JP7203734B2 - スライドガラス用のホルダ、顕微鏡および顕微鏡を制御するための方法 - Google Patents

スライドガラス用のホルダ、顕微鏡および顕微鏡を制御するための方法 Download PDF

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Description

本発明は、スライドガラス用のホルダ、顕微鏡および顕微鏡を制御するための方法に関する。検査すべき試料を顕微鏡内に導入するために、スライドガラスが使用される、ほぼすべての今日公知のシステムにおいて、このことは類似の形式で行われる。通常、スライドガラス、つまり多くの場合単純な方形のガラスプレートが、2つの金属製のクリップによって、フライス加工によって削り出された凹部内に押し込まれる。このとき金属クリップは、適宜な圧力をスライドガラスに加え、これによってスライドガラスが、なお僅かしか移動できないように圧着されるように構成されている。スライドガラスを挿入できるようにするために、金属クリップは、回転可能に支持されており、これによって金属クリップは、スライドガラスの交換のために旋回させることができ、これにより金属クリップは、スライドガラスにもはや圧力を加えなくなる。解放されたスライドガラスは、次いで凹部から、てこの原理を使用して取り出すことができる。新たなスライドガラスの挿入は、逆の順序で行われる。
したがってスライドガラスの挿入は、多数の必要な作業ステップに基づいて、かなり面倒であり、かつ制限されてしか自動化することができない。使用者は、両手を用いて作業を行う必要があり、かつ金属クリップにおいて怪我をするおそれがあり、または手袋を損傷するおそれがある。両保持クリップは、回転させる必要がある。保持クリップは、また試料を損傷するおそれがあり、かつクリーニングが困難であり、これによって試料の汚染が排除されていない。
さらに、スライドガラスの位置決めの精度を改善することが望ましい。このことは、同じスライドガラスを複数回挿入する場合における位置決めの再現可能性に対しても、また例えば共焦点顕微鏡による試料の走査時における、比較的長い実験中における同じ位置の一定の維持に関しても言える。このとき特にスライドガラスは、水平方向に移動することがある。それというのは、水平方向における移動中に克服されねばならない、保持クリップとスライドガラスのガラスとの間における摩擦力は、極めて小さいからである。これによって微速度撮影実験時には、試料位置の再位置特定可能性が低下する。
上に挙げられた問題を解決する本発明の構成では、スライドガラス用のホルダが、収容領域を備えており、該収容領域は、第1の載置面と、該第1の載置面に向かい合って配置された第2の載置面と、第1の載置面を少なくとも部分的に覆っている第1の対応面と、第2の載置面を少なくとも部分的に覆っている第2の対応面と、を有しており、このとき収容領域は、3つの側においてサイドエレメントによって画定され、かつ1つの側にスライドガラスを導入するための開口を有しており、かつこのとき収容領域内に、少なくとも1つの圧着エレメントが配置されていて、該圧着エレメントが収容領域の内部に向けられた戻し力を加えることができるようになっている。このような戻し力は、例えば上方に向かって、下方に向かって、または向かい合って位置しているサイドエレメントの方向に向かって作用することができる。
言い換えれば、ホルダは、互いに向かい合って配置された2つのスリットを有しており、両スリット内にスライドガラスを、側部において押し込むことができる。圧着エレメントを用いて、挿入されたスライドガラスはホルダ内において固定される。圧着エレメントは、例えばばね、エラストマ、または類似の弾性部材であってよい。圧着エレメントは、クランプ作用をスライドガラスに加える。圧着エレメントによって加えられた力は、スライドガラスをその位置において保持し、かつ意図しない移動を防止するのに十分な大きさを有することが望ましく、しかしながら同時に、スライドガラスの簡単な、手による、または自動的な除去を可能にすることが望ましい。もちろんこの力は、スライドガラスの損傷、またはそれどころか破損を惹起し得るような大きさであってはならない。圧着エレメントの表面は、スライドガラスの損傷または引っ掻き傷を回避するために、比較的柔らかく形成されていてよい。好ましくは、圧着エレメントとスライドガラスとの間における面状の接触部が生ぜしめられる。圧着エレメントは、スライドガラスが意図しない力作用時にその位置において不動に留まるのに十分な摩擦力を生ぜしめることが望ましい。
スライドガラスというのは、特に、金属の、または生物の、またはその他の三次元の試料、細胞、または組織片のアンサンブルを、さらなる加工または観察を目的として、特に顕微鏡検査するために収容することができる装置を意味している。これは、特に、例えば波形パネルまたは室スライド、または他の特殊スライドといったガラス製担体であってよい。
戻し力は、少なくともほぼまたは完全に、スライドガラスの表面に対して平行に作用することができる。これによって戻し力は、事実上スライドガラスを固定するためにだけ貢献し、不所望の応力を生ぜしめないことが達成される。しかしながら同様に、戻し力が、スライドガラスの表面に対して、ほぼ垂直にまたは正確に垂直に作用することも可能である。この場合にスライドガラスは、載置面と対応面との間においてクランプされ、これに対してスライドガラスは、スライドガラスの表面に対して平行な戻し力の場合には、サイドエレメントの間においてクランプされる。
載置面は、従来技術に基づいて公知の、スライドガラス用のホルダに類似の形状を有することができ、かつ例えばフライス加工によって削り出された凹部であってよい。このときホルダ全体は、大面積の開口を有しており、これによって光が開口を通過することができ、これにより保持された試料を、顕微鏡によって検査することができる。このとき互いに向かい合って位置している両載置面は、スライドガラスのために利用することができる面を確定する。両載置面が、挿入すべきスライドガラスよりも幾分小さな間隔を互いの間に有していると好適である。互いに向かい合って位置しているサイドエレメントの間隔は、挿入すべきスライドガラスの幅よりも幾分大きいことが望ましい。この間隔に対して横方向に載置面は、スライドガラスの1つの辺よりも明らかに長い延在長さを有することができる。例えば載置面は、スライドガラスの1つの辺の少なくとも1.5倍、少なくとも2.0倍、または少なくとも2.5倍の長さであってよい。ここでそれぞれ、通常の方形のスライドガラスの短い辺が、基準として利用されると、好適な構成が得られる。このときスライドガラスは、まず載置面に載置され、かつその後で載置面上で対応面の下に押されることができる。このときスライドガラスは、1つまたは複数の圧着エレメントの作用領域内に達し、かつしっかりとクランプされる。
対応面は、スライドガラスが利用可能な室を上方に向かって、つまり鉛直方向において画定しており、これに対して3つのサイドエレメントは、水平方向におけるスライドガラスの移動を制限しており、これによってスライドガラスの位置を正確に決定することができる。言い換えれば、載置面、対応面および3つの側面によって確定される空間は、挿入すべきスライドガラスの寸法に、スライドガラスを導入することができるのに必要な小さな遊びを加えた値に、正確に相当している。
絶対的な数値で言えば、本発明に係るスライドガラスの好適な構成では、1つの載置面と1つの所属の対応面との間における鉛直方向間隔が、0.5mm~5mm、好ましくは1.0~3.0mm、特に好ましくは1.0~2.0mmである。このように構成されていると、ホルダを、市販のスライドガラスに適合させることができる。
好適な態様では、対応面は、載置面に対して少なくともほぼ平行に延びている。また載置面と対応面とが、製造精度の枠内において互いに正確に平行に延びていることも可能である。対応面と載置面とが少なくともほぼ互いに平行に延びているという特徴は、特に、載置面と対応面とが互いに、10°未満の角度、好ましくは5°未満の角度、特に好ましくは2°未満の角度を成しているということを意味する。
本発明の発展形態では、載置面の延在長さが、好ましくは押込み方向に相当する第1の方向において、対応面の延在長さの少なくとも2倍の大きさである。このような構成によって、ホルダにおけるスライドガラスの挿入および固定が容易になる。
本発明に係るホルダの好適な構成によれば、1つまたは複数の圧着エレメントは、サイドエレメントに取り付けられている。このように構成されていると、もっぱら水平方向または少なくともほぼ水平方向においてスライドガラスに作用し、かつこれによって好適なクランプ作用を発揮する、戻し力を実現することができる。
本発明の発展形態によれば、両載置面および/または両対応面に、圧着エレメントが配置されている。このように構成されていると、圧着エレメントとスライドガラスとの相互作用のために利用することができる面を増大させることができる。同様に、側面および載置面に、かつ/または対応面に、圧着エレメントを配置することも可能である。
好適な構成では、対応面および載置面は、サイドエレメントの、収容室に向く表面との間に、それぞれ直角を成している。したがって、収容室の形状は、通常の直方体形状のスライドガラスに合わせられる。
本発明の発展形態によれば、サイドエレメントのうちの少なくとも1つのサイドエレメントに、機械的な接触を検知するための装置、または圧力センサが配置されている。このように構成されていると、センサまたは接点によって、スライドガラスがホルダ内に挿入されているか否か、およびスライドガラスが該当するサイドエレメントに接触していて、これによってその最終位置に達しているか否かを確認することができる。
このようなセンサまたは接点は、例えばマイクロスイッチとして、ライトバリアとして、容量式、誘導式、または圧抵抗式の圧力センサとして、圧電式、または周波数アナログ式の圧力センサとして、ストレーンゲージとして、またはホール効果の利用下で構成されていてよい。
特に好適な構成では、機械的な接触を検知するための装置、または圧力センサは、スライドガラスを導入するための開口に向かい合って位置しているサイドエレメントに配置されている。これは、通常、ホルダの背壁である。このときスライドガラスとの接触が行われない限りは、スライドガラスはさらにスリット内に押し込まれねばならない。
また相応の接点またはセンサが、互いに向かい合っているサイドエレメントのうちの1つのサイドエレメントまたは複数のサイドエレメントにおいて、通常はつまり複数の側壁において、ならびに背部のサイドエレメントにおいて、通常はつまり背壁において、配置されている、構成が可能である。このように構成されていると、水平方向および鉛直方向における位置検査を実施することができる。
好適な実施形態によれば、後部のサイドエレメントは、係合凹部を有する背壁の形態を有している。このとき係合凹部は、使用者が1本または複数本の指で係合凹部内に係合することができるように寸法設定されていることができ、これによって、使用者がスライドガラスを開口の方向に押すことによって、スライドガラスをホルダから取り出すことができる。ホルダが閉鎖されたフレームを有している場合には、フレームの、背側に向かい合って位置している側にも、係合凹部が配置されていてよい。
ホルダは、好ましくは保持フレームを有していてよく、該保持フレームでホルダは、顕微鏡テーブルに固定することができる。このように構成されていると、モジュラ構造と、既存の顕微鏡の簡単なシステムアップと、が可能である。
本発明の発展形態では、サイドエレメント相互の、背側の領域における間隔が、スライドガラスを導入するための開口の領域におけるよりも短い。このように構成されていると、ホルダが製造されている材料の弾性を、戻し力をもたらすために利用することができる。このことは、圧着エレメントの戻し力に加えて得ることができる。プラスチック製のスライドガラスのために特に適している実施形態では、もっぱらホルダの材料の戻し力を使用することができる。この場合にはサイドエレメント自体が、1つもしくは複数の圧着エレメントである。
サイドエレメントは、好ましくは側壁として形成されている。この特徴によっても、収容室を可能な限り正確にスライドガラスの形状に相当させることが達成される。さらにホルダの製造が簡単になる。このとき壁というのは、特に、鉛直方向に延びている平らな画定面を意味している。
さらに、顕微鏡に、スライドガラス用の本発明に係るホルダを設けることが提案される。このような顕微鏡は、取扱いが特に簡単である。
さらに、下記のステップ、すなわち、
a.スライドガラス用のホルダのスリット形状の収容室内に導入方向に沿ってスライドガラスを導入するステップであって、このときスライドガラスを導入方向に沿って、収容室の後部領域に配置されたセンサがスライドガラスへの接触を検知するまで移動させる、ステップを備えた、
顕微鏡を制御するための方法が提案される。このようにすると、スライドガラスが挿入されたか否かを、確実に確認することができる。使用者は、スライドガラスの正確な挿入に対して僅かに集中すればよく、まさに暗い周囲状況において負荷が軽減される。さらにスライドガラスの交換の自動化が可能になる。それというのは、センサの信号を、スライドガラスの自動的な挿入の制御のために使用することができるからである。したがってスライドガラスの導入は、手によって行うことも、または自動的に行うことも可能である。
記載された方法の発展形態によれば、方法は、下記の追加的なステップ、すなわち、
b.ホルダに取り付けられた圧力センサが圧力の変化を検知するまで、スライドガラスに対物レンズを接近させるステップ、
c.対物レンズとスライドガラスとの間における実際間隔の値を、0にセットするステップ、および、
d.実際間隔が、対物レンズの公知の自由な作業間隔に相当するように、実際間隔を調節するステップ、
を実施する。
このようにすると、スライドガラスに配置された検査すべき試料への大まかな焦点合わせを行うことができる。圧力センサが、圧力の変化を、ひいてはスライドガラスとの対物レンズの接触を検知するや否や、対物レンズの接近移動を直ちに中断することができる。このようにして、使用者が焦点合わせ中にスライドガラスにまたはそれどころか対物レンズに損傷を与えてしまうことを阻止することができる。
次いで、精密焦点合わせを行うことができる。この精密焦点合わせは、手によって行うことも、または自動的に行うことも可能である。このとき、例えばカメラを介して得ることができる別の調整パラメータを、使用することができる。
次に、図面および以下の記載によって、本発明の実施形態を詳説する。
第1の状態における本発明に係るホルダの第1実施形態を示す斜視図である。 第2の状態における第1実施形態を示す図である。 第3の状態における第1実施形態を示す図である。 本発明に係るホルダの第2実施形態を示す図である。 スライドガラスの挿入時における第1ステップを示す図である。 スライドガラスの挿入時における第2ステップを示す図である。 スライドガラスの挿入時における第3ステップを示す図である。 スライドガラスの挿入時における第4ステップを示す図である。 本発明に係るホルダの第3実施形態を示す図である。 本発明に係るホルダおよび顕微鏡の一部を詳細に示す図である。
ここで付言しておくと、図面に示されたスライドガラス(Objekttraeger)は、本発明に係るホルダの一部ではない。しかしながらスライドガラスは、機能を明瞭にするために示されている。本発明に係るホルダは、僅かな適合によって、様々に構成された多数のスライドガラスのために製造することができる。
図1には、本発明に係るホルダ2の第1実施形態が概略的に示されている。ホルダ2は、環状のフレーム4を有しており、このフレーム4は、上面6および下面8を有している。フレーム4は、方形であり、かつ基本的にディスク状に形成されている。言い換えれば、フレーム4の鉛直方向における延在長さは、両水平方向におけるよりも明らかに短い。フレーム4内には切欠き10が配置されており、この切欠き10はほぼ、見えるように同様に示されているスライドガラス12の幅を有している。このとき「幅」というのは、スライドガラス12の、該スライドガラス12の最長辺に沿った延在長さを意味している。同様に「切欠き10の幅」というのは、切欠き10の、図面においてスライドガラス12の最長辺に対して平行な辺に沿った延在長さである。「切欠き10の長さ」というのは、これに対して直角に延びており、「高さ」というのはそれぞれ、最短辺に沿った延在長さを意味している。
互いに向かい合って位置するように、かつ切欠きの全長にわたって延びるように、切欠きの縁部には2つの載置面14が配置されている。載置面14は、数mmの幅を有しており、これによってスライドガラスは、そこで確実に載置されることができる。載置面14は、フレーム4と一体に形成されていてよい。フレーム4および載置面14は、共に金属から成っている。載置面14を、例えばガラス層または滑り防止層によって被覆することも可能であり、これによってスライドガラス12の挿入時における所望の特性を得ることができる。
切欠き10の後部領域には、つまり背側16に隣接する領域には、載置面14から間隔をおいてかつ載置面14に対して平行に、対応面18が配置されている。対応面18の長さは、ほぼスライドガラス12の長さに、もしくはほぼ切欠き10の半分の長さに相当している。載置面14と対応面18との間における鉛直方向間隔は、スライドガラス12を挿入させることができるが、スライドガラス12が鉛直方向において僅かな遊びしか有していないように、寸法設定されている。言い換えれば、この間隔は、挿入すべきスライドガラス12の高さよりも僅かに大きい。それぞれ互いに上下に配置されている載置面14と対応面18とは、中空室を確定しており、この中空室は、挿入すべきスライドガラス12によって占めることができ、かつ中空室内においてスライドガラス12は保持される。対応面18は、同様にフレーム4と一体に形成されていてよい。例えば載置面14と対応面18との間における中間室は、フライス加工によって削り出すことができる。
対応面18の下側には、圧着エレメント20が配置されている。これらの圧着エレメント20は、弾性材料から製造されていて、かつ鉛直方向において圧縮することができる。このとき圧着エレメント20は、圧縮方向とは逆方向の戻し力を加える。圧着エレメント20は、挿入されたスライドガラス12を載置面に押圧し、これによってスライドガラス12の、水平方向における意図しない移動が回避される。圧着エレメント20は、図示の実施形態では面状に形成されていて、かつ対応面18の幅の大部分にわたって、かつ対応面18の長さの半分よりも幾分長い長さにわたって延びている。
フレーム4の後部領域において、背側16を認識することができる。この背側16は、単純な鉛直の背壁の形態で形成されており、かつ係合凹部22を有しており、この係合凹部22は、丸く面取りされた切欠きであり、かつほぼ、人間の指の直径を有している。係合凹部22は、スライドガラス12の簡単な取り出しを可能にし、このときスライドガラス12は前方に向かって押される。このようにしてスライドガラス12は、載置面14が対応面18によって覆われていない領域に達する。これによってスライドガラス12は、上方に向かって取り出すことができる。
図1には、スライドガラス12の挿入中における瞬間が示されている。スライドガラス12は、その後縁が既に載置面14に載置されていて、かつ次いで旋回させられ、これによってスライドガラス12は、ホルダ2の上面に対して平行に位置し、かつスライドガラス12と載置面14とが互いにオーバラップする領域において全面的に載置される。次いでスライドガラス12は、図示された矢印の方向で押されることができ、これによってスライドガラス12は、載置面14と対応面18との間においてクランプされる。スライドガラス12は、スライドガラス12が背壁16に当接するまで、載置面14と対応面18との間におけるスリット内に押し込むことができる。
図2には、図1と同じ実施形態が、スライドガラス12の取出し時における状況において示されている。このときスライドガラス12は、既に、スライドガラス12が背壁16の形態の後部ストッパにまで押し込まれていた測定位置から、取り出し位置へと押されている。このときスライドガラス12は、前壁24の形態の前方のストッパにまで押されていて、いまや図示された矢印に沿って旋回させられ、スライドガラス12を楽に取り出すことができる。測定位置においてスライドガラスは、完全に収容領域内にある。
図3には、図1および図2と同じ実施形態が示されている。ホルダの多様性を明らかにするために、既に示されたスライドガラスとは異なるスライドガラス26が示されており、このスライドガラス26は、4つの試料室28を有する、鉛直方向に延びる構造を有している。図示のスライドガラス26は、既に載置面14に載置されていて、かついまや図示された矢印に沿って測定位置に押されることができる。
図4には、本発明に係るホルダ2の第2実施形態が示されている。図示の実施形態は、ほぼ、図1~図3に示された実施形態に相当している。同じ符号は、同じエレメントを示している。しかしながら、追加的に、2つの側部の圧着センサ30および2つの背部の圧着センサ32が設けられている。このとき側部の圧着センサ30は、側壁34において、載置面14と対応面18との間の後部領域に位置している。背部の圧着センサ32は、背壁16に配置されている。
両背部の圧着センサ32は、試料が正確に後部の当接点にまで挿入されていて、かつスライドガラス26と背壁16との間の接点が存在しているか否かを検出する。両側部の圧着センサ30は、スライドガラス26に下から圧力または圧力変化が加えられるか否かを検査する。この圧力は、例えばうっかりとスライドガラス26に接触する対物レンズによって加えられることがある。圧着センサ30,32によって、これまでスライドガラスの破損、対物レンズの不具合、および駆動制御のエラーを惹起するおそれがあった複数の問題を解決することができる。センサの詳細な使用可能性については、さらに以下において記載する。
図5~図8には、第1実施形態によるホルダ2内への、図1~図3にも示されたスライドガラス12の挿入のプロセスが示されている。このとき図5は、図1に相当している。すなわちスライドガラス12は、その後縁36が載置面14に載置されている。このとき対応面18の前縁は、スライドガラス12のためのストッパとして働くことができる。いまやスライドガラス12は、前縁38が下方に向かって移動し、かつスライドガラス12が最終的に載置面14に平らに載置されるように旋回させられる。
いまや図6に示された状態が得られている。スライドガラス12は、いまや背壁16の方向において載置面14に対して平行に押されることができる。相応の図が図7に示されている。スライドガラス12は、既に部分的に、載置面14と対応面18とによって形成されたスリット内に押し込まれている。スライドガラス12の上面の一部は、対応面18によって覆われる。図示の状態においてスライドガラス12は、ちょうど圧着エレメント20と接触する。使用者は、このことを、移動方向における若干高められた抵抗によって知る。
スライドガラス12はいまや、図8に示された状態が得られ、かつホルダ2内へのスライドガラス12の挿入が終了するまで、さらに押される。スライドガラス12はいまや測定位置に達している。スライドガラス12は、その後縁36がホルダ2の背壁16と接触している。スライドガラス12は、安定した位置を占めており、この位置からスライドガラス12は、圧着エレメント20の構成によって調節可能な力の作用によってしか進出移動させることができない。測定過程中における不所望の移動は、このようにして確実に回避される。
スライドガラス12の取り出しは、逆の順序で行われる。スライドガラス12を取り出し位置に移動させることを目的として、使用者が、測定位置においても簡単に水平な力をスライドガラス12に加えることができるようにするために、使用者の指先端または指爪を係合させることができる係合凹部22が、背壁16に配置されている。
図9には、本発明に係るホルダ2の第3実施形態が示されている。既に記載された実施形態と異なっていない特徴については、ここでは特別に述べないが、図面において、場合により同じ符号で示されている。
既に記載された実施形態とは異なり、ここに示されたホルダ2は、外側の保持フレーム40を有している。この保持フレーム40は、図示されていない顕微鏡に不動に結合されていても、または顕微鏡ステージのテーブルプレートと同一であってもよい。外側の保持フレーム40は、内側のフレーム42を有しており、内側のフレーム42は、さらに上に記載された実施形態に極めて類似の形態で形成されている。外側の保持フレーム40内には、それぞれの試料型式に適合された種々異なる内側のフレーム42を挿入することができる。このようにして顕微鏡は、手間の掛かる組換えなしに種々異なるスライドガラスに対して設定することができる。保持フレーム40は接続部44を有しており、この接続部44には、例えばコネクタを介して、電流接続部および/またはデータ導線のための接続部を実現することができる。
圧着エレメント20は、同様に導線系46に接続されていることができる。接点48においてデータおよび/または電流を、内側のフレーム42と外側の保持フレーム40との間において伝達することができる。このようにして、多数のセンサを接続し、かつ作動させることができる。
センサは、例えば圧力接点または圧力センサであってよく、これらの圧力接点または圧力センサは、圧着エレメント20内に収容されていて、これらの圧力接点または圧力センサが、スライドガラス12がホルダ2内に挿入されているか否かを測定することができるようになっている。さらにセンサは、単純な接触に対して反応するのみならず、圧力を量的に評価することができ、これによって、対物レンズ50とスライドガラス12との間における接触によってもたらされる圧力をも測定することが可能である。圧力の測定によって、次いでシステムは、対物レンズ50がスライドガラス12に圧力を加えていて、かつ適宜な対策を施しているか否かを認識することができる。
圧力測定によって、対物レンズ50がスライドガラス12に接触し、かつスライドガラス12を上方に向かって(倒立顕微鏡)または下方に向かって(正立顕微鏡)押し離し、これによってスライドガラス12がこの圧力によって破壊されるおそれがあることが判明している場合には、システムは適宜に反応にすることができ、例えばシステムはこのとき、使用者が対物レンズ50をさらにスライドガラス12の方向に移動させることができないようにし、これによってスライドガラス12が破損するおそれを回避することができる。
同時にしかしながらまた、圧力上昇の検出を、焦点のための捕捉領域(Fangbereich)を見つけるために、かつ対物レンズ50の位置を自動的に調節するために利用することもできる。そのためには、それぞれの対物レンズ50のための自由な作業間隔が公知であることが利用される。対物レンズ50の作業間隔が例えば250μmである場合には、対物レンズ50とスライドガラス12との間における接触が確実に検知されるや否や、最適な位置、つまりスライドガラス12からの対物レンズ50の間隔を、自動的に調節することができる。接触の瞬間に、いまや圧着センサへの圧力が上昇し、これらの圧着センサは次いで相応の信号を発信する。トリガとしてのこの信号によって、システムは、スライドガラス12からの対物レンズ50の間隔をいまや自動的に作業間隔に調節することができる。このことは例えば、1つのセンサがスライドガラス12との対物レンズ50の接触を検知するや否や、実際間隔のための値が0にセットされることによって起きることができる。これを起点として次いで実際間隔を、対物レンズ50の公知の自由な作業間隔に調節することができる。その後でシステムは、自動的にほぼ焦点が合う。次いで行われる後続のオートフォーカスプロセスによって、最適な焦点を容易に見つけることができる。
内側のフレーム42は、外側の保持フレーム40の角隅に配置された小さな磁石52によって固定することができ、これらの磁石52は、例えばネオジム磁石として形成されていてよい。追加的に内側のフレーム42は、手によってねじ込み可能な小さな固定具54を介して、現在の位置において不動にねじ固定することができる。固定具54は、さらに、内側のフレーム42を容易に取り外すことができるためにも役立つ。固定具54は、例えばグリップを備えたねじのように形成されていてよい。
このとき自動的に接点48を介して、外側の保持フレーム40との内側のフレーム42の電気導線の接続部が形成され、これによって接続部44への導線ガイドがさらに導かれ、このようにして外界への電流供給部およびデータ導線の接続が可能になる。
追加的に内側のフレーム42は、小さなクランプ室56を有していてよく、このクランプ室56は、例えばカメラまたは温度センサである、電子コンポーネントを接続するため、かつ/または収容するために準備されている。
図10には、図9に示された実施形態の一部が拡大して示されている。図面から認識できるように、スライドガラス26は測定位置内にもたらされている。下から対物レンズ50が接近させられる。このやり方は通常であり、使用者は、顕微鏡の接眼レンズを通して覗き、かつ対物レンズ50は、使用者によってシャープな画像が見えるまで、スライドガラス26に接近する。図示の状況において接近移動によって既に、対物レンズ50とスライドガラス26との間における不所望の接触が生じており、このことは小さな星によって象徴化される。スライドガラス26および/または対物レンズ50の損傷のおそれがある。図10において拡大して示されている圧着センサ58は、スライドガラス26の下面との対物レンズ50の衝突を検出することができる。次いで適宜な制御が、対物レンズ50のさらなる移動を停止し、かつ任意に、対物レンズ50を再び幾分スライドガラス26から離すことができ、これによって安全間隔が維持される。さらに背部の圧着センサ32を認識することができる。
圧着センサ58は、該圧着センサ58において作用している圧力を測定する。圧着センサ58は、対応面18の下面に取り付けられており、これによって圧着センサ58は、スライドガラス26の上方に向けられた移動を、もしくは上方に向けられた圧力の上昇を検知することができる。もちろん原則的には、載置面14の上面に配置された圧力センサの圧力低下を入力信号として使用することも可能である。
いまや圧力変化が発生し、かつその圧力変化が設定された閾値を上回ると、対物レンズ50のさらなる上昇移動を自動的に中断することおよび/または警告メッセージまたは信号音を発することができる。このようにして、対物レンズ50および/またはスライドガラス12における損傷を回避することができる。設定された閾値は、略示された指針メータ60によってグラフィックに図示されている。
対物レンズが上から試料の方向に走行される正立顕微鏡のために、同様の構造を構成することができる。この場合には圧着センサは、衝突時に圧力上昇を検出できるようにするために、載置面の上面に配置されている。
ホルダを、倒立顕微鏡のためにも正立顕微鏡のためにも同様に普遍的に使用できるようにするために、ホルダは、上に記載された両原理を組み合わせる複数の圧着センサを備えていることができる。このとき対応面の下面と載置面の上面とに、センサが配置されている。
2 ホルダ
4 フレーム
6 上面
8 下面
10 切欠き
12 スライドガラス
14 載置面
16 背壁
18 対応面
20 圧着エレメント
22 係合凹部
24 前壁
26 スライドガラス
28 試料室
30 側部の圧着センサ
32 背部の圧着センサ
34 側壁
36 後縁
38 前縁
40 外側の保持フレーム
42 内側のフレーム
44 接続部
46 導線系
48 接点
50 対物レンズ
52 磁石
54 固定具
56 クランプ室
58 圧着センサ
60 指針メータ

Claims (13)

  1. スライドガラス(12)用のホルダ(2)であって、
    前記スライドガラス(12)は、幅および長さを有する長方形であり、前記幅は、前記長さより長く、
    前記ホルダ(2)は、収容領域を備えており、
    前記収容領域は、第1の載置面(14)と、前記第1の載置面(14)に向かい合って配置された第2の載置面(14)と、前記第1の載置面(14)を部分的に覆っている第1の対応面(18)と、前記第2の載置面(14)を部分的に覆っている第2の対応面(18)と、を有しており、
    前記第1および第2の載置面(14)の延在長さは、前記長さに沿った第1の方向において、前記第1および第2の対応面(18)の延在長さの少なくとも2倍の大きさであり、
    前記収容領域は、3つの側においてサイドエレメント(16,34)によって画定され、1つの側に前記スライドガラス(12)を導入するための開口を有しており、
    前記第1の載置面(14)と前記第1の対応面(18)とは、第1の中空室を確定し、前記第2の載置面(14)と前記第2の対応面(18)とは、第2の中空室を確定し、前記第1および第2の中空室内には、前記第1の方向に前記スライドガラス(12)が挿入され、
    前記収容領域内に、少なくとも1つの圧着エレメント(20)が配置されていて、前記圧着エレメント(20)は、前記収容領域の内部に向けられた戻し力を加えることができる、
    ホルダ(2)。
  2. 1つの載置面(14)と1つの所属の対応面(18)との間における鉛直方向間隔は、0.5mm~5mmである、
    請求項1記載のホルダ(2)。
  3. 前記第1および第2の対応面(18)は、前記第1および第2の載置面(14)に対してほぼ平行に延びている、
    請求項1または2記載のホルダ(2)。
  4. 前記少なくとも1つの圧着エレメント(20)は、前記サイドエレメント(16,34)に取り付けられている、
    請求項1から3までのいずれか1項記載のホルダ(2)。
  5. 前記第1および第2の載置面(14)および/または前記第1および第2の対応面(18)に、前記圧着エレメント(20)が配置されている、
    請求項1から4までのいずれか1項記載のホルダ(2)。
  6. 前記第1および第2の対応面(18)および前記第1および第2の載置面(14)は、前記サイドエレメント(16,34)の、前記収容領域に向く表面との間に、それぞれ直角を成している、
    請求項1から5までのいずれか1項記載のホルダ(2)。
  7. 前記サイドエレメント(16,34)のうちの少なくとも1つのサイドエレメントに、機械的な接触を検知するための装置または圧力センサ(30,32)が配置されている、
    請求項1から6までのいずれか1項記載のホルダ(2)。
  8. 機械的な接触を検知するための前記装置または前記圧力センサ(30,32)は、前記スライドガラス(12)を導入するための前記開口に向かい合って位置している前記サイドエレメント(34)に配置されている、
    請求項7記載のホルダ(2)。
  9. 後部のサイドエレメント(16)は、係合凹部(22)を有する背壁の形態を有している、
    請求項1から8までのいずれか1項記載のホルダ(2)。
  10. 前記ホルダ(2)は、保持フレーム(4,40)を有しており、前記保持フレーム(4,40)で前記ホルダ(2)は、顕微鏡テーブルに固定することができる、
    請求項1から9までのいずれか1項記載のホルダ(2)。
  11. 前記サイドエレメント(34)の、背側の領域における間隔は、前記スライドガラス(12)を導入するための前記開口の領域における、前記サイドエレメント(34)の間隔よりも短い、
    請求項1から10までのいずれか1項記載のホルダ(2)。
  12. 前記サイドエレメント(34)は、側壁として形成されている、
    請求項1から11までのいずれか1項記載のホルダ(2)。
  13. 請求項1から12までのいずれか1項記載のスライドガラス(12)用のホルダ(2)を備えた顕微鏡。
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