JP7203883B2 - 複合アンテナ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、MIMO(Multi Input Multi Output)に対応するアンテナ装置を含む複合アンテナに関する。
自動車に搭載されるアンテナ装置には、GNSS(Global Navigation Satellite System)、電話など、複数の周波数帯の電波を単一装置にて送受信する機能が求められる。複数の周波数帯の電波を受信可能な複数のアンテナ素子を組み合わせたアンテナ装置のことを「複合アンテナ装置」とよぶ。
第5世代通信システム(5G)の普及にともない、大容量・高速の無線通信機能を実現するため、複合アンテナ装置にはMIMOの導入が検討されている。MIMOとは、ある周波数帯におけるアンテナを複数化することで無線通信を高速化する技術である。すなわち、MIMOに対応する複合アンテナ装置においては、同一周波数帯に対して同タイプのアンテナを複数搭載する必要がある。MIMOではないが、たとえば、特許文献1,2に示すように複合アンテナ装置の構造としてはさまざまなものが提案されている。
特開2010-081500号公報 特開2017-126837号公報
従来の電話アンテナは特許文献1のように1つの周波数帯を受信するために1つのエレメントを設置していた。MIMOは、同タイプのアンテナ、いいかえれば、サイズおよび形状において類似するアンテナを複数搭載する必要があるため、従来の構成では複合アンテナ装置のサイズが大きくなりやすい。
また、電話アンテナを天頂方向に指向性が必要なGNSSのようなパッチアンテナと組み合わせる際には、GNSSのアンテナ利得の劣化が顕著となる。特許文献2のようにパッチアンテナを底上げし、電話アンテナエレメントとパッチアンテナの素子面を略面一にする場合にも、部品点数の増加やGNSSの特性が問題となっていた。本発明は、複合アンテナ装置において、MIMOに対応しつつ全体のサイズを抑制するための技術、を提供する。
本発明のある態様における複合アンテナ装置は、四角形状の平面基体と、平面基体の中央に設置されるパッチアンテナと、パッチアンテナが動作する周波数帯とは異なる周波数帯において動作する第1アンテナと、第1アンテナが動作する周波数帯と実質同一の周波数帯において動作する第2アンテナと、を備える。
第1アンテナは、平面基体の第1辺に沿って延伸し、第1辺の端部で屈曲し、第1辺に隣接する第2辺に沿って延伸する放射板を有する。第2アンテナは、第1辺に対向する第3辺に沿って延伸し、第3辺の端部で屈曲し、第2辺に対向する第4辺に沿って延伸する放射板を有する。
本発明によれば、MIMOに対応しつつ、複合アンテナ装置を小型化させやすくなる。
本実施形態における複合アンテナ装置の外観斜視図である。 本体部の分解斜視図である。 アンテナユニットの分解斜視図である。 パッチアンテナの分解斜視図である。 TELエレメントを搭載しない場合のパッチアンテナの放射利得の周波数特性を示すグラフである。 TELエレメントを搭載しない場合のパッチアンテナの天頂軸比の周波数特性を示すグラフである。 図7(a)は、上面放射板の延長量を0ミリメートルとしたときの複合アンテナ装置の外観斜視図である。図7(b)は、上面放射板の延長量を2ミリメートルとしたときの複合アンテナ装置の外観斜視図である。図7(c)は、上面放射板の延長量を4ミリメートルとしたときの複合アンテナ装置の外観斜視図である。 図8(a)は、上面放射板の延長量を6ミリメートルとしたときの複合アンテナ装置の外観斜視図である。図8(b)は、上面放射板の延長量を8ミリメートルとしたときの複合アンテナ装置の外観斜視図である。図8(c)は、上面放射板の延長量を12ミリメートルとしたときの複合アンテナ装置の外観斜視図である。 図9(a)は、上面放射板の延長量を16ミリメートルとしたときの複合アンテナ装置の外観斜視図である。図9(b)は、上面放射板の延長量を20ミリメートルとしたときの複合アンテナ装置の外観斜視図である。 上面放射板および上面放射板をGNSSエレメントの直上までオーバーハングさせたときの複合アンテナ装置の外観斜視図である。 TELエレメントを搭載する場合のパッチアンテナの放射利得の周波数特性を示すグラフである。 TELエレメントを搭載する場合のパッチアンテナの天頂軸比の周波数特性を示すグラフである。 変形例における複合アンテナ装置の外観斜視図である。
本実施形態におけるアンテナ装置は、GNSS周波数帯(1575MHz付近)と電話周波数帯(791~960、1710~2170、2500~2690MHz)の電波を送受信可能な複合アンテナ装置である。なお、上記周波数以外にも、MIMO構成が必要な周波数帯のアンテナとパッチアンテナの任意の組み合わせに対して本発明は適用可能である。
図1は、本実施形態における複合アンテナ装置100の外観斜視図である。
複合アンテナ装置100は、樹脂製の外部カバー108により遮蔽される本体部106と、本体部106内部に給電する3本の給電線102A、102B、102Cを有する(以下、給電線102A、102B、102Cを特に区別しないときや、まとめて言うときには単に「給電線102」とよぶ)。給電線102は、いずれも同軸ケーブルである。給電線102Aと給電線102Bは、2つの電話アンテナエレメント(以下、「TELエレメント」とよぶ)に給電し、中央にある給電線102CはGNSSに対応するパッチアンテナに給電する(詳細後述)。なお、給電線102と外部カバー108の接点を「給電口104」とよぶ。
図1に示すように、本体部106の幅方向にX軸、長さ方向にY軸、高さ方向にZ軸を設定する。本実施形態における複合アンテナ装置100の本体部106のサイズは、幅60ミリメートル(X軸)、長さ68ミリメートル(Y軸)、高さ25ミリメートル(Z軸)である。
図2は、本体部106の分解斜視図である。
本体部106は、外部カバー108、アンテナユニット110、ブラケット112を含む。外部カバー108、アンテナユニット110およびブラケット112は、4つのネジ116により相互に固定される。ブラケット112は金属製の台座である。ブラケット112は接地電位に設定される。
アンテナユニット110は、2つのTELエレメント120AおよびTELエレメント120Bと、パッチアンテナ130を含む。パッチアンテナ130には、天頂方向(Z軸方向)への電波指向性が必要である。このため、パッチアンテナ130の上方には他のアンテナエレメントを配置しないことが望ましいと考えられている。
以下においては、TELエレメント120AとTELエレメント120Bをまとめていうときや特に区別しないときには、「TELエレメント120」とよぶ。他の部材についても同様である。
図3は、アンテナユニット110の分解斜視図である。
アンテナユニット110は、2つのTELエレメント120A、TELエレメント120Bと、スペーサ部材150、パッチアンテナ130、2つのPCB154(Printed Circuit Board)および平面基体152を含む。平面基体152は、第1辺160(Y軸方向)、第2辺162(X軸方向)、第3辺164(Y軸方向)および第4辺166(X軸方向)の4辺を有する四角形状の金属板である。平面基体152は、ブラケット112と接触し、接地電位に設定される。PCB154Aは給電線102Aの端部を固定し、給電線102AとTELエレメント120Aを接続する回路基板である。PCB154Bは給電線102Bの端部を固定し、給電線102BとTELエレメント120Bを接続する回路基板である。2つのPCB154A、152Bは、マッチングのためのインピーダンス調整回路を搭載する。なお、このようなマッチングのための回路が必要ないときには、PCB154を設けることなく給電線102からTELエレメント120等に直接給電してもよい。
TELエレメント120Aは、第1辺160に沿って延伸し、YZ平面を放射面とする第1側面放射板132Aと、第2辺162に沿って延伸し、XZ平面を放射面とする第2側面放射板136Aと、第1辺160と第2辺162の中間において第1側面放射板132Aと第2側面放射板136Aを接続する中間側面放射板134Aと、第2側面放射板136Aの端部(第3辺164側)において折り返し、XY平面を放射面として第2辺162に沿って延伸する上面放射板138Aを含む。
TELエレメント120Bは、第3辺164に沿って延伸し、YZ平面を放射面とする第1側面放射板132Bと、第4辺166に沿って延伸し、XZ平面を放射面とする第2側面放射板136Bと、第3辺164と第4辺166の中間において第1側面放射板132Bと第2側面放射板136Bを接続する中間側面放射板134Bと、第2側面放射板136Bの端部(第1辺160側)において折り返し、XY平面を放射面として第4辺166に沿って延伸する上面放射板138Bを含む。
TELエレメント120A、120Bは樹脂製のスペーサ部材150に設置される。なお、本実施形態おけるスペーサ部材150はポリカーボネイト(PC:polycarbonate)により形成されるが、スペーサ部材150は少なくとも絶縁性の素材により形成されればよい。スペーサ部材150の中央は開口されており、ここにパッチアンテナ130が嵌め込まれる。本実施形態においてはTELエレメント120をスペーサ部材150により支えているが、外部カバー108等の他の部材によりTELエレメント120を支持してもよい。
TELエレメント120Aは、第1側面放射板132Aの端部(第4辺166側)に給電端140Aを有する。給電端140AはPCB154Aと接続される。TELエレメント120Bは、第1側面放射板132Bの中間側面放射板134B側(第4辺166側)に給電端140Bを有する。給電端140BはPCB154Bと接続される。TELエレメント120AおよびTELエレメント120Bはいずれも逆Lアンテナとなっている。
給電線102AからPCB154Aを経由して給電端140Aに交流電流が供給される。TELエレメント120Aの場合、給電端140Aから第1側面放射板132A、第2側面放射板136A等を経由して上面放射板138Aの端部に至るまでの経路において電気長が最大となる。上面放射板138Aを形成することにより、TELエレメント120Aの電気長を大きく確保できる。また、図3に示す経路D1のように、電気長が短い部分も有する。長短さまざまな電気長を有するため、TELエレメント120Aは広帯域に対応できる。
同様にして、給電線102BからPCB154Bを経由して給電端140Bに交流電流が供給される。TELエレメント120AおよびTELエレメント120Bは、給電端140の位置を除けば、ほぼ同一形状となっている。ほぼ同一形状の2つのTELエレメント120を搭載することで、複合アンテナ装置100はMIMO構成を実現する。
第1辺160および第2辺162において、第1側面放射板132A、中間側面放射板134Aおよび第2側面放射板136Aはいずれも平面基体152に対してそれらの放射面が垂直になるように設置している。いいかえれば、第1側面放射板132A、中間側面放射板134Aおよび第2側面放射板136Aの放射面の法線の方向は、いずれも上面視における水平方向と一致する。TELエレメント120Bについても同様である。特許文献1,2に示す側面を用いない構成と比べて、TELエレメント120を設置するための面積を小さくできるため、平面基体152の平面サイズ(XY平面)を小さくできる。また、パッチアンテナ130の放射素子の上部の開放性も確保できる。
更に、TELエレメント120Aは第2辺162(X方向)に沿って延伸する上面放射板138Aを有し、TELエレメント120Bも第4辺166(X方向)に沿って延伸する上面放射板138Bを有する。上面放射板138Aおよび上面放射板138Bはいずれも平面基体152に対して放射面が平行となる。いいかれば、上面放射板138Aおよび上面放射板138Bの放射面は、いずれもアンテナユニット110の上面に向いている。水平面(XY)を放射面とする上面放射板138を有することにより、TELエレメント120の水平偏波についての送受信利得が向上する。
本実施形態においては、TELエレメント120Aは電波受信のみに対応し、TELエレメント120Bは電波の送信と受信の双方に対応する。また、2つのTELエレメント120は、いずれも、上述の電話周波数帯に幅広く対応できる。
上述したように、TELエレメント120Aの給電端140Aは第1側面放射板132Aの端部側(第4辺166側)に形成され、TELエレメント120Bの給電端140Bは第1側面放射板132Bの非端部側(第4辺166側)に形成されている。すなわち、給電端140Aおよび給電端140Bを結ぶ直線は第4辺166および第2辺162に対して平行となる。この結果、給電口104から給電端140Aまでの距離と、給電口104から給電端140Bまでの距離はほぼ同一となり、TELエレメント120AおよびTELエレメント120Bの給電条件を揃えることができる。MIMO構成においては、同タイプのアンテナエレメントを複数搭載することが求められる。複合アンテナ装置100においては、TELエレメント120AおよびTELエレメント120Bの形状だけでなく、給電条件も同一にすることで、MIMOとしての性能を高めている。
図4は、パッチアンテナ130の分解斜視図である。
パッチアンテナ130は、GNSSエレメント170(放射素子)、ホルダ172、PCB174、シールドカバーシールドケース176およびパッド178を含む。GNSSエレメント170は、樹脂製のホルダ172を介してPCB174に設置される。GNSSエレメント170は給電線102CからPCB174に設置される電子回路を介して給電される。PCB174の実装部品はリング状のシールドケース176により遮蔽され、平板状のパッド178により絶縁された状態で平面基体152と接続される。本実施形態におけるGNSSエレメント170は、金属板により形成される。
図5は、TELエレメント120を搭載しない場合のパッチアンテナ130の放射利得の周波数特性を示すグラフである。
横軸は周波数、縦軸はパッチアンテナ130の放射利得(dB)を示す。まず、複合アンテナ装置100にパッチアンテナ130のみを搭載し、TELエレメント120を搭載しない場合の放射利得を計測した。詳細は後述するが、TELエレメント120を搭載することで、パッチアンテナ130の放射利得が低下することがわかる。したがって、図5に示す放射利得は、TELエレメント120が存在しない場合の理想的な放射利得、いいかえれば、パッチアンテナ130本来の性能を示す。
GNSS周波数帯は、1575MHz近辺で最大となる。図5に示すグラフによれば、パッチアンテナ130はGNSS周波数帯において4.5(dB)程度の放射利得を有することがわかる。
図6は、TELエレメント120を搭載しない場合のパッチアンテナ130の天頂軸比の周波数特性を示すグラフである。
横軸は周波数、縦軸はパッチアンテナ130の天頂軸比を示す。図5と同様、複合アンテナ装置100にTELエレメント120を搭載しない場合の天頂軸比を計測した。人工衛星からは円偏波にてGNSS周波数帯の電波が送信される。天頂軸比は、パッチアンテナ130がこの電波を受信したときの受信電波の真円度、いいかえれば、歪みの少なさを示す指標である。天頂軸比が小さいほど真円度が高く、パッチアンテナ130の受信特性として望ましい。天頂軸比は所定の目標値以下であればよい。図6のグラフによれば、TELエレメント120が存在しないときのパッチアンテナ130はGNSS周波数帯において十分にその天頂軸比が小さくなっている。
図7(a)、図7(b)および図7(c)は、上面放射板138の幅を変化させたときの複合アンテナ装置100の外観斜視図である。
本発明者の実験によれば、複合アンテナ装置100にTELエレメント120を搭載することにより、パッチアンテナ130の放射利得および天頂軸比(以下、まとめて「GNSS特性」とよぶ)が低下することがわかった(詳細後述)。そこで、本発明者は上面放射板138Aおよび上面放射板138Bの幅(以下、「上面幅」とよぶ)を変化させることで、パッチアンテナ130のGNSS特性がどのように影響を受けるかを分析した。
図7(a)は上面放射板138Aおよび上面放射板138Bの上面幅を2ミリメートルとしたときの複合アンテナ装置100の外観斜視図である。このときの上面幅を「基本幅」とよぶ。図7(a)に示す上面放射板138の延長量W、すなわち、基本幅からの上面放射板138の内部へのせり出しの大きさは0ミリメートルである。
図7(b)は上面放射板138Aおよび上面放射板138Bの一部について延長量Wを2ミリメートル(上面幅は4ミリメートル)としたときの複合アンテナ装置100の外観斜視図である。図7(c)は上面放射板138Aおよび上面放射板138Bの一部について延長量Wを4ミリメートル(上面幅は6ミリメートル)にしたときの外観斜視図である。
図8(a)は、上面放射板138Aおよび上面放射板138Bの一部について延長量Wを6ミリメートルとしたときの複合アンテナ装置100の外観斜視図である。図8(b)は、上面放射板138Aおよび上面放射板138Bの一部について延長量Wを8ミリメートルとしたときの複合アンテナ装置100の外観斜視図である。図8(c)は、上面放射板138Aおよび上面放射板138Bの一部について延長量Wを12ミリメートルとしたときの複合アンテナ装置100の外観斜視図である。
図9(a)は、上面放射板138Aおよび上面放射板138Bの一部について延長量Wを16ミリメートルとしたときの複合アンテナ装置100の外観斜視図である。図9(b)は、上面放射板138Aおよび上面放射板138Bの一部について延長量Wを20ミリメートルとしたときの複合アンテナ装置100の外観斜視図である。
図10は、上面放射板138Aおよび上面放射板138BをGNSSエレメント170の直上までオーバーハングさせたときの複合アンテナ装置100の外観斜視図である。
図10における上面放射板138の延長量Wは12ミリメートル(上面幅は14ミリメートル)である。このとき、上面放射板138の一部はGNSSエレメント170の直上までオーバーハングする。いいかえれば、複合アンテナ装置100をZ軸方向から見たとき、上面放射板138の一部とGNSSエレメント170の一部が重複する位置まで、上面放射板138は中央にせり出している。
図11は、TELエレメント120を搭載する場合のパッチアンテナ130の放射利得の周波数特性を示すグラフである。
図5のグラフと比べると、複合アンテナ装置100にTELエレメント120を搭載することにより、パッチアンテナ130の放射利得は低下している。その一方、上面放射板138の延長量Wが12ミリメートルのとき(図8(c)、図10参照)、GNSS周波数帯において放射利得は3(dB)以上を維持できている。
図11のグラフによれば、1575MHzにおいて、延長量W=12ミリメートルの次には、延長量W=16ミリメートル(図9(a)参照)、延長量W=8ミリメートル(図8(b)参照)、延長量W=4ミリメートル(図7(c)参照)、延長量W=20ミリメートル(図9(b)参照)、延長量W=0ミリメートル(図7(a)参照)、の順に放射利得が高くなっている。
本発明者の検討により、上面幅を大きくすることにより、パッチアンテナ130の放射利得が改善するが、延長量W=12ミリメートルをピークとして放射利得は再び劣化していくことがわかった。ただし、延長量W=20ミリメートルとした場合であっても、延長量W=0ミリメートルのときよりもパッチアンテナ130の放射利得は大きい。
図12は、TELエレメント120を搭載する場合のパッチアンテナ130の天頂軸比の周波数特性を示すグラフである。
1575MHzにおいて、延長量W=0ミリメートルのときを除けば天頂軸比は過度に大きくなることはない。GNSS周波数帯の中心周波数1575MHzから計算すると、このときの波長(以下、「GNSS波長」とよぶ)は約190ミリメートルとなる。上面放射板138の基本幅が2ミリメートルなので、延長量W=12ミリメートルのときには上面幅は14ミリメートルとなる。このときの上面幅は、14÷190=0.07により、約0.07×GNSS波長に対応する。
同様にして、延長量W=4ミリメートルのときの上面幅は(4+2)÷190=0.03により、約0.03×GNSS波長に対応する。また、延長量W=20ミリメートルのときの上面幅は(20+2)÷190=0.116により、約0.116×GNSS波長に対応する。図11および図12に示されるGNSS特性によれば、上面幅は0.07×GNSS波長が最も望ましく、0.03×GNSS波長から0.116×GNSS波長までの範囲であれば、少なくとも基本幅のみのときに比べてGNSS特性が改善されることがわかった。
[総括]
以上、本実施形態に基づいて複合アンテナ装置100を説明した。
複合アンテナ装置100は、実質的に同一形状のTELエレメント120AおよびTELエレメント120Bをアンテナユニット110に搭載することにより、MIMO構成を実現している。ここで、TELエレメント120Aの第1側面放射板132A,中間側面放射板134Aおよび第2側面放射板136Bの放射面を側面に向けることにより、平面基体152の平面サイズを小さくできる。TELエレメント120Bについても同様である。
複合アンテナ装置100において、TELエレメント120Aを第1辺160、第2辺162側に設置し、TELエレメント120Bを第3辺164、第4辺166側に設置することで、TELエレメント120AおよびTELエレメント120Bを対角配置している。MIMO構成に対応するためにTELエレメント120AおよびTELエレメント120Bは実質的に同一形状となる。この同一形状という特徴を利用して、TELエレメント120AおよびTELエレメント120Bを対角配置することにより、平面基体152に設置スペースを有効活用できる。対角配置構成も、平面基体152の平面サイズの縮小に寄与している。
また、TELエレメント120Aは、上面放射板138Aを有する。TELエレメント120Bも同様にして上面放射板138Bを有する。上面放射板138の放射面を水平とすることにより、水平偏波の送受信性能も確保できる。
上面放射板138Aを、第2側面放射板136Aの端点から第2辺162に沿って延伸する方向に折り返すことで、TELエレメント120Aの電気長を大きく確保できる。これにより、TELエレメント120Aを広帯域化しやすくなる。TELエレメント120Aの第1側面放射板132A、中間側面放射板134A、第2側面放射板136Aおよび上面放射板138Aは1枚の板金から構成されており、さまざまな電気長を有するため、単一のTELエレメント120Aにて広帯域に対応できる。TELエレメント120Aを複数の板金の組み合わせにより構成してもよい。たとえば、第1側面放射板132A、中間側面放射板134A、第2側面放射板136Aを1枚の板金から形成し、これに別の板金により形成される上面放射板138Aを接合することによりTELエレメント120A全体を構成してもよい。TELエレメント120Aの一部または全部を、平面基体152の一部により形成してもよい。たとえば、平面基体152の一部を折り曲げることにより、第1側面放射板132A、中間側面放射板134Aおよび第2側面放射板136Aを形成し、これに上面放射板138Aを接合するとしてもよい。このように、TELエレメント120Aの構成に際しては、複合アンテナ装置100に対する要求仕様に応じて様々な構成方法から最適なものを選択すればよい。TELエレメント120Bについても同様である。以上の構成により、MIMO対応および複合アンテナ装置100の平面サイズの縮小化だけでなく、TELエレメント120AおよびTELエレメント120Bの広帯域化も実現できる。
更に、給電端140Aおよび給電端140Bの位置を、給電口104から給電端140Aまでの距離と、給電口104から給電端140Bまでの距離をほぼ同等となる位置とすることにより、TELエレメント120AおよびTELエレメント120Bの給電条件を均等化できる。このような構成により、伝送ロスも均等化することができるため、MIMOシステムにとって最適な条件で送受信が可能となる。
また、上面放射板138Aおよび上面放射板138Bを中央方向に適度にオーバーハングさせることで、パッチアンテナ130のGNSS特性が改善することが判明した。複合アンテナ装置100においては、上面放射板138Aおよび上面放射板138Bの上面幅を適切に調整することで、パッチアンテナ130と2つのTELエレメント120を搭載しつつ、パッチアンテナ130の性能を改善することができる。
なお、本発明は上記実施形態や変形例に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。上記実施形態や変形例に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより種々の発明を形成してもよい。また、上記実施形態や変形例に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。
[変形例]
図13は、変形例における複合アンテナ装置100の外観斜視図である。
本実施形態においては、TELエレメント120Aは第2側面放射板136Aの端点(第2辺162と第3辺164の交点部分)において、上面放射板138Aを折り返す形状にて形成するとして説明した。また、TELエレメント120Bは第2側面放射板136Bの端点(第4辺166と第1辺160の交点部分)において、上面放射板138Bを折り返す形状にて形成するとして説明した。変形例として、折り返し型ではなく、図13に示すように第2側面放射板136Aの一部がそのまま中央方向(内側)に折り曲げられた形状にて上面放射板138Aを形成してもよい。同様にして、第2側面放射板136Bの一部を折り曲げる形状にて上面放射板138Bを形成してもよい。この場合にも、上面放射板138Aおよび上面放射板138Bの上面幅を調整することでGNSS特性を改善してもよい。
TELエレメント120は、逆Lアンテナであるとして説明したが、逆Fアンテナであってもよい。パッチアンテナ130は、GNSSに限らず、SDARS(Satellite Digital Audio Radio Service)のような衛星放送あるいはETC(Electronic Toll Collection System)に対応したアンテナであってもよい。同様にして、MIMO構成とするアンテナエレメントは、電話に限らず、AM/FMなど他の周波数帯に対応したものであってもよい。また、TELエレメント120の代わりに、Wi-FiアンテナをMIMO構成としてもよい。複合アンテナ装置100が対応する周波数帯は、本実施形態に示した周波数帯に限られるものではないことは当業者には理解されるところである。
パッチアンテナ130のGNSSエレメント170は、板金により形成される。このほか、パッチアンテナ130はセラミックスパッチアンテナ、あるいは、多層基板パッチアンテナとして形成されてもよい。
本実施形態においては上面放射板138Aおよび上面放射板138Bの一部をオーバーハングさせるとして説明したが、上面放射板138を全体的にオーバーハングさせてもよい。
本実施形態においては第1側面放射板132A等の放射面は平面基体152に対して垂直であるとして説明したが、第1側面放射板132A等の放射面は平面基体152に対して正確に垂直である必要はなく実質的に垂直(以下、「略垂直」とよぶ)であればよい。具体的には、第1側面放射板132A等の放射面の平面基体152に対する傾きは、70度から110度、より好ましくは、80度から100度、更に好ましくは、85度から95度の範囲内であればよい。同様にして、上面放射板138の放射面は平面基体152に対して平行であるとして説明した。上面放射板138の放射面は平面基体152に対して正確に平行である必要はなく実質的に平行(以下、「略平行」とよぶ)であればよい。具体的には、上面放射板138の放射面の平面基体152に対する傾きは、-20度から+20度、より好ましくは、-10度から+10、更に好ましくは、-5度から+5度の範囲内であればよい。
100 複合アンテナ装置、102 給電線、104 給電口、106 本体部、108 外部カバー、110 アンテナユニット、112 ブラケット、116 ネジ、120A TELエレメント、120B TELエレメント、130 パッチアンテナ、132A 第1側面放射板、132B 第1側面放射板、134A 中間側面放射板、134B 中間側面放射板、136A 第2側面放射板、136B 第2側面放射板、138A 上面放射板、138B 上面放射板、140A 給電端、140B 給電端、150 スペーサ部材、152 平面基体、154 PCB、160 第1辺、162 第2辺、164 第3辺、166 第4辺、170 GNSSエレメント、172 ホルダ、174 PCB、176 シールドケース、178 パッド

Claims (8)

  1. 四角形状の平面基体と、
    前記平面基体の中央に設置されるパッチアンテナと、
    前記パッチアンテナが動作する周波数帯とは異なる周波数帯において動作する第1アンテナと、
    前記第1アンテナが動作する周波数帯と実質同一の周波数帯において動作する第2アンテナと、を備え、
    前記第1アンテナは、前記平面基体の第1辺に沿って延伸し、前記第1辺の端部で屈曲し、前記第1辺に隣接する第2辺に沿って延伸する放射板を有し、
    前記第2アンテナは、前記第1辺に対向する第3辺に沿って延伸し、前記第3辺の端部で屈曲し、前記第2辺に対向する第4辺に沿って延伸する放射板を有し、かつ、
    前記第1アンテナの給電点は前記第1辺に設定され、前記第2アンテナの給電点は前記第3辺に設定されることを特徴とする複合アンテナ装置。
  2. 前記第1アンテナの有する放射板は、前記第1辺および前記第2辺において前記平面基体に対して略垂直となるように設置され、かつ、
    前記第2アンテナの有する放射板は、前記第3辺および前記第4辺において前記平面基体に対して略垂直となるように設置されることを特徴とする請求項1に記載の複合アンテナ装置。
  3. 前記第1アンテナは、更に、前記第2辺において前記平面基体に対して略平行となる放射板を有し、かつ、
    前記第2アンテナは、更に、前記第4辺において前記平面基体に対して略平行となる放射板を有することを特徴とする請求項2に記載の複合アンテナ装置。
  4. 前記第1アンテナの前記第2辺における放射板の一部を、前記第4辺に向けてオーバーハングさせ、
    前記第2アンテナの前記第4辺における放射板の一部を、前記第2辺に向けてオーバーハングさせることを特徴とする請求項3に記載の複合アンテナ装置。
  5. 四角形状の平面基体と、
    前記平面基体の中央に設置されるパッチアンテナと、
    前記パッチアンテナが動作する周波数帯とは異なる周波数帯において動作する第1アンテナと、
    前記第1アンテナが動作する周波数帯と実質同一の周波数帯において動作する第2アンテナと、を備え、
    前記第1アンテナは、前記平面基体の第1辺に沿って延伸し、前記第1辺の端部で屈曲し、前記第1辺に隣接する第2辺に沿って延伸する放射板を有し、
    前記第2アンテナは、前記第1辺に対向する第3辺に沿って延伸し、前記第3辺の端部で屈曲し、前記第2辺に対向する第4辺に沿って延伸する放射板を有し、
    前記第1アンテナの有する放射板は、前記第1辺および前記第2辺において前記平面基体に対して略垂直となるように設置され、
    前記第2アンテナの有する放射板は、前記第3辺および前記第4辺において前記平面基体に対して略垂直となるように設置され、
    前記第1アンテナの前記第2辺における放射板の一部は、少なくともその一部が前記パッチアンテナの放射素子の上部に位置するまでオーバーハングし、
    前記第2アンテナの前記第4辺における放射板の一部は、少なくともその一部が前記パッチアンテナの放射素子の上部に位置するまでオーバーハングすることを特徴とする複合アンテナ装置。
  6. 四角形状の平面基体と、
    前記平面基体の中央に設置されるパッチアンテナと、
    前記パッチアンテナが動作する周波数帯とは異なる周波数帯において動作する第1アンテナと、
    前記第1アンテナが動作する周波数帯と実質同一の周波数帯において動作する第2アンテナと、を備え、
    前記第1アンテナは、前記平面基体の第1辺に沿って延伸し、前記第1辺の端部で屈曲し、前記第1辺に隣接する第2辺に沿って延伸する放射板を有し、
    前記第2アンテナは、前記第1辺に対向する第3辺に沿って延伸し、前記第3辺の端部で屈曲し、前記第2辺に対向する第4辺に沿って延伸する放射板を有し、
    前記第1アンテナの有する放射板は、前記第1辺および前記第2辺において前記平面基体に対して略垂直となるように設置され、
    前記第2アンテナの有する放射板は、前記第3辺および前記第4辺において前記平面基体に対して略垂直となるように設置され、
    前記第1アンテナは、更に、前記第2辺において前記平面基体に対して略平行となる放射板を有し、
    前記第2アンテナは、更に、前記第4辺において前記平面基体に対して略平行となる放射板を有し、
    前記第1アンテナの前記第2辺において前記平面基体と略平行となる放射板の幅は、少なくとも、前記パッチアンテナが動作する中心波長の0.03倍以上であり、かつ、
    前記第2アンテナの前記第4辺における前記平面基体と略平行となる放射板の幅は、少なくとも、前記パッチアンテナが動作する中心波長の0.03倍以上であることを特徴とする複合アンテナ装置。
  7. 四角形状の平面基体と、
    前記平面基体の中央に設置されるパッチアンテナと、
    前記パッチアンテナが動作する周波数帯とは異なる周波数帯において動作する第1アンテナと、
    前記第1アンテナが動作する周波数帯と実質同一の周波数帯において動作する第2アンテナと、を備え、
    前記第1アンテナは、前記平面基体の第1辺に沿って延伸し、前記第1辺の端部で屈曲し、前記第1辺に隣接する第2辺に沿って延伸する放射板を有し、
    前記第2アンテナは、前記第1辺に対向する第3辺に沿って延伸し、前記第3辺の端部で屈曲し、前記第2辺に対向する第4辺に沿って延伸する放射板を有し、
    前記第1アンテナの有する放射板は、前記第1辺および前記第2辺において前記平面基体に対して略垂直となるように設置され、
    前記第2アンテナの有する放射板は、前記第3辺および前記第4辺において前記平面基体に対して略垂直となるように設置され、
    前記第1アンテナは、更に、前記第2辺において前記平面基体に対して略平行となる放射板を有し、
    前記第2アンテナは、更に、前記第4辺において前記平面基体に対して略平行となる放射板を有し、
    前記第1アンテナの前記第2辺において前記平面基体に略平行となる放射板の幅は、少なくとも、前記パッチアンテナが動作する中心波長の0.116倍以下であり、かつ、
    前記第2アンテナの前記第4辺における前記平面基体と略平行となる放射板の幅は、少なくとも、前記パッチアンテナが動作する中心波長の0.116倍以下であることを特徴とする複合アンテナ装置。
  8. 四角形状の平面基体と、
    前記平面基体の中央に設置されるパッチアンテナと、
    前記パッチアンテナが動作する周波数帯とは異なる周波数帯において動作する第1アンテナと、
    前記第1アンテナが動作する周波数帯と実質同一の周波数帯において動作する第2アンテナと、を備え、
    前記第1アンテナは、前記平面基体の第1辺に沿って延伸し、前記第1辺の端部で屈曲し、前記第1辺に隣接する第2辺に沿って延伸する放射板を有し、
    前記第2アンテナは、前記第1辺に対向する第3辺に沿って延伸し、前記第3辺の端部で屈曲し、前記第2辺に対向する第4辺に沿って延伸する放射板を有し、
    前記第1アンテナの給電点は前記第1辺における第1地点に設定され、
    前記第2アンテナの給電点は前記第3辺における第2地点に設定され、かつ、
    前記第1地点および前記第2地点を結ぶ直線は、前記第2辺と平行であることを特徴とする複合アンテナ装置。
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