JP7205061B2 - 包装容器 - Google Patents

包装容器 Download PDF

Info

Publication number
JP7205061B2
JP7205061B2 JP2018029179A JP2018029179A JP7205061B2 JP 7205061 B2 JP7205061 B2 JP 7205061B2 JP 2018029179 A JP2018029179 A JP 2018029179A JP 2018029179 A JP2018029179 A JP 2018029179A JP 7205061 B2 JP7205061 B2 JP 7205061B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
folded
isosceles trapezoidal
packaging container
convex polygonal
box
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018029179A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019142551A (ja
Inventor
規行 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Inc filed Critical Toppan Inc
Priority to JP2018029179A priority Critical patent/JP7205061B2/ja
Publication of JP2019142551A publication Critical patent/JP2019142551A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7205061B2 publication Critical patent/JP7205061B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cartons (AREA)

Description

本発明は、包装容器に関するものである。
シート材を箱型に折り曲げ、端部を重ね合わせてシールすることにより形成される包装容器が知られている。
例えば、特許文献1には、紙を基材とするシート材を用いた容器本体のサイドシールに剥離可能なプルタブを設けて、プルタブが、易剥離性のテープ状フィルムによる剥離層を介して剥離可能に設けられている包装容器(液体包装用紙容器)が開示されている。この包装容器は、プルタブを引っ張ることによってサイドシール部を剥離して、あるいは側面板に設けたプルタブを引っ張ることによって側面板を切り破って、それをきっかけとして解体することができる。
特開平9-290822号公報
特許文献1の包装容器は廃棄に際して解体が容易であるため、ゴミの減容化に有用であるが、一度解体した包装容器を再度組立てて使用することはできなかった。
また、特許文献1のようにシート材を折り曲げて箱型に形成される包装容器は、シンプルな構造で組み立てが容易である反面、形状の自由度が低く、意匠性の高い形状を採用し難かった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、箱型の状態と平坦な状態との間で変形をさせることができ、一度平坦な状態に潰した後でも再び箱型の状態に戻すことにより再使用することが可能であり、かつ、意匠性が高い包装容器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の一局面は、シート材で形成され、箱型の状態と平坦な状態との間で変形可能な包装容器であって、平坦な状態において互いに重なる第1の部分と第2の部分とを備え、第1の部分に開口が形成され、第1の部分および第2の部分はそれぞれ、凸多角形状の凸多角形面と、凸多角形面の各辺から延出し、各辺を平行な2辺のうちの1辺とする等脚台形状の等脚台形面と、隣接する各等脚台形面の間に設けられた複数の折り返し面と、外縁の全周にわたる周縁部と、を有し、第1の部分の凸多角形面と、第2の部分の凸多角形面は相似であり、第1の部分および第2の部分の少なくともいずれかが有する等脚台形面は、矩形ではない等脚台形状であり、第1の部分および第2の部分は、周縁部において、互いにシールされたサイドシール部によって接続しており、開口を除いて密閉性を有し、平坦な状態において、周縁部においてシート材を折り曲げて、第1の部分と第2の部分との間に空隙を形成するとともに、第1の部分の開口を含む凸多角形面である上面と、第2の部分の凸多角形面であり上面に対向する下面と、矩形ではない等脚台形面により形成されるテーパー面を含む複数の側面と、折り返し面および周縁部を折り畳んだ折り返し片と、を形成し、折り返し片を
、側面に沿わせて重ねることにより、箱型の状態に変形することができ、箱型の状態において、折り返し片を、側面から離脱させ、折り返し片を伸展させ、周縁部においてシート材を伸展させて、第1の部分と第2の部分との間の空隙を解消し、第1の部分と第2の部分とを互いに重ねることにより、平坦な状態に変形することができる、包装容器である。
本発明によれば、箱型の状態と平坦な状態との間で変形をさせることができ、一度平坦な状態に潰した後でも再び箱型の状態に戻すことにより再使用することが可能であり、かつ、意匠性の高い包装容器を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る包装容器の箱型の状態を示す斜視図および側面図 本発明の第1の実施形態に係る包装容器の平坦な状態を示す斜視図 本発明の第1の実施形態に係る包装容器のブランクの平面図 本発明の第1の実施形態に係る包装容器の変形手順を示す図 本発明の第2の実施形態に係る包装容器の箱型の状態を示す斜視図および側面図 本発明の第2の実施形態に係る包装容器のブランクの平面図 本発明の第3の実施形態に係る包装容器の箱型の状態を示す斜視図および側面図 本発明の第3の実施形態に係る包装容器のブランクの平面図 ブランクの変形例を示す平面図
本発明の実施形態に係る包装容器について、図を参照して説明する。なお、各実施形態及び変形例において、同一または対応する構成には、同一の参照符号を付して適宜説明を省略する。また、以下の説明では、便宜上、包装容器を箱型の状態として正立させた状態での上下を上下方向と呼ぶ。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態に係る包装容器100は、シート材を所定の形状に裁断したブランクの端部を重ね合わせてシールすることにより形成された、箱型の状態と平坦な状態との間で変形可能な容器である。
図1に箱型の状態にある包装容器100の斜視図(図1の(a))および側面図(図1の(b))を示し、図2に平坦な状態にある包装容器100の斜視図を示す。また、図3に包装容器100のブランクの一例の平面図を示す。図2の(a)は、平坦な状態にある包装容器100の上面110を上方にした状態を示す斜視図であり、図2の(b)は、平坦な状態にある包装容器100の下面130を上方にした状態を示す斜視図である。なお、図1の(b)では、包装容器100の形状を明確にするため、図1の(a)に示したサイドシール部140および折り返し片150の図示を省略する。
(箱型の状態)
図1に示すように、箱型の状態にある包装容器100は、上面110と、下面130と、側面120とにより空隙(収容空間)が形成される。側面120の外周面には、サイドシール部140および折り返し片150が沿うように設けられている。包装容器100では、一例としてサイドシール部140は、端縁が上面110側に向いた状態で側面120に沿っている。
箱型の状態にある包装容器100は、図1に示すように側面120が下面130側から上面110側に向かって拡がる逆テーパー形状を有するように形成されている。
(平坦な状態)
図2に示すように、平坦な状態にある包装容器100は、互いに重なる第1の部分170aと第2の部分170bとにより構成される。図3に示すように、包装容器100を形成するためのブランクは、第1の部分170aに対応するブランク101aと、第2の部分170bに対応するブランク101bとにより構成される。
第1の部分170aは、上面110と、上面110の各辺から延出する複数の上側等脚台形面120aと、隣接する各上側等脚台形面120aの間に形成された複数の上側折り返し面150aと、上側等脚台形面120aおよび上側折り返し面150aの上面110と反対側の端縁に沿って、第1の部分170aの外縁の全周にわたる周縁部を構成する上側シール代140aとを含む。
第2の部分170bは、下面130と、下面130の各辺から延出する複数の下側等脚台形面120bと、隣接する各下側等脚台形面120bの間に形成された複数の下側折り返し面150bと、下側等脚台形面120bおよび下側折り返し面150bの下面130と反対側の端縁に沿って、第2の部分170bの外縁の全周にわたる周縁部を構成する下側シール代140bとを含む。
上面110および下面130は凸多角形状の面である。包装容器100では一例として、上面110および下面130は正六角形状であり、上面110は下面130よりも大きい面積に形成されている。上面110および下面130の形状は、凸多角形状であれば限定されない。上面110および下面130の形状は、実施形態として示した六角形以外に箱型状態での積載効率、部材の取り都合等の面から四角形も有用である。上面110には、開口111が形成されている。
複数の上側等脚台形面120aおよび複数の下側等脚台形面120bは、箱型の状態にある包装容器100の側面120を構成する面であり、上側等脚台形面120aおよび下側等脚台形面120bの少なくともいずれかが、矩形ではない等脚台形状である。
上側等脚台形面120aは、上面110(凸多角形状の面)の各辺から延出し、平行な2辺のうちの1辺を上面110の各辺とする。また、下側等脚台形面120bは、下面130(凸多角形状の面)の各辺から延出し、平行な2辺のうちの1辺を下面130の各辺とする。また、図1の(b)に示すように上側等脚台形面120aの上側シール代140a側の辺と、下側等脚台形面120bの下側シール代140b側の辺とが同じ長さに形成されている。
図1の(b)に示すように、包装容器100では、一例として上側等脚台形面120aが、上面110側の辺の長さが上側シール代140a側の辺の長さよりも長い等脚台形状である。また、下側等脚台形面120bが、下側シール代140b側の辺の長さが下面130側の辺の長さよりも長い等脚台形状である。
このように、包装容器100は、上側等脚台形面120aおよび下側等脚台形面120bが上記のような矩形ではない等脚台形状に形成されているため、箱型の状態にしたときに、側面120が下面130側から上面110側に向かって拡がる逆テーパー形状となる。このため、本実施形態によれば、意匠性の高い形状を有する包装容器を提供することができる。
上側折り返し面150aおよび下側折り返し面150bは、箱型の状態にある包装容器100の折り返し片150を構成する面であり、後述する変形の過程において折り畳まれる面である。
上側折り返し面150aおよび下側折り返し面150bは、変形の過程における折り畳みを容易にするために、図3に点線で示すように、上面110および下面130の各頂点から、第1の部分170aおよび第2の部分170bの周縁部に向かって延出する折り返し罫線151を備えてもよい。
上側シール代140aおよび下側シール代140bは、第1の部分170aと第2の部分170bとを周縁部において接続するために設けられる帯状の面である。第1の部分170aと第2の部分170bとを接続する際には、第1の部分170aと第2の部分170bとを互いに重ね合せて、上側シール代140aと下側シール代140bとが対向する面を互いにシール、接着等してサイドシール部140を形成する。上側シール代140aおよび下側シール代140bの形状は、重ね合せてサイドシール部140を形成するために、互いに重なるシール代があれば良く、任意に設定できる。
サイドシール部140の幅、すなわち上側シール代140aおよび下側シール代140bの幅は、第1の部分170aと第2の部分170bとを接続することができれば一定であってもよいし、一定でなくてもよく、端縁は直線状でなくてもよい。例えば、図3に示すように、上側シール代140aおよび下側シール代140bの幅をそれぞれ、上側折り返し面150aおよび下側折り返し面150bの外方において、上側折り返し面150aおよび下側折り返し面150bの折り返し罫線151に向かって所定の角度で外方に拡がるように形成してもよい。このように形成することで、図1に示すように、包装容器100を箱型の状態にした場合に、周縁部を上面110および下面130の各辺と平行な直線上にそろえて形成でき、意匠性を向上させることができる。
より詳細には、第1の部分170aおよび第2の部分170bのうち、包装容器100が箱型の状態においてサイドシール部140が沿わない側の側面120を含む方である第2の部分170bについて、下側等脚台形面120bの側辺(下側折り返し面150bと共有する辺)を周縁部まで延ばし、この側辺と周縁部とのなす2つの角(図3における角a1および角a2)が等しくなるように下側シール代140bが形成される。そして、第1の部分170aの上側シール代140aについては、下側シール代140bと重なるように、例えば合同な形状に形成することができる。
なお、包装容器のテーパー形状やサイドシール部140を沿わせる向きによっては、後述する包装容器200のように上側シール代140aおよび下側シール代140bの幅が、上側折り返し面150aおよび下側折り返し面150bの外方において、狭くなる場合もある。
シールをする領域は、例えば図3にハッチングを付して示すように、所定幅の帯状領域とすることができる。このようにして形成された包装容器100は、開口111を除いて密閉性を有している。
ブランク101a、101bは、例えばシート材を所定形状に裁断し、図3に細線および点線で示すように罫線を設けることにより各面を構成する領域を区画して形成することができる。
ブランク101a、101bに用いるシート材としては、特に限定されないが、例えば紙製の基材層に、熱可塑性樹脂層やシーラント層を積層した積層フィルムを好適に用いることができる。これ以外にも、必要な機能に応じて、バリア層や機能性フィルム等を適宜追加してもよい。
(変形方法)
次に、平坦な状態にある包装容器を箱型の状態へ変形させる方法の一例を、包装容器100を用いて説明する。図4の(a)から図4の(d)に、容器本体100の変形方法の一例を説明する図を示す。
初めに、図4の(a)に示すように、平坦な状態にある包装容器100の第1の部分170aおよび第2の部分170bを周縁部において(詳細には、サイドシール部140と上側等脚台形面120aおよび下側等脚台形面120bとの間の罫線に沿って)折り曲げて、第1の部分170aと第2の部分170bとを引き離す。これにより、第1の部分170aと第2の部分170bとの間に空隙を形成するとともに、上面110と、下面130と、側面120とを形成する。同時に、上側折り返し面150aおよび下側折り返し面150bのそれぞれは隣接する上側等脚台形面120aと下側等脚台形面120bと共有する辺どうしが近づく。これにより、上側折り返し面150aおよび下側折り返し面150bは、折り返し罫線151が空隙の外方へ向かうように折り畳まれて、折り返し片150となる。
次に、図4の(b)に示すように、サイドシール部140を上面110に向けて側面120に沿わせる。なお、サイドシール部140は下面130に向けて側面120に沿わせてもよい。
次に、図4の(c)に示すように、折り返し片150を側面120の外周面に沿わせる。折り返し片150を沿わせる方向は限定されず、図4の(c)に示すように、複数の折り返し片150を側面120の周方向に沿って同一の方向へ向かって沿わせてもよいし、それぞれの折り返し片150を異なる方向へ沿わせてよい。
この際、折り返し片150を、側面120の表面へ貼り付けてもよい。折り返し片150を側面120へ貼り付ける方法としては、例えば、ヒートシール、ホットメルト接着剤等を用いる方法がある。また、面ファスナー、スナップボタン等の着脱可能な接合部材によって貼り付けることで、箱型の状態から平坦な状態へ変形させた包装容器100を再び箱型の状態として使用することができるため、平坦な状態にした包装容器100の再使用が可能となる。
以上の手順により、図4の(d)に示すように、平坦な状態であった包装容器100を箱型の状態へ変形させることができる。
箱型の状態の包装容器100は、上述と反対の手順により平坦な状態にすることができる。
具体的には、初めに、箱型の状態の包装容器100の折り返し片150を側面120から離脱させる。
次に、周縁部において(詳細には、サイドシール部140と側面120との間の罫線に沿って)第1の部分170aと第2の部分170bとを伸展させる。
次に、第1の部分170aと第2の部分170bとの間の空隙を解消し、第1の部分170aと第2の部分170bとを互いに重ねることにより、包装容器100を平坦な状態に変形することができる。
<第2の実施形態>
図5に、第2の実施形態に係る包装容器200の斜視図(図5の(a))および側面図(図5の(b))を示し、図6に包装容器200のブランクの一例であるブランク201a、201bの平面図を示す。なお、図5の(b)では、包装容器200の形状を明確にするため、サイドシール部140および折り返し片150の記載を省略する。ブランク201aは第1の部分170aに対応し、ブランク201bは第2の部分170bに対応する。
包装容器100と包装容器200との相違点は上面、下面、および側面の形状である。具体的には、箱型の状態にある包装容器100の側面120が下面130側から上面110側に向かって拡がるように形成されているのに対して、包装容器200の側面220は、図5に示すように上面210側から下面230側に向かって拡がる順テーパー形状に形成されている。また、包装容器200では、一例としてサイドシール部140は、端縁が下面230側に向いた状態で側面120に沿っている。
図5の(b)、図6に示すように、包装容器200では、上面210および下面230は正六角形状であり、上面210は下面230よりも小さい面積に形成されている。
また、上側等脚台形面220aの上側シール代140a側の辺と、下側等脚台形面220bの下側シール代140b側の辺とは同じ長さに形成されている。そして、上側等脚台形面220aが、上面210側の辺の長さが上側シール代140a側の辺の長さよりも短い等脚台形状である。また、下側等脚台形面220bが、下側シール代140b側の辺の長さが下面230側の辺の長さよりも短い等脚台形状である。なお、包装容器200は箱型の状態おいて順テーパー形状であり、サイドシール部140の端縁が下面230側に向いて側面120に沿っているため、上述したように、上側シール代140aおよび下側シール代140bの幅が、上側折り返し面150aおよび下側折り返し面150bの外方において、所定の角度で外方に拡がるように形成されている。
このように、包装容器200は、上側等脚台形面220aおよび下側等脚台形面220bが上記のような寸法の矩形ではない等脚台形状に形成されているため、箱型の状態にしたときに、側面220が上面210側から下面230側に向かって拡がる形状となる。このため、本実施形態によれば、意匠性の高い形状を有する包装容器を提供することができる。なお、包装容器200は、包装容器100と同じ手順により箱型の状態と平坦な状態との間で変形させることが可能である。
<第3の実施形態>
図7に、第3の実施形態に係る包装容器300の斜視図(図7の(a))および側面図(図7の(b))を示し、図8に包装容器300のブランクの一例であるブランク301a、301bの平面図を示す。なお、図7の(b)では、包装容器300の形状を明確にするため、サイドシール部140および折り返し片150の記載を省略する。ブランク301aは第1の部分170aに対応し、ブランク301bは第2の部分170bに対応する。
包装容器100と包装容器300との相違点は上面、下面、および側面の形状である。具体的には、包装容器300の側面320は、図7に示すように上側等脚台形面320aが上面300側に向かって拡がる順テーパー形状に形成され、下側等脚台形面320bが下面130側に向かって拡がる逆テーパー形状に形成されている。このため、包装容器300は、図7に示すように上側等脚台形面120aと下側等脚台形面120bとの間にくびれを有している。また、包装容器300では、一例としてサイドシール部140は、端縁が下面330側に向いた状態で側面120に沿っている。
図7の(b)、図8に示すように、包装容器300では、上面310と下面330とは合同な正六角形状に形成されている。
また、上側等脚台形面320aの上側シール代140a側の辺と、下側等脚台形面320bの下側シール代140b側の辺とは同じ長さに形成されている。そして、上側等脚台形面320aが、上面310側の辺の長さが上側シール代140a側の辺の長さよりも長い等脚台形状である。また、下側等脚台形面320bが、下面330側の辺の長さが側シール代140b側の辺の長さよりも長い等脚台形状である。
このように、包装容器300は、上側等脚台形面320aおよび下側等脚台形面320bが上記のような寸法の矩形ではない等脚台形状に形成されているため、箱型の状態にしたときに、上側等脚台形面120aと下側等脚台形面120bとの間にくびれを有する形状となる。このため、本実施形態によれば、意匠性の高い形状を有する包装容器を提供することができる。なお、包装容器300は、包装容器100と同じ手順により箱型の状態と平坦な状態との間で変形させることが可能である。
<変形例>
以上の実施形態では、第1の部分170aおよび第2の部分170bに対応する2枚のブランクを用いて包装容器を形成する例を示したが、これらのブランクを一体に形成してもよい。図9に変形例に係るブランク102を示す。ブランク102は、図9に示すように第1の部分170aおよび第2の部分170bに対応するブランクの周縁部の一部が接続部180により接続されている。
ブランク102を用いて包装容器100を形成する場合には、例えば接続部180で折り返すことにより、周縁部が円形状に形成された第1の部分170aと第2の部分170bとを重ね、その後、上側シール代140aおよび下側シール代140bをシールする。このようにブランクを一体に形成することで、例えばシート材を打ち抜いてブランクを形成する場合に、1枚のシート材から多くのブランクを打ち抜くことができるため、低コストで包装容器を製造することができる。
なお、ブランク102を用いて形成された包装容器100の第1の部分170aと第2の部分170bとを引き離して箱型の状態に変形するときには、接続部180は伸展させられる。また、平坦な状態に変形するときには、接続部180は折り返される。
また、本発明の実施の形態は、実施形態の特徴を適宜組み合わせて実施してもよい。例えば、包装容器100の上側等脚台形面120aと、包装容器200の下側等脚台形面220bとを組み合せて、箱型の状態において上側等脚台形面120aと下側等脚台形面220bとの接続部が外方に膨出する、たる型形状の包装容器としてもよい。
また、本発明の実施の形態は、上側等脚台形面および下側等脚台形面の少なくともいずれかが矩形ではない等脚台形状であればよいため、上側等脚台形面および下側等脚台形面の一方を矩形状(正方形または長方形)とし、他方を矩形ではない等脚台形状としてもよい。これにより、箱型の状態において、上側等脚台形面と下側等脚台形面との接続部の上方側または下方側のいずれかの側面120が順逆いずれかのテーパー形状を備え、他方の側面120がテーパー形状を備えない包装容器とすることができる。
また、本発明の包装容器の開口111にスパウトを取り付けてもよい。開口111にキャップを装着することのできるスパウトを取り付けることにより、開口111の密閉が容易となる。また、スパウトを取り付けることで、例えば平坦な状態に折り畳まれた包装容器を箱型に変形させ、液体等の内容物を充填した後に、キャップ等を使用して開口111を密閉することができる。このため、例えば内容物の充填ラインにおいて密閉性を確保するためのシール工程がなくなり、充填ラインでのシール性の保証が不要となる。このため、本発明の包装容器を用いれば、効率的に内容物を充填することが可能となる。
また、本発明の包装容器によれば、包装容器を平坦な状態にして運搬できるため、包装容器の積載効率がよく、運搬、保管費用を低減することができる。
本発明は、包装容器に好適に用いることができる。
100、200、300 包装容器
101a、101b、102、201a、201b、301a、301b ブランク
110、210、310 上面
111 開口
120、220、320 側面
120a、220a、320a 上側等脚台形面
120b、220b、320b 下側等脚台形面
130、230、330 下面
140 サイドシール部
140a 上側シール代
140b 下側シール代
150 折り返し片
150a 上側折り返し面
150b 下側折り返し面
151 折り返し罫線
170a 第1の部分
170b 第2の部分
180 接続部

Claims (3)

  1. シート材で形成され、箱型の状態と平坦な状態との間で変形可能な包装容器であって、
    前記平坦な状態において互いに重なる第1の部分と第2の部分とを備え、
    前記第1の部分に開口が形成され、
    前記第1の部分および前記第2の部分はそれぞれ、凸多角形状の凸多角形面と、前記凸多角形面の各辺から延出し、前記各辺を平行な2辺のうちの1辺とする等脚台形状の等脚台形面と、隣接する各前記等脚台形面の間に設けられた複数の折り返し面と、外縁の全周
    にわたる周縁部と、を有し、
    前記第1の部分の前記凸多角形面と、前記第2の部分の前記凸多角形面は相似であり、
    前記第1の部分および前記第2の部分の少なくともいずれかが有する前記等脚台形面は、矩形ではない等脚台形状であり、
    前記第1の部分および前記第2の部分は、
    前記周縁部において、互いにシールされたサイドシール部によって接続しており、前記開口を除いて密閉性を有し、
    前記平坦な状態において、
    前記周縁部において前記シート材を折り曲げて、前記第1の部分と前記第2の部分との間に空隙を形成するとともに、前記第1の部分の前記開口を含む前記凸多角形面である上面と、前記第2の部分の前記凸多角形面であり前記上面に対向する下面と、前記矩形ではない等脚台形面により形成されるテーパー面を含む複数の側面と、前記折り返し面および前記周縁部を折り畳んだ折り返し片と、を形成し、
    前記折り返し片を、前記側面に沿わせて重ねることにより、前記箱型の状態に変形することができ、
    前記箱型の状態において、
    前記折り返し片を、前記側面から離脱させ、
    前記折り返し片を伸展させ、
    前記周縁部において前記シート材を伸展させて、前記第1の部分と前記第2の部分との間の空隙を解消し、
    前記第1の部分と第2の部分とを互いに重ねることにより、前記平坦な状態に変形することができる、包装容器。
  2. シート材で形成され、箱型の状態と平坦な状態との間で変形可能な包装容器であって、
    前記平坦な状態において互いに重なる第1の部分と第2の部分とを備え、
    前記第1の部分に開口が形成され、
    前記第1の部分および前記第2の部分はそれぞれ、凸多角形状の凸多角形面と、前記凸多角形面の各辺から延出し、前記各辺を平行な2辺のうちの1辺とする等脚台形状の等脚台形面と、隣接する各前記等脚台形面の間に設けられた複数の折り返し面と、外縁の全周にわたる周縁部と、を有し、
    前記第1の部分の前記凸多角形面と、前記第2の部分の前記凸多角形面は相似であり、
    前記第1の部分および前記第2の部分の少なくともいずれかが有する前記等脚台形面は、矩形ではない等脚台形状であり、
    前記第1の部分および前記第2の部分は、
    前記周縁部において、互いにシールされたサイドシール部と前記シート材が折り返された接続部とによって接続しており、前記開口を除いて密閉性を有し、
    前記平坦な状態において、
    前記サイドシール部において前記シート材を折り曲げ、前記接続部において前記シート材を伸展させて、前記第1の部分と前記第2の部分との間に空隙を形成するとともに、前記第1の部分の前記開口を含む前記凸多角形面である上面と、前記第2の部分の前記凸多角形面であり前記上面に対向する下面と、前記矩形ではない等脚台形面により形成されるテーパー面を含む複数の側面と、前記折り返し面および前記周縁部を折り畳んだ折り返し片と、を形成し、
    前記折り返し片を、前記側面に沿わせて重ねることにより、前記箱型の状態に変形することができ、
    前記箱型の状態において、
    前記折り返し片を、前記側面から離脱させ、
    前記折り返し片を伸展させ、
    前記サイドシール部において前記シート材を伸展させ、伸展された前記接続部において前記シート材を折り返して、前記第1の部分と前記第2の部分との間の空隙を解消し、
    前記第1の部分と第2の部分とを互いに重ねることにより、前記平坦な状態に変形することができる、包装容器。
  3. 前記第1の部分または前記第2の部分の前記箱型の状態において前記側面となる部分の少なくとも一部およびこれに重なる部分に、互いに着脱可能な接合部材を有する、請求項1または2に記載の包装容器。
JP2018029179A 2018-02-21 2018-02-21 包装容器 Active JP7205061B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018029179A JP7205061B2 (ja) 2018-02-21 2018-02-21 包装容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018029179A JP7205061B2 (ja) 2018-02-21 2018-02-21 包装容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019142551A JP2019142551A (ja) 2019-08-29
JP7205061B2 true JP7205061B2 (ja) 2023-01-17

Family

ID=67771852

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018029179A Active JP7205061B2 (ja) 2018-02-21 2018-02-21 包装容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7205061B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001278265A (ja) 2000-03-27 2001-10-10 Toppan Printing Co Ltd 容 器
JP2004123100A (ja) 2002-09-30 2004-04-22 Ube Nitto Kasei Co Ltd
JP2013537505A (ja) 2010-08-16 2013-10-03 グラフィック パッケージング インターナショナル インコーポレイテッド シールされるクラムシェルカートン

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2643812A (en) * 1949-09-05 1953-06-30 Bahlsen Werner Box construction
JPS569609Y2 (ja) * 1976-12-23 1981-03-03
JPH03289436A (ja) * 1990-04-02 1991-12-19 The Botsukusu:Kk 折畳み式の気密容器およびその製造方法
JPH08283Y2 (ja) * 1991-03-04 1996-01-10 東罐興業株式会社 複合式容器
US5351879A (en) * 1993-09-02 1994-10-04 Liu Yuan Shin Paper food container having a bottom section formed with a flange

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001278265A (ja) 2000-03-27 2001-10-10 Toppan Printing Co Ltd 容 器
JP2004123100A (ja) 2002-09-30 2004-04-22 Ube Nitto Kasei Co Ltd
JP2013537505A (ja) 2010-08-16 2013-10-03 グラフィック パッケージング インターナショナル インコーポレイテッド シールされるクラムシェルカートン

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019142551A (ja) 2019-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6550369B2 (ja) 確実な可聴式の封止手段を備える容器
JP7405125B2 (ja) 包装容器
CN112105564B (zh) 包装容器以及带喷口的包装容器的制造方法
JP7119306B2 (ja) 包装容器への内容物の充填方法
JP7205061B2 (ja) 包装容器
JP7205062B2 (ja) 包装容器
JP7205063B2 (ja) 包装容器
JP6303876B2 (ja) 二重容器
JP7272038B2 (ja) 包装容器の組み立て方法
JP7275722B2 (ja) 包装容器の組み立て方法
JP7102837B2 (ja) 包装容器
JP7020053B2 (ja) 包装容器
GB2530845A (en) Waste bin
JPH11314630A (ja) 解体の容易な4隅貼箱
JP2019167148A (ja) 包装容器
JP7383523B2 (ja) 包装容器およびその組み立て方法
JP7135572B2 (ja) 包装容器の製造方法
WO2018020231A1 (en) A food pack formed from a folded blank
JP3224237U (ja) 再封機能付き包装箱
CN210192074U (zh) 包装件及其坯件
JP3207206U (ja) ラップラウンドケース
JP2002012213A (ja) 密封性紙製トレー容器
JP2022126024A (ja) 蓋材及びそれを用いた容器
JP2022114611A (ja) 蓋材及びそれを用いた容器
JP2005231721A (ja) 梱包箱

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210120

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220111

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220307

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220802

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220915

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221129

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221212

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7205061

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150