JP7207771B2 - 両頭平面研削盤および研削方法 - Google Patents

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Description

この発明は両頭平面研削盤および研削方法に関し、より特定的には、一対の砥石によってワークの両主面を研削する両頭平面研削盤および研削方法に関する。
この種の従来技術の一例として、特許文献1に両頭研削盤が開示されている。特許文献1の図1、図2および図5等に示す実施形態に係る両頭研削盤では、同一軸線上に一対の回転盤がそれぞれ単独で回転可能に配置される。回転盤の対向側面にはそれぞれ砥粒層が形成され、両砥粒層間に、キャリアとしての中間歯車が配置される。中間歯車は歯車系列内に配置され、駆動モータによって回転される。中間歯車の中心には保持孔が形成され、保持孔内に、たとえば四角錐形状のワークが嵌合されて保持される。両回転盤が回転されることにより、ワークの両端面が研削される。
この実施形態に係る両頭研削盤では、ワークを両砥粒層間で上記軸線方向に移動自在に保持しながら両面同時に研削することができる。この場合、両砥粒層でワークの両主面を挟むときにワークの両主面に加わる押圧力は等しくなる。そのため、ワークの各主面の研削量すなわち研削体積(=面積×研削代)がほぼ等しくなるようにワークは研削される。したがって、ワークの各主面の研削代は、概ね当該各主面の面積に応じて決定される。
特開2019-98437号公報
しかしながら、両砥粒層の砥粒の密度、粒度などが等しくても、ワークを加工すると目詰まり、目つぶれなどによって両砥粒層の表面コンディションは微妙に異なる。それは、加工時間の経過とともに変化していき、やがて砥粒層の切れ味すなわち性能の差となって、ワークの両主面の研削量に差が生じる。切れ味の良い砥石側の研削量が大きくなり、切れ味の悪い砥石側の研削量が少なくなる。
その結果、ワークの仕上がり厚みは、両砥粒層の間隔を制御することにより精度よく仕上げられるが、ワークの両主面の研削代を指定しても実際の研削代にはばらつきが生じ、ワークの両主面において所望の研削代を得るのは困難であった。
一方、ワークを片面ずつ加工する平面研削盤を使用すれば、ワークの両主面の研削代をコントロールし易くなる。しかしながら、この場合、電磁チャックや真空チャック等でワークを固定し、チャックした基準面に対してまず片面を研削して、その後反転させて反対面を研削することにより、両主面の研削代をコントロールしなければならない。この方法では、極めて効率が悪く、その上、片面ずつの加工であるので研削歪(反り)やチャッキング歪(反り)が生じ、ワークの平面度、平行度を高くできない。
それゆえに、この発明の主たる目的は、ワークの両主面において所望の研削代が得られかつ平行度、平面度が高くなるようにワークを効率的に研削できる、両頭平面研削盤および研削方法を提供することである。
上述の目的を達成するために、第1方向に間隔をあけて対向配置される一対の砥石と、ワークを収容するワーク孔を有し一対の砥石間に位置可能なワーク収容部と、第1方向と直交する面内でワーク収容部を回転または揺動させる第1駆動部と、一対の砥石を回転させる一対の砥石回転部と、ワークを一対の砥石で挟んで研削するために少なくとも一方の砥石をワークに対して送り込む砥石送込部と、第1駆動部、一対の砥石回転部および砥石送込部を制御する制御部とを備え、ワーク孔は、一対の砥石を第1方向から見たときの一対の砥石が互いに重なる範囲に収まる大きさを有し、制御部は、ワークの両主面のうちの片方のみを研削するとき、ワーク収容部を回転も揺動もさせることなく一対の砥石のうちワークの研削すべき主面側の砥石のみを回転させるように、第1駆動部および一対の砥石回転部を制御し、ワークの両主面を研削するとき、ワーク収容部を回転または揺動させかつ一対の砥石を回転させるように、第1駆動部および一対の砥石回転部を制御する、両頭平面研削盤が提供される。
また、第1方向に間隔をあけて対向配置される一対の砥石によってワークを研削する研削方法であって、一方の砥石の回転を停止させかつ他方の砥石を回転させた状態で少なくともいずれか一方の砥石を、一対の砥石間に挿入された無回転および無揺動のワークに対して送り込み、一対の砥石にワークの両主面の全面を接触させた状態で回転する他方の砥石によってワークの他方主面を研削する第1工程と、第1工程の後、一方の砥石を回転させかつ他方の砥石の回転を停止させた状態で少なくともいずれか一方の砥石を、一対の砥石間に挿入された無回転および無揺動のワークに対して送り込み、一対の砥石にワークの両主面の全面を接触させた状態で回転する一方の砥石によってワークの一方主面を研削する第2工程と、第2工程の後、一対の砥石を回転させかつ一対の砥石間でワークを第1方向に対して直交する面内で回転または揺動させながら、少なくともいずれか一方の砥石をワークに対して送り込み一対の砥石によってワークの両主面を同時に研削する第3工程とを備える、研削方法が提供される。
上述の発明では、まず、一方の砥石の回転を停止させかつ他方の砥石を回転させた一対の砥石間に無回転および無揺動のワークを挿入する。このとき、ワークの研削すべき両主面の全面が一対の砥石に接触可能な位置にワークを挿入する。そして、少なくともいずれか一方の砥石をワークに対して送り込み、回転する他方の砥石によって無回転および無揺動のワークの他方主面を研削する。ここで、他方の砥石は回転して研削可能であるので、当該他方の砥石側のワーク主面は研削される。一方の砥石は回転せず研削力はないので、当該一方の砥石側のワーク主面は研削されない。また、ワークは回転も揺動もしないので、当該一方の砥石表面を傷つけることもない。ついで、一方の砥石を回転させかつ他方の砥石の回転を停止させた一対の砥石間に無回転および無揺動のワークを挿入する。このとき、ワークの両主面の全面が一対の砥石に接触可能な位置にワークを挿入する。そして、少なくともいずれか一方の砥石をワークに対して送り込み、回転する一方の砥石によって無回転および無揺動のワークの一方主面を研削する。ここで、一方の砥石は回転して研削可能であるので、当該一方の砥石側のワーク主面は研削される。他方の砥石は回転せず研削力はないので、当該他方の砥石側のワーク主面は研削されない。また、ワークは回転も揺動もしないので、当該他方の砥石表面を傷つけることもない。以上の工程によって、ワークの両端面を片面ずつ精度よく研削でき、両主面の面積の異同にかかわらず、ワークの両主面において略所望の研削代を担保できる。その後、一対の砥石を回転させてワークの両主面を同時に研削可能な状態にして、両砥石間にワークを挿入する。そして、一対の砥石間でワークを第1方向に対して直交する面内で回転または揺動させながら、少なくともいずれか一方の砥石をワークに対して送り込み、ワークが所定の厚みになるようにワークの両主面を同時に仕上げ研削する。この工程によって、ワークの平行度、平面度を高くできる。以上の一連の加工サイクルにて、ワークの両主面を片面ずつ研削代に応じて加工した後、最後にワークを回転または揺動させながらワークの両主面を同時に仕上げ加工するので、ワークの両主面において所望の研削代が得られ、かつ高精度にワークの平行度、平面度を整えることができる。しかも、ワークを一度も装置から取り出して反転させる必要もなく、一度の供給で最終仕上げまで加工でき、ワークを効率的に研削できる。
好ましくは、ワーク収容部にワークを供給する供給位置、ワークを研削する研削位置、およびワークの厚みを測定する測定位置のいずれかにワーク収容部を移動させる第2駆動部をさらに含み、制御部は、第2駆動部を制御する。この場合、ワーク収容部を、供給位置、研削位置および測定位置のいずれかに容易に移動でき位置決めできる。
また好ましくは、第1工程の後、ワークの厚みを測定し、その結果に基づいて第1工程に戻るかまたは第2工程に進む。この場合、第1工程においてワークの他方主面をさらに精度よく研削できる。
さらに好ましくは、第2工程の後、ワークの厚みを測定し、その結果に基づいて第2工程に戻るかまたは第3工程に進む。この場合、第2工程においてワークの一方主面をさらに精度よく研削できる。
好ましくは、第3工程の後、ワークの厚みを測定し、その結果に基づいて第3工程に戻るかまたは研削を終了する。この場合、第3工程においてワークの平行度、平面度をさらに高くできる。
また好ましくは、ワーク収容部は回転可能であり、ワーク孔は、ワーク収容部の回転軸から偏心して設けられる。この場合、ワークは、ワーク収容部の回転軸から偏心して設けられるワーク孔に収容され、第3工程において、ワーク収容部を回転(自転)させることによってワークを回転(公転)させる。これによって、ワークを一対の砥石間で容易に動かすことができる。
さらに好ましくは、ワーク収容部は、複数のワーク孔を有する。この場合、各ワーク孔にワークが収容され、複数のワークが同時に研削されるので、作業効率を向上できる。
なお、この発明において「ワークの両主面」とは、ワークの外周面に接続される一対の面のことを意味する。たとえば、ワークが円筒形状を有する場合には、ワークの両主面とは一対の円環状の面(すなわち、ワークの表面のうち外周面および内周面を除く2つの面)のことを意味し、ワークが円柱形状を有する場合には、ワークの両主面とは一対の円形状の面(すなわち、ワークの表面のうち外周面を除く2つの面)のことを意味する。
この発明によれば、ワークの両主面において所望の研削代が得られかつ平行度、平面度が高くなるようにワークを効率的に研削できる。
この発明の一実施形態に係る立型両頭平面研削盤を示す側面図解図である。 図1に示す立型両頭平面研削盤のA-A線断面図解図である。 立型両頭平面研削盤の主要部の構成を示す平面図である。 図3に示す立型両頭平面研削盤の主要部のB-B線断面図解図である。 立型両頭平面研削盤の電気的構成を示すブロック図である。 立型両頭平面研削盤の動作の一例を示すフロー図である。 図6の動作の続きを示すフロー図である。 研削によるワークの厚みの変遷を示す図解図である。 この発明の他の実施形態に係る立型両頭平面研削盤の主要部の構成を示す平面図である。
以下、図面を参照してこの発明の実施の形態について説明する。
図1および図2を参照して、立型両頭平面研削盤(以下、単に両頭平面研削盤という)10は、凹部12aを有するコラム12を含む。凹部12aは、前方(後述するフロントコラム30側)に向かって開口するようにコラム12の中央部に形成される。コラム12の凹部12aには、ワークWを研削するための一対の砥石14a,14bがV方向(この実施形態では上下方向)に間隔をあけて同軸上に対向配置される。砥石14a,14bはそれぞれ平面視において円環形状を有する。ワークWは円筒状に形成され、平面視において円環形状を有する。したがって、ワークWは断面円形の外周面を有する。図面が煩雑になることを避けるために、図1では、一対の砥石14a,14b近傍を簡略化して示し、図2では、後述する駆動モータ22bを含む一部の構成の図示を省略している。
一対の砥石14a,14bはそれぞれ、砥石軸16a,16bによって支持される。砥石軸16a,16bはそれぞれ、円筒状の支持部18a,18bを上下方向に貫通し、図示しないベアリングを介して支持部18a,18bによって回転自在かつ上下移動可能に支持される。
砥石軸16a,16bはそれぞれ、砥石回転ユニット20a,20bによって回転可能である。砥石回転ユニット20a,20bはそれぞれ、駆動モータ22a,22bと、砥石軸16a,16bおよび駆動モータ22a,22bを連結するベルト24a,24bとを含む。駆動モータ22a,22bの回転駆動力がベルト24a,24bを介して砥石軸16a,16bに伝達され、これによって砥石14a,14bが回転駆動される。
また、砥石軸16a,16bはそれぞれ、砥石送込装置26a,26bによって上下方向に移動可能である。砥石送込装置26a,26bはそれぞれ、駆動モータ28a,28bを含む。砥石軸16a,16bがそれぞれ砥石送込装置26a,26bによって上下方向に移動されることによって、一対の砥石14a,14bがそれぞれ上下方向に移動され、ワークWに対して送り込むことができる。この実施形態では、ワークWの研削時には、砥石14bは上下に移動することなく、砥石送込装置26aによって砥石14aが下降する。
コラム12の前側かつコラム12に隣接する位置にフロントコラム30が配置される。フロントコラム30には、搬送ユニット32および回転駆動ユニット34が設けられる。
図3および図4をも参照して、搬送ユニット32は、駆動軸36を含む。駆動軸36は、中空筒状に形成され、上下方向に延びるように設けられ、図示しないベアリングを介して支持部38によって回転可能に支持される。駆動軸36は、伝達部材40を介して駆動モータ42に連結される。駆動軸36の上端部には、複数(この実施形態では、3つ)のボルト44によって旋回プレート46が固定される。この実施形態では、旋回プレート46は、V方向に対して直角に設けられる。駆動モータ42の回転が伝達部材40を介して駆動軸36に伝達され、駆動軸36が回転駆動される。すると、旋回プレート46は、駆動軸36を中心として回転する。すなわち、旋回プレート46は、V方向に直交する方向に旋回する。この実施形態では、旋回プレート46がR1方向のうちの一方向(この実施形態では、平面視において時計回り)に90度回転することによってワーク収容部60(後述)が供給位置Sから測定位置Yへと移動し、さらに旋回プレート46がその方向に90度回転することによってワーク収容部60が測定位置Yから研削位置Gへと移動する。また、旋回プレート46が他方向に90度回転することによってワーク収容部60が研削位置Gから測定位置Yへと移動し、さらに旋回プレート46がその方向に90度回転することによってワーク収容部60が測定位置Yから供給位置Gへと移動する(図3参照)。このように、測定位置Yは、供給位置Sと研削位置Gとの中間に位置する。
旋回プレート46は、板状に形成され、凹部48、貫通孔50および貫通部52を有する。旋回プレート46の厚みは、ワークWの仕上げ厚みよりも小さく設定される。したがって、ワーク研削時において、旋回プレート46は一対の砥石14a,14b間に位置することができる。凹部48は、伝達部材58(後述)を収容可能な大きさに形成され、旋回プレート46の上面から下方に凹み、底面48aを有する。貫通孔50は、凹部48の略中央を貫通する。貫通部52は、ワーク収容部60を収容可能な大きさに形成され、旋回プレート46を上下方向に貫通する。貫通部52は、水平面に対して平行な略円環状の段部52aを有する。段部52aと凹部48の底面48aとが面一になるように、凹部48と貫通部52とが連設される。
回転駆動ユニット34は、駆動軸54を含む。駆動軸54は、上下方向に延びるように旋回プレート46の貫通孔50および駆動軸36内に挿通され、図示しないベアリングを介して回転可能に駆動軸36によって支持される。駆動軸54の下端部には駆動モータ56が接続され、駆動軸54の上端部には伝達部材58が設けられる。伝達部材58は、旋回プレート46の凹部48の底面48a上に位置する。伝達部材58の外周面にはギア溝58aが形成される。すなわち、この実施形態では、伝達部材58としてギアが用いられる。駆動モータ56によって駆動軸54が回転駆動され、それに伴って伝達部材58が回転される。
旋回プレート46の貫通部52内には、ワーク収容部60が設けられる。ワーク収容部60は、略円板状に形成される。ワーク収容部60の厚みは、旋回プレート46の厚みより小さく設定される。したがって、ワーク収容部60は、研削時において一対の砥石14a,14b間に位置可能である。ワーク収容部60は、ワークWを収容するワーク孔62を有する。ワーク孔62は、ワーク収容部60の回転軸Pから偏心して設けられ(図3参照)、一対の砥石14a,14bをV方向から見たときの一対の砥石14a,14bが互いに重なる範囲に収まる大きさを有し、ワークWの外径より少し大きく形成される。したがって、ワークWは、V方向に移動自在にワーク収容部60に収容される。この実施形態では、ワーク孔62は、断面円形に形成される。
ワーク収容部60の外周面上部には、平面視略円環形状の鍔状部64が形成される。鍔状部64は、ワーク収容部60の径方向の外方に鍔状に突出する。鍔状部64は、その外周面にギア溝64aを有する。鍔状部64は、旋回プレート46の段部52aに摺動可能に支持される。鍔状部64のギア溝64aと伝達部材58のギア溝58aとは互いに噛み合う。これにより、駆動モータ56の回転駆動力が、駆動軸54および伝達部材58を介してワーク収容部60に伝達される。ワーク収容部60は、V方向に直交する面内で、回転軸Pを中心として回転(自転)し、それに伴ってワークWが回転軸P周りに回転(公転)する。この実施形態では、平面視において、伝達部材58が時計回りに回転することによって、ワーク収容部60が矢印R2で示される反時計回りに回転する。なお、伝達部材58が反時計回りに回転し、ワーク収容部60が時計回りに回転してもよい。
旋回プレート46の上面に円環状のプレート66が支持される。プレート66は、ワーク収容部60の鍔状部64の上方に位置し、旋回プレート46からワーク収容部60が外れてしまうことを防止する。プレート66は、複数(この実施形態では、4つ)のねじ68によって旋回プレート46の上面に固定される。
旋回プレート46の下方にガイドプレート70が設けられる。ガイドプレート70は、ワークWが落下することを防止する。ガイドプレート70は、旋回プレート46によってワークWが供給位置Sおよび研削位置G間で搬送される際に、ワークWの下面をガイドプレート70の上面に沿って滑らせつつワークWを供給位置S、測定位置Yまたは研削位置Gへ案内する。この実施形態では、ワークWが供給位置Sおよび研削位置G間で搬送されるときのガイドプレート70の上面の高さは、砥石14bの研削面(上面)の高さと略同一に設定される。これにより、ワークWを、ガードプレート70から一対の砥石14a,14b間へ円滑に挿入でき、一対の砥石14a,14b間からガイドプレート70へ円滑に排出できる。
砥石14bの研削面高さをコントロールするための計測器72が、旋回プレート46の旋回エリア外に、図示しない部材によって設置される。計測器72の測定子72aは砥石14bの上面に直接接触し、それによって計測器72は砥石14bの上面高さを測定できる。砥石14bの回転中あるいは停止中に適宜、計測器72によって砥石14bの上面高さを測定し、当該上面を常に同じ高さに維持できるように、CNC装置76(NC制御ユニット78)(後述)によって砥石送込装置26bを制御して、砥石14bの高さを調整する。これにより、砥石14bが摩耗しても、砥石14bの研削面(上面)をガイドプレート70の上面とほぼ同一高さに設定できる。
供給位置Sと研削位置Gとの間に位置する測定位置Yには、ワークWの厚みを測定するための測定器74が設けられる。測定器74は、図示しない部材によって固定され、一対の測定子74a,74bを含む。ごみ噛み等の影響を最小限にするように、測定器74は、ガイドプレート70上のワークWを一対の測定子74a,74bで上下両側から直接挟み、ワークWの上下方向の厚みを測定できる。測定が終了すれば、一対の測定子74a,74bは、ワークWから離間する。
図5を参照して、両頭平面研削盤10は、さらにCNC装置76を含む。CNC装置76は、NC制御ユニット78と、表示操作ユニット80と、駆動回路82,84,86,88,90および92とを含む。NC制御ユニット78は、両頭平面研削盤10の各部の動作を制御するCPU78aと、両頭平面研削盤10を動作させる制御プログラム等が記憶されるメモリ78bとを有する。NC制御ユニット78には、表示操作ユニット80と、駆動回路82~92とが電気的に接続される。
駆動回路82,84にはそれぞれ、上砥石回転用の駆動モータ22aおよび下砥石回転用の駆動モータ22bが電気的に接続される。駆動回路86,88にはそれぞれ、上砥石送込用の駆動モータ28aおよび下砥石送込用の駆動モータ28bが電気的に接続される。駆動回路90には、旋回プレート駆動用の駆動モータ42が電気的に接続され、駆動回路92には、ワーク回転用の駆動モータ56が電気的に接続される。また、NC制御ユニット78には、計測器72および測定器74が電気的に接続される。計測器72および測定器74による測定結果がNC制御ユニット78に与えられる。NC制御ユニット78からの指示に応じて、駆動モータ22a,22b,28a,28b,42および56の動作が制御される。言い換えれば、CNC装置76(NC制御ユニット78)によって、砥石回転ユニット20a,20b、砥石送込装置26a,26b、搬送ユニット32および回転駆動ユニット34が制御される。
より具体的には、CNC装置76(NC制御ユニット78)は、ワークWの両主面のうちの片方のみを研削するとき、ワーク収容部60を回転させることなく一対の砥石14a,14bのうちワークWの研削すべき主面側の砥石のみを回転させるように、回転駆動ユニット34および砥石回転ユニット20a,20bを制御する。また、CNC装置76(NC制御ユニット78)は、ワークWの両主面を研削するとき、ワーク収容部60および一対の砥石14a,14bを回転させるように、回転駆動ユニット34および砥石回転ユニット20a,20bを制御する。さらに、CNC装置76(NC制御ユニット78)は、供給位置S、研削位置Gおよび測定位置Yのいずれかにワーク収容部60を移動させるように、搬送ユニット32を制御する。
この実施形態では、V方向が第1方向に相当する。砥石回転ユニット20a,20bが、一対の砥石回転部に相当する。砥石送込装置26aが砥石送込部に相当する。搬送ユニット32が第2駆動部に相当する。回転駆動ユニット34が第1駆動部に相当する。CNC装置76が制御部に相当する。
図6および図7を参照して、このような両頭平面研削盤10の主要動作について説明する。
図8を参照して、ここでは、研削前厚みT1のワークWの一方主面(上面)の研削代をa、他方主面(下面)の研削代をbとし、各々異なる量だけ研削加工して、最終厚みT4に加工する。研削代a=(粗研削代a1+仕上げ研削代a2)、研削代b=(粗研削代b1+仕上げ研削代b2)である。この実施例では、b=1.5a、a2=b2に設定する。
まず、上側の砥石14aの回転は停止のままで、駆動モータ22bによって下側の砥石14bが研削可能に回転され(ステップS1)、供給位置Sにおいて、ワーク収容部60のワーク孔62にワークWが挿入される(ステップS3)。ついで、旋回プレート46が90度旋回され、ワークWが供給位置Sから測定位置Yへ移動されて(ステップS5)、測定器74によって研削前のワークWの厚みT1(図8(a)参照)が測定される(ステップS7)。そして、旋回プレート46が90度旋回され、ワーク収容部60のワーク孔62に挿入されたワークWは、測定位置Yから研削位置Gへ移動される(ステップS9)。このとき、回転駆動ユニット34によってワーク収容部60が回転され、ワークWの研削すべき両主面(上下両面)の全面がそれぞれ砥石14a,14bの研削面と接触可能なように、ワークWは、両砥石14a,14b間に挿入され、すなわち平面視で砥石14bの外径と内径との間に移動される。具体的には、駆動モータ56の回転駆動力が駆動軸54および伝達部材58を介してワーク収容部60に伝達され、ワーク収容部60とともにワークWが回転され、所定の位置に停止される。
次に、ワークWの回転を停止したまま、上側の砥石14aが回転停止した状態で砥石送込装置26aによって加工開始原位置から下降移動される(ステップS11)。それによって、ワークWが、回転している下側の砥石14bに向かって押し込まれ、砥石14aが所定の位置まで送り込まれると、砥石14a,14bにワークWの両主面の全面を接触させた状態で、回転して研削可能な下側の砥石14bによって、ワークWの他方主面(下面)が粗研削代b1分、研削される(ステップS13)。このとき、送り込まれる上側の砥石14aは無回転であり研削力はないので、ワークWの一方主面(上面)、すなわち上砥石側は研削されない。また、ワークWも無回転であるので、停止しているワークWを押し込む上側の砥石14aの表面を傷つけることもない。その後、砥石送込装置26aによって上側の砥石14aが元の加工開始原位置まで上昇される(ステップS15)。
次に、旋回プレート46が90度旋回され、ワーク収容部60およびワークWが研削位置Gから測定位置Yへ移動されると(ステップS17)、測定器74によってワークWの厚みT2(図8(b)参照)が測定され(ステップS19)、測定された厚みT2と研削前の厚みT1との差(T1-T2)が演算される(ステップS21)。そして、(T1-T2)がb1に達したか否かが判断される(ステップS23)。すなわち、ワークWの下面が粗研削代b1分、研削されたか否かが判断される。ステップS23がNOであれば、ステップS9に戻る。一方、ステップS23がYESであれば、ステップS25に進む。
ステップS25では、下側の砥石14bの回転が停止され、上側の砥石14aが研削可能に回転される。その状態で、再び旋回プレート46が90度旋回され、ワーク収容部60のワーク孔62に挿入されたワークWは、測定位置Yから研削位置Gへ移動される(ステップS27)。このとき、回転駆動ユニット34によってワーク収容部60が回転され、ワークWの研削すべき両主面(上下両面)の全面がそれぞれ砥石14a,14bの研削面と接触可能なように、ワークWは、両砥石14a,14b間に挿入され、すなわち平面視で砥石14bの外径と内径との間に移動される。
次に、ワークWの回転を停止したまま、上側の砥石14aが回転した状態で砥石送込装置26aによって加工開始原位置から下降移動される(ステップS29)。それによって、ワークWが、回転停止状態の下側の砥石14bに向かって押し込まれ、砥石14aが所定の位置まで送り込まれると、砥石14a,14bにワークWの両主面の全面を接触させた状態で、回転して研削可能な上側の砥石14aによって、ワークWの一方主面(上面)が粗研削代a1分、研削される(ステップS31)。このとき、送り込まれる上側の砥石14aは、回転して研削可能であるので、ワークWの上面が研削される。一方、下側の砥石14bは、無回転であり研削力はないので、ワークWの他方主面(下面)、すなわち下砥石側は研削されない。また、ワークWも無回転であるので、停止している下側の砥石14bの表面を傷つけることもない。その後、砥石送込装置26aによって上側の砥石14aが元の加工開始原位置まで上昇される(ステップS33)。
次に、旋回プレート46が90度旋回され、ワーク収容部60およびワークWが研削位置Gから測定位置Yへ移動されると(ステップS35)、測定器74によってワークWの厚みT3(図8(c)参照)が測定され(ステップS37)、測定された厚みT3と研削前の厚みT1との差(T1-T3)が演算される(ステップS39)。そして、(T1-T3)が(a1+b1)に達したか否かが判断される(ステップS41)。すなわち、これまでの処理でワークWの上面と下面とが粗研削代(a1+b1)分、研削されたか否かが判断される。言い換えれば、ワークWの上面が粗研削代a1分、研削されたか否かが判断される。ステップS41がNOであれば、ステップS27に戻る。一方、ステップS41がYESであれば、ステップS43に進む。
ステップS43では、さらに下側の砥石14bの回転が開始され、これにより、上下両砥石14a,14bが回転し、両砥石14a,14bによる両面同時研削が可能となる。その状態で、再び旋回プレート46が90度旋回され、ワーク収容部60のワーク孔62に挿入されたワークWは、測定位置Yから研削位置Gへ移動される(ステップS45)。すなわち、ワークWは、両砥石14a,14b間に挿入される。そして、回転駆動ユニット34によってワーク収容部60とワークWとが連続回転される(ステップS47)。具体的には、駆動モータ56の回転駆動力が駆動軸54および伝達部材58を介してワーク収容部60に伝達され、V方向に対して直交する面内で、ワーク収容部60が回転軸Pを中心として回転(自転)するとともに、ワークWが回転軸P周りを回転(公転)する。
次に、砥石送込装置26aによって上側の砥石14aが下降移動され(ステップS49)、ワークWが押し込まれ、砥石14aが所定の位置まで送り込まれる。これにより、回転して研削可能な上側の砥石14aと回転して研削可能な下側の砥石14bとによって、回転しているワークWを挟んで、ワークWの両主面が同時に、両面で仕上げ研削代(a2+b2)分、研削される(ステップS51)。上記研削が終了すれば、砥石14aの下降が停止され、スパークアウトが実施される(ステップS53)。所定のスパークアウト時間が経過すれば、砥石送込装置26aによって上側の砥石14aが元の加工開始原位置まで上昇される(ステップS55)。
次に、旋回プレート46が90度旋回され、ワーク収容部60およびワークWが研削位置Gから測定位置Yへ移動されると(ステップS57)、回転駆動ユニット34によってワーク収容部60およびワークWの回転が停止される(ステップS59)。そして、測定器74によってワークWの厚みT4(図8(d)参照)が測定され(ステップS61)、測定された厚みT4と研削前の厚みT1との差(T1-T4)が演算される(ステップS63)。そして、(T1-T4)が(a1+b1)+(a2+b2)に達したか否かが判断される(ステップS65)。すなわち、これまでの処理でワークWの上面と下面とが粗研削代(a1+b1)+仕上げ研削代(a2+b2)分、研削されたか否かが判断される。言い換えれば、両面同時研削において、ワークWの上下両面が仕上げ研削代(a2+b2)分、研削されたか否かが判断される。さらに言えば、ワークWが、指定の仕上げ寸法値である厚みT4に研削されたか否かが判断される。ステップS65がNOであれば、ステップS45に戻る。
一方、ステップS65がYESであれば、ワークWは、最終の仕上げ寸法T4に高精度に研削されており、高い平行度および平面度が得られる。このようなワークWの両面の最終仕上げ研削が終了すれば、ステップS67に進む。ステップS67では、旋回プレート46がさらに90度旋回され、ワーク収容部60およびワークWが供給位置Sへ移動されると(ステップS67)、ワークWが排出され、次のワークWと入れ替えられ(ステップS69)、終了する。
このような両頭平面研削盤10によれば、まず、砥石14aの回転を停止させかつ砥石14bを回転させた一対の砥石14a,14b間に無回転のワークWを挿入する。このとき、ワークWの研削すべき両主面の全面が一対の砥石14a,14bに接触可能な位置にワークWを挿入する。そして、砥石14aをワークWに対して送り込み、回転する砥石14bによって無回転のワークWの他方主面(下面)を研削する。ここで、砥石14bは回転して研削可能であるので、砥石14b側のワーク主面は研削される。砥石14aは回転せず研削力はないので、砥石14a側のワーク主面は研削されない。また、ワークWは回転しないので、砥石14a表面を傷つけることもない。ついで、砥石14aを回転させかつ砥石14bの回転を停止させた一対の砥石14a,14b間に無回転のワークWを挿入する。このとき、ワークWの両主面の全面が一対の砥石14a,14bに接触可能な位置にワークWを挿入する。そして、砥石14aをワークWに対して送り込み、回転する砥石14aによって無回転のワークWの一方主面(上面)を研削する。ここで、砥石14aは回転して研削可能であるので、砥石14a側のワーク主面は研削される。砥石14bは回転せず研削力はないので、砥石14b側のワーク主面は研削されない。また、ワークWは回転しないので、砥石14b表面を傷つけることもない。以上の工程によって、ワークWの両端面を片面ずつ精度よく研削でき、両主面の面積の異同にかかわらず、ワークWの両主面において略所望の研削代を担保できる。その後、一対の砥石14a,14bを回転させてワークWの両主面を同時に研削可能な状態にして、両砥石14a,14b間にワークWを挿入する。そして、一対の砥石14a,14b間でワークWをV方向に対して直交する面内で回転させながら、一方の砥石14aをワークWに対して送り込み、ワークWが所定の厚みになるようにワークWの両主面を同時に仕上げ研削する。この工程によって、ワークWの平行度、平面度を高くできる。以上の一連の加工サイクルにて、ワークWの両主面を片面ずつ研削代に応じて加工した後、最後にワークWを回転させながらワークWの両主面を同時に仕上げ加工するので、ワークWの両主面の面積の異同および研削代の異同にかかわらず、ワークWの両主面において所望の研削代が得られ、かつ高精度にワークWの平行度、平面度を整えることができる。しかも、ワークWを一度も両頭平面研削盤10(ワーク収容部60)から取り出して反転させる必要もなく、一度の供給で最終仕上げまで加工でき、ワークWを効率的に研削できる。
CNC装置76によって搬送ユニット32を制御することによって、ワーク収容部60を、供給位置S、研削位置Gおよび測定位置Yのいずれかに容易に移動でき位置決めできる。
ワークWの他方主面(下面)を研削した後、ワークWの厚みを測定し、その結果に基づいてワークWの他方主面を再度研削するかまたは次の工程に進むかを決定するので、ワークWの他方主面をさらに精度よく研削できる。
ワークWの一方主面(上面)を研削した後、ワークWの厚みを測定し、その結果に基づいてワークWの一方主面を再度研削するかまたは次の工程に進むかを決定するので、ワークWの一方主面をさらに精度よく研削できる。
ワークWの両主面を研削した後、ワークWの厚みを測定し、その結果に基づいてワークWの両主面を再度研削するかまたは研削を終了するかを決定するので、ワークWの平行度、平面度をさらに高くできる。
ワークWは、ワーク収容部60の回転軸Pから偏心して設けられるワーク孔62に収容され、ワークWの両主面を研削する工程において、ワーク収容部60を回転(自転)させることによってワークWを回転(公転)させる。これによって、ワークWを一対の砥石14a,14b間で容易に動かすことができる。
また、他の実施形態として、ワークWの大きさ、形状、加工精度によっては、図9に示すような揺動研削方式が用いられてもよい。この実施形態では、ガイドプレート70aの上方においてワーク収容部60aがR3方向に揺動可能に構成される。この場合、たとえば、先の実施形態の搬送ユニット32および回転駆動ユニット34に代えて、駆動軸36、伝達部材40および駆動モータ42を含む駆動ユニットが用いられ、駆動軸36の上端部に、複数(この実施形態では、3つ)のボルト44によってワーク収容部60aが固定される。ワーク孔62aにワークWが挿入されたワーク収容部60aは、当該駆動ユニットによって、両砥石14a,14b間においてV方向に対して直交する面内で正転、逆転され、すなわち揺動され、それに伴ってワークWが揺動される。ワークWの両主面を片面ずつ研削する工程では、当該駆動ユニットによってワーク収容部60およびワークWは揺動されず、砥石14aがワークWに対して送り込まれ、砥石14a,14bのいずれかを回転させてワークWの片面が研削される。一方、ワークWの両主面を研削する工程では、当該駆動ユニットによってワーク収容部60およびワークWが揺動された状態で、砥石14aがワークWに対して送り込まれ、回転する砥石14a,14bによってワークWの両主面が研削される。また、当該駆動ユニットによって、供給位置S、研削位置Gおよび測定位置Yのいずれかにワーク収容部60が移動され、位置決めされる。この実施形態では、当該駆動ユニットが第1駆動部および第2駆動部に相当する。この加工方式は、丸形のワークの研削に適する。この実施形態においても、上述の実施形態と同様の効果が得られる。
なお、上述の実施形態では、ワーク収容部60に設けられるワーク孔62は1個であったが、これに限定されない。図3を参照して、ワーク収容部60に複数のワーク孔62が設けられてもよい。図9に示す実施形態においても同様に、複数のワーク孔62aが設けられてもよい。この場合、各ワーク孔62(62a)にワークWが収容され、複数のワークWが同時に研削されるので、作業効率を向上できる。
また、加工精度によっては、ワークWの両主面を片面ずつ粗研削する工程において、片面加工後にワークWを両砥石14a,14b間から取り出してワークWの厚みを測定する工程は省略されてもよい。すなわち、ワークWを両砥石14a,14b間に挿入したまま、上下の両砥石14a,14bの回転と停止とを入れ替えて、ワークWを片面ずつ研削した後、続けて両砥石14a,14bを回転させ、同時にワークWも回転または揺動させてそのまま仕上げ加工してもよい。この場合、サイクルタイムを短縮できる。
上述の実施形態では、ワークWの片面研削時に上側の砥石14aをワークWに対して送り込むようにしたが、これに限定されない。ワークWの片面研削時において、下側の砥石14bを送り込むようにしてもよい。この場合、砥石送込装置26bが砥石送込部に相当する。また、上下両側の砥石14a,14bを同時に送り込むようにしてもよい。この場合、砥石送込装置26a,26bが砥石送込部に相当する。また、回転側の砥石を送り込んでもよいし、回転停止側の砥石を送り込んでもよい。ワークの形状、重量、材質、研削面積等により、送り込む砥石を選択すればよい。
図6および図7に示す動作例において、ステップS23がNOの場合、次のように処理されてもよい。たとえば、厚みの差(T1-T2)が目標値となるように、加工開始原位置から下降する砥石14aの加工終了位置の補正をフィードバックし、その補正分だけワークWを再度研削した後、再度ワークWの厚みを測定するようにしてもよい。ステップS41がNOの場合や、ステップS65がNOの場合も同様である。
また、ワークWの上面の面積と下面の面積との異同や、ワークWの上面の削り代aと下面の削り代bとの異同や、ワークWの上面の研削代aの公差と下面の研削代bの公差との異同にかかわらず、片面研削の粗研削代a1を研削代aの許容範囲の下限値、粗研削代b1を研削代bの許容範囲の下限値、最終仕上げ研削の仕上げ研削代(a2+b2)を、研削代a,bの公差のうち小さい方の公差以下に設定することが好ましい。
この場合、砥石14a,14bの研削面コンディションの違いにより、ワークWの上下両面のそれぞれの被研削量に差が生じたとしても、ワークWの上下両面の研削代a,bがそれぞれ、許容範囲から外れることを防ぐことができる。
たとえば、ワークWの上下両面の研削代a,bのそれぞれの公差が等しく0.1であり、ワークWの上下両面の研削代の許容範囲がそれぞれa±0.05、b±0.05とする。この場合、粗研削代a1=a-0.05、b1=b-0.05に設定し、仕上げ研削代(a2+b2)が研削代a,bの公差と等しくなるように仕上げ研削代(a2+b2)=0.1に設定する。このようにすると、ワークWの上面の面積と下面の面積との異同にかかわらず、ワークWの両面の研削代が、a±0.05、b±0.05から外れることはない。
また、ワークWの上下両面の研削代a,bの公差が異なりそれぞれ0.1、0.2であり、ワークWの上下両面の研削代の許容範囲がそれぞれa±0.05、b±0.1とする。この場合、粗研削代a1=a-0.05、b1=b-0.1に設定し、仕上げ研削代(a2+b2)が小さい方の公差と等しくなるように仕上げ研削代(a2+b2)=0.1に設定する。このようにすると、ワークWの上面の面積と下面の面積との異同にかかわらず、ワークWの両面の研削代が、a±0.05、b±0.1から外れることはない。
上述の実施形態では、この発明を立型の両頭平面研削盤に適用した場合について説明したが、この発明は横型の両頭平面研削盤にも適用できる。
上述の実施形態では、円筒状のワークWを研削する場合について説明したが、この発明に係る両頭平面研削盤が研削できるワークの形状はこれに限定されない。この発明に係る両頭平面研削盤は、断面円形の種々のワーク(たとえば円柱状のワーク)や、断面円形以外の種々のワークを研削できる。
10 立型両頭平面研削盤
14a,14b 砥石
20a,20b 砥石回転ユニット
26a,26b 砥石送込装置
32 搬送ユニット
34 回転駆動ユニット
60,60a ワーク収容部
62,62a ワーク孔
72 計測器
74 測定器
76 CNC装置
78 NC制御ユニット
78a CPU
78b メモリ
a,b 研削代
a1,b1 粗研削代
a2,b2 仕上げ研削代
G 研削位置
P 回転軸
S 供給位置
T1,T2,T3,T4 ワークの厚み
V 上下方向
W ワーク
Y 測定位置

Claims (10)

  1. 第1方向に間隔をあけて対向配置される一対の砥石と、
    ワークを収容するワーク孔を有し前記一対の砥石間に位置可能なワーク収容部と、
    前記第1方向と直交する面内で前記ワーク収容部を回転または揺動させる第1駆動部と、
    前記一対の砥石を回転させる一対の砥石回転部と、
    前記ワークを前記一対の砥石で挟んで研削するために少なくとも一方の前記砥石を前記ワークに対して送り込む砥石送込部と、
    前記第1駆動部、前記一対の砥石回転部および前記砥石送込部を制御する制御部とを備え、
    前記ワーク孔は、前記一対の砥石を前記第1方向から見たときの前記一対の砥石が互いに重なる範囲に収まる大きさを有し、
    前記制御部は、
    前記ワークの両主面を片面ずつ粗研削するとき、前記ワーク収容部を回転も揺動もさせることなく前記一対の砥石のうち前記ワークの研削すべき主面側の砥石のみを回転させるように、前記第1駆動部および前記一対の砥石回転部を制御し、
    前記粗研削後、前記ワークの両主面を仕上げ研削するとき、前記ワーク収容部を回転または揺動させかつ前記一対の砥石を回転させるように、前記第1駆動部および前記一対の砥石回転部を制御する、両頭平面研削盤。
  2. 前記ワーク収容部に前記ワークを供給する供給位置、前記ワークを研削する研削位置、および前記ワークの厚みを測定する測定位置のいずれかに前記ワーク収容部を移動させる第2駆動部をさらに含み、
    前記制御部は、前記第2駆動部を制御する、請求項1に記載の両頭平面研削盤。
  3. 前記ワーク収容部は回転可能であり、
    前記ワーク孔は、前記ワーク収容部の回転軸から偏心して設けられる、請求項1または2に記載の両頭平面研削盤。
  4. 前記ワーク収容部は、複数の前記ワーク孔を有する、請求項1から3のいずれかに記載の両頭平面研削盤。
  5. 第1方向に間隔をあけて対向配置される一対の砥石によってワーク収容部に収容されたワークを研削する研削方法であって、
    前記第1方向と直交する面内で前記ワーク収容部を回転または揺動させる第1駆動部と、前記一対の砥石を回転させる一対の砥石回転部と、前記ワークを前記一対の砥石で挟んで研削するために少なくとも一方の前記砥石を前記ワークに対して送り込む砥石送込部とを用い、
    一方の前記砥石の回転を停止させかつ他方の前記砥石を対応する前記砥石回転部によって回転させた状態で少なくともいずれか一方の前記砥石を、前記一対の砥石間に挿入された無回転および無揺動の前記ワークに対して前記砥石送込部によって送り込み、前記一対の砥石に前記ワークの両主面の全面を接触させた状態で回転する前記他方の砥石によって前記ワークの他方主面を研削する第1工程と、
    前記第1工程の後、前記一方の砥石を対応する前記砥石回転部によって回転させかつ前記他方の砥石の回転を停止させた状態で少なくともいずれか一方の前記砥石を、前記一対の砥石間に挿入された無回転および無揺動の前記ワークに対して前記砥石送込部によって送り込み、前記一対の砥石に前記ワークの両主面の全面を接触させた状態で回転する前記一方の砥石によって前記ワークの一方主面を研削する第2工程と、
    前記第2工程の後、前記一対の砥石を前記一対の砥石回転部によって回転させかつ前記一対の砥石間で前記ワーク収容部に収容された前記ワークを前記第1方向に対して直交する面内で前記第1駆動部によって回転または揺動させながら、少なくともいずれか一方の前記砥石を前記ワークに対して前記砥石送込部によって送り込み前記一対の砥石によって前記ワークの両主面を同時に仕上げ研削する第3工程とを備える、研削方法。
  6. 前記第1工程の後、前記ワークの厚みを測定し、その結果に基づいて前記第1工程に戻るかまたは前記第2工程に進む、請求項5に記載の研削方法。
  7. 前記第2工程の後、前記ワークの厚みを測定し、その結果に基づいて前記第2工程に戻るかまたは前記第3工程に進む、請求項5または6に記載の研削方法。
  8. 前記第3工程の後、前記ワークの厚みを測定し、その結果に基づいて前記第3工程に戻るかまたは研削を終了する、請求項5から7のいずれかに記載の研削方法。
  9. 前記ワークは、前記ワーク収容部の回転軸から偏心して設けられるワーク孔に収容され、
    前記第3工程において、前記ワーク収容部を回転させることによって前記ワークを回転させる、請求項5から8のいずれかに記載の研削方法。
  10. 前記ワーク収容部は、複数のワーク孔を有し、
    前記各ワーク孔に前記ワークが収容され、
    前記複数のワークが同時に研削される、請求項5からのいずれかに記載の研削方法。
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