JP7212776B2 - アクリロニトリル廃棄物流からアセトニトリルを回収する方法 - Google Patents
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Description
[0001]本出願は、2018年11月13日に出願された米国仮特許出願第62/760,233号の優先権および出願の利益を主張する者であり、その出願は参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
供給原料
[0017]上述したように、供給原料中のメタノールの存在は重要な分離の問題を生じ、高度に純粋なアセトニトリル生成物を回収する能力を制限することが見出された。例えば、メタノールは望まれるアセトニトリルと共に共沸混合物を形成することが見出された。
第1の蒸留
[0027]上述したように、供給原料流は第1の蒸留カラムで蒸留されて粗製アセトニトリル流を生じる。場合によって、第1の蒸留は供給原料流中に存在するシアン化水素のかなりの部分を(全てではないが)除去する。本発明者らは、処理に先立つ追加の分離ユニット、例えばカラムでのシアン化水素の除去がシアン化水素の低い沸点を利用し、これが次に下流の分離効率の改良、例えば、別個のシアン化水素分離ユニットの低減または排除を提供することを見出した。
HCN処理
[0031]上述したように、供給原料はシアン化水素を始めとする様々な不純物を含み得る。これらの不純物の幾つかは第1の蒸留カラムでの蒸留後粗製アセトニトリル流中に存在したままであり得る。これらの不純物の幾つか、特にシアン化水素を除去するために、方法は粗製アセトニトリル流を処理して取り分けシアン化水素を除去するステップを含む。この処理するステップはシアン化水素を殆どまたは全く含有しない中間アセトニトリル流を生成する。
圧力スイング蒸留
[0038]粗製アセトニトリル流の処理は中間アセトニトリル流を生じる。上述したように、中間アセトニトリル流は圧力スイング蒸留システムで精製されてアセトニトリル生成物流を生じる。圧力スイング蒸留システムは蒸発および蒸留に対する圧力の影響を利用して中間アセトニトリル流を精製する。一部の実施形態において、圧力スイング蒸留システムは、様々な圧力で作動する一連の蒸留カラム、例えば、低圧蒸留カラムおよび高圧蒸留カラムを含み得る。例えば、圧力スイング蒸留システムは中間アセトニトリル流を最初低圧蒸留カラムで、次いで高圧蒸留カラムで蒸留してもよく;あるいは、圧力スイング蒸留システムは中間アセトニトリル流を最初に高圧蒸留カラムで、次いで低圧蒸留カラムで蒸留してもよい。一部の実施形態において、圧力スイング蒸留システムはより多くの数の蒸留カラム、例えば、低圧蒸留カラム、中圧蒸留カラム、および高圧蒸留カラムを含み得る。他の実施形態において、圧力スイング蒸留システムは、所与のカラム内の圧力が、例えばポンプにより操作される1つまたは複数のカラムを含んでいてもよい。例えば、圧力は最初に中間アセトニトリル流を低圧の圧力調節蒸留カラム内で蒸留し、次いで圧力調節蒸留カラムで圧力を増大して高圧で中間アセトニトリル流を蒸留する。
アセトニトリル生成物流の精製
[0049]上述したように、アセトニトリル生成物流は比較的少ない不純物、例えば、メタノールを含む。一部の実施形態において、アセトニトリル生成物流は充分高い濃度のアセトニトリルを含む。従って、アセトニトリル生成物流を更に精製することは必要ないであろう。例えば、場合によって、「ACN-グレード」のアセトニトリル生成物が望ましい。かかる場合、(不随のアセトニトリル純度を伴う)アセトニトリル生成物流収量の上出来の形成は適切で高価な商品である。開示されている方法によって生成され得る他の商用グレードには標準的な工業グレード、実験室グレード、ACSグレード、クロマトグラフィーグレード、LCグレード、およびUHPLCグレードがある。
分離スキーム
[0058]有益なことに、開示されたシステムは伝統的なシステムより少ないカラムを利用し、これは中でも複雑さおよび資本コストを低減する利点を提供する。一実施形態において、分離スキームはカラムを削除する。場合によって、方法は6個以下の蒸留カラム、例えば、5個以下のカラム、4個以下のカラム、3個以下のカラム、または2個以下のカラムを含む。場合によって、分離スキームは6個のみのカラムを含む。場合によって、分離スキームは5個のみのカラムを含む。場合によって、分離スキームは4個のみのカラムを含む。場合によって、分離スキームは3個のみのカラムを含む。
実施例1
[0067]供給原料流はアクリロニトリル製造および精製プロセスからの3つの廃棄物流を合わせることによって調製された。各々の廃棄物流の組成、ならびに合わせた供給原料流の組成は下記表1に提供される。
[0070]実施例1と同じ方法が実施された。アセトニトリルが最終の蒸留カラムで蒸留することにより更に精製された。最終の蒸留カラムの塔底物流が廃棄物流として捨てられた。最終の蒸留カラムの塔頂物流が精製アセトニトリル生成物流として凝縮された。最終の蒸留カラムの塔底物流および精製アセトニトリル生成物流の組成が下記表4に提供される。
[0071]以下の実施形態が考えられる。特徴および実施形態の全ての組合せが考えられる。
[0075]実施形態4:アセトニトリル生成物流が高圧蒸留カラムの塔底物流である、実施形態2または3の実施形態。
[0078]実施形態7:再循環流が少なくとも0.01wt.%のメタノールを含む、実施形態1~6のいずれかの実施形態。
[0080]実施形態9:アセトニトリル生成物流を精製するステップが、アセトニトリル生成物流を蒸留して精製アセトニトリル生成物流を生成させるステップを含む、実施形態1~8のいずれかの実施形態。
[0082]実施形態11:供給原料流が5wt.%未満のアセトニトリルを含む、実施形態1~10のいずれかの実施形態。
[0084]実施形態13:処理するステップが、粗製アセトニトリル流を苛性アルカリ溶液と反応させてシアン化水素を反応させ尽くすステップを含む、実施形態1~12のいずれかの実施形態。
[0086]実施形態15:中間アセトニトリル流が0.05wt.%未満のシアン化水素を含む、実施形態1~14のいずれかの実施形態。
[0088]実施形態17:低圧蒸留カラムが-5psig未満の圧力で作動する、実施形態2~16のいずれかの実施形態。
[0090]実施形態19:精製アセトニトリル生成物流が少なくとも99.9wt.%のアセトニトリルを含む、実施形態1~18のいずれかの実施形態。
[0092]実施形態21:アセトニトリルを回収する方法であって、メタノールおよびアセトニトリルを含む供給原料流を第1の蒸留カラムで蒸留して粗製アセトニトリル流を生成させるステップと、粗製アセトニトリル流を処理してシアン化水素を除去し且つ1wt.%未満のシアン化水素を含む中間アセトニトリル流を生成させるステップと、中間アセトニトリル流を圧力スイング蒸留システムで精製して再循環流および少なくとも90wt.%のアセトニトリルを含むアセトニトリル生成物流を生成させるステップとを含む、方法。
本発明は以下の実施態様を含む。
[1]アセトニトリルを回収する方法であって、
メタノールおよびアセトニトリルを含む供給原料流を第1の蒸留カラムで蒸留して粗製アセトニトリル流を生成させるステップと、
粗製アセトニトリル流を処理してシアン化水素を除去し且つ1wt.%未満のシアン化水素を含む中間アセトニトリル流を生成させるステップと、
中間アセトニトリル流を圧力スイング蒸留システムで精製してアセトニトリル生成物流および再循環流を生成させるステップと、
アセトニトリル生成物流を精製して少なくとも98wt.%のアセトニトリルを含む精製アセトニトリル生成物流を形成するステップと
を含む、方法。
[2]圧力スイング蒸留システムが、低圧蒸留カラムおよび高圧蒸留カラムを含み、高圧蒸留カラムが塔頂物流および塔底物流を生成させる、[1]に記載の方法。
[3]再循環流が高圧蒸留カラムの塔頂物流である、[2]に記載の方法。
[4]アセトニトリル生成物流が高圧蒸留カラムの塔底物流である、[2]または[3]に記載の方法。
[5]アセトニトリル生成物流が1wt.%未満のメタノールを含み、供給原料流がオキサゾールおよびプロピオニトリルを更に含み、中間アセトニトリル流が0.01wt.%未満のシアン化水素を含み、精製アセトニトリル生成物流が少なくとも99.5wt.%のアセトニトリルを含む、[1]から[4]のいずれかに記載の方法。
[6]メタノールを含む再循環流を第1の蒸留カラムに再循環させるステップを更に含む、[1]から[5]のいずれかに記載の方法。
[7]再循環流が少なくとも0.01wt.%のメタノールを含む、[1]から[6]のいずれかに記載の方法。
[8]再循環流が0.01wt.%~5wt.%のメタノールを含む、[1]から[7]のいずれかに記載の方法。
[9]アセトニトリル生成物流を精製するステップが、アセトニトリル生成物流を蒸留して精製アセトニトリル生成物流を生成させるステップを含む、[1]から[8]のいずれかに記載の方法。
[10]供給原料流が少なくとも0.05wt.%のメタノールを含む、[1]から[9]のいずれかに記載の方法。
[11]供給原料流が5wt.%未満のアセトニトリルを含む、[1]から[10]のいずれかに記載の方法。
[12]供給原料流がプロピオニトリルを更に含む、[1]から[11]のいずれかに記載の方法。
[13]処理するステップが、粗製アセトニトリル流を苛性アルカリ溶液と反応させてシアン化水素を反応させ尽くすステップを含む、[1]から[12]のいずれかに記載の方法。
[14]粗製アセトニトリル流が0.1wt.%~5wt.%のシアン化水素を含む、[1]から[13]のいずれかに記載の方法。
[15]中間アセトニトリル流が0.05wt.%未満のシアン化水素を含む、[1]から[14]のいずれかに記載の方法。
[16]供給原料流がアクリロニトリル製造プロセスからの1つまたは複数の廃棄物流を含む、[1]から[15]のいずれかに記載の方法。
[17]低圧蒸留カラムが-5psig未満の圧力で作動する、[2]から[16]のいずれかに記載の方法。
[18]高圧蒸留カラムが10psigより高い圧力で作動する、[2]から[17]のいずれかに記載の方法。
[19]精製アセトニトリル生成物流が少なくとも99.9wt.%のアセトニトリルを含む、[1]から[18]のいずれかに記載の方法。
[20]精製アセトニトリル生成物流が0.1wt.%未満のプロピオニトリルを含む、[1]から[19]のいずれかに記載の方法。
[21]アセトニトリルを回収する方法であって、
メタノールおよびアセトニトリルを含む供給原料流を第1の蒸留カラムで蒸留して粗製アセトニトリル流を生成させるステップと、
粗製アセトニトリル流を処理してシアン化水素を除去し且つ1wt.%未満のシアン化水素を含む中間アセトニトリル流を生成させるステップと、
中間アセトニトリル流を圧力スイング蒸留システムで精製して再循環流および少なくとも90wt.%のアセトニトリルを含むアセトニトリル生成物流を生成させるステップと
を含む、方法。
Claims (22)
- アセトニトリルを回収する方法であって、
メタノールおよびアセトニトリルを含む供給原料流を第1の蒸留カラムで蒸留して、メタノールを含む粗製アセトニトリル流を生成させるステップと、ここで前記供給原料流においてアセトニトリルが10wt.%以下の量で存在する、
粗製アセトニトリル流を苛性アルカリ溶液と反応させてシアン化水素を反応させ尽くして除去し且つ1wt.%未満のシアン化水素を含む中間アセトニトリル流を生成させるステップと、
中間アセトニトリル流を圧力スイング蒸留システムで精製してアセトニトリル生成物流および再循環流を生成させるステップと、
アセトニトリル生成物流を精製して少なくとも98wt.%のアセトニトリルを含む精製アセトニトリル生成物流を形成するステップと
を含み、
第1の蒸留カラムは0psigより大きい圧力で作動する、方法。 - 圧力スイング蒸留システムが、低圧蒸留カラムおよび高圧蒸留カラムを含み、高圧蒸留カラムが塔頂物流および塔底物流を生成させる、請求項1に記載の方法。
- 再循環流が高圧蒸留カラムの塔頂物流である、請求項2に記載の方法。
- アセトニトリル生成物流が高圧蒸留カラムの塔底物流である、請求項2または3に記載の方法。
- アセトニトリル生成物流が1wt.%未満のメタノールを含み、供給原料流がオキサゾールおよびプロピオニトリルを更に含み、中間アセトニトリル流が0.01wt.%未満のシアン化水素を含み、精製アセトニトリル生成物流が少なくとも99.5wt.%のアセトニトリルを含む、請求項1から4のいずれかに記載の方法。
- メタノールを含む再循環流を第1の蒸留カラムに再循環させるステップを更に含む、請求項1から5のいずれかに記載の方法。
- 再循環流が少なくとも0.01wt.%のメタノールを含む、請求項1から6のいずれかに記載の方法。
- 再循環流が0.01wt.%~5wt.%のメタノールを含む、請求項1から7のいずれかに記載の方法。
- アセトニトリル生成物流を精製するステップが、アセトニトリル生成物流を蒸留して精製アセトニトリル生成物流を生成させるステップを含む、請求項1から8のいずれかに記載の方法。
- 供給原料流が少なくとも0.05wt.%のメタノールを含む、請求項1から9のいずれかに記載の方法。
- 供給原料流が5wt.%未満のアセトニトリルを含む、請求項1から10のいずれかに記載の方法。
- 供給原料流がプロピオニトリルを更に含む、請求項1から11のいずれかに記載の方法。
- 粗製アセトニトリル流が0.1wt.%~5wt.%のシアン化水素を含む、請求項1から12のいずれかに記載の方法。
- 中間アセトニトリル流が0.05wt.%未満のシアン化水素を含む、請求項1から13のいずれかに記載の方法。
- 供給原料流がアクリロニトリル製造プロセスからの1つまたは複数の廃棄物流を含む、請求項1から14のいずれかに記載の方法。
- 低圧蒸留カラムが-5psig未満の圧力で作動する、請求項2から15のいずれかに記載の方法。
- 高圧蒸留カラムが10psigより高い圧力で作動する、請求項2から16のいずれかに記載の方法。
- 精製アセトニトリル生成物流が少なくとも99.9wt.%のアセトニトリルを含む、請求項1から17のいずれかに記載の方法。
- 精製アセトニトリル生成物流が0.1wt.%未満のプロピオニトリルを含む、請求項1から18のいずれかに記載の方法。
- アセトニトリルを回収する方法であって、
メタノールおよびアセトニトリルを含む供給原料流を第1の蒸留カラムで蒸留して、メタノールを含む粗製アセトニトリル流を生成させるステップと、ここで前記供給原料流においてアセトニトリルが10wt.%以下の量で存在する、
粗製アセトニトリル流を苛性アルカリ溶液と反応させてシアン化水素を反応させ尽くして除去し且つ1wt.%未満のシアン化水素を含む中間アセトニトリル流を生成させるステップと、
中間アセトニトリル流を圧力スイング蒸留システムで精製して再循環流および少なくとも90wt.%のアセトニトリルを含むアセトニトリル生成物流を生成させるステップと
を含み、
第1の蒸留カラムは0psigより大きい圧力で作動する、方法。 - 供給原料流は0.01wt.%~1wt.%のメタノールを含む、請求項1に記載の方法。
- 供給原料流は0.01wt.%~1wt.%のメタノールを含む、請求項20に記載の方法。
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