JP7208021B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トナー収容容器を装置本体に装着可能な画像形成装置関するものである。
従来、画像形成装置の装置本体に設けられた容器保持部に着脱可能に取り付けられたトナー収容容器から補給用の現像剤(トナー)を現像装置へ補給する画像形成装置が広く用いられている。例えば、特許文献1には、トナーを収容する収容容器を保持部材へ装着する際に、トナー収容容器のシャッタが閉じ位置から開き位置へ移動してトナーの供給が可能になる画像形成装置が開示されている。
このような構成において、トナー収容容器を装置本体に装着した状態で画像形成装置を移送する場合がある(以下、「装着同梱移送」という)。装着同梱移送をすることで現像剤容器分の梱包部材の削減や、装置本体の梱包サイズの縮小を行うことが可能となる。
しかしながら、特許文献1の画像形成装置においては、保持部材へトナー収容容器を装着することでシャッタが開き位置にある状態になるため、画像形成装置の運搬時に開口部を通じて周囲にトナーが漏れ出す可能性がある。
そこで、トナー収容容器を保持部材に装着してもトナー収容容器のシャッタが開かれることなく、装置本体を設置した後の装置本体の駆動開始に伴い、装置本体からの作用によりシャッタが閉じ位置から開き位置へと移動させる構成が提案されている。これにより、トナー収容容器を装置本体に装着した状態での装着同梱移送が可能となる(例えば、特許文献2を参照)。
特開2005-284244号公報 特開2015-49291号公報
しかしながら、トナー収容容器を装着同梱移送する場合においては、さらに以下の問題が生じる。
装置本体からトナー収容容器を着脱可能となっている画像形成装置では、トナー収容容器を装置本体に装着することで、装置本体とトナー収容容器間の駆動伝達、トナー収容容器の装着状態の検知、装置本体との情報通信などの各種機能を行うことが多い。よって、装置本体側とトナー収容容器側のそれぞれに駆動部や検知部を設け、これらが連結や接触することにより上記のような各種機能が実行される。
一方で、トナー収容容器は、ユーザが交換し、装置本体に装着するものであることから、締結固定されない状態で装置本体に装着されていることが多い。そのため、装置本体に装着されたトナー収容容器は、装置本体の移送時における振動により、大きな振動が加わり、駆動の連結部やセンサの接触部にダメージを受けてしまうことがある。
そこで、装置本体に対するトナー収容容器の位置を予め規制する部材(規制部材)を予め先端に取り付けたトナー収容容器を、装置本体に装着する構成が考えられる。これにより、締結固定をしなくても、トナー収容容器の駆動連結部やセンサ接触部などの各部にダメージを与えることなく、装着同梱移送が可能となる。
しかし、予め規制部材を取り付けたとしても、装置本体が移送された後、ユーザが設置手順を誤り、規制部材が取り付けられたまま、装置本体を動作させてしまうことも想定される。この場合、トナー収容容器と装置本体との間の情報通信を行うことができず、装置本体がトナー収容容器の故障を誤検知してしまうことが考えられる。
本発明は、トナーを収容するトナー収容容器が着脱可能な画像形成装置であって、装着位置に装着されたトナー収容容器からトナーを補給する補給手段と、前記補給手段により補給されたトナーを用いて画像を形成する画像形成手段と、前記装着位置に装着されるトナー収容容器が有するメモリと通信する通信手段と、前記画像形成装置の初期動作が実施されたか否かを示す情報が記憶される記憶手段と、表示装置を制御する制御手段と、を有し、 前記通信手段がトナー収容容器のメモリとの通信ができないように、トナー収容容器の前記装着位置への装着を規制する規制部材が該トナー収容容器に設けられており、前記制御手段は、前記通信手段が前記メモリとの通信に失敗し、且つ、前記記憶手段に記憶された前記情報が前記初期動作が実施されていないことを示す第1情報である場合、前記規制部材の取り外しを促す第1の画面を前記表示装置に表示させ、前記制御手段は、前記通信手段が前記メモリとの通信に失敗し、且つ、前記記憶手段に記憶された前記情報が前記初期動作が実施されたことを示す第2情報である場合、前記装着位置に装着されたトナー収容容器のメモリの異常を報知する第2の画面を前記表示装置に表示させることを特徴とする。
本発明によれば、適切に規制部材の取り外しを促すことができる。
画像形成装置の断面図である。 トナー収容容器の断面図である。 トナー収容容器の動作説明図である。 トナー補給部の斜視図である。 容器駆動装置の斜視図である。 トナー収容容器の着脱機構を説明する図である。 トナー収容容器の下面図である。 トナー収容容器とシャッタの位置関係を説明する図である。 トナー収容容器の回転検知を説明する図である。 トナー収容容器の検知部を示す側面図である。 トナー収容容器に規制部材を装着した状態を説明する図である。 トナー収容容器を装着同梱した状態を説明する図である。 トナー収容容器を装着同梱した状態を示す図である。 画像形成装置の制御ブロック図である。 画像形成装置の前扉部分を示す斜視図である。 液晶画面に表示されるメッセージの例である。 液晶画面の表示制御処理を示すフローチャートである。
以下、実施例を用いて、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。ただし、以下の実施例に記載されている構成要素はあくまで例示であり、本発明の範囲をこれらに限定する趣旨のものではない。
<画像形成装置>
本実施例の画像形成装置200について説明する。
図1は、電子写真方式を用いたカラー画像形成装置の断面図である。画像形成装置200は、4色の画像形成部を中間転写ベルト7上に並べて配置した、いわゆる、中間転写タンデム方式の画像形成装置である。中間転写タンデム方式は、高いプロダクティビティや様々なメディアの搬送に対応できる点から、近年主流となっている。
本実施例の画像形成装置200は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の4色により画像を形成する。もちろん、色数は4色に限定されるものではなく、また、色の並び順もこれに限定されるものではない。
以下に、画像形成装置200において記録材Sに画像を形成する画像形成プロセスを説明する。
記録材Sは、収納庫10上に積載される形で収納されており、摩擦分離方式を採用した給送ローラ61により画像形成タイミングに合わせて給送される。給送ローラ61により送り出された記録材Sは、搬送パスを通過し、レジストローラ62へと搬送される。
レジストローラ62において斜行補正やタイミング補正が行われた後、記録材Sは2次転写部T2へと搬送される。2次転写部T2は、対向する2次転写内ローラ8及び2次転写外ローラ9により形成される転写ニップ部であり、所定の加圧力と静電的負荷バイアスを与えることで記録材S上にトナー像を吸着させる。
次に、2次転写部T2までの記録材Sの搬送プロセスに対して、同様のタイミングで2次転写部T2まで送られて来る画像の形成プロセスについて説明する。
画像形成部Pa~Pdは、主に、感光体ドラム1a~1d、帯電装置2a~2d、露光装置3a~3d、現像装置100a~100d、1次転写ローラ5a~5d、及び感光体クリーナ6a~6dなどから構成される。
現像駆動装置(不図示)によって回転駆動される感光体ドラム1a~1dは、予め帯電装置2a~2dにより表面を一様に帯電されている。そして、露光装置3a~3dが駆動され、送られてきた画像情報の信号に基づいて、回折手段を適宜経由して、感光体ドラム1a~1dの表面に静電像が形成される。次に、感光体ドラム1a~1d上に形成された静電像は、現像装置100a~100dによるトナー現像を経て、トナー像として顕在化する。
その後、1次転写ローラ5a~5dにより所定の加圧力及び静電的負荷バイアスが与えられ、中間転写ベルト7上にトナー像が転写される。最後に、感光体ドラム1a~1d上にわずかに残った転写残トナーは、感光体クリーナ6a~6dにより回収され、再び次の作像プロセスに備えられる。
なお、現像装置100a~100d内のトナー量が低下した際には、対応するトナー収容容器Ta~Tdからトナーが供給される。トナー補給動作の詳細については後述する。
中間転写ベルト7は、中間転写ベルトフレーム(不図示)に設置され、中間転写ベルト7への駆動伝達手段を兼ねる2次転写内ローラ8、テンションローラ17、2次転写上流ローラ18によって張架される。2次転写内ローラ8が矢印R8方向に駆動されると、中間転写ベルト7が矢印R7方向へと駆動される。なお、中間転写ベルト7は無端状のベルトである。
Y、M、C及びBkの画像形成部Pa~Pdにより並列処理される各色の作像プロセスは、中間転写ベルト7上に1次転写された上流色のトナー像上に順次重ね合わせるタイミングで行われる。その結果、最終的にはフルカラーのトナー像が中間転写ベルト7上に形成され、2次転写部T2へと搬送される。なお、2次転写部T2を通過した後の転写残トナーは、転写クリーナ装置11によって回収される。
以上のような搬送プロセス及び作像プロセスにより、2次転写部T2において記録材Sとフルカラートナー像の搬送タイミングを一致させて2次転写が行われる。
その後、記録材Sは定着装置13へと搬送される。定着装置13では、対向するローラにより形成された定着ニップ内で、通過する記録材Sに所定の圧力と熱量が加えられて、記録材S上にトナー像が溶融固着される。
<トナー収容容器>
次に、図2、図3を用いて、トナー収容容器Ta~Tdについて説明する。なお、トナー収容容器Ta~Tdは、各容器とも共通の形状であるため、以下では「トナー収容容器T」と記載することとする。図2はトナー収容容器Tの断面図、図3はトナー収容容器Tにおける内部部品の動作を説明するための図である。
トナー収容容器Tは、図2に示すように、中空円筒状に形成され、内部にトナーを収容する内部空間を備えたトナー収容部20を有する。さらに、トナー収容容器Tは、トナー収容部20の長手方向(トナー搬送方向)一端側にフランジ部21を有する。トナー収容部20はフランジ部21に対して相対回転可能に構成されている。
フランジ部21には、図2に示すように、トナー収容部20内から搬送されてきたトナーを一時的に貯留するための中空形状を備えた排出部21hが設けられている。排出部21hの底部には、トナー収容容器Tの外部へトナーを排出する、すなわち、現像装置100へトナーを補給するための排出口21aが形成されている。
さらに、フランジ部21の内部には、排出口21aを開閉するためのシャッタ4が設けられている。シャッタ4の動作の詳細に関しては後述する。
トナー収容部20には、ギア部20a、ポンプ部20b、突起部20dなどが形成されている。
ギア部20aは、画像形成装置200本体側の駆動部と係合することで、画像形成装置200本体側からの回転駆動力をトナー収容部20に伝達する働きをする。
ポンプ部20bは、往復動に伴い、容積が可変な樹脂製の容積可変型ポンプとなっている(なお、矢印ωと矢印γは、ポンプ部20bの移動方向を示す)。具体的には、ポンプ部20bは、図2に示すように、「山折り」部と「谷折り」部が周期的に交互に複数形成されている蛇腹状のポンプとなっている。ポンプ部20bは、図2(a)の矢印ωや図2(b)の矢印γに示されるように、往復動することで、排出口21aを介して吸気動作と排気動作を交互に行わせる吸排気機構として機能する。
フランジ部21の内周面には、カム形状の溝部21bが形成されており、トナー収容部20に備えられた突起部20dと係合する構成となっている。
突起部20dと溝部21bの関係について、図3を用いて説明する。図3において、矢印Aは、トナー収容部20の回転方向(カム突起20dの移動方向)を示している。また、矢印B及びCは、それぞれ、ポンプ部20bの伸縮方向を示している。
溝部21bは、図3に示すように、トナー収容部20側からフランジ部21側へ傾斜した溝部21cと、フランジ部21側からトナー収容部20側へ傾斜した溝部21dとが、交互に連結された構造となっている。突起部20dと溝部21bは係合しているため、トナー収容部20は、回転駆動すると共に、突起部20dと溝部21bにより回転軸線方向への駆動力を受けることになる。すなわち、トナー収容部20が回転すると、ポンプ部20bは伸縮動作を行い、これにより、トナー収容部20は吸排気機構を利用して排出口21aからトナーの排出を行う。
<トナー補給部の駆動構成>
次に、図4、図5を用いて、トナー収容容器Tから現像装置100に補給用トナーを供給する画像形成装置200本体側のトナー補給部の構成について説明する。図4はトナー補給部の上方斜視図、図5は容器駆動装置300の斜視図である。
図4に示すように、画像形成装置200本体には、枠体を形成する前側板201、後側板202、前側板201と後側板202とに保持された容器上保持ガイド401、容器下保持ガイド402が備えられている。
トナー収容容器Tは、画像形成装置200本体に対して着脱自在であり、画像形成装置200本体に装着されている時には、容器上保持ガイド401と容器下保持ガイド402に回転可能に収容保持されている。
後側板202には、図4に示すように、容器駆動装置300、補給パイプ70が取り付けられている。
容器駆動装置300は、図5に示すとおり、駆動モータ301、容器駆動ギア302、ピニオンギア304、アイドラギア305、アイドラ段ギア308、駆動伝達ギア306、容器駆動軸307などで構成される。容器駆動装置300において、駆動モータ301から生じる回転駆動力は、ピニオンギア304、アイドラギア305、アイドラ段ギア308、駆動伝達ギア306、容器駆動軸307を介して、容器駆動ギア302に伝達される。
そして、容器駆動ギア302からトナー収容容器Tのギア部20aに伝達されることでトナー収容容器Tが回転駆動する。
また、容器駆動装置300には、回動可能に支持された位相検知フラグ309が設けられている。位相検知フラグ309は、トナー収容容器Tのトナー収容部20、ギア部20aと一体的に回転するカム部24に接触している。
カム部24には、図9に示すように、大径部24aと小径部24bがカム部24の周囲に各々2ヶ所ずつ交互に設けられている。
また、容器駆動装置300には、位相検知フラグ309が設けられている位置に対応して、発光部と受光部とを備えた光学センサであるフォトセンサ310が設けられている。
フォトセンサ310においては、図面の表から裏を貫通するように、1対の発光部と受光部が設けられることにより、光路が形成されている。
そして、図9(a)に示すように、位相検知フラグ309は、大径部24aに接触しているとき、フォトセンサ310の光路を遮光する。一方、図9(b)に示すように、位相検知フラグ309は、小径部24bに接触しているとき、フォトセンサ310の光路から外れることにより、発光部から照射された光は遮光されずに受光部で検知される。
すなわち、トナー収容容器Tが半回転する毎にフォトセンサ310の変化(遮光→透過→遮光)を検知することにより、トナー収容容器Tの回転を検知することができる。
さらに、駆動モータ301の回転は、フォトセンサ310の変化(遮光→透過→遮光)を検知した後、所定時間後に停止されるように制御される。
このように、トナー収容容器Tを半回転毎に1ポンプさせて、回転停止させることで、トナー収容容器Tからのトナーの排出がコントロールされる。
トナー収容容器Tから排出されたトナーは、補給パイプ70(図4を参照)の中を通り、下流側にある現像装置(不図示)へと受け渡される。
<トナー収容容器の着脱について>
次に、図6を用いて、トナー収容容器Tの画像形成装置200本体に対する着脱機構について説明する。図6は、トナー収容容器Tを画像形成装置200本体に装着する際の、トナー収容容器Tと、画像形成装置200本体に設けられたトナー収容容器Tの保持部の動作を説明するための図である。
容器下保持ガイド402の片側端部には、容器引き込みレバー403、引き込みばね404が備えられている。容器引き込みレバー403は、容器下保持ガイド402に対して回動可能に保持されている。引き込みばね404は、容器引き込みレバー403と容器下保持ガイド402とに張架されている。なお、これらの部材が、共同して、トナー収容容器Tを装着する保持部を構成し、トナー収容容器Tが着脱可能に装着される。
画像形成装置200本体にトナー収容容器Tを装着する際は、まず、図6(a)に示すように、トナー収容容器Tの先端と容器引き込みレバー403が接触し、容器引き込みレバー403が押し込まれるように矢印D方向に回動を始める。このとき、引き込みばね404による力は、容器引き込みレバー403をF1方向に回転させる力として働く。
次に、図6(b)に示すように、引き込みばね404の位置関係が死点を超えると、図6(c)に示すように、引き込みばね404によって容器引き込みレバー403を回転させようとする力の方向がF2方向に切り替わる。ここで、死点とは、ばね掛け部同士を結ぶ直線上に容器引き込みレバー403の回転中心が乗る点のことである。
そして、図6(c)に示すように、容器引き込みレバー403がトナー収容容器Tに備えられたボス21kと接触して、トナー収容容器Tには画像形成装置200本体に収容される側の力が働く。
最後に、図6(d)に示すように、容器下保持ガイド402に備えられた突き当て部402aまでトナー収容容器Tが引き込まれて画像形成装置200本体に装着される。
トナー収容容器Tが付き当て部402aに付き当った位置にあるとき、トナー収容容器Tの有無を検知する有無検知センサ406(図10を参照)が、トナー収容容器Tが画像形成装置200本体に装着されていることを検知する。
さらに、トナー収容容器Tの先端には、トナー収容容器Tに関する情報(トナー情報)が記憶されるメモリ23が備えられている。そして、図6(d)に示すように、トナー収容容器Tが画像形成装置200本体に装着された状態になると、トナー収容容器Tの端部に備えられ、接点を有するメモリ23が容器駆動装置300に設けられたメモリ接点405と接触する。これにより、トナー収容容器Tと画像形成装置200本体とが通信可能となり、メモリ23に記憶されたトナー情報が画像形成装置200本体に送信可能となる。
<トナー排出部のシャッタ開閉について>
次に、図7、図8を用いて、トナー収容容器Tの画像形成装置200本体に対する着脱と、トナー収容容器Tに備えられたシャッタ4の開閉の関係について説明する。図7はトナー収容容器Tの下面図である。
シャッタ4は、トナー収容容器T内部でフランジ部21に対して相対的に移動可能に構成されている。図7(a)に示される位置関係にある時には、シャッタ4が排出口21aを塞いでいるため、トナー収容容器Tからトナーを排出することはできない。
シャッタ4がスライド移動して、図7(b)に示される位置関係になると、シャッタ4に設けられた排出口4aと排出口21aが重なり連通するため、トナー収容容器Tから排出口21a及び排出口4aを介してトナーを排出することが可能となる。
図8は、容器下保持ガイド402上におけるトナー収容容器Tとシャッタ4の位置関係を示した図である。図8(a)は、トナー収容容器Tを画像形成装置200本体に装着している途中の状態を示す図である。図8(a)において、矢印はトナー収容容器Tの移動方向(挿入される方向)を示している。トナー収容容器Tが画像形成装置200本体に装着されていない状態の時のトナー収容容器Tとシャッタ4の位置関係は、シャッタ4が排出口21aを塞いでいる状態(図7(a)の状態)である。そのため、図8(a)に示すように、排出口21aがシャッタ4で塞がれたままの状態で、トナー収容容器Tが挿入される。
図8(b)に示す状態までトナー収容容器Tが挿入されると、容器下保持ガイド402に形成されたシャッタ係合溝402cとシャッタ4に形成された突起4bがそれぞれ係合する。このとき、容器下保持ガイド402に形成された排出口402bとシャッタ4に形成された排出口4aとは、位置が重なり連通するが、排出口21aとは連通していないため、トナー収容容器Tからトナーが排出されることはない。この状態のまま、さらに、トナー収容容器Tが押し込められると、シャッタ4が容器下保持ガイド402に係合され固定されるため、シャッタ4を除くトナー収容容器Tが移動する。すなわち、フランジ部21とシャッタ4が相対移動を行うことになる。
そして、図8(c)に示すようにトナー収容容器Tが突き当て部402aに突き当たるまで挿入されると、フランジ部21とシャッタ4の相対移動も、排出口4aと排出口21aが連通する図7(b)の位置まで行われる。すなわち、排出口21a、排出口4a、排出口402bの全てが連通して、トナー収容容器Tからトナーの排出が可能となる。
以上のとおり、本実施例においては、トナー収容容器Tが画像形成装置200本体に装着されている場合のみ、トナー収容容器Tからトナー排出が可能となる。
<トナー収容容器の装着同梱移送について>
次に、図11を用いて、トナー収容容器Tを画像形成装置200本体に装着同梱した状態で移送する際の状態について説明する。
図11(a)から(c)は、トナー収容容器Tを画像形成装置200本体に装着同梱移送する際の、各色のトナー収容容器Ta~Tdに規制部材500を装着した状態を示した斜視図である。
図11(a)又は(b)に示すように、トナー収容容器Tの排出側に設けられたカバー部材28に、テープ状の規制部材500を装着し、テープ部材600で固定する。そして、規制部材500がカバー部材28と突き当て部402aとの間に挟まれた状態で、トナー収容容器Tを画像形成装置200本体に装着同梱して移送を行う(図12(b)を参照)。
図11(c)に示すように、カバー部材28と規制部材500は、カバー部材28に設けられた突起部28aと規制部材500に設けられた穴部511とが互いに係合することによって位置決めされる。また、その上からテープ部材600をカバー部材28と規制部材500に跨って貼り付けることにより、規制部材500が固定される。
なお、規制部材500は、トナー収容容器Tの先端に取り付けられた接点(不図示)を覆うように装着される。このため、規制部材500が装着されたままの状態である場合、トナー収容容器Tが画像形成装置200本体の保持部の正常な位置に装着されても、メモリ接点405との接触が遮断されるため、メモリ23は読取部224と通信をすることができない。
次に、図12を用いて、トナー収容容器Tを画像形成装置200本体に装着同梱して移送する際の、トナー収容容器Tと関連部品との位置関係について詳細に説明する。
図12(a)は、規制部材500をトナー容器Tに取り付けた状態における排出側の断面図である。図12(b)は、規制部材500をトナー容器Tに取り付けた状態における、容器下保持ガイド402上でのトナー収容容器Tとシャッタ4の位置関係を示した図である。
図12(a)に示すように、カバー部材28に規制部材500を装着すると、規制部材500は突き当て部402aに突き当たり、トナー収容容器Tが一定以上奥に行かないように保持される。
この状態においては、容器引き込みレバー403は前述の図6(c)と図6(d)の間の状態にあり、トナー収容容器Tには画像形成装置200本体に装着される方向の力が働いている。そのため、トナー収容容器Tは、容器引き込みレバー403により、カバー部材28に装着された規制部材500を介して突き当て部402aに規制された状態で固定される。
さらに、トナー収容容器Tのフランジ部21の排出口21aとシャッタ4の排出口4aとは、図12(b)に示されるような位置関係にあり、連通していないため、トナー収容容器Tからトナーが排出することはない。
このように、トナー収容容器Tの先端に規制部材500を設けると、引き込みレバー403の力が、トナー収容容器Tを引き伸ばすようにかからなくなるため、長期放置などによってトナー収容容器Tが変形することを防止することができる。
また、フランジ部21の排出口21aとシャッタ4の排出口4aの位置に関しても、トナー収容容器Tの全長の影響を受けないので、移送中におけるトナーの漏出の防止を高精度に保証することができる。
また、図13は、規制部材500を取り付けた際の、前扉230とトナー収容容器Tの位置関係を示した側面図である。画像形成装置200の前面に設けられた前扉230は、トナー収容容器Tを画像形成装置本体200に装着をする際などに、ユーザにより開閉操作される扉である。トナー収容容器Tは、メモリ23が備えられたカバー部材28が設けられた一端を前方にして、前扉230から挿入され、画像形成装置200本体に装着される。なお、前扉230の詳細については、図15において説明する。
図13に示すように、規制部材500をトナー収容容器Tに装着した状態でも前扉230が閉められるように、画像形成装置200本体の筐体端部210と前扉230との間にはスペースが設けられている。
以上の構成において、画像形成装置200本体を移送する時には、規制部材500をカバー部材28に装着した状態でトナー収容容器Tを画像形成装置200本体に装着することで、トナー収容容器Tからトナーが漏れることがなく装着同梱が可能となる。
<画像形成装置のブロック図>
図14は、画像形成装置200の制御ブロック図である。以下の説明において、トナーボトルTa、Tb、Tc、及びTdは、まとめて、トナー収容容器Tと称する。また、現像装置100a、100b、100c、及び100dは、まとめて、現像装置100と称する。同様に、画像形成部Pa、Pb、Pc、及びPdは、まとめて、画像形成部Pと称し、トナー濃度センサ80a、80b、80c、及び80dは、まとめて、トナー濃度センサ80と称する。
制御部700は、画像形成装置200の全体を制御する。制御部700は、CPU701、ROM702、RAM703、バックアップRAM708、モータ駆動回路704、センサ出力検知回路705を備える。
CPU701は、画像形成装置200の各デバイスを制御する制御回路である。ROM702には、画像形成装置200で実行される各種処理を制御するための制御プログラムが格納されている。RAM703は、CPU701が制御プログラムを実行するために使用されるシステムワークメモリである。また、バックアップRAM708は、バックアップバッテリ(不図示)によって電源供給され、後述する初期設置終了フラグ及びリトライ回数を記憶する。なお、画像形成部Pや定着器13については図1において説明しているので、ここでの説明は省略する。
トナー濃度センサ80は、現像装置100内のトナーの量を検知できるセンサである。本実施例において、トナー濃度センサ80は、現像装置100内のトナーの量に基づいて変化する透磁率に応じた信号を出力する。
CPU701は、トナー濃度センサ80の出力信号を変換テーブル(不図示)に基づいてトナー濃度に変換する。CPU701は、トナー濃度が目標濃度となるように、トナー収容容器Tから現像装置100へのトナーの補給を制御する。
操作部706は、タッチパネルとして機能する液晶画面707を有し、表示手段として機能する。操作部706の液晶画面707は、CPU701からの信号によって、図16で後述する故障確認画面や取り外し確認画面などのメッセージを表示して、ユーザに画像形成装置200の状態などを通知する。
なお、前述のメッセージを表示する表示部は、液晶画面707に限らず、例えば、ネットワークを通じて画像形成装置200と通信可能に接続されたPCのモニタであってもよい。また、ユーザに画像形成装置200の状態などを通知する手段としては、画面表示に限られず、スピーカーなどを設け、音声などで通知するようにしてもよい。
駆動モータ301は、トナー収容容器Tから現像装置100にトナーを補給するために、トナー収容容器Tを回転させる駆動源である。モータ駆動回路704は、駆動モータ301を制御するために駆動モータ301に供給する電流を制御する。CPU701は、所定時間あたりに駆動モータ301に電流を供給すべき時間の割合を示す制御値であるところのPWM値を設定する。これによって、モータ駆動回路704がPWM値に基づいて駆動モータ301に供給する電流を制御する。
本実施例においては、駆動モータ301としてDCモータ(DCブラシモータ)を用いる。そのため、駆動モータ301の回転速度、及び、駆動モータ301の回転駆動力は、所定時間あたりに駆動モータ301に電流が供給された時間の割合に応じて変化する。
なお、CPU701がイネーブル信号(ENB信号)を出力している間、モータ駆動回路704は駆動モータ301に電流を供給することができる。すなわち、CPU701がENB信号を出力している間、モータ駆動回路704が駆動モータ301にPWM値に基づく電流を供給する。これにより、トナー収容容器Tが回転駆動される。
一方、CPU701がENB信号を停止することに応じて、モータ駆動回路704は駆動モータ301への電流の供給を停止する。これにより、トナー収容容器Tの回転が停止する。
フォトセンサ310は、発光部と受光部とを備えた光学センサである。位相検知フラグ309の遮光状況に応じて受光部の受光量が変化し、フォトセンサ310は受光量に応じた信号を出力する。
センサ出力検知回路705は、フォトセンサ310の出力信号に基づき、フォトセンサ310の受光量が閾値以上であればローレベルの信号を出力し、フォトセンサ310の受光量が閾値未満であればハイレベルの信号を出力する。すなわち、センサ出力検知回路705は、トナー収容容器Tの所定領域が検出位置を通過している間にローレベルの信号を出力し、トナー収容容器Tの所定領域以外の領域が検出位置を通過している間にハイレベルの信号を出力する。
読取部224は、トナー収容容器Tが画像形成装置200の保持部に装着された状態において、トナー収容容器Tの先端に備えられたメモリ23に対向する位置に設けられ、メモリ23と通信可能に構成されている。そして、トナー収容容器Tが画像形成装置200の保持部に装着されると、トナー収容容器Tのメモリ23に記録されたトナー情報を読み取って、読み取った情報をCPU701へ通知する。また、読取部224は、CPU701から通知された情報をトナー収容容器Tのメモリ23へ書き込むこともできる。
しかし、トナー収容容器Tが保持部の正常な位置に装着されたとしても、メモリ23が故障していたり、規制部材500が装着されたままであったりする場合、読取部224はメモリ23から情報を読み取ることができない。なお、本実施例においては、CPU701が読取部224とは別に設けられ、メモリ23に記録された情報をCPU701が処理する構成としているが、CPU701が有する機能を読取部224が備えるように構成してもよい。
モータ駆動回路704、センサ出力検知回路705、フォトセンサ310、及び読取部224は、色毎に設けられている。また、駆動モータ301も色毎に設けられている。
ただし、駆動モータ301は、例えば、複数のトナー収容容器Tを1つの駆動モータによって回転する構成であってもよい。クラッチが駆動モータ301からトナー収容容器Tへ駆動力を伝達可能な状態と、伝達不可能な状態とに制御できる構成であれば、1つの駆動モータ301が複数のトナー収容容器Tを選択的に回転させることができる。
扉開閉スイッチ(SW)27は、画像形成装置200の前扉230(図15を参照)の開閉に応じて開閉検知信号をCPU701へ出力する。開閉検知信号は、例えば、2値の信号である。
開閉検知信号がローレベルの信号ならば、CPU701は前扉230が閉状態であると判定する。一方、開閉検知信号がハイレベルの信号ならば、CPU701は前扉230が開状態であると判定する。すなわち、CPU701は、開閉検知信号に基づいて、前扉230が開状態であるか閉状態であるかを検知する。
ここで、図15を用いて、画像形成装置200の前扉230について説明する。図15は、図1の画像形成装置200の斜視図である。
図15において、画像形成装置200は、トナー収容容器Tを着脱するためにユーザが開閉する前扉230を備える。さらに、前扉230には突起部26が設けられている。前扉230が閉じられた場合、突起部26は扉開閉SW27を押圧する。扉開閉SW27は、突起部26によって押圧されると、ローレベルの信号を出力する。一方、扉開閉SW27は、突起部26が押圧を解除すると、ハイレベルの信号を出力する。
なお、前扉230は、トナー収容容器Tが装着される部分のみを開閉する扉であってもよい。あるいは、前扉230は画像形成装置200の一側面の全体を開閉するように構成された扉であってもよい。
<画面表示について>
図16は、本実施例の操作部706に備えられた液晶画面707に表示されるメッセージの例を示す図である。
図16(a)は、トナー収容容器Tのメモリ23の故障により、読取部224がメモリ23と通信ができないために、トナー情報が読み取れなかった際に、液晶画面707に表示される故障確認画面1600である。故障確認画面1600には、読み取れなかったトナー収容容器Tの色情報、及び、装着されたトナー収容容器Tを確認するようにユーザに促すためのメッセージが表示される。これにより、ユーザにトナー収容容器Tの故障を通知することができる。
なお、故障確認画面1600内には、閉じるボタン1601が設けられている。ユーザが閉じるボタン1601を押下すると、故障確認画面1600は非表示となり、液晶画面707にはホーム画面(不図示)が表示される。ホーム画面は、ユーザが画像形成装置200の印刷設定の変更などをするための画面であり、ユーザは、例えば、印刷枚数、印刷物の濃度、印刷モードなどをホーム画面から設定することができる。すなわち、装着されたトナー収容容器Tが故障であると判断されていたとしても、ホーム画面から印刷モードを設定することができる。
なお、図16(a)に示される画面表示は、故障確認画面1600において表示されるメッセージの一例であり、トナー収容容器Tに故障が発生した旨を通知することができるものであれば、文言はこれに限られない。また、画面表示に限られず、例えば、音声などの手段により通知するようにしてもよい。
図16(b)は、カバー部材28に規制部材500が装着されているために、読取部224がトナー収容容器Tのメモリ23と通信ができず、トナー情報が読み取れなかった際に、液晶画面707に表示される取り外し確認画面1610である。取り外し確認画面1610には、読み取れなかったトナー収容容器Tの色情報、及び、装着されたトナー収容容器Tの規制部材500が取り外されているか否かを確認するようにユーザに促すためのメッセージが表示される。これにより、規制部材500を装着したまま画像形成装置200を動作させた場合、ユーザに規制部材500の取り外し忘れを通知することができる。なお、取り外し確認画面1610には閉じるボタンは設けられていない。取り外し確認画面1610は、前扉230が開けられることで非表示となる。
なお、図16(b)に示される画面表示は、取り外し確認画面1600において表示されるメッセージの一例であり、規制部材500が取り外されているかの確認をユーザに促すことができる通知であれば、文言はこれに限られない。また、画面表示に限られず、例えば、音声などの手段により通知するようにしてもよい。
<画面表示制御について>
出荷された画像形成装置200を設置する際に、ユーザは、設置手順に基づき、トナー収容容器Tに取り付けられた規制部材500を取り外した上で、画像形成装置200を動作させる。ところが、設置手順を誤ると、トナー収容容器Tに規制部材500を取り付けられたまま画像形成装置200を動作させてしまう可能性がある。
本実施例では、トナー収容容器Tに規制部材500が取り付けられているのか否かを判断するための手段が設けられていない。そのため、メモリ23からトナー情報が読み取られなかった場合、メモリ23の故障によりメモリ23と通信ができなかったのか、トナー収容容器Tに規制部材500が取り付けられていることでメモリ23と通信ができなかったのかを判断することができない。
そこで、本実施例においては、後述する図17のフローチャートに示すような、初期設置終了フラグ及びリトライ回数に基づき、ユーザに通知する表示画面を切り替える制御を行う。
図17のフローチャートを用いて、初期設置時にメモリ23と通信ができなかった場合に、故障確認画面1600ではなく、規制部材500の取り外し確認画面1610を表示するための制御について説明する。画像形成装置200の電源がONされると、CPU701は本フローチャートによる制御の処理を実行する。
まず、S901において、CPU701は、開閉検知信号に基づいて前扉230が閉まっているか否かを判断する。S901で閉まっていると判断された場合、S902へ移行する。
S902において、CPU701は、トナー収容容器Tのメモリ23と通信できなかったか否かを判断する。S902でトナー収容容器Tのメモリ23と通信できなかったと判断された場合、S903へ移行する。
そして、S903において、CPU701は、初期設置終了フラグがOFF、かつ、リトライ回数が3回以下であるかという条件が満たされているか否かを判断する。ここで、初期設置終了フラグとリトライ回数は、バックアップRAM708に記憶される情報である。
初期設置終了フラグは、画像形成装置200の出荷時には、OFFに設定されている。後述のS910において初期動作が実施されると、ONに設定される。
また、リトライ回数は、画像形成装置200の出荷時には、0で記憶されている。後述のS904においてインクリメントされる毎に、1が加えられる。
なお、リトライ回数の閾値は、本実施例では3回と設定しているが、予め定められた所定回数であれば、異なる回数であってもよい。また、本実施例では、初期動作の終了とリトライ回数に基づいてS903の判断を行っているが、予め定められた条件であればその他の条件(例えば、前扉230が占められてからの経過時間)に基づいて判断を行ってもよい。
S903で初期設置終了フラグがOFF、かつ、リトライ回数が3回以下であると判断された場合、S904へ移行する。
そして、S904において、CPU701は、リトライ回数をインクリメントする。
続いて、S905において、CPU701は、ユーザに、画像形成装置20の前扉230を開けて、トナー収容容器Tから規制部材500を取り外すように促すために、液晶画面707に取り外し確認画面1610(図16(b)を参照)を表示する。
S906において、CPU701は、画像形成装置200の前扉230が開けられたか否かを判断する。
S906で前扉230が開けられたと判断された場合、装着されたトナー収容容器Tの規制部材500が取り外されているか否かをユーザが確認しようとしたことが考えられる。そこで、S907において、CPU701は、液晶画面707に表示されている取り外し確認画面1610を非表示とし、S901に戻る。
一方、S903で初期設置終了フラグがON、または、リトライ回数が3回を超えている場合は、規制部材500の取り外しの確認は繰り返し行ったことが考えられるため、規制部材500の取り外し忘れではなく、メモリ23自体が故障している可能性が高い。そこで、初期設置終了フラグがON、または、リトライ回数が3回を超えた以降は、取り外し確認画面1610に代えて、トナー収容容器Tに故障が発生した可能性があることを通知する。
そして、S908において、CPU701は液晶画面707に故障確認画面1600(図16(a)を参照)を表示する。
さらに、S909において、トナー収容容器Tから現像装置100に対するトナー補給動作を禁止する。
そして、S910に移行し、初期動作を実施する。ここで、初期動作とは、画像形成動作に先立ち実施するウォームアップ動作であり、例えば、濃度補正、色ずれ補正といった画像調整を実施する動作である。
S910の初期動作が終了すると、S911において、CPU701は初期設置終了フラグをONにする。この時、ユーザは、故障確認画面1600内に表示されている閉じるボタン1601を押下することで、現像装置100内に残っているトナーを使って、印刷動作を実施することができる。
なお、S902でメモリと通信できたと判断された場合は、トナー収容容器Tは画像形成装置200本体に正常に装着されたと判断できるため、液晶画面707に取り外し確認画面1610や故障確認画面1600を表示することはしない。そして、S910での初期動作、及び、S911での初期設置終了フラグONの後、印刷動作を実施することができる。
このように、本実施例の画像形成装置200は、初期動作が一度も実施されていない状況でトナー収容容器Tのメモリ23と通信できなかった場合、液晶画面707に、故障画面画面ではなく、規制部材500の取り外し確認画面1610を表示する。そのため、ユーザに対して、トナー収容容器Tからの規制部材500の取り外しを確実に促すことができる。
<その他の実施例>
本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。すなわち、上述の実施例及びその変形例を組み合わせた構成もすべて本発明に含まれるものである。
23 メモリ
28 カバー部材
200 画像形成装置
500 規制部材
707 液晶画面
T トナー収容容器

Claims (6)

  1. トナーを収容するトナー収容容器が着脱可能な画像形成装置であって、
    装着位置に装着されたトナー収容容器からトナーを補給する補給手段と、
    前記補給手段により補給されたトナーを用いて画像を形成する画像形成手段と、
    前記装着位置に装着されるトナー収容容器が有するメモリと通信する通信手段と、
    前記画像形成装置の初期動作が実施されたか否かを示す情報が記憶される記憶手段と、
    表示装置を制御する制御手段と、を有し、
    前記通信手段がトナー収容容器のメモリとの通信ができないように、トナー収容容器の前記装着位置への装着を規制する規制部材が該トナー収容容器に設けられており、
    前記制御手段は、前記通信手段が前記メモリとの通信に失敗し、且つ、前記記憶手段に記憶された前記情報が前記初期動作が実施されていないことを示す第1情報である場合、前記規制部材の取り外しを促す第1の画面を前記表示装置に表示させ
    前記制御手段は、前記通信手段が前記メモリとの通信に失敗し、且つ、前記記憶手段に記憶された前記情報が前記初期動作が実施されたことを示す第2情報である場合、前記装着位置に装着されたトナー収容容器のメモリの異常を報知する第2の画面を前記表示装置に表示させることを特徴とする画像形成装置。
  2. トナー収容容器を着脱するために開閉される扉をさらに有し、
    前記通信手段は、前記画面が表示された後に前記扉が開いた開状態から前記扉が閉じた閉状態へ変化した場合、トナー収容容器のメモリとの通信を再度実行することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記開状態から前記閉状態へ変化する度に実行される前記通信手段の前記通信の失敗した回数が連続して所定回数に達し、且つ、前記開状態から前記閉状態へ変化しても前記記憶手段に記憶された前記情報が前記第1情報のままである場合、前記第2の画面を前記表示装置に表示させることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記開状態から前記閉状態へ変化する度に実行される前記通信手段の前記通信の失敗した回数が連続して所定回数に達し、且つ、前記開状態から前記閉状態へ変化しても前記記憶手段に記憶された前記情報が前記第1情報のままである場合、前記記憶手段に記憶された前記第2情報を前記第1情報へ変更することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、前記通信手段が前記メモリとの通信に成功した場合、前記記憶手段に記憶された前記第2情報を前記第1情報へ変更することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. トナー収容容器を着脱するために開閉される扉をさらに有し、
    前記制御手段は、前記扉が閉じた閉状態から前記扉が開いた開状態へ変化した場合、前記画面を非表示にすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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