JP5045640B2 - 筒内噴射式内燃機関の燃料噴射制御装置 - Google Patents

筒内噴射式内燃機関の燃料噴射制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、高圧ポンプにより燃料を高圧にして燃料噴射弁に供給し、この燃料噴射弁から燃料を気筒内に直接噴射する筒内噴射式の内燃機関の制御装置に関する発明である。
気筒内に燃料を直接噴射する筒内噴射エンジンは、吸気ポートに燃料を噴射する吸気ポート噴射エンジンと比較して、噴射から燃焼までの時間が短く、噴射燃料を霧化させる時間を十分に稼ぐことができないため、燃料タンクから低圧ポンプで汲み上げた燃料を、エンジンのカム軸で駆動する高圧ポンプにより昇圧して燃料噴射弁から高圧で燃料を噴射させることで噴射燃料の霧化を促進するようにしている。
しかし、燃料噴射弁から高圧で燃料を噴射すると、単位時間当たりの燃料噴射量が多くなり、噴射による燃圧低下が発生する。燃料噴射量の制御は、高圧燃料系の燃圧が目標燃圧に制御されていることを前提として、燃料噴射弁を駆動する噴射パルス幅によって燃料噴射量が制御されるため、燃圧が変動すると、燃料噴射量が変動して空燃比制御精度が悪化してしまう。
そこで、従来より、燃圧変動による燃料噴射量の変動を抑えるために、燃圧センサで検出した燃圧に応じて噴射パルス幅を補正し、更に、燃圧の高周波変動に影響されて噴射パルス幅が過誤補正されることを防止するために、燃圧センサの検出燃圧をなまし処理等により平滑化処理して、平滑化処理後の検出燃圧に応じて噴射パルス幅を補正するようにしたものがある。
しかし、従来は、エンジンの過渡運転時と定常運転時とで検出燃圧の平滑化度合が一定であったため、定常運転時の燃圧の高周波変動の影響排除を優先して検出燃圧の平滑化度合を設定すると、過渡運転時の燃圧追従性が低下し、反対に、過渡運転時の燃圧追従性を優先して検出燃圧の平滑化度合を設定すると、定常運転時の燃圧の高周波変動の影響を十分に排除できないという問題があった。
そこで、特許文献1(特開平9−256897号公報)では、エンジンの過渡運転時の燃圧追従性と定常運転時の燃圧の高周波変動の影響排除とを両立させることを目的として、エンジン運転状態が過渡運転状態であるか定常運転状態であるかによって、検出燃圧の平滑化度合を変更することが提案されている。
特開平9−256897号公報(第2頁等参照)
上記特許文献1では、エンジン運転状態が過渡運転状態であるか定常運転状態であるかによって、検出燃圧の平滑化度合を変更するようにしているが、エンジンの過渡運転時に常に目標燃圧が変化するとは限らないため、目標燃圧が変化しないときでも検出燃圧の平滑化度合が燃圧追従性を高める方向に変更されてしまう場合があり、その結果、燃圧の高周波変動の影響を受けやすくなって、噴射パルス幅が過誤補正されて空燃比制御精度が悪化する場合があった。
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、従ってその目的は、燃圧検出手段の検出燃圧の平滑化処理を適正化して空燃比制御精度を向上させることができる筒内噴射式の内燃機関の制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、燃料を高圧にして燃料噴射弁に供給する高圧ポンプと、内燃機関の運転条件に応じて前記燃料噴射弁を駆動する噴射パルス幅(噴射時間)を算出する噴射パルス幅算出手段とを備え、前記噴射パルス幅で前記燃料噴射弁を駆動して燃料を気筒内に直接噴射する筒内噴射式内燃機関の燃料噴射制御装置において、前記高圧ポンプにより前記燃料噴射弁に供給される燃料の圧力(以下「燃圧」という)を検出する燃圧検出手段と、前記燃圧検出手段の検出燃圧を平滑化処理する検出燃圧平滑化処理手段と、前記検出燃圧平滑化処理手段で平滑化処理された検出燃圧に基づいて前記噴射パルス幅を補正する噴射パルス幅補正手段とを備え、前記検出燃圧平滑化処理手段は、前記燃圧検出手段の検出燃圧の変動度合に基づいて燃圧の過渡/定常状態を判定する燃圧過渡/定常判定手段と、前記燃圧の過渡/定常状態の判定結果に応じて前記検出燃圧の平滑化度合を変更する手段とを備えていることを特徴とする。ここで、平滑化処理は、例えば、なまし処理、一次遅れ処理、フィルタ処理、加重平均演算等のいずれかを用いれば良い。
このように、燃圧検出手段の検出燃圧の変動度合に基づいて燃圧の過渡/定常状態を判定し、その燃圧の過渡/定常状態の判定結果に応じて当該検出燃圧の平滑化度合を変更すれば、内燃機関の過渡運転時でも目標燃圧が変化しない場合は、実燃圧(燃圧検出手段の検出燃圧)の変動も少ない燃圧定常状態と判断して、検出燃圧の平滑化度合を燃圧追従性を高める方向に変更することを回避して燃圧の高周波変動の影響を排除することが可能となり、また、内燃機関の定常運転時でも目標燃圧が変化すれば、燃圧過渡状態と判断して検出燃圧の平滑化度合を燃圧追従性を高める方向に変更して実燃圧を応答良く目標燃圧に追従させることが可能となる。これにより、実燃圧の変動度合に応じて燃圧検出手段の検出燃圧の平滑化処理を適正化して空燃比制御精度を向上させることができる。
しかも、請求項1に係る発明では、燃圧検出手段の検出燃圧の変動度合に基づいて燃圧の過渡/定常状態を燃圧過渡/定常判定手段により判定し、その判定結果に応じて検出燃圧の平滑化度合を変更するようにしているため、実燃圧の過渡/定常状態に応じて検出燃圧の平滑化度合を適正に変更することができる。
この場合、請求項2のように、燃圧過渡状態と判定した時の検出燃圧の平滑化度合を燃圧定常状態と判定した時の検出燃圧の平滑化度合よりも小さい値に設定するようにすると良い。このようにすれば、燃圧定常時の燃圧の高周波変動の影響排除を優先し、且つ、燃圧過渡時の燃圧追従性を優先させた燃圧制御が可能となる。
この場合、請求項3のように、単位時間当たりの検出燃圧の変動量が所定の燃圧過渡判定値以上であることを検出したときに燃圧過渡状態と判定するようにしても良い。これにより、簡単な処理で燃圧の過渡/定常状態の判定を精度良く行うことができる。
具体的には、燃料噴射弁の燃料噴射により燃圧変動が発生することを考慮して、請求項4のように、前記燃圧過渡判定値は、単位時間当たりの燃料噴射弁の燃料噴射による燃圧変動量を考慮して設定しても良い。或は、高圧ポンプの燃料吐出により燃圧変動が発生することを考慮して、請求項5のように、前記燃圧過渡判定値は、単位時間当たりの高圧ポンプの燃料吐出による燃圧変動量を考慮して設定しても良い。勿論、燃料噴射弁の燃料噴射による燃圧変動量と高圧ポンプの燃料吐出による燃圧変動量の両方を考慮して燃圧過渡判定値を設定しても良い。
前述した請求項1に係る発明では、燃圧検出手段の検出燃圧の変動度合に基づいて燃圧の過渡/定常状態を判定し、その燃圧の過渡/定常状態の判定結果に応じて当該検出燃圧の平滑化度合を変更するようにしたが、目標燃圧の変化に追従して実燃圧(燃圧検出手段の検出燃圧)が変化することを考慮して、請求項6のように、目標燃圧の変化度合に基づいて燃圧の過渡/定常状態を判定し、その燃圧の過渡/定常状態の判定結果に応じて検出燃圧の平滑化度合を変更するようにしても良い。このようにしても、前述した請求項1に係る発明とほぼ同様の効果を得ることができる。
この場合、請求項7のように、燃圧過渡状態と判定した時の検出燃圧の平滑化度合を燃圧定常状態と判定した時の検出燃圧の平滑化度合よりも小さい値に設定するようにすると良い。
その他、本発明は、請求項8のように、前記検出燃圧平滑化処理手段は、内燃機関の始動時には検出燃圧の平滑化処理を行わず、始動後に検出燃圧の平滑化処理を開始し、前記噴射パルス幅補正手段は、内燃機関の始動時には平滑化処理されない検出燃圧に基づいて噴射パルス幅を補正し、始動後には平滑化処理された検出燃圧に基づいて噴射パルス幅を補正するようにしても良い。内燃機関の始動時には実燃圧が非常に大きく変動するため、内燃機関の始動時に燃圧検出手段の検出燃圧を平滑化処理すると、検出燃圧と実燃圧とのずれが平滑化処理により拡大されてしまい、内燃機関の始動時の噴射パルス幅補正精度が悪化する可能性があるためである。
以下、本発明を実施するための最良の形態を具体化した2つの実施例1,2を説明する。
本発明の実施例1を図1乃至図4に基づいて説明する。
まず、図1に基づいて筒内噴射エンジン(内燃機関)の燃料供給システム全体の構成を説明する。
燃料を貯溜する燃料タンク11内には、燃料を汲み上げる低圧ポンプ12が設置されている。この低圧ポンプ12は、バッテリ(図示せず)を電源とする電動モータ(図示せず)によって駆動される。この低圧ポンプ12から吐出される燃料は、燃料配管13を通して高圧ポンプ14に供給される。燃料配管13には、プレッシャレギュレータ15が接続され、このプレッシャレギュレータ15によって低圧ポンプ12の吐出圧(高圧ポンプ14への燃料供給圧力)が所定圧力に調圧され、その圧力を越える燃料の余剰分は燃料戻し管16により燃料タンク11内に戻されるようになっている。
図2に示すように、高圧ポンプ14は、円筒状のポンプ室18内でピストン19を往復運動させて燃料を吸入/吐出するピストンポンプであり、ピストン19は、エンジンのカム軸20に嵌着されたカム21の回転運動によって駆動される。この高圧ポンプ14の吸入口23側には、常開型の電磁弁からなる燃圧制御弁22が設けられている。高圧ポンプ14の吸入行程(ピストン19の下降時)においては、燃圧制御弁22が開弁されてポンプ室18内に燃料が吸入され、吐出行程(ピストン19の上昇時)においては、燃圧制御弁22の閉弁時間(閉弁開始時期からピストン19の上死点までの閉弁状態の時間)を制御することで、高圧ポンプ14の吐出量を制御して燃圧(吐出圧力)を制御する。
つまり、燃圧を上昇させるときには、燃圧制御弁22の閉弁開始時期(通電時期)を進角させることで、燃圧制御弁22の閉弁時間を長くして高圧ポンプ14の吐出量を増加させ、逆に、燃圧を低下させるときには、燃圧制御弁22の閉弁開始時期(通電時期)を遅角させることで、燃圧制御弁22の閉弁時間を短くして高圧ポンプ14の吐出量を減少させる。
一方、高圧ポンプ14の吐出口24側には、吐出した燃料の逆流を防止する逆止弁25が設けられている。図1に示すように、高圧ポンプ14から吐出された燃料は、高圧燃料配管26を通してデリバリパイプ27に送られ、このデリバリパイプ27からエンジンのシリンダヘッドに気筒毎に取り付けられた燃料噴射弁28に高圧の燃料が分配される。高圧燃料配管26には、燃圧を検出する燃圧センサ29(燃圧検出手段)が設けられ、エンジンのシリンダブロックには、冷却水温を検出する冷却水温センサ32が設けられている。
これら各種センサの出力は、エンジン制御回路(以下「ECU」と表記する)30に入力される。このECU30は、マイクロコンピュータを主体として構成され、エンジン運転条件に応じて目標燃圧を設定する目標燃圧設定手段として機能すると共に、燃圧センサ29の検出燃圧(実燃圧)を目標燃圧に一致させるように高圧ポンプ14の吐出量(燃圧制御弁22の通電時期)をフィードバック制御する燃圧制御手段としても機能する。
更に、ECU30は、後述する図3の噴射パルス幅算出ルーチンを実行することで、エンジン運転条件に応じて基本噴射パルス幅TP(基本噴射量)を算出すると共に、燃圧センサ29の検出燃圧(平滑化処理値)に応じた燃圧補正係数KPと、その他の燃料補正係数KTを算出して、基本噴射パルス幅TPに燃圧補正係数KPとその他の燃料補正係数KTを乗算した値に無効噴射パルス幅TVを加算して最終的な噴射パルス幅TAU(燃料噴射量)を求める。
TAU=TP×KP×KT+TV
ここで、燃圧補正係数KPを算出する際に用いる燃圧センサ29の検出燃圧(実燃圧)は、その高周波変動の影響を排除するために、平滑化処理(例えば、なまし処理、一次遅れ処理、フィルタ処理、加重平均演算等)により平滑化した値が用いられる。
本実施例1では、燃圧センサ29の検出燃圧の平滑化処理は、図4の検出燃圧平滑化処理ルーチンに従って実行される。これにより、燃圧センサ29の検出燃圧の変動度合(又は目標燃圧の変化度合)に基づいて燃圧の過渡/定常状態を判定し、その判定結果に応じて検出燃圧の平滑化度合を変更するようにしている。以下、図3及び図4の各ルーチンの処理内容を説明する。
[噴射パルス幅算出ルーチン]
図3の噴射パルス幅算出ルーチンは、ECU30によってエンジン運転中に所定周期で繰り返し実行され、特許請求の範囲でいう噴射パルス幅算出手段としての役割を果たす。本ルーチンが起動されると、まず、ステップ101で、エンジン運転条件に基づいて基本噴射パルス幅TP(基本噴射量)を算出する。この後、ステップ102に進み、後述する図4の検出燃圧平滑化処理ルーチンを実行して、単位時間当たりの燃圧センサ29の検出燃圧の変動量(又は目標燃圧の変化量)に基づいて燃圧の過渡/定常状態を判定し、その判定結果に応じて検出燃圧の平滑化度合を変更して燃圧センサ29の検出燃圧を平滑化処理する。
この後、ステップ103に進み、上記ステップ102で平滑化処理した検出燃圧を用いて燃圧補正係数KPを算出する。この際、例えば、検出燃圧(平滑化処理値)をパラメータとして燃圧補正係数KPを算出するマップ又は数式を用いて、今回の検出燃圧(平滑化処理値)に応じた燃圧補正係数KPを算出したり、或は、検出燃圧(平滑化処理値)とエンジン負荷をパラメータとして燃圧補正係数KPを算出する二次元マップ又は数式を用いて、今回の検出燃圧(平滑化処理値)とエンジン負荷に応じた燃圧補正係数KPを算出するようにしても良い。これらのマップは、検出燃圧(平滑化処理値)が低くなるほど、燃圧補正係数KPが大きくなって、噴射パルス幅TAUが増量補正されるように設定されている。
この後、ステップ104に進み、冷却水温、加減速度合、空燃比学習補正量等を噴射パルス幅TAU(燃料噴射量)に反映させるための各種の燃料補正係数KTを算出した後、ステップ105に進み、基本噴射パルス幅TPに燃圧補正係数KPとその他の燃料補正係数KTを乗算した値に無効噴射パルス幅TVを加算して最終的な噴射パルス幅TAUを求める。上記ステップ103とステップ105の処理によって特許請求の範囲でいう噴射パルス幅補正手段としての役割を果たす。
[検出燃圧平滑化処理ルーチン]
図4の検出燃圧平滑化処理ルーチンは、上記図3の噴射パルス幅算出ルーチンのステップ102で実行されるサブルーチンであり、特許請求の範囲でいう検出燃圧平滑化処理手段としての役割を果たす。本ルーチンが起動されると、まずステップ201で、燃圧センサ29の検出燃圧を読み込んだ後、ステップ202に進み、エンジン始動後であるか否かを判定し、エンジン始動後ではない(つまりエンジン始動時)と判定されれば、ステップ207に進み、燃圧センサ29の検出燃圧を平滑化処理せずに用いる。これにより、エンジン始動時時には、平滑化処理しない検出燃圧(センサ出力値)に基づいて噴射パルス幅を補正すると共に、平滑化処理しない検出燃圧(センサ出力値)を目標燃圧に一致させるように高圧ポンプ14の吐出量(燃圧制御弁22の通電時期)をフィードバック制御する。
これに対して、上記ステップ202で、エンジン始動後であると判定されれば、ステップ203に進み、単位時間当たりの検出燃圧の変動量(又は目標燃圧の変化量)が所定の燃圧過渡判定値以内であるか否かで、燃圧の定常/過渡状態を判定する。ここで、燃料噴射弁28の燃料噴射により燃圧変動が発生することを考慮して、前記燃圧過渡判定値は、単位時間当たりの燃料噴射弁28の燃料噴射による燃圧変動量を考慮して設定しても良い。或は、高圧ポンプ14の燃料吐出により燃圧変動が発生することを考慮して、前記燃圧過渡判定値は、単位時間当たりの高圧ポンプ14の燃料吐出による燃圧変動量を考慮して設定しても良い。勿論、燃料噴射弁28の燃料噴射による燃圧変動量と高圧ポンプ14の燃料吐出による燃圧変動量の両方を考慮して燃圧過渡判定値を設定しても良い。このステップ203の処理が特許請求の範囲でいう燃圧過渡/定常判定手段としての役割を果たす。
上記ステップ203で、単位時間当たりの検出燃圧の変動量(又は目標燃圧の変化量)が所定の燃圧過渡判定値以内であると判定された場合は、燃圧の定常状態と判断して、ステップ204に進み、燃圧定常時用の平滑化度合(例えばなまし係数)を算出する。
一方、上記ステップ203で、単位時間当たりの検出燃圧の変動量(又は目標燃圧の変化量)が所定の燃圧過渡判定値以内ではないと判定された場合(つまり単位時間当たりの検出燃圧の変動量又は目標燃圧の変化量が燃圧過渡判定値よりも大きい場合)は、燃圧の過渡状態と判断して、ステップ205に進み、燃圧過渡時用の平滑化度合(例えばなまし係数)を算出する。ここで、燃圧定常時用の平滑化度合は、燃圧の高周波変動の影響排除を優先して、燃圧過渡時用の平滑化度合よりも大きい値に設定され、燃圧過渡時用の平滑化度合は、燃圧追従性を優先して、燃圧定常時用の平滑化度合よりも小さい値に設定されている。
この後、ステップ206に進み、上記ステップ204又はステップ205で算出した平滑化度合を用いて燃圧センサ29の検出燃圧を平滑化処理する。例えば、平滑化処理として、なまし処理を用いる場合は、平滑化度合であるなまし係数αを用いて、次式により燃圧センサ29の検出燃圧をなまし処理する。
Pav(i) =Pav(i-1) ×α+P×(1−α)
上式において、Pav(i) は今回の検出燃圧なまし処理値、Pav(i-1) は前回の検出燃圧なまし処理値、Pは燃圧センサ29の検出燃圧(センサ出力値)である。なまし係数αは0<α<1である。
以上説明した本実施例1によれば、燃圧センサ29の検出燃圧の変動度合(又は目標燃圧の変化度合)に基づいて燃圧の過渡/定常状態を判定し、その判定結果に応じて当該検出燃圧の平滑化度合を変更するようにしたので、エンジンの過渡運転時でも目標燃圧が変化しない場合は、実燃圧(燃圧センサ29の検出燃圧)の変動も少ないと判断して、検出燃圧の平滑化度合を燃圧追従性を高める方向に変更することを回避して燃圧の高周波変動の影響を排除することが可能となり、また、エンジンの定常運転時でも目標燃圧が変化すれば、検出燃圧の平滑化度合を燃圧追従性を高める方向に変更して実燃圧を応答良く目標燃圧に追従させることが可能となる。これにより、実燃圧の変動度合に応じて燃圧センサ29の検出燃圧の平滑化処理を適正化して空燃比制御精度を向上させることができる。
ところで、エンジン始動時には実燃圧が非常に大きく変動するため、エンジン始動時に燃圧センサ29の検出燃圧を平滑化処理すると、検出燃圧と実燃圧とのずれが平滑化処理により拡大されてしまい、エンジン始動時の噴射パルス幅補正精度が悪化する可能性がある。
この点を考慮して、本実施例1では、エンジン始動時には、検出燃圧の平滑化処理を行わず、平滑化処理されない検出燃圧(センサ出力値)に基づいて噴射パルス幅を補正するようにしているため、エンジン始動時に検出燃圧の平滑化処理により検出燃圧と実燃圧とのずれが拡大されて噴射パルス幅補正精度が悪化する事態を回避することができる。
上記実施例1では、エンジン始動時には、検出燃圧の平滑化処理を行わず、平滑化処理されない検出燃圧(センサ出力値)に基づいて噴射パルス幅を補正するようにしたが、本発明の実施例2では、図3の噴射パルス幅算出ルーチンのステップ102で図5の検出燃圧平滑化処理ルーチンを実行することで、エンジン始動時には、始動後とは異なる始動時用の平滑化度合を算出して、始動時用の平滑化度合を用いて燃圧センサ29の検出燃圧を平滑化処理するようにしている(ステップ208)。
一般に、始動時用の平滑化度合は、始動後の平滑化度合(燃圧定常時用の平滑化度合や燃圧過渡時用の平滑化度合)よりも小さい値に設定すれば良いと思われるが、エンジン始動時の燃圧制御能力等によっては始動時用の平滑化度合を始動後の平滑化度合よりも大きい値に設定することも考えられる。その他のステップ201〜206の処理は、前記実施例1で説明した図4の検出燃圧平滑化処理ルーチンの各ステップ201〜206の処理と同じである。
以上説明した本実施例2でも、エンジン始動時に、始動時に適した平滑化度合で検出燃圧の平滑化処理を行うことが可能となり、始動時の噴射パルス幅補正精度が悪化することを回避することができる。
本発明の実施例1,2における燃料噴射システム全体の概略構成を示す図である。 高圧ポンプの構成図である。 実施例1,2で実行する噴射パルス幅算出ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1で実行する検出燃圧平滑化処理ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 実施例2で実行する検出燃圧平滑化処理ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
11…燃料タンク、12…低圧ポンプ、14…高圧ポンプ、19…ピストン、20…カム軸、21…カム、22…燃圧制御弁、25…逆止弁、26…高圧燃料配管、27…デリバリパイプ、28…燃料噴射弁、29…燃圧センサ(燃圧検出手段)、30…ECU(噴射パルス幅算出手段,検出燃圧平滑化処理手段,噴射パルス幅補正手段,燃圧過渡/定常判定手段,目標燃圧設定手段)

Claims (8)

  1. 燃料を高圧にして燃料噴射弁に供給する高圧ポンプと、内燃機関の運転条件に応じて前記燃料噴射弁を駆動する噴射パルス幅を算出する噴射パルス幅算出手段とを備え、前記噴射パルス幅で前記燃料噴射弁を駆動して燃料を気筒内に直接噴射する筒内噴射式内燃機関の燃料噴射制御装置において、
    前記高圧ポンプにより前記燃料噴射弁に供給される燃料の圧力(以下「燃圧」という)を検出する燃圧検出手段と、
    前記燃圧検出手段の検出燃圧を平滑化処理する検出燃圧平滑化処理手段と、
    前記検出燃圧平滑化処理手段で平滑化処理された検出燃圧に基づいて前記噴射パルス幅を補正する噴射パルス幅補正手段とを備え、
    前記検出燃圧平滑化処理手段は、前記燃圧検出手段の検出燃圧の変動度合に基づいて燃圧の過渡/定常状態を判定する燃圧過渡/定常判定手段と、前記燃圧の過渡/定常状態の判定結果に応じて前記検出燃圧の平滑化度合を変更する手段とを備えていることを特徴とする筒内噴射式内燃機関の燃料噴射制御装置。
  2. 前記検出燃圧平滑化処理手段は、燃圧過渡状態と判定した時の前記検出燃圧の平滑化度合を燃圧定常状態と判定した時の前記検出燃圧の平滑化度合よりも小さい値に設定することを特徴とする請求項1に記載の筒内噴射式内燃機関の燃料噴射制御装置。
  3. 前記燃圧過渡/定常判定手段は、単位時間当たりの検出燃圧の変動量が所定の燃圧過渡判定値以上であることを検出したときに燃圧過渡状態と判定することを特徴とする請求項2に記載の筒内噴射式内燃機関の燃料噴射制御装置。
  4. 前記燃圧過渡判定値は、単位時間当たりの前記燃料噴射弁の燃料噴射による燃圧変動量を考慮して設定されていることを特徴とする請求項3に記載の筒内噴射式内燃機関の燃料噴射制御装置。
  5. 前記燃圧過渡判定値は、単位時間当たりの前記高圧ポンプの燃料吐出による燃圧変動量を考慮して設定されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の筒内噴射式内燃機関の燃料噴射制御装置。
  6. 燃料を高圧にして燃料噴射弁に供給する高圧ポンプと、内燃機関の運転条件に応じて前記燃料噴射弁を駆動する噴射パルス幅を算出する噴射パルス幅算出手段とを備え、前記噴射パルス幅で前記燃料噴射弁を駆動して燃料を気筒内に直接噴射する筒内噴射式内燃機関の燃料噴射制御装置において、
    前記高圧ポンプにより前記燃料噴射弁に供給される燃料の圧力(以下「燃圧」という)を検出する燃圧検出手段と、
    内燃機関の運転条件に応じて目標燃圧を設定する目標燃圧設定手段と、
    前記燃圧検出手段の検出燃圧を平滑化処理する検出燃圧平滑化処理手段と、
    前記検出燃圧平滑化処理手段で平滑化処理された検出燃圧に基づいて前記噴射パルス幅を補正する噴射パルス幅補正手段とを備え、
    前記検出燃圧平滑化処理手段は、前記目標燃圧の変化度合に基づいて燃圧の過渡/定常状態を判定する燃圧過渡/定常判定手段と、前記燃圧の過渡/定常状態の判定結果に応じて前記検出燃圧の平滑化度合を変更する手段とを備えていることを特徴とする筒内噴射式内燃機関の燃料噴射制御装置。
  7. 前記検出燃圧平滑化処理手段は、燃圧過渡状態と判定した時の前記検出燃圧の平滑化度合を燃圧定常状態と判定した時の前記検出燃圧の平滑化度合よりも小さい値に設定することを特徴とする請求項6に記載の筒内噴射式内燃機関の燃料噴射制御装置。
  8. 燃料を高圧にして燃料噴射弁に供給する高圧ポンプと、内燃機関の運転条件に応じて前記燃料噴射弁を駆動する噴射パルス幅を算出する噴射パルス幅算出手段とを備え、前記噴射パルス幅で前記燃料噴射弁を駆動して燃料を気筒内に直接噴射する筒内噴射式内燃機関の燃料噴射制御装置において、
    前記高圧ポンプにより前記燃料噴射弁に供給される燃料の圧力(以下「燃圧」という)を検出する燃圧検出手段と、
    前記燃圧検出手段の検出燃圧を平滑化処理する検出燃圧平滑化処理手段と、
    前記検出燃圧平滑化処理手段で平滑化処理された検出燃圧に基づいて前記噴射パルス幅を補正する噴射パルス幅補正手段を備え、
    前記検出燃圧平滑化処理手段は、内燃機関の始動時には前記検出燃圧の平滑化処理を行わず、始動後に前記検出燃圧の平滑化処理を開始し、
    前記噴射パルス幅補正手段は、内燃機関の始動時には平滑化処理されない検出燃圧に基づいて前記噴射パルス幅を補正し、始動後には平滑化処理された検出燃圧に基づいて前記噴射パルス幅を補正することを特徴とする筒内噴射式内燃機関の燃料噴射制御装置。
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