JPH11314630A - 解体の容易な4隅貼箱 - Google Patents

解体の容易な4隅貼箱

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JPH11314630A
JPH11314630A JP12438298A JP12438298A JPH11314630A JP H11314630 A JPH11314630 A JP H11314630A JP 12438298 A JP12438298 A JP 12438298A JP 12438298 A JP12438298 A JP 12438298A JP H11314630 A JPH11314630 A JP H11314630A
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JP
Japan
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box
corner
zipper
flaps
bottom plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP12438298A
Other languages
English (en)
Inventor
Motohisa Kurihara
元久 栗原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
New Oji Paper Co Ltd
Original Assignee
Oji Paper Co Ltd
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Publication date
Application filed by Oji Paper Co Ltd filed Critical Oji Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用後に箱側面を手で簡単に外側に開いて平
面化することができる分解容易な4隅貼箱を提供する。 【解決手段】 矩形状をした底板部11の両対向辺に一
対の側板12、12を連設し、かつ各側板の両端に接合
フラップ13,13を設ける一方、該底板部11の他方
の両対向辺に一対の妻板14,14を連設してなる1枚
のブランクシートを用い、前記各側板12と各妻板14
とを底板部11に対して垂直方向に立ち上げ、前記各接
合フラップ13を妻板14の内側に貼着して組立てる4
隅貼箱であって、前記各接合フラップには箱の底面4隅
またはその近辺から該フラップの上縁に向かって鋭角を
なすように形成された1本のジッパー15を設けたう
え、接合フラップと妻板とを、前記ジッパー15の少な
くとも両側の2個所で接着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は贈答箱に用いる紙箱
に関するものであって、特に簡単に解体のできる4隅貼
箱に係るものである。
【0002】
【従来の技術】贈答品を収納する包装箱は、商品の保護
や輸送の際の取り扱いを考慮して、段ボール等の厚紙か
らなる比較的強度の高い包装箱が使用される。4隅貼箱
は矩形状の底板の各対向辺に、それぞれ1対の側板と妻
板とを設け、各側板の両端に連設したフラップを妻板の
端部内側に接着した構造となっている。この4隅貼箱は
箱コーナ部の積圧強度が高い箱として知られており、贈
答箱用のかぶせ蓋または身箱として使用されることが多
い。
【0003】ところが4隅貼箱は、強度が高いために使
用後の箱廃棄時に、各家庭からそのままの形で捨てられ
るか、または主婦が苦労して箱を解体して捨てているの
が実状である。すなわち該箱は簡単には押しつぶすこと
ができず、また手で簡単に折り畳むこともできないの
で、ゴミが嵩張ることがあり廃棄処分に困ることが多か
った。近年、消費者の環境意識が高まるに伴い、消費行
動にも変化が見られ、環境問題に配慮したパッケージが
消費者から求められるようになっている。特に、この種
の包装箱を新聞古紙と同様な資源ゴミとして回収再使用
することが要望されているが、前述の通り4隅貼箱は解
体して平面化することが簡単にはできないから、廃棄回
収する際に手間と時間がかかるという問題点があった。
【0004】ところで本発明者は、先にこのような4隅
貼箱を対象として、使用後に手で簡単に箱側面を外側に
開いて平面化することができる分解容易な4隅貼箱を提
案した(実公平5−26018号公報参照)。この4隅
貼箱は、図6に示すようなブランクシートから形成され
ているものであって、矩形状底板1の両対向辺に側板2
が連設され、側板2の両端にフラップ3が延設されてい
る。底板1の他方の両対向辺に連設された妻板4には、
底板との境界の両端から内側へスリット6を設け、スリ
ット6の各末端から妻板4の上縁にジッパー5を形成し
たもので、組立に当たっては前記側板2と妻板4とを垂
直方向に立ち上げ、前記フラップ3を妻板4の内側に折
り重ね、通常ホットメルトで妻板4と前記フラップとを
貼着した構造であった。この箱は解体する時には側板2
または妻板4に指を掛けて外側に開くと、ジッパー5の
部分から妻板4が切断され、図7に示すように側板2と
妻板4は外側に開いて容易に平面化できるものである。
【0005】しかるに上記従来型は、妻板4にスリット
6を設け、しかも前記スリット6の各末端から妻板の上
縁に向けてジッパー5を形成することが必要であり、該
ジッパー5の外側で妻板4の一部とフラップ3とを接合
して組み立てるため加工工数が多い。ところで、流通上
箱側面または妻面には不測な外力がかかる場合があり、
そのために側面あるいは妻面の接合部が剥がれたり、ス
リットから破損したり、ジッパーが切れことがあった。
そのため接合面には、安全性を考慮し、図8のように、
接着強度を強めるためにホットメルト糊16を通常2条
に打つことが多い。しかし、そのために箱を解体すると
きに、妻板4とフラップ3とを剥がすのに必要な剥離強
度がA+Bとなって、解体時に大きな力を要するという
という問題があった。
【発明が解決しようとする課題】
【0006】本発明の目的は上記従来型の加工上の問題
点並びに解体に当たっての剥離強度上の問題点を解消し
て、解体時に箱側面を手で簡単に外側に開いて平面化す
ることができる分解容易な4隅貼箱を提供するものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明の4隅貼
箱は、矩形状をした底板部11の両対向辺に一対の側板
12、12を連設し、かつ各側板の両端に接合フラップ
13,13を設ける一方、該底板部11の他方の両対向
辺に一対の妻板14,14を連設してなる1枚のブラン
クシートを用い、前記各側板12と各妻板14とを底板
部11に対して垂直方向に立ち上げ、前記各接合フラッ
プ13を妻板14の内側に貼着して組立てる4隅貼箱で
あって、前記各接合フラップには箱の底面4隅またはそ
の近辺から該フラップの上縁に向かって鋭角をなすよう
に形成された1本のジッパー15を設けたうえ、接合フ
ラップと妻板とを、前記ジッパー15の少なくとも両側
2個所16a、16bで接着してなることを特徴とする
4隅貼箱である。なお接合フラップに設けるジッパーの
傾斜角度αは、フラップ上縁に対してほぼ25度乃至4
5度程度の角度がよい。
【0008】
【作用】上記の4隅貼箱は接合フラップ13に形成した
ジッパー15の両側において、接合フラップ13と妻板
14とを各2個所16a、16bで接着してなるから、
流通時の取り扱いにより妻板14が接合フラップ13よ
り剥離することが防止できる。使用後の箱の廃棄処理時
には、図5に示したようにP点を押さえ、妻板14に指
を掛けて外側に開くと、解体に必要な強度はAのみでよ
く、ジッパー15の線に沿って手で簡単に解体すること
ができ、箱側面や妻面を外側または内側に折り曲げて平
面化することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下添付の図面を参照してこの発
明の実施の形態を説明する。図1はこの発明の4隅貼箱
の組立状態を示す斜視図、図2は展開図、図3は解体途
中の状態を示した斜視図である。
【0010】図2を参照して、この発明の実施の一例を
説明する。符号10が段ボール、または板紙などからな
る厚紙製ブランクシートであり、11はその中央部に区
画した矩形状の底板部である。前記底板部11の両対向
辺には一対の側板12、12を連設し、かつ各側板の両
端に接合フラップ13,13を設ける。一方、該底板部
11の他方の両対向辺には一対の妻板14,14を連設
する。そして前記各接合フラップ13,13には箱の底
面4隅を起点とし、或いはその近辺から接合フラップ1
3の上縁に向かって鋭角状をなすように1本のジッパー
15を設ける。接合フラップ13に設けるジッパー15
の傾斜角度αは、図4に例示したように、フラップ上縁
に対してほぼ25度乃至45度程度の角度に設定するの
がよい。
【0011】このブランクシートの組立に当たっては、
図1にも示すように、各側板12,12と各妻板14,
14とを底板部11に対して垂直方向に立ち上げ、しか
る後、前記各接合フラップ13,13…を妻板14の内
側にホットメルトなどの接着剤により貼着して4隅貼箱
を組み立てる。その際、接着剤はジッパー15を挟ん
で、その両側に2条に塗布するのである。符号16aと
16bはホットメルトの接着部である。
【0012】このようにして組み立てた本発明の4隅貼
箱は、接合フラップ13と妻板14とが2条のホットメ
ルトで接着されているから、流通時の通常の取り扱いに
より妻板14が接合フラップ13より剥がれたり、ジッ
パー15に無理な力が加わってジッパーが切れるという
ことはない。
【0013】図5にも示すように、使用後の箱の解体時
において、P点を押さえて妻板14に指を掛けて外側に
開くと、ジッパー15の線に沿って妻板14は外側に折
曲げられ、さらに妻板14を外側に開いていくと、ジッ
パー15の外側の接着部16aが剥離するから、この箱
は手で簡単に解体することができ、箱側面や妻面を外側
または内側に折り曲げて平面化することができるのであ
る。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の4隅貼箱
は、接合フラップにジッパーを形成加工し、そのジッパ
ーの両側において、接合フラップと妻板とを各2個所で
接着してなるから、流通上の接着強度は従来と変わら
ず、従って箱の流通時の通常の取り扱いにより妻板がフ
ラップより剥がれたり、ジッパーが切れるということが
ない。使用後の解体処理時には従来の半分の力で、ジッ
パーの外側の接着部が剥離するから、手で簡単に解体す
ることができ、従来型の加工上の問題点並びに解体時の
問題点を解消して、使用後に箱側面を手で簡単に外側に
開いて平面化することができる特徴を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の4隅貼箱の組立状態を示す斜視図で
ある。
【図2】この発明の4隅貼箱の展開図である。
【図3】上記4隅貼箱の解体途中の状態を示した斜視図
である。
【図4】ジッパーの形成角度を示した要部の説明図であ
る。
【図5】接合フラップ13と妻板14の接合部を示した
説明図である。
【図6】従来の4隅貼箱の一例を示した展開図である。
【図7】従来型の解体途中の状態を示した斜視図であ
る。
【図8】上記従来型の接合部を示した説明図である。
【符号の説明】
1 底板 2 側板 3 フラップ 4 妻板 5 ジッパー 6 スリット 7 ブランクシート 8 底板部 9 側板 10 接合フラップ 11 妻板 12 ジッパー 16a,16b 接着部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形状をした底板部(11)の両対向辺
    に一対の側板(12、12)を連設し、かつ各側板の両
    端に接合フラップ(13,13)を設ける一方、該底板
    部11の他方の両対向辺に一対の妻板(14,14)を
    連設してなる1枚のブランクシートを用い、前記各側板
    (12)と各妻板(14)とを底板部(11)に対して
    垂直方向に立ち上げ、前記各接合フラップ(13)を妻
    板(14)の内側に貼着して組立てる4隅貼箱であっ
    て、前記各接合フラップには箱の底面4隅またはその近
    辺から該フラップの上縁に向かって鋭角をなすように形
    成された1本のジッパー(15)を設けたうえ、接合フ
    ラップと妻板とを、前記ジッパー15の少なくとも両側
    2個所で接着してなることを特徴とする4隅貼箱。
  2. 【請求項2】 接合フラップに形成したジッパーの傾斜
    角度は、箱底面に対してほぼ25度乃至40度程度の角
    度に設けられている請求項1記載の4隅貼箱。
JP12438298A 1998-05-07 1998-05-07 解体の容易な4隅貼箱 Pending JPH11314630A (ja)

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Cited By (6)

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