JP7217616B2 - 遮音パネル及び遮音壁 - Google Patents

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Description

本発明は、道路や鉄道に設置される遮音パネル及び遮音壁の構造に関するものである。
従来、騒音の抑制のために道路や鉄道などに沿って遮音壁が設置されている。遮音壁は、例えば道路においては、路肩に沿って壁状に設けられており、道路を走行する車両の走行に伴う騒音を道路の外部に漏れるのを抑制するものである。
鉄道の軌道に遮音パネルの吸音面を向けて設置されている遮音壁であって、吸音面の表面を多孔板、背面側を鋼板により構成された扁平ボックスの内部にグラスウールなどの吸音材を充填したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
道路や鉄道に設置される遮音壁であって、立設されたH形鋼に、箱枠内に吸音材を充填したパネル状の吸音板を上下に複数段重ねるようにして取り付けた遮音壁がある(例えば、特許文献2参照)。これらの遮音壁は、例えば、前面に多数の吸音孔が穿設された箱形状のパネルの内部にグラスウールや石綿、ポリエステル等の吸音材を内蔵したり、あるいは、ルーバー等でこれらを挟むようにしており、この吸音材に騒音を吸収させることによって、道路等を走行する車両の騒音を道路の外部に漏れるのを抑制する。
特許第3660335号公報 特開2004-132018号公報
特許文献1や特許文献2の遮音壁は、吸音材によって騒音を吸収しようとしており、金属の板材により吸音材を正面側及び背面側から挟み込んで構成されているため、構造が複雑になり、製造も難しくコストが増加するという課題があった。
さらに、グラスウールや石綿、ポリエステル等の吸音材を用いた場合、これらは保水性があるため、雨水や雪の水分を吸収し、吸音性能が一時的に低下するという課題があった。また、この水分の吸収によって吸音材が劣化し、吸音性能を長期に渡って維持することが難しくなり、補修や交換などのメンテナンスを頻繁に行わなければならないという課題があった。
また、遮音壁が破損した場合には、吸音材を産業廃棄物として処分しなければならないため、処理コストも高くなるという課題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、優れた遮音性を発揮し、この遮音性を長期間維持でき、組立て作業性に優れるとともに簡単に製造することができ、処分も容易に行うことができる遮音パネル及び遮音壁を提供することを目的とする。
上記従来技術の課題を解決するための手段として、本発明に係る遮音パネルは、音源側に向けられる一方の表面の一部を構成する正面板と、前記音源側に向けられる面に前記正面板が接合され、前記音源側とは反対側の表面を構成する背面板と、を備え、前記背面板は、金属の板材を折り曲げて形成され、道路が延びる方向に対し垂直な断面において、上下方向の一方の端部である背面板第1端部及び他方の端部である背面板第2端部と、前記背面板第1端部と前記背面板第2端部との間に前記音源側に向かう突出部と、前記突出部と前記背面板第1端部との間、及び前記突出部と前記背面板第2端部との間に設けられた平板状の2つの背面板基板部と、を備え、前記背面板第1端部及び前記背面板第2端部は、前記2つの背面板基板部のそれぞれの端において前記音源側に折り曲げられ前記音源側に延び、先端が前記正面板よりも前記音源側に位置し、前記突出部は、前記2つの背面板基板部のそれぞれに対し前記音源側に突出しており、前記正面板は、金属の平板又は金属の板材を折り曲げて形成されており、中央部が前記突出部の先端に接合され、前記断面において一方の端部である正面板第1端部及び他方の端部である正面板第2端部を備え、前記正面板第1端部及び前記正面板第2端部は、前記2つの背面板基板部から前記音源側に所定の距離を持って配置され、前記正面板と前記背面板とは、前記正面板側から見たときに前記正面板により前記背面板の一部が遮蔽された領域を形成し、前記断面において当該正面板と当該背面板とに囲まれ一方が開口されて形成された消音部を形成し、前記消音部は、前記正面板、前記突出部、及び前記2つの背面板基板部のうち一方により囲まれて形成され、前記消音部の開口部は、前記正面板の上下方向の端と前記2つの背面板基板部のうち一方とにより形成されたものである。
また、本発明に係る遮音パネルは、音源側に向けられる一方の表面の一部を構成する正面板と、前記音源側に向けられる面に前記正面板が接合され、前記音源側とは反対側の表面を構成する背面板と、を備え、前記背面板は、金属の板材を折り曲げて形成され、道路が延びる方向に対し垂直な断面において、上下方向の一方の端部である背面板第1端部及び他方の端部である背面板第2端部と、前記背面板第1端部と前記背面板第2端部との間に前記音源側に向かう突出部と、前記突出部と前記背面板第1端部との間、及び前記突出部と前記背面板第2端部との間に設けられた平板状の2つの背面板基板部と、を備え、前記背面板第1端部及び前記背面板第2端部は、前記2つの背面板基板部のそれぞれの端において前記音源側に折り曲げられ前記音源側に延び、先端が前記正面板よりも前記音源側に位置し、前記突出部は、前記2つの背面板基板部に対し前記音源側に突出しており、前記正面板は、金属の板材を折り曲げてコ字形状に形成されており、前記2つの背面板基板部のうち一方に接合された固定部と、前記2つの背面板基板部のうち一方から前記音源側に所定の距離をもって配置された先端部と、を備え、前記正面板の前記先端部は、前記突出部の先端よりも前記音源側に位置し、前記正面板と前記背面板とは、前記正面板側から見たときに前記正面板により前記背面板の一部が遮蔽された領域を形成し、前記断面において当該正面板と当該背面板とに囲まれ一方が開口されて形成された消音部を形成し、前記消音部は、前記正面板及び前記2つの背面板基板部のうち一方により囲まれて形成され、前記消音部の開口部は、前記正面板の先端部、前記背面板第1端部、前記背面板第2端部、又は突出部と、により形成されたものである。
本発明に係る遮音壁は、上記の遮音パネルを上下方向に複数積み重ねて構成される。
本発明によれば、音源から遮音パネルに到った音の一部を消音する消音部を備え、遮音パネルの反射音を抑制する。また、遮音パネルは、音源側の正面板と背面側の背面板との簡易な構造であるため、遮音性及び消音性も長期間維持することができ、製造及び処分も容易である。
実施の形態1に係る遮音壁の斜視図である。 実施の形態1に係る遮音壁の遮音パネルの断面構造の説明図である。 実施の形態1に係る遮音壁の騒音の反射の説明図である。 実施の形態1の比較例の遮音壁の騒音の反射の説明図である。 実施の形態2に係る遮音パネルの断面構造の説明図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、各図中、同一または相当する部分には、同一符号を付して、その説明を適宜省略または簡略化する。また、各図に記載の構成について、その形状、大きさ、及び配置等は、本発明の範囲内で適宜変更することができる。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る遮音壁100の斜視図である。遮音壁100は、例えば高速道路や鉄道などの路側に立設されるものであり、道路や軌道を走行する車両90(図3参照)から発生する騒音の音波が外部に漏れるのを抑制するものである。
遮音壁100は、2本の支柱1の間に遮音パネル10を取り付けて構成される。支柱1は、例えば断面がH型の鋼材であり、フランジ部2の間にウェブ部3が渡されている形状になっている。遮音パネル10は、2つのフランジ部2の間に挿入されて支柱1に取り付けられる。遮音パネル10は、2つの支柱1の間に複数積み重ねられて遮音壁100を構成する。図1に示される遮音壁100は、2つの支柱1の間に複数の遮音パネル10を取り付けて構成されたものを示しているが、実際には高速道路や鉄道の軌道に沿って連続して複数設置されるものである。実施の形態1においては、遮音壁100が道路の路側に設置された場合を例にして説明する。また、実施の形態1において遮音パネル10は、長手方向が道路が延びる方向に沿って配置されている。
(正面板20)
図2は、実施の形態1に係る遮音壁100の遮音パネル10の断面構造の説明図である。遮音パネル10は、道路側を向いた表面の少なくとも一部を形成する正面板20と、道路とは反対側を向いた表面を形成する背面板30とを組み合わせて形成される。正面板20及び背面板30は、図2に示される断面形状を長手方向に連続させた形状を有する。正面板20は、断面における一方の端部である上端部21と他方の端部である下端部22との間に位置する中央部24が背面板30に形成された突出部35に固定されている。上端部21は、突出部35よりも上方に位置し、下端部22は、突出部35よりも下方に位置している。正面板20と背面板30との固定は、例えばブラインドリベットにより行われるが、その他にボルト締結、溶接などの手段を用いて固定を行っても良い。なお、正面板20の上端部21は、正面板第1端部と称し、正面板20の下端部22は正面板第2端部と称する場合がある。
実施の形態1において、正面板20は、上端部21に到る途中で背面板30側に折り曲げられており、上端部21の先端が背面板30の背面板基板部38から所定の間隔を持って位置する。正面板20の上端部21の先端と背面板30の背面板基板部38とにより構成される開口を、開口部25と称する。
また、正面板20は、下端部22に到る途中で背面板30側に折り曲げられており、下端部22の先端が背面板30の背面板基板部39から所定の間隔を持って位置する。正面板20の下端部22の先端と背面板30の背面板基板部39とにより構成される開口を、開口部26と称する。
正面板20は、厚さが例えば0.6mm程度の鋼板で構成される。また、正面板20の材質は、例えば黒ZAM(登録商標)等の表面の意匠性が高く、耐食性に優れためっき鋼板を適用するのが好ましい。
(背面板30)
背面板30は、鋼板を折り曲げて形成されている。背面板30の上端部及び下端部は、正面板20側に折り曲げられて突出し、上面部36と下面部37とが形成されている。上面部36と下面部37とは、遮音パネル10の上端面および下端面を構成し、遮音パネル10が上下に積み重ねられた時に形状が組み合わさるように、背面側から正面側に向かうに従い上方向に傾斜している。また、背面板30は、下面部37が正面側に向かうに従い上方向に傾斜しているため、雨水等を排出するための排出孔(図示無し)を備えていても良い。なお、この排出孔は、背面板30に設けられる代わりに、正面板20及び背面板30の長手方向端部に接合されている側面板40に設けられても良い。
上面部36と下面部37とは、先端に正面板20側を向いた平坦な面が形成されている。下面部37の先端は、図2に示される断面において下方に折り曲げられタブ部32を形成している。タブ部32は、2つの遮音パネル10が上下方向に重ねられた時に、背面板30の上面部36の先端折り曲げ部31と図2の左右方向に重なる。この構成により、2つの遮音パネル10は、互いに位置決めされ、表面に段差が生じることなく組み合わせることができる。また、タブ部32は、上下の遮音パネル10の間の隙間を覆い隠すことができる。なお、背面板30の上端部を背面板第1端部と称し、下端部を背面板第2端部と称する場合がある。
背面板30は、遮音パネル10の背面側の表面を構成している背面板基板部38、39を備える。背面板基板部38、39は、平板状に形成されている。背面板基板部38と背面板基板部39との間には正面板20側に向かう突出部35を有する。突出部35は、背面板30の上下方向の中央部に形成されている。突出部35は、正面板20側に向かって傾斜して延びる2つの斜面部33を有し、斜面部33の先端に平坦な面が形成され、その面に正面板20の中央部24が当接している。正面板20の中央部24と背面板30の突出部35との当接部は、ブラインドリベット等により固定される。
正面板20及び背面板30は、厚さを0.25mm~3.2mmの間に設定することができる。例えば、正面板20の板厚は0.6mmとし、背面板30の板厚は1.6mmとして構成されている。正面板20及び背面板30の材質は、例えば黒ZAM(登録商標)等の表面の意匠性が高く、耐食性に優れためっき鋼板を適用するのが好ましい。正面板20及び背面板30は、ZAM(登録商標)鋼板以外にも耐食性に優れためっき鋼板を用いても良い。
また、従来の遮音壁として用いられている統一板(標準型)と呼ばれる標準的な遮音パネルは、開口が設けられた正面板と背面板とを組み合わせ、内部に吸音部材を備える。この従来の遮音パネルは、正面板の材質としてアルミが用いられ、背面板の材質としてめっき鋼板が用いられている。このような異種金属を組み合わせた場合、正面板と背面板との接触部で腐食が生じる場合がある。これに対し、実施の形態1に係る遮音パネル10においては、正面板20及び背面板30に同じ材質を用いているため、異種金属接触による腐食のリスクが減少する。ただし、遮音パネル10は、同種金属のみで構成されるものに限定されず、異種金属を材質とする部材を含んでいても良い。遮音パネル10に使用できる金属としては、例えばステンレス、アルミ、めっき鋼板等がある。
(遮音壁100の作用)
図3は、実施の形態1に係る遮音壁100の騒音の反射の説明図である。遮音壁100は、道路などの路側に立設されており、道路91を走行する車両90の走行音や排気音などの騒音を外部に漏れるのを抑制する。つまり、図3において、遮音壁100は、遮音壁100の背面側の領域に道路側からの音波が届きにくくする働きがある。遮音パネル10は、2つの支柱1の間に複数積み重ねられて遮音壁100を構成する。遮音パネル10の下端部の道路91側には、下方に延びるタブ部32(図2参照)が形成されており、上下の遮音パネル10同士の間の隙間を塞ぐ様に構成されている。この構成により、上下に積み重ねられた遮音パネル10の隙間を音波が通過するのを防止する。
遮音壁100の各遮音パネル10は、道路側に正面板20を向けて設置されている。図3に示される各矢印は、車両90から発生する騒音の音波を模式的に表している。音源Pからの音波は、音源Pを中心として全方向に拡散する。遮音壁100側に進んだ音波は、各遮音パネル10の正面板20又は背面板30に当たり入射した各点において入射角と同じ角度で反射される。なお、図3において示された遮音パネル10のうち、一番下段を遮音パネル10A、中段を遮音パネル10B、上段を遮音パネル10Cと称する。例えば、最も道路91の表面に近い位置に配置されている遮音パネル10Aに反射された音波は、概ねそのまま音源Pに向かって進むように反射される。これらの反射した音波は、道路91の表面や道路を走行する車両90に反射したり、又は道路の反対側の遮音壁100に当たり、反射を繰り返して徐々に減衰する。
また、遮音パネル10は、正面板20と背面板30とにより形成される開口部25、26を備える。各遮音パネル10は、音波を反射及び消音するものであり、背面板30と正面板20とにより囲まれ一方が開口された空間である第1消音部27及び第2消音部28を有する。音源Pから出た音波のうち一部は、開口部25、26から第1消音部27及び第2消音部28の内部に入ることにより消音される。第1消音部27及び第2消音部28には、吸音材などの充填物を設置する必要がなく、遮音パネル10は、簡易な構成で耐久性も高い。さらに、事故により正面板20のみが破損した場合においても正面板20のみの取り替えが可能であるため、遮音パネル10は、補修が容易になるという利点がある。
また、中段に配置されている遮音パネル10Bは、音源Pよりも上方に位置するため、反射された音波は、概ね上方に向かって反射される。遮音パネル10の背面板30は、道路91側からみて凹形状に形成されており、更に中央部に突出部35が形成され、突出部35の先端に正面板20が固定されている。そのため、各点において反射される方向は、遮音パネル10の道路91側を向いた面の形状により分散して反射される。また、音波のうち一部は、正面板20、突出部35、及び背面板基板部38に囲まれた第1消音部27、又は正面板20、突出部35、及び背面板基板部39に囲まれた第2消音部28に入る。
第1消音部27は、上方に開口されている。つまり、正面板20と背面板30は、断面において一方が開口された袋形状の空間を形成しており、遮音パネル10を正面板20側から見たときに正面板20により遮蔽されるが上方には開放された領域を形成する。第1消音部27は、開口部25に接続された空間であり正面板20と、背面板30と、正面板20及び背面板30の長手方向端部に接合されている側面板40とにより囲まれており、共鳴器を形成している。つまり、第1消音部27は、ヘルムホルツ消音器を構成している。開口部25から入る音波は、開口部25周辺の空気を振動させることにより、音波のエネルギを空気と周辺との摩擦熱に変換する。従って、開口部25に入射する音波は、第1消音部27により消音される。そのため、音源Pから発し、遮音壁100に到達する音波の内の一部は、各遮音パネル10の第1消音部27により消音される。なお、第1消音部27は、上方に開口した袋形状であるため、雨水等を排出させるための排出孔(図示無し)が設けられていても良い。例えば、排出孔は、正面板20及び背面板30の長手方向端部に接合されている側面板40、正面板20、及び背面板30の少なくとも何れかに設けることが出来る。
第2消音部28は、下方に開口されている。つまり、正面板20と背面板30とは、断面において一方が開口された袋形状の空間を形成しており、遮音パネル10を正面板20側から見たときに正面板20により遮蔽されるが下方には開放された領域を形成する。第2消音部28も、開口部26に接続された空間を備える。開口部26と接続された空間は、正面板20と、背面板30と、正面板20及び背面板30の長手方向端部に接合されている側面板40とにより囲まれており、共鳴器を形成している。つまり、第2消音部28は、ヘルムホルツ消音器を構成している。実施の形態1において、第2消音部28は、第1消音部27よりも上下方向の寸法が長く、容積も大きい。共鳴器は、内部の空間の容積により内部の空気の固有振動数が変化するため、消音したい音の周波数帯に応じ容積を設定することができる。実施の形態1においては、第1消音部27の容積が、第2消音部28よりも小さく設定されているが、容積の大小関係は適宜設定することができる。また、遮音パネル10は、正面板20のみを取り替えられるため、遮音パネル10の設置当初の対応周波数から対応周波数を変更することもできる。
第1消音部27の開口部25は、正面板20の上端部21の先端と背面板基板部38とにより形成されている。正面板20は、中央部から上端部21に到る途中で曲げられており、上端部21の先端と背面板基板部38との間が所定の距離になるように設定されている。共鳴器の内部の空気の固有振動数は、開口部25の面積及び形状によっても変化するため、上端部21の先端と背面板基板部38との間の距離は、消音したい音の周波数帯に応じ適宜設定することができる。これは、第2消音部28の開口部26においても同様であり、正面板20の下端部22の先端と背面板基板部39との間の距離は、適宜設定することができる。
なお、実施の形態1において、正面板20の断面形状は、中央部が平坦で、上端部21及び下端部22が背面板30側に曲げられている形状を有するが、これだけに限定されるものではない。正面板20の断面形状は、上端部21から下端部22に到るまで平坦な板状であっても良い。または、正面板20の断面形状が中央部24から音源側に折り曲げられ、第1消音部27及び第2消音部28が音源側に膨らむように形成されていても良い。正面板20の中央部が音源側に膨らみ、上端部21及び下端部22が背面板基板部38、39側に向かって折り曲げられている形状である場合、音源Pからの音波は、入射位置によって反射される方向がさらに拡散されるため、道路91外への遮音効果を向上も可能である。
上段に配置されている遮音パネル10Cにおいても遮音パネル10Bと同様に、音源Pから出た音波の反射される方向は、概ね上方に向かって反射されるが、各点において反射される方向は分散し、一部は第1消音部27又は第2消音部28に入り消音される。なお、遮音パネル10Cにおいては、音源Pからの音波が下方から来るため、第2消音部28に入り易い。
図4は、実施の形態1の比較例の遮音壁1100の騒音の反射の説明図である。比較例の遮音壁1100の表面は、道路91の表面に対して垂直で平らな面になっている。従って、音源Pより出た音波は、音源Pから上方の各点においては上方に向かって反射され、音源Pから下方の各点においては下方に向かって反射される。
遮音壁100、1100は、例えば道路91の路側において走行する車両90よりも高い位置まで設置されているが、通常道路91の上方の空間は開放されている。従って、道路91の側方に進む音源Pからの音波は、遮音壁100、1100に当たり反射されるため、遮音壁100、1100の背面側の領域には直接音波が届かない。しかし、音源Pから直接上方、斜め上方に進む音波は、遮音壁100、1100の上を越えて道路91の外部に漏れる。従って、遮音壁100、1100の上を越えて道路91の外部に出る音波が多いと、遮音効果が低いということが言える。これは、音源Pから直接遮音壁100、1100を越える音波だけでなく、反射して遮音壁100、1100の上方を越える音波が多い場合も遮音効果が低いことになる。
比較例に係る遮音壁1100においては、反射した音波は、それぞれほぼ同じ方向に揃って反射されるため、騒音は路側に設置された遮音壁1100の上方を越えて道路の外部に漏れやすい。例えば、図4に示される音源Pよりも上側の領域で遮音壁1100に反射された音波は、それぞれ拡散されることなくほぼ同じ方向に進んでいる。従って、音源Pを同時に出た音波は、反射して道路91の上方の開放された部分から道路外にほぼ同時に出ることになる。
一方、実施の形態1に係る遮音壁100においては、反射した音波は、反射した位置に応じて上下の各方向に分散して反射される。そのため、遮音壁100の上方を越えて道路の外部に同時に漏れる音波の量が、比較例の遮音壁1100よりも少ない。なお、図3及び図4においては、一点の音源Pから発する音波のみを表示しているが、実際には、道路91の様々な位置から騒音が生じうる。実施の形態1に係る遮音壁100は、音源Pがどの高さに位置していても、各遮音パネル10において音波は分散して反射され、一部の音波は第1消音部27及び第2消音部28で消音される。そのため、実際の道路91における音源においても、比較例に係る遮音壁1100よりも、遮音壁100の方が、遮音壁100の上を越えて道路91外に出る音波の量が少ないと言える。
以上のように、実施の形態1に係る遮音パネル10は、音源側に向けられる一方の表面の少なくとも一部を構成する正面板20と、正面板20が固定され、音源側とは反対側の表面を構成する背面板30と、を備えている。背面板30は、道路91が延びる方向に対し垂直な断面において、一方の端部である上面部36及び断面において他方の端部である下面部37と、上面部36と下面部37との間に音源P側に向かう突出部35と、突出部35と上面部36との間、及び突出部35と下面部37との間に設けられた背面板基板部38、39と、を備える。正面板20は、背面板30に固定され、正面板と背面板とは、断面において当該正面板と当該背面板とに囲まれ一方が開口されて形成された消音部を形成する。この構成を備えることにより、音源Pからの音波のうち一部が消音部により消音され、その他の音波は拡散されることにより道路91外に出る音波の量を抑えることができる。そのため、騒音が遮音パネル10の背面側に漏れるのを抑制することができる。また、遮音パネル10は、音源P側の正面板20と背面側の背面板30との簡易な構造であるため、遮音性も長期間維持することができ、製造及び処分も容易である。なお、第1消音部27及び第2消音部28が上記の消音部に相当するものである。
実施の形態2.
次に実施の形態2に係る遮音パネル210について説明する。実施の形態2に係る遮音パネル210は、実施の形態1に係る遮音パネル10の正面板20の形状を変更し、背面板30への取り付け位置を変更したものである。実施の形態2では、実施の形態1に対する変更点を中心に説明する。実施の形態2に係る遮音パネル210の各部については、各図面において同一の機能を有するものは実施の形態1の説明で使用した図面と同一の符号を付して表示するものとする。
図5は、実施の形態2に係る遮音パネル210の断面構造の説明図である。遮音パネル210は、袋状に形成された第1消音部227及び第2消音部228を備える。実施の形態1に係る第1消音部27及び第2消音部28は、断面において、正面板20、突出部35、及び背面板基板部38又は背面板基板部39により形成されている。一方、実施の形態2においては、第1消音部227は、断面において、正面板220a、突出部35、及び背面板基板部38により囲まれて形成され、第2消音部228は、正面板220b、背面板30の下面部37、及び背面板基板部39により囲まれて形成されている。
実施の形態2においては、正面板220aと正面板220bとがそれぞれ第1消音部227と第2消音部228とを形成しており、遮音パネル210の構成部品数としては、実施の形態1に係る遮音パネル10よりも多くなっている。しかし、遮音パネル210は、正面板220aと突出部35との間に形成される開口部25が斜め下方向を向いて開口しているため、第1消音部227に音波が直接入り易い構造になっている。また、正面板220bと背面板30の下面部37との間に形成される開口部26も、遮音パネル210の正面(背面板基板部39の法線方向)に向かっている。そのため、遮音パネル210の正面から来る音波が第2消音部228に直接入り易い。
正面板220aと正面板220bとは、それぞれ断面においてコ字形に形成されており、固定部224a、224bを背面板基板部38、39に固定されている。固定部224a、224bは、ブラインドリベット、溶接、ボルト締結等の手段を適宜適用して固定される。正面板220a及び正面板220bの先端部221a、221bは、背面板30から所定の距離をもって配置され、開口部25、26を形成している。実施の形態2においては、正面板220a及び正面板220bのコ字形状の開口部を下方に向けた配置を例にして説明したが、正面板220a及び正面板220bのコ字形状の開口部は、それぞれ上方に向けて配置されていても良い。正面板220aのコ字形状の開口部が上方に向けられている場合は、正面板220aと背面板30の上面部36との間に開口部25が形成されても良い。また、開口部が上方に向けられている場合は、第1消音部227及び第2消音部228に雨水等を排出させるための排出孔(図示無し)が設けられていても良い。
第1消音部227及び第2消音部228の容積、開口部25及び開口部26の開口面積、並びに開口部25及び開口部26の形状及び面積は、実施の形態2においても消音したい周波数帯に応じて適宜設定することができる。
また、第1消音部227及び第2消音部228の容積、開口部25、26の形状及び面積を設定するにあたり、正面板220a及び正面板220bの形状は、適宜変更することができる。例えば、正面板220a及び正面板220bは、背面板基板部38、39側に先端部221a、221bを折り曲げて断面における開口部25、26の幅を変更しても良い。また、正面板220a及び正面板220bの断面形状は、平板を直角に折り曲げて形成される形状だけでなく、角度を適宜変更しても良いし、曲線状に曲げられていても良い。これにより、第1消音部227及び第2消音部228の容積と開口部25、26の形状及び面積とを、消音したい音波の周波数に合わせて自由に設定することができるという利点がある。
以上に本発明を実施の形態に基づいて説明したが、本発明は上述した実施の形態の構成のみに限定されるものではない。例えば消音部は、1つの遮音パネル10につき2つ設けられる形態に限定されるものではなく、1つであっても良いし、3つ以上設けても良い。また、遮音パネル10は、正面板20と背面板30との2部品の組み合わせにより構成されているが、一体に構成されていても良いし、更に多くの部材を組み合わせて構成されていても良い。要するに、いわゆる当業者が必要に応じてなす種々なる変更、応用、利用の範囲をも本発明の要旨(技術的範囲)に含むことを念のため申し添える。
1 支柱、2 フランジ部、3 ウェブ部、10 遮音パネル、10A 遮音パネル、10B 遮音パネル、10C 遮音パネル、20 正面板、21 上端部、22 下端部、24 中央部、25 開口部、26 開口部、27 第1消音部、28 第2消音部、30 背面板、31 先端折り曲げ部、32 タブ部、33 斜面部、35 突出部、36 上面部、37 下面部、38 背面板基板部、39 背面板基板部、40 側面板、90 車両、91 道路、100 遮音壁、210 遮音パネル、220a 正面板、220b 正面板、227 第1消音部、228 第2消音部、1100 遮音壁、P 音源。

Claims (7)

  1. 音源側に向けられる一方の表面の一部を構成する正面板と、
    前記音源側に向けられる面に前記正面板が接合され、前記音源側とは反対側の表面を構成する背面板と、を備え、
    前記背面板は、
    金属の板材を折り曲げて形成され、
    道路が延びる方向に対し垂直な断面において、上下方向の一方の端部である背面板第1端部及び他方の端部である背面板第2端部と、
    前記背面板第1端部と前記背面板第2端部との間に前記音源側に向かう突出部と、
    前記突出部と前記背面板第1端部との間、及び前記突出部と前記背面板第2端部との間に設けられた平板状の2つの背面板基板部と、を備え、
    前記背面板第1端部及び前記背面板第2端部は、
    前記2つの背面板基板部のそれぞれの端において前記音源側に折り曲げられ前記音源側に延び、先端が前記正面板よりも前記音源側に位置し、
    前記突出部は、
    前記2つの背面板基板部のそれぞれに対し前記音源側に突出しており、
    前記正面板は、
    金属の平板又は金属の板材を折り曲げて形成されており、中央部が前記突出部の先端に接合され、
    前記断面において一方の端部である正面板第1端部及び他方の端部である正面板第2端部を備え、
    前記正面板第1端部及び前記正面板第2端部は、
    前記2つの背面板基板部から前記音源側に所定の距離を持って配置され、
    前記正面板と前記背面板とは、
    前記正面板側から見たときに前記正面板により前記背面板の一部が遮蔽された領域を形成し、前記断面において当該正面板と当該背面板とに囲まれ一方が開口されて形成された消音部を形成し、
    前記消音部は、
    前記正面板、前記突出部、及び前記2つの背面板基板部のうち一方により囲まれて形成され、
    前記消音部の開口部は、
    前記正面板の上下方向の端と前記2つの背面板基板部のうち一方とにより形成された、遮音パネル。
  2. 音源側に向けられる一方の表面の一部を構成する正面板と、
    前記音源側に向けられる面に前記正面板が接合され、前記音源側とは反対側の表面を構成する背面板と、を備え、
    前記背面板は、
    金属の板材を折り曲げて形成され、
    道路が延びる方向に対し垂直な断面において、上下方向の一方の端部である背面板第1端部及び他方の端部である背面板第2端部と、
    前記背面板第1端部と前記背面板第2端部との間に前記音源側に向かう突出部と、
    前記突出部と前記背面板第1端部との間、及び前記突出部と前記背面板第2端部との間に設けられた平板状の2つの背面板基板部と、を備え、
    前記背面板第1端部及び前記背面板第2端部は、
    前記2つの背面板基板部のそれぞれの端において前記音源側に折り曲げられ前記音源側に延び、先端が前記正面板よりも前記音源側に位置し、
    前記突出部は、
    前記2つの背面板基板部に対し前記音源側に突出しており、
    前記正面板は、
    金属の板材を折り曲げてコ字形状に形成されており、
    前記2つの背面板基板部のうち一方に接合された固定部と、
    前記2つの背面板基板部のうち一方から前記音源側に所定の距離をもって配置された先端部と、を備え、
    前記正面板の前記先端部は、
    前記突出部の先端よりも前記音源側に位置し、
    前記正面板と前記背面板とは、
    前記正面板側から見たときに前記正面板により前記背面板の一部が遮蔽された領域を形成し、前記断面において当該正面板と当該背面板とに囲まれ一方が開口されて形成された消音部を形成し、
    前記消音部は、
    前記正面板及び前記2つの背面板基板部のうち一方により囲まれて形成され、
    前記消音部の開口部は、
    前記正面板の先端部、前記背面板第1端部、前記背面板第2端部、又は突出部により形成された、遮音パネル。
  3. 前記正面板第1端部の先端及び前記正面板第2端部の先端は、
    前記背面板の前記突出部の先端よりも前記2つの背面板基板部側に位置する、請求項に記載の遮音パネル。
  4. 前記消音部は、
    少なくとも、前記背面板第1端部側に位置する第1消音部と、前記背面板第2端部側に位置する第2消音部と、であり、
    前記第1消音部と前記第2消音部とは、
    異なる容積となるように形成されている、請求項1~の何れか1項に記載の遮音パネル。
  5. 請求項1~の何れか1項に記載の遮音パネルを上下方向に複数積み重ねて構成される、遮音壁。
  6. 前記遮音パネルの上端面及び下端面は、
    前記正面板から前記背面板に向かって下方に傾斜するように形成される、請求項に記載の遮音壁。
  7. 前記遮音パネルは、
    前記背面板第1端部が前記背面板第2端部よりも上に位置する様に配置され、
    前記背面板第2端部の前記音源側の先端は、
    下方に突出するタブ部が形成される、請求項又はに記載の遮音壁。
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