JP7217251B2 - 車両 - Google Patents

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    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62LBRAKES SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES
    • B62L3/00Brake-actuating mechanisms; Arrangements thereof
    • B62L3/02Brake-actuating mechanisms; Arrangements thereof for control by a hand lever

Description

本発明は、車両に関する。
従来、車両の移動をロックするパーキングロック部と、パーキングロック部のロック状態及びロック解除状態を操作するパーキングレバーとを備える車両が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、パーキングレバーは、乗員用のシートの前方且つ操舵用のハンドルの下方で、車体カバーの凹部に収納される。
特開2002-154469号公報
ところで、乗員用のシートの前方且つ操舵用のハンドルの下方のスペースには、物品の収納部等の種々の部品が配置されることがあるが、このスペースに上記従来技術のようにパーキングレバーが配置されると、収納部等の部品を配置することが難しくなる。また、車両の走行前におけるパーキングロック部のロック解除を、簡単な構成で乗員に促すことができるようにすることが望まれる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、パーキングレバーをコンパクトに配置するとともに、車両の走行前におけるパーキングロック部のロック解除を簡単な構成で乗員に促すことができるようにすることを目的とする。
車両は、車両を駆動するパワーユニットと、前記車両の移動をロックするパーキングロック部と、前記パーキングロック部のロック状態及びロック解除状態を操作するパーキングレバーとを備える車両において、前記パーキングレバーは、操舵用のハンドルに設けられ、前記ハンドルには、乗員が前記ハンドルを把持するためのスロットルグリップと、前記スロットルグリップに隣接して、前記スロットルグリップの車幅方向内側に配置される操作部ケースが設けられ、前記操作部ケースの後面には、前記パワーユニットを始動する操作が入力される始動操作部と、前記始動操作部の下方に位置し、前記車両の変速機に関する操作が入力されるモード操作部とが設けられ、前記パーキングレバーが左右に回動されることで、前記ロック状態及び前記ロック解除状態が切り替えられ、前記パーキングレバーは、前記ロック状態では、前記始動操作部に後方から重なると共に、前記モード操作部に後方からは重ならないことを特徴とする
また、上述の構成において、前記車両を制動する液圧式のブレーキ装置の液圧を発生させるマスターシリンダーが前記ハンドルに取り付けられ、前記パーキングレバーの少なくとも一部は、前記マスターシリンダーに後方から重なっても良い。
また、上述の構成において、前記マスターシリンダーの後面には、液面の確認用の液面窓が設けられ、前記パーキングレバーは、前記液面窓よりも上方に配置されても良い。
さらに、上述の構成において、前記ハンドルは左右方向に延びる棒状であり、前記スロットルグリッが前記ハンドルの左右一方の外端部に設けられ、前記パーキングレバーは、前記ロック解除状態では、前記始動操作部に隣接して前記始動操作部の車幅方向内側に配置されても良い。
また、上述の構成において、前記パーキングレバーは、前記ロック状態では、車幅方向外側に回動して前記始動操作部に後方から重なり、前記パーキングレバーは、前記ロック解除状態では、車幅方向内側に回動して車幅方向内側に延びても良い。
また、上述の構成において、前記スロットルグリップ、前記始動操作部、及び前記パーキングレバーは、前記ハンドルの右部に設けられても良い。
また、上述の構成において、前記マスターシリンダーは、前記ハンドルの前方に配置されて液圧を発生させる本体部と、前記ハンドルの後面に取り付けられ、前記本体部を前記ハンドルに固定するホルダーとを備え、前記パーキングレバーは、前記ホルダーに支持されても良い。
車両は、車両を駆動するパワーユニットと、車両の移動をロックするパーキングロック部と、パーキングロック部のロック状態及びロック解除状態を操作するパーキングレバーとを備え、パーキングレバーは、操舵用のハンドルに設けられ、ハンドルには、乗員が前記ハンドルを把持するためのスロットルグリップと、スロットルグリップに隣接して、スロットルグリップの車幅方向内側に配置される操作部ケースが設けられ、操作部ケースの後面には、パワーユニットを始動する操作が入力される始動操作部と、始動操作部の下方に位置し、車両の変速機に関する操作が入力されるモード操作部とが設けられ、パーキングレバーが左右に回動されることで、ロック状態及びロック解除状態が切り替えられ、パーキングレバーは、ロック状態では、始動操作部に後方から重なると共に、前記モード操作部に後方からは重ならない
この構成によれば、パーキングレバーが操舵用のハンドルに設けられるため、パーキングレバーをコンパクトに配置できる。パーキングロック部のロック状態では、パーキングレバーが始動操作部に後方から重なるため、パーキングレバーが始動操作部の操作の邪魔になり、乗員は、始動操作部によるパワーユニットの始動を行い難くなる。これにより、始動操作部の操作の前にパーキングレバーを操作してロック解除状態にすることを乗員に促すことができる。従って、車両の走行前におけるパーキングロック部のロック解除を、簡単な構成で乗員に促すことができる。
また、上述の構成において、車両を制動する液圧式のブレーキ装置の液圧を発生させるマスターシリンダーがハンドルに取り付けられ、パーキングレバーの少なくとも一部は、マスターシリンダーに後方から重なっても良い。
この構成によれば、マスターシリンダーの後方のスペースを利用して、パーキングレバーをコンパクトに配置できる。
また、上述の構成において、マスターシリンダーの後面には、液面の確認用の液面窓が設けられ、パーキングレバーは、液面窓よりも上方に配置されても良い。
この構成によれば、マスターシリンダーの後方にパーキングレバーを配置した場合であっても、後方から液面窓を確認できる。
さらに、上述の構成において、ハンドルは左右方向に延びる棒状であり、スロットルグリッがハンドルの左右一方の外端部に設けられ、パーキングレバーは、ロック解除状態では、始動操作部に隣接して始動操作部の車幅方向内側に配置されても良い。
この構成によれば、車幅方向において、スロットルグリッとパーキングレバーとの間には始動操作部が位置するため、グリップ部とパーキングレバーとを離すことができる。このため、ロック状態において、パーキングレバーが、スロットルグリッを把持する乗員の邪魔になることを抑制できる。
また、上述の構成において、パーキングレバーは、ロック状態では、車幅方向外側に回動して始動操作部に後方から重なり、パーキングレバーは、ロック解除状態では、車幅方向内側に回動して車幅方向内側に延びても良い。
この構成によれば、ロック状態においてパーキングレバーがグリップ部の邪魔になることを抑制できる。また、ロック解除状態では、パーキングレバー車幅方向内側に延びるため、ロック解除状態のパーキングレバーを車両前後方向にコンパクトにできる。
また、上述の構成において、スロットルグリップ、始動操作部、及びパーキングレバーは、ハンドルの右部に設けられても良い。
この構成によれば、車両の移動に関連する操作が行われるスロットルグリップ、始動操作部、及びパーキングレバーが、スロットルグリップが設けられる右側に集中して設けられるため、乗員が始動操作部及びパーキングレバーを直感的に操作し易く、操作性が良い。
また、上述の構成において、マスターシリンダーは、ハンドルの前方に配置されて液圧を発生させる本体部と、ハンドルの後面に取り付けられ、本体部をハンドルに固定するホルダーとを備え、パーキングレバーは、ホルダーに支持されても良い。
この構成によれば、マスターシリンダーのホルダーを利用して、簡単に且つ高い剛性を持ってパーキングレバーを始動操作部の近くに設けることができる。
本発明の実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。 ハンドルの周辺部を後方側から見た図である。 ハンドルの右側の延出部を上方から見た平面図である。 延出部を後方側から見た図である。 操作ケーブルの配策状態を示す右側面図である。 操作ケーブルの構造を示す断面図である。 操作ケーブルの側面図である。 図4のVII-VII断面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号RHは車体右方を示す。
図1は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車1の左側面図である。
自動二輪車1は、車体フレーム10と、車体フレーム10に支持されるパワーユニット11と、前輪2を操舵自在に支持するフロントフォーク12と、後輪3を支持するスイングアーム13と、乗員用のシート14とを備える車両である。
自動二輪車1は、乗員がシート14に跨るようにして着座する鞍乗り型車両である。シート14は、車体フレーム10の後部の上方に設けられる。
車体フレーム10は、車体フレーム10の前端部に設けられるヘッドパイプ15と、ヘッドパイプ15から後下方に延びるメインフレーム16と、メインフレーム16の後端部から下方に延びるセンターフレーム17と、ヘッドパイプ15においてメインフレーム16の下方の部分から後下方に延びるダウンフレーム18と、ダウンフレーム18の下端部から後方に延びてセンターフレーム17の下端部に接続されるロアフレーム19とを備える。
また、車体フレーム10は、センターフレーム17から後方に延びるシートフレーム20を備える。シート14は、シートフレーム20によって下方から支持される。
フロントフォーク12は、ヘッドパイプ15に挿通されるステアリングシャフト(不図示)を介し、ヘッドパイプ15によって左右に操舵自在に支持される。前輪2は、フロントフォーク12の下端部に設けられる車軸2aに支持される。
フロントフォーク12の上端部には、ハンドルホルダー21が設けられる。乗員が把持する操舵用のハンドル22は、ハンドルホルダー21に取り付けられる。
スイングアーム13は、センターフレーム17に支持されるピボット軸23に支持される。ピボット軸23は、車幅方向に水平に延びる軸である。スイングアーム13の前端部には、ピボット軸23が挿通される。スイングアーム13は、ピボット軸23を中心に上下に揺動する。
後輪3は、スイングアーム13の後端部に設けられる車軸3aに支持される。
パワーユニット11は、上下方向においてメインフレーム16とロアフレーム19との間、車両前後方向においてダウンフレーム18とセンターフレーム17との間に配置され、車体フレーム10に固定される。
パワーユニット11は、内燃機関である。パワーユニット11は、クランクケース30と、クランクケース30の前部の上部から前上方に延びるシリンダー部31とを備える。
クランクケース30の後部は、変速機(不図示)を収納する変速機収納部30aである。
パワーユニット11の出力は、パワーユニット11の上記変速機の出力軸と後輪3とを接続する駆動力伝達部材32によって後輪3に伝達される。
パワーユニット11の排気管33は、シリンダー部31の下面の排気ポートから車両後方に延びる。排気管33の後端には、マフラー34が接続される。
自動二輪車1は、車体を覆う車体カバー35を備える。車体カバー35は、フロントフォーク12の上部及びヘッドパイプ15を前後及び左右側方から覆うフロントカバー36と、フロントカバー36の下部の後方で、メインフレーム16を上方及び左右の側方から覆う上部カバー37と、上部カバー37の下方で、車体フレーム10及びパワーユニット11を側方から覆う側面カバー38とを備える。また、車体カバー35は、ヘッドパイプ15を後方から覆うインナーカバー39と、パワーユニット11を下方から覆うアンダーカバー40と、上部カバー37の後方でシート14の下方を側方から覆うリアカバー41と、パワーユニット11の後部及びセンターフレーム17の下部を側方から覆うフレームカバー42とを備える。
フロントカバー36の上方且つハンドル22の前方には、上下に延びる板状のウインドスクリーン43が設けられる。メーター44は、ハンドル22とウインドスクリーン43との間に配置される。ヘッドライト45は、フロントカバー36に設けられる。
バックミラー46は、ハンドル22に取り付けられる。フロントフェンダー47は、フロントフォーク12に取り付けられる。
自動二輪車1は、駐車時に路面に接地して自動二輪車1を支持する可倒式のサイドスタンド48を備える。
燃料タンク49は、シート14の前部の下方に配置される。
自動二輪車1は、前輪2を制動する前輪ブレーキ装置50(ブレーキ装置)と、後輪3を制動する後輪ブレーキ装置51とを備える。
後輪ブレーキ装置51は、スイングアーム13に支持されるリアブレーキキャリパー51aと、後輪3に設けられるブレーキディスク51bとを備える。リアブレーキキャリパー51aは、ハンドル22の左部に設けられるリアブレーキレバー(不図示)の操作による液圧によって、ブレーキディスク51bを挟んで後輪3を制動する。
自動二輪車1は、駐車時に自動二輪車1の移動をロックするパーキングロック部53を備える。
パーキングロック部53は、ブレーキディスク51bを挟むことで後輪3の回転を規制するブレーキキャリパーである。パーキングロック部53は、ブラケットを介してスイングアーム13の後部の右部に固定され、後輪3に対し右側方に位置する。
図2は、ハンドル22の周辺部を後方側から見た図である。
ハンドルホルダー21は、フロントフォーク12の上端部に左右一対で設けられる。
ハンドル22は、車幅方向に延びる一本の棒状のハンドルである。ハンドル22は、ハンドルホルダー21に固定される中央部22aと、中央部22aから一側方(右側方)に延出する延出部22bと、中央部22aから他側方(左側方)に延出する延出部22cとを一体に備えるパイプである。
左側の延出部22cには、上記リアブレーキレバー等が配置される。
図3は、ハンドル22の右側の延出部22bを上方から見た平面図である。図4は、延出部22bを後方側から見た図である。
図2~図4を参照し、右側の延出部22bには、乗員がハンドル22を把持するためのグリップ部60、操作部ケース61、前輪ブレーキ装置50のマスターシリンダー62、パーキングロック部53を操作するパーキングレバー63、及びバックミラー46が設けられる。
また、延出部22bには、グリップ部60を前方から覆うガード部材64が設けられる。
グリップ部60は、車幅方向における延出部22bの外端部に設けられる。グリップ部60は、パワーユニット11の出力を乗員が操作するためのスロットルグリップである。
グリップ部60は、延出部22bの外周に嵌合する筒状部材である。延出部22bの外周上におけるグリップ部60の回転角度に応じて、パワーユニット11の出力が変更される。
操作部ケース61は、延出部22bの外周に固定される箱状部材である。操作部ケース61は、操作部ケース61を車幅方向に貫通する固定孔(不図示)を備え、この固定孔が延出部22bの外周に嵌合されることで延出部22b上に設けられる。
操作部ケース61は、グリップ部60に隣接して、グリップ部60の車幅方向内側に配置される。
操作部ケース61の後面には、パワーユニット11を始動する操作が入力される始動操作部66と、パワーユニット11の上記変速機に関する操作が入力されるモード操作部67とが設けられる。
始動操作部66は、操作部ケース61の後面の上部に配置され、延出部22bよりも上方に位置する。始動操作部66は、乗員が押圧操作する操作ボタンである。始動操作部66が操作されると、パワーユニット11のクランク軸(不図示)を駆動するセルモーター(不図示)、燃料供給装置(不図示)、及び点火装置(不図示)等が駆動され、パワーユニット11が始動される。
モード操作部67は、操作部ケース61の後面において始動操作部66よりも下方に配置される。パワーユニット11の上記変速機は、油圧よってクラッチ操作(切断及び接続)を行うとともに、アクチュエーターによって変速を自動で行うことが可能な自動変速機である。乗員は、モード操作部67を操作することで、乗員が任意に変速を行うマニュアル変速モードと、自動で変速を行う自動変速モードとを切り替えることができる。また、乗員は、マニュアル変速モードにおいて、ハンドル22の左部に設けられる変速操作部(不図示)を操作することで、任意のタイミングで変速を行うことができる。
前輪ブレーキ装置50は、液圧式のブレーキ装置であり、マスターシリンダー62は、液圧を発生させる。
マスターシリンダー62は、始動操作部66が設けられた操作部ケース61に隣接して操作部ケース61の車幅方向内側に配置される。
マスターシリンダー62は、延出部22bの前方に配置されて液圧を発生させる本体部70と、延出部22bの後面に取り付けられるホルダー71とを備える。
本体部70は、箱状であり、本体部70の内部にブレーキ液が貯留される。
本体部70の後面において車幅方向外側の端部には、後方に突出する固定部70aが設けられる。本体部70は、固定部70aの後面を介して延出部22bの前面に当接する。
ホルダー71は、固定部70aに結合されるホルダー部71aと、ホルダー部71aから上方に延出するレバー支持部71bとを備える。
マスターシリンダー62は、本体部70の固定部70aとホルダー部71aとで延出部22bを前後から挟持することで、延出部22bに固定される。
詳細には、ホルダー部71aは、ホルダー部71aに後方から挿通される上下一対のボルト72によって、固定部70aに締結される。上側のボルト72は、延出部22bの上方に設けられ、下側のボルト72は、延出部22bの下方に設けられる。
本体部70の前部において車幅方向外側の端部には、ブレーキレバー73が取り付けられる。ブレーキレバー73は、本体部70からグリップ部60の前方の位置まで車幅方向外側に延びる。
本体部70は、ブレーキ配管74(図3)によって前輪ブレーキ装置50(図1)に接続される。
ブレーキレバー73が操作されると、ブレーキレバー73に連動するピストンの動作によって本体部70内で液圧が発生する。本体部70の液圧は、ブレーキ配管74を介して前輪ブレーキ装置50に伝達される。
本体部70の後面には、本体部70内のブレーキ液の液面の確認用の液面窓70bが設けられる。液面窓70bは透明であり、ブレーキ液の液面は液面窓70bを介し後方側から視認される。
バックミラー46は、本体部70に固定され、本体部70から上方に延出する。
パーキングレバー63は、マスターシリンダー62のホルダー71のレバー支持部71bに支持される。
パーキングレバー63の操作は、操作ケーブル75を介してパーキングロック部53(図1)に伝達される。操作ケーブル75の一端はパーキングレバー63に接続され、操作ケーブル75の他端はパーキングロック部53に接続される。
図5は、操作ケーブル75の配策状態を示す右側面図である。図5では、車体カバー35を取り外した状態が示される。
メインフレーム16は、左右一対で設けられるパイプ材である。
ハンドル22のパーキングレバー63から下方に延びた操作ケーブル75は、右側のメインフレーム16に沿って後方に延びる。操作ケーブル75は、右側のメインフレーム16の下面に沿うように後下方に延びる。
操作ケーブル75は、パワーユニット11の後部の近傍で屈曲して下方に延び、スイングアーム13に沿って後方に延び、パーキングロック部53に接続される。
図6は、操作ケーブル75の構造を示す断面図である。図7は、操作ケーブル75の側面図である。図7では後述の調整部カバー79は不図示である。
操作ケーブル75は、パーキングレバー63とパーキングロック部53とを接続するインナーケーブル76と、インナーケーブル76を覆うアウターチューブ77と、アウターチューブ77によるインナーケーブル76のガイド長を調整するガイド量調整部材78と、ガイド量調整部材78を覆う調整部カバー79(図6)とを備える。
ガイド量調整部材78は、操作ケーブル75の伸長方向の途中に設けられる。
アウターチューブ77は、パーキングレバー63とガイド量調整部材78との間の区間に設けられる第1アウターチューブ77aと、ガイド量調整部材78とパーキングロック部53との間の区間に設けられる第2アウターチューブ77bとに分割されている。
また、操作ケーブル75には、第1アウターチューブ77aを覆う第1保護チューブ80a(図5)と、第2アウターチューブ77bを覆う第2保護チューブ80b(図5、図6)とが取り付けられる。
インナーケーブル76の一端は、パーキングレバー63に接続されるレバー接続部76aである。レバー接続部76aは、操作ケーブル75の一端である。
インナーケーブル76の他端は、パーキングロック部53の作動部に接続されるパーキングロック部接続部76bである。パーキングロック部接続部76bは、操作ケーブル75の他端である。
第1アウターチューブ77aの一端部77a1は、後述のホルダー71のケーブル支持部88(図8)に接続される。
第1アウターチューブ77aの他端部77a2は、ガイド量調整部材78に接続される。
第2アウターチューブ77bの一端部77b1は、ガイド量調整部材78に接続される。
第2アウターチューブ77bの他端部77b2は、パーキングロック部53の筐体に接続される。
第2アウターチューブ77bは、操作ケーブル75の配策経路に合わせて円弧状に屈曲する屈曲部77b3を備える。
ガイド量調整部材78は、第1アウターチューブ77aの他端部77a2に接続される第1調整部材81と、第2アウターチューブ77bの一端部77b1に接続される第2調整部材82と、第1調整部材81と第2調整部材82との相対移動を規制するロック部材83とを備える。
第1調整部材81は、操作ケーブル75の軸方向に延びる筒状部材である。
第1アウターチューブ77aの他端部77a2は、第1調整部材81の一端部の筒内に嵌合し、かしめ部81aによって第1調整部材81にかしめて接続される。第1調整部材81と第1アウターチューブ77aとは相対回転不能である。
第1調整部材81の他端部の筒内には、雌ねじ部81bが形成される。
第2調整部材82は、操作ケーブル75の軸方向に延びる筒状部材である。
第2調整部材82の一端部の外周には、雄ねじ部82aが形成される。
第2調整部材82は、雄ねじ部82aが第1調整部材81の雌ねじ部81bに螺合することで、第1調整部材81に接続される。
第2アウターチューブ77bの一端部77b1の外周には、円筒状のキャップ86がかしめて固定されている。
第2アウターチューブ77bの一端部77b1は、キャップ86を介し、第2調整部材82の他端部の筒内に相対回転可能に嵌合する。第2調整部材82の他端部には、第2調整部材82の端部が縮径されたかしめ部82bが設けられる。第2アウターチューブ77bは、かしめ部82bによって第2調整部材82に対し軸方向に抜け止めされる。
第2アウターチューブ77bの一端部77b1は、キャップ86を介して第2調整部材82の筒内で回転可能であり、第2アウターチューブ77bと第2調整部材82とは相対回転可能である。
ロック部材83は、第2調整部材82の雄ねじ部82aに螺合するナットである。ロック部材83は、雄ねじ部82a上で締め込まれて第1調整部材81の軸方向の端面に当接することで、第1調整部材81と第2調整部材82との相対回転を規制する。
インナーケーブル76は、第1調整部材81の筒内及び第2調整部材82の筒内を通って、ガイド量調整部材78を軸方向に貫通する。
調整部カバー79は、操作ケーブル75の軸方向に延びる筒状部材である。ガイド量調整部材78は、調整部カバー79の筒内に収納される。
調整部カバー79の一端は、第1アウターチューブ77aの外周に嵌合する。
調整部カバー79の他端は、第2保護チューブ80bの外周に嵌合する。
図5に示すように、右側のメインフレーム16の下面には、爪状の支持片16aが設けられる。支持片16aは、第2保護チューブ80bの外周に係合し、第2保護チューブ80bを介して第2アウターチューブ77bを支持する。
また、操作ケーブル75は、調整部カバー79の部分が、結束バンド84によって、調整部カバー79の近くに位置する他の部品85に固定される。他の部品85は、例えば電装系のメインハーネスや、配管等である。
ガイド量調整部材78は、上部カバー37(図1)によって外側方から覆われることで、車体カバー35(図1)の内側に隠れている。このため、ガイド量調整部材78が目立たず、自動二輪車1の外観性が良い。
インナーケーブル76の張力を調整する場合、まず、上部カバー37が取り外される。これにより、調整部カバー79が外側に露出する。
次に、調整部カバー79がガイド量調整部材78から取り外される。
続いて、ガイド量調整部材78のロック部材83の締結が解除される。これにより、雄ねじ部82a及び雌ねじ部81bを介した第1調整部材81と第2調整部材82との相対回転が可能となる。
第1調整部材81に対し第2調整部材82を回転させることで、第2調整部材82は、図7に矢印Aで示すように、第1調整部材81に対し操作ケーブル75の軸方向に移動する。すると、第2調整部材82と第2アウターチューブ77bの一端部77b1とが一体に軸方向に移動し、第2アウターチューブ77bによるインナーケーブル76のガイド長が変更される。例えば、図7において、第1調整部材81に対し第2調整部材82が離間する方向に移動した場合、第2アウターチューブ77bによるインナーケーブル76のガイド長が長くなり、第2アウターチューブ77bに対するインナーケーブル76の遊動長が小さくなる。この場合、インナーケーブル76の張力は増加する。
このように、インナーケーブル76の遊動長を調整することで、パーキングロック部53によって後輪3をロックする際の操作ケーブル75の張力を適切にでき、自動二輪車1の移動を適切に規制できる。
図8は、図4のVII-VII断面図であって、パーキングレバー63及びレバー支持部71bの断面を示す。
図3、図4及び図8を参照し、ホルダー71のレバー支持部71bの上面部には、パーキングレバー63を回動自在に支持する回動軸87が設けられる。回動軸87は、軸線が上下方向を指向する向きで配置される。
レバー支持部71bの後面には、後方に突出するストッパー71c,71dが設けられる。ストッパー71cは、回動軸87に対し車幅方向内側に位置し、ストッパー71dは、回動軸87に対し車幅方向外側に位置する。
レバー支持部71bの車幅方向内側の端部には、第1アウターチューブ77aの一端部77a1を支持するケーブル支持部88が設けられる。回動軸87は、ケーブル支持部88に対し車幅方向外側に位置する。
インナーケーブル76は、第1アウターチューブ77aの一端部77a1から車幅方向外側に延び、パーキングレバー63に接続される。
レバー支持部71bの上面部には、蓋部材89が締結される、蓋部材89は、回動軸87及びインナーケーブル76を上方から覆う。
パーキングレバー63の操作によって、パーキングロック部53の「ロック状態」と「ロック解除状態」とが切り替えられる。
「ロック状態」では、パーキングロック部53によって後輪3の回転が規制される。「ロック状態」は、自動二輪車1の駐車時に使用され、「ロック状態」では、自動二輪車の移動がロックされる。
「ロック解除状態」では、パーキングロック部53による後輪3の回転の規制が解除される。「ロック解除状態」では、自動二輪車1の移動のロックが解除され、自動二輪車1は走行可能となる。
図3、図4及び図8では、「ロック解除状態」に対応するパーキングレバー63が実線で図示され、「ロック状態」に対応するパーキングレバー63が仮想線で図示される。
パーキングレバー63は、回動軸87によって回動自在に支持される回動部90と、回動部90から略水平方向に延出するレバー部91とを備える。
回動部90は、回動軸87が挿通される孔90aと、インナーケーブル76のレバー接続部76aが接続される接続部90bとを備える。接続部90bは、回動部90を上下に貫通する孔であり、レバー接続部76aは、接続部90b内で回転可能である。
「ロック解除状態」では、接続部90bに嵌め込まれたレバー接続部76aは、回動軸87に対し車幅方向内側に位置する。
「ロック解除状態」おいて、レバー部91は、回動部90における接続部90bの後方の部位から車幅方向内側に延出する。
「ロック解除状態」では、パーキングレバー63は、インナーケーブル76を介しパーキングロック部53に引っ張られることで回転方向Rに回転している。回転方向Rは、「ロック解除状態」に対応する回転方向であり、図7中の時計回り方向である。「ロック解除状態」では、パーキングレバー63は、レバー部91がストッパー71cに後方から当接することで、回転方向Rへの回転を規制される。
「ロック解除状態」では、レバー接続部76aは、第1アウターチューブ77aの一端と回動軸87とを通る仮想の直線Lに対し後方側に位置する。
「ロック解除状態」からパーキングレバー63が回転方向Rとは反対に略170°回転されると、「ロック状態」になる。「ロック状態」では、パーキングレバー63は、レバー部91がストッパー71dに後方から当接する。
「ロック状態」では、レバー接続部76aは、回動軸87に対し車幅方向外側に位置するとともに、直線Lに対し前方側に位置する。
「ロック状態」では、パーキングレバー63は、インナーケーブル76を介しパーキングロック部53に引っ張られることで、回転方向Rとは逆方向に回転する方向に力を受ける。このため、パーキングレバー63が一度「ロック状態」に対応する位置にセットされると、「ロック状態」が維持される。
図2~図4を参照し、パーキングレバー63は、マスターシリンダー62のホルダー71に支持されることで、始動操作部66に対し車幅方向内側に配置される。
また、パーキングレバー63は、ホルダー71の上部のレバー支持部71bに支持されており、ハンドル22の延出部22bよりも上方に位置する。パーキングレバー63は、上下方向において、始動操作部66の少なくとも一部に重複する高さ位置に配置される。
また、パーキングレバー63は、マスターシリンダー62の本体部70の後方に位置するホルダー71に支持されることで、本体部70の後方に位置する。パーキングレバー63は、ハンドル22の延出部22bに対し後方に位置する。
図4に示すように、パーキングレバー63は、後面視において、本体部70の上部に後方から重なる位置に配置される。このため、本体部70の後方のスペースを利用してパーキングレバー63をコンパクトに設けることができる。
パーキングレバー63及びレバー支持部71bは、本体部70の液面窓70bに対し上方に位置し、液面窓70bは、ハンドル22の延出部22bに対し上方に位置する。また、液面窓70bは、ホルダー部71aに対し車幅方向内側にオフセットされる。液面窓70bは、パーキングレバー63と延出部22bとの間から後方に露出する。このため、後方側から液面窓70bを視認できる。
パーキングレバー63は、回動軸87を中心に左右に回動する。パーキングレバー63が左側に回動すると「ロック解除状態」となり、パーキングレバー63が右側に回動すると「ロック状態」となる。パーキングレバー63の回動中心となる回動軸線は、上下方向に指向する。
「ロック解除状態」では、パーキングレバー63のレバー部91は、回動部90からハンドル22の延出部22bに沿うように車幅方向内側且つ前方に延出する。
「ロック状態」では、パーキングレバー63のレバー部91は、回動部90から車幅方向外側且つ後方に延出する。
「ロック状態」では、レバー部91は、始動操作部66に後方から重なる。すなわち、レバー部91は、「ロック状態」において、後面視で始動操作部66に後方から重なる重なり部91aを備える。
「ロック状態」において、乗員が始動操作部66を操作しようとする場合、始動操作部66に後方から重なるレバー部91は、始動操作部66の操作の邪魔になる。このため、始動操作部66を操作する前にパーキングレバー63を操作して「ロック解除状態」にするように、乗員に促すことができる。従って、「ロック状態」のまま乗員がパワーユニット11を始動して自動二輪車1を走行させることを抑制できる。
なお、乗員は、例えば、右手の親指以外の指でグリップ部60を把持し、親指で始動操作部66を押圧する。
グリップ部60とパーキングレバー63との間には、始動操作部66が設けられており、パーキングレバー63は、グリップ部60に対して車幅方向内側に離間している。このため、例えば、サイドスタンド48によって駐車された自動二輪車1を、グリップ部60を把持して起こす際に、パーキングレバー63が邪魔になり難い。このため、グリップ部60を把持し易い。
以上説明したように、本発明を適用した実施の形態によれば、自動二輪車1は、自動二輪車1を駆動するパワーユニット11と、自動二輪車1の移動をロックするパーキングロック部53と、パーキングロック部53のロック状態及びロック解除状態を操作するパーキングレバー63とを備え、パーキングレバー63は、操舵用のハンドル22に設けられ、パワーユニット11を始動する操作が入力される始動操作部66がハンドル22に設けられ、パーキングレバー63が左右に回動されることで、ロック状態及びロック解除状態が切り替えられ、パーキングレバー63は、ロック状態では、始動操作部66に後方から重なる。
この構成によれば、パーキングレバー63が操舵用のハンドル22に設けられるため、パーキングレバー63をコンパクトに配置できる。パーキングロック部53のロック状態では、パーキングレバー63が始動操作部66に後方から重なるため、パーキングレバー63が始動操作部66の操作の邪魔になり、乗員は、始動操作部66によるパワーユニット11の始動を行い難くなる。これにより、始動操作部66の操作の前にパーキングレバー63を操作してロック解除状態にすることを乗員に促すことができる。従って、自動二輪車1の走行前におけるパーキングロック部53のロック解除を、簡単な構成で乗員に促すことができる。
また、自動二輪車1を制動する液圧式の前輪ブレーキ装置50の液圧を発生させるマスターシリンダー62がハンドル22に取り付けられ、パーキングレバー63の少なくとも一部は、マスターシリンダー62に後方から重なる。
この構成によれば、マスターシリンダー62の後方のスペースを利用して、パーキングレバー63をコンパクトに配置できる。
また、マスターシリンダー62の後面には、液面の確認用の液面窓70bが設けられ、パーキングレバー63は、液面窓70bよりも上方に配置される。
この構成によれば、マスターシリンダー62の後方にパーキングレバー63を配置した場合であっても、後方から液面窓70bを確認できる。
さらに、ハンドル22は左右方向に延びる棒状であり、乗員がハンドル22を把持するためのグリップ部60がハンドル22の左右の外端部に設けられ、始動操作部66は、グリップ部60に隣接してグリップ部60の車幅方向内側に配置され、パーキングレバー63は、始動操作部66に隣接して始動操作部66の車幅方向内側に配置される。
この構成によれば、車幅方向において、グリップ部60とパーキングレバー63との間には始動操作部66が位置するため、グリップ部60とパーキングレバー63とを離すことができる。このため、ロック状態において、パーキングレバー63が、グリップ部60を把持する乗員の邪魔になることを抑制できる。
また、パーキングレバー63は、ロック状態では、車幅方向外側に回動して始動操作部66に後方から重なり、パーキングレバー63は、ロック解除状態では、車幅方向内側に回動して車幅方向内側に延びる。
この構成によれば、ロック状態においてパーキングレバー63がグリップ部60の邪魔になることを抑制できる。また、ロック解除状態では、パーキングレバー63が車幅方向内側に延びるため、ロック解除状態のパーキングレバー63を車両前後方向にコンパクトにできる。
また、グリップ部60は、パワーユニット11の出力を乗員が操作するためのスロットルグリップであって、スロットルグリップ、始動操作部66、及びパーキングレバー63は、ハンドルの右部である延出部22bに設けられる。
この構成によれば、自動二輪車1の移動に関連する操作が行われるスロットルグリップ、始動操作部66、及びパーキングレバー63が、スロットルグリップが設けられる右側に集中して設けられるため、乗員が始動操作部66及びパーキングレバー63を直感的に操作し易く、操作性が良い。
また、マスターシリンダー62は、ハンドル22の前方に配置されて液圧を発生させる本体部70と、ハンドル22の後面に取り付けられ、本体部70をハンドル22に固定するホルダー71とを備え、パーキングレバー63は、ホルダー71に支持される。
この構成によれば、マスターシリンダー62のホルダー71を利用して、簡単に且つ高い剛性を持ってパーキングレバー63を始動操作部66の近くに設けることができる。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上記実施の形態では、ハンドル22は、一本の棒状のハンドルであるが、これに限らず、ハンドル22は、棒状のハンドルが左右に個別に設けられても良い。
また、上記実施の形態では、自動二輪車1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は、前輪または後輪を2つ備える3輪の車両及び4輪以上を備える車両に適用可能である。
1 自動二輪車(車両)
11 パワーユニット
22 ハンドル
50 前輪ブレーキ装置(ブレーキ装置)
53 パーキングロック部
60 グリップ部(スロットルグリップ)
62 マスターシリンダー
63 パーキングレバー
66 始動操作部
70 本体部
70b 液面窓
71 ホルダー

Claims (7)

  1. 車両を駆動するパワーユニット(11)と、前記車両の移動をロックするパーキングロック部(53)と、前記パーキングロック部(53)のロック状態及びロック解除状態を操作するパーキングレバー(63)とを備える車両において、
    前記パーキングレバー(63)は、操舵用のハンドル(22)に設けられ、
    前記ハンドル(22)には、乗員が前記ハンドル(22)を把持し、前記パワーユニット(11)の出力を乗員が操作するためのスロットルグリップ(60)と、前記スロットルグリップ(60)に隣接して、前記スロットルグリップ(60)の車幅方向内側に配置される操作部ケース(61)が設けられ、
    前記操作部ケース(61)の後面には、前記パワーユニット(11)を始動する操作が入力される始動操作部(66)と、前記始動操作部(66)の下方に位置し、前記車両の変速機に関する操作が入力されるモード操作部(67)とが設けられ、
    前記パーキングレバー(63)が左右に回動されることで、前記ロック状態及び前記ロック解除状態が切り替えられ、
    前記パーキングレバー(63)は、前記ロック状態では、前記始動操作部(66)に後方から重なると共に、前記モード操作部(67)に後方からは重ならないことを特徴とする車両。
  2. 前記車両を制動する液圧式のブレーキ装置(50)の液圧を発生させるマスターシリンダー(62)が前記ハンドル(22)に取り付けられ、
    前記パーキングレバー(63)の少なくとも一部は、前記マスターシリンダー(62)に後方から重なることを特徴とする請求項1記載の車両。
  3. 前記マスターシリンダー(62)の後面には、液面の確認用の液面窓(70b)が設けられ、
    前記パーキングレバー(63)は、前記液面窓(70b)よりも上方に配置されることを特徴とする請求項2記載の車両。
  4. 前記ハンドル(22)は左右方向に延びる棒状であり、
    前記スロットルグリップ(60)が前記ハンドル(22)の左右一方の外端部に設けられ、
    記パーキングレバー(63)は、前記ロック解除状態では、前記始動操作部(66)に隣接して前記始動操作部(66)の車幅方向内側に配置されることを特徴とする請求項2または3記載の車両。
  5. 前記パーキングレバー(63)は、前記ロック状態では、車幅方向外側に回動して前記始動操作部(66)に後方から重なり、
    前記パーキングレバー(63)は、前記ロック解除状態では、車幅方向内側に回動して車幅方向内側に延びることを特徴とする請求項4記載の車両。
  6. 記スロットルグリップ60)、前記始動操作部(66)、及び前記パーキングレバー(63)は、前記ハンドル(22)の右部に設けられることを特徴とする請求項4または5記載の車両。
  7. 前記マスターシリンダー(62)は、前記ハンドル(22)の前方に配置されて液圧を発生させる本体部(70)と、前記ハンドル(22)の後面に取り付けられ、前記本体部(70)を前記ハンドル(22)に固定するホルダー(71)とを備え、
    前記パーキングレバー(63)は、前記ホルダー(71)に支持されることを特徴とする請求項2から6のいずれかに記載の車両。
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