JP7207253B2 - エンジン制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料タンク内の燃料を吸引して送出する電動式のフィードポンプのフィード圧を制御するエンジン制御装置に関する。
特許文献1には、燃料タンク内の燃料を吸引して送出する電動式のフィードポンプと、同フィードポンプが送出した燃料の圧力であるフィード圧を検出するフィード圧センサと、を備えるエンジンに適用されて、フィード圧センサの検出値に応じてフィードポンプの供給電力を操作するエンジン制御装置が記載されている。エンジンが高温となると燃料配管内の燃料が気化してインジェクタへの燃料供給が滞るため、フィード圧を燃料が気化しない程度の圧力に維持する必要がある。しかしながら、フィード圧を高くし過ぎると、フィードポンプの負荷が大きくなって同フィードポンプの電力消費が増加する。そのため、上記従来のエンジン制御装置では、適度な圧力が維持されるようにフィードポンプのフィード圧をフィードバック制御することで、消費電力を抑えて効率的に燃料の気化を防止している。
特開2016-56794号公報
フィード圧のフィードバック制御を行う上記従来のエンジン制御装置にはフィード圧センサが必要であり、その分、コストが高くなる。
上記課題を解決するエンジン制御装置は、内蔵するモータへの給電に応じて燃料タンク内の燃料を吸入して送出する電動式のフィードポンプにより送出された燃料の圧力であるフィード圧Pを制御する。ここで、上記モータに供給されている電圧をモータ電圧Vとし、同モータに供給されている電流をモータ電流Iとし、同モータの回転数をモータ回転数Nとし、燃料タンク内の燃料の温度をタンク燃温Tとし、エンジンの単位時間あたりの燃料の消費量を燃料消費量Qとする。また、モータ電流I及びタンク燃温Tを独立変数とするとともに上記モータの銅損を値とする関数を銅損関数Fcとし、モータ電圧V、モータ電流I及びタンク燃温Tを独立変数とするとともに上記モータの鉄損を値とする関数を鉄損関数Fiとし、モータ回転数N及びタンク燃温Tを独立変数とするとともに上記フィードポンプの内部での摩擦により消費されるトルクを値とする関数を摩擦損失トルク関数Ffとし、モータ回転数N、タンク燃温T及びフィード圧Pを独立変数とするとともに上記フィードポンプの内部での燃料の漏れにより消費されるトルクを値とする関数を漏れ損失トルク関数Flとする。このとき、上記エンジン制御装置は、モータ電圧V、モータ電流I、モータ回転数N、タンク燃温T及び燃料消費量Qを取得するとともに、それらの取得した値に対して式(1)の関係を満たすフィード圧Pの値を同フィード圧の推定値として算出する推定処理と、上記フィード圧Pの目標値に対する推定値の偏差を縮小すべくモータに供給する電力を操作する操作処理と、を行っている。
Figure 0007207253000001
フィードポンプのモータの電力損失は、モータの巻き線の抵抗により発生する銅損と、同モータのコアの励磁に伴い発生する鉄損と、からなる。銅損の値はモータ電流I及びタンク燃温Tを独立変数とする関数のかたちで、鉄損の値はモータ電圧V、モータ電流I及びタンク燃温Tを独立変数とする関数のかたちで、それぞれ表せる。
一方、モータトルクの一部は、燃料を送出するためのエネルギに変換されずに、フィードポンプに設けられた軸受やシールでの摺動摩擦やフィードポンプ内を流れる際の燃料の内部摩擦などのフィードポンプ内で生じる摩擦により消費されてしまう。摩擦によるモータトルクの消費量、すなわち摩擦消費トルクは、モータ回転数N及び燃料の粘度に大きく依存する。燃料の粘度は同燃料の温度により変化するため、摩擦消費トルクの値は、モータ回転数N及びタンク燃温Tを独立変数とする関数のかたちで表せる。そして、摩擦によるフィードポンプの損失、すなわち摩擦損失は、摩擦消費トルクとモータ回転数との積となる。
一方、フィードポンプの内部では部材間の隙間を通じた燃料漏れが発生しており、その漏れによってもモータトルクが消費される。こうした燃料の漏れによるモータトルクの消費量、すなわち漏れ消費トルクは、モータ回転数N及び燃料の粘度に加えて、更にフィードポンプの燃料吸入口と燃料送出口との差圧に大きく依存する。フィードポンプの燃料吸入口の燃料の圧力、すなわち燃料タンク内の燃料の圧力は大気圧近傍の圧力から余り大きく変動しない。よって、漏れ消費トルクの値は、モータ回転数N、タンク燃温T及びフィード圧を独立変数とする関数のかたちで表せる。そして、燃料の漏れによるフィードポンプの損失、すなわち漏れ損失は、漏れ消費トルクとモータ回転数との積となる。
燃料の送出のためにフィードポンプが行った仕事率は、上述の銅損、鉄損、摩擦損失、及び漏れ損失の和を、モータへの供給電力、すなわちモータ電圧Vとモータ電流Iとの積から引いた差となる。そしてフィードポンプの仕事率は、送出した燃料の流量と圧力との積となる。フィード圧が一定に保たれる定常な状態では、フィードポンプが送出している燃料の流量は、エンジンの単位時間あたりの燃料消費量Qと等しくなる。よって、式(1)の関係を満たすフィード圧Pの値を同フィード圧Pの推定値として算出することでフィードポンプのフィード圧を精度良く推定できる。そのため、フィード圧を直接検出するセンサを設けずとも、高精度の燃圧制御が可能となる。
なお、代数的な手法を用いると、式(1)からのフィード圧Pの推定値の導出に複雑な演算が必要となる場合がある。そうした場合、下記のような発見的手法を用いて推定値を算出するとよい。すなわち、上記エンジン制御装置における推定処理において、推定値の候補値のそれぞれについて式(2)に示される誤差関数ERFの値を算出するとともに、それら候補値の中で同誤差関数ERFの値が最小となった候補値を推定値の値として算出するとよい。
Figure 0007207253000002
フィードポンプの特性が経時変化することで、式(1)の各関数を定義する係数にずれが生じることがある。銅損関数Fcを構成する係数については、下記の態様で値を校正することで経時変化によるずれを是正できる。突入電流の発生時におけるモータの供給電力はすべて、巻き線のジュール熱として、すなわち銅損として消費される。そのため、エンジンを始動する際のモータの給電開始時に同モータの突入電流と同給電開始時のタンク燃温Tとを記憶しておき、記憶した突入電流及びタンク燃温Tの値に基づいて、銅損関数Fcを定義する係数の値を校正すれば、銅損関数Fcを定義する係数の経時変化によるずれを是正できる。
エンジン制御装置の一実施形態及び同装置が適用されたエンジンの燃料系の構成を模式的に示す図。 上記エンジン制御装置が実行する燃圧制御に係る処置の流れを示す制御ブロック図。 上記フィードポンプのモータ内の電気挙動の等価回路を示す図。 上記エンジン制御装置における推定処理での推定フィード圧の算出態様の一例を示す図。
以下、エンジン制御装置の一実施形態を、図1~図4を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施形態のエンジン制御装置が適用されるエンジンの燃料系の構成を示している。本実施形態のエンジン制御装置は、V型6気筒の気筒配列を有しており、かつ気筒内に燃料を噴射する筒内噴射式の車載用エンジンに適用されている。
図1に示すように、エンジンの燃料系には、燃料タンク11内に設置された電動式のフィードポンプ10と、燃料タンク11外に設置された高圧燃料ポンプ20と、の2つの燃料ポンプが設けられている。また、燃料系には、エンジンの各気筒に設けられたインジェクタ30が接続された燃料の蓄圧容器であるデリバリパイプ31が設けられている。そして、燃料系には、フィードポンプ10から高圧燃料ポンプ20に燃料を送るための燃料通路である低圧燃料通路12と、高圧燃料ポンプ20からデリバリパイプ31に燃料を送るための燃料通路である高圧燃料通路32と、が設けられている。なお、デリバリパイプ31には、内部に蓄えられている燃料の圧力である高圧側燃圧を検出する高圧側燃圧センサ33が設置されている。
フィードポンプ10は、モータ13を内蔵しており、同モータ13への給電に応じて燃料タンク11内の燃料を吸引して低圧燃料通路12に送出する。フィードポンプ10と低圧燃料通路12との連結部分には、低圧燃料通路12からフィードポンプ10への燃料の逆流を防止するための逆止弁14が設けられている。また、低圧燃料通路12における燃料タンク11の内部に位置する部分には、低圧燃料通路12内の燃料の圧力が高くなり過ぎたときに低圧燃料通路12内の燃料を燃料タンク11にリリーフするリリーフ弁15が設けられている。そして、低圧燃料通路12は、同低圧燃料通路12を流れる燃料中の不純物を濾過するフィルタ16と同低圧燃料通路12内の燃料圧力の脈動を低減するためのパルセーションダンパ17とを介して高圧燃料ポンプ20に接続されている。
高圧燃料ポンプ20は、シリンダ21と、その内部に挿入された状態で設置されたプランジャ22と、を備えている。そして、エンジンのカムシャフト23に設けられたカム24により、シリンダ21の内部でのプランジャ22の往復動が行われるようになっている。シリンダ21の内部には、燃料を加圧するための加圧室25がプランジャ22により区画形成されている。加圧室25は、電磁スピル弁26を介して低圧燃料通路12に接続されている。さらに加圧室25は、逆止弁27を介して高圧燃料通路32に接続されている。電磁スピル弁26は、通電に応じて開閉して、低圧燃料通路12と加圧室25との間の燃料の流通が許容された状態と同流通が遮断された状態とを切り替える。逆止弁27は、加圧室25内の燃料圧力が高圧燃料通路32内の燃料圧力よりも低いときには閉弁して、高圧燃料通路32から加圧室25への燃料の逆流を防止する。また、逆止弁27は、加圧室25内の燃料圧力が高圧燃料通路32内の燃料圧力よりも高くなったときに開弁して、加圧室25から高圧燃料通路32への燃料の流出を許容する。
以上のように構成された高圧燃料ポンプ20の燃料の加圧動作について説明する。高圧燃料ポンプ20では、シリンダ21でのプランジャ22の往復動に応じて加圧室25の容積が変化する。以下の説明では、加圧室25の容積が拡大する方向へのプランジャ22の動作を同プランジャ22の下降と記載し、これとは逆に加圧室25の容積が縮小する方向へのプランジャ22の動作を同プランジャ22の上昇と記載する。高圧燃料ポンプ20において、電磁スピル弁26が開弁した状態でプランジャ22が下降を開始すると、加圧室25の容積の拡大に伴って、低圧燃料通路12から加圧室25に燃料が流入する。プランジャ22が下降から上昇に転じた後も電磁スピル弁26の開弁した状態を維持すると、プランジャ22の下降中に加圧室25に流入した燃料が低圧燃料通路12に押し戻される。プランジャ22の上昇中に電磁スピル弁26を閉弁し、その後にプランジャ22が上昇から下降に転じるまで、電磁スピル弁26の閉弁を維持すると、プランジャ22の上昇に伴う加圧室25の容積の縮小により、加圧室25内の燃料が加圧される。そして、加圧室25内の燃料圧力が高圧燃料通路32内の燃料圧力を上回ると、逆止弁27が開弁して、加圧室25内の加圧された燃料が高圧燃料通路32に送出される。こうして高圧燃料ポンプ20は、プランジャ22の往復動毎に、低圧燃料通路12の燃料を加圧して高圧燃料通路32に送出する。なお、プランジャ22の上昇中における電磁スピル弁26の閉弁時期を変えることで、高圧燃料ポンプ20が加圧動作毎に高圧燃料通路32に送出する燃料の量が増減される。
こうした燃料系を備えるエンジンは、エンジン制御装置としての電子制御ユニット40により制御されている。電子制御ユニット40は、エンジン制御に係る各種演算処理を実行する演算処理回路と、エンジン制御用のプログラムやデータが記憶された記憶回路と、を備えている。そして、電子制御ユニット40は、演算処理回路が記憶回路に記憶されたプログラムを読み込んで実行することで、エンジン制御を行っている。
なお、電子制御ユニット40には、エンジンの運転状態を検出するための各種センサの検出信号が入力されている。電子制御ユニット40に検出信号が入力されるセンサには、上述の高圧側燃圧センサ33が含まれる。また、電子制御ユニット40には、フィードポンプ10の駆動回路41が接続されている。フィードポンプ10の駆動回路41は、電子制御ユニット40からの指令に基づき、フィードポンプ10のモータ13への供給電力をパルス幅変調により調整することで、フィードポンプ10が低圧燃料通路12に送出する燃料の流量を増減している。なお、駆動回路41は、モータ13に供給されている電圧であるモータ電圧V、モータ13に供給されている電流であるモータ電流I、及びモータ13の回転数であるモータ回転数Nの情報を電子制御ユニット40に送信している。
電子制御ユニット40は、エンジン制御の一環として、燃料噴射量制御、燃圧可変制御、及びフィード圧制御を行っている。
燃料噴射量制御に際して電子制御ユニット40はまず、エンジン回転数やエンジン負荷等のエンジン運転状態に応じてインジェクタ30の燃料噴射量の要求値である要求噴射量を演算する。続いて電子制御ユニット40は、高圧側燃圧センサ33の検出値に基づき、要求噴射量分の燃料噴射に要するインジェクタ30の燃料噴射時間を演算する。そして、電子制御ユニット40は、燃料噴射時間の間、燃料を噴射すべく各気筒のインジェクタ30を操作する。
また、燃圧可変制御に際して電子制御ユニット40はまず、エンジン負荷などに基づき、高圧側燃圧の目標値を算出する。高圧側燃圧の目標値は基本的には、エンジン負荷が低いときには低い圧力に、エンジン負荷が高いときには高い圧力に設定される。そして、電子制御ユニット40は、高圧側燃圧センサ33による高圧側燃圧の検出値と同高圧側燃圧の目標値との偏差を縮小すべく、高圧燃料ポンプ20の燃料送出量を調整する。具体的には、高圧側燃圧の検出値が目標値よりも低い場合には、プランジャ22の上昇期間における電磁スピル弁26の閉弁時期を早くして、高圧燃料ポンプ20の燃料送出量を増加させる。また、高圧側燃圧の検出値が目標値よりも高いときには、プランジャ22の上昇期間における電磁スピル弁26の閉弁時期を遅くして、高圧燃料ポンプ20の燃料送出量を減少させる。
(フィード圧制御について)
続いて、フィード圧制御の詳細を説明する。フィード圧制御は、次の目的で行われる。フィードポンプ10より送出されて低圧燃料通路12を流れる燃料がエンジンの熱を受けて高温となると、低圧燃料通路12に燃料蒸気が発生して、デリバリパイプ31への燃料の供給が滞ることがある。燃料の圧力が高いほど、燃料の気化温度は高くなるため、低圧燃料通路12での燃料蒸気の発生を防止するには、低圧燃料通路12へのフィードポンプ10の燃料送出量を多くして低圧燃料通路12内の燃料の圧力を高くすればよい。しかしながら、燃料送出量を増加させれば、その分、フィードポンプ10の電力消費量も増えてしまう。そこで、フィード圧制御では、燃料蒸気の発生を防止可能な限りにおいて低圧燃料通路12内の燃料の圧力を低い圧力に維持すべく、フィードポンプ10の燃料吐出量を調整することで、電力消費を抑えつつ、燃料蒸気の発生を防止している。なお、以下の説明では、低圧燃料通路12内の燃料の圧力、すなわちフィードポンプ10により低圧燃料通路12に送出された燃料の圧力を、フィード圧Pと記載する。
図2に、フィード圧制御に係る電子制御ユニット40の処理の流れを示す。図2に示すようにフィード圧制御は、目標フィード圧算出処理S100、要求回転数算出処理S200、推定処理S300、目標回転数設定処理S400、要求電力算出処理S500、及び操作処理S600の各処理を通じて行われる。
目標フィード圧算出処理S100では、タンク燃温Tに基づき、低圧燃料通路12での燃料気化の防止に必要なフィード圧Pが目標フィード圧Ptの値として算出される。燃料の温度が高いほど、燃料の気化の防止に高いフィード圧Pが必要なため、タンク燃温Tが高いときには同タンク燃温Tが低いときよりも高い圧力が目標フィード圧Ptの値として算出される。
要求回転数算出処理S200では、燃料消費量Qと目標フィード圧Ptとに基づき、フィード圧Pを目標フィード圧Ptが示す値とするために必要なモータ回転数Nが要求回転数Nrの値として算出される。要求回転数Nrは、燃料消費量Qに対しては同燃料消費量Qが多いほど高い回転数となり、目標フィード圧Ptに対しては同目標フィード圧Ptが高いほど高い回転数となるように算出される。
推定処理S300では、フィード圧Pの推定値である推定フィード圧Peの算出が行われる。こうした推定処理S300における推定フィード圧Peの算出態様の詳細は後述する。
目標回転数設定処理S400では、目標フィード圧Ptに対する推定フィード圧Peの偏差に応じて要求回転数Nrをフィードバック補正した値が目標回転数Ntの値として設定される。ここでのフィードバック補正は、目標フィード圧Ptが推定フィード圧Peよりも高い圧力である場合には目標回転数Ntを要求回転数Nrよりも高い回転数とし、目標フィード圧Ptが推定フィード圧Peよりも低い圧力である場合には目標回転数Ntを要求回転数Nrよりも低い回転数とするように行われる。
要求電力算出処理S500では、モータ回転数Nを目標回転数Ntの値が示す回転数とするために必要なモータ13の供給電力Eが要求電力Erの値として算出される。ここでの要求電力Erの算出は、電子制御ユニット40のメモリに記憶されたモータ回転数Nと供給電力Eとの関係を示すマップを用いて行われる。
操作処理S600では、目標回転数Ntに対するモータ回転数Nの現在値の偏差に応じて要求電力Erをフィードバック補正した値が指示電力Etの値として設定される。そして、操作処理S600では、指示電力Etの値分のモータ13への電力供給を指示する指令信号が駆動回路41に出力される。これにより、操作処理S600では、フィード圧Pの目標値に対する前記推定値の偏差を縮小すべく前記モータに供給する電力を操作する処理が行われる。
(推定処理S300について)
続いて、推定処理S300での推定フィード圧Peの算出態様の詳細を説明する。
推定処理S300では、推定フィード圧Peの算出に際してまず、モータ電圧V、モータ電流I、モータ回転数N、タンク燃温T、及び燃料消費量Qのそれぞれの現在の値を取得する。タンク燃温Tは、燃料タンク11内の燃料の温度を示している。本実施形態では、エンジンの排気管からの燃料タンク11の受熱と燃料タンク11からその周囲の外気への放熱との熱収支のモデルを用いた推定によりタンク燃温Tの値を求めている。
続いて、取得したモータ電圧V、モータ電流I、モータ回転数N、タンク燃温T、及び燃料消費量Qのそれぞれの値に対して式(3)の関係を満たすフィード圧Pの値を推定フィード圧Peの値として算出する。式(3)における「Fc」は、モータ電流I及びタンク燃温Tを独立変数とするとともにモータ13の銅損を値とする関数である銅損関数を、「Fi」は、モータ電圧V、モータ電流I及びタンク燃温Tを独立変数とするとともにモータ13の鉄損を値とする関数である鉄損関数を、それぞれ示している。また、式(3)における「Ff」は、モータ回転数N及びタンク燃温Tを独立変数とするとともにフィードポンプ10の内部での摩擦により消費されるトルクを値とする関数である摩擦消費トルク関数を示している。さらに式(3)における「Fl」は、モータ回転数N、タンク燃温T及びフィード圧Pを独立変数とするとともにフィードポンプ10の内部での燃料の漏れにより消費されるトルクを値とする関数である漏れ消費トルク関数を示している。
Figure 0007207253000003
図3に、モータ13内の電気挙動の等価回路を示す。図3における「R0」はモータ13の巻き線抵抗を、「Ie」はモータ13のコアの励磁に伴う磁気ヒステリシスや渦電流により消費される電力の電流値である鉄損電流を、「Re」はコアの励磁抵抗を、「Ir」はモータ13のトルクに変換される有効電流を、それぞれ示している。
巻き線抵抗R0により生じるモータ13の銅損の値は、巻き線抵抗R0とモータ電流Iの二乗との積となる。巻き線抵抗R0は巻き線の温度の1次関数として求められる。また、フィードポンプ10の駆動中のモータ13の巻き線の温度は、フィードポンプ10を通過する燃料の温度、すなわちタンク燃温Tとほぼ等しい温度となる。これを反映して本実施形態では、銅損関数Fcを式(4)のように設定している。式(4)における「k1」「k2」はそれぞれ、タンク燃温Tを独立変数とするとともに巻き線抵抗R0を値とする1次関数を定義する係数である。
Figure 0007207253000004
一方、コアの励磁に伴う磁気ヒステリシスや渦電流により生じるモータ13の鉄損の値は、コアの励磁抵抗Reと鉄損電流Ieの二乗との積となる。図3の等価回路に示される電流、電圧、抵抗の関係から、モータ電圧V、モータ電流I、巻き線抵抗R0、鉄損電流Ie、及び励磁抵抗Reの関係を表す式として式(5)が導出される。
Figure 0007207253000005
以上を踏まえて本実施形態では、鉄損関数Fiを式(6)のように設定している。式(6)における「k3」はコアの励磁抵抗Reを値とする係数である。励磁抵抗Reはコアの温度により変化し、かつフィードポンプ10の駆動中のコアの温度はタンク燃温Tとほぼ等しい温度となる。そのため、励磁抵抗Reは本来、タンク燃温Tの関数として表すべきである。ただし、本実施形態のフィードポンプ10におけるモータ回転数Nの使用範囲ではモータ13の鉄損は銅損に比べて小さく、励磁抵抗Reの温度変化が最終的な推定フィード圧Peの算出結果に与える影響は限定されている。そのため、ここでは励磁抵抗Reを固定値として扱っている。
Figure 0007207253000006
一方、モータ13が発生したトルクの一部は、フィードポンプに設けられた軸受やシールでの摺動摩擦やフィードポンプ内を流れる際の燃料の内部摩擦などフィードポンプ内での摩擦により、燃料送出のためのエネルギに変換されずに消費されてしまう。摩擦によるモータトルクの消費量、すなわち摩擦消費トルクは、モータ回転数Nが高いほど大きくなる。また、摩擦消費トルクはフィードポンプ10内を流れる燃料の粘度が高いほど大きくなる。フィードポンプ10内を流れる燃料の温度が、すなわちタンク燃温Tが低いほど燃料の粘度は高くなる。以上を踏まえて本実施形態では、摩擦消費トルク関数Ffを式(7)のように設定している。式(7)における「k4」「k5」はそれぞれ既定の係数となっている。なお、摩擦消費トルクとモータ回転数Nとの積は、内部での摩擦によるフィードポンプ10の動力損失、すなわち摩擦損失の値となる。
Figure 0007207253000007
一方、フィードポンプの内部では部材間の隙間を通じた燃料漏れが発生しており、その漏れによってもモータ13のトルクが消費される。こうした燃料の漏れによるモータトルクの消費量、すなわち漏れ消費トルクは、モータ回転数N及び燃料の粘度に加えて、更にフィードポンプ10の燃料吸入口と燃料送出口との差圧に大きく依存する。フィードポンプの燃料吸入口の燃料の圧力、すなわち燃料タンク内の燃料の圧力は大気圧近傍の圧力から余り大きく変動しない。よって、漏れ消費トルクの値は、モータ回転数N、タンク燃温T及びフィード圧を独立変数とする関数のかたちで表せる。以上を踏まえて本実施形態では、漏れ消費トルク関数Flを式(8)のように設定している。式(8)における「k6」「k7」はそれぞれ既定の係数となっている。なお、漏れ消費トルクとモータ回転数Nとの積は、燃料漏れによるフィードポンプ10の動力損失、すなわち漏れ損失の値となる。
Figure 0007207253000008
モータ13の動力に変換される電力は、同モータ13の供給電力、すなわちモータ電圧Vとモータ電流Iとの積から上述の銅損及び鉄損の和を引いた差となる。さらに、摩擦損失及び漏れ損失の和をモータ13が発生した動力から引いた差が、燃料送出のためのエネルギに変換される動力となる。一方、送出した燃料の圧力と送出した燃料の流量との積は、燃料の送出のためにフィードポンプ10が行った仕事率の値となる。フィード圧Pが一定に保たれる定常状態では、フィードポンプ10が送出する燃料の圧力は、フィード圧Pと等しくなる。また、そうした定常状態では、フィードポンプ10が送出した燃料の流量は、燃料消費量Qと等しくなる。式(3)は、こうした電力、動力等の関係を踏まえた式となっている。
なお、上述の各関数を定義する係数k1~k7の値は、以下の測定結果に基づき設定されている。係数設定のための測定は、供給電力-トルクの特性が公差範囲の中央値となっているモータ13を備え、かつモータ回転数N-燃料送出量の特性が公差範囲の中央値となっているフィードポンプ10が用いられる。このフィードポンプ10において、モータ電圧V、モータ電流I、モータ回転数N、タンク燃温T、及び燃料消費量Qの各状態量をそれぞれ変更しながらフィード圧Pを測定する。そして、測定の結果から求められた各状態量(V,I,N,T,Q)とフィード圧Pとの関係が式(3)の関係となる各係数k1~k7の値を導出することで、それらの値の設定が行われる。
ところで、式(3)を構成する各関数にはフィード圧Pの次数が1/2、1、2の項が含まれていることから、式(3)を、フィード圧Pを導出する式に変換すると非常に複雑な式となってしまう。そのため、式(3)の関係からの代数的な手法による推定フィード圧Peの算出は困難となっている。そこで本実施形態では、下記の態様で推定フィード圧Peを算出している。すなわち、本実施形態では、予め用意された複数の候補値の中から推定フィード圧Peの値として設定する候補値を選択することで、推定フィード圧Peを算出している。各候補値は、エンジン運転中にフィード圧Pが取り得る値の範囲の下限値と上限値との間に遍在し、かつ各候補値の間隔が推定フィード圧Peの許容誤差よりも小さくなるように設定されている。推定フィード圧Peの算出に際しては、それぞれの候補値について、式(9)に示す誤差関数ERFにおけるフィード圧Pの値として候補値を代入したときの同誤差関数ERFの値が算出される。そして、候補値の中で、誤差関数ERFの値が最小となった候補値の値を推定フィード圧Peの値として算出する。
Figure 0007207253000009
図4には、こうした推定フィード圧Peの算出態様の一例を示す。この例では、p1~p10の10個の候補値が設定されている。これら候補値の中で最小のp1にはエンジン運転中にフィード圧Pが取り得る値の範囲の下限値が、最大のp10にはエンジン運転中にフィード圧Pが取り得る値の範囲の上限値が、それぞれ設定されている。図4の例では、各候補値の中で誤差関数ERFの値が最小となる候補値はp4となっている。このときのp4は、10個の候補値の中で、式(3)に示される関係を満たすフィード圧Pに最も近い値となる。本実施形態では、そうしたp4を推定フィード圧Peの値としている。このように上記算出手法によれば、式(3)に示される関係を満たすフィード圧Pの近似値を推定フィード圧Peの値として算出できる。
なお、フィードポンプ10及びモータ13の特性には個体差があり、推定フィード圧Peを精度良く算出する上で最適な係数k1~k7の値がフィードポンプ10の個体毎に異なることがある。そうした場合、エンジンへのフィードポンプ10の組み付け前に、各状態量(V,I,N,T,Q)をそれぞれ変更しながらフィード圧Pを測定し、その測定での各状態量とフィード圧Pの測定値との関係から各係数k1~k7の値を校正するとよい。
また、フィードポンプ10及びモータ13の特性が経時変化することで、推定フィード圧Peを精度良く算出する上で最適な係数k1~k7の値が変化することがある。これについては、修理や点検時に、フィード圧Pを検出するセンサを低圧燃料通路12等に取り付けた上で上記測定を行い、その測定の結果に基づき各係数k1~k7の値を校正するとよい。
なお、銅損関数Fcを定義する係数k1、k2については、通常のエンジンの運行中に経時変化に対する値の校正を行うことが可能である。モータ13への電力供給を開始する際には、巻き線のインダクタンスが定常状態に移行するまでに一時的に大きい電流、すなわち突入電流が流れる。突入電流の発生時には、モータ13は未だ回転しておらず、銅損以外の損失、すなわち鉄損、摩擦損失、及び漏れ損失はいずれもゼロとなっている。一方、式(4)に示すように、銅損は、モータ電流Iとタンク燃温Tとの関数として求められる。そこで、エンジンを始動する際のモータ13の給電開始時に同モータ13の突入電流と同給電開始時のタンク燃温Tとを記憶しておく。そして、記憶した突入電流及びタンク燃温Tの値に基づいて、銅損関数Fcを定義する係数k1、k2の値を校正する。これにより、通常のエンジンの運行中に、経時変化に応じた係数k1、k2の値の校正を行える。
本実施形態の作用を説明する。
本実施形態では、モータ電圧V、モータ電流I、モータ回転数N、タンク燃温T及び燃料消費量Qを取得するとともに、それら取得した値に対して式(3)の関係を満たすフィード圧Pの値を推定フィード圧Peの値として算出している。式(3)は、モータ13の供給電力、モータ13の電力損失である銅損及び鉄損、フィードポンプ10の動力損失である摩擦損失及び漏れ損失、並びにフィードポンプ10が燃料送出のために行った仕事率を、次元を揃えて一つに纏めた関係式となっている。そのため、フィード圧Pと各状態量(V,I,N,T,Q)との複雑な相関関係に拘わらず、推定フィード圧Peを精度良く算出できる。
以上の本実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)本実施形態では、取得した各状態量(V,I,N,T,Q)に対して式(3)の関係を満たすフィード圧Pの値を推定フィード圧Peの値として算出している。そのため、フィード圧Pを直接検出するセンサを設けずとも、高精度のフィード圧Pのフィードバック制御が可能となる。
(2)本実施形態では、候補値のそれぞれについて式(9)に示される誤差関数ERFの値を算出するとともに、候補値の中で同誤差関数ERFの値が最小となった候補値を推定フィード圧Peの値として算出している。そのため、複雑な演算式を用いずに、推定フィード圧Peを算出できる。
(3)エンジンを始動する際のモータ13の給電開始時に同モータ13の突入電流と同給電開始時のタンク燃温Tとを記憶しておき、記憶した突入電流及びタンク燃温Tの値に基づいて、銅損関数Fcを定義する係数k1、k2の値を校正している。そのため、経時変化に応じた係数k1、k2の校正を通常のエンジンの運行中に行える。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・燃料タンク11内の燃料の温度を検出するセンサを設置し、そのセンサの検出値をタンク燃温Tの値として用いるようにしてもよい。
・各状態量(V,I,N,T,Q,P)と各損失との関係は、フィードポンプ10やモータ13の機種により異なったものとなる。そのため、銅損関数Fc、鉄損関数Fi、摩擦消費トルク関数Ff、及び漏れ消費トルク関数Flにおける状態量と損失との関係式も、フィードポンプ10やモータ13の機種により異なったものとなる。
・推定フィード圧Peの算出を、上記実施形態とは異なる態様で行うようにしてもよい。
・上記実施形態におけるフィード圧の推定、及びその推定結果に基づくフィード圧の制御を、高圧燃料ポンプ20が設けられておらず、低圧燃料通路12の燃料をポート噴射用のインジェクタに供給する燃料系を有したエンジンに適用してもよい。また、筒内噴射用のインジェクタとポート噴射用のインジェクタとの2種のインジェクタが設けられたエンジンに上記実施形態におけるフィード圧の推定、及びその推定結果に基づくフィード圧の制御を適用してもよい。
10…フィードポンプ、11…燃料タンク、12…低圧燃料通路、13…モータ、14…逆止弁、15…リリーフ弁、16…フィルタ、17…パルセーションダンパ、20…高圧燃料ポンプ、21…シリンダ、22…プランジャ、23…カムシャフト、24…カム、25…加圧室、26…電磁スピル弁、27…逆止弁、30…インジェクタ、31…デリバリパイプ、32…高圧燃料通路、33…高圧側燃圧センサ、40…電子制御ユニット、41…駆動回路。

Claims (3)

  1. 内蔵するモータへの給電に応じて燃料タンク内の燃料を吸入して送出する電動式のフィードポンプにより送出された燃料の圧力であるフィード圧Pを制御するエンジン制御装置において、
    前記モータに供給されている電圧をモータ電圧Vとし、前記モータに供給されている電流をモータ電流Iとし、前記モータの回転数をモータ回転数Nとし、前記燃料タンク内の燃料の温度をタンク燃温Tとし、エンジンの単位時間あたりの燃料の消費量を燃料消費量Qとし、前記モータ電流I及び前記タンク燃温Tを独立変数とするとともに前記モータの銅損を値とする関数を銅損関数Fcとし、前記モータ電圧V、前記モータ電流I及び前記タンク燃温Tを独立変数とするとともに前記モータの鉄損を値とする関数を鉄損関数Fiとし、前記モータ回転数N及び前記タンク燃温Tを独立変数とするとともに前記フィードポンプの内部での摩擦により消費されるトルクを値とする関数を摩擦消費トルク関数Ffとし、前記モータ回転数N、前記タンク燃温T及び前記フィード圧Pを独立変数とするとともに前記フィードポンプの内部での燃料の漏れにより消費されるトルクを値とする関数を漏れ消費トルク関数Flとしたとき、
    前記モータ電圧V、前記モータ電流I、前記モータ回転数N、前記タンク燃温T及び前記燃料消費量Qを取得するとともに、それら取得した値に対して式(1)の関係を満たす前記フィード圧Pの値を同フィード圧Pの推定値として算出する推定処理と、
    前記フィード圧の目標値に対する前記推定値の偏差を縮小すべく前記モータに供給する電力を操作する操作処理と、
    を行うエンジン制御装置。
    Figure 0007207253000010
  2. 前記推定処理は、前記推定値の候補値のそれぞれについて式(2)に示される誤差関数ERFの値を算出するとともに、前記候補値の中で同誤差関数ERFの値が最小となった候補値を前記推定値の値として算出する請求項1に記載のエンジン制御装置。
    Figure 0007207253000011
  3. 前記エンジンを始動する際の前記モータの給電開始時に同モータの突入電流と同給電開始時の前記タンク燃温Tとを記憶しておき、記憶した前記突入電流及び前記タンク燃温Tの値に基づいて、前記銅損関数Fcを定義する係数の値を校正する請求項1又は請求項2に記載のエンジン制御装置。
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