JP7204327B2 - 排気管ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、第1金属材料から形成されて、内燃機関に通じる排ガスの流通路を形成する排気管と、第1金属材料から相違する第2金属材料から形成される外筒内に触媒担体を収容して、排気管の流通路内に配置される触媒体とを備える排気管ユニットに関する。
特許文献1は、内燃機関に接続されるチタン材製の排気管内に触媒体を固定する触媒体固定構造を開示する。触媒体は、円筒形に形成されるステンレス鋼材製のケース内に、排ガスの流通を許容して円柱状に形成される触媒担体を収容する。特許文献1に記載の触媒体固定構造では、異種の金属材料であるチタンとステンレス鋼との間で溶接を確立できないことから、触媒体のケースにかしめられる排気管内のブラケットで触媒体は排気管内に固定される。
特開2004-353635号公報
特許文献1のものでは、排気管に開口が形成され、開口内で排気管の外側から排気管とブラケットとは溶接され、さらには触媒体のケースの一端に対してブラケットの円筒体はかしめられることから、製造工程が煩雑であって、さらなる生産性の向上が要望されている。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、排気管内に触媒体を確実に保持することができ、生産性の向上に寄与する排気管ユニットを提供することを目的とする。
本発明の第1側面によれば、第1金属材料から形成されて、内燃機関に通じる排ガスの流通路を形成する排気管と、前記第1金属材料から相違する第2金属材料から形成される外筒内に触媒担体を収容して、前記排気管の前記流通路内に配置される触媒体と、前記排気管の内面および前記外筒の外面の間に挟まれる弾性部材とを備え、前記触媒体は、前記排ガスの流れ方向に配列されて、個々に前記触媒担体を収容する複数の外筒を有し、前記流れ方向に前後の前記外筒では前側の前記外筒の下流端に後側の前記外筒の上流端が突き当てられ、複数の前記外筒は共通にテープで巻かれる排気管ユニットが提供される。
第2側面によれば、第1側面の構成に加えて、前記排気管は、前記外筒の外面に向き合って前記外筒との間に前記弾性部材を挟み込む筒状の保持部と、上流側に向けて縮径するように絞り形成された第1錐台部を介して前記保持部の上流端に継ぎ目なく連続し、前記外筒の外径よりも縮径するように絞り形成されて前記外筒の上流端よりも上流側に配置される第1連結筒と、下流側に向けて縮径するように絞り形成された第2錐台部を介して前記保持部の下流端に継ぎ目なく連続し、前記外筒の外径よりも縮径するように絞り形成されて前記外筒の下流端よりも下流側に配置される第2連結筒とを有する第1筒体を備える。
第3側面によれば、第2側面の構成に加えて、前記排気管は、流から前記第1連結筒内に嵌め込まれて前記外筒の上流端よりも上流に位置する第2筒体を有し、前記第2筒体は、下流端に向かうにつれて前記外筒の内径よりも小径となるように縮径して前記外筒の上流端と対向する先細り筒部を有する。
第4側面によれば、第3側面の構成に加えて、前記排気管は、下流から前記第1筒体内に嵌め込まれて前記第1筒体の内面に接し、前記外筒よりも絞られた第3筒体を備える。
第5側面によれば、第~第4側面の構成に加えて、前記外筒の流で前記第1筒体と前記外筒の下流端との間には隙間が設けられる。
第6側面によれば、第~第5側面のいずれか1の構成に加えて、前記外筒の上流で前記第1筒体と前記外筒の上流端との間には隙間が設けられる。
側面によれば、第1~第側面のいずれか1の構成に加えて、前記第2金属材料は前記第1金属材料よりも重い比重を有する。
第1側面によれば、触媒体では排ガスの流れ方向に複数の触媒担体が配列されることから、触媒担体の種類に応じて適確に排ガスは浄化されることができる。しかも、複数の外筒は共通のテープで巻かれるので、排気管に対して触媒体を挿入する際に複数の外筒はまとめて排気管に挿入されることができる。生産性は向上する。
第2側面によれば、触媒体の外筒と排気管との間に挟まれる弾性部材は弾性力を発揮するので、触媒体は排気管内に保持されることができる。触媒体の外筒と排気管とが異種金属で形成されていても、触媒体は排気管内に確実に固定されることができる。しかも、穿孔作業や溶接作業、かしめ作業は要求されないことから、生産性は向上する。また排気管が、外筒の外面に向き合って外筒との間に弾性部材を挟み込む筒状の保持部と、上流側に向けて縮径するように絞り形成された第1錐台部を介して保持部の上流端に継ぎ目なく連続し、外筒の外径よりも縮径するように絞り形成されて外筒の上流端よりも上流側に配置される第1連結筒と、下流側に向けて縮径するように絞り形成された第2錐台部を介して保持部の下流端に継ぎ目なく連続し、外筒の外径よりも縮径するように絞り形成されて外筒の下流端よりも下流側に配置される第2連結筒とを有する第1筒体を備えるので、触媒体を第1筒体内に閉じ込めることができて、第1筒体と触媒体とをユニット化でき、触媒体を容易に取り扱うことができる。しかも、外筒の外面と排気管の内面との間で弾性部材に向かって排ガスは流れにくいので、排ガスは上流管部から触媒体に向かって流入することができる。
側面によれば、上流から第1連結筒内に嵌め込まれる第2筒体が、下流端に向かうにつれて外筒の内径よりも小径となるように縮径して前記外筒の上流端と対向する先細り筒部を有するので、第2筒体から第1筒体に向かって排ガスが流れる際に、第2筒体の下流端は先細り筒部で絞られて、外筒の外側の弾性部材に向かって排ガスは流れにくく、排ガスは第2筒体から触媒体に向かって流入することができる。
側面によれば、第3筒体は触媒体の外筒よりも絞られるので、第3筒体は触媒体の外筒に下流側から当接することができ、したがって、弾性部材で保持される定位置から下流に向かって排ガスの圧力に基づき触媒体に駆動力が作用しても、触媒体の変位は外筒と排気管との当接によって防止されることができる。
側面によれば、排ガスの熱で外筒が熱膨張しても、外筒の下流端での外筒と排気管との接触は回避されることができる。
側面によれば、排ガスの熱で外筒が熱膨張しても、外筒の上流端での外筒と排気管との接触は回避されることができる。
側面によれば、排気管および触媒体の外筒がともに第2金属材料で成形される場合に比べて、排気管ユニットの軽量化は実現されることができる。
自動二輪車の全体構成を概略的に示す側面図である。 自動二輪車の下方から観察される排気系の構造を概略的に示す下面図である。 図1の3-3線に沿った拡大断面図である。 排気管ユニットの製造工程を概略的に示す概念図である。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の一実施形態を説明する。ここで、車体の上下前後左右は自動二輪車に乗車した乗員の目線に基づき規定されるものとする。
図1は本発明の一実施形態に係る自動二輪車の全体構成を概略的に示す。自動二輪車11は車体フレーム12を備える。車体フレーム12の前端でヘッドパイプ13にはフロントフォーク14が操向可能に支持される。フロントフォーク14には車軸15回りで回転自在に前輪WFが支持される。フロントフォーク14にはヘッドパイプ13の上側でハンドルバー16が結合される。車体フレーム12の後側でピボットフレーム17にはスイングアーム18が車幅方向に水平に延びる支軸19回りで揺動自在に支持される。スイングアーム18の後端には車軸21回りで回転自在に後輪WRが支持される。
前輪WFおよび後輪WRの間で車体フレーム12には内燃機関23が搭載される。内燃機関23は回転軸線Rx回りで動力を生み出す。内燃機関23の動力は動力伝達装置Drを経て後輪WRに伝達される。なお、本説明中では既知の内燃機関と同様な構成に関し説明が割愛されることがある。
内燃機関23には、浄化機能および消音機能を果たしながら内燃機関23の排ガスを車体後方に排出する排気系24が接続される。排気系24は、個々の気筒ごとに内燃機関23の排気路に上流端で接続されて内燃機関23の下方をくぐって後方に延びる排気管ユニット25と、後輪WRの前方であってスイングアーム18の下方で排気管ユニット25の下流端に接続され、後輪WRの側方で車軸21よりも高い位置に排気口を配置する排気マフラー26とを備える。排気マフラー26は内燃機関23の消音機能を果たす。内燃機関23の排ガスは排気マフラー26の排気口から後方に排出される。
内燃機関23の上方で車体フレーム12には燃料タンク27が搭載される。燃料タンク27の後方で車体フレーム12には乗員シート28が搭載される。燃料タンク27から内燃機関23の燃料噴射装置(図示されず)に燃料は供給される。自動二輪車11の運転にあたって乗員は乗員シート28を跨ぐ。
図2に示されるように、排気管ユニット25は、内燃機関23のシリンダーヘッドに個々の気筒ごとに上流端で接続される個別排気管29と、個別排気管29に共通に個別排気管29の下流端に接続される上流端、および、排気マフラー26の上流端に結合される下流端を有し、内燃機関23に通じる排ガスの流通路を形成する集合排気管31とを備える。図1に示されるように、個別排気管29は、シリンダーヘッドの前壁から下方に延びて、特定の地上高さで後方に屈曲する。集合排気管31は、内燃機関23の下方をくぐって特定の地上高さで後方に延び、後輪WRの前方で車体右側に湾曲しつつ排気マフラー26に向かって上がっていく。
集合排気管31は、触媒体32を収容する第1筒体33と、第1筒体33の上流端に結合されて、個別排気管29から流入する排ガスを第1筒体33に導入する第2筒体34と、第1筒体33の下流端に結合されて、第1筒体33から徐々に絞られた第3筒体35と、第3筒体35の下流端に結合されて、第3筒体35に排気マフラー26を接続する第4筒体36とを備える。触媒体32は排ガスの浄化機能を果たす。集合排気管31の第1~第4筒体33~36は例えばチタン材(第1金属材料)から成形される。
図3に示されるように、第1筒体33は、排ガスの流通方向に延びる軸線Cxを有する円筒形の空間を仕切る円筒体の保持部33aと、保持部33aの上流端から継ぎ目なく連続して保持部33aよりも絞られた円筒体の第1連結筒33bと、保持部33aの下流端から継ぎ目なく連続して保持部33aよりも絞られた円筒体の第2連結筒33cとを有する。第1連結筒33bおよび第2連結筒33cは保持部の第1径Dfよりも小さい第2径Dsを有する。第1筒体33は、保持部33aの上流端から第1連結筒33bの下流端に向かって徐々に絞られて縮径する第1錐台部33dと、保持部33aの下流端から第2連結筒33cの上流端に向かって徐々に絞られて縮径する第2錐台部33eとを有する。すなわち、保持部33aの円筒体空間と第1連結筒33bの円筒体空間とは円錐台形状の空間で相互に接続され、保持部33aの円筒体空間と第2連結筒33cの円筒体空間とは円錐台形状の空間で相互に接続される。
第2筒体34は上流から第1連結筒33b内に嵌め込まれる。第2筒体34の外面は周方向の全周にわたって第1連結筒33bの内面に接する。而して第2筒体34は第1筒体33に気密に結合される。第2筒体34は、下流端に向かうにつれて第1連結筒33bの内面から遠ざかる先細り筒部34aを有する。第3筒体35は下流から第2連結筒33c内に嵌め込まれる。第3筒体35の外面は周方向に全周にわたって第2連結筒33cの内面に接する。而して第3筒体35は第1筒体33に気密に結合される。
触媒体32は、集合排気管31の流通路内で排ガスの流れ方向に配列されて、個々に触媒担体37a、37bを収容する複数の外筒38a、38bを有する。個々の外筒38a、38bは、集合排気管31の材料(第1金属材料)から相違する第2金属材料(例えばステンレス鋼材)から形成される。流れ方向に前後の外筒38a、38bでは前側の外筒38aの下流端に後側の外筒38bの上流端が突き当てられる。こうして突き当てられた状態で保持されるように、外筒38a、38bの外周には共通に接着テープ39が巻き付けられる。接着テープ39には例えばマスキングテープが用いられる。ここでは、触媒体32は排ガスの流れ方向に前後に配列されて個別に第1触媒担体37aおよび第2触媒担体37bを収容する第1外筒38aおよび第2外筒38bを有する。ただし、触媒担体は2個に限られず1個であってもよく3個以上であってもよい。
第1筒体33の保持部33aは外筒38a、38bの外面に向き合って外筒38a、38bとの間に弾性部材41を挟み込む。ここでは、弾性部材41は、触媒体32の複数の外筒38a、38bに共通に巻き付けられる弾性マットで構成される。弾性マットは例えば樹脂製のスポンジ材から形成されて接着テープ39に重ねられる。弾性部材41は、第1筒体33および外筒38a、38bの径方向に収縮した状態で第1筒体33の内面および外筒38a、38bの外面に密着する。こうして触媒体32の外筒38a、38bと第1筒体33の保持部33aとの間に挟まれる弾性部材41は弾性力を発揮するので、触媒体32は第1筒体33内に固定される。
第1筒体33の第1連結筒33bは第1外筒38aの上流端よりも上流に位置する。第1筒体33の第2連結筒33cは第2外筒38bの下流端よりも下流に位置する。集合排気管31の第1連結筒33bおよび第2筒体34は、第1外筒38aの上流端よりも上流に位置して保持部33aよりも絞られた上流管部42を形成する。第1連結筒33bの内径は第1外筒38aの外径よりも絞られており、第1外筒38aの上流で第1筒体33の第1連結筒33bと第1外筒38aの上流端との間には隙間43aが設けられる。第2連結筒33cの内径は第2外筒38bの外径よりも絞られており、第2外筒38bの下流で第1筒体33の第2連結筒33cと第2外筒38bの下流端との間には隙間43bが設けられる。上流管部42における第2筒体34の先細り筒部34aは、下流端に向かうにつれて第1、第2外筒38a、38bの内径よりも小径となるように縮径して第1外筒38aの上流端と対向する。先細り筒部34aの後端は第1外筒38aの内壁面よりも内側に位置する。
次に本実施形態に係る排気系24の動作を説明する。内燃機関23が吸気行程、圧縮行程、燃焼行程および排気行程を実行すると、燃焼室に導入される混合気の燃焼に基づきピストンは線形往復運動する。ピストンの線形往復運動は回転軸線Rx回りでクランクシャフトの回転運動を引き起こす。このとき、燃焼室で燃焼した混合器の排ガスは内燃機関23の排気路から排気系24に流入し、排気管ユニット25および排気マフラー26を経て排ガスは後方に排出される。排気管ユニット25の触媒体32で排ガスは浄化される。排気マフラー26で内燃機関23の消音は実現される。
本実施形態に係る排気管ユニット25では、触媒体32の外筒38a、38bと集合排気管31の第1筒体33との間に挟まれる弾性部材41は弾性力を発揮するので、触媒体32は集合排気管31内に保持される。触媒体32の外筒38a、38bと集合排気管31の第1筒体33とが異種金属で形成されていても、触媒体32は集合排気管31の第1筒体33内に確実に固定される。しかも、穿孔作業や溶接作業、かしめ作業は要求されないことから、生産性は向上する。
本実施形態では、集合排気管31の第1筒体33は、外筒38a、38bの外面に向き合って外筒38a、38bとの間に弾性部材41を挟み込む保持部33aと、第1外筒38aの上流端よりも上流に位置して保持部33aよりも絞られた上流管部42を有する。上流管部42は触媒体32の第1外筒38aよりも上流側で保持部33aよりも絞られていることから、第1外筒38aの外面と集合排気管31の第1筒体33の内面との間で弾性部材41に向かって排ガスは流れにくい。排ガスは上流管部42から触媒体32に向かって流入する。
排気管ユニット25では、上流管部42と第1外筒38aの上流端との間には隙間43aが設けられる。同様に、触媒体32の第2外筒38bの下流で第1筒体33と第2外筒38bの下流端との間には隙間43bが設けられる。したがって、排ガスの熱で触媒体32の外筒38a、38bが熱膨張しても、外筒38a、38bと集合排気管31の第1筒体33との接触は回避される。
上流管部42では、第2筒体34は、上流から第1筒体33の第1連結筒33b内に嵌め込まれ第1連結筒33bの内面に接し、下流端に向かうにつれて第1連結筒33bの内面から遠ざかる先細り筒部34aを有する。第2筒体34から第1筒体33に向かって排ガスが流れる際に、第2筒体34の下流端は第1外筒38aの内径よりも小径となるように縮径する先細り筒部34aで絞られるので、外筒38a、38bの外側の弾性部材41に向かって排ガスは流れにくい。排ガスは第2筒体34から触媒体32に向かって流入する。
本実施形態に係る排気管ユニット25では、第3筒体35は、下流から第1筒体33内に嵌め込まれ第1筒体33の内面に接し、第2外筒38bよりも絞られる。第1筒体33は触媒体32の外筒よりも絞られるので、第3筒体35は触媒体32の第2外筒38bに下流側から当接することができ、したがって、弾性部材41で保持される定位置から下流に向かって排ガスの圧力に基づき触媒体32に駆動力が作用しても、触媒体32の変位は第2外筒38bと集合排気管31の第3筒体35との当接によって防止される。
第1筒体33は、保持部33aの下流端から連続して第2外筒38bの下流端よりも下流に配置され、第2外筒38bの外径よりも絞られて第3筒体35の外面に接する第2連結筒33cを有する。第1筒体33に触媒体32が挿入された後に第1筒体33の下流端に絞り加工で第2連結筒33cが形成されることで、製造時に触媒体32は第1筒体33内に閉じ込められることができる。第1筒体33と触媒体32とはユニット化され、触媒体32は容易に取り扱われることができる。
触媒体32は、排ガスの流れ方向に配列されて、個々に触媒担体37a、37bを収容する複数の外筒38a、38bを有し、流れ方向に前後の外筒38a、38bでは前側の第1外筒38aの下流端に後側の第2外筒38bの上流端が突き当てられる。触媒体32では排ガスの流れ方向に複数の触媒担体37a、37bが配列されることから、触媒担体38a、38bの種類に応じて適確に排ガスは浄化されることができる。
第1外筒38aおよび第2外筒38bは共通に1つの弾性部材41で巻かれる。複数の外筒38a、38bは共通の弾性部材41で巻かれるので、集合排気管31に対して触媒体32を挿入する際に複数の外筒38a、38bはまとめて集合排気管31の第1筒体33に挿入されることができる。生産性は向上する。
本実施形態に係る排気管ユニット25では、集合排気管31はチタン材から成形される一方で、触媒体32の外筒38a、38bはステンレス鋼材から成形される。チタンの比重はステンレス鋼よりも小さいことから、集合排気管31および触媒体32の外筒38a、38bがともにステンレス鋼で成形される場合に比べて、排気管ユニット25の軽量化は実現されることができる。
次に排気管ユニット25の製造方法を説明する。第1筒体33に形成される例えばチタン材の円筒体素材45が用意される。チタン材の円筒体素材45で一端45aが絞られる。こうして絞られた一端45aは第1連結筒33bを構成する。
触媒体32が用意される。触媒体32の製造にあたって例えばステンレス鋼材から第1外筒38aおよび第2外筒38bが成形される。第1外筒38aおよび第2外筒38bには個々に対応する第1触媒担体37aおよび第2触媒担体37bが挿入され固定される。第1外筒38aおよび第2外筒38bには、軸方向に端面同士で突き合わせられた状態で、滑り止め用の接着テープ(マスキングテープ)39が巻かれる。続いて第1外筒38aおよび第2外筒38bには1つの弾性部材(弾性マット)41が巻き付けられる。弾性部材41は、第1外筒38aおよび第2外筒38bの母線に沿って互い違いに配列されるように歯形形状に形作られる縁41a、41bを備える。弾性部材41の固定にあたって例えば接着テープが用いられればよい。
こうして小組みされた第1外筒38a、第2外筒38bおよび弾性部材41は円筒体素材45に圧入される。圧入にあたって、例えば円筒体素材45の他端45b(前述の一端と反対側)には治具46がセットされる。治具46には、円筒体素材45の内壁面に向かって縮径する円錐台空間が区画される。円錐台空間に第1外筒38a、第2外筒38bおよび弾性部材41の小組ユニットが押し込まれると、治具46は円筒体素材45の内壁面よりも小さい径に弾性部材41の外形を縮径する。弾性部材41は、原形に復帰するように円筒体素材45内で拡大し、円筒体素材45と触媒体32の外筒38a、38bとの間で弾性力を発揮する。こうして円筒体素材45内に触媒体32が固定されると、円筒体素材45の他端は絞られて第2連結筒33cが形成される。こうして触媒体32は第1筒体33内に閉じ込められる。
その後、第1筒体33の第1連結筒33bに第2筒体34が嵌め込まれ、第1筒体33の第2連結筒33cに第3筒体35が嵌め込まれる。第3筒体35の下流端には第4筒体36が嵌め込まれる。こうして集合排気管31が製造される。集合排気管31に個別排気管29が連結されて排気管ユニット25は形成される。排気管ユニット25に排気マフラー26が連結されて排気系24は製造される。
23…内燃機関、31…排気管(集合排気管)、32…触媒体、33…第1筒体、33a…保持部、33b…第1連結、33c…第2連結33d…第1錐台部、33e…第2錐台部、34…第2筒体、34a…先細り筒部、35…第3筒体、38a…外筒(第1外筒)、38b…外筒(第2外筒)、37a…触媒担体(第1触媒担体)、37b…触媒担体(第2触媒担体)、39…テープ(接着テープ)、41…弾性部材、43a…隙間、43b…隙間。

Claims (7)

  1. 第1金属材料から形成されて、内燃機関(23)に通じる排ガスの流通路を形成する排気管(31)と、前記第1金属材料から相違する第2金属材料から形成される外筒(38a、38b)内に触媒担体(37a、37b)を収容して、前記排気管(31)の前記流通路内に配置される触媒体(32)と、前記排気管(31)の内面および前記外筒(38a、38b)の外面の間に挟まれる弾性部材(41)とを備え、
    前記触媒体(32)は、前記排ガスの流れ方向に配列されて、個々に前記触媒担体(37a、37b)を収容する複数の外筒(38a、38b)を有し、前記流れ方向に前後の前記外筒(38a、38b)では前側の前記外筒(38a)の下流端に後側の前記外筒(38b)の上流端が突き当てられ、
    複数の前記外筒(38a、38b)は共通にテープ(39)で巻かれることを特徴とする排気管ユニット。
  2. 請求項1に記載の排気管ユニットにおいて、
    前記排気管(31)は、前記外筒(38a、38b)の外面に向き合って前記外筒(38a、38b)との間に前記弾性部材(41)を挟み込む筒状の保持部(33a)と、上流側に向けて縮径するように絞り形成された第1錐台部(33d)を介して前記保持部(33a)の上流端に継ぎ目なく連続し、前記外筒(38a、38b)の外径よりも縮径するように絞り形成されて前記外筒(38a、38b)の上流端よりも上流側に配置される第1連結筒(33b)と、下流側に向けて縮径するように絞り形成された第2錐台部(33e)を介して前記保持部(33a)の下流端に継ぎ目なく連続し、前記外筒(38a、38b)の外径よりも縮径するように絞り形成されて前記外筒(38a、38b)の下流端よりも下流側に配置される第2連結筒(33c)とを有する第1筒体(33)を備えることを特徴とする排気管ユニット。
  3. 請求項に記載の排気管ユニットにおいて、前記排気管(31)は、上流から前記第1連結筒(33b)内に嵌め込まれて前記外筒(38a)の上流端よりも上流に位置する第2筒体(34)を有し、
    前記第2筒体(34)は、下流端に向かうにつれて前記外筒(38a、38b)の内径よりも小径となるように縮径して前記外筒(38a)の上流端と対向する先細り筒部(34a)を有することを特徴とする排気管ユニット。
  4. 請求項に記載の排気管ユニットにおいて、前記排気管(31)は、下流から前記第1筒体(33)内に嵌め込まれて前記第1筒体(33)の内面に接し、前記外筒(38a、38b)よりも絞られた第3筒体(35)を備えることを特徴とする排気管ユニット。
  5. 請求項のいずれか1項に記載の排気管ユニットにおいて、前記外筒(38b)の下流で前記第1筒体(33)と前記外筒(38b)の下流端との間には隙間(43b)が設けられることを特徴とする排気管ユニット。
  6. 請求項のいずれか1項に記載の排気管ユニットにおいて、前記外筒(38b)の上流で前記第1筒体(33)と前記外筒(38a)の上流端との間には隙間(43a)が設けられることを特徴とする排気管ユニット。
  7. 請求項1~のいずれか1項に記載の排気管ユニットにおいて、前記第2金属材料は前記第1金属材料よりも重い比重を有することを特徴とする排気管ユニット。
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