JP7205408B2 - ワイヤハーネス用プロテクタ、及びプロテクタ付ワイヤハーネス - Google Patents
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Description
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のワイヤハーネス用プロテクタは、
[1]電池に接続するワイヤハーネスの経路に沿って複数設けられたプロテクタ分割体と、前記プロテクタ分割体同士を接続する接続部と、を備え、前記接続部は、前記接続部の屈曲状態において互いに当接する一対の当接部を有する。
上記態様によれば、可撓部が屈曲するのに従い当接部が変位して、当接部同士が当接する。当接部同士は、当接部同士の間に設けられた間隔に応じた角度で当接する。これにより、プロテクタ分割体同士の間の屈曲を好適に規制できる。
上記態様によれば、帯状の可撓部が厚さ方向に折り曲げられると、当接部において突出した部分が互いに当接する。これにより、屈曲角度を抑制できる。
上記態様によれば、各当接部の第1突出部同士が当接する屈曲角度と、第2突出部同士が当接する屈曲角度とを、変化させることができる。これにより、プロテクタ分割体同士の間の屈曲を好適に規制できる。
上記態様によれば、曲げを許容する薄肉部を設けつつ、厚肉部が薄肉部よりも高い強度を有する。すなわち、曲げを許容しつつ、強度を高めることができる。
上記態様によれば、プロテクタ分割体同士の間の隙間に収まるように接続部を配置することで、展開状態での体格が大きくなることを抑制できる。すなわち、屈曲を規制する接続部を設けつつ、プロテクタ全体の体格が大きくなることを抑制できる。ここで、展開状態とは、プロテクタ分割体同士が真っ直ぐになるように接続部が展開した状態を含む。
[8]上記ワイヤハーネス用プロテクタと、前記プロテクタ分割体を通って前記電池に接続される前記ワイヤハーネスと、を備える。
[本開示の実施形態の詳細]
以下、本開示のワイヤハーネス用プロテクタ、及びプロテクタ付ワイヤハーネスの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
図3に示すように、展開状態において、接続部20は、プロテクタ分割体10の長手方向に沿って真っ直ぐになっている。当接部22は、展開状態において、隣の当接部22との間に一定の間隔を空けて配置されている。隣り合う当接部22の、第1突出部22a同士の間の間隔と、第2突出部22b同士の間の間隔とは、同じになっている。この状態では、可撓部21の厚さ方向の両側への屈曲が許容される。また、接続部20の厚さ寸法は、プロテクタ分割体10と同じになっている。展開状態において、接続部20は、プロテクタ分割体10同士の間の領域内に全体が収まる。そのため、プロテクタ1は、展開状態において、厚さ方向の体格を薄くすることができる。
(1)プロテクタ1は、プロテクタ分割体10を接続する接続部20を備えている。接続部20は、接続部20の屈曲状態において互いに当接する一対の当接部22を有している。これによれば、当接部22同士が接触する規制屈曲角度以上に接続部20が曲がることがない。そのため、接続部20によって接続された一組のプロテクタ分割体10間の屈曲を規制することができる。これにより、プロテクタ分割体10の間にあるワイヤハーネス2の露出部分2aが、鋭角に曲がることを抑制できる。したがって、ワイヤハーネス2にかかる負荷を抑制することができる。
・図5に示すように、当接部22の第1突出部22a及び第2突出部22bは、異なる形状で設けてもよい。この変更例では、第1突出部22aは、隣り合う第1突出部22a同士の間の間隔が広がるように、突出した先端に向かって接続方向の長さが縮小するように設けられている。また、第2突出部22bは、隣り合う第2突出部22b同士の間の間隔が狭まるように、突出した先端に向かって接続方向の長さが拡大するように設けられている。これにより、第1突出部22a同士の間の間隔と、第2突出部22b同士の間の間隔とが異なっている。
・接続部20は、プロテクタ分割体10の間の領域内に設けることに限定されず、例えば厚さ寸法がプロテクタ分割体10よりも大きくなるように設けてもよい。また、プロテクタ分割体10よりも幅方向に突出するように設けてもよい。
・可撓部21は、一様な厚さで設けてもよい。すなわち、薄肉部21a及び厚肉部21bは、省略してもよい。
・当接部22は、厚さ方向の一方にのみ突出するように設けてもよい。すなわち、第1突出部22aのみ設けられ、第2突出部22bを省略してもよい。また、屈曲した状態で当接可能であれば、厚さ方向に突出していなくてもよい。
・規制屈曲角度は、90度に限定されず、90度以下であってもよいし、90度以上であってもよい。
・当接部22の形状は、特に限定されない。また、各当接部22の間で、互いに形状が異なっていてもよい。また、当接部22同士の間の間隔は、それぞれ同じでもよいし、異なっていてもよい。
・ワイヤハーネス2の経路は、本実施形態に限定されない。例えば、複数のワイヤハーネス2を、それぞれ別の経路で引き回してもよい。
・接続部20は、プロテクタ1において少なくとも1つ設ければよい。また、接続部20は、一組のプロテクタ分割体10同士の間に、複数設けてもよい。
2…ワイヤハーネス
2a…露出部分
3…電池モジュール
4…コネクタ
10…プロテクタ分割体
20…接続部
21…可撓部
21a…薄肉部
21b…厚肉部
22…当接部
22a…第1突出部
22b…第2突出部
23…側壁部
Claims (7)
- 電池に接続するワイヤハーネスの経路に沿って複数設けられたプロテクタ分割体と、
前記プロテクタ分割体同士を接続する接続部と、を備え、
前記接続部は、前記接続部の屈曲状態において互いに当接する一対の当接部を有し、
前記接続部は、その接続方向に沿う帯状の可撓部を有し、
前記当接部は、前記可撓部の幅方向の端面に、間隔を空けて設けられている
ワイヤハーネス用プロテクタ。 - 前記各当接部は、前記可撓部の厚さ方向に沿って突出し、
前記各当接部は、前記可撓部の前記厚さ方向への屈曲状態において、互いに当接する
請求項1に記載のワイヤハーネス用プロテクタ。 - 前記各当接部は、前記厚さ方向の一方側に突出した第1突出部と、前記厚さ方向の他方側に突出した第2突出部とを有し、
前記各第1突出部は、前記可撓部の前記厚さ方向の一方側への屈曲状態において、互いに当接し、
前記各第2突出部は、前記可撓部の前記厚さ方向の他方側への屈曲状態において、互いに当接する請求項2に記載のワイヤハーネス用プロテクタ。 - 前記第1突出部及び前記第2突出部は、異なる形状に設けられている
請求項3に記載のワイヤハーネス用プロテクタ。 - 前記可撓部は、薄肉部と、前記薄肉部より厚さが厚い厚肉部とを有し、
前記薄肉部及び前記厚肉部は、前記接続方向に沿って交互に複数設けられている
請求項1から請求項4のうちいずれか一項に記載のワイヤハーネス用プロテクタ。 - 前記接続部は、展開状態で、前記プロテクタ分割体同士の間に配置されている
請求項1から請求項5のうちいずれか一項に記載のワイヤハーネス用プロテクタ。 - 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のワイヤハーネス用プロテクタと、
前記プロテクタ分割体を通って前記電池に接続される前記ワイヤハーネスと、
を備えるプロテクタ付ワイヤハーネス。
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