JP7211108B2 - 車両用内燃機関の補機支持構造 - Google Patents

車両用内燃機関の補機支持構造 Download PDF

Info

Publication number
JP7211108B2
JP7211108B2 JP2019011671A JP2019011671A JP7211108B2 JP 7211108 B2 JP7211108 B2 JP 7211108B2 JP 2019011671 A JP2019011671 A JP 2019011671A JP 2019011671 A JP2019011671 A JP 2019011671A JP 7211108 B2 JP7211108 B2 JP 7211108B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
oil passage
internal combustion
combustion engine
filter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019011671A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020118131A5 (ja
JP2020118131A (ja
Inventor
真吾 神崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Co Ltd filed Critical Suzuki Motor Co Ltd
Priority to JP2019011671A priority Critical patent/JP7211108B2/ja
Priority to CN202010064058.8A priority patent/CN111486000B/zh
Priority to DE102020200735.7A priority patent/DE102020200735A1/de
Publication of JP2020118131A publication Critical patent/JP2020118131A/ja
Publication of JP2020118131A5 publication Critical patent/JP2020118131A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7211108B2 publication Critical patent/JP7211108B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B67/00Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B67/00Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for
    • F02B67/04Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus
    • F02B67/06Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus driven by means of chains, belts, or like endless members
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M11/00Component parts, details or accessories, not provided for in, or of interest apart from, groups F01M1/00 - F01M9/00
    • F01M11/03Mounting or connecting of lubricant purifying means relative to the machine or engine; Details of lubricant purifying means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M5/00Heating, cooling, or controlling temperature of lubricant; Lubrication means facilitating engine starting
    • F01M5/002Cooling
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F1/00Cylinders; Cylinder heads 
    • F02F1/18Other cylinders
    • F02F1/20Other cylinders characterised by constructional features providing for lubrication
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F7/00Casings, e.g. crankcases or frames
    • F02F7/006Camshaft or pushrod housings

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

本発明は、車両用内燃機関の補機支持構造に関する。
従来、内燃機関本体に設けられた補機が振動することを抑制するものとして、特許文献1に記載される内燃機関の補機の支持構造が知られている。
この内燃機関の補機の支持構造は、チェーンカバーに設けられ、補機の下部を支持するブラケットと、シリンダヘッドの後側面に突設され、吸気マニホールドが締結される吸気マニホールド締結部と、シリンダヘッドの右側面の側縁に沿って延設され、チェーンカバーの側縁が締結されるカバー締結部とを備えている。
さらに、内燃機関の補機の支持構造は、シリンダヘッドにおけるカバー締結部から後側面に対して外向きに突設され、補機としてのACG(オルタネータ)の上部を支持する上部ACG支持部と、シリンダヘッドの後側面に延設され、吸気マニホールド締結部と上部ACG支持部とを連結する第1補強リブとを備えている。
特開2013-83190号公報
このような従来の内燃機関の補機の支持構造にあっては、ACGが駆動や停止を繰り返すことにより、ACGが内燃機関の縦横方向に振動する。この振動を抑制するために、吸気マニホールド締結部と上部ACG支持部とを連結する第1補強リブを設けている。
しかしながら、特許文献1において、第1補強リブは、シリンダヘッド側に設けられており、シリンダブロック側においてACGを支持する支持部や支持部の周辺の剛性を高めるための構成は、開示されていない。
本発明は、上記のような事情に着目してなされたものであり、シリンダブロックの第1の側面の構造を最適化して補機支持部や補機支持部の周辺の剛性を向上でき、補機が振動することを抑制できる車両用内燃機関の補機支持構造を提供することを目的とするものである。
本発明は、一列に配列された複数の気筒と、前記複数の気筒の配列方向に沿って延びる第1の側面と、前記第1の側面の前記複数の気筒の配列方向の端部に設けられた第2の側面と、前記第2の側面を覆うように前記第2の側面の外周縁に締結されたカバー部材とを有するシリンダブロックを備え、前記第2の側面の外周縁に、補機を支持する補機支持部が設けられた車両用内燃機関の補機支持構造であって、前記第1の側面に、前記第1の側面から外方に膨出し、内部にオイルが流れる筒状のオイル通路部が設けられており、前記オイル通路部は、 前記第1の側面において、前記複数の気筒の配列方向に沿って延び、延びる方向の端部が前記補機支持部に連結される第1のオイル通路部と、前記第2の側面の外周縁に沿って前記車両用内燃機関の高さ方向に延び、かつ、前記第2の側面の外周縁に連結される第2のオイル通路部とを有し、前記第2のオイル通路部は、延びる方向の端部が前記第1のオイル通路部と前記補機支持部に連結されていることを特徴とする。
このように上記の本発明によれば、シリンダブロックの第1の側面の構造を最適化して補機支持部や補機支持部の周辺の剛性を向上でき、補機が振動することを抑制できる。
図1は、本発明の一実施例に係る車両用内燃機関を備えたパワーユニットの正面図である。 図2は、本発明の一実施例に係る車両用内燃機関の正面図であり、過給機、触媒コンバータおよびオイルクーラ本体を取り外した状態を示す図である。 図3は、本発明の一実施例に係る車両用内燃機関の正面図であり、ISG、過給機、触媒コンバータおよびオイルクーラ本体を取り外した状態を示す図である。 図4は、本発明の一実施例に係る車両用内燃機関の右側面図である。 図5は、図3のV-V方向矢視断面図である。 図6は、図3のVI-VI方向矢視断面図である。 図7は、本発明の一実施例に係る車両用内燃機関においてオイルと冷却水の流れる方向を示す図である。
本発明の一実施の形態に係る車両用内燃機関の補機支持構造は、一列に配列された複数の気筒と、複数の気筒の配列方向に沿って延びる第1の側面と、第1の側面の複数の気筒の配列方向の端部に設けられた第2の側面と、第2の側面を覆うように第2の側面の外周縁に締結されたカバー部材とを有するシリンダブロックを備え、第2の側面の外周縁に、補機を支持する補機支持部が設けられた車両用内燃機関の補機支持構造であって、第1の側面に、第1の側面から外方に膨出し、内部にオイルが流れる筒状のオイル通路部が設けられており、オイル通路部は、補機支持部に連結されている。
これにより、本発明の一実施の形態に係る車両用内燃機関の補機支持構造は、シリンダブロックの第1の側面の構造を最適化して補機支持部や補機支持部の周辺の剛性を向上でき、補機が振動することを抑制できる。
以下、本発明の一実施例に係る車両用内燃機関の補機支持構造について、図面を用いて説明する。
図1から図7は、本発明の一実施例に係る車両用内燃機関を示す図である。図1から図7において、上下前後左右方向は、車両に設置された状態の車両用内燃機関の上下前後左右方向とし、車両の前後方向に対して直交する方向が左右方向、車両用内燃機関の高さ方向が上下方向である。
まず、構成を説明する。
図1において、車両1は、左サイドフレーム2Lおよび右サイドフレーム2Rを備えており、左サイドフレーム2Lおよび右サイドフレーム2Rは、車両1の幅方向に離隔し、車両1の前後方向に延びている。
車両1にはパワーユニット3が設けられている。パワーユニット3は、熱エネルギーを機械的エネルギーに変換する車両用内燃機関としてのエンジン4と、エンジン4の回転速度を変速して出力する変速機5とを含んで構成されている。
エンジン4は、シリンダブロック11、シリンダヘッド12、シリンダヘッドカバー13よび潤滑用のオイルが貯留されるオイルパン14を備えている。
シリンダブロック11には複数の気筒11A(図6参照)が設けられている。本実施例のエンジン4は、4つの気筒11Aを有する4気筒エンジンから構成されているが、4気筒エンジンに限定されるものではない。
気筒11Aには図示しないピストンが収納されており、ピストンは、気筒11Aに対して上下方向に往復運動する。ピストンは、図示しないコネクティングロッドを介してクランク軸11S(図5参照)に連結されており、ピストンの往復運動は、コネクティングロッドを介してクランク軸11Sの回転運動に変換される。
シリンダブロック11の気筒11Aの配列方向(以下、気筒列方向L1という)の左端部にはフランジ部11Bが設けられている。フランジ部11Bは、シリンダブロック11の左端部からクランク軸11Sの放射方向外方に延びている。
変速機5は、変速機ケース5Aを備えており、変速機ケース5Aの右端部にはフランジ部5Fが設けられている。フランジ部5Fは、フランジ部11Bに合致するようにフランジ部11Bと同一形状に形成されている。エンジン4は、フランジ部5Fが図示しないボルトによってフランジ部11Bに締結されることにより、変速機5に連結されている。
シリンダブロック11の気筒列方向L1の右端部にはフランジ部11Cが設けられており、フランジ部11Cにはボルト8Aによってチェーンカバー7が締結されている(図4参照)。シリンダブロック11の気筒列方向L1の右端部は、本発明のシリンダブロックの気筒の配列方向の一端部を構成し、シリンダブロック11の気筒列方向L1の左端部は、本発明のシリンダブロックの気筒の配列方向の他端部を構成する。
エンジン4は、右マウント装置6Rを介して右サイドフレーム2Rに弾性的に支持されており、変速機5は、左マウント装置6Lを介して左サイドフレーム2Lに弾性的に支持されている。
シリンダヘッド12にはいずれも図示しない複数の吸気ポート、吸気ポートを開閉する複数の吸気バルブ、複数の排気ポートおよび排気ポートを開閉する複数の排気バルブなどが設けられている。
シリンダヘッド12の後面には図示しない吸気マニホールドが設けられており、吸気マニホールドは、吸入空気を、吸気ポートを通して気筒11Aに導入する。
シリンダヘッド12の内部には図示しない排気マニホールドが形成されており、排気マニホールドは、気筒11Aに連通される図示しない複数の排気ポートを有し、気筒11Aから排出される排気ガスを集合する。
図3において、排気マニホールドは、排気ガス出口15を有する。排気ガス出口15は、気筒列方向L1の中央部においてシリンダヘッド12の前側面12aに開口している。
気筒11Aから排出される排気ガスは、排気マニホールドで集合された後、排気ガス出口15からシリンダヘッド12の外部に排出される。
排気ガス出口15の周囲においてシリンダヘッド12の前側面12aには取付面12Aが設けられており、取付面12Aには過給機21(図1参照)が取付けられている。
図1において、過給機21は、シリンダヘッド12の前側面12a側に設置されており、タービンハウジング22およびコンプレッサハウジング23を有する。
シリンダブロック11の前側面11aは、気筒列方向L1に沿って延びている。図6において、前側面11aの延びる方向の右端部には右側面11bが設けられており、右側面11bのフランジ部11Cには右側面11bを覆うようにチェーンカバー7が締結されている。
本実施例のシリンダブロック11の前側面11aは、本発明の第1の側面を構成し、右側面11bは、本発明の第2の側面を構成する。フランジ部11Cは、本発明の第2の側面の外周縁を構成し、チェーンカバー7は、本発明のカバー部材を構成する。
図1において、タービンハウジング22は、複数のボルト8Bによって取付面12Aに取付けられており、タービンハウジング22には排気ガス出口15から排出される排気ガスが導入される。
タービンハウジング22には図示しないタービンホイールが回転自在に設けられており、タービンホイールは、排気ガス出口15からタービンハウジング22に導入された排気ガスによって回転駆動される。
コンプレッサハウジング23は、図示しないターボインレット配管に連結されており、図示しないターボアウトレット配管を介して図示しないインタクーラに接続されている。
コンプレッサハウジング23には図示しないコンプレッサホイールが回転自在に設けられており、コンプレッサホイールは、タービンホイールと一体で回転する。
過給機21において、タービンホイールが排気流によって回転されると、コンプレッサホイールがタービンホイールと一体で高速で回転される。コンプレッサホイールが回転されると、ターボインレット配管からコンプレッサハウジング23に導入された空気がターボアウトレット配管を介してインタクーラに過給される。
インタクーラは、過給機21によって過給された圧縮空気を冷却して空気の密度を高め、圧縮空気を図示しないインタクーラアウトレット配管を介して吸気マニホールドに導入する。
タービンハウジング22には排気浄化装置24が接続されている。排気浄化装置24は、例えば、図示しない三元触媒とパティキュレートフィルタとが収容されている。三元触媒は、排気ガス中に含まれるHC、CO、NOxを酸化還元反応により同時に浄化処理する。
パティキュレートフィルタは、三元触媒の下流側に設置されており、排気ガス中の粒子状物質であるPM(パティキュレートマター)として、黒鉛、燃料の燃え残り(SOF:可燃性有機成分)、エンジンオイルの燃え滓(オイルアッシュ)などを捕集する。
排気浄化装置24の下流端は、図示しない排気管に接続されており、排気浄化装置24によって浄化された排気ガスは、排気管を通して外部に排出される。
図3に示すように、チェーンカバー7と排気ガス出口15との間において、シリンダヘッド12の前側面12aにはボス形状の一対の締結部25A、25Bが設けられており、締結部25A、25Bは、リブ25Cによって連結されている。
図2において、締結部25A、25Bにはボルト8C(締結部25A側のボルトのみを図示で示す)によってブラケット27が締結されている。
図3において、シリンダブロック11のフランジ部11Bには筒状の支持部26が設けられている。支持部26と気筒列方向L1で対向するチェーンカバー7の外周縁には切り欠き7Aが形成されている。
図1に示すように、エンジン4にはISG(Integrated Starter Generator)28が設けられている。ISG28は、エンジン4を始動する始動装置と、電力を発電する発電機とを統合した回転電機である。ISG28は、外部からの動力により発電する発電機の機能と、電力が供給されることで動力を発生する電動機の機能とを有する。
図4に示すように、ISG28の上部には上側ブラケット28Aが設けられており、上側ブラケット28Aは、ボルト8Dによってブラケット27に固定されている。
ISG28の下部には下側ブラケット28Bが設けられている。下側ブラケット28Bは、ボルト8Eがスリット7Aを通して支持部26に締結されることにより、支持部26に固定されている。
このように、ISG28は、シリンダブロック11とシリンダヘッド12とに取付けられている。本実施例の支持部26は、本発明の補機支持部を構成する。
図3において、シリンダブロック11の前側面11aにはそれぞれ筒状の第1のオイル通路部29と第2のオイル通路部30が設けられており、第1のオイル通路部29と第2のオイル通路部30は、第1の側面から外方(前方)に膨出している。
第1のオイル通路部29の内部にはオイル通路29A(図6参照)が設けられており、第2のオイル通路部30の内部にはオイル通路29Aに連通する図示しないオイル通路が設けられている。
第1のオイル通路部29は、気筒列方向L1に沿って延びており、延びる方向の右端部29aが第1のオイル通路部29と支持部26とに連結されている。
第2のオイル通路部30は、フランジ部11Cに沿って上下方向に延びており、右側外周部がフランジ部11Cに連結されている。第2のオイル通路部30の下端部30aは、支持部26に連結されている。エンジン4の高さ方向(気筒11Aの軸方向)と上下方向とは、同一方向である。
本実施例の第1のオイル通路部29は、本発明の主オイル通路部を構成しており、第1のオイル通路部29および第2のオイル通路部30は、本発明のオイル通路部を構成している。第1のオイル通路部29の右端部29aは、本発明の第1のオイル通路部の延びる方向の端部を構成し、第2のオイル通路部30の下端部30aは、本発明の第2のオイル通路部の延びる方向の端部を構成する。
シリンダブロック11の前側面11aには環状のオイルクーラ本体取付用膨出部31が設けられており、オイルクーラ本体取付用膨出部31は、前側面11aから外方(前方)に膨出している。
オイルクーラ本体取付用膨出部31にはボルト8F(図1参照)によってオイルクーラ本体32(図2、図6参照)が取付けられている。オイルクーラ本体取付用膨出部31およびオイルクーラ本体32は、オイルを冷却するためのオイルクーラを構成している。
図3において、オイルクーラ本体取付用膨出部31は、上下方向で支持部26と重なり、かつ、気筒列方向L1で支持部26と並ぶ位置に設置されている。オイルクーラ本体取付用膨出部31は、前側面11aの気筒列方向L1の中央部Loに対して支持部26側に片寄って設置されている。
オイルクーラ本体取付用膨出部31は、冷却水が流れる冷却水入口室31aを形成する冷却水入口室用膨出部31Aを備えており、冷却水入口室用膨出部31Aは、冷却水入口室31aが上下方向に延びるように冷却水入口室31aを取り囲んでいる。冷却水入口室31aにはシリンダブロック11に設けられた図示しないウォータジャケットから冷却水が導入される。本実施例の冷却水入口室31aは、本発明の冷却水室を構成し、冷却水入口室用膨出部31Aは、本発明の冷却水室用膨出部を構成する。
オイルクーラ本体取付用膨出部31は、冷却水出口室31bを形成する冷却水出口室用膨出部31Bを備えている。冷却水出口室用膨出部31Bは、冷却水出口室31bを取り囲んでいる。
冷却水出口室31bは、オイルクーラ本体32に設けられた図示しない冷却水通路を通して冷却水入口室31aに連通しており、冷却水出口室31bには冷却水入口室31aからオイルクーラ本体32の冷却水通路を通して冷却水が導入される。
冷却水出口室31bは、シリンダブロック11に設けられた図示しないオイル通路を通してシリンダヘッド12に設けられた図示しないウォータジャケットに連通している。
オイルクーラ本体取付用膨出部31は、オイル入口室31cを形成するオイル入口室用膨出部31Cを備えている。オイル入口室用膨出部31Cは、冷却水出口室用膨出部31Bの下方において冷却水入口室用膨出部31Aから支持部26側に膨出している。オイル入口室31cは、オイル入口室用膨出部31Cによって取り囲まれている。
オイル入口室用膨出部31Cは、オイル入口室31cの上下方向寸法(エンジン4の高さ方向の寸法)に対して、オイル入口室31cの気筒列方向L1の寸法が大きくなるように環状に形成されている。本実施例のオイル入口室31cは、本発明のオイル室を構成し、オイル入口室用膨出部31Cは、本発明のオイル室用膨出部を構成する。
オイルクーラ本体取付用膨出部31は、オイル出口室31dを形成するオイル出口室用膨出部31Dを備えている。オイル出口室用膨出部31Dは、冷却水入口室用膨出部31Aに対して気筒列方向L1でオイル入口室用膨出部31Cと反対側に設けられており、オイル出口室31dは、オイル出口室用膨出部31Dによって取り囲まれている。
オイルクーラ本体32にはオイル通路32Aが形成されており(図2参照)、オイル通路32Aは、オイル入口室31cとオイル出口室31dとを連通している。
これにより、オイル入口室31cに導入されたオイルは、オイルクーラ本体32のオイル通路32Aを通してオイル出口室31dに導入される。そして、オイル通路32Aを流れるオイルは、オイルクーラ本体32の冷却水通路を流れる冷却水によって冷却される。
オイル出口室31dにはオイル出口31mが開口しており(図6参照)、オイル出口31mは、第1のオイル通路部29のオイル通路29Aに連通している。オイル出口31mは、上下方向でオイル入口室用膨出部31Cと重なる位置に設置されている。
シリンダブロック11の下方にはオイルを濾過するオイルフィルタ41が設けられており、オイルフィルタ41は、オイルパン14に取付けられている。
オイルクーラ本体取付用膨出部31よりも下方においてシリンダブロック11の前側面11aには筒状のフィルタ入口オイル通路部33とフィルタ出口オイル通路部34が設けられている。
フィルタ入口オイル通路部33とフィルタ出口オイル通路部34は、前側面11aから外方(前方)に膨出している。フィルタ出口オイル通路部34は、フィルタ入口オイル通路部33に連結されている。
チェーンカバー7側において、クランク軸11Sの端部にはオイルポンプ35(図3に仮想線で示す)が設けられており、オイルポンプ35は、クランク軸11Sによって駆動される。
フィルタ入口オイル通路部33は、フランジ部11Cからフランジ部11Bに向かって水平に延びた後、下方に折れ曲がり、オイルフィルタ41まで延びている。フィルタ入口オイル通路部33の内部には図示しないオイル通路が形成されている。
オイルポンプ35から吐出されるオイルは、フィルタ入口オイル通路部33のオイル通路を通してオイルフィルタ41に導入され、オイルフィルタ41によって濾過される。
フィルタ出口オイル通路部34は、オイルフィルタ41から第1のオイル通路部29に向かって上方に延びており、延びる方向の上端部がオイル入口室用膨出部31Cに連結されている。
フィルタ出口オイル通路部34にはオイル通路34A(図5参照)が形成されており、オイルフィルタ41によって濾過されたオイルは、フィルタ出口オイル通路部34のオイル通路34Aを通してオイル入口室31cに導入される。
図7において、オイルの流れを破線の矢印で示す。図7において、オイルポンプ35から吐出されたオイルは、フィルタ入口オイル通路部33を通してオイルフィルタ41に導入され、オイルフィルタ41によって濾過される。
オイルフィルタ41によって濾過されたオイルは、フィルタ出口オイル通路部34のオイル通路34Aを通してオイル入口室31cに導入された後、オイルクーラ本体32のオイル通路32Aを通してオイル出口室31dに導入される。
一方、シリンダブロック11のウォータジャケットを流れる冷却水は、冷却水入口室31aに導入された後、冷却水入口室31aに沿って下方に流れる。冷却水入口室31aの下方に流れた冷却水は、オイルクーラ本体32の冷却水通路を通して冷却水出口室31bに導入された後、シリンダブロック11の冷却水通路を通してシリンダヘッド12のウォータジャケットに排出される。
オイル通路32Aを流れるオイルは、オイルクーラ本体32の冷却水通路を流れる冷却水によって冷却される。これにより、オイル出口室31dには冷却水によって冷却されたオイルが導入される。冷却後のオイルは、オイル出口31mから第1のオイル通路部29のオイル通路29Aに導入される。
第1のオイル通路部29は、メインギャラリを構成しており、第1のオイル通路部29に導入されたオイルは、シリンダブロック11に収容された潤滑部位に供給され、潤滑部位を潤滑する。
また、第1のオイル通路部29に導入されたオイルは、第2のオイル通路部30を通してシリンダヘッド12に収容された潤滑部に供給され、シリンダヘッド12の潤滑部位を潤滑する。
図3において、第1のオイル通路部29は、フランジ部11B側からオイルクーラ本体取付用膨出部31を通してフランジ部11C側に延びており、オイル入口室用膨出部31Cと支持部26とを連結している。
オイルクーラ本体取付用膨出部31は、気筒列方向L1と直交し、かつ、気筒11Aの軸方向L2と直交する方向でISG28と重なっている(図6参照)。気筒列方向L1と直交し、かつ、気筒11Aの軸方向L2と直交する方向は、前後方向である。
オイル入口室用膨出部31Cは、上下方向で第1のオイル通路部29とフィルタ入口オイル通路部33とに挟まれる位置に設置されている。
シリンダブロック11の前側面11aには第1の補強リブ36が設けられている。第1の補強リブ36は、第1のオイル通路部29に連結されており、第1のオイル通路部29に沿って気筒列方向Lに延びている。
第1の補強リブ36は、オイル入口室用膨出部31Cと支持部26とを連結しており、支持部26と第1の補強リブ36とオイル入口室用膨出部31Cとは、気筒列方向L1で並び、かつ、上下方向で重なっている。本実施例の第1の補強リブ36は、本発明の補強リブを構成する。
シリンダブロック11の前側面11aには第2の補強リブ37と第3の補強リブ38が設けられている。
第2の補強リブ37は、支持部26からオイルクーラ本体取付用膨出部31の下方を通過し、前側面11aの気筒列方向L1の他端部(フランジ部11B)に向かって斜め下方に延びている。
第3の補強リブ38は、支持部26の下側で、かつ、前側面11aの気筒列方向L1の一端部(フランジ部11C)からオイルクーラ本体取付用膨出部31の下方を通過し、前側面11aの気筒列方向L1の他端部に向かって斜め上方に延びている。
第2の補強リブ37の延びる方向の上端部37aと第3の補強リブ38の延びる方向の上端部38aとを結ぶ仮想線L3を設定した場合に、オイルクーラ本体取付用膨出部31の下部は、第2の補強リブ37と第3の補強リブ38と仮想線L3とで囲まれた領域内に設置されている。
オイルクーラ本体取付用膨出部31の下端部は、第2の補強リブ37および第3の補強リブ38に連結されている。
次に、作用を説明する。
エンジン4は、シリンダヘッド12を有し、シリンダヘッド12の前側面12aには締結部25A、25Bが設けられており、締結部25A、25Bは、リブ25Cによって連結されている。
締結部25A、25Bにはボルト8Cによってブラケット27が締結されており、ブラケット27にはISG28の上側ブラケット28Aがボルト8Dによって取付けられている。
また、エンジン4は、複数の気筒11Aと、気筒列方向L1に沿って延びる前側面11aと、前側面11aの気筒列方向L1の端部に設けられた右側面11bと、右側面11bを覆うように右側面11bのフランジ部11Cに締結されたチェーンカバー7とを有するシリンダブロック11を備えている。
右側面11bのフランジ部11CにはISG28を支持する支持部26が設けられており、支持部26にはISG28の下側ブラケット28Bがボルト8Eによって取付けられている。
これにより、ISG28は、シリンダブロック11とシリンダヘッド12に支持されている。ところで、ISG28は、駆動や停止を繰り返すこと等により、図2に示す車両1の側面視でエンジン4の縦横方向、すなわち、上下方向(矢印X方向)と気筒列方向L1(矢印Y方向)に振動する。
これに対して、本実施例のエンジン4の補機構造は、リブ25Cに連結された締結部25A、25Bにブラケット27が固定されており、ブラケット27の剛性を高くできる。これにより、シリンダヘッド12側でISG28が縦横方向に振動することを抑制できる。
次に、作用を説明する。
エンジン4は、シリンダヘッド12を有し、シリンダヘッド12の前側面12aには締結部25A、25Bが設けられており、締結部25A、25Bは、リブ25Cによって連結されている。
締結部25A、25Bにはボルト8Cによってブラケット27が締結されており、ブラケット27にはISG28のブラケット28Aがボルト8Dによって取付けられている。
また、エンジン4は、複数の気筒11Aと、気筒列方向L1に沿って延びる前側面11aと、前側面11aの気筒列方向L1の端部に設けられた右側面11bと、右側面11bを覆うように右側面11bのフランジ部11Cに締結されたチェーンカバー7とを有するシリンダブロック11を備えている。
右側面11bのフランジ部11CにはISG28を支持する支持部26が設けられており、ISG28は、ブラケット28Bがボルト8Eによって支持部26に締結されている。
これにより、ISG28は、シリンダブック11とシリンダヘッド12に支持されている。ところで、ISG28は、駆動や停止を繰り返すこと等により、エンジン4の縦横方向、すなわち、上下方向と気筒列方向L2に振動する。
これに対して、本実施例のエンジン4の補機構造によれば、リブ25Cに連結された締結部25A、25Bにブラケット27が固定されており、ブラケット27の剛性を高くできる。これにより、シリンダヘッド12側でISG28が縦横方向に振動することを抑制できる。
また、本実施例のエンジン4の補機支持構造によれば、シリンダブロック11の前側面11aに、前側面11aから外方に膨出し、内部にオイルが流れる筒状の第1のオイル通路部29と第2のオイル通路部30が設けられており、第1のオイル通路部29の右端部29aと第2のオイル通路部30の下端部30aが支持部26に連結されている。
これにより、第1のオイル通路部29と第2のオイル通路部30を利用して支持部26や支持部26の周辺の前側面11aの剛性を高くでき、シリンダブロック11側でISG28が縦横方向に振動することを抑制できる。
このように、本実施例のエンジン4の補機支持構造は、シリンダブロック11の前側面11aの構造を最適化して支持部26と支持部26の周辺の剛性を高くでき、ISG28が縦横方向に振動することを抑制できる。
また、本実施例のエンジン4の補機支持構造は、シリンダブロック11に既存の第1のオイル通路部29と第2のオイル通路部30を利用して支持部26や支持部26の周辺の前側面11aの剛性を高くできるので、ISG28が縦横方向に振動することを抑制するための新規な構造を追加することを不要にできる。
また、本実施例のエンジン4の補機支持構造によれば、第1のオイル通路部29は、シリンダブロック11の前側面11aにおいて、気筒列方向L1に沿って延び、延びる方向の右端部29aが支持部26に連結されている。これにより、ISG28が縦横方向に振動することをより効果的に抑制できる。
また、本実施例のエンジン4の補機支持構造によれば、第2のオイル通路部30は、右側面11bのフランジ部11Cに沿って上下方向に延び、かつ、フランジ部11Cに連結されている。
これに加えて、第2のオイル通路部30は、第1のオイル通路部29に接続される下端部30aを有し、下端部30aが支持部26に連結されている。
これにより、第1オイル通路部29と第2のオイル通路部30によって支持部26や支持部26の周辺の前側面11aの剛性をより一層高くできる。
さらに、第2のオイル通路部30を、チェーンカバー7に締結される剛性の高いフランジ部11Cに連結することにより、第2のオイル通路部30の剛性をより一層高くでき、支持部26や支持部26の周辺の前側面11aの剛性をより一層高くできる。この結果、ISG28が縦横方向に振動することをより効果的に抑制できる。
また、第2のオイル通路部30が上下方向に延びているので、ISG28から印加される縦方向の荷重を剛性の高い第2のオイル通路部30によって受けることができ、ISG28が縦方向に振動することをより効果的に抑制できる。
また、本実施例のエンジン4の補機支持構造によれば、シリンダブロック11の前側面11aは、前側面11aから外方に膨出し、オイルを冷却するオイルクーラ本体32が装着されるオイルクーラ本体取付用膨出部31を有する。
オイルクーラ本体取付用膨出部31は、上下方向で支持部26と重なる位置であって、前側面11aの気筒列方向L1の中央部Loに対して支持部26側に設置されており、第1のオイル通路部29は、オイルクーラ本体取付用膨出部31と支持部26とを連結している。
これにより、支持部26や支持部26の周辺の前側面11aの剛性をオイルクーラ本体取付用膨出部31と第1のオイル通路部29によってより一層高くできる。このため、ISG28が縦横方向に振動することをより効果的に抑制できる。
また、本実施例のエンジン4の補機支持構造によれば、オイルクーラ本体取付用膨出部31は、冷却水が流れる冷却水入口室31aを形成する冷却水入口室用膨出部31Aと、冷却水入口室用膨出部31Aから支持部26側に膨出し、オイルが流れるオイル入口室31cを形成するオイル入口室用膨出部31Cとを有する。
これに加えて、第1のオイル通路部29は、オイル室用膨出部31Cと支持部26とを連結している。
これにより、気筒列方向L1でオイル入口室用膨出部31Cを支持部26により一層近づけて設置できることに加えて、第1のオイル通路部29によってオイル室用膨出部31Cと支持部26とを連結することによって、支持部26や支持部26の周辺の前側面11aの剛性をオイルクーラ本体取付用膨出部31と第1のオイル通路部29によってより一層高くできる。このため、ISG28が縦横方向に振動することをより効果的に抑制できる。
また、本実施例のエンジン4の補機支持構造によれば、オイルクーラ本体取付用膨出部31は、気筒列方向L1と直交し、かつ、気筒11Aの軸方向L3と直交する方向でISG28と重なっている。
これにより、オイルクーラ本体取付用膨出部31とISG28との間の空間を確保でき、この空間にオイルクーラ本体取付用膨出部31を設置できる。このため、気筒列方向L1でオイル入口室用膨出部31Cを支持部26により一層近づけて設置でき、支持部26の周辺の前側面11aの平坦面の面積を少なくできる。
さらに、オイルクーラ本体取付用膨出部31とISG28との間の空間を確保できるので、前側面11aに対するオイルクーラ本体取付用膨出部31の膨出量を増大でき、オイルクーラ本体取付用膨出部31の剛性をより一層高くできる。
この結果、支持部26や支持部26の周辺の前側面11aの剛性をオイルクーラ本体取付用膨出部31と第1のオイル通路部29によってより一層高くでき、ISG28が縦横方向に振動することをより効果的に抑制できる。
また、本実施例のエンジン4の補機支持構造によれば、シリンダブロック11の下方にオイルを濾過するオイルフィルタ41が設置されている。
さらに、シリンダブロック11の前側面11aに、前側面11aから外方に膨出するとともに、右側面11bのフランジ部11Cからオイルフィルタ41に向けて延び、オイルフィルタ41にオイルを導入する筒状のフィルタ入口オイル通路部33が設けられている。
これに加えて、オイルクーラ本体取付用膨出部31は、第1のオイル通路部29とフィルタ入口オイル通路部33とに挟まれる位置に設置されている。
これにより、支持部26の周辺の前側面11aの平坦面の面積を少なくでき、支持部26や支持部26の周辺の前側面11aの剛性をオイルクーラ本体取付用膨出部31と第1のオイル通路部29によってより一層高くできる。この結果、ISG28が縦横方向に振動することをより効果的に抑制できる。
また、本実施例のエンジン4の補機支持構造によれば、シリンダブロック11の前側面11aに、前側面11aから外方に膨出するフィルタ出口オイル通路部34が設けられている。
フィルタ出口オイル通路部34は、オイルフィルタ41から第1のオイル通路部29にオイルを導入するように、オイルフィルタ1から第1のオイル通路部29に向かって上方に延びており、フィルタ出口オイル通路部34は、フィルタ入口オイル通路部33に連結されている。
これにより、フィルタ出口オイル通路部34およびフィルタ入口オイル通路部33の剛性を高くできる上に、支持部26の周辺の前側面11aの平坦面の面積を少なくできる。この結果、支持部26や支持部26の周辺の前側面11aの剛性をオイルクーラ本体取付用膨出部31と第1のオイル通路部29によってより一層高くでき、ISG28が縦横方向に振動することをより効果的に抑制できる。
また、本実施例のエンジン4の補機支持構造によれば、シリンダブロック11の前側面11aに、支持部26とオイル室用膨出部31Cとを連結する第1の補強リブ36が設けられており、第1の補強リブ36は、第1のオイル通路部29に連結されている。
これにより、第1オイル通路部29を第1の補強リブ36によって補強でき、支持部26や支持部26の周辺の前側面11aの剛性をより効果的に高くできる。この結果、ISG28が縦横方向に振動することをより効果的に抑制できる。
本発明の実施例を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正および等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
1...車両、4...エンジン(車両用内燃機関)、7...チェーンカバー(カバー部材)、11...シリンダブロック、11A...気筒、11C...フランジ部(第2の側面の外周縁)、11a...前側面(第1の側面)、11b...右側面(第2の側面)、26...支持部(補機支持部)、29...第1のオイル通路部(オイル通路部)、29a...右端部(第1のオイル通路部の延びる方向の端部)、30...第2のオイル通路部(オイル通路部)、30a...下端部(第2のオイル通路部の延びる方向の端部)、31...オイルクーラ本体取付用膨出部、31A...冷却水入口室用膨出部(冷却水室用膨出部)、31a...冷却水入口室(冷却水室)、31C...オイル入口室用膨出部(オイル室用膨出部)、31c...オイル入口室(オイル室)、32...オイルクーラ本体、33...フィルタ入口オイル通路部、34...フィルタ出口オイル通路部、36...第1の補強リブ(補強リブ)、41...オイルフィルタ、L1...気筒列方向(複数の気筒の配列方向)、L2...気筒の軸方向、Lo...気筒列方向の中央部(複数の気筒の配列方向の中央部)

Claims (7)

  1. 一列に配列された複数の気筒と、前記複数の気筒の配列方向に沿って延びる第1の側面と、前記第1の側面の前記複数の気筒の配列方向の端部に設けられた第2の側面と、前記第2の側面を覆うように前記第2の側面の外周縁に締結されたカバー部材とを有するシリンダブロックを備え、
    前記第2の側面の外周縁に、補機を支持する補機支持部が設けられた車両用内燃機関の補機支持構造であって、
    前記第1の側面に、前記第1の側面から外方に膨出し、内部にオイルが流れる筒状のオイル通路部が設けられており、
    前記オイル通路部は、
    前記第1の側面において、前記複数の気筒の配列方向に沿って延び、延びる方向の端部が前記補機支持部に連結される第1のオイル通路部と、前記第2の側面の外周縁に沿って前記車両用内燃機関の高さ方向に延び、かつ、前記第2の側面の外周縁に連結される第2のオイル通路部とを有し、
    前記第2のオイル通路部は、延びる方向の端部が前記第1のオイル通路部と前記補機支持部に連結されていることを特徴とする車両用内燃機関の補機支持構造。
  2. 前記第1の側面に、前記第1の側面から外方に膨出し、オイルを冷却するオイルクーラ本体が装着されるオイルクーラ本体取付用膨出部が設けられており、
    前記オイルクーラ本体取付用膨出部は、前記車両用内燃機関の高さ方向で前記補機支持部と重なる位置であって、前記第1の側面の前記複数の気筒の配列方向の中央部に対して前記補機支持部側に設置されており、
    前記第1のオイル通路部は、前記オイルクーラ本体取付用膨出部と、前記補機支持部とを連結していることを特徴とする請求項1に記載の車両用内燃機関の補機支持構造。
  3. 前記オイルクーラ本体取付用膨出部は、冷却水が流れる冷却水室を形成する冷却水室用膨出部と、前記冷却水室用膨出部から前記補機支持部側に膨出し、オイルが流れるオイル室を形成するオイル室用膨出部とを有し、
    前記第1のオイル通路部は、前記オイル室用膨出部と前記補機支持部とを連結していることを特徴とする請求項2に記載の車両用内燃機関の補機支持構造。
  4. 前記オイルクーラ本体取付用膨出部は、前記複数の気筒の配列方向と直交し、かつ、前記複数の気筒の軸方向と直交する方向で前記補機と重なることを特徴とする請求項に記載の車両用内燃機関の補機支持構造。
  5. 前記シリンダブロックの下方にオイルを濾過するオイルフィルタが設置されており、
    前記第1の側面に、前記第1の側面から外方に膨出するとともに、前記第2の側面の外周縁から前記オイルフィルタに向けて延び、前記オイルフィルタにオイルを導入する筒状のフィルタ入口オイル通路部が設けられており、
    前記オイルクーラ本体取付用膨出部は、前記第1のオイル通路部とフィルタ入口オイル通路部とに挟まれる位置に設置されていることを特徴とする請求項4に記載の車両用内燃機関の補機支持構造。
  6. 前記第1の側面に、前記第1の側面から外方に膨出するフィルタ出口オイル通路部が設けられており、
    前記フィルタ出口オイル通路部は、前記オイルフィルタから前記第1のオイル通路部にオイルを導入するように、前記オイルフィルタから前記第1のオイル通路部に向かって上方に延びており、
    前記フィルタ出口オイル通路部は、前記フィルタ入口オイル通路部に連結されていることを特徴とする請求項5に記載の車両用内燃機関の補機支持構造。
  7. 前記第1の側面に、前記補機支持部と前記オイル室用膨出部とを連結する補強リブが設けられており、
    前記補強リブは、前記第1のオイル通路部に連結されていることを特徴とする請求項3から請求項6のいずれか1項に記載の車両用内燃機関の補機支持構造。
JP2019011671A 2019-01-25 2019-01-25 車両用内燃機関の補機支持構造 Active JP7211108B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019011671A JP7211108B2 (ja) 2019-01-25 2019-01-25 車両用内燃機関の補機支持構造
CN202010064058.8A CN111486000B (zh) 2019-01-25 2020-01-20 车辆用内燃机的辅助设备支撑结构
DE102020200735.7A DE102020200735A1 (de) 2019-01-25 2020-01-22 Tragstruktur für ein nebenaggregat innerhalb eines verbrennungsmotors für ein fahrzeug

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019011671A JP7211108B2 (ja) 2019-01-25 2019-01-25 車両用内燃機関の補機支持構造

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2020118131A JP2020118131A (ja) 2020-08-06
JP2020118131A5 JP2020118131A5 (ja) 2021-12-23
JP7211108B2 true JP7211108B2 (ja) 2023-01-24

Family

ID=71524348

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019011671A Active JP7211108B2 (ja) 2019-01-25 2019-01-25 車両用内燃機関の補機支持構造

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP7211108B2 (ja)
CN (1) CN111486000B (ja)
DE (1) DE102020200735A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113503200B (zh) * 2021-07-22 2022-10-14 一汽解放汽车有限公司 汽车及其用于发动机的机油冷却滤清组件

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001115888A (ja) 1999-10-19 2001-04-24 Mazda Motor Corp エンジンのブロック構造
WO2016063445A1 (ja) 2014-10-20 2016-04-28 本田技研工業株式会社 シリンダブロック及びそれを備えたエンジン
JP2017187006A (ja) 2016-04-08 2017-10-12 ヤンマー株式会社 エンジン装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20050005783A (ko) * 2003-07-07 2005-01-14 미쯔비시 지도샤 고교 가부시끼가이샤 엔진의 동력 전달 기구 커버
CN2793350Y (zh) * 2005-04-18 2006-07-05 重庆隆鑫工业(集团)有限公司 静音气缸头
JP4731502B2 (ja) * 2007-02-01 2011-07-27 本田技研工業株式会社 補機を備える内燃機関
JP5645337B2 (ja) 2011-10-07 2014-12-24 本田技研工業株式会社 内燃機関の補機の支持構造
CN105332821B (zh) * 2015-10-16 2017-04-19 北京精密机电控制设备研究所 一种集成氢气涡轮泵的伺服机构及伺服控制方法
JP6493256B2 (ja) * 2016-03-09 2019-04-03 トヨタ自動車株式会社 電動オイルポンプの駆動制御装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001115888A (ja) 1999-10-19 2001-04-24 Mazda Motor Corp エンジンのブロック構造
WO2016063445A1 (ja) 2014-10-20 2016-04-28 本田技研工業株式会社 シリンダブロック及びそれを備えたエンジン
JP2017187006A (ja) 2016-04-08 2017-10-12 ヤンマー株式会社 エンジン装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN111486000B (zh) 2022-03-08
DE102020200735A1 (de) 2020-07-30
JP2020118131A (ja) 2020-08-06
CN111486000A (zh) 2020-08-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101913981B1 (ko) 작업 차량
JP6262440B2 (ja) ホイールローダ
EP2799694A1 (en) Engine device
WO2014017459A1 (ja) エンジン装置
JP2010185340A (ja) エンジン
KR20150033609A (ko) 엔진 장치
CN1111643C (zh) 自动两轮车用内燃机
JP5889140B2 (ja) エンジン装置
JP6237427B2 (ja) エンジンのオイルフィルタ取付構造
KR102049135B1 (ko) 엔진장치
JP7211108B2 (ja) 車両用内燃機関の補機支持構造
JP2019031963A (ja) 内燃機関の補機取付構造
KR101968369B1 (ko) 배기가스 정화 장치
JP7259354B2 (ja) 車両用内燃機関の補機支持構造
JP6693541B2 (ja) 自動二輪車
JP7176423B2 (ja) 車両用内燃機関
JP7196635B2 (ja) 車両用内燃機関
JP7206945B2 (ja) 車両用内燃機関
JP6613808B2 (ja) エンジン及び自動二輪車
JP7251367B2 (ja) 車両用エンジン
JPH06101462A (ja) 車両用内燃機関の排気装置
JP7159645B2 (ja) エンジンの排気装置
JP7234649B2 (ja) 車両用内燃機関
JP7230678B2 (ja) 車両用エンジン
JP7251366B2 (ja) 車両用エンジン

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211029

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211110

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220907

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220913

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221024

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221213

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221226

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7211108

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151