JP7209082B2 - マイクロミラーデバイス - Google Patents
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Description
<1>
光を反射する反射面を有するミラー部と、
各々圧電素子を備えた一対の半環状アクチュエータ部を備え、一対の半環状アクチュエータ部をミラー部を囲んで配置した第1アクチュエータと、
ミラー部と第1アクチュエータとを、第1軸周りでミラー部が回動可能に接続する接続部と、
第1アクチュエータの外周に配置された固定部と、
第1アクチュエータと固定部との間に配置され、かつ各々圧電素子を備えた1枚以上の矩形板状部を含むミアンダ型アクチュエータ部を一対備えた第2アクチュエータとを有し、
一対のミアンダ型アクチュエータ部の各々は、矩形板状部の長手方向が第1軸に沿った方向に配置され、各々の一端が一対の半環状アクチュエータ部各々の外周と接続され、各々の他端が固定部に接続されており、
各圧電素子は、それぞれ下部電極、圧電膜および上部電極が積層された構造をなし、
第1アクチュエータが、ミラー部に第1軸周りの回転トルクを作用させ、第2アクチュエータが、第1アクチュエータに第1軸と交差する第2軸周りの回転トルクを作用させることにより、ミラー部を第1軸および第2軸周りに2次元回転駆動するマイクロミラーデバイス。
<2>
ミアンダ型アクチュエータ部は、矩形板状部を2枚以上備え、2枚以上の矩形板状部が連結部を介して折り返すように連結されてなる<1>に記載のマイクロミラーデバイス。<3>
一対の半環状アクチュエータ部各々に備えられた圧電素子各々の上部電極が複数の個別電極部を含み、複数の個別電極部が、ミラー部を第1軸周りに往復回動する第1共振モードで駆動させた場合の最大変位状態において、圧電膜の面内方向に生じる主応力のうち、絶対値が最大の主応力成分の正負が反転する応力反転領域で分離配置されており、各圧電素子は、複数の個別電極部の各々により規定される複数の圧電部を含む<1>または<2>に記載のマイクロミラーデバイス。
<4>
接続部が、ミラー部と一対の半環状アクチュエータ部各々の一端、およびミラー部と一対の半環状アクチュエータ部各々の他端の各々を第1軸上で接続する<1>から<3>のいずれかに記載のマイクロミラーデバイス。
<5>
一対の半環状アクチュエータ部各々の圧電素子各々の上部電極は、第1軸に対して互いに対称に形成された複数の個別電極部からなる<1>から<4>のいずれかに記載のマイクロミラーデバイス。
<6>
一対の半環状アクチュエータ部各々の圧電素子各々の上部電極は、周方向に分離された、少なくとも3つの個別電極部からなる<5>に記載のマイクロミラーデバイス。
<7>
第1アクチュエータおよび第2アクチュエータの圧電素子に駆動信号を入力するための駆動回路を備えた請求項<1>から<6>のいずれかに記載のマイクロミラーデバイス。<8>
駆動回路は、ミラー部を第1軸周りに往復回動する第1共振モードで駆動し、かつ、ミラー部および第1アクチュエータを第2軸周りに往復回動する第2共振モードで駆動する駆動信号を第1アクチュエータおよび第2アクチュエータ各々の圧電素子に入力する<7>に記載のマイクロミラーデバイス。
<9>
ミラー部が第1軸周りに往復回動し、かつミラー部と第1アクチュエータとが互いに逆位相で往復回動する共振モードのうち最も低次モードの共振周波数をFo、ミラー部が第1軸周りに往復回動し、かつミラー部と第1アクチュエータとが互いに同位相で往復回動する共振モードのうち最も低次モードの共振周波数をFiとし、
F1=Fo+Fi
F2=Fo-Fi
とした場合において、
マイクロミラーデバイスの複数の共振モードの各々の共振周波数のうち、F1に最も近い共振周波数が、
F1-100Hz未満、もしくは、F1+450Hz超であり、
マイクロミラーデバイスの複数の共振モードの各々の共振周波数のうち、F2に最も近い共振周波数が、
F2-100Hz未満、もしくは、F2+450Hz超である、<1>から<8>に記載のマイクロミラーデバイス。
ここで、第1軸a1は、ミラー部12の静止時の反射面12aを含む平面内にある。後述する第2軸a2はこの平面内おいて、第1軸a1と交差する軸であり、ここでは第1軸a1と直交する軸である。第1軸a1と第2軸a2は、反射面12aの中心で交差していることが好ましいが、交差位置は中心からずれていても構わない。
従って、本マイクロミラーデバイス1においては、第1軸周りおよび第2軸周り、すなわち、垂直軸と水平軸方向との周波数の比を大きく、例えば、周波数比を15以上とすることが可能である。垂直軸の周波数と水平軸方向の周波数をともに高くしても、それらの周波数比が1に近い場合は走査線が斜め方向になり、スキャンスポットの縦横位置が複雑に変化するため、走査線同士の間隔を狭めて解像度をあげるための制御が非常に難しくなる。一方、両者の周波数比を大きくすることで、水平方向の走査線数が増え、かつ走査線が水平に近くなる。これにより、走査線の数を増やすための制御が容易となり、高精細な画像を表示することが可能となる。
各圧電素子41~46は下部電極31、圧電膜32および上部電極33を備えている。圧電素子41の個別電極部ai-1とai-3は同一駆動を行うため接続されて共通の電極端子24に接続されている。同様に、圧電素子42の個別電極部bi-1とbi-3は同一駆動を行うため接続されて共通の電極端子24に接続されている。圧電素子41、43および44の下部電極31は構造体上において接続されており、接地用の電極端子GNDに接続されている。同様に圧電素子42、45および46の下部電極31は構造体上において接続されており、接地用の電極端子GNDに接続されている。
既述の通り、ミアンダ型アクチュエータ部16Aは隣接する矩形板状部61を互いに異なる方向に撓ませるため、それぞれの圧電素子43、44に逆位相の駆動信号波形を入力する。ミアンダ型アクチュエータ部16Bは隣接する矩形板状部61を互いに異なる方向に撓ませるため、それぞれの圧電素子45、46に逆位相の駆動信号波形を入力する。
V1a=α1V1sin(2πf1t+π)
V1b=α1V1sin2πf1t
上記の式中、α1V1は電圧振幅、tは時間である。なお、式においてオフセット電圧は考慮していない。V1は第1駆動信号の基本電圧振幅値、α1は第1駆動信号用の電圧振幅補正係数である。なお、各個別電極部に与えられる電圧振幅は、同一であってもよいし、異なっていてもよい。すなわち、圧電部毎でα1の値は異なっていてもよい。各々の個別電極部に生じる応力の大きさに応じて電圧振幅が設定されていてもよい。例えば、個別電極部に生じる応力の大きさが大きいほど電圧振幅を大きくする、などである。
V1=α1V1sin(2πf1t+β1π)と表すことができる。
ここで、β1は第1駆動信号用の位相補正係数であり、第1の位相のV1aの場合は1、第1の位相の逆位相である第2の位相のV1bの場合は0である。
V2a=α2V2sin(2πf2t+π)
V2b=α2V2sin2πf2t
上記の式中、α2V2は電圧振幅、tは時間である。なお、式においてオフセット電圧は考慮していない。V2は第2駆動信号の基本電圧振幅値、α2は第2駆動信号用の電圧振幅補正係数である。なお、各個別電極部に与えられる電圧振幅は、同一であってもよいし、異なっていてもよい。すなわち、圧電部毎でα2の値は異なっていてもよい。各々の個別電極部に生じる応力の大きさに応じて電圧振幅が設定されていてもよい。例えば、個別電極部に生じる応力の大きさが大きいほど電圧振幅を大きくする、などである。
V2=α2V2sin(2πf2t+β2π)と表すことができる。
ここで、β2は第2駆動信号の位相補正係数であり、第1の位相のV2aの場合は1、第1の位相の逆位相である第2の位相のV2bの場合は0である。
しかしながら、上記モードに限るものではなく。何次モードの共振モードを用いるかは、適宜設定すればよい。
一般式ABO3 (P)
(式中、A:Aサイトの元素であり、Pbを含む少なくとも1種の元素。
B:Bサイトの元素であり、Ti、Zr、V、Nb、Ta、Sb、Cr、Mo、W、Mn、Sc、Co、Cu、In、Sn、Ga、Zn、Cd、Fe、およびNiからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素。
O:酸素元素。
Aサイト元素とBサイト元素と酸素元素のモル比は1:1:3が標準であるが、これらのモル比はペロブスカイト構造を取り得る範囲内で基準モル比からずれてもよい。)
Aa(Zrx、Tiy、Mb-x-y)bOc (PX)
(式中、A:Aサイトの元素であり、Pbを含む少なくとも1種の元素。Mは、V、Nb、Ta、およびSbからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素である。
0<x<b、0<y<b、0≦b-x-y、a:b:c=1:1:3が標準であるが、これらのモル比はペロブスカイト構造を取り得る範囲内で基準モル比からずれてもよい。)
まず、マイクロミラーデバイス1に固有の複数の固有振動数に対応する複数の共振モードのうち、ミラー部12が第1軸a1周りに往復回動し、かつミラー部12と第1アクチュエータ14とが互いに逆位相で往復回動する共振モードのうち最も低次モードの共振周波数をFo、ミラー部12が第1軸a1周りに往復回動し、かつミラー部12と第1アクチュエータ14とが互いに同位相で往復回動する共振モードのうち最も低次モードの共振周波数をFiとする。
そして、
F1=Fo+Fi
F2=Fo-Fi
とする。
この場合において、複数の共振モードの各々の共振周波数のうち、F1に最も近い共振周波数FAが、F1-100Hz未満、もしくは、F1+450Hz超であり、複数の共振モードの各々の共振周波数のうち、F2に最も近い共振周波数FBが、F2-100Hz未満、もしくは、F2+450Hz超であることが好ましい。
すなわち、マイクロミラーデバイス1は、
FA<F1-100、もしくは、F1+450<FA、かつ
FB<F2-100、もしくは、F2+450<FB
を満たすことが好ましい。
なお、本構成のマイクロミラーデバイス1においては、ミラー部12が第1軸a1周りに往復回動し、かつミラー部12と第1アクチュエータ14とが互いに逆位相で往復回動する共振モードのうち最も低次モードの周波数Foは、ミラー部12が第1軸a1周りに往復回動し、かつミラー部12と第1アクチュエータ14とが互いに同位相で往復回動する共振モードのうち最も低次モードの周波数Fiよりも大きい。
以下の手順により図1に示した構成のマイクロミラーデバイスを実施例1として作製した。
(工程1)Siハンドル層350μm、シリコン酸化物(SiO2)ボックス層1μm、Siデバイス層100μmの積層構造を持つSOI(Silicon On Insulator)基板上に、スパッタ法で基板温度350℃にてTi層を30nm、Ir層を150nm形成した。Ti層およびIr層の積層構造が図2の下部電極31に相当する。
ミラー部12の直径2.7mm、接続部21のy軸方向長さ(ミラー部12の外周から第1アクチュエータ14までの長さ)Y1=0.77mm、x軸方向幅X1=0.38mm、ミアンダ型アクチュエータ部16A,16Bの各矩形板状部61のy軸方向長さY2=4.5mm、x軸方向幅X2=0.4mmとした(図26参照)。
ミラー部12、第1アクチュエータ14および第2アクチュエータ16、並びに接続部21の厚みはデバイス層の厚みと等しい。
参考例のマイクロミラーデバイス100の平面図を図21に示す。参考例のマイクロミラーデバイスは、実施例1と同様の作製手順で作製した。参考例のマイクロミラーデバイス100は、ミラー部112と、ミラー部112を囲むように配置された環状の第1アクチュエータ114と、第1アクチュエータ114を囲む環状の第2アクチュエータ116と、固定部120と、第1接続部121と、第2接続部122と、第3接続部123とを備えている。それぞれのアクチュエータ114、116は圧電素子を備えた圧電アクチュエータである。
第2半環状アクチュエータ部116Aおよび116Bの個別電極部は、第2共振モードで第2アクチュエータ116を駆動した場合の最大変位状態において、第2アクチュエータ116の圧電膜の面内方向に生じる主応力のうち、絶対値が最大の主応力成分の符号の正負に応じて設けられており、その応力反転領域で分離されている。
実施例11~16のマイクロミラーデバイスは、ミラー部12の直径を2.7mmとした。図26に示すマイクロミラーデバイスの平面図におけるX1~X3およびY1~Y3のサイズを変化させた。具体的には、各例の接続部21のx軸方向幅X1、y軸方向長さY1、ミアンダ型アクチュエータ部16A,16Bの各矩形板状部61のx軸方向幅X2、y軸方向長さY2、第1アクチュエータ14のy軸方向に延びる部分のx軸方向幅X3、x軸方向に延びる部分のy軸方向幅Y3は、表2に示す通りとした。他の構成要素については、実施例1と同様とした。
各例のマイクロミラーデバイスについて、ミラー部12が第1軸周りに往復回動し、かつミラー部12と第1アクチュエータ14とが互いに逆位相で往復回動する共振モードのうち最も低次モードの周波数Fo、ミラー部が第1軸周りに往復回動し、かつミラー部12と第1アクチュエータ14とが互いに同位相で往復回動する共振モードのうち最も低次モードの周波数Fiを求めた。
そして、
F1=Fo+Fi
F2=Fo-Fi
を算出した。
なお、ここでは、市販の有限要素ソフトウェアの共振モード解析によって、周波数Fi、Fo、F1近傍の周波数、F2近傍の周波数を算出した。なお、実デバイスについては、外部振動あるいはアクチュエータに入力する駆動信号の周波数と変位量との関係を調べ、変位量がピークとなる点を共振周波数として求めることも可能である。
実施例11~16のマイクロミラーデバイスについて、第1アクチュエータ14に駆動モードの周波数Foの正弦波信号を駆動信号として入力し、ミラー部12を第1軸周りに回動させる第1軸スキャン動作を行った。駆動信号の電圧振幅を徐々に大きくしていき、不要振動を発生させずに光学スキャン角度45°まで達成できるかどうかを調べた。可視光レーザーをマイクロミラーデバイス1のミラー部12の反射面に垂直入射し、走査線をスクリーンに投影した。実施例の中には光学スキャン角度45°が達成できず、走査線が幅方向および長さ方向に時間的にブレてしま現象が生じるものが見られた。各実施例について、この走査線のブレの有無を確認し、スキャン動作を評価した。なお、走査線のブレは、駆動モードによるスキャン動作以外の振動、いわゆる不要振動が発生している結果であると考えられる。表3中では、上記の不要振動が発生せずに光学スキャン角度45°を達成できたもの「無」、不要振動が発生したものを「有」と表記している。
実施例17~24のマイクロミラーデバイスは、ミラー部12の直径を3mmとした。各例の接続部21のx軸方向幅X1、y軸方向長さY1、ミアンダ型アクチュエータ部16A,16Bの各矩形板状部61のx軸方向幅X2、y軸方向長さY2、第1アクチュエータ14のy軸方向に延びる部分のx軸方向幅X3、x軸方向に延びる部分のy軸方向幅Y3は、表4に示す通りとした。他の構成要素については、実施例1と同様とした。
実施例17~24のマイクロミラーデバイスについて、上記実施例11~16と同様に、周波数FoおよびFiを求め、
F1=Fo+Fi
F2=Fo-Fi
を算出した。
上記実施例11~16の場合と同様に評価を行った。
本明細書に記載された全ての文献、特許出願、および技術規格は、個々の文献、特許出願、および技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書中に参照により取り込まれる。
Claims (8)
- 光を反射する反射面を有するミラー部と、
各々圧電素子を備えた一対の半環状アクチュエータ部を備え、前記一対の半環状アクチュエータ部を前記ミラー部を囲んで配置した第1アクチュエータと、
前記ミラー部と前記第1アクチュエータとを、第1軸周りで前記ミラー部が回動可能に接続する接続部と、
前記第1アクチュエータの外周に配置された固定部と、
前記第1アクチュエータと前記固定部との間に配置され、かつ各々圧電素子を備えた1枚以上の矩形板状部を含むミアンダ型アクチュエータ部を一対備えた第2アクチュエータとを有し、
前記一対のミアンダ型アクチュエータ部の各々は、前記矩形板状部の長手方向が前記第1軸に沿った方向に配置され、各々の一端が前記一対の半環状アクチュエータ部各々の外周と接続され、各々の他端が前記固定部に接続されており、
前記各圧電素子は、それぞれ下部電極、圧電膜および上部電極が積層された構造をなし、
前記第1アクチュエータが、前記ミラー部に前記第1軸周りの回転トルクを作用させ、前記第2アクチュエータが、前記第1アクチュエータに前記第1軸と交差する第2軸周りの回転トルクを作用させることにより、前記ミラー部を前記第1軸および前記第2軸周りに2次元回転駆動するマイクロミラーデバイスであり、
前記ミラー部が前記第1軸周りに往復回動し、かつ前記ミラー部と前記第1アクチュエータとが互いに逆位相で往復回動する共振モードのうち最も低次モードの共振周波数をFo、前記ミラー部が前記第1軸周りに往復回動し、かつ前記ミラー部と前記第1アクチュエータとが互いに同位相で往復回動する共振モードのうち最も低次モードの共振周波数をFiとし、
F1=Fo+Fi
F2=Fo-Fi
とした場合において、
複数の共振モードの各々の共振周波数のうち、前記F1に最も近い共振周波数が、
F1-100Hz未満、もしくは、F1+450Hz超であり、
前記複数の共振モードの各々の共振周波数のうち、前記F2に最も近い共振周波数が、
F2-100Hz未満、もしくは、F2+450Hz超であるマイクロミラーデバイス。 - 前記ミアンダ型アクチュエータ部は、前記矩形板状部を2枚以上備え、前記2枚以上の矩形板状部が連結部を介して折り返すように連結されてなる請求項1に記載のマイクロミラーデバイス。
- 前記一対の半環状アクチュエータ部各々に備えられた前記圧電素子各々の前記上部電極が複数の個別電極部を含み、
前記複数の個別電極部が、前記ミラー部を前記第1軸周りに往復回動する第1共振モードで駆動させた場合の最大変位状態において、前記圧電膜の面内方向に生じる主応力のうち、絶対値が最大の主応力成分の正負が反転する応力反転領域で分離配置されており、
前記各圧電素子は、前記複数の個別電極部の各々により規定される複数の圧電部を含む請求項1または2に記載のマイクロミラーデバイス。 - 前記接続部が、前記ミラー部と前記一対の半環状アクチュエータ部各々の一端、および前記ミラー部と前記一対の半環状アクチュエータ部各々の他端の各々を前記第1軸上で接続する請求項1から3のいずれか1項に記載のマイクロミラーデバイス。
- 前記一対の半環状アクチュエータ部各々の前記圧電素子各々の前記上部電極は、前記第1軸に対して互いに対称に形成された複数の個別電極部からなる請求項1から4のいずれか1項に記載のマイクロミラーデバイス。
- 前記一対の半環状アクチュエータ部各々の前記圧電素子各々の前記上部電極は、周方向に分離された、少なくとも3つの個別電極部からなる請求項5に記載のマイクロミラーデバイス。
- 前記第1アクチュエータおよび前記第2アクチュエータの前記圧電素子に駆動信号を入力するための駆動回路を備えた請求項1から6のいずれか1項に記載のマイクロミラーデバイス。
- 前記駆動回路は、前記ミラー部を前記第1軸周りに往復回動する第1共振モードで駆動し、かつ、前記ミラー部および前記第1アクチュエータを前記第2軸周りに往復回動する第2共振モードで駆動する駆動信号を前記第1アクチュエータおよび前記第2アクチュエータ各々の前記圧電素子に入力する請求項7に記載のマイクロミラーデバイス。
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