JP7205545B2 - 酸化物超電導バルク体を用いた核磁気共鳴用磁石ユニット及び核磁気共鳴用磁場発生装置 - Google Patents
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Description
本願は、2018年9月28日に、日本に出願された特願2018-184892号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
(1)本発明の第1の態様に係る酸化物超電導バルク体を用いた核磁気共鳴用磁石ユニットは、単結晶状のREBa2Cu3Oy相にRE2BaCuO5相が分散した組織(REは希土類元素から選ばれる1種又は2種以上の元素であり、yは、6.8≦y≦7.1を満たす。)を有し、かつ、リング状である、複数の酸化物超電導バルク体を備え、複数の前記酸化物超電導バルク体のそれぞれは、同軸に、かつ同軸方向に積層して積層体を形成し、複数の前記酸化物超電導バルク体は、前記積層体の片端又は両端に配置された第1酸化物超電導バルク体及び前記第1酸化物超電導バルク体に隣接した第2酸化物超電導バルク体を備え、下記(A)~(C)の少なくとも(A)の条件を満たす。
(A)前記第1酸化物超電導バルク体の外径は、前記第2酸化物超電導バルク体の外径より小さい。
(B)前記第1酸化物超電導バルク体の径方向の厚みは、前記第2酸化物超電導バルク体の径方向の厚みより小さい。
(C)前記第1酸化物超電導バルク体の体積は、前記第2酸化物超電導バルク体の体積より小さい。
(2)上記(1)に記載の態様において、前記(B)又は(C)の条件を満たしてもよい。
(3)上記(1)に記載の態様において、前記第1酸化物超電導バルク体は、(A)~(C)のすべての条件を満たしてもよい。
(4)上記(1)~(3)のいずれか1項に記載の態様において、少なくとも、前記第1酸化物超電導バルク体の外周面側及び前記第2酸化物超電導バルク体の外周面側に設けられる支持部材を更に備え、前記支持部材における前記第1酸化物超電導バルク体の外周面側に位置する部分の厚みは、前記支持部材における前記第2酸化物超電導バルク体の外周面側に位置する部分の厚みよりも大きくてもよい。
(5)上記(4)に記載の態様において、前記支持部材は、前記第1酸化物超電導バルク体の外表面側端面の少なくとも一部を覆うように、延長されてもよい。
(6)上記(1)~(5)のいずれか1項に記載の態様において、前記第1酸化物超電導バルク体の内径は、前記第2酸化物超電導バルク体の内径に対して、80%以上140%以下であってもよい。
(7)上記(1)~(6)のいずれか1項に記載の態様において、前記第1酸化物超電導バルク体の外表面側端面と内周面とがなす角部が面取りされていてもよい。
(8)上記(1)~(7)のいずれか1項に記載の態様において、前記積層体の前記第1酸化物超電導バルク体が配置された一端とは反対側の他端には、前記組織を有し、かつ、板状の酸化物超電導バルク体が配置されていてもよい。
(9)本発明の第2の態様に係る核磁気共鳴用磁場発生装置は、上記(8)に記載の酸化物超電導バルク体を用いた核磁気共鳴用磁石ユニットと、低温部を有する冷却装置と、を備え、前記板状の酸化物超電導バルク体は、前記低温部に接続される。
まず、図1及び図2を参照して、本発明の一実施形態に係るNMR用磁石ユニット及び本発明の一実施形態に係るNMR用磁場発生装置が適用され得るNMR装置1について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る核磁気共鳴用磁石ユニット及び核磁気共鳴用磁場発生装置が適用され得る核磁気共鳴装置の概略構成の一例を示す部分断面図である。図2は、本実施形態に係る磁石ユニットを中心軸を含む平面で切断した断面図である。
複数の前記酸化物超電導バルク体112は、積層体の片端又は両端に配置された第1酸化物超電導バルク体113及び前記第1酸化物超電導バルク体113に隣接した第2酸化物超電導バルク体114を備え、下記(A)~(C)の少なくともいずれか一つの条件を満たす。
(A)前記第1酸化物超電導バルク体の外径は、前記第2酸化物超電導バルク体の外径より小さい。
(B)前記第1酸化物超電導バルク体の径方向の厚みは、前記第2酸化物超電導バルク体の径方向の厚みより小さい。
(C)前記第1酸化物超電導バルク体の体積は、前記第2酸化物超電導バルク体の体積より小さい。
これにより、磁石ユニット110の破損が防止され、より高強度の磁場を発生させることが可能となる。なお、前記「径方向の厚み」とは、酸化物超電導バルク体113、114の径方向の長さである。図2は、酸化物超電導バルク体113(第1酸化物超電導バルク体)の外径が、酸化物超電導バルク体113に隣接した酸化物超電導バルク体114(第2酸化物超電導バルク体)の外径より小さい場合を示す。なお、磁石ユニット110は、本発明に係るNMR用磁石ユニットの一態様に係るものである。磁石ユニット110は、必要に応じて、後述する支持部材115を備える。
次に、図2を参照して、本実施形態に係る磁石ユニット110について説明する。
211相+液相(BaとCuの複合酸化物)→123相
211相+液相(BaとCuの複合酸化物)→123相+211相
このような挙動は、着磁条件(温度、磁場強度)によって異なるが、定性的には類似していることから、本発明の技術内容に関してこのようなモデルを使用し説明する。
図9Bに示すように、図9Aの中央部では、中心軸C方向に略均一な磁場を捕捉しているが、酸化物超電導バルク体112の端部では、磁場が急激に酸化物超電導バルク体112の径方向に広がり、磁場強度が低下している。このような状況においては、端部の酸化物超電導バルク体112(114)内では、広い領域に超電導電流が流れており、かつ超電導電流は、特に端部内周部では、高い磁束密度の磁力線と鎖交している。このため、端部の酸化物超電導バルク体112(114)には酸化物超電導バルク体112を径方向に膨らますようなフープ応力が発生し、特に端部内周部付近では強くなる傾向がある。この端部内周部付近での電磁応力の集中が原因となり、端部内周部付近が起点となる割れが発生しやすくなる傾向がある。このことが、積層した酸化物超電導バルク体112全体の発生可能な磁場強度を低下させる原因となる。
ここでは、具体的な応力分布は示さないが、リング状の酸化物超電導バルク体を積層した場合の応力分布の計算例が、非特許文献1に示されている。非特許文献1のFig.1には、積層したバルク体の寸法が記載されている。また、非特許文献1のFig.2の(b)及び(c)には、磁場分布およびバルク体中を流れる超電導電流の分布が示されており、非特許文献1のFig.4の(a)及びFig.6の(a)のグラフ中に対応する応力分布が示されている。色分けされた応力分布図から、端部に配置された酸化物超電導バルク体の端面の内周エッジ部分が赤になっており、応力集中が起きている様子が分かる。
着磁時に発生する応力は、酸化物超電導バルク体の形状・配置および温度や印加磁場などの着磁条件によって異なるが、概ね端部に配置された酸化物超電導バルク体の端面の内周エッジ部分に同様の応力集中が起こる。
次に、このような端部に配置された酸化物超電導バルク体112(114)の端面の内周エッジ部分の応力の最大値が、酸化物超電導バルク体113を配置することによって、低下し、応力集中が緩和されることに関して、その原理を定性的に説明する。
図9Cに、図9Bに対応する状況における応力分布の概略図を示す。応力の分布を示すための応力の等高線を、点線1190から点線1194で示す。応力の大きさは、1190<1191<1192<1193<1194の関係にある。非特許文献1のFig.4の(a)及びFig.6の(a)のグラフ中に示されている応力分布と同様に、酸化物超電導バルク体114の内周の端部のエッジ部分にフープ応力が最大値を有する分布となる。
次に酸化物超電導バルク体113を配置した時の応力分布の概略図を図9Eに示す。酸化物超電導バルク体113を配置した場合、酸化物超電導バルク体113中にも超電導電流が誘起される。酸化物超電導バルク体113に誘起された超電導電流によって、酸化物超電導バルク体112(114)が遮蔽されるため、酸化物超電導バルク体112(114)中に誘起される誘導電流は減少する。そのため、超電導電流が流れている領域と流れていない領域との境界は、図9Cの実線116から図9Eの実線1161に変化する。また、この時、磁場の様子を示す磁力線のイメージを図9Dに示す。酸化物超電導バルク体113がない場合の実線(118)から酸化物超電導バルク体113を配置した場合の点線(119)に変化し、酸化物超電導バルク体113近傍で、中心軸C方向の磁場強度の低下が減少する傾向がある。なお、「磁場強度の低下が減少する」とは、酸化物超電導バルク体112の中央部では均一で高い強度の磁場が捕捉されているが、端部では減少する。図9Dでは、酸化物超電導バルク体112の中央部で等間隔な磁力線が、端部では間隔が広がってきて、磁場強度が低下している様子を示している。酸化物超電導バルク体113を配置することによって、端部での磁力線の広がりは緩やかになる。これは、端部(酸化物超電導バルク体113近傍)で磁場強度の低下が減少していることを意味する。主に酸化物超電導バルク体112(114)に流れる超電導電流の減少によって、電流と磁場の相互作用で発生する酸化物超電導バルク体112(114)が受ける電磁応力は減少する。このような原理によって、図9Cで示した応力の分布は、図9Eのように変化し、応力集中が緩和する方向に変化する。一例を具体的に示すと、応力の分布は、図9Eの点線1190から1192で示す等高線となる。応力の大きさは、1190<1191<1192<1193<1194の関係にあり、応力の最大値が減少し、応力集中が緩和されたことを示す。また、この時、配置された酸化物超電導バルク体113には、同様の応力が作用する。この酸化物超電導バルク体113に作用した応力の分、酸化物超電導バルク体112(114)に作用する応力が減少し、応力集中が緩和したといえる。
図10Aに、図9Aに示す8個積層した酸化物超電導バルク体112(114)の上下端部に、酸化物超電導バルク体112より外径が小さいリングバルクマグネット(酸化物超電導バルク体)113を配置した場合の、着磁後の磁石ユニットにおける断面の超電導電流の分布の模式図を示す。リングバルクマグネット113を配置することにより、リングバルクマグネット113中に超電導電流が流れるため、超電導電流が流れている領域と流れていない領域の境界(線)は、1161(実線)から1162(点線)のように変化する。図10Bに、図10Aのように超電導電流が流れている場合の磁場分布の様子を示すための磁力線のイメージを1182(点線)で示す。リングバルクマグネット113がない場合の磁力線のイメージ1181(実線)に対して、リングバルクマグネット113を配置することにより、リングバルクマグネット113中に超電導電流が流れるため、リングバルクマグネット113近傍では、中心軸C方向の磁場強度の低下が減少する傾向がある。これは、リングバルクマグネット113に超電導電流が流れることによって、その分、端部に配置された酸化物超電導バルク体112(114)内に流れる超電導電流が少なくなるためである。この効果によって、端部に配置された酸化物超電導バルク体112(114)内の磁束と鎖交する電流が減り、フープ応力が低下する。この低下した応力は、ほぼ、リングバルクマグネット113に作用するフープ応力分に対応する。このように、電磁応力の集中が起きていた酸化物超電導バルク体112(114)の内周付近で電磁応力が分散され、積層したマグネット全体として、より高い磁場を捕捉することが可能となる。
また、径方向の厚みを小さくして高さを高くした場合は、外周補強を強化できるので、望ましい。さらに、外径を小さくすることで、製造費等のコストメリットが得られるとともに外周補強の強化を図れより望ましい。さらに体積が小さいことがより望ましい。
磁石ユニット110Dの着磁過程において、酸化物超電導バルク体113の内周面の縁部に応力が集中するが、支持部材115が酸化物超電導バルク体113の上面に密着することで、ひずみを抑制することができ、酸化物超電導バルク体113の内周面の縁部での割れを防止することが可能となる。
以上、本発明の一実施形態を説明した。以下では、図7及び図8を参照して、本発明の上記実施形態の変形例を説明する。図7は、本実施形態に係る核磁気共鳴用磁石ユニットの変形例を示す、核磁気共鳴用磁石ユニットの断面図である。図8は、コールドヘッドに載置された本実施形態に係る核磁気共鳴用磁石ユニットの一例を示す断面図である。なお、以下に説明する変形例は、本発明の上記実施形態で説明した構成に対して追加的に適用することができる。
REとしてGdを用い、外径が40mmであり、内径が24mmであり、高さが15mmであるリング状の酸化物超電導バルク体を作製した。支持部材として、肉厚が17mmであり、高さが15mmであるアルミニウム合金リングを用いた。このアルミニウム合金リングの内周面に樹脂(ヘンケルエイブルスティックジャパン株式会社製 スタイキャスト)を塗布して、作製した酸化物超電導バルク体をアルミニウム合金リングに嵌めた後に樹脂を固化し、第1嵌合体を作製した。この第1嵌合体を2つ製造した。
REとしてEuを用い、外径が46mmであり、内径が24mmであり、高さが10mmであるリング状の酸化物超電導バルク体を作製した。支持部材として、肉厚が14mmであり、高さが10mmである銅合金リングを用いた。この銅合金リングの内周面に半田を塗布して、作製した酸化物超電導バルク体を銅合金リングに嵌めた後に半田を固化し、第1嵌合体を作製した。この第1嵌合体を2つ製造した。
10 磁場発生装置
20 制御装置
30 高周波発生装置
40 検出コイル
110、110A、110B、110C、110D、110E、110F 磁石ユニット
111 積層体
112、113、114、117、125、1131、1171 酸化物超電導バルク体
115 支持部材
120 冷却装置
121 コールドヘッド
130 断熱容器
140 磁場発生コイル
Claims (9)
- 単結晶状のREBa2Cu3Oy相にRE2BaCuO5相が分散した組織(REは希土類元素から選ばれる1種又は2種以上の元素であり、yは、6.8≦y≦7.1を満たす。)を有し、かつ、リング状である、複数の酸化物超電導バルク体を備え、
複数の前記酸化物超電導バルク体のそれぞれは、同軸に、かつ同軸方向に積層して積層体を形成し、
複数の前記酸化物超電導バルク体は、
前記積層体の片端又は両端に配置された第1酸化物超電導バルク体及び前記第1酸化物超電導バルク体に隣接した第2酸化物超電導バルク体を備え、
下記(A)~(C)の少なくとも(A)の条件を満たす酸化物超電導バルク体を用いた核磁気共鳴用磁石ユニット。
(A)前記第1酸化物超電導バルク体の外径は、前記第2酸化物超電導バルク体の外径より小さい
(B)前記第1酸化物超電導バルク体の径方向の厚みは、前記第2酸化物超電導バルク体の径方向の厚みより小さい
(C)前記第1酸化物超電導バルク体の体積は、前記第2酸化物超電導バルク体の体積より小さい - 前記(B)又は(C)の条件を満たす請求項1に記載の酸化物超電導バルク体を用いた核磁気共鳴用磁石ユニット。
- 前記第1酸化物超電導バルク体は、(A)~(C)のすべての条件を満たす請求項1に記載の酸化物超電導バルク体を用いた核磁気共鳴用磁石ユニット。
- 少なくとも、前記第1酸化物超電導バルク体の外周面側及び前記第2酸化物超電導バルク体の外周面側に設けられる支持部材を更に備え、
前記支持部材における前記第1酸化物超電導バルク体の外周面側に位置する部分の厚みは、前記支持部材における前記第2酸化物超電導バルク体の外周面側に位置する部分の厚みよりも大きい、請求項1~3のいずれか1項に記載の酸化物超電導バルク体を用いた核磁気共鳴用磁石ユニット。 - 前記支持部材は、前記第1酸化物超電導バルク体の外表面側端面の少なくとも一部を覆うように延長されている、請求項4に記載の酸化物超電導バルク体を用いた核磁気共鳴用磁石ユニット。
- 前記第1酸化物超電導バルク体の内径は、前記第2酸化物超電導バルク体の内径に対して、80%以上140%以下である、請求項1~5のいずれか1項に記載の酸化物超電導バルク体を用いた核磁気共鳴用磁石ユニット。
- 前記第1酸化物超電導バルク体の外表面側端面と内周面とがなす角部が面取りされている、請求項1~6のいずれか1項に記載の酸化物超電導バルク体を用いた核磁気共鳴用磁石ユニット。
- 前記積層体の前記第1酸化物超電導バルク体が配置された一端とは反対側の他端には、前記組織を有し、かつ、板状の酸化物超電導バルク体が配置されている、請求項1~7のいずれか1項に記載の酸化物超電導バルク体を用いた核磁気共鳴用磁石ユニット。
- 請求項8に記載の酸化物超電導バルク体を用いた核磁気共鳴用磁石ユニットと、
低温部を有する冷却装置と、
を備え、
前記板状の酸化物超電導バルク体は、前記低温部に接続された、核磁気共鳴用磁場発生装置。
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