JP7212568B2 - 音量制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、アイドルストップ状態において、車両に搭載されたバッテリの消費電力を低減する音量制御装置に関するものである。
従来、この種のものとして、アイドルストップ状態での所定条件の成立により、鉛バッテリ2電源を昇圧給電部12bで昇圧してSVC制御部8等の車両走行の重要負荷および音声出力装置21に給電し、SVC制御部8の制御下でアイドルストップ状態からエンジン3を再始動する際に、音量制御手段により、音声出力装置21の出力音量を鉛バッテリ2から昇圧給電部12bへの給電量が設定容量を超えない音量に制限し、音声出力装置21の音の途切れやリセットが極力生じないようにしてアイドルストップのエンジンの再始動を行なうアイドルストップ車の制御装置(例えば特許文献1)がある。
また、アイドリングストップ判定部2においてアイドリングストップ開始が判定され、電子ボリューム4の設定音量が制御目標値以上であると設定値を制御目標値未満まで下げるように電子ボリューム4を制御し、アイドリングストップ判定部2においてアイドリングストップ終了が判定されると、設定音量を制御前の値に復帰させるように電子ボリューム4を制御するボリューム制御部3を備える音響装置(例えば特許文献2)がある。
特許5528069号公報 特開2011-244182号公報
上記特許文献1に記載のアイドルストップ車の制御装置では、車両走行の重要負荷および一般負荷である音声出力装置の電源をバッテリと昇圧手段の2系統で構成するアイドルストップ車において、音声出力装置の最大音量を考慮してバッテリや昇圧手段の容量を大きくすることなく、音声出力装置の音の途切れやリセットが極力生じないようにしてアイドルストップのエンジンの再始動を安全、確実に行なうことができる。
また、上記特許文献2に記載の音響装置では、判定部においてアイドリングストップ開始が判定され、電子ボリュームの設定音量が所定値以上であると設定値を所定値未満まで下げるように電子ボリュームを制御し、判定部においてアイドリングストップ終了が判定されると、設定音量を制御前の値に復帰させるように電子ボリュームを制御するボリューム制御部を備えるように構成したので、アイドリングストップ時に音声出力を適正なレベルに下げ、アイドリングストップ後のエンジン再起動時において電源電圧の低下が発生した場合でも、ユーザにとって不快となる音声出力の「歪み」、「ノイズ」および「音切れ」の発生を抑制することができる。
しかしながら、上記特許文献1に記載のアイドルストップ車の制御装置では、エンジンが再始動した場合には、音量が基準音量に制限され、さらに昇圧電力が設定容量を超えている場合には、音量を減少させ、エンジン完爆後に音量を戻している。これでは、渋滞中や信号の多い市街地を走行中等、エンジン停止と再始動とを頻繁に繰り返すような場合には、音量が頻繁に変更されることになり、乗員が不快に感じることになる。
また、上記特許文献2に記載の音響装置では、アイドリングストップが終了しエンジンが始動した場合には、下がっていた音量が元に戻るものの、その後に再びアイドリングストップが開始されエンジンが停止した場合には、再び音量が下がることになる。これでは、渋滞中や信号の多い市街地を走行中等、停車と発車とを頻繁に繰り返すような場合には、音量が頻繁に変更されることになり、乗員が不快に感じることになる。
そこで、本発明は上記した問題点に鑑み、エンジン停止後にエンジンが再始動した場合であっても、所定の条件を満たすまでは音量を元の音量に戻さないことによって、音量の頻繁な変更を防止して、乗員の不快感を低減させる音量制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための第1の観点は、車両に搭載された電源部から給電を受けて駆動する音量制御装置である。この音量制御装置は、車両のエンジン及び走行の状態を判定する判定部と、音声出力装置から出力される音量を制御する音量制御手段とを備える。判定部が車両のエンジンのアイドリングストップ開始を判定すると、音量制御手段が出力される音量を所定値以下とする。車両が所定の距離または速度の走行をしたことを判定部が判定すると、音量制御手段が出力される音量を元の音量に戻す。
上記課題を解決するための第2の観点は、車両に搭載された電源部から給電を受けて駆動する音量制御装置である。この音量制御装置は、車両のエンジン及び走行の状態を判定する判定部と、音声出力装置から出力される音量を制御する音量制御手段とを備える。判定部が車両のエンジンのアイドリングストップ開始を判定すると、音量制御手段が出力される音量を所定値以下とする。車両が所定の距離を所定の速度で走行したことを判定部が判定すると、音量制御手段が出力される音量を元の音量に戻す。
上記課題を解決するための第3の観点は、車両に搭載された電源部から給電を受けて駆動する音量制御装置である。この音量制御装置は、車両のエンジン及び走行の状態を判定する判定部と、音声出力装置から出力される音量を制御する音量制御手段とを備える。判定部が車両のエンジンのアイドリングストップ開始を判定すると、音量制御手段が出力される音量を所定値以下とする。車両が所定の加速度で走行したことを判定部が判定すると、音量制御手段が出力される音量を元の音量に戻す。
本開示の第1の観点によれば、エンジン停止後にエンジンが再始動した場合であっても、所定の距離または速度の走行をするまで音量を所定値以下にまで下げ続けるので、音量の頻繁な変更を防止して、乗員の不快感を低減させることができる。
本開示の第2の観点によれば、エンジン停止後にエンジンが再始動した場合であっても、所定の距離を所定の速度で走行するまで音量を所定値以下にまで下げ続けるので、音量の頻繁な変更を防止して、乗員の不快感を低減させることができる。
本開示の第3の観点によれば、エンジン停止後にエンジンが再始動した場合であっても、所定の距離を所定の加速度で走行するまで音量を所定値以下にまで下げ続けるので、音量の頻繁な変更を防止して、乗員の不快感を低減させることができる。
実施例1の音量制御装置の機能ブロック図である。 実施例1の音量制御装置のハードウエア構成図である。 実施例1の音量制御装置を搭載した車両の正面図である。 実施例1の音量制御装置の装置本体の正面図である。 実施例1の音量制御装置の表示部に音量制御中テロップが表示された状態を示した図である。 実施例1の音量制御装置の表示部にカメラ画面が表示された状態を示した図である。 実施例1の音量制御装置の表示部にセンサ画面が表示された状態を示した図である。 実施例1の音量制御処理の手順を説明するフローチャート図である。 実施例1の位置記録データの論理的な構成を示した図である。 実施例1の音量制御中テロップ表示処理の手順を説明するフローチャート図である。 実施例1の確認ダイアログ処理の手順を説明するフローチャート図である。 実施例2の音量制御処理の手順を説明するフローチャート図である。 実施例3の音量制御処理の手順を説明するフローチャート図である。
以下、図面を参照して、本開示の音量制御装置における好適な実施例について説明する。以下に説明する実施例は、特許請求の範囲に記載された本開示の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本開示の必須要件であるとは限らない。
(1)実施形態の概要
本実施形態は、エンジン停止後にエンジンが再始動した場合であっても、所定の条件を満たすまでは音量を元の音量に戻さないことによって、音量の頻繁な変更を防止して、乗員の不快感を低減させる音量制御装置を提供する。すなわち、車両に搭載されたバッテリにより駆動する音量制御装置1は、車両のエンジン及び走行の状態を判定する判定部20と、音声出力装置から出力される音量を制御する音量制御手段30とを備える。判定部20が車両のエンジンのアイドリングストップ開始を判定すると、音量制御手段30が出力される音量を所定値以下とする。その後、判定部20が車両のエンジンのアイドリングストップ終了を判定すると共に、判定部20は車両が所定の距離または速度の走行を判定すると、音量制御手段30が出力される音量を元の音量に戻す。
(2)実施形態の詳細
(実施例1)
図1は本開示の実施例1の音量制御装置1の機能ブロック構成を表したものである。図1に示すように、本開示の音量制御装置1は、判定部20、音量制御手段30、出力部70、検知部80を備えている。
判定部20は、検知部80が備える各種センサから受信した各種信号に基づいて、各種の判定・処理をし、各種の判定情報を音量制御手段30に送信している。
すなわち、判定部20は、エンジン検知部81からエンジン4のアイドリングストップが開始されたとの信号を受信すると、受信した信号に基づいて、エンジン4のアイドリングストップ開始を判定する。そして判定部20は、音量制御手段30に対して、このアイドリングストップ開始の判定情報を送信する。
また、判定部20は、エンジン検知部81からエンジン4のアイドリングストップが終了したとの信号を受信すると、受信した信号に基づいて、エンジン4のアイドリングストップ終了を判定する。
そして、判定部20は、シフト検知部82からシフトレバー7のシフトポジションについての信号を受信すると、シフトレバー7のシフトポジションを判定する。
また、判定部20は、速度検知部83から速度についての信号を受信すると、受信した速度が所定の速度であるか否かを判定する。そして受信した速度が所定の速度以上であった場合、判定部20は、音量制御手段30に対して、所定の速度での走行の判定情報を送信する。
また、判定部20は、速度検知部83から取得した速度情報に基づいて、車両3の加速度が所定の加速度以上であるか否かを判定する。そして所定の加速度以上であった場合、判定部20は、音量制御手段30に対して、所定の加速度での走行の判定情報を送信する。
また、判定部20は、音量が所定値以上であるとの判定をし、その判定情報を音量制御手段30に送信する。そして、判定部20は、過去に音量制御中テロップ61を非表示とする選択がされておらず、かつ表示部60に表示している画面がカメラ画面(図4c参照)又はセンサ画面(図4d参照)でない場合に、表示部60に音量制御中テロップ61表示信号を送信し、これによって表示部60に音量制御中テロップ61が表示される。
また、判定部20は、音量制御処理が終了した場合、又は音量処理継続中に画面遷移の操作がされた若しくは規定時間が経過した場合に、表示部60に音量制御中テロップ61消去信号を送信し、これによって表示部60の音量制御中テロップ61が消去される。
また、判定部20は、音量制御中テロップ61消去後でかつ音量制御処理継続中に、所定値以上となる音量変更操作又は音響調節変更の操作がされた場合は、表示部60に音量制御中テロップ61表示信号を送信し、これによって表示部60に音量制御中テロップ61が表示される。
また、判定部20は、入力部50から確認ダイアログ62のYESボタン54の操作入力信号を受信し、YESボタン54の操作入力がされた場合は、以降表示部60に音量制御中テロップ61表示信号を送信しない。
音量制御手段30は、判定部20から受信した各種の判定情報に基づいて、出力部70に対して各種の音量信号を送信している。
すなわち、音量制御手段30は、判定部20からアイドリングストップ開始の判定情報を受信すると、イコライザーをフラットにし、ラウドネスをOFFにする等して音響調節機能を無効化する。
そして、音量制御手段30は、所定値に基づく音量信号を出力部70に送信することによって、音量を所定値に変更する。
また音量制御手段30は、元の音量に基づく音量信号を出力部70に送信することによって、音量を変更前の音量に戻す。
音声出力装置である出力部70は、音量制御手段30から受信した各種の音量信号に基づいて音声を発する。出力部70は例えばスピーカーであり、コイル(図示せず)に信号を流して振動板(図示せず)を振動させることによって音声を発する。出力部70は車室内に音が発されるように配置されており、乗員は出力部70から発される音声を聴取することができる。
検知部80は、車両3の各部から各種情報を収集して、判定部20に信号を送信するセンサであり、エンジン検知部81、シフト検知部82及び速度検知部83を備えている。
エンジン検知部81は、エンジン4に取り付けられており、エンジン4のアイドリングストップ開始を検知すると、判定部20に対してアイドリングストップ開始の信号を送信する。また、エンジン4のアイドリングストップ終了を検知すると、判定部20に対してアイドリングストップ終了の信号を送信する。
シフト検知部82は、シフトレバー7に取り付けられており、シフトレバー7のシフトポジションを常時監視している。そして、シフトポジションの変更を検知すると、判定部20に対して変更されたシフトポジションについての信号を送信する。すなわち、シフトポジションがPの場合は、シフトポジションPの信号を、シフトポジションがRの場合は、シフトポジションRの信号を、シフトポジションがNの場合は、シフトポジションNの信号を、シフトポジションがP、R、N以外の場合は、シフトポジションP、R、N以外の信号を、それぞれ送信する。
速度検知部83は、車軸8に取り付けられており、車軸8の回転数を常時監視している。そして検知した回転数に所定の係数を掛けて速度を算出し、この算出された速度についての信号を判定部20に送信する。
図2は本開示の実施例1の音量制御装置1のハードウエア構成を表したものである。図2に示すように、本開示の音量制御装置1は、制御部10、記憶部40、入力部50、表示部60、出力部70、検知部80、計時部90、測位部100を備えている。なお出力部70、検知部80についての説明は上述した通りであるので省略する。
制御部10は、本開示の音量制御装置1の全体を制御するものであり、CPU11、ROM12、RAM13を備えている。
CPU11は、本開示の音量制御装置1の各種プログラムを実行することで、音量制御装置1の各種機能を実現している。本実施例においては、各種センサである検知部80、時計である計時部90、位置測位装置である測位部100から各種情報を受信し、タッチパネルである入力部50からの各種入力を受け付け、各種の判定をし、フラッシュメモリである記憶部40に各種データを保存し、液晶ディスプレイである表示部60に各種表示をし、スピーカーである出力部70から各種音声を発している。
ROM12は、読み出し可能なメモリであり、CPU11が各種プログラムを実行するために必要な基本プログラムやデータを保存している。
RAM13は、随時書き込み読み出し可能なメモリであり、CPU11のワーキングメモリを提供し、CPU11による各種計算を行う際の作業領域として使用される。また、フラッシュメモリ等に記憶された各種プログラムやデータを一時的に記憶する。
記憶部40は、本開示の音量制御装置1を機能させるための各種プログラムやデータを保存している。記憶部40は、例えばハードディスクやフラッシュメモリ等である。記憶部40は、所定音量データ41、元の音量データ42、所定速度データ43、所定距離データ44、所定加速度データ45、位置記録データ46、停車時刻データ47、表示時刻データ48及び非表示データ49を保存している。
所定音量データ41は、本開示の音量制御処理によって変更された後の音量のデータである。すなわち、本開示の音量変更処理によって音量が変更される場合、変更後の音量は所定音量データ41の音量となる。この音量は、例えば消費電流が10アンペア以下となる音量である。
元の音量データ42は、本開示の音量制御処理によって変更される直前、すなわち音量制御手段30が判定部20からアイドリングストップ開始の判定情報を受信した時の音量のデータである。この元の音量データ42は、音量制御手段30が判定部20からアイドリングストップ開始の判定情報を受信する度に上書きして保存される。
所定速度データ43は、本開示の音量制御処理を終了させるための条件の一つとなる走行速度のデータである。この速度は、例えば時速10キロメートルである。
所定距離データ44は、本開示の音量制御処理を終了させるための条件の一つとなる走行距離のデータである。この距離は、例えば10メートルである。
所定加速度データ45は、本開示の音量制御処理を終了させるための条件の一つとなる加速度のデータである。この加速度は、例えば3.5キロメートル毎時毎秒(約0.98メートル毎秒毎秒:約0.1G)である。
位置記録データ46は、時刻、速度、緯度、経度、高度の各情報及び緯度変化、経度変化、高度変化、移動距離の各情報を記録したテーブルである。この位置記録データ46は、判定部20が測位部100から位置情報を受信する度に上書きして保存される。
停車時刻データ47は、本開示の車両3の速度が0となった時刻のデータである。この停車時刻データ47は、判定部20が速度検知部83から取得した速度情報に基づいて、停車の判定をした時刻が上書きして保存される。
表示時刻データ48は、音量制御中テロップ61の表示が開始された時刻である。この表示時刻データ48は、音量制御中テロップ61の表示を開始する度に上書きして保存される。
非表示データ49は、本開示の音量制御中テロップ61を非表示とするためのデータである。この非表示データ49は、乗員が入力部50により次回以降音量制御中テロップ61を非表示とする選択をした場合に保存される。
入力部50は、本開示の音量制御装置1に対する乗員からの操作入力を受け付ける。入力部50は例えば静電容量式のタッチパネルである。入力部50には、機械信号によって操作を受け付ける物理キーとして、音量増加ボタン51及び音量減少ボタン52が含まれる。また入力部50には、タッチパネル上で操作を受け付けるGUI(Graphical User Interface)ボタンとして、音響調節ボタン53、YESボタン54及びNOボタン55が含まれる。ここで、入力部50と表示部60とは一体化されており、乗員は表示部60に表示された画像や文字等を指で直接触れることによって、入力部50に入力することができる。この一連の操作入力によって、乗員はナビゲーションシステムの目的地入力や経路設定等、オーディオシステムの楽曲選択や音量調節等の各種操作入力をすることができる。
音量増加ボタン51は、表示部60に配置される物理キーであり、このボタンを押すことによって、乗員はスピーカーである出力部70から発される音量を増加させることができる。
音量減少ボタン52は、表示部60に配置される物理キーであり、このボタンを押すことによって、乗員はスピーカーである出力部70から発される音量を減少させることができる。
音響調節ボタン53は、表示部60に表示されるGUIボタンであり、このボタンを押す操作によって、乗員は音響調節を変更することができる。
YESボタン54は、表示部60に表示されるGUIボタンであり、このボタンを押す操作によって、乗員は音量制御中テロップ61について次回以降は非表示とすることができる。
NOボタン55は、表示部60に表示されるGUIボタンであり、このボタンを押す操作によって、乗員は音量制御中テロップ61について次回以降も表示されるようにすることができる。
表示部60は、本開示の音量制御装置1からの各種情報を表示して乗員に視認させる。表示部60は例えば液晶ディスプレイである。表示部60には、通知用ウィンドウとして、音量制御中テロップ61及び確認ダイアログ62が含まれる。
音量制御中テロップ61は、表示部60の一部に表示される通知用ウィンドウであり、乗員に対して音量制御処理が開始され、継続していることを知らせることができる。
確認ダイアログ62は、音量制御中テロップ61の一部に表示される通知用ウィンドウであり、乗員に対して音量制御中テロップ61を次回以降も表示するか、非表示とするかを選択させることができる。
計時部90は、装置本体2に内蔵された時計であり、時刻を指し示めしている。判定部20は、計時部90から時刻を取得して、速度や加速度の計算、停車の判定等に使用する。またCPU11は、計時部90から時刻を取得して、表示部60の左下部分に常時表示させており、これによって、乗員は現在時刻を視認することができる。
測位部100は、GPS(Global Positioning System)衛星等の人工衛星からの信号を受信して現在位置を測位する位置測位装置である。測位部100は、GPS衛星等の人工衛星からの信号を受信して、緯度、経度、高度の各情報を含む位置情報を測位する。測位部100は測位した位置情報を、判定部20に常時送信する。
図3は本開示の実施例1の音量制御装置1を搭載した車両3を表したものである。図3に示すように、車両3には、装置本体2、エンジン4、バッテリ5、シフトレバー7、車軸8、出力部70が取り付けられている。装置本体2には制御部10、記憶部40、計時部90、測位部100が内蔵され、入力部50及び表示部60が組み込まれている。そして、エンジン4にはエンジン検知部81が、シフトレバー7にはシフト検知部82が、車軸8には速度検知部83が、それぞれ取り付けられている。音量制御装置1は、電源部であるバッテリ5から給電を受けて駆動する。
図4aは本開示の実施例1の音量制御装置1の装置本体2を表したものである。図4aに示すように、装置本体2は、車両3のインストルメントパネル6の中央部分に取り付けられている。装置本体2の正面には、入力部50及び表示部60が車室内に向けて配置されており、乗員は表示部60の液晶ディスプレイに表示された画像や文字等を見ながら、入力部50のタッチパネルを指で直接触れることによって操作入力をすることができる。
図4bは本開示の実施例1の音量制御装置1の表示部60に、音量制御中テロップ61及び確認ダイアログ62が表示された状態を表したものである。表示部60の下部に音量制御中テロップ61が表示され、この音量制御中テロップ61の中に確認ダイアログ62が表示されている。さらに確認ダイアログ62の中には、YESボタン54とNOボタン55が表示されている。
音量制御中テロップ61は、乗員に対して本実施例の音量制御装置1の音量制御処理が開始され、継続していることを知らせるものである。この音量制御中テロップ61は、画面遷移操作がされるか、又は規定時間が経過すると消去される。ここで規定時間は、例えば30秒である。
確認ダイアログ62は、音量制御中テロップ61が表示されている間に、音量制御中テロップ61の中に表示されるものである。確認ダイアログ62が表示されている間に、乗員がYESボタン54に指で直接触れた場合、次回以降音声制御処理が行われても、表示部60に、音量制御中テロップ61及び確認ダイアログ62は表示されなくなる。一方、乗員がNOボタン55に指で直接触れた場合、次回音声制御処理が行われると、表示部60に、音量制御中テロップ61及び確認ダイアログ62が表示される。
図4cは本開示の実施例1の音量制御装置1の表示部60に、カメラ画面が表示された状態を表したものである。このカメラ画面は、車両3の後部に取り付けられたリアカメラ(図示せず)から撮影された車両3の後方視界を表示するものである。このカメラ画面は、シフトレバー7のシフトポジションがRに入ることによって、それまで表示されていた画面から切り替わって表示部60に表示される。カメラ画面には後方視界に加えて、ハンドルの切れ角とともに変化するガイドラインが表示され、運転者は車両3の進路を予測しながら後進させることができる。
図4dは本開示の実施例1の音量制御装置1の表示部60に、センサ画面が表示された状態を表したものである。このセンサ画面は、車両3の前部及び後部に取り付けられたパーキングセンサ(図示せず)から感知された障害物に関する情報を表示するものである。このセンサ画面は、前記パーキングセンサが障害物を感知することによって、それまで表示されていた画面から切り替わって表示部60に表示される。
図5は本開示の実施例1の音量制御処理をフローチャートによって表したものである。
(S1)
図5に示すように、本実施例の音量制御処理は、判定部20が、エンジン検知部81からエンジン4のアイドリングストップ開始の信号を受信して、エンジン4のアイドリングストップ開始を判定することによって開始される(S1)。
(S2)
判定部20は、音量制御手段30に対して、このアイドリングストップ開始の判定情報を送信する。音量制御手段30は、判定部20からアイドリングストップ開始の判定情報を受信すると、例えばイコライザーをフラットにし、ラウドネスをOFFにする等して音響調節機能を無効化する(S2)。
(S3)
次に判定部20は、アイドリングストップ開始の信号を受信すると、このときの音量を記憶部40の元の音量データ42に上書きして保存する。そして判定部20は、記憶部40から所定音量データ41と元の音量データ42とを読み出した上で比較する。ここで、判定部20が、元の音量データ42が所定音量データ41以上であると判定した場合(S3;Y)は、音量を所定値に変更する処理(S4)に移行する。一方、判定部20が、元の音量データ42が所定音量データ41未満であると判定した場合(S3;N)は、本実施例の音量制御処理を終了する。
(S4)
判定部20は、元の音量データ42が所定音量データ41以上であると判定した場合(S3;Y)は、音量制御手段30に対して、音量が所定値以上であるとの判定情報を送信する。音量制御手段30は、判定部20から音量が所定値以上であるとの判定情報を受信すると、記憶部40に保存された所定音量データ41を読み出して、所定値の音量信号を出力部70に送信することによって、音量を所定値に変更する(S4)。
(S5)
判定部20は、エンジン検知部81からエンジン4のアイドリングストップ終了の信号を受信して、エンジン4のアイドリングストップ終了を判定する。そして判定部20は、シフト検知部82からの信号受信を待機する(S5)。
(S6)
次に判定部20は、シフト検知部82から受信した信号に基づいて、シフトポジションの判定をする(S6)。ここで、判定部20が、シフト検知部82から受信した信号について、シフトポジションがP、R、N以外であると判定した場合(S6;P、R、N以外)は、速度についての判定(S7)に移行する。一方、判定部20が、シフト検知部82から受信した信号について、シフトポジションがP、R又はNであると判定した場合(S6;P、R又はN)は、元の音量に戻す処理(S9)に移行する。
(S7)
判定部20がシフト検知部82から受信した信号がシフトポジションP、R、N以外の場合(S6;P、R、N以外)は、判定部20は、速度検知部83から受信した信号に基づいて、速度についての判定をする(S7)。ここで、判定部20が、速度検知部83から受信した速度についての信号は時速10キロメートル未満であると判定した場合(S7;10km/h未満)は、シフトポジションの判定についての処理(S6)に戻る。一方、判定部20が、速度検知部83から受信した速度についての信号は時速10キロメートル以上であると判定した場合(S7;10km/h以上)は、判定部20は音量制御手段30に所定の速度での走行の判定情報を送信して、走行距離についての判定(S8)に移行する。
(S8)
判定部20が、速度検知部83から受信した速度についての信号は時速10キロメートル以上であると判定した場合(S7;10km/h以上)は、判定部20は、計時部90から取得した時刻及び測位部100から受信した位置情報に基づいて、走行距離についての判定をする(S8)。
ここで、判定部20は、測位部100から位置情報を取得すると、計時部90から取得した時刻及び速度検知部83から取得した速度と合わせて、1秒毎に位置記録情報を形成して記憶部40の位置記録データ46に上書きして保存する。このときに形成される位置記録情報には、「時刻」、「速度」、「緯度」、「経度」、「高度」の各情報が含まれる。2度目以降に形成された位置記録情報には、「時刻」、「緯度」、「経度」、「高度」の各情報に加えて、直前の位置記録情報との差から判定部20が算出した「緯度変化」、「経度変化」、「高度変化」、「移動距離」の各情報も含まれる(図6参照)。ここで、速度が0の場合、判定部20は停車の判定をして、停車時刻を記憶部40の停車時刻データ47に上書きして保存する。そして、判定部20が、現在時刻の位置記録情報と停車時刻の位置記録情報とを比較して、移動距離の差が10メートル未満と判定した場合(S8;10m未満)は、シフトポジションの判定についての処理(S6)に戻る。一方、判定部20は、移動距離の差が10メートル以上と判定した場合(S8;10m以上)は、音量制御手段30に対して、所定の距離の走行の判定情報を送信して、元の音量に戻す処理(S9)に移行する。
(S9)
音量制御手段30は、判定部20から所定の速度での走行の判定情報(S7;10km/h以上)及び所定の距離の走行の判定情報(S8;10m以上)を受信した場合、又は判定部20からシフトポジションがP、R又はNであるとの判定情報を受信した場合(S6;P、R又はN)は、記憶部40に保存された元の音量データ42を読み出して、元の音量の音量信号を出力部70に送信することによって、元の音量に戻して(S9)、本実施例の音量制御処理を終了する。
なお、本実施例における走行距離の判定は、車両3の速度が0と判断された停車位置を走行距離の開始地点としているが、移動距離が0である位置を停車位置と判断しても良いし、またはアイドリングストップ開始位置(エンジンストップ位置)を走行距離の開始地点としても良い。
図6は本開示の実施例1の位置記録データ46の論理的な構成の一例を表したものである。位置記録データ46には、位置記録情報が1秒毎に順次形成され、下の行に追加されて保存されている。位置記録情報は、「時刻」、「速度」、「緯度」、「経度」、「高度」、「緯度変化」、「経度変化」、「高度変化」、「移動距離」の各情報を含む。なお、位置記録情報番号は位置記録情報の形成順に付与される。
「時刻」は、判定部20が測位部100から位置情報を取得したときに、計時部90から取得した時刻である。判定部20は、測位部100から常時位置情報を取得しつつ、1秒毎に位置記録情報を順次形成しているので、「時刻」は1秒単位で取得される。
「速度」は、判定部20が測位部100から位置情報を取得したときに、速度検知部83から取得した速度である。
「緯度」は、測位部100が測位した位置情報を構成する情報の一つであり、ある地点の天頂の方向と赤道面とのなす角度で表され、測位部100が所在する位置の地球上における南北方向の座標を示すものである。
「経度」は、測位部100が測位した位置情報を構成する情報の一つであり、ある地点を通る子午線を含む面が、本初子午線を含む面となす角度で表され、測位部100が所在する位置の地球上における東西方向の座標を示すものである。
「高度」は、測位部100が測位した位置情報を構成する情報の一つであり、平均海水面からの高さで表され、測位部100が所在する位置の地球上における上下方向の座標を示すものである。
「緯度変化」は、2度目以降に形成された位置記録情報に含まれるものであり、選択された位置記録情報の緯度と、その直前すなわち1秒前に形成された位置記録情報の緯度との差として、判定部20が算出する。
「経度変化」は、2度目以降に形成された位置記録情報に含まれるものであり、選択された位置記録情報の経度と、その直前すなわち1秒前に形成された位置記録情報の経度との差として、判定部20が算出する。
「高度変化」は、2度目以降に形成された位置記録情報に含まれるものであり、選択された位置記録情報の高度と、その直前すなわち1秒前に形成された位置記録情報の高度との差として、判定部20が算出する。
「移動距離」は、2度目以降に形成された位置記録情報に含まれるものであり、選択された位置記録情報の位置と、その直前すなわち1秒前に形成された位置記録情報との位置との差である。この差は、選択された位置記録情報の緯度変化の2乗、経度変化の2乗及び高度変化の2乗の総和の平方根として、判定部20が算出する。
図7は本開示の実施例1の音量制御中テロップ表示処理をフローチャートによって表したものである。
(S11)
図7に示すように、本実施例の音量制御中テロップ表示処理は、判定部20が音量制御手段30に対して、音量が所定値以上であるとの判定情報を送信して、音量制御手段30が記憶部40に保存された所定音量データ41を読み出して、所定値の音量信号を出力部70に送信することによって、音量を所定値に変更することによって開始される(S11)。
(S12)
判定部20は、音量が所定値以上であるとの判定をすると、記憶部40の非表示データ49を読み出して、過去の確認ダイアログ表示処理(後述)において、次回以降音量制御中テロップ61を非表示とする選択がされていたか否かの判定をする。ここで、判定部20が、次回以降音量制御中テロップ61を非表示とする選択がされていたと判定した場合(S12;Y)は、テロップ非表示の処理(S14)に移行する。一方、判定部20が、次回以降音量制御中テロップ61を非表示とする選択がされていないと判定した場合(S12;N)は、表示部60に表示している画面がカメラ画面又はセンサ画面であるか否かの判定(S13)に移行する。
(S13)
判定部20は、次回以降音量制御中テロップ61を非表示とする選択がされていないと判定した場合(S12;N)は、表示部60に表示している画面がカメラ画面又はセンサ画面であるか否かを判定する(S13)。ここで、判定部20が、表示部60に表示している画面がカメラ画面又はセンサ画面であると判定した場合(S13;Y)は、テロップ非表示の処理(S14)に移行する。一方、判定部20が、表示部60に表示している画面がカメラ画面又はセンサ画面ではないと判定した場合(S13;N)は、テロップ表示の処理(S15)に移行する。
(S14)
判定部20が、次回以降音量制御中テロップ61を非表示とする選択がされていたと判定した場合(S12;Y)又は表示部60に表示している画面がカメラ画面又はセンサ画面であると判定した場合(S13;Y)は、表示部60には音量制御中テロップ61又は確認ダイアログ62は表示されない(S14)。この場合、表示中の画面がそのまま表示され続けることになり、本実施例の音量制御中テロップ表示処理は終了する。
(S15)
判定部20が、次回以降音量制御中テロップ61を非表示とする選択がされていないと判定した場合(S12;N)であって、表示部60に表示している画面がカメラ画面又はセンサ画面ではないと判定した場合(S13;N)には、表示部60の下部に音量制御中テロップ61及び確認ダイアログ62が表示される(図4b参照)。この音量制御中テロップ61を視認することによって、乗員は音量制御処理が開始され、継続していることを知ることができる。
(S16)
表示部60の下部に音量制御中テロップ61及び確認ダイアログ62が表示されている間に、判定部20は、音量制御手段30が、記憶部40に保存された元の音量データ42を読み出して、元の音量の音量信号を出力部70に送信することによって、元の音量に戻して音量制御処理を終了させたか否かの判定をする(S16)。ここで、判定部20が、音量制御手段30が音量制御処理を終了させたと判定した場合(S16;Y)は、音量制御処理が終了した後のテロップ消去の処理(S19)に移行する。一方、判定部20が、音量制御手段30が音量制御処理を終了させていないと判定した場合は(S16;N)、画面遷移操作の判定(S17)に移行する。
(S17)
表示部60の下部に音量制御中テロップ61及び確認ダイアログ62が表示されており、音量制御手段30が音量制御処理を終了させていない場合に(S16;N)、乗員が表示部60に表示された画像や文字等を指で直接触れることによって入力部50の操作入力をした場合は、判定部20は画面遷移の操作がされたか否かの判定をする(S17)。ここで、判定部20が、入力部50の操作入力が画面遷移の操作であると判定した場合(S17;Y)は、音量制御処理が継続中のテロップ消去の処理(S20)に移行する。一方、判定部20が、入力部50の操作入力が画面遷移の操作ではないと判定した場合は(S17;N)、規定時間経過の判定(S18)に移行する。
(S18)
表示部60の下部に音量制御中テロップ61及び確認ダイアログ62が表示されており、音量制御手段30が音量制御処理を終了させていない場合に(S16;N)、乗員が表示部60に表示された画像や文字等を指で直接触れることによって入力部50の操作入力をした場合であって、入力部50の操作入力が画面遷移の操作ではない場合(S17;N)は、判定部20は規定時間が経過したか否かの判定をする(S18)。この規定時間は、例えば30秒である。ここで、判定部20は、音量制御中テロップ61及び確認ダイアログ62の表示が開始されたときに計時部90から時刻を取得して、この時刻を記憶部40の表示時刻データ48に保存する。そして判定部20は、計時部90から常時時刻を取得しながら、表示時刻データ48に保存された時刻から規定時間が経過したと判定した場合(S18;Y)は、音量制御処理が継続中のテロップ消去の処理(S20)に移行する。一方、判定部20は、表示時刻データ48に保存された時刻から規定時間が経過していないと判定した場合(S18;N)は、テロップ表示の処理(S15)に戻る。
(S19)
判定部20が、音量制御手段30が音量制御処理を終了させたと判定した場合(S16;Y)は、判定部20は、表示部60の下部に表示された音量制御中テロップ61及び確認ダイアログ62を消去する(S19)。この場合は、音量制御処理が終了しているので、本実施例の音量制御中テロップ表示処理も終了する。再び音量制御処理が開始されるまでは、音量制御中テロップ61又は確認ダイアログ62が再び表示されることはない。
(S20)
判定部20が、入力部50の操作入力が画面遷移の操作であると判定した場合(S17;Y)、又は表示時刻データ48に保存された時刻から規定時間が経過したと判定した場合(S18;Y)は、判定部20は、表示部60の下部に表示された音量制御中テロップ61及び確認ダイアログ62を消去する(S20)。この場合は、音量制御処理は継続中なので、本実施例の音量制御中テロップ表示処理も継続し、判定部20は以下の通りに所定値以上となる音量変更の操作がされたか否か(S21)及び音響調節変更の操作がされたか否か(S22)を常時監視している。
(S21)
表示部60の下部から音量制御中テロップ61及び確認ダイアログ62が消去された後であっても、本実施例の音量制御処理継続中に、乗員が表示部60に表示された画像や文字等を指で直接触れることによって入力部50の操作入力をした場合は、判定部20は所定値以上となる音量変更の操作がされたか否かの判定をする(S21)。ここで、判定部20が、入力部50の操作入力が音量増加ボタン51によるものであり、音量が所定値以上となる操作であると判定した場合(S21;Y)は、音量増加又は音量減少の操作は無効となり、テロップ表示の処理(S15)に戻る。一方、判定部20が、入力部50の操作入力が音量増加ボタン51による音量が所定値以上となる操作ではないと判定した場合(S21;N)は、音響調節変更操作の判定(S22)に移行する。
(S22)
判定部20は、入力部50の操作入力が音量増加ボタン51による音量が所定値以上となる操作ではないと判定した場合(S21;N)は、音響調節変更の操作がされたか否かの判定をする(S22)。ここで、判定部20が、入力部50の操作入力が音響調節変更ボタン53の操作であると判定した場合(S22;Y)は、音響調節の操作は無効となり、テロップ表示の処理(S15)に戻る。一方、判定部20が、入力部50の操作入力が音響調節変更ボタン53の操作ではないと判定した場合は(S22;N)、本実施例の音量制御中テロップ表示処理を終了する。
図8は本開示の実施例1の確認ダイアログ処理をフローチャートによって表したものである。
(S31)
図8に示すように、本実施例の確認ダイアログ処理は、音量制御装置1の表示部60の下部に表示された音量制御中テロップ61の中に確認ダイアログ62が表示されることによって開始される(S31)。
(S32)
ここで表示された確認ダイアログ62には、「次回以降表示しない」との文字が表示されており、その横にYESボタン54及びNOボタン55が表示されている(図4b参照)。そして乗員が表示部60に表示された画像や文字等を指で直接触れることによって入力部50の操作入力をした場合は、判定部20はどのような画面操作の入力がされたかについて判定をする。このとき判定部20が、入力部50の操作入力がYESボタン54の操作であると判定した場合(S32;YESボタン)は、次回以降非表示の処理(S33)に移行する。このとき判定部20が、入力部50の操作入力がNOボタン55の操作であると判定した場合(S32;NOボタン)は、次回以降表示の処理(S34)に移行する。このとき判定部20が、入力部50の操作入力がYESボタン54及びNOボタン55以外の操作であると判定した場合(S32;それ以外)は、ダイアログ表示の処理(S31)に戻る。
(S33)
判定部20が、入力部50の操作入力がYESボタン54の操作であると判定した場合(S32;YESボタン)は、判定部20は、記憶部40の非表示データ49に次回以降音量制御中テロップ61を非表示とする選択をしたことを保存して、本実施例の確認ダイアログ処理を終了する。すなわち、この処理が終了した後に判定部20がアイドリングストップ開始の判定をしても、表示部60の下部に音量制御中テロップ61及び確認ダイアログ62は表示されなくなる。
(S34)
判定部20が、入力部50の操作入力がNOボタン55の操作であると判定した場合(S32;NOボタン)は、判定部20は、記憶部40の非表示データ49に何も保存しないで、本実施例の確認ダイアログ処理を終了する。すなわち、この処理が終了した後であっても、次回以降も音量制御中テロップ表示処理がされることになり、判定部20がアイドリングストップ開始の判定をすると、表示部60の下部に音量制御中テロップ61及び確認ダイアログ62が表示される。
(実施例2)
本開示の実施例2は、実施例1と図1~図4及び図6~図8が共通するので、その詳細な説明は省略する。
図9は本開示の実施例2の音量制御処理をフローチャートによって表したものである。アイドリングストップ開始を判定する処理(S41)、音響調節を無効化する処理(S42)、音量が所定値以上かを判定する処理(S43)、音量を所定値に変更する処理(S44)、アイドリングストップ終了を判定する処理(S45)及びシフトポジションを判定する処理(S46)については、本開示の実施例1の図5の(S1)~(S6)の処理と共通するので、その詳細な説明は省略する。
(S47)
判定部20がシフト検知部82から受信した信号がシフトポジションP、R、N以外の場合(S46;P、R、N以外)は、判定部20は、速度検知部83から受信した信号に基づいて、速度についての判定をする(S47)。ここで、判定部20が、速度検知部83から受信した速度についての信号は時速10キロメートル未満であると判定した場合(S47;10km/h未満)は、走行距離についての判定(S48)に移行する。一方、判定部20が、速度検知部83から受信した速度についての信号は時速10キロメートル以上であると判定した場合(S47;10km/h以上)は、判定部20は音量制御手段30に所定の速度での走行の判定情報を送信して、元の音量に戻す処理(S49)に移行する。
(S48)
判定部20が、速度検知部83から受信した速度についての信号は時速10キロメートル未満であると判定した場合(S47;10km/h未満)は、判定部20は、計時部90から取得した時刻及び測位部100から受信した位置情報に基づいて、走行距離についての判定をする(S48)。この判定処理については、本開示の実施例1の図5の(S8)の処理と共通するので、その詳細な説明は省略する。判定部20が、現在時刻の位置記録情報と停車時刻の位置記録情報とを比較して、移動距離の差が10メートル未満と判定した場合(S48;10m未満)は、シフトポジションの判定についての処理(S46)に戻る。一方、判定部20は、移動距離の差が10メートル以上と判定した場合(S48;10m以上)は、音量制御手段30に対して、所定の距離の走行の判定情報を送信して、元の音量に戻す処理(S49)に移行する。
(S49)
音量制御手段30は、判定部20から所定の速度での走行の判定情報(S47;10km/h以上)、所定の距離の走行の判定情報を受信した場合(S48;10m以上)、又は判定部20からシフトポジションがP、R又はNであるとの判定情報を受信した場合(S46;P、R又はN)は、記憶部40に保存された元の音量データ42を読み出して、元の音量の音量信号を出力部70に送信することによって、元の音量に戻して(S49)、本実施例の音量制御処理を終了する。
(実施例3)
本開示の実施例3は、実施例1と図1~図4及び図6~図8が共通するので、その詳細な説明は省略する。
図10は本開示の実施例3の音量制御処理をフローチャートによって表したものである。アイドリングストップ開始を判定する処理(S51)、音響調節を無効化する処理(S52)、音量が所定値以上かを判定する処理(S53)、音量を所定値に変更する処理(S54)、アイドリングストップ終了を判定する処理(S55)及びシフトポジションを判定する処理(S56)については、本開示の実施例1の図5の(S1)~(S6)の処理と共通するので、その詳細な説明は省略する。
(S57)
判定部20がシフト検知部82から受信した信号がシフトポジションP、R、N以外の場合(S56;P、R、N以外)は、判定部20は、速度検知部83から受信した信号に基づいて、加速度についての判定をする(S57)。
ここで、判定部20は、測位部100から位置情報を取得すると、計時部90から取得した時刻及び速度検知部83から取得した速度と合わせて、1秒毎に位置記録情報を形成して記憶部40の位置記録データ46に上書きして保存している。このときに形成される位置記録情報には、「速度」についての情報が含まれる(図6参照)。ここで判定部20は、位置記録データ46の速度が、1秒毎に時速3.5キロメートル未満で増加している、すなわち加速度が3.5キロメートル毎時毎秒(約0.98メートル毎秒毎秒:約0.1G)未満であると判定した場合(S57;3.5km/h/s未満)は、シフトポジションの判定についての処理(S56)に戻る。一方、判定部20は、位置記録データ46の速度が、1秒毎に時速3.5キロメートル以上で増加している場合、すなわち加速度が3,5キロメートル毎時毎秒以上であると判定した場合(S57;3.5km/h/s以上)は、元の音量に戻す処理(S58)に移行する。
(S58)
判定部20が、所定の加速度の走行の判定情報を受信した場合(S57;3.5km/h/s以上)、又は判定部20からシフトポジションがP、R又はNであるとの判定情報を受信した場合(S56;P、R又はN)は、判定部20は、記憶部40に保存された元の音量データ42を読み出して、元の音量の音量信号を出力部70に送信することによって、元の音量に戻し(S58)、本実施例の音量制御処理を終了する。
尚、本開示は、上記実施例に限定されるものではなく、本開示の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
例えば、本開示の実施例において、時刻は装置本体2に内蔵された時計である計時部90から取得しているが、通信ネットワーク等を経由して時刻を取得しても良い。
本開示の実施例1において、速度についての判定は10キロメートル、走行距離についての判定は10メートル、実施例2において、加速度についての判定は3.5キロメートル毎時毎秒を、それぞれ判定の基準としているが、これらの数値は例示に過ぎず限定されるものではない。
本開示の実施例において、所定音量データ41は、消費電流が10アンペア以下となる音量であるとしているが、この数値は例示に過ぎず限定されるものではない。
本開示の実施例において、位置情報は、緯度、経度及び高度の各情報を備えるとしているが、これらの全てを備える必要はない。
本開示の実施例において、位置記録データ46は、時刻、速度、緯度、経度、高度、緯度変化、経度変化、高度変化及び移動距離の各情報を記録したテーブルであるとしているが、これらの全てを備える必要はない。また位置記録データ46は1秒毎に新たに形成されて上書きして保存されるとしているが、形成の時間間隔はこれに限定されるものではない。
本開示の実施例において、車両3の速度は速度検知部83が車軸8の回転数に所定の係数を掛けて算出したものを使用しているが、測位部100が測位した位置情報と時間経過から算出したものを使用しても良い。
本開示の実施例においては、音量制御中テロップ61及び確認ダイアログ62が表示される規定時間は30秒としているが、この数値は例示に過ぎず限定されるものではない。
本開示の実施例においては、判定部20からのアイドリングストップ開始の判定情報を受信すると、音量制御手段30が音量制限をするとともに音響調節機能を無効化しているが、いずれか一方だけとしても良い。
1 音量制御装置
2 装置本体
3 車両
4 エンジン
5 バッテリ(電源部)
6 インストルメントパネル
7 シフトレバー
8 車軸
10 制御部
11 CPU
12 ROM
13 RAM
20 判定部
30 音量制御手段
40 記憶部
41 所定音量データ
42 元の音量データ
43 所定速度データ
44 所定距離データ
45 所定加速度データ
46 位置記録データ
47 停車時刻データ
48 表示時刻データ
49 非表示データ
50 入力部
51 音量増加ボタン
52 音量減少ボタン
53 音響調節ボタン
54 YESボタン
55 NOボタン
60 表示部
61 音量制御中テロップ
62 確認ダイアログ
70 出力部(音声出力装置)
80 検知部
81 エンジン検知部
82 シフト検知部
83 速度検知部
90 計時部
100 測位部

Claims (3)

  1. 車両に搭載された電源部から給電を受けて駆動する音量制御装置であって、
    前記車両のエンジン及び走行の状態を判定する判定部と、
    前記車両の車室内に音声を発する音声出力装置と、
    前記音声出力装置から出力される音量を制御する音量制御手段とを備え、
    前記判定部が前記車両のエンジンのアイドリングストップ開始を判定すると、前記音量制御手段が出力される音量を所定値以下とし、
    前記車両が所定の距離または速度の走行をしたことを前記判定部が判定すると、前記音量制御手段が出力される音量を元の音量に戻すことを特徴とする音量制御装置。
  2. 車両に搭載された電源部から給電を受けて駆動する音量制御装置であって、
    前記車両のエンジン及び走行の状態を判定する判定部と、
    前記車両の車室内に音声を発する音声出力装置と、
    前記音声出力装置から出力される音量を制御する音量制御手段とを備え、
    前記判定部が前記車両のエンジンのアイドリングストップ開始を判定すると、前記音量制御手段が出力される音量を所定値以下とし、
    前記車両が所定の距離を所定の速度で走行したことを前記判定部が判定すると、前記音量制御手段が出力される音量を元の音量に戻すことを特徴とする音量制御装置。
  3. 車両に搭載された電源部から給電を受けて駆動する音量制御装置であって、
    前記車両のエンジン及び走行の状態を判定する判定部と、
    前記車両の車室内に音声を発する音声出力装置と、
    前記音声出力装置から出力される音量を制御する音量制御手段とを備え、
    前記判定部が前記車両のエンジンのアイドリングストップ開始を判定すると、前記音量制御手段が出力される音量を所定値以下とし、
    前記車両が所定の加速度で走行したことを前記判定部が判定すると、前記音量制御手段が出力される音量を元の音量に戻すことを特徴とする音量制御装置。
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