JP7214519B2 - フロントガード及び作業機 - Google Patents
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Description
特許文献1に開示された作業機は、前面に前窓が設けられたキャビンと、前窓の前方に設けられたフロントガードとを有する。
前記キャビンの前方に、該キャビンの中央部に対して機体幅方向の一側に偏倚して配置された上下揺動可能なフロント作業装置と、
前記フロント作業装置の後方且つ前記キャビンの前方に設けられたフロントガードと、
を備え、
前記前窓は、窓開口と、前記窓開口を塞ぐ前面パネルとを有し、
前記フロントガードは、前記キャビンの前方且つ前記一側に配置された第1枠材と、前記キャビンの前方且つ前記一側とは反対側の他側に配置された第2枠材と、記第1枠材と前記第2枠材の上部同士を連結する第3枠材とを有し、
前記第1枠材は、該第1枠材の上部から下部を構成し且つ前記フロント作業装置の後方且つ前記前窓の前方に前記フロント作業装置及び前記前窓と正面視で重畳するように位置する主杆部と、前記第3枠材に固定される上接続部と、前記上接続部と前記主杆部の上部とを連結する連結部とを有し、
前記連結部は、前記上接続部から機体幅方向の前記一側に向かうにつれて前記フロント作業装置から後方に離れる方向且つ前記前面パネルに近接する方向に延び、
前記主杆部は、前記連結部の下端から前記前面パネルに沿って下方に延びていて前記前面パネルに近接し且つ前記フロント作業装置を最上げ位置に持ち上げたときに前記フロント作業装置と干渉しない位置に配置されるように前記第2枠材よりも機体前後方向の位置が前記運転席側に形成されている。
図11は、本実施形態に係る作業機1の全体構成を示す概略側面図である。図12は、作業機1の概略平面図である。本実施形態では、作業機1として旋回作業機であるバックホーが例示されている。
図11、図12に示すように、作業機1は、機体(旋回台)2と、走行装置3と、フロント作業装置4とを備えている。機体2にはキャビン5が搭載されている。キャビン5の室内には、オペレータ(運転者)が着座する運転席6が設けられている。
図11、図12に示すように、走行装置3は、機体2の機体幅方向K2の一側(右側)に設けられた第1クローラ走行体3Aと、機体2の機体幅方向K2の他側(左側)に設けられた第2クローラ走行体3Bとを有するクローラ式の走行装置である。走行装置3によって機体2が走行可能に支持される。また、機体2は、走行装置3上に、縦軸(上下方向に延伸する軸心)回りに旋回可能に支持されている。走行装置3の前部には、ドーザ装置7が装着されている。
図11、図12に示すように、フロント作業装置4は、キャビン5の前方に配置されている。詳しくは、フロント作業装置4は、図12に示すように、キャビン5の機体幅方向K2の中央部から機体幅方向K2の一側に偏倚して配置されている。
図11に示すように、フロント作業装置4は、ブーム12と、アーム13と、作業具(バケット)14とを有する。ブーム12は、基部12aがスイングブラケット10の上部にブーム軸16を介して水平軸(水平方向に延伸する軸心)回りに回動可能に枢支されている。これにより、ブーム12は、上下に揺動可能である。つまり、フロント作業装置4は上下揺動可能である。
ブーム軸16の軸心方向は、フロント作業装置4が機体正面を向く状態で機体幅方向K2に一致する。ブーム12は、基部12aと先端部12bとの間に、長手方向中途部(略中央部)で屈曲された中間部12cを有する。中間部12cは、基部12a側の第1部位12c1と、先端部12b側の第2部位12c2とを有する。図11に示すフロント作業装置4(ブーム12)の最上げ位置において、第1部位12c1は、上下方向に延伸しており、第2部位12c2は、第1部位12c1の上端から上方に向かうにつれて前方に移行する傾斜方向に延伸している。また、フロント作業装置4の最上げ位置において、第1部位12c1は、キャビン5の一側(右側)に対向していると共に、キャビン5の一側の前方に近接して位置している。
図3に示すように、前窓22は、窓開口30を形成する窓枠31と、窓開口30を塞ぐ前面パネル32とを有する。窓開口30の縁部には、トリムシール33が設けられている。窓枠31は、窓開口30の一側縁部を形成する第1縦枠部34と、窓開口30の他側縁部を形成する第2縦枠部35と、窓開口30の上縁部を形成する上枠部36と、窓開口30の下縁部を形成する下枠部37とを有する。
下部パネル39は、窓枠31に嵌め込まれて固定されている。シール部40は、本実施形態では、上部パネル38側に設けられていて、該上部パネル38と同行移動する。シール部40は、下部パネル39側に設けられていてもよい。
図1、図11に示すように、作業機1は、キャビン5の前面側に取り付けられたフロントガード51を有する。フロントガード51は、前窓22の前方に設けられている。
図1、図5に示すように、フロントガード51は、ガード本体52と、ガード本体52をキャビン5に取り付けるための取付部材(第1取付ステー53、第2取付ステー54及び取付ブラケット55)と、防振部材56とを有する。ガード本体52は、外郭を構成するガード枠57と、ガード枠57内に設けられた格子部58とを有する。
図1に示すように、ガード枠57は、前窓22の機体幅方向(幅方向)K2の一側に配置された第1枠材59と、前窓22の機体幅方向K2の他側に配置された第2枠材60と、第1枠材59と第2枠材60の上部同士を連結する第3枠材61と、第1枠材59と第2枠材60の下部同士を連結する第4枠材62とを有する。
図1に示すように、第1上接続部59Bは、第3枠材61の一側端部の上部に固定されている。また、第1上接続部59Bは、第1主杆部59Aよりも機体左方に位置している。第1連結部59Cは、第1主杆部59Aの上部と第1上接続部59Bの下部とを連結している。詳しくは、第1連結部59Cは、図1に示す正面視において第1主杆部59Aの上端から機体左方に向かうにつれて上方に移行する傾斜方向に延び、且つ図7に示す平面視において機体左方に向かうにつれて前方に移行する傾斜方向に延びていて、第1上接続部59Bの下部に接続されている。
図1、図5に示すように、第2枠材60は、杆材によって形成され、主杆部(第2主杆部という)60Aと、上接続部(第2上接続部という)60Bと、連結部(第2連結部という)60Cと、下接続部(第2下接続部という)60Dとを有する。第2主杆部60Aは、第1枠材59の主要部、つまり第2枠材60の大部分を占める部位であり、第2縦枠部35の前方に配置されている。詳しくは、第2主杆部60Aは、上端部が第2作業灯48Lの下端近傍に位置していると共に下方に延びており、且つ下部が下方に向かうにつれて機体右方に移行する傾斜方向に延びている。第2上接続部60Bは、第3枠材61の他側端部の上部に固定されている。また、第2上接続部60Bは、第2主杆部60Aよりも機体右方に位置している。第2連結部60Cは、第2主杆部60Aの上部と第2上接続部60Bの下部とを連結している。詳しくは、第2連結部60Cは、第2主杆部60Aの上端から機体右方に延びる第1部位60aと、第1部位60aの機体右側端部から上方に延びて第2上接続部60Bの下端に接続された第2部位60bとを有する。第2下接続部60Dは、第2主杆部60Aの下端から機体右方に延び、第4枠材62の他側前部に固定されている。
図1、図5に示すように、格子部58は、複数の縦格子66(第1縦格子66A~第4縦格子66D)と、複数の横格子67(第1横格子67A、第2横格子67B)とを有する。
第1縦格子66A~第4縦格子66Dは、第3枠材61と第4枠材62とにわたって設けられており、上端が第3枠材61に固定され、下端が第4枠材62に固定されている。また、第1縦格子66A~第4縦格子66Dは、第1枠材59と第2枠材60との間に機体幅方向K2に間隔をあけて並べて設けられている。さらに、第1縦格子66A~第4縦格子66Dは、それぞれ、帯板材によって形成されている。また、第1縦格子66A~第4縦格子66Dは、オペレータが機体正面を向く状態で板厚方向が機体幅方向K2に一致するように設けられている。これにより、キャビン5が機体正面を向く状態でのオペレータの視界性を良好にすることができる。また、帯板板材を用いることにより、丸棒材等を用いて同等の強度を実現する場合に比べて視界性を向上させることができる。あるいは、帯板板材を用いることにより、丸棒材等を用いて同等の視界性を実現する場合に比べて強度を向上させることができる。
図7に示すように、横格子67は、機体右側部に、機体幅方向K2外方に向かうにつれて後方に移行する傾斜方向に延びる傾斜部67aを有する。これにより、フロント作業装置4を最上げ位置に持ち上げたときに、フロント作業装置4が横格子67に当たるのを防止することができる。
次に、ガード本体52(ガード枠57)をキャビン5に取り付けるための第1取付ステー53、第2取付ステー54及び取付ブラケット55について説明する。
第1取付ステー53は、第1枠材59を第1フロントピラー26に取り付ける部材である。
上ステー53Aは、第1枠材59に溶接固定された基部53aと、第1フロントピラー26にボルト固定される固定部53bとを有する。下ステー53Bも同様に、基部53aと、固定部53bとを有する。
第1取付ステー53を平板で形成して直接第1フロントピラー26に取り付けることにより、第1取付ステー53の第1フロントピラー26から前方への突出量を少なくでき、フロント作業装置4(ブーム12)を最上げ位置に持ち上げた際に、フロント作業装置4が第1取付ステー53に当接するのを防止することができる。
第2取付ステー54及び取付ブラケット55は、第2枠材60を第2フロントピラー27に取り付ける部材である。第2取付ステー54は、第2枠材60に固定されると共に取付ブラケット55にボルト固定され、取付ブラケット55は、第2フロントピラー27にボルト固定される。
第1取付ステー53に形成されたボルト挿通孔(ボルトを挿通する穴)は、機体幅方向K2に長い長穴に形成され、第2取付ステー54に形成されたボルト挿通孔は、前後方向に長い長穴に形成され、取付ブラケット55の第1取付壁55a及び第2取付壁55gに形成されたボルト挿通孔は、上下方向に長い長穴に形成されている。これにより、取付時のひずみを抑制することができる。
防振部材56は、例えば、ゴム等の弾性部材によって形成されている。図5に示すように、防振部材56は、第1防振部材56Aと、第2防振部材56Bとを含む。第1防振部材56Aは、第1連結体61Dに取り付けられ、第2防振部材56Bは、第2連結体61Eに取り付けられている。
例えば、軽量化を図ったフロントガード51にあっては、作業機1の走行振動等がフロントガード51に伝播し、フロントガード51の上部が振動する。この時、防振部材56が当接部36aに弾性的に当接していることから、フロントガード51の上部の振動を防止することができる。詳しくは、フロントガード51の下部においては、フロントガード51の取り付けの邪魔になるものがないので、第1取付ステー53及び第2取付ステー54を第4枠材62の近くに設けることができ、フロントガード51の下部の支持強度を確保することができるが、フロントガード51の上部にあっては、第1作業灯48R及び第2作業灯48Lがあることから第1取付ステー53及び第2取付ステー54を第3枠材61に近づけることが難しい。そこで、第3枠材61に防振部材56を設けることにより、フロントガード51上部の支持を良好に図ることができる。
なお、本実施形態では、フロントガード51をキャビン5における左右のフロントピラー(柱部材)に取り付ける構成について説明したが、これに限らず、例えば運転席6の左右前方に配置されたキャノピの支柱(柱部材)に取り付けてもよい。
また、前面に前窓22を有するキャビン5を備え、フロントガード51はキャビン5の前方に配置されており、キャビン5は、前窓22の一側方に配置された第1フロントピラー26と、前窓22の他側方に配置された第2フロントピラー27とを有し、フロントガード51は、第1枠材59に設けられていて第1フロントピラー26に取り付けられる第1取付ステー53と、第2枠材60に設けられていて第2フロントピラー27に取り付けられる第2取付ステー54と、第1枠材59と第2枠材60の上部同士を連結する第3枠材61と、第3枠材61に設けられていて前窓22の上部に押し当てられる防振部材56とを有している。
また、第1取付ステー53は、一枚の板材によって形成されていて、第1枠材59に溶接固定された基部53aと、第1フロントピラー26にボルト固定される固定部53bとを有し、第2フロントピラー27にボルト固定されると共に第2取付ステー54がボルト固定される取付ブラケット55を有する。
また、第1取付ステー53は、基部53aと固定部53bとの間の中間部53cを有し、中間部53cは、基部53aから機体幅方向K2外方に延びる第1部位53dと、第1部位53dから機体幅方向K2外方に向かうにつれて上方又は下方に移行する傾斜方向に延びる第2部位53eとを有する。
また、前窓22は、窓開口30を形成する窓枠31を有し、第3枠材61は、オペレータの視線方向に沿って窓開口30の上縁部と重畳する位置に配置されている。
また、前窓22は、窓開口30を形成する窓枠31と、窓開口30を塞ぐ前面パネル32とを有し、前面パネル32は、窓開口30の上部に設けられた開閉可能な上部パネル38と、窓開口30の下部に設けられていて窓枠31に嵌め込まれた下部パネル39と上部パネル38と下部パネル39との間のシール部40とを有し、フロントガード51は、第1枠材59と第2枠材60の下部同士を連結する第4枠材62を有し、第4枠材62は、オペレータの視線X1方向に沿ってシール部40と重畳する位置に配置されている。
また、フロントガード51は、第1枠材59と第2枠材60との間に設けられた格子部58を有し、格子部58は、第3枠材61と第4枠材62とにわたって設けられ且つ機体幅方向K2に間隔をあけて配置された複数の縦格子66と、複数の縦格子66を横切るように設けられ且つ上下方向に間隔をあけて配置された複数の横格子67とを有し、第4枠材62と第4枠材62に隣接する横格子67との間隔Y1は、第3枠材61と第3枠材61に隣接する横格子67との間隔Y2よりも大である。
また、取付ブラケット55は、第2フロントピラー27にボルト固定される取付壁55aと、取付壁55aの下部から前方に延出された載置壁55bと、載置壁55bの前部から上方に延出された規制壁55cとを有し、第2取付ステー54は載置壁55bに載置されて載置壁55bにボルト固定されている。
る。
また、フロントガード51は、第1枠材59に設けられていて作業機1に取り付けられる第1取付ステー53と、第2枠材60に設けられていて作業機1に取り付けられる第2取付ステー54と、第1枠材59と第2枠材60の上部同士を連結する第3枠材61と、第3枠材61に設けられていて作業機1の一部に押し当てられる防振部材56とを有している。
また、第1取付ステー53は、一枚の板材によって形成されていて、第1枠材59に溶接固定された基部53aと、作業機1にボルト固定される固定部53bとを有し、第2取付ステー54にボルト固定され、且つ作業機1にボルト固定される取付ブラケット55を有する。
また、第1取付ステー53は、基部53aと固定部53bとの間の中間部53cを有し、中間部53cは、基部53aから幅方向外方に延びる第1部位53dと、第1部位53dから幅方向外方に向かうにつれて第1枠材59の延伸方向に移行する傾斜方向に延びる第2部位53eとを有する。
また、フロントガード51は、第1枠材59と第2枠材60の下部同士を連結する第4枠材62と、第1枠材59と第2枠材60との間に設けられた格子部58とを備え、格子部58は、第3枠材61と第4枠材62とにわたって設けられ且つ幅方向に間隔をあけて配置された複数の縦格子66と、複数の縦格子66を横切るように設けられ且つ上下方向に間隔をあけて配置された複数の横格子67とを有し、第4枠材62と第4枠材62に隣接する横格子67との間隔Y1は、第3枠材61と第3枠材61に隣接する横格子67との間隔Y2よりも大である。
また、取付ブラケット55は、作業機1にボルト固定される取付壁55aと、取付壁55aの下部から前方に延出された載置壁55bと、載置壁55bの前部から上方に延出された規制壁55cとを有し、第2取付ステー54は載置壁55bに載置されて載置壁55bにボルト固定されている。
4 フロント作業装置
5 キャビン
22 前窓
26 第1フロントピラー
27 第2フロントピラー
30 窓開口
31 窓枠
32 前面パネル
38 上部パネル
39 下部パネル
40 シール部
51 フロントガード
53 第1取付ステー
53a 基部
53b 固定部
53c 中間部
53d 第1部位
53e 第2部位
54 第2取付ステー
55 取付ブラケット
55a 取付壁
55b 載置壁
55c 規制壁
56 防振部材
58 格子部
59 第1枠材
59A 主杆部
60 第2枠材
61 第3枠材
62 第4枠材
66 縦格子
67 横格子
K2 機体幅方向
X1 視線
Y1 間隔
Y2 間隔
Claims (14)
- 機体と、
前記機体に搭載された運転席と、
前記運転席が室内に設けられ前面に前窓を有するキャビンと、
前記キャビンの前方に、該キャビンの中央部に対して機体幅方向の一側に偏倚して配置された上下揺動可能なフロント作業装置と、
前記フロント作業装置の後方且つ前記キャビンの前方に設けられたフロントガードと、
を備え、
前記前窓は、窓開口と、前記窓開口を塞ぐ前面パネルとを有し、
前記フロントガードは、前記キャビンの前方且つ前記一側に配置された第1枠材と、前記キャビンの前方且つ前記一側とは反対側の他側に配置された第2枠材と、記第1枠材と前記第2枠材の上部同士を連結する第3枠材とを有し、
前記第1枠材は、該第1枠材の上部から下部を構成し且つ前記フロント作業装置の後方且つ前記前窓の前方に前記フロント作業装置及び前記前窓と正面視で重畳するように位置する主杆部と、前記第3枠材に固定される上接続部と、前記上接続部と前記主杆部の上部とを連結する連結部とを有し、
前記連結部は、前記上接続部から機体幅方向の前記一側に向かうにつれて前記フロント作業装置から後方に離れる方向且つ前記前面パネルに近接する方向に延び、
前記主杆部は、前記連結部の下端から前記前面パネルに沿って下方に延びていて前記前面パネルに近接し且つ前記フロント作業装置を最上げ位置に持ち上げたときに前記フロント作業装置と干渉しない位置に配置されるように前記第2枠材よりも機体前後方向の位置が前記運転席側に形成されている作業機。 - 前記キャビンは、前記前窓の一側方に配置された第1フロントピラーと、前記前窓の他側方に配置された第2フロントピラーとを有し、
前記フロントガードは、前記第1枠材に設けられていて第1フロントピラーに取り付けられる第1取付ステーと、前記第2枠材に設けられていて前記第2フロントピラーに取り付けられる第2取付ステーと、前記第3枠材に設けられていて前記前窓の上部に押し当てられる防振部材とを有している請求項1に記載の作業機。 - 前記第1取付ステーは、一枚の板材によって形成されていて、前記第1枠材に溶接固定された基部と、前記第1フロントピラーにボルト固定される固定部とを有し、
前記第2フロントピラーにボルト固定されると共に前記第2取付ステーがボルト固定される取付ブラケットを有する請求項2に記載の作業機。 - 前記第1取付ステーは、前記基部と前記固定部との間の中間部を有し、
前記中間部は、前記基部から機体幅方向外方に延びる第1部位と、前記第1部位から機体幅方向外方に向かうにつれて上方又は下方に移行する傾斜方向に延びる第2部位とを有する請求項3に記載の作業機。 - 前記前窓は、前記窓開口を形成する窓枠を有し、
前記第3枠材は、オペレータの視線方向に沿って前記窓開口の上縁部と重畳する位置に配置されている請求項2~4のいずれか1項に記載の作業機。 - 前記前窓は、前記窓開口を形成する窓枠を有し、
前記前面パネルは、前記窓開口の上部に設けられた開閉可能な上部パネルと、前記窓開口の下部に設けられていて前記窓枠に嵌め込まれた下部パネルと前記上部パネルと前記下部パネルとの間のシール部とを有し、
前記フロントガードは、前記第1枠材と前記第2枠材の下部同士を連結する第4枠材を有し、
前記第4枠材は、オペレータの視線方向に沿って前記シール部と重畳する位置に配置されている請求項2~5のいずれか1項に記載の作業機。 - 前記フロントガードは、前記第1枠材と前記第2枠材との間に設けられた格子部を有し、
前記格子部は、
前記第3枠材と前記第4枠材とにわたって設けられ且つ機体幅方向に間隔をあけて配置された複数の縦格子と、
前記複数の縦格子を横切るように設けられ且つ上下方向に間隔をあけて配置された複数の横格子とを有し、
前記第4枠材と前記第4枠材に隣接する前記横格子との間隔は、前記第3枠材と前記第3枠材に隣接する前記横格子との間隔よりも大である請求項6に記載の作業機。 - 前記取付ブラケットは、前記第2フロントピラーにボルト固定される取付壁と、前記取付壁の下部から前方に延出された載置壁と、前記載置壁の前部から上方に延出された規制壁とを有し、
前記第2取付ステーは前記載置壁に載置されて前記載置壁にボルト固定されている請求項3又は4に記載の作業機。 - 機体と、前記機体に搭載された運転席と、前記運転席が室内に設けられ前面に窓開口と前記窓開口を塞ぐ前面パネルとを含む前窓を有するキャビンと、前記キャビンの前方に、該キャビンの中央部に対して機体幅方向の一側に偏倚して配置された上下揺動可能なフロント作業装置とを備えた作業機における前記フロント作業装置の後方且つ前記キャビンの前方に取り付けられるフロントガードであって、
幅方向の一側に配置される第1枠材と、幅方向の他側に配置される第2枠材と、記第1枠材と前記第2枠材の上部同士を連結する第3枠材とを有し、
前記第1枠材は、該第1枠材の上部から下部を構成し且つ前記フロント作業装置の後方且つ前記前窓の前方に前記フロント作業装置及び前記前窓と正面視で重畳するように配置される主杆部と、前記第3枠材に固定される上接続部と、前記上接続部と前記主杆部の上部とを連結する連結部とを有し、
前記連結部は、前記上接続部から機体幅方向の前記一側に向かうにつれて前記フロント作業装置から後方に離れる方向且つ前記前面パネルに近接する方向に延び、
前記主杆部は、前記連結部の下端から前記前面パネルに沿って下方に延びていて前記前面パネルに近接し且つ前記フロント作業装置を最上げ位置に持ち上げたときに前記フロント作業装置と干渉しない位置に配置されるように前記作業機に取り付けられたときに前記第2枠材よりも機体前後方向の位置が前記運転席側となる位置に形成されているフロントガード。 - 前記第1枠材に設けられていて前記作業機に取り付けられる第1取付ステーと、
前記第2枠材に設けられていて前記作業機に取り付けられる第2取付ステーと、
前記第3枠材に設けられていて前記作業機の一部に押し当てられる防振部材とを有している請求項9に記載のフロントガード。 - 前記第1取付ステーは、一枚の板材によって形成されていて、前記第1枠材に溶接固定された基部と、前記作業機にボルト固定される固定部とを有し、
前記第2取付ステーにボルト固定され、且つ前記作業機にボルト固定される取付ブラケットを有する請求項10に記載のフロントガード。 - 前記第1取付ステーは、前記基部と前記固定部との間の中間部を有し、
前記中間部は、前記基部から前記幅方向外方に延びる第1部位と、前記第1部位から幅方向外方に向かうにつれて前記第1枠材の延伸方向に移行する傾斜方向に延びる第2部位とを有する請求項11に記載のフロントガード。 - 前記第1枠材と前記第2枠材の下部同士を連結する第4枠材と、
前記第1枠材と前記第2枠材との間に設けられた格子部とを備え、
前記格子部は、
前記第3枠材と前記第4枠材とにわたって設けられ且つ幅方向に間隔をあけて配置された複数の縦格子と、
前記複数の縦格子を横切るように設けられ且つ上下方向に間隔をあけて配置された複数の横格子とを有し、
前記第4枠材と前記第4枠材に隣接する前記横格子との間隔は、前記第3枠材と前記第3枠材に隣接する前記横格子との間隔よりも大である請求項10~12のいずれか1項に記載のフロントガード。 - 前記取付ブラケットは、前記作業機にボルト固定される取付壁と、前記取付壁の下部から前方に延出された載置壁と、前記載置壁の前部から上方に延出された規制壁とを有し、
前記第2取付ステーは前記載置壁に載置されて前記載置壁にボルト固定されている請求項11又は12に記載のフロントガード。
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