JP7208021B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
しかしながら、特許文献1の画像形成装置においては、保持部材へトナー収容容器を装着することでシャッタが開き位置にある状態になるため、画像形成装置の運搬時に開口部を通じて周囲にトナーが漏れ出す可能性がある。
装置本体からトナー収容容器を着脱可能となっている画像形成装置では、トナー収容容器を装置本体に装着することで、装置本体とトナー収容容器間の駆動伝達、トナー収容容器の装着状態の検知、装置本体との情報通信などの各種機能を行うことが多い。よって、装置本体側とトナー収容容器側のそれぞれに駆動部や検知部を設け、これらが連結や接触することにより上記のような各種機能が実行される。
一方で、トナー収容容器は、ユーザが交換し、装置本体に装着するものであることから、締結固定されない状態で装置本体に装着されていることが多い。そのため、装置本体に装着されたトナー収容容器は、装置本体の移送時における振動により、大きな振動が加わり、駆動の連結部やセンサの接触部にダメージを受けてしまうことがある。
しかし、予め規制部材を取り付けたとしても、装置本体が移送された後、ユーザが設置手順を誤り、規制部材が取り付けられたまま、装置本体を動作させてしまうことも想定される。この場合、トナー収容容器と装置本体との間の情報通信を行うことができず、装置本体がトナー収容容器の故障を誤検知してしまうことが考えられる。
本実施例の画像形成装置200について説明する。
図1は、電子写真方式を用いたカラー画像形成装置の断面図である。画像形成装置200は、4色の画像形成部を中間転写ベルト7上に並べて配置した、いわゆる、中間転写タンデム方式の画像形成装置である。中間転写タンデム方式は、高いプロダクティビティや様々なメディアの搬送に対応できる点から、近年主流となっている。
本実施例の画像形成装置200は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の4色により画像を形成する。もちろん、色数は4色に限定されるものではなく、また、色の並び順もこれに限定されるものではない。
以下に、画像形成装置200において記録材Sに画像を形成する画像形成プロセスを説明する。
レジストローラ62において斜行補正やタイミング補正が行われた後、記録材Sは2次転写部T2へと搬送される。2次転写部T2は、対向する2次転写内ローラ8及び2次転写外ローラ9により形成される転写ニップ部であり、所定の加圧力と静電的負荷バイアスを与えることで記録材S上にトナー像を吸着させる。
画像形成部Pa~Pdは、主に、感光体ドラム1a~1d、帯電装置2a~2d、露光装置3a~3d、現像装置100a~100d、1次転写ローラ5a~5d、及び感光体クリーナ6a~6dなどから構成される。
その後、1次転写ローラ5a~5dにより所定の加圧力及び静電的負荷バイアスが与えられ、中間転写ベルト7上にトナー像が転写される。最後に、感光体ドラム1a~1d上にわずかに残った転写残トナーは、感光体クリーナ6a~6dにより回収され、再び次の作像プロセスに備えられる。
なお、現像装置100a~100d内のトナー量が低下した際には、対応するトナー収容容器Ta~Tdからトナーが供給される。トナー補給動作の詳細については後述する。
Y、M、C及びBkの画像形成部Pa~Pdにより並列処理される各色の作像プロセスは、中間転写ベルト7上に1次転写された上流色のトナー像上に順次重ね合わせるタイミングで行われる。その結果、最終的にはフルカラーのトナー像が中間転写ベルト7上に形成され、2次転写部T2へと搬送される。なお、2次転写部T2を通過した後の転写残トナーは、転写クリーナ装置11によって回収される。
その後、記録材Sは定着装置13へと搬送される。定着装置13では、対向するローラにより形成された定着ニップ内で、通過する記録材Sに所定の圧力と熱量が加えられて、記録材S上にトナー像が溶融固着される。
次に、図2、図3を用いて、トナー収容容器Ta~Tdについて説明する。なお、トナー収容容器Ta~Tdは、各容器とも共通の形状であるため、以下では「トナー収容容器T」と記載することとする。図2はトナー収容容器Tの断面図、図3はトナー収容容器Tにおける内部部品の動作を説明するための図である。
フランジ部21には、図2に示すように、トナー収容部20内から搬送されてきたトナーを一時的に貯留するための中空形状を備えた排出部21hが設けられている。排出部21hの底部には、トナー収容容器Tの外部へトナーを排出する、すなわち、現像装置100へトナーを補給するための排出口21aが形成されている。
さらに、フランジ部21の内部には、排出口21aを開閉するためのシャッタ4が設けられている。シャッタ4の動作の詳細に関しては後述する。
ギア部20aは、画像形成装置200本体側の駆動部と係合することで、画像形成装置200本体側からの回転駆動力をトナー収容部20に伝達する働きをする。
ポンプ部20bは、往復動に伴い、容積が可変な樹脂製の容積可変型ポンプとなっている(なお、矢印ωと矢印γは、ポンプ部20bの移動方向を示す)。具体的には、ポンプ部20bは、図2に示すように、「山折り」部と「谷折り」部が周期的に交互に複数形成されている蛇腹状のポンプとなっている。ポンプ部20bは、図2(a)の矢印ωや図2(b)の矢印γに示されるように、往復動することで、排出口21aを介して吸気動作と排気動作を交互に行わせる吸排気機構として機能する。
フランジ部21の内周面には、カム形状の溝部21bが形成されており、トナー収容部20に備えられた突起部20dと係合する構成となっている。
溝部21bは、図3に示すように、トナー収容部20側からフランジ部21側へ傾斜した溝部21cと、フランジ部21側からトナー収容部20側へ傾斜した溝部21dとが、交互に連結された構造となっている。突起部20dと溝部21bは係合しているため、トナー収容部20は、回転駆動すると共に、突起部20dと溝部21bにより回転軸線方向への駆動力を受けることになる。すなわち、トナー収容部20が回転すると、ポンプ部20bは伸縮動作を行い、これにより、トナー収容部20は吸排気機構を利用して排出口21aからトナーの排出を行う。
次に、図4、図5を用いて、トナー収容容器Tから現像装置100に補給用トナーを供給する画像形成装置200本体側のトナー補給部の構成について説明する。図4はトナー補給部の上方斜視図、図5は容器駆動装置300の斜視図である。
トナー収容容器Tは、画像形成装置200本体に対して着脱自在であり、画像形成装置200本体に装着されている時には、容器上保持ガイド401と容器下保持ガイド402に回転可能に収容保持されている。
後側板202には、図4に示すように、容器駆動装置300、補給パイプ70が取り付けられている。
そして、容器駆動ギア302からトナー収容容器Tのギア部20aに伝達されることでトナー収容容器Tが回転駆動する。
また、容器駆動装置300には、位相検知フラグ309が設けられている位置に対応して、発光部と受光部とを備えた光学センサであるフォトセンサ310が設けられている。
フォトセンサ310においては、図面の表から裏を貫通するように、1対の発光部と受光部が設けられることにより、光路が形成されている。
そして、図9(a)に示すように、位相検知フラグ309は、大径部24aに接触しているとき、フォトセンサ310の光路を遮光する。一方、図9(b)に示すように、位相検知フラグ309は、小径部24bに接触しているとき、フォトセンサ310の光路から外れることにより、発光部から照射された光は遮光されずに受光部で検知される。
さらに、駆動モータ301の回転は、フォトセンサ310の変化(遮光→透過→遮光)を検知した後、所定時間後に停止されるように制御される。
トナー収容容器Tから排出されたトナーは、補給パイプ70(図4を参照)の中を通り、下流側にある現像装置(不図示)へと受け渡される。
次に、図6を用いて、トナー収容容器Tの画像形成装置200本体に対する着脱機構について説明する。図6は、トナー収容容器Tを画像形成装置200本体に装着する際の、トナー収容容器Tと、画像形成装置200本体に設けられたトナー収容容器Tの保持部の動作を説明するための図である。
容器下保持ガイド402の片側端部には、容器引き込みレバー403、引き込みばね404が備えられている。容器引き込みレバー403は、容器下保持ガイド402に対して回動可能に保持されている。引き込みばね404は、容器引き込みレバー403と容器下保持ガイド402とに張架されている。なお、これらの部材が、共同して、トナー収容容器Tを装着する保持部を構成し、トナー収容容器Tが着脱可能に装着される。
次に、図6(b)に示すように、引き込みばね404の位置関係が死点を超えると、図6(c)に示すように、引き込みばね404によって容器引き込みレバー403を回転させようとする力の方向がF2方向に切り替わる。ここで、死点とは、ばね掛け部同士を結ぶ直線上に容器引き込みレバー403の回転中心が乗る点のことである。
そして、図6(c)に示すように、容器引き込みレバー403がトナー収容容器Tに備えられたボス21kと接触して、トナー収容容器Tには画像形成装置200本体に収容される側の力が働く。
最後に、図6(d)に示すように、容器下保持ガイド402に備えられた突き当て部402aまでトナー収容容器Tが引き込まれて画像形成装置200本体に装着される。
さらに、トナー収容容器Tの先端には、トナー収容容器Tに関する情報(トナー情報)が記憶されるメモリ23が備えられている。そして、図6(d)に示すように、トナー収容容器Tが画像形成装置200本体に装着された状態になると、トナー収容容器Tの端部に備えられ、接点を有するメモリ23が容器駆動装置300に設けられたメモリ接点405と接触する。これにより、トナー収容容器Tと画像形成装置200本体とが通信可能となり、メモリ23に記憶されたトナー情報が画像形成装置200本体に送信可能となる。
次に、図7、図8を用いて、トナー収容容器Tの画像形成装置200本体に対する着脱と、トナー収容容器Tに備えられたシャッタ4の開閉の関係について説明する。図7はトナー収容容器Tの下面図である。
シャッタ4は、トナー収容容器T内部でフランジ部21に対して相対的に移動可能に構成されている。図7(a)に示される位置関係にある時には、シャッタ4が排出口21aを塞いでいるため、トナー収容容器Tからトナーを排出することはできない。
シャッタ4がスライド移動して、図7(b)に示される位置関係になると、シャッタ4に設けられた排出口4aと排出口21aが重なり連通するため、トナー収容容器Tから排出口21a及び排出口4aを介してトナーを排出することが可能となる。
以上のとおり、本実施例においては、トナー収容容器Tが画像形成装置200本体に装着されている場合のみ、トナー収容容器Tからトナー排出が可能となる。
次に、図11を用いて、トナー収容容器Tを画像形成装置200本体に装着同梱した状態で移送する際の状態について説明する。
図11(a)から(c)は、トナー収容容器Tを画像形成装置200本体に装着同梱移送する際の、各色のトナー収容容器Ta~Tdに規制部材500を装着した状態を示した斜視図である。
なお、規制部材500は、トナー収容容器Tの先端に取り付けられた接点(不図示)を覆うように装着される。このため、規制部材500が装着されたままの状態である場合、トナー収容容器Tが画像形成装置200本体の保持部の正常な位置に装着されても、メモリ接点405との接触が遮断されるため、メモリ23は読取部224と通信をすることができない。
図12(a)は、規制部材500をトナー容器Tに取り付けた状態における排出側の断面図である。図12(b)は、規制部材500をトナー容器Tに取り付けた状態における、容器下保持ガイド402上でのトナー収容容器Tとシャッタ4の位置関係を示した図である。
この状態においては、容器引き込みレバー403は前述の図6(c)と図6(d)の間の状態にあり、トナー収容容器Tには画像形成装置200本体に装着される方向の力が働いている。そのため、トナー収容容器Tは、容器引き込みレバー403により、カバー部材28に装着された規制部材500を介して突き当て部402aに規制された状態で固定される。
また、フランジ部21の排出口21aとシャッタ4の排出口4aの位置に関しても、トナー収容容器Tの全長の影響を受けないので、移送中におけるトナーの漏出の防止を高精度に保証することができる。
以上の構成において、画像形成装置200本体を移送する時には、規制部材500をカバー部材28に装着した状態でトナー収容容器Tを画像形成装置200本体に装着することで、トナー収容容器Tからトナーが漏れることがなく装着同梱が可能となる。
図14は、画像形成装置200の制御ブロック図である。以下の説明において、トナーボトルTa、Tb、Tc、及びTdは、まとめて、トナー収容容器Tと称する。また、現像装置100a、100b、100c、及び100dは、まとめて、現像装置100と称する。同様に、画像形成部Pa、Pb、Pc、及びPdは、まとめて、画像形成部Pと称し、トナー濃度センサ80a、80b、80c、及び80dは、まとめて、トナー濃度センサ80と称する。
CPU701は、トナー濃度センサ80の出力信号を変換テーブル(不図示)に基づいてトナー濃度に変換する。CPU701は、トナー濃度が目標濃度となるように、トナー収容容器Tから現像装置100へのトナーの補給を制御する。
なお、前述のメッセージを表示する表示部は、液晶画面707に限らず、例えば、ネットワークを通じて画像形成装置200と通信可能に接続されたPCのモニタであってもよい。また、ユーザに画像形成装置200の状態などを通知する手段としては、画面表示に限られず、スピーカーなどを設け、音声などで通知するようにしてもよい。
本実施例においては、駆動モータ301としてDCモータ(DCブラシモータ)を用いる。そのため、駆動モータ301の回転速度、及び、駆動モータ301の回転駆動力は、所定時間あたりに駆動モータ301に電流が供給された時間の割合に応じて変化する。
一方、CPU701がENB信号を停止することに応じて、モータ駆動回路704は駆動モータ301への電流の供給を停止する。これにより、トナー収容容器Tの回転が停止する。
センサ出力検知回路705は、フォトセンサ310の出力信号に基づき、フォトセンサ310の受光量が閾値以上であればローレベルの信号を出力し、フォトセンサ310の受光量が閾値未満であればハイレベルの信号を出力する。すなわち、センサ出力検知回路705は、トナー収容容器Tの所定領域が検出位置を通過している間にローレベルの信号を出力し、トナー収容容器Tの所定領域以外の領域が検出位置を通過している間にハイレベルの信号を出力する。
しかし、トナー収容容器Tが保持部の正常な位置に装着されたとしても、メモリ23が故障していたり、規制部材500が装着されたままであったりする場合、読取部224はメモリ23から情報を読み取ることができない。なお、本実施例においては、CPU701が読取部224とは別に設けられ、メモリ23に記録された情報をCPU701が処理する構成としているが、CPU701が有する機能を読取部224が備えるように構成してもよい。
ただし、駆動モータ301は、例えば、複数のトナー収容容器Tを1つの駆動モータによって回転する構成であってもよい。クラッチが駆動モータ301からトナー収容容器Tへ駆動力を伝達可能な状態と、伝達不可能な状態とに制御できる構成であれば、1つの駆動モータ301が複数のトナー収容容器Tを選択的に回転させることができる。
開閉検知信号がローレベルの信号ならば、CPU701は前扉230が閉状態であると判定する。一方、開閉検知信号がハイレベルの信号ならば、CPU701は前扉230が開状態であると判定する。すなわち、CPU701は、開閉検知信号に基づいて、前扉230が開状態であるか閉状態であるかを検知する。
図15において、画像形成装置200は、トナー収容容器Tを着脱するためにユーザが開閉する前扉230を備える。さらに、前扉230には突起部26が設けられている。前扉230が閉じられた場合、突起部26は扉開閉SW27を押圧する。扉開閉SW27は、突起部26によって押圧されると、ローレベルの信号を出力する。一方、扉開閉SW27は、突起部26が押圧を解除すると、ハイレベルの信号を出力する。
なお、前扉230は、トナー収容容器Tが装着される部分のみを開閉する扉であってもよい。あるいは、前扉230は画像形成装置200の一側面の全体を開閉するように構成された扉であってもよい。
図16は、本実施例の操作部706に備えられた液晶画面707に表示されるメッセージの例を示す図である。
なお、故障確認画面1600内には、閉じるボタン1601が設けられている。ユーザが閉じるボタン1601を押下すると、故障確認画面1600は非表示となり、液晶画面707にはホーム画面(不図示)が表示される。ホーム画面は、ユーザが画像形成装置200の印刷設定の変更などをするための画面であり、ユーザは、例えば、印刷枚数、印刷物の濃度、印刷モードなどをホーム画面から設定することができる。すなわち、装着されたトナー収容容器Tが故障であると判断されていたとしても、ホーム画面から印刷モードを設定することができる。
出荷された画像形成装置200を設置する際に、ユーザは、設置手順に基づき、トナー収容容器Tに取り付けられた規制部材500を取り外した上で、画像形成装置200を動作させる。ところが、設置手順を誤ると、トナー収容容器Tに規制部材500を取り付けられたまま画像形成装置200を動作させてしまう可能性がある。
本実施例では、トナー収容容器Tに規制部材500が取り付けられているのか否かを判断するための手段が設けられていない。そのため、メモリ23からトナー情報が読み取られなかった場合、メモリ23の故障によりメモリ23と通信ができなかったのか、トナー収容容器Tに規制部材500が取り付けられていることでメモリ23と通信ができなかったのかを判断することができない。
そこで、本実施例においては、後述する図17のフローチャートに示すような、初期設置終了フラグ及びリトライ回数に基づき、ユーザに通知する表示画面を切り替える制御を行う。
S902において、CPU701は、トナー収容容器Tのメモリ23と通信できなかったか否かを判断する。S902でトナー収容容器Tのメモリ23と通信できなかったと判断された場合、S903へ移行する。
初期設置終了フラグは、画像形成装置200の出荷時には、OFFに設定されている。後述のS910において初期動作が実施されると、ONに設定される。
また、リトライ回数は、画像形成装置200の出荷時には、0で記憶されている。後述のS904においてインクリメントされる毎に、1が加えられる。
なお、リトライ回数の閾値は、本実施例では3回と設定しているが、予め定められた所定回数であれば、異なる回数であってもよい。また、本実施例では、初期動作の終了とリトライ回数に基づいてS903の判断を行っているが、予め定められた条件であればその他の条件(例えば、前扉230が占められてからの経過時間)に基づいて判断を行ってもよい。
そして、S904において、CPU701は、リトライ回数をインクリメントする。
続いて、S905において、CPU701は、ユーザに、画像形成装置20の前扉230を開けて、トナー収容容器Tから規制部材500を取り外すように促すために、液晶画面707に取り外し確認画面1610(図16(b)を参照)を表示する。
S906で前扉230が開けられたと判断された場合、装着されたトナー収容容器Tの規制部材500が取り外されているか否かをユーザが確認しようとしたことが考えられる。そこで、S907において、CPU701は、液晶画面707に表示されている取り外し確認画面1610を非表示とし、S901に戻る。
そして、S908において、CPU701は液晶画面707に故障確認画面1600(図16(a)を参照)を表示する。
さらに、S909において、トナー収容容器Tから現像装置100に対するトナー補給動作を禁止する。
S910の初期動作が終了すると、S911において、CPU701は初期設置終了フラグをONにする。この時、ユーザは、故障確認画面1600内に表示されている閉じるボタン1601を押下することで、現像装置100内に残っているトナーを使って、印刷動作を実施することができる。
本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。すなわち、上述の実施例及びその変形例を組み合わせた構成もすべて本発明に含まれるものである。
28 カバー部材
200 画像形成装置
500 規制部材
707 液晶画面
T トナー収容容器
Claims (6)
- トナーを収容するトナー収容容器が着脱可能な画像形成装置であって、
装着位置に装着されたトナー収容容器からトナーを補給する補給手段と、
前記補給手段により補給されたトナーを用いて画像を形成する画像形成手段と、
前記装着位置に装着されるトナー収容容器が有するメモリと通信する通信手段と、
前記画像形成装置の初期動作が実施されたか否かを示す情報が記憶される記憶手段と、
表示装置を制御する制御手段と、を有し、
前記通信手段がトナー収容容器のメモリとの通信ができないように、トナー収容容器の前記装着位置への装着を規制する規制部材が該トナー収容容器に設けられており、
前記制御手段は、前記通信手段が前記メモリとの通信に失敗し、且つ、前記記憶手段に記憶された前記情報が前記初期動作が実施されていないことを示す第1情報である場合、前記規制部材の取り外しを促す第1の画面を前記表示装置に表示させ、
前記制御手段は、前記通信手段が前記メモリとの通信に失敗し、且つ、前記記憶手段に記憶された前記情報が前記初期動作が実施されたことを示す第2情報である場合、前記装着位置に装着されたトナー収容容器のメモリの異常を報知する第2の画面を前記表示装置に表示させることを特徴とする画像形成装置。 - トナー収容容器を着脱するために開閉される扉をさらに有し、
前記通信手段は、前記画面が表示された後に前記扉が開いた開状態から前記扉が閉じた閉状態へ変化した場合、トナー収容容器のメモリとの通信を再度実行することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記開状態から前記閉状態へ変化する度に実行される前記通信手段の前記通信の失敗した回数が連続して所定回数に達し、且つ、前記開状態から前記閉状態へ変化しても前記記憶手段に記憶された前記情報が前記第1情報のままである場合、前記第2の画面を前記表示装置に表示させることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記開状態から前記閉状態へ変化する度に実行される前記通信手段の前記通信の失敗した回数が連続して所定回数に達し、且つ、前記開状態から前記閉状態へ変化しても前記記憶手段に記憶された前記情報が前記第1情報のままである場合、前記記憶手段に記憶された前記第2情報を前記第1情報へ変更することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記通信手段が前記メモリとの通信に成功した場合、前記記憶手段に記憶された前記第2情報を前記第1情報へ変更することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- トナー収容容器を着脱するために開閉される扉をさらに有し、
前記制御手段は、前記扉が閉じた閉状態から前記扉が開いた開状態へ変化した場合、前記画面を非表示にすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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