等が挙げられる。
炭素数が2~6のアルケニル基としては、直鎖状、分岐鎖状及び環状のいずれであってもよく、ビニル基、アリル基、メチルビニル基、ブテニル基、ペンテニル基、ヘキセニル基、シクロプロペニル基、シクロブテニル基、シクロペンテニル基、シクロヘキセニル基等が挙げられる。
炭素数が2~6のアルキニル基としては、直鎖状、分岐鎖状及び環状のいずれであってもよく、エチニル基、1-プロピニル基、2-プロピニル基、1-ブチニル基、1-メチル-2-プロピニル基、2-ブチニル基、3-ブチニル基、1-ペンチニル基、1-エチル-2-プロピニル基、2-ペンチニル基、3-ペンチニル基、1-メチル-2-ブチニル基、4-ペンチニル基、1-メチル-3-ブチニル基、2-メチル-3-ブチニル基、1-ヘキシニル基、2-ヘキシニル基、1-エチル-2-ブチニル基、3-ヘキシニル基、1-メチル-2-ペンチニル基、1-メチル-3-ペンチニル基、4-メチル-1-ペンチニル基、3-メチル-1-ペンチニル基、5-ヘキシニル基、1-エチル-3-ブチニル基等が挙げられる。
一般式(1)におけるqは、6~13の整数であるが、8~13の整数であることが好ましい。
一般式(1)で表されるシランカップリング剤としては、例えば、6-メタクリロイルオキシヘキシルトリメトキシシラン、7-メタクリロイルオキシヘプチルトリメトキシシラン、8-メタクリロイルオキシオクチルトリメトキシシラン、8-アクリロイルオキシオクチルトリメトキシシラン、8-メタクリロイルオキシオクチルトリエトキシシラン、9-メタクリロイルオキシノニルトリメトキシシラン、10-メタクリロイルオキシデシルトリメトキシシラン、11-メタクリロイルオキシウンデシルトリメトキシシラン、11-メタクリロイルオキシウンデシルジクロロメチルシラン、11-メタクリロイルオキシウンデシルトリクロロシラン、11-メタクリロイルオキシウンデシルジメトキシメチルシラン、12-メタクリロイルオキシドデシルトリメトキシシラン、13-メタクリロイルオキシトリデシルトリメトキシシラン等が挙げられる。これらの中でも、8-メタクリロイルオキシオクチルトリメトキシシラン、9-メタクリロイルオキシノニルトリメトキシシラン、10-メタクリロイルオキシデシルトリメトキシシラン、11-メタクリロイルオキシウンデシルトリメトキシシランが好ましい。
なお、一般式(1)で表されるシランカップリング剤は、二種以上を併用してもよい。
[アイオノマーガラス粒子の表面処理方法]
アイオノマーガラス粒子を表面処理する方法としては、例えば、アイオノマーガラス粒子を混合槽で攪拌しながら、一般式(1)で表されるシランカップリング剤を溶媒で希釈した溶液を噴霧し、加熱乾燥させる方法、アイオノマーガラス粒子及び一般式(1)で表されるシランカップリング剤を溶媒中で攪拌混合した後、加熱乾燥させる方法等が挙げられる。
アイオノマーガラス粒子に対する一般式(1)で表されるシランカップリング剤の質量比は、0.005~0.15であることが好ましく、0.01~0.13であることがさらに好ましい。
[表面処理されているアイオノマーガラス粒子]
表面処理されているアイオノマーガラス粒子の体積中位粒径は、0.1~1.5μmであることが好ましく、0.3~1.2μmであることがさらに好ましい。表面処理されているアイオノマーガラス粒子の体積中位粒径が0.1μm以上であると、本実施形態の2剤型の歯科用硬化性組成物の硬化体の曲げ強さがさらに向上し、1.5μm以下であると、本実施形態の2剤型の歯科用硬化性組成物の硬化体の切削感が向上する。
本実施形態の2剤型の歯科用硬化性組成物中の表面処理されているアイオノマーガラス粒子の含有量は、20~90質量%であることが好ましく、40~85質量%であることがさらに好ましい。本実施形態の2剤型の歯科用硬化性組成物中の表面処理されているアイオノマーガラス粒子の含有量が20質量%以上であると、本実施形態の2剤型の歯科用硬化性組成物の硬化体の曲げ強さがさらに向上し、90質量%以下であると、本実施形態の2剤型の歯科用硬化性組成物の操作性が向上する。
[(メタ)アクリレート]
本明細書及び特許請求の範囲において、(メタ)アクリレートとは、メタクリロイルオキシ基及び/又はアクリロイルオキシ基(以下、(メタ)アクリロイルオキシ基という)を1個以上有する化合物(例えば、モノマー、オリゴマー、プレポリマー等)を意味する。
なお、(メタ)アクリレートは、二種以上を併用してもよい。
本実施形態の2剤型の歯科用硬化性組成物中の(メタ)アクリレートの含有量は、10~60質量%であることが好ましく、15~50質量%であることがさらに好ましい。本実施形態の2剤型の歯科用硬化性組成物中の(メタ)アクリレートが10質量%以上であると、本実施形態の2剤型の歯科用硬化性組成物の操作性がさらに向上し、60質量%以下であると、本実施形態の2剤型の歯科用硬化性組成物の硬化体の曲げ強さがさらに向上する。
(メタ)アクリレートは、酸基を有さないことが好ましい。
酸基を有さない(メタ)アクリレートとしては、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、n-ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3-ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2-メトキシエチル(メタ)アクリレート、2-エトキシエチル(メタ)アクリレート、2-メチルヘキシル(メタ)アクリレート、2-エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシ-1,3-ジ(メタ)アクリロイルオキシプロパン、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、1,3-ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,4-ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6-ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールエタントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、トリメチロールメタントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ポリブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールAジグリシジル(メタ)アクリレート、ジ-2-(メタ)アクリロイルオキシエチル-2,2,4-トリメチルヘキサメチレンジカルバメート、1,3,5-トリス[1,3-ビス{(メタ)アクリロイルオキシ}-2-プロポキシカルボニルアミノヘキサン]-1,3,5-(1H,3H,5H)トリアジン-2,4,6-トリオン、2,2-ビス[4-(3-(メタ)アクリロイルオキシ-2-ヒドロキシプロピル)]フェニルプロパン、N,N’-(2,2,4-トリメチルヘキサメチレン)ビス〔2-(アミノカルボキシ)プロパン-1,3-ジオール〕テトラメタクリレート、2,2’-ビス(4-ヒドロキシシクロヘキシル)プロパンと2-オキシパノンとヘキサメチレンジイソシアネートと2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートとからなるウレタンオリゴマーの(メタ)アクリレート、1,3-ブタンジオールとヘキサメチレンジイソシアネートと2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートとからなるウレタンオリゴマーの(メタ)アクリレート等が挙げられる。
酸基を有さない(メタ)アクリレートは、(メタ)アクリロイルオキシ基を2個以上有することが好ましい。これにより、本実施形態の2剤型の歯科用硬化性組成物の硬化体の曲げ強さがさらに向上する。
[ジアシルパーオキサイド]
ジアシルパーオキサイドとしては、例えば、ベンゾイルパーオキサイド、2,4-ジクロロベンゾイルパーオキサイド、m-トルオイルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサイド等が挙げられる。
なお、ジアシルパーオキサイドは、二種以上を併用してもよい。
本実施形態の2剤型の歯科用硬化性組成物中のジアシルパーオキサイドの含有量は、0.05~1.5質量%であることが好ましく、0.2~1.2質量%であることがさらに好ましい。本実施形態の2剤型の歯科用硬化性組成物中のジアシルパーオキサイドの含有量が0.1質量%以上であると、本実施形態の2剤型の歯科用硬化性組成物の硬化体の曲げ強さがさらに向上し、1.5質量%以下であると、本実施形態の2剤型の歯科用硬化性組成物の保存安定性がさらに向上する。
[芳香族第3級アミン]
芳香族第3級アミンとしては、例えば、N,N-ジメチル-p-トルイジン、N,N-ジメチルアニリン、N-メチル-N-β-ヒドロキシアニリン、N,N-ジ(β-ヒドロキシエチル)-アニリン、N,N-ジ(β-ヒドロキシエチル)-p-トルイジン、N,N-ジ(β-ヒドロキプロピル)-アニリン、N,N-ジ(β-ヒドロキシプロピル)-p-トルイジン、N,N-ジメチルアミノ安息香酸エチル、N,N-ジメチルアミノ安息香酸イソアミル等が挙げられる。
なお、芳香族第3級アミンは、二種以上を併用してもよい。
本実施形態の2剤型の歯科用硬化性組成物中の芳香族第3級アミンの含有量は、0.05~1.5質量%であることが好ましく、0.2~1.2質量%であることがさらに好ましい。本実施形態の2剤型の歯科用硬化性組成物中の芳香族第3級アミンの含有量が0.05質量%以上であると、本実施形態の2剤型の歯科用硬化性組成物の硬化体の曲げ強さがさらに向上し、1.5質量%以下であると、本実施形態の2剤型の歯科用硬化性組成物の保存安定性がさらに向上する。
[光重合開始剤]
本実施形態の2剤型の歯科用硬化性組成物は、光重合開始剤をさらに含んでいてもよい。
なお、本実施形態の2剤型の歯科用硬化性組成物が光重合開始剤を含む場合、本実施形態の2剤型の歯科用硬化性組成物は、光重合促進剤をさらに含んでいてもよい。
[フィラー]
本実施形態の2剤型の歯科用硬化性組成物は、表面処理されているアイオノマーガラス粒子以外のフィラー(以下、フィラーという)をさらに含んでいてもよい。これにより、本実施形態の2剤型の歯科用硬化性組成物の粘度を調整することができる。
フィラーは、有機フィラー及び無機フィラーのいずれであってもよいが、無機フィラーであることが好ましい。
無機フィラーとしては、例えば、シリカ粒子、アルミナ粒子、ガラス粒子(例えば、バリウムガラス粒子、ストロンチウムガラス粒子)等が挙げられる。
無機フィラーは、必要に応じて、シランカップリング剤等の表面処理剤で表面処理されていてもよい。
なお、フィラーは、二種以上を併用してもよい。
本実施形態の2剤型の歯科用硬化性組成物中のフィラーの含有量は、0.05~10質量%であることが好ましく、0.1~3質量%であることがさらに好ましい。
[他の成分]
本実施形態の2剤型の歯科用硬化性組成物は、重合禁止剤等をさらに含んでいてもよい。
重合禁止剤としては、例えば、ジブチルヒドロキシトルエン、2,6-t-ブチル-2,4-キシレノール等が挙げられる。
なお、重合禁止剤は、二種以上を併用してもよい。
本実施形態の2剤型の歯科用硬化性組成物中の重合禁止剤の含有量は、0~0.5質量%であることが好ましく、0~0.2質量%であることがさらに好ましい。
[2剤型の歯科用硬化性組成物の使用方法]
2剤型の歯科用硬化性組成物は、例えば、第1剤及び第2剤が充填されているシリンジと、シリンジの後端側からシリンジに嵌め込まれているプランジャーと、シリンジの先端部に装着されるニードルチップを有するパッケージとして、提供することができる。例えば、パッケージは、並列に連結されている2つのシリンジ及び並列に連結されている2つのプランジャーを有し、両方のシリンジの先端部に、スタティックミキサーが備えられている。
ここで、ニードルチップが有するニードルの内径は、通常、0.3~0.9mmである。
[2剤型の歯科用硬化性組成物の用途]
本実施形態の2剤型の歯科用硬化性組成物は、例えば、支台歯形成用コンポジットレジン、レジンセメント、充填用コンポジットレジン等に適用することができる。
以下、本発明の実施例を説明するが、本発明は、実施例に限定されない。
[実施例1~11、比較例1、2]
表1に示す配合量[質量%]で、(メタ)アクリレートと、化学重合開始剤における酸化剤又は還元剤と、重合禁止剤と、フィラーを混合し、ペーストA及びペーストB(2剤型のコンポジットレジン)を作製した。
なお、表1における略称の意味及び作製方法は、以下の通りである。
UDMA:ジ-2-メタクリロイルオキシエチル-2,2,4-トリメチルヘキサメチレンジカルバメート
GDMA:2-ヒドロキシ-1,3-ジメタアクリロイルオキシプロパン
TEGDMA:トリエチレングリコールジメタクリレート
bis-MEPP:2,2-ビス[4-(メタクリロイルオキシエトキシ)フェニル]プロパン
DEPT:N,N-ジヒドロキシエチル-p-トルイジン
BPO:過酸化ベンゾイル
CHP:クメンヒドロペルオキシド
BDMF:2-tert-ブチル-4,6-ジメチルフェノール
BHT:ジブチルヒドロキシトルエン
シリカ粒子:親水性ヒュームドシリカOX50(日本アエロジル製)
(MOTS処理アイオノマーガラス粒子Aの作製方法)
無水ケイ酸(SiO)、フッ化アルミニウム(AlF)、酸化リン(P)、フッ化ストロンチウム(SrF)、フッ化ナトリウム(NaF)を所定の比率で配合した後、乳鉢で十分に混合し、原料組成物を得た。次に、原料組成物を磁性るつぼに入れた後、電気炉内に静置した。次に、電気炉を1200℃~1400℃まで昇温し、原料組成物を溶融させて均質化した後、空気中で放冷し、フルオロアルミノシリケートガラスを得た。次に、ボールミルを用いて、フルオロアルミノシリケートガラスを20時間粉砕した後、120メッシュの篩いを通過させ、フルオロアルミノシリケートガラス粒子、即ち、アイオノマーガラス粒子Aを得た。アイオノマーガラス粒子Aは、pHの差分値が0.38であった。また、蛍光X線分析装置ZSX Primus II(リガク製)を用いて、アイオノマーガラス粒子Aの組成を分析したところ、SiO(31.1質量%)、Al(26.1質量%)、NaO(6.5質量%)、P(3.3質量%)、SrO(19.2質量%)、F(13.8質量%)であった。
アイオノマーガラス粒子A(100質量部)と、8-メタクリロイルオキシオクチルトリメトキシシラン(MOTS)(2質量部)を混合した後、加熱乾燥させ、MOTSで表面処理されているアイオノマーガラス粒子A、即ち、MOTS処理アイオノマーガラス粒子Aを得た。MOTS処理アイオノマーガラス粒子Aは、体積中位粒径が0.8μmであった。
(MOTS処理アイオノマーガラス粒子Bの作製方法)
酸化亜鉛(ZnO)、無水ケイ酸(SiO)、フッ化カルシウム(CaF)、リン酸カルシウム(Ca(PO)、フッ化ストロンチウム(SrF)、酸化リン(P)、酸化ランタン(La)、フッ化ナトリウム(NaF)及び炭酸水素カリウム(KHCO)を所定の比率で配合した後、乳鉢を用いて、十分に混合し、原料組成物を得た。次に、原料組成物を白金るつぼに入れた後、電気炉内に設置した。次に、電気炉を1300℃まで昇温し、原料組成物を溶融させて均質化した後、水中に流し出し、塊状の亜鉛フッ素ガラスを得た。次に、塊状の亜鉛フッ素ガラスを、アルミナ製のボールミルを用いて、20時間粉砕した後、120メッシュの篩を通過させ、亜鉛フッ素ガラス粒子、即ち、アイオノマーガラス粒子Bを得た。アイオノマーガラス粒子Bは、pHの差分値が0.57であった。また、蛍光X線分析装置ZSX Primus II(リガク製)を用いて、アイオノマーガラス粒子Bの組成を分析したところ、ZnO(25.2質量%)、SiO(26.8質量%)、F(5.8質量%)、CaO(6.6質量%)、La(33.2質量%)、KO(2.2質量%)、Al(0.2質量%)であった。
アイオノマーガラス粒子Aの代わりに、アイオノマーガラス粒子Bを用いた以外は、MOTS処理アイオノマーガラス粒子Aと同様にして、MOTSで表面処理されているアイオノマーガラス粒子B、即ち、MOTS処理アイオノマーガラス粒子Bを得た。MOTS処理アイオノマーガラス粒子Bは、体積中位粒径が0.8μmであった。
(MPTS処理アイオノマーガラス粒子Aの作製)
MOTSの代わりに、3-メタクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン(MPTS)を用いた以外は、MOTS処理アイオノマーガラス粒子Aと同様にして、MPTSで表面処理されているフルオロアルミノシリケートガラス粒子、即ち、MPTS処理アイオノマーガラス粒子Aを得た。MPTS処理アイオノマーガラス粒子Aは、体積中位粒径が0.8μmであった。
(MOTS処理バリウムガラス粒子の作製)
アイオノマーガラス粒子Aの代わりに、バリウムガラス粒子G018-053 Ultra Fine 0.7(ショット製)を用いた以外は、MOTS処理アイオノマーガラス粒子Aと同様にして、MOTSで表面処理されているバリウムガラス粒子、即ち、MOTS処理バリウムガラス粒子を得た。バリウムガラス粒子は、pHの差分値が0.09であった。また、MOTS処理バリウムガラス粒子は、体積中位粒径が0.7μmであった。
(ガラス粒子の体積中位粒径の測定方法)
0.2質量%ヘキサメタリン酸ナトリウム水溶液20mLにガラス粒子15mgを添加した後、超音波分散機を用いて、30分間分散させて、ガラス粒子の分散液を得た。次に、レーザ回折/散乱式粒子径分布測定装置LA-950(HORIBA製)を用いて、ガラス粒子の体積中位粒径を測定した。
[pHの差分値]
内径40mm、高さ75mmのガラス瓶内で、蒸留水とエタノールを体積比1:1で混合した後、リン酸を溶解させることで、23℃におけるpHを2.50±0.03(R(pH))に調整し、酸性溶液を得た。
表面処理されていないガラス粒子1.0gを酸性溶液20gに添加し、直径7mm、長さ20mmの攪拌子を用いて、回転数300rpmで2分間攪拌した直後に、23℃におけるpH(S(pH))を測定した。次に、式
S(pH)-R(pH)
により、pHの差分値を算出した。
次に、2剤型のコンポジットレジンの保存安定性、硬化体の曲げ強さ、硬化体の切削感を評価した。
[2剤型のコンポジットレジンの保存安定性]
23℃で12ヶ月保管する前後の2剤型のコンポジットレジンの硬化時間を、以下のようにして測定し、2剤型のコンポジットレジンの保存安定性を評価した。なお、23℃で12ヶ月保管する前後の2剤型のコンポジットレジンの硬化時間の変化が±100秒以内である場合を合格とする。
[2剤型のコンポジットレジンの硬化時間]
ペーストA及びペーストBを質量比1:1で採取した後、10秒間練和した。次に、ペーストA及びペーストBの練和物を、直径4mm、高さ4mmの円柱金型に充填した後、放射温度計を用いて、ペーストA及びペーストBの練和物の硬化に伴う温度変化を測定した。ここで、ペーストA及びペーストBの練和を開始してから、ペーストA及びペーストBの練和物の温度が最も高くなるまでの時間を硬化時間とした。なお、2剤型のコンポジットレジンの硬化時間が180秒以上であれば、臨床上、問題はない。
[2剤型のコンポジットレジンの硬化体の曲げ強さ]
ペーストA及びペーストBを質量比1:1で採取した後、10秒間練和した。次に、ペーストA及びペーストBの練和物を、2mm×2mm×25mmの角柱金型に充填した後、37℃で1時間保管し、ペーストA及びペーストBの練和物を硬化させた。次に、ペーストA及びペーストBの練和物の硬化体を角柱金型から取り外した後、バリを除去し、2剤型のコンポジットレジンの硬化体を得た。次に、2剤型のコンポジットレジンの硬化体を37℃の水中に23時間浸漬した後、オートグラフを用いて、クロスヘッドスピード1.0mm/minの条件で、2剤型のコンポジットレジンの硬化体の曲げ強さを測定した。なお、2剤型のコンポジットレジンの硬化体の曲げ強さが140MPa以上である場合を合格とした。
[2剤型のコンポジットレジンの硬化体の切削感]
ペーストA及びペーストBを質量比1:1で採取した後、10秒間練和した。次に、ペーストA及びペーストBの練和物を、直径6.5mm、高さ20mmの円柱金型に充填した後、37℃で1時間保管し、ペーストA及びペーストBの練和物を硬化させた。次に、セラスマート プレパレーション バーセット BR2(ジーシー製)を用いて、2剤型のコンポジットレジンの硬化体を切削し、2剤型のコンポジットレジンの硬化体の切削感を評価した。なお、2剤型のコンポジットレジンの硬化体の切削感が牛歯象牙質と同等以上である場合を合格とした。
表1に、2剤型のコンポジットレジンの保存安定性、硬化体の曲げ強さ、硬化体の切削感の評価結果を示す。
Figure 0007220278000003
表1から、実施例1~11の2剤型のコンポジットレジンは、保存安定性及び硬化体の曲げ強さが高いことがわかる。
これに対して、比較例1の2剤型のコンポジットレジンは、8-メタクリロイルオキシオクチルトリメトキシシランで表面処理されているバリウムガラス粒子(MOTS処理バリウムガラス粒子)を含むため、保存安定性が低い。
また、比較例2の2剤型のコンポジットレジンは、3-メタクリロイルオキシプロピルトリメトキシシランで表面処理されているフルオロアルミノシリケートガラス粒子(MPTS処理アイオノマーガラス粒子)を含むため、保存安定性及び硬化体の曲げ強さが低い。
本願は、日本特許庁に2019年3月27日に出願された基礎出願2019-061732号の優先権を主張するものであり、その全内容を参照によりここに援用する。

Claims (7)

  1. (メタ)アクリレートと、ジアシルパーオキサイドを含む第1剤と、
    (メタ)アクリレートと、芳香族第3級アミンを含む第2剤を有し、
    前記第1剤及び/又は前記第2剤は、一般式(1)
    Figure 0007220278000004
    (式中、Rは、水素原子又はメチル基であり、Rは、加水分解することが可能な基であり、Rは、炭素数が1以上6以下の炭化水素基であり、pは2又は3であり、qは以上13以下の整数である。)
    で表されるシランカップリング剤で表面処理されているアイオノマーガラス粒子をさらに含む、2剤型の歯科用硬化性組成物。
  2. 前記表面処理されていない前記アイオノマーガラス粒子は、式
    S(pH)-R(pH)
    (式中、R(pH)は、蒸留水とエタノールを体積比1:1で混合した後、リン酸を溶解させることで、23℃におけるpHを2.50土0.03に調整した酸性溶液のpHであり、S(pH)は、該酸性溶液20gに、前記表面処理されていない前記アイオノマーガラス粒子1.0gが分散している分散液の23℃におけるpHである。)
    により算出されるpHの差分値が0.2以上である、請求項1に記載の2剤型の歯科用硬化性組成物。
  3. 前記表面処理されているアイオノマーガラス粒子は、体積中位粒径が0.1μm以上1.5μm以下である、請求項1に記載の2剤型の歯科用硬化性組成物。
  4. 前記表面処理されているアイオノマーガラス粒子の含有量が20質量%以上90質量%以下である、請求項1に記載の2剤型の歯科用硬化性組成物。
  5. 前記ジアシルパーオキサイドの含有量が0.1質量%以上1.5質量%以下である、請求項1に記載の2剤型の歯科用硬化性組成物。
  6. 前記芳香族第3級アミンの含有量が0.1質量%以上1.5質量%以下である、請求項1に記載の2剤型の歯科用硬化性組成物。
  7. 支台歯の形成に用いられる、請求項1に記載の2剤型の歯科用硬化性組成物。
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