JP7207601B2 - マスターバッチ、樹脂組成物、成形品およびそれらの製造方法 - Google Patents
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Description
前記金属化合物複合体(b)は、結晶性ルチル型酸化チタンを含む比表面積が3m2/g以上の範囲の酸化チタンと、2価銅化合物と、を含有し、かつ、最大粒子径が45μm未満の範囲であることを特徴とする、樹脂組成物の製造方法に関する。
マスターバッチ中における前記金属化合物複合体(b)が、結晶性ルチル型酸化チタンを含む比表面積が3m2/g以上の範囲の酸化チタンと、2価銅化合物と、を含有し、かつ、最大粒子径が45μm未満の範囲であることを特徴とする、マスターバッチに関する。
前記金属化合物複合体(b)は、結晶性ルチル型酸化チタンを含む比表面積が3m2/g以上の範囲の酸化チタンと、2価銅化合物と、を含有し、かつ、最大粒子径が45μm未満の範囲であることを特徴とする、成形品の製造方法に関する。
本発明で用いる熱可塑性樹脂(a)としては、本発明の効果を損ねない限り特に限定されないが、例えば、このうち、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアミド樹脂、ポリオレフィン樹脂、熱可塑性エラストマー、シリコーン樹脂、ゴム強化スチレン系樹脂、ポリエーテルケトン樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアリーレンスルフィド樹脂、ポリアリーレンエーテル樹脂などが挙げられ、このうち、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアミド樹脂、ポリオレフィン樹脂、熱可塑性エラストマー、シリコーン樹脂が好ましいものとして挙げられる。
本発明で用いる金属化合物複合体(b)は結晶性ルチル型酸化チタンを含む比表面積が3m2/g以上の範囲である酸化チタンと、2価銅化合物と、を含有し、かつ、最大粒子径が45μm未満の範囲のものである。
より詳しくは、液相法には、硫酸法と塩素法の2種類あり、本発明では、いずれの製造方法により製造された酸化チタンも好適に使用することができる。ここで、硫酸法は、イルメナイト鉱石やチタンスラグを原料とし、これを濃硫酸に溶解して鉄分を硫酸鉄として分離する工程、分離した溶液を加水分解して水酸化物の沈殿物を得る工程、該沈殿物を焼成してルチル型酸化チタンを取り出す工程を有する。また、塩素法は、合成ルチルや天然ルチルを原料とし、これを950℃以上の高温で塩素ガスと反応させて四塩化チタンを合成する工程、必要に応じて精留処理する工程を経た後、これを酸素で酸化してルチル型酸化チタンを取り出す工程をいう。
Cu2(OH)3X (1)
一般式(1)において、Xは陰イオンであり、好ましくはCl、Br、I等のハロゲン、CH3COO等のカルボン酸の共役塩基、NO3、(SO4)1/2等の無機酸の共役塩基、又はOHである。
<1> 本発明に用いる金属化合物複合体(b)は、結晶性ルチル型酸化チタンを含む酸化チタンと、2価銅化合物原料とを混合する混合工程の後、得られた混合物を粉砕する粉砕工程、および、粉砕物を分級する分級工程を有する製造工程を経て製造することができる。また、この混合工程によって得られた混合物を熱処理する熱処理工程を更に実施してから粉砕工程および分級工程を行ってもよい。また、前記混合物は、銅化合物の水溶液中に酸化チタンを懸濁させて、吸着させることによって、得ることもできる。具体的には、金属化合物複合体(b)は、特許第5343176号公報に記載の方法により製造できる。
CuX2 (2)
(式(2)において、Xは、ハロゲン原子、CH3COO、NO3、又は、(SO4)1/2を示す。)
すなわち、本発明の抗ウィルス性マスターバッチは、さらに、予め、金属化合物複合体(b)と、分散剤と、水を混合して、上記金属化合物複合体(b)を含有する水分散体を準備する工程(I)を有し、前記金属化合物複合体(b)を前記水分散体として熱可塑性樹脂(a)と配合して、溶融混合する工程(II)と、を有する方法により製造するもできる。
・金属化合物複合体の製造
蒸留水100mLに6g(100質量部)の酸化チタン原料(昭和電工セラミックス株式会社製、BET比表面積、ルチル化率、アナターゼ化率、ブルッカイト化率、半値全幅及び一次粒子径を表1に示す)を懸濁させ、0.0805g(銅換算で0.5質量部)のCuCl2・2H2O(関東化学株式会社製)を添加して、10分攪拌した。pHが10になるように、1mol/Lの水酸化ナトリウム(関東化学株式会社製)水溶液を添加し、30分間攪拌混合を行ってスラリーを得た。このスラリーをろ過し、得られた粉体を純水で洗浄し、80℃で乾燥し、加熱エアーにより横型ジェット粉砕機(セイシン企業社製「シングルトラックジェットミル」)で解砕し、その後連続旋回気流式ふるい分け装置(セイシン企業社製「スピンエアーシーブ」)により45μm以上の粗粒を除去し、銅およびチタン含有組成物である金属化合物複合体(1)を得た。得られた金属化合物複合体(1)のBET比表面積は10m2/gであった。
酸化チタン原料および金属化合物複合体のBET比表面積は、株式会社マウンテック製の全自動BET比表面積測定装置「Macsorb,HM model-1208」を用いて測定した。
酸化チタン原料中におけるルチル型酸化チタンの含有量(ルチル化率)及び結晶性(半値全幅)は、粉末X線回折法により測定した。
ブルッカイト化率(モル%)={Hb/(Ha+Hb+Hr)}×100
上記X線回折測定によって得られたX線回折パターンにおいて、ルチル型酸化チタンに対応する最も強い回折ピークを選択し、半値全幅を測定した。
平均1次粒子径(DBET)(nm)は、BET1点法により、酸化チタンの比表面積S(m2/g)を測定し、下式
DBET=6000/(S×ρ)
より算出した。ここでρは酸化チタンの密度(g/cm3)を示す。
使用した酸化チタン原料の測定結果を表1に示す。
ポリエチレンテレフタレート(ユニチカ社製「MA-2101M」、極限粘度(IV)0.63)100質量部および金属化合物複合体(1)50質量部を混合し、φ30mmの二軸ベント式押出機(設定温度280℃、補足粒子径40μmのメッシュフィルター)内で溶融混練した。得られた熱可塑性樹脂組成物をペレット化してマスターバッチ(1)を得た。
ポリエチレンテレフタレート(ユニチカ社製「SA-1206」、IV1.06)100質量部にマスターバッチ(1)10質量部を混合し、150℃で12時間、真空乾燥し、次いで、紡糸機を用いて紡糸温度290℃、で溶融紡糸を行い、3倍延伸により144d/48Fのフィラメント(1)を得た。
フィラメント(1)を、仮撚機にて仮撚り加工を行い、筒編み機を用いて20ゲージの編地(1)を作成した。
・マスターバッチの製造
ポリエチレンテレフタレートをポリアミド-6(宇部興産社製「UBE NYLON 1013B」)に、さらに押出加工時の設定温度280℃を260℃に変更した以外は実施例1と同様に行い、マスターバッチ(2)を得た。
ポリアミド-6(宇部興産社製「UBE NYLON 1018」)100質量部にマスターバッチ(2)10質量部を混合し、110℃で12時間、真空乾燥し、次いで、紡糸機を用いて紡糸温度260℃、で溶融紡糸を行い、3倍延伸により144d/48Fのフィラメント(2)を得た。
フィラメントを(1)から(2)に変更した以外は実施例1と同様に行い編地(2)を作成した。
・マスターバッチの製造
ポリエチレンテレフタレートをポリプロピレン(プライムポリマー社製「Y-2000GV」)に、さらに押出加工時の設定温度280℃を230℃に変更した以外は実施例1と同様に行い、マスターバッチ(3)を得た。
ポリプロピレン(プライムポリマー社製「Y-2000GV」)100質量部にマスターバッチ(3)10質量部を混合し、次いで、紡糸機を用いて紡糸温度230℃、で溶融紡糸を行い、3倍延伸により144d/48Fのフィラメント(3)を得た。
フィラメントを(1)から(3)に変更した以外は実施例1と同様に行い編地(3)を作成した。
・マスターバッチの製造
ポリエチレンテレフタレートを高密度ポリエチレン(旭化成社製「サンテックHD J320」)に、さらに押出加工時の設定温度280℃を160℃に変更した以外は実施例1と同様に行い、マスターバッチ(4)を得た。
高密度ポリエチレン(旭化成社製「サンテックHD J320」)100質量部にマスターバッチ(4)10質量部を混合し、次いで、紡糸機を用いて紡糸温度160℃、で溶融紡糸を行い、3倍延伸により144d/48Fのフィラメント(4)を得た。
フィラメントを(1)から(4)に変更した以外は実施例1と同様に行い編地(4)を作成した。
・マスターバッチの製造
ポリエチレンテレフタレートをポリ-4-メチル-1-ペンテン(三井化学社製「TPX DX818」)に、さらに押出加工時の設定温度280℃を260℃に変更した以外は実施例1と同様に行い、マスターバッチ(5)を得た。
ポリ-4-メチル-1-ペンテン(三井化学社製「TPX DX818」)100質量部にマスターバッチ(5)10質量部を混合し、次いで、紡糸機を用いて紡糸温度260℃、で溶融紡糸を行い、3倍延伸により144d/48Fのフィラメント(5)を得た。
フィラメントを(1)から(5)に変更した以外は実施例1と同様に行い編地(5)を作成した。
・マスターバッチの製造
ポリエチレンテレフタレートをポリカーボネート(三菱エンジニアリングプラスチックス製「ユーピロンS-3000」)に変更した以外は実施例1と同様に行い、マスターバッチ(6)を得た。
ポリカーボネート(三菱エンジニアリングプラスチックス製「ユーピロンS-3000」)100質量部にマスターバッチ(6)10質量部を混合し、120℃で12時間、真空乾燥し、次いで、紡糸機を用いて紡糸温度280℃、で溶融紡糸を行い、3倍延伸により144d/48Fのフィラメント(6)を得た。
フィラメントを(1)から(6)に変更した以外は実施例1と同様に行い編地(6)を作成した。
・金属化合物複合体の製造
横型ジェット粉砕機(セイシン企業社製「シングルトラックジェットミル」)および連続旋回気流式ふるい分け装置(セイシン企業社製「スピンエアーシーブ」)による粒度調整に代わりピンミル粉砕機(ホソカワミクロン社製「ファインインパクトミルUPZ」)に変更した以外は、実施例1と同様に行いし、銅およびチタン含有組成物である金属化合物複合体(c1)を得た。得られた金属化合物複合体(c1)を光学顕微鏡観察(倍率200倍)により粒子像を得て、無作為に選んだ少なくとも1000個の粒子(一次粒子であっても、さらに二次粒子が含まれていてもよい)それぞれについて粒子径(円相当径)を測定したところ、最大粒子径82μmのものを含むものであった。
また、得られた金属化合物複合体(c1)のBET比表面積は10m2/gであった。
金属化合物複合体(1)を金属化合物複合体(c1)に変更した以外は、実施例1と同様に行いマスターバッチ(c1)を得た。
マスターバッチ(1)をマスターバッチ(c1)に変更した以外は実施例1と同様に行いフィラメント(c1)を得た。
フィラメント(c1)を実施例1と同様に行い編地(c1)を作成した。
・マスターバッチの製造
金属化合物複合体(1)を酸化チタン(c2)(石原産業社製光触媒酸化チタン「ST-21」、比表面積50m2/g)に変更した以外は、実施例1と同様に行いマスターバッチ(c2)を得た。
マスターバッチ(1)をマスターバッチ(c2)に変更した以外は実施例1と同様に行いフィラメント(c2)を得た。
フィラメント(c2)を実施例1と同様に行い編地(c2)を作成した。
・マスターバッチの製造
金属化合物複合体(1)を酸化チタン(c3)(テイカ社製酸化チタン「JA-1」、比表面積9m2/g)に変更した以外は、実施例1と同様に行いマスターバッチ(c3)を得た。
マスターバッチ(1)をマスターバッチ(c3)に変更した以外は実施例1と同様に行いフィラメント(c3)を得た。
フィラメント(c3)を実施例1と同様に行い編地(c3)を作成した。
・フィラメントの製造
マスターバッチを使用せずポリエチレンテレフタレート「SA-1206」100質量部に金属化合物複合体(1)3質量部に変更した以外は実施例1と同様に行いフィラメント(c4)を得た。
フィラメント(c4)を実施例1と同様に行い編地(c4)を作成した。
得られたマスターバッチ(1)~(6)と比較用マスターバッチ(c1)~(c3)について、25mm単軸押出機のスクリュ先端部位に濾過径25μmの焼結フィルターを設置し、マスターバッチを1kg通過させた際の差圧を計測し、以下の基準に基づき評価した。結果を表2に示す。
○ 差圧が1MPaを超えて5MPa以下
△ 差圧が5MPaを超えて10MPa以下
× フィルターを通過せず
得られたフィラメント(1)~(6)と、比較例用フィラメント(c1)~(c4)の紡糸の際、1kg分の原料を加工時の糸切れ頻度を以下の基準に基づき評価した。これを同一の試料について5 回実施し、平均値とした。結果を表3に示す。
△:3回以上10回未満
×:10回以上
得られたフィラメント(1)~(6)と、比較例用フィラメント(c1)~(c4)を0.1g切り取り、プレパラートでフィルム状にプレスした後、光学顕微鏡観察(倍率200倍)により、粒子像を得て、無作為に選んだ少なくとも1000個の粒子(一次粒子であっても、さらに二次粒子が含まれていてもよい)それぞれについて粒子径(円相当径)を測定し、以下の基準に基づき評価した。結果を表3に示す。
〇:20μm以上の粒子が1個を超えて5個以下
△:20μm以上の粒子が5個を超えて20個以下
×:20μm以上の粒子が20個超 かつ、45μm以上の粒子が1個以上
(明所における抗ウイルス性の評価)
上記で得られた評価用編地について、抗ファージウイルス試験(JIS R1756を参照)を実施した。
2)5cm×5cmの評価用編地もしくはフィルムに濃度既知の100μLのQβファージ溶液を垂らした後、5cm×5cmのガラス板で挟んだ。
3)4時間光照射したサンプルを、SCDLP液で回収し、適度に希釈したものを大腸菌と感染させ、寒天培地に塗布し、培養後のプラーク数をカウントすることで評価した。抗ウイルス性はQβファージの不活化度(初期ファージ濃度N0と、所定時間後のファージ濃度Nとから、ファージ相対濃度(N/N0)を算出した際の対数値)で評価し、不活化度-2~-5を抗ウイルス性有と評価した。結果を表4、5に示す。
◎:不活性度が、-5.0以上から-4.0未満
〇:不活性度が、-4.0以上から-3.0未満
△:不活性度が、-3.0以上から-2.0未満
×:不活性度が、-2.0以上
(暗所における抗ウイルス性の評価)
測定用セットを暗所に置き、光源から光を照射しなかったこと以外は測定例4の「明所における抗ウイルス性能の評価」と同様の測定を行った。結果を表4、5に示す。
・フィルムの製造
ポリエチレンテレフタレート「SA-1206」100質量部にマスターバッチ(1)10質量部を混合し、次いで、100mm幅のTダイを接続した20mm単軸押出機を用いて製膜温度280℃で溶融製膜を行い、10μmの単層のフィルム(1)を得た。
・フィルムの製造
ポリエチレンテレフタレート「SA-1206」100質量部にマスターバッチ(c1)10質量部を混合し、次いで、100mm幅のTダイを接続した20mm単軸押出機を用いて製膜温度280℃、で溶融製膜を行い、10μmの単層のフィルム(c1)を得た。
製膜時の安定性を評価した。濾過径20μmの焼結フィルタを設置し、原料10kg分を製膜し加工性を評価した。結果を表5に示す。
△:昇圧するも製膜終了
×:昇圧により製膜できず
得られたフィルム(1)、(c1)を0.1g切り取り、プレパラートでフィルム状にプレスした後、光学顕微鏡観察(倍率200倍)により、粒子像を得て、無作為に選んだ少なくとも1000個の粒子(一次粒子であっても、さらに二次粒子が含まれていてもよい)それぞれについて粒子径(円相当径)を測定し、測定例3の基準に基づき評価した。結果を表5に示す。
・金属酸化物の製造
酸化チタン原料(結晶性ルチル型、硫酸法で製造、BET比表面積、ルチル化率及び一次粒子径を表6に示す)600質量部、塩化銅(ii)二水和物8質量部、水900質量部をステンレス容器中に混合した。
分散媒として水を280質量部に金属化合物複合体(2)100質量部、湿潤分散剤(ビックケミー社製「DISPERBYK 190」)20質量部を混合した液を、同体積のジルコニアビーズを入れたビーズミル(アイメックス社製TSG型)で1000回転、4時間分散処理を行い、ビーズを濾過して分離した後、さらに、フィルター(目開き1μm)を通過させて水分散体(1)を得た。得られた水分散体における金属酸化物複合体の最大粒径は1μm以下であった。
ポリエチレンテレフタレート(ユニチカ社製「MA-2101M」、極限粘度(IV)0.63)100質量部と水分散体(1)50質量部を予め混合して混合物とし、φ30mmの二軸ベント式押出機(設定温度280℃)で溶融混練し、水分をベント口から蒸発させながら溶融混練した。得られた熱可塑性樹脂組成物をペレット化してマスターバッチ(7)を得た。
ポリエチレンテレフタレート(ユニチカ社製「SA-1206」、IV1.06)100質量部にマスターバッチ(7)10質量部を混合し、150℃で12時間、真空乾燥し、次いで、紡糸機を用いて紡糸温度290℃、で溶融紡糸を行い、3倍延伸により144d/48Fのフィラメント(7)を得た。
・マスターバッチの製造
ポリエチレンテレフタレートをポリアミド-6(宇部興産社製「UBE NYLON 1013B」)に、さらに押出加工温度を260℃に変更した以外は実施例8と同様に行い、マスターバッチ(8)を得た。
ポリエチレンテレフタレートから変更したポリアミド-6(宇部興産社製「UBE NYLON 1018」)100質量部にマスターバッチ(8)10質量部を混合し、110℃で12時間、真空乾燥し、次いで、紡糸機を用いて紡糸温度260℃、で溶融紡糸を行い、3倍延伸により144d/48Fのフィラメント(8)を得た。
フィラメントを(7)から(8)に変更した以外は実施例8と同様に行い編地(8)を作成した。
・マスターバッチの製造
ポリエチレンテレフタレートをポリプロピレン(プライムポリマー社製「Y-2000GV」)に、さらに押出加工温度を230℃に変更した以外は実施例8と同様に行い、マスターバッチ(9)を得た。
ポリエチレンテレフタレートから変更したポリプロピレン(プライムポリマー社製「Y-2000GV」)100質量部にマスターバッチ(9)10質量部を混合し、次いで、紡糸機を用いて紡糸温度230℃、で溶融紡糸を行い、3倍延伸により144d/48Fのフィラメント(9)を得た。
フィラメントを(7)から(9)に変更した以外は実施例8と同様に行い編地(9)を作成した。
・マスターバッチの製造
ポリエチレンテレフタレートを高密度ポリエチレン(旭化成社製「サンテックHD J320」)に、さらに押出加工温度を160℃に変更した以外は実施例8と同様に行い、マスターバッチ(10)を得た。
ポリエチレンテレフタレートから変更した高密度ポリエチレン(旭化成社製「サンテックHD J320」)100質量部にマスターバッチ(10)10質量部を混合し、次いで、紡糸機を用いて紡糸温度160℃、で溶融紡糸を行い、3倍延伸により144d/48Fのフィラメント(10)を得た。
フィラメントを(7)から(10)に変更した以外は実施例8と同様に行い編地(10)を作成した。
・マスターバッチの製造
ポリエチレンテレフタレートをポリ-4-メチル-1-ペンテン(三井化学社製「TPX DX818」)に、さらに押出加工温度を260℃に変更した以外は実施例8と同様に行い、マスターバッチ(11)を得た。
ポリエチレンテレフタレートから変更したポリ-4-メチル-1-ペンテン(三井化学社製「TPX DX818」)100質量部にマスターバッチ(11)10質量部を混合し、次いで、紡糸機を用いて紡糸温度260℃、で溶融紡糸を行い、3倍延伸により144d/48Fのフィラメント(11)を得た。
フィラメントを(1)から(11)に変更した以外は実施例8と同様に行い編地(11)を作成した。
・マスターバッチの製造
ポリエチレンテレフタレートをポリカーボネート(三菱エンジニアリングプラスチックス製「ユーピロンS-3000」)にし、120℃で12時間、真空乾燥に変更した以外は実施例8と同様に行い、マスターバッチ(12)を得た。
ポリエチレンテレフタレートから変更したポリカーボネート(三菱エンジニアリングプラスチックス製「ユーピロンS-3000」)100質量部にマスターバッチ(12)10質量部を混合し、120℃で12時間、真空乾燥し、次いで、紡糸機を用いて紡糸温度280℃、で溶融紡糸を行い、3倍延伸により144d/48Fのフィラメント(12)を得た。
フィラメントを(7)から(12)に変更した以外は実施例8と同様に行い編地(12)を作成した。
・水分散体の製造
分散媒として水を280質量部に金属化合物複合体(2)100質量部、湿潤分散剤(ビックケミー社製「DISPERBYK 194N」)40質量部を混合した液を、同体積のジルコニアビーズを入れたビーズミル(アイメックス社製TSG型)で1000回転、4時間分散処理を行い、ビーズを濾過して分離した後、水分散体(2)を得た。
ポリエチレンテレフタレート(ユニチカ社製「MA-2101M」、極限粘度(IV)0.63)100質量部と水分散体(2)50質量部を予め混合して混合物とし、φ30mmの二軸ベント式押出機(設定温度280℃)で溶融混練し、水分をベント口から蒸発させながら溶融混練した。得られた熱可塑性樹脂組成物をペレット化してマスターバッチ(13)を得た。
ポリエチレンテレフタレート(ユニチカ社製「SA-1206」、IV1.06)100質量部にマスターバッチ(13)10質量部を混合し、150℃で12時間、真空乾燥し、次いで、紡糸機を用いて紡糸温度290℃、で溶融紡糸を行い、3倍延伸により144d/48Fのフィラメント(13)を得た。
フィラメント(13)を、仮撚機にて仮撚り加工を行い、筒編み機を用いて20ゲージの編地(13)を作成した。
・水分散体の製造
分散媒として水を280質量部に金属化合物複合体(2)100質量部、湿潤分散剤(ビックケミー社製「DISPERBYK 2010」)40質量部を混合した液を、同体積のジルコニアビーズを入れたビーズミル(アイメックス社製TSG型)で1000回転、4時間分散処理を行い、ビーズを濾過して分離した後、水分散体(3)を得た。
ポリエチレンテレフタレート(ユニチカ社製「MA-2101M」、極限粘度(IV)0.63)100質量部と水分散体(3)50質量部を予め混合して混合物とし、φ30mmの二軸ベント式押出機(設定温度280℃)で溶融混練し、水分をベント口から蒸発させながら溶融混練した。得られた熱可塑性樹脂組成物をペレット化してマスターバッチ(14)を得た。
ポリエチレンテレフタレート(ユニチカ社製「SA-1206」、IV1.06)100質量部にマスターバッチ(14)10質量部を混合し、150℃で12時間、真空乾燥し、次いで、紡糸機を用いて紡糸温度290℃、で溶融紡糸を行い、3倍延伸により144d/48Fのフィラメント(14)を得た。
フィラメント(14)を、仮撚機にて仮撚り加工を行い、筒編み機を用いて20ゲージの編地(14)を作成した。
・マスターバッチの製造
ポリエチレンテレフタレートを低密度ポリエチレン(東ソー社製「ペトロセン250R」)に、さらに押出加工温度を140℃に変更した以外は実施例8と同様に行い、マスターバッチ(15)を得た。
低密度ポリエチレン(東ソー社製「ペトロセン250R」)100質量部にマスターバッチ(15)10質量部を混合し、100mm幅のTダイを接続した20mm単軸押出機を用いて製膜温度140℃、で溶融製膜を行い、10μmの単層のフィルム(2)を得た。
・マイクロファイバーおよび不織布の製造
低密度ポリエチレン(東ソー社製「ペトロセン250R」)42質量部と、105℃で12時間、真空乾燥したマスターバッチ(8)16質量部および6-ナイロン(宇部興産株式会社製「UBE NYLON 1013B」)42質量部を混合し、次いで、紡糸機を用いて紡糸温度280℃で溶融紡糸を行い、3倍延伸により220d/48Fのフィラメント(15)を得た。得られたフィラメントサンプルを用いて切断、カード、クロスラッパー、およびニードルパンチの各工程を通して、絡合不織布を製造した。得られた絡合不織布からトルエンを用いポリエチレンを溶出させ平均繊維径1μmのマイクロファイバーからなる絡合不織布(1)を得た。
・多層フィルムの製造
2種3層のフィルムとして表層に低密度ポリエチレン(東ソー社製「ペトロセン250R」)100質量部にマスターバッチ(15)10質量部を、中間層に低密度ポリエチレン(東ソー社製「ペトロセン250R」)100質量部を、300mm幅のTダイを接続し、主押出機30mm単軸押出機、副押出機25mm単軸押出機を用いて製膜温度140℃、で溶融製膜を行い、30μm(表層/中間層/表層=2μm/20μm/2μm)の多層のフィルム(3)を得た。
得られたマスターバッチ(7)~(15)について、測定例1と同様に行い、評価した。結果を表7に示す。
得られたフィラメント(7)~(14)について測定例2と同様に行い、評価した。結果を表8に示す。
得られたフィラメント(7)~(14)について、測定例3と同様に行い、評価した。結果を表8に示す。
(明所における抗ウイルス性の評価)
上記で得られた評価用編地(7)~(15)について、測定例4と同様に行い、評価した。結果を表9、10に示す。
(暗所における抗ウイルス性の評価)
上記で得られた評価用編地(7)~(15)について、測定例5と同様に行い、評価した。結果を表9、10に示す。
製膜時の安定性を、測定例6と同様に行い、評価した。結果を表9に示す。
得られたフィルム(2)、フィルム(3)について、測定例7と同様に行い、評価した。結果を表9に示す。
得られたフィラメント(15)について測定例2と同様に行い、評価した。結果を表11に示す。
得られたフィラメント(15)について、測定例3と同様に行い、評価した。結果を表11に示す。
(明所における抗ウイルス性の評価)
上記で得られた評価用不織布(1)について、測定例4と同様に行い、評価した。結果を表11に示す。
(暗所における抗ウイルス性の評価)
上記で得られた評価用不織布(1)について、測定例5と同様に行い、評価した。結果を表11に示す。
Claims (24)
- 予め、熱可塑性樹脂(a)、および、金属化合物複合体(b)を含有する水分散体、を必須の原料として溶融混練してマスターバッチを製造する工程(1)、前記工程(1)で得られたマスターバッチに、さらに、熱可塑性樹脂(c)を溶融混練する工程(2)を有する樹脂組成物の製造方法であって、
前記金属化合物複合体(b)は、結晶性ルチル型酸化チタンを含む比表面積が3m2/g以上の範囲の酸化チタンと、2価銅化合物と、を含有し、かつ、最大粒子径が45μm未満の範囲であることを特徴とする、樹脂組成物の製造方法。 - 前記金属化合物複合体(b)を含有する水分散体が、さらに分散剤を含む請求項1記載の樹脂組成物の製造方法。
- 前記分散剤がアニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤または両イオン性界面活性剤である、請求項2記載の樹脂組成物の製造方法。
- 前記酸化チタン中における前記結晶性ルチル型酸化チタンの含有量が50モル%以上、アナターゼ型酸化チタンの含有量が50モル%未満である、請求項1記載の樹脂組成物の製造方法。
- 前記結晶性ルチル型酸化チタンが、Cu-Kα線による回折角度2θに対する回折線強度をプロットしたX線回折パターンにおいて、ルチル型酸化チタンに対応する最も強い回折ピークの半値全幅が0.65度以下の酸化チタンである、請求項1記載の樹脂組成物の製造方法。
- 前記工程(1)において、熱可塑性樹脂(a)100質量部に対し、金属化合物複合体(b)を10~300質量部の範囲で溶融混練する、請求項1に記載の樹脂組成物の製造方法。
- 前記工程(2)において、マスターバッチ100質量部に対し、熱可塑性樹脂(c)50~5000質量部の範囲で溶融混練する、請求項1に記載の樹脂組成物の製造方法。
- 前記熱可塑性樹脂(a)が、ポリエステル、ポリアミド、ポリオレフィン、熱可塑性エラストマーおよびシリコーン樹脂からなる群から選ばれる少なくとも1種である、請求項1に記載の樹脂組成物の製造方法。
- 熱可塑性樹脂(a)と金属化合物複合体(b)と分散剤を含み、熱可塑性樹脂(a)100質量部に対し、金属化合物複合体(b)を10~300質量部の範囲で、かつ、金属化合物複合体(b)100質量部に対し、分散剤を1質量部以上100質量部以下の範囲で含有するマスターバッチであって、
マスターバッチ中における前記金属化合物複合体(b)が、結晶性ルチル型酸化チタンを含む比表面積が3m2/g以上の範囲の酸化チタンと、2価銅化合物と、を含有し、かつ、最大粒子径が45μm未満の範囲であることを特徴とする、マスターバッチ。 - 前記酸化チタン中における前記結晶性ルチル型酸化チタンの含有量が50モル%以上、アナターゼ型酸化チタンの含有量が50モル%未満である、請求項9記載のマスターバッチ。
- 前記結晶性ルチル型酸化チタンが、Cu-Kα線による回折角度2θに対する回折線強度をプロットしたX線回折パターンにおいて、ルチル型酸化チタンに対応する最も強い回折ピークの半値全幅が0.65度以下の酸化チタンである、請求項9に記載のマスターバッチ。
- 前記熱可塑性樹脂(a)が、ポリエステル、ポリアミド、ポリオレフィン、熱可塑性エラストマーおよびシリコーン樹脂からなる群から選ばれる少なくとも1種である、請求項9に記載のマスターバッチ。
- 請求項9に記載のマスターバッチに、熱可塑性樹脂(c)を溶融混練して得られることを特徴とする樹脂組成物。
- 請求項9に記載のマスターバッチに、熱可塑性樹脂(c)を溶融混練する工程を有することを特徴とする、樹脂組成物の製造方法。
- 請求項13記載の樹脂組成物を成形して得られる成形体。
- 請求項13記載の樹脂組成物を溶融成形する成形体の製造方法。
- 予め、熱可塑性樹脂(a)、および、金属化合物複合体(b)を含有する水分散体、を必須の原料として溶融混練してマスターバッチを製造する工程(1)、前記工程(1)で得られたマスターバッチに、さらに、熱可塑性樹脂(c)を溶融混練する工程(2)、工程(2)で得られた樹脂組成物を溶融成形する工程(3)を有する成形品の製造方法であって、
前記金属化合物複合体(b)は、結晶性ルチル型酸化チタンを含む比表面積が3m2/g以上の範囲の酸化チタンと、2価銅化合物と、を含有し、かつ、最大粒子径が45μm未満の範囲であることを特徴とする、成形品の製造方法。 - 前記酸化チタン中における前記結晶性ルチル型酸化チタンの含有量が50モル%以上、アナターゼ型酸化チタンの含有量が50モル%未満である、請求項17記載の成形品の製造方法。
- 前記結晶性ルチル型酸化チタンが、Cu-Kα線による回折角度2θに対する回折線強度をプロットしたX線回折パターンにおいて、ルチル型酸化チタンに対応する最も強い回折ピークの半値全幅が0.65度以下の酸化チタンである、請求項17に記載の成形品の製造方法。
- 前記工程(1)において、熱可塑性樹脂(a)100質量部に対し、金属化合物複合体(b)を10~300質量部の範囲で溶融混練する、請求項17に記載の成形品の製造方法。
- 前記工程(2)において、マスターバッチ100質量部に対し、熱可塑性樹脂(c)50~5000質量部の範囲で溶融混練する、請求項17に記載の成形品の製造方法。
- 前記熱可塑性樹脂(a)が、ポリエステル、ポリアミド、ポリオレフィン、熱可塑性エラストマーおよびシリコーン樹脂からなる群から選ばれる少なくとも1種である、請求項17に記載の成形品の製造方法。
- 前記熱可塑性樹脂(c)が、ポリエステル、ポリアミド、ポリオレフィン、熱可塑性エラストマーおよびシリコーン樹脂からなる群から選ばれる少なくとも1種である、請求項17に記載の成形品の製造方法。
- 前記工程(3)における溶融成形が、紡糸工程またはフィルムないしシート化工程である、請求項17に記載の成形品の製造方法。
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