JP4871263B2 - スライドガラス搬送装置 - Google Patents

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Description

この発明は、所定方向に積層された状態でスライドガラスカセット内の収納空間に配置された複数のスライドガラスを一枚ずつ搬送するスライドガラス搬送装置に関するものである。
従来のスライドガラス搬送装置としては、例えば特許文献1に、スライドガラスカセット内に収納された複数のスライドガラスのうちいずれかの両端部を上下方向から挟んだ状態で取り出すように組み合わされたフォーク及びクランパを備えた装置が開示されている。
また、特許文献2には、スライド収納部内に積層された状態で収容された複数のスライドガラスのうちいずれかを取り出すよう、軸方向に上下移動可能かつ軸廻りに回転可能に構成されたスライド載置台と、スライド載置台上のスライドガラス(スライド収納部から取り出されたスライドガラス)を搬送のために吸着する搬送用吸着部とを備えた装置が開示されている。
特開平11−83687号公報 特開2003−215459号公報
発明者らは、従来のスライドガラス搬送装置について検討した結果、以下のような課題を発見した。すなわち、上記特許文献1に記載されたフォーク及びクランパは、スライドガラスの両端部を上下方向から挟んだ状態で取り出すように組み合わされており、その構造が複雑であるとともに、取り出されたスライドガラスを所定位置に位置決めした状態で搬送することができない。同様に。上記特許文献2に記載されたスライド載置台及び搬送用吸着部も、取り出されたスライドガラスを所定位置に位置決めした状態で搬送することができない。しかも、上記特許文献2に記載された装置においては、搬送用吸着部を作動させるための真空ポンプの振動が所定の検査位置に搬送されたスライドガラスに伝播する虞がある。
したがって、上記特許文献1及び2に記載されたスライドガラス搬送装置は、スライドガラスカセットからスライドガラスを順次取り出し、所定位置に確実に搬送することが困難であった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、スライドガラスカセットからのスライドガラスの取り出しと所定位置への確実な搬送を簡単な構造により実現するスライドガラス搬送装置を提供することを目的としている。
この発明に係るスライドガラス搬送装置は、所定方向に沿って積層された状態でスライドガラスカセットの収納空間内に配置された複数のスライドガラスを、該スライドガラスカセットに設けられた開口部を介して一枚ずつ取り出すための構造を有する。具体的に、当該スライドガラス搬送装置は、引出しハンドと、駆動機構と、位置決めガイドと、突起と、そして、テーパー導入部を、少なくとも備える。引出しハンドは、スライドガラスカセット内に配置された複数のスライドガラスのうち取り出されるべきいずれかが載置される構造を有する。駆動機構は、引出しハンドを前記開口部を介して取り出されるべきスライドガラスの下方に前進させる第1動作と、該前進した引出しハンドを取り出されるべきスライドガラス側に移動させる第2動作と、そして、該第2動作により取り出されるべきスライドガラスが載置された引出しハンドを前記開口部を介してスライドガラスカセットの外部に後退させる第3動作を行う。位置決めガイドは、引出しハンドの前進及び後退方向に直行する方向に沿ったスライドガラスの位置変動を制限するよう、引出しハンドに載置されたライドガラスの両側面を支持する。突起は、引出しハンドが前記駆動機構により移動させられた結果、取り出されるべきスライドガラスの一側面(奥側端部)に当接されるよう該引出しハンドの先端に設けられている。また、この突起は、引出しハンドの先端部を屈曲することにより得られ、該引出しハンドの延びる方向に直行する方向に延びた形状を有する。テーパー導入部は、位置決めガイドのスライドガラスカセットと対面する位置に設けられている。このテーパー導入部は、引出しハンドの第3動作に伴って移動する、取り出されるべきスライドガラスの引出し端部を受け入れるための構造を有する。
上述のように、この発明に係るスライドガラス搬送装置では、引出しハンドの前進(第1動作)、上昇(第2動作)、後退(第3動作)の一連の動作に伴ない、スライドガラスカセットに収容されたスライドガラスは、引出しハンド上に一枚ずつ載置される(引き出される)。特に、引出しハンドの後退動作の際、引出しハンドの先端に設けられた突起がスライドガラスの奥側端部に当接される(突起がスライドガラスの奥側端部に引っかかる)。この際、引出しハンドに載置されたスライドガラスも該引出しハンドの動きに伴って引き出される。また、スライドガラスの奥側端部には突起が引っかかっているため、この引出しハンドの後退動作により、スライドガラスの手前側に位置する引出し端部が位置決めガイドのテーパー導入部に押し込まれる。その結果、スライドガラスの両側面が位置決めガイドに沿って円滑に導かれる(確実に位置決めされる)。
また、この発明に係るスライドガラス搬送装置は、スライドガラスカセット内に配置されたスライドガラスそれぞれの有無を検出するためのスライドガラス検出センサを備えてもよい。この場合、スライドガラスの自動検出により誤動作(スライドガラスが収納されていない位置での取り出し動作)が防止される。なお、スライドガラスが収納されたスライドガラスカセット自体の有無については、このスライドガラス検出センサを利用して検出されてもよい。
さらに、この発明に係るスライドガラス搬送装置は、引出しハンドを原点復帰位置に停止させるための位置検出センサを備えてもよい。この場合、引出しハンドの後退動作(第3動作)が確実に行われ、スライドガラスカセットから所望のスライドガラスを所定位置に確実に引き出すことが可能になる。
なお、この発明に係るスライドガラス搬送装置は、スライドガラスの破損を効果的に防止するための破損防止構造や、スライドガラスの汚染を効果的に防止するための汚染防止構造を備えてもよい。
具体的に、破損防止構造の第1形態は、引出しハンドと移動台とを該引出しハンドの垂直方向(スライドガラスカセットに収納されたスライドガラスの積層方向に平行であって移動台に垂直な方向)に摺動可能にするリニアガイドと、移動台と引出しハンドとを連結する弾性体と、引出しハンドの位置を検出するためのフォトセンサが設けられている。また、破損防止構造の第2形態は、上述の第1形態におけるフォトセンサに替え、近接センサが設けられている。さらに、破損防止構造の第3形態は、引出しハンドが設置される移動台上に、該引出しハンドの垂直方向又は水平方向に沿って伸びた支持軸(回転可能な状態で引出しハンドが保持されている)と、近接センサが設けられている。
一方、汚染防止構造は、引出しハンドに設けられるのが好ましい。具体的に、スライドガラスが載置される引出しハンドの載置面は、スライドガラスが引出しハンドに載置されたとき、該スライドガラスから所定距離離間するよう該引出しハンドの両端(突起が設けられた先端と該先端と対向する基端部)を除いた中間領域に凹部が形成されている。すなわち、引出しハンドの載置面は、該引出しハンドの先端部側及び基端部側のそれぞれに設けられた当接部(引出しハンドに載置されたスライドガラスが実際に接触する部分)と、これら先端部側と基端部側それぞれに設けられた当接部に挟まれた凹部により構成される。
なお、この発明に係る各実施例は、以下の詳細な説明及び添付図面によりさらに十分に理解可能となる。これら実施例は単に例示のために示されるものであって、この発明を限定するものと考えるべきではない。
また、この発明のさらなる応用範囲は、以下の詳細な説明から明らかになる。しかしながら、詳細な説明及び特定の事例はこの発明の好適な実施例を示すものではあるが、例示のためにのみ示されているものであって、この発明の思想及び範囲における様々な変形及び改良はこの詳細な説明から当業者には自明であることは明らかである。
この発明に係るスライドガラス搬送装置においては、引出しハンドの前進、上昇、後退の一連の動作に伴ないスライドガラスカセットに収容されたスライドガラスが引出しハンド上に一枚ずつ載置される。その際、引出しハンドの先端に設けられた突起がスライドガラスの奥側の端面に引っかかり、該スライドガラスが引出しハンドの後退動作により引き出される。また、引出しハンドの後退動作に伴い、スライドガラスの手前側の引出し端部が位置決めガイドのテーパー導入部に押し込まれる。その結果、スライドガラスの両側面が位置決めガイドに円滑に導かれる(確実に位置決めされる)。したがって、この発明に係るスライドガラス搬送装置によれば、スライドガラスカセットからスライドガラスの取り出しと所定位置への確実な搬送が可能になる。
ここで、この発明に係るスライドガラス搬送装置は、主に、スライドガラスカセットからスライドガラスを取り出す部分が先端に突起を有する引出しハンドと、テーパー導入部を有する位置決めガイドとで構成されているため、その構成が簡単である。
は、この発明に係るスライドガラス搬送装置の一実施例を備えた顕微鏡画像撮像装置の概略構成を示す斜視図である。 は、図1に示されたスライドガラス搬送部(この発明に係るスライドガラス搬送装置)とスライドガラス収納部(カセットホルダを含む)の構成を示す斜視図であって、カセットホルダにおけるホルダ部が傾斜した状態を示す。 は、スライドガラス搬送部(この発明に係るスライドガラス搬送装置)とスライドガラス収納部(カセットホルダを含む)の構成を示す斜視図であって、スライドガラス搬送部がスライドガラス収納部の前面に移動した状態を示す。 は、図2に示されたホルダ部のロック機構を、ホルダ部背面側から示す斜視図である。 は、図2に示されたスライドガラスカセット全体の概略構造を示す斜視図である。 は、図5に示されたスライドガラスカセットの底面を示す斜視図である。 は、図5に示されたスライドガラスカセットの背面を示す斜視図である。 は、図5に示されたスライドガラスカセットが装着されるホルダ部の要部構造を示す斜視図である。 は、図2に示されたスライドガラス搬送部のX軸ステージの構成を示す部分斜視図である。 は、図9に示された引出しハンドが前進した状態を示す図9に対応した部分斜視図である。 は、図9に示されたX軸ステージの構成を示す部分側面図である。 は、図2に示されたスライドガラス搬送部のX軸ステージに設けられた、スライドガラスの破損防止構造の第1形態を説明するための斜視図である(正常動作時)。 は、図2に示されたスライドガラス搬送部のX軸ステージに設けられた、スライドガラスの破損防止構造の第1形態を説明するための斜視図である(異常動作時)。 は、図2に示されたスライドガラス搬送部のX軸ステージに設けられた、スライドガラスの破損防止構造の第2形態を説明するための斜視図である(正常動作時)。 は、図2に示されたスライドガラス搬送部のX軸ステージに設けられた、スライドガラスの破損防止構造の第2形態を説明するための斜視図であって、X軸ステージを下方から見た斜視図である。 は、図2に示されたスライドガラス搬送部のX軸ステージに設けられた、スライドガラスの破損防止構造の第3形態を説明するための斜視図である。 は、引出しハンドに設けられた、スライドガラスの汚染防止構造を示す図である。
符号の説明
1…スライドガラス収納部、12…カセットホルダ、13…スライドガラスカセット、2…スライドガラス搬送部、21…Y軸ステージ、22…Z軸ステージ、23…X軸ステージ、23B…移動台、23C…引出しハンド、23C1…突起、23C2…凹部、23C3…当接部、23D…位置決めガイド、23D1…ガイドレール、23D2…テーパー導入部、23E…スライドガラス検出センサ、23F…原点位置検出センサ、23G…前進リミットセンサ、23H…スライドガラス検出センサ、23J…ドッグ、3…スライドガラス載置部、4…スライドガラス撮像部、SG…スライドガラス、230A…リニアガイド、230B…弾性体(バネ部材)、230C…フォトセンサ(ハンドアップ検知センサ)、230D…センサ用ドク、230E、230G…近接センサ、230F…回転軸。
以下、この発明に係るスライドガラス搬送装置の一実施例を、図1〜図17を用いて詳細に説明する。なお、図面の説明において、同一部分、同一要素には同一符号を付して重複する説明を省略する。以下の説明では、当該スライドガラス搬送装置が顕微鏡画像撮影装置の一部に適用された実施例について説明する。また、以下の説明では、図面の上部及び下部が装置上部及び下部にそれぞれ対応しているものとして装置構成を説明する。
図1は、この発明に係るスライドガラス搬送装置の一実施例を備えた顕微鏡画像撮像装置の概略構成を示す斜視図である。
図1に示された顕微鏡画像撮像装置は、スライドガラス(プレパラート)に封入された試料、例えば組織切片などの顕微鏡画像を撮像する装置であり、スライドガラス収納部1、この発明に係るスライドガラス搬送装置としてのスライドガラス搬送部2、スライドガラス載置部3、スライドガラス撮像部4を、少なくとも備える。スライドガラス収納部1は、複数のスライドガラスを収納するための構造を有する。スライドガラス搬送部2は、スライドガラス収納部1から順次取り出されたスライドガラスを1枚ずつ搬送する。スライドガラス載置部3は、スライドガラス搬送部2により搬送されたスライドガラスをXYテーブル上に載置し、この載置されたスライドガラスを微少量ずつスキャニング移動させる。スライドガラス撮像部4は、スライドガラス載置部3によりスキャニング移動するスライドガラスの組織試料などの顕微鏡画像を撮像する。
スライドガラス収納部1は、図2及び図3に示されたように、支持枠11、ホルダ部12、スライドガラスカセット13を備える。なお、少なくとも支持枠11及びホルダ部12によりカセットホルダが構成されている。ホルダ部12は、水平軸AXを中心に矢印S1で示された方向に回転可能な状態で支持枠11に保持されており、支持枠11は、スライドガラスの取り出し口から上方を向くようにスライドガラスカセット13が傾けられた姿勢(図2の第2姿勢)でホルダ部12を保持するとともに、スライドガラスの取り出し口が垂直に位置するようスライドガラスカセット13が起立している姿勢(図3の第1姿勢)でホルダ部12を保持する。これら第1姿勢と第2姿勢との間では、ホルダ部12が水平軸AXを中心に矢印S1で示された方向に一定の回転速度で回動する。
また、図4に示されたように、ホルダ部12の外面側には、該ホルダ部12の外面を覆う開閉扉14が固定されている。この開閉扉14の外面上部の中央にはキャッチャ解除用のプッシュマークMが設けられている。このプッシュマークMに対応した開閉扉14の内面の所定個所と支持枠11との間には、両者を係合させる着脱可能なキャッチャが配設されている。
開閉扉14の下部と支持枠11の下部との間には、ホルダ部12を図3に示された第1姿勢に保持するロック機構15が設けられている。ロック機構15は、図2及び図4に示されたように、支持枠11の下枠11Aの上面に設置された電磁プランジャ15Aと、電磁プランジャ15Aに対応した位置において開閉扉14の下部に設けられた係合片15Bとで構成されている。係合片15Bには、電磁プランジャ15Aのプランジャピン15A1を係合させるための切欠き15B1が形成されている。
このようなロック機構15は、開閉扉14とともにホルダ部12が図3に示された第1姿勢で支持枠11に保持されているとき、電磁プランジャ15Aのプランジャピン15A1が係合片15Bの切欠き15B1にはまり込むことによりホルダ部12の第1姿勢が維持される(図4参照)。
図2に示されたスライドガラス収納部1のスライドガラスカセット13は、図5に示されたように、例えば3個の筐体13Aが上下に連結された構造を有する。なお、各筐体13Aは、適当な合成樹脂材により縦長のボックス状に形成されている。このようなスライドガラスカセット13は、各筐体13Aの正面の開口部から例えば10枚ずつ挿入されるスライドガラスSGを、順次積層した状態で収納する。
スライドガラスカセット13の上面を構成する最上部に位置する筐体13Aの上面には、筐体13Aの開口部付近にネジ止めされた取手13Bが配置されている。この取手13Bには、スライドガラスSGの取出し端の端面と略一致する検出面13B1が形成されており、この検出面13B1が後述のフォトセンサ23E(図11参照)により検出される。
また、図6に示されたように、スライドガラスカセット13の底面を構成する最下部に位置する筐体13Aの底面の中央部には、位置決め孔13Cが形成されている。そして、図7に示されたように、スライドガラスカセット13の背面を構成する各筐体13Aの背面には、後述のX軸ステージ23の引出しハンド23C(図9参照)の先端部が突き抜ける逃げ窓13Dがそれぞれ形成されている。
一方、図2に示されたスライドガラス収納部1におけるホルダ部12(カセットホルダの一部を構成している)は、図5に示されたスライドガラスカセット13が着脱可能な状態で装着される構造を有する。また、支持枠11は、スライドガラスカセット13を上述の第1姿勢及び第2姿勢の少なくともいずれかの姿勢で保持する。そのため、ホルダ部12は、図8に示されたように、底板部12Aと背板部12Bと左右の側板部12Cとが一体に構成され、前面及び上面が開放された形状を有する。
底板部12Aの上面は、例えば7本のスライドガラスカセット13を互いに水平に配置された状態で載置される載置面12A1である。この載置面12A1には、各スライドガラスカセット13の底面の位置決め孔13Cに嵌合する複数の位置決め突起12A2が形成されている。また、載置面12A1に連続する背板部12Bの前面は、各スライドガラスカセット13の背面を支持するガイド面12B1である。このガイド面12B1には、各スライドガラスカセット13の背面側の左右の側面を支持する複数の位置決め用のガイドレール12B2が設けられている。
ここで、複数のガイドレール12B2間に挿入されるスライドガラスカセット13の上部を背板部12Bに着脱可能に装着するため、各ガイドレール12B2の上部には、スライドガラスカセット13の背面側の左右の側面に対面する係合溝12B3が形成されている。これに対応し、図5に示されたスライドガラスカセット13の上部を構成する最上部の筐体13Aには、その背面側の左右の側面から左右方向に張り出し係合片13Hが形成されている。この係合片13Hの下部は、係合溝12B3に緩みなく係合するよう、クサビ状を有する。
図2及び図3に示すように、スライドガラス搬送装置としてのスライドガラス搬送部2は、スライドガラス収納部1の手前側に配置されており、左右のY軸方向に延びるY軸ステージ21と、Y軸ステージ21から上方のZ軸方向に延びるZ軸ステージ22と、Z軸ステージ22から前後のX軸方向に延びるX軸ステージ23とを有する。
Y軸ステージ21は、ステッピングモータにより駆動されるボールねじ機構によって、Z軸ステージ22をY軸方向の位置を制御する。また、Z軸ステージ22は、ステッピングモータにより駆動されるベルト搬送機構22Aによって、X軸ステージ23をZ軸方向の位置を制御する。そして、X軸ステージ23は、ステッピングモータにより駆動されるベルト搬送機構23Aによって、移動台23BのX軸方向の位置を制御する。
Z軸ステージ22の下部には、X軸ステージ23の下方からY軸方向に突出するL字状の係合板22Bが取り付けられている。これに対応し、ホルダ部12に固定された開閉扉14の下部には、Z軸ステージ22とともにY軸方向に移動する係合板22Bにスライド係合されるL字状の係合板14Aが取り付けられている。したがって、図3に示されたようにZ軸ステージ22がスライドガラス収納部1の前面側に移動した状態では、開閉扉14及びカセットホルダ12は第1姿勢で支持枠11に保持される。
ここで、X軸ステージ23には、図9及び図10に示されたように、引出しハンド23Cと位置決めガイド23Dが取り付けされている。引出しハンド23Cは、スライドガラス収納部1の各スライドガラスカセット13からスライドガラスSGを順次1枚ずつ引き出し、引き出されたスライドガラスSGを載置した状態で搬送する。位置決めガイド23Dは、引出しハンド23Cによりスライドガラスカセット13から引き出されたスライドガラスSGの両側が引き出し方向に直行する方向にずれるのを防止する。
引出しハンド23Cは、先端部がスライドガラス収納部1に対面する一方、基端部(先端とは逆方向に位置する他端)が移動台23Bに固定されている。引出しハンド23Cは、移動台23Bがステッピングモータの駆動パルス量に基づいてX軸方向に位置制御されることで、スライドガラス収納部1に対して移動(前進又は後退)する。そして、引出しハンド23Cの先端部には、上方に屈曲することで突起23C1が形成されており、引出しハンド23CがスライドガラスSGの奥側端部(スライドガラスカセット13の背面側)に引っかかる。このように突起23C1が設けられることにより、引出しハンド23Cの移動に合わせてスライドガラスSGがスライドガラスカセット13から取り出される。
一方、位置決めガイド23Dは、スライドガラスSGの両側面を該スライドガラスSGの引き出し方向に沿って支持するようにX軸方向に延びる一対のガイドレール23D1を有する。これらガイドレール23D1において、スライドガラスSGの引出し端部を受け入れる部分は、相互間隔がスライドガラス収納部1側に向かってテーパー状に拡がったテーパー導入部23D2が形成されている。
X軸ステージ23には、図11に示されたように、スライドガラス検出センサ23Eと、原点位置検出センサ23Fと、前進リミットセンサ23Gと、スライドガラス確認センサ23Hが取り付けられている。スライドガラス検出センサ23Eは、スライドガラスカセット13及びスライドガラスSGの有無を検出するためのセンサである。原点位置検出センサ23Fは、引出しハンド23Cを原点復帰位置に停止させるためのセンサである。前進リミットセンサ23Gは、引出しハンド23Cの前進移動のオーバランを規制するためのセンサである。また、スライドガラス確認センサ23Hは、位置決めガイド23D上に引き出されるスライドガラスSGの有無を検出するためのセンサである。
スライドガラス検出センサ23Eは、反射光式のフォトセンサを含む。また、このスライドガラス検出センサ23Eは、スライドガラス収納部1に対面するよう、X軸ステージ23の前端下部に配置されている。なお、スライドガラス検出センサ23Eは、スライドガラスカセット13の上部に固定された取手13Bの検出面13B1からの反射光を検出することで、スライドガラスカセット13の存在を確認するとともに、スライドガラスカセット13に収納されたスライドガラスSGの手前側の端面からの反射光を検出することで、スライドガラスSGの存在を確認する。
原点位置検出センサ23F及び前進リミットセンサ23Gは、透過光式のフォトセンサを含む。これらセンサ23F、23Gは、移動台23Bに固定されており、具体的に、上方に突出したドッグ23Jが透過光の光路を通過するように、原点位置検出センサ23FはX軸ステージ23の後端上部に配置され、前進リミットセンサ23GはX軸ステージ23の前端上部に配置されている。
原点位置検出センサ23Fは、移動台23BとともにX軸方向に移動(前進又は後退)するドッグ23Jが透過光の光路を遮断した時点で、引出しハンド23Cが原点復帰位置に達したと判断する。この場合、原点位置検出センサ23Fは、移動台23BをX軸方向に位置制御するステッピングモータを停止させる。一方、前進リミットセンサ23Gは、その透過光の光路をドッグ23Jが遮断した時点で、引出しハンド23Cが前進停止位置をオーバランしたと判断する。この場合、前進リミットセンサ23Gは、ステッピングモータを停止させる。
スライドガラス確認センサ23Hは、反射光式のフォトセンサを含む。このスライドガラス確認センサ23Hは、位置決めガイド23Dの下方に位置するX軸ステージ23の下部に配置されている。なお、スライドガラス検出センサ23Hは、位置決めガイド23D上に引き出されるスライドガラスSGからの反射光を透孔を介して検出することにより、スライドガラスSGが位置決めガイド23D上に引き出されたことを確認する。
以上のように構成された顕微鏡画像撮像装置を使用して組織試料などの顕微鏡画像を撮像するには、まず、撮像対象となる組織試料などが封入された複数のスライドガラスSGを準備する。そして、これら複数のスライドガラスSGが手作業により図1に示されたスライドガラス収納部1に収納される。すなわち、複数のスライドガラスSGは、図5に示されたスライドガラスカセット13に互いに所定距離だけ離間した状態で積層される(筐体13A内に収納される)。このように複数のスライドガラスSGが収納されたスライドガラスカセット13が、図8に示されたホルダ部12に並列に装着される。
スライドガラスカセット13にスライドガラスSGが収納される際には、まず、図4に示された開閉扉14のプッシュマークM部分が押されることによりキャッチャが解除される。これにより、開閉扉14とともにホルダ部12が図2に示されたように傾倒する。その際、ホルダ部12は、その重心位置が支持枠11に対して水平軸AXを中心に矢印S1で示された方向に回動可能に保持されている。そのため、ホルダ部12は一定の回動速度で緩やかに傾倒する。その後、傾倒したホルダ部12の所定位置に各スライドガラスカセット13が順次装着される(図8参照)。
なお、スライドガラスカセット13をホルダ部12に装着するには、図8に示されたようにスライドガラスカセット13の背面及び底面をカセットホルダ12のガイド面12B1及び載置面12A1に対向させるよう、ホルダ部12の上方にスライドガラスカセット13が用意される。そして、スライドガラスカセット13の背面側の左右の側面をガイド面12B1上のガイドレール12B2に沿わせた状態で、スライドガラスカセット13をホルダ部12の載置面12A1に向けて押し込まれる。
すると、スライドガラスカセット13は、その底面に形成された位置決め孔13C(図6参照)がホルダ部12の載置面12A1上に設けられた位置決め突起12A2に嵌合する。同時に、スライドガラスカセット13の上部背面側の左右の側面に形成された各係合片13Hがホルダ部12のガイドレール12B2の上部に形成された各係合溝12B3に係合する。こうしてスライドガラスカセット13は、ホルダ部12の所定位置に位置決めされた状態で確実に装着される。また、このとき、スライドガラスカセット13の底面は、ホルダ部12の載置面12A1に支持される。
ホルダ部12に対するスライドガラスカセット13全ての装着作業が完了すると、図3に示されたようにホルダ部12が開閉扉14とともに起立姿勢(図3に示された第1姿勢)に復帰し、開閉扉14と支持枠11との間に設けられたキャッチャによりホルダ部12を起立姿勢に保持される。ここで、ホルダ部12は、その重心部位を通る水平軸AXを中心に矢印S1で示された方向に回転可能に支持枠11に保持されているため、ホルダ部12の傾倒姿勢(図2に示された第2姿勢)から起立姿勢(図3に示された第1姿勢)への復帰動作が軽い力で実現される。
ホルダ部12が開閉扉14とともに起立姿勢に軸回転しながら復帰する際、図4に示されたように、ロック機構15の電磁プランジャ15Aのプランジャピン15A1が係合片15Bの切欠き15B1に嵌り、ホルダ部12の起立姿勢が維持される。これにより、図2に示されたスライドガラス搬送部2のZ軸ステージ22がスライドガラス収納部1に干渉することなく、該スライドガラス収納部1の前面側に移動可能になる。
そして、Z軸ステージ22がY軸ステージ21のY軸方向に沿ってスライドガラス収納部1の前面側に移動すると、Z軸ステージ22の下部に設けられた係合板22Bは、開閉扉14の下部に設けられた係合板14Aにスライド係合する。これにより、開閉扉14及びホルダ部12の傾き動作が阻止される。こうして、スライドガラス搬送部2は、X軸ステージ23に装備された引出しハンド23Cによりスライドガラス収納部1の各スライドガラスカセット13からスライドガラスSGを一枚ずつ取出すことができる。
ここで、この発明に係るスライドガラス搬送装置の一実施例としてのスライドガラス搬送部2は、X軸ステージ23とともにZ軸ステージ22をY軸方向に位置を制御するとともに、X軸ステージ23のZ軸方向の位置を制御する。これにより、図11に示されたX軸ステージ23に設けられた反射光式のスライドガラス検出センサ23Eでスライドガラスカセット13及びスライドガラスカセット13に収納された各スライドガラスSGの有無が検出される。
すなわち、スライドガラス搬送部2は、X軸ステージ23をスライドガラスカセット13の上部に対面する位置までZ軸方向に上昇させ、スライドガラスカセット13の上部に固定された取手13Bの検出面13B1からの反射光をスライドガラス検出センサ23Eで検出する。この動作により、スライドガラスカセット13の存在が検出されると、スライドガラス搬送部2は、X軸ステージ23を所定ピッチずつZ軸方向に下降させ、各スライドガラスSGの手前側の取出し端面からの反射光をスライドガラス検出センサ23Eで検出する。この動作により、スライドガラスSGの有無が検出される。
スライドガラスSGの存在が検出されると、スライドガラス搬送部2は、そのスライドガラスSGの下方に引出しハンド23Cを挿入できる高さ位置にX軸ステージ23を一旦停止させる。そして、スライドガラス搬送部2は、X軸ステージ23の移動台23BのX軸方向の位置を制御することで、引出しハンド23Cを所定の前進位置に停止させる。
なお、引出しハンド23Cの前進移動量は、移動台23Bを所定位置まで前進させるステッピングモータの駆動パルス量に基づいて決定される。そして、引出しハンド23Cが所定の前進位置よりオーバランした場合には、前進リミットセンサ23Gの検出信号に基づいて移動台23Bの前進が停止される。
その後、スライドガラス搬送部2は、X軸ステージ23をZ軸方向に若干上昇させることで引出しハンド23C上にスライドガラスSGが載置される。続いて、スライドガラス搬送部2は、X軸ステージ23の移動台23BをX軸方向に沿って後退させることで引出しハンド23Cを後退させる。一方、スライドガラス搬送部2は、原点位置検出センサ23Fの検出信号に基づいて移動台23Bを停止させることで引出しハンド23Cを所定の原点復帰位置に停止させる。
ここで、後退する引出しハンド23Cは、載置されたスライドガラスSGの奥側端部を突起23C1に引っかけることにより、スライドガラスSGをスライドガラスカセット13から確実に引き出す。そして、引出しハンド23Cは、引き出されたスライドガラスSGの手前側の引出し端部を位置決めガイド23Dの一対のガイドレール23D1のテーパー状に拡がったテーパー導入部23D2に押し込む。
これに伴ない、位置決めガイド23Dは、スライドガラスSGの手前側の引出し端部の両角部は、テーパー導入部23D2に沿って一対のガイドレール23D1へと確実に導かれる。こうして、引出しハンド23Cによりスライドガラスカセット13から引き出されたスライドガラスSGは、引出しハンド23C上の所定位置に前後左右に確実に位置決めされ、左右方向に傾きのない真っ直ぐな所定姿勢に保持される。
その後、スライドガラス搬送部2は、引出しハンド23C上のスライドガラスSGの存在をスライドガラス確認センサ23Hの検出信号により確認する。このとき、Z軸ステージ22はY軸方向の位置が制御され、X軸ステージ23はZ軸方向の位置が制御される。これにより、引出しハンド23C上の所定位置に真っ直ぐな所定姿勢で載置されたスライドガラスSGが、図1に示されたスライドガラス載置部3まで搬送される。
そして、スライドガラス搬送部2は、X軸ステージ23の移動台23Bを上述のようにX軸方向に沿って位置制御することで、引出しハンド23Cを所定の前進位置まで前進させる。続いて、スライドガラス搬送部2は、X軸ステージ23をZ軸方向に若干下降させることにより、引出しハンド23C上の所定位置に前後左右に位置決めされたスライドガラスSG(左右方向に傾きのない真っ直ぐな所定姿勢で載置されたスライドガラスSG)をスライドガラス載置部3のXYテーブル上に確実に載置する。
上述のように、この発明に係るスライドガラス搬送装置の一実施例としてのスライドガラス搬送部2では、引出しハンド23Cの突起23C1がスライドガラスSGの奥側端部に引っかかることでスライドガラスSGの手前側の引出し端部を位置決めガイド23D側へ押し込む。また、その際、位置決めガイド23Dのテーパー導入部23D2がスライドガラスSGの引出し端部の両角部をテーパー導入部23D2に沿って一対のガイドレール23D1へと確実に導く。その結果、スライドガラスSGは、引出しハンド23C上の所定位置に前後左右に確実に位置決めされる。すなわち、引出しハンド23Cに載置されたスライドガラスSGは、左右方向に傾きのない真っ直ぐな所定姿勢に保持される。したがって、スライドガラス搬送部2は、スライドガラス収納部1のスライドガラスカセット13からスライドガラスSGを順次取り出し、取り出されたスライドガラスSGをスライドガラス載置部3のXYテーブル上の所定位置に所定の姿勢で確実に搬送することができる。
なお、スライドガラスカセット及びカセットホルダは、上述の実施例に限定されるものではない。例えば、図9に示された引出しハンド23Cの突起23C1は、引出しハンド23Cの先端部から上方に屈曲した形状に限らず、引出しハンド23Cの先端部に固定された、上方に突出するピンであってもよい。
さらに、この発明に係るスライドガラス搬送装置は、スライドガラスの破損を効果的に防止するための破損防止構造や、スライドガラスの汚染を効果的に防止するための汚染防止構造を備えてもよい。特に、破損防止構造については、以下のような考察に基づいて実現されたものである。
すなわち、観察済み(スキャン済み)のスライドガラスSGを、スライドガラスカセット13内にアンロードしようとするとき、すなわち、引出しハンド23Cを開口部を介してスライドガラスカセット13内に挿入した状態で移動台23BをZ軸方向に下降させたとき、該スライドガラスカセット13内に既に収納された別のスライドガラスSGを引出しハンド23Cが押えてしまい、その結果、該別のスライドガラスSGが割れてしまう危険があった。
そこで、破損防止構造の第1形態は、図12及び図13に示されたように、Xステージ23に設けられている。なお、図12は、図2に示されたスライドガラス搬送部のX軸ステージに設けられた、スライドガラスの破損防止構造の第1形態を説明するための斜視図である(正常動作時)。また、図13は、図2に示されたスライドガラス搬送部のX軸ステージに設けられた、スライドガラスの破損防止構造の第1形態を説明するための斜視図である(異常動作時)。
この第1形態に係る破損防止構造を備えたX軸ステージ23は、図9〜図11に示されたX軸ステージ23と基本的な構造は同じであるが、引出しハンド23Cと移動台23Bとを引出しハンド23Cの基端部にて、該引出しハンド23Cの垂直方向(スライドガラスカセット13内に収納されたスライドガラスSGの積層方向に平行であって移動台23Bに垂直な方向(Z軸方向))に摺動可能に連結するリニアガイド230Aと、フォトセンサ230Cが設けられている。また、引出しハンド23Cにはセンサ検出用のドク230Dが設けられており、フォトセンサ230Cはドク230Dからの反射光を検出する。引出しハンド23Cとドク230Dとは固定されているため、フォトセンサ230Cからの検出信号により、引出しハンド23Cの位置が、その垂直方向に関して、正常位置(正常動作時)にあるのか、あるいは異常位置(異常動作時)にあるのかが分る。またさらに、移動台23Bと引出しハンド23Cとを連結する弾性体230B、例えば伸縮可能なバネが設けられており、引出しハンド23Cの位置は、弾性体230Bの収縮により、リニアガイド230Aに沿って異常位置から正常位置へ復帰される。
図12に示されたように、スライドガラスカセット13内に観察済みのスライドガラスSGが正常に収納(スライドガラスSGのアンロード動作)された場合、引出しハンド23Cのリニアガイド230A上での位置は、その垂直方向に関して変動がない。そのため、フォトセンサ230Cによるドク230Dの検出信号が常時出力されており、スライドガラスSGのアンロード動作が正常終了したことが確認される。
一方、観察済みスライドガラスSGのアンロード動作の際、既にスライドガラスカセット13内の収納位置に別のスライドガラスSGが収納されていると、引出しハンド23Cに押し上げ圧力が加わり、該引出しハンド23Cはドク230Dとともに、リニアガイド230Aに沿ってZ軸方向に上昇する(図13参照)。この場合、フォトセンサ230Cは、ドク230Dからの反射光を検出できなくなるため、引出しハンド23Cの位置が正常位置でないことを検出し、警告のための検出信号を出力する。つまり、フォトセンサ230Dからの検出信号が途切れた場合に、警告のための検出信号を出力する。このようなフォトセンサ230Cからの警告を受け、スライドガラス搬送部2の駆動系は停止する。あるいは、一旦その収納位置での収納動作を解除して、スライドガラスSGが収納されていない別の収納位置を探して、再度、収納動作が行われる。この場合、移動台23Bと引出しハンド23Cとは弾性体230Bにより連結されているため、引出しハンド23Cは、リニアガイド230Aに沿って引出しハンド23Cの垂直方向(Z軸方向)に上昇された異常位置から通常位置に自動的に復帰する。
次に、破損防止構造の第2形態も、図14及び図15に示されたように、Xステージ23に設けられている。なお、図14は、図2に示されたスライドガラス搬送部のX軸ステージに設けられた、スライドガラスの破損防止構造の第2形態を説明するための斜視図である(正常動作時)。また、図15は、図2に示されたスライドガラス搬送部のX軸ステージに設けられた、スライドガラスの破損防止構造の第2形態を説明するための斜視図であって、X軸ステージを下方から見た斜視図である。
この第2形態に係る破損防止構造を備えたX軸ステージ23は、図9〜図11に示されたX軸ステージ23と基本的な構造は同じである。また、引出しハンド23Cと移動台23Bとを引出しハンド23Cの基端部にて、該引出しハンド23Cの垂直方向(スライドガラスカセット13内に収納されたスライドガラスSGの積層方向に平行であって移動台23Bに垂直な方向)に摺動可能に連結するリニアガイド230Aと、移動台23Bと引出しハンド23Cとを連結する弾性体230Bが設けられている点は、上述の第1形態と同じであるが、近接センサ230EがX軸ステージ23の下部に配置された点で、第1形態と異なる。この第2形態における引出しハンド23Cのアンロード動作は同じであるが、引出しハンド23C自体を近接センサ230Eで、移動台23Bの引出しハンド23Cと対面する位置に設けられた開口部を介して直接検出する構成であるため、第1形態のような特殊な構成(センサ検出用のドク230Dなど)は不要になり、より簡単な構造でスライドガラスSGの破損防止構造が実現され得る。
また、破損防止構造の第3形態も、図16に示されたように、Xステージ23に設けられている。ただし、この第3形態では、上述の第1及び第2形態のリニアガイド230Aに替え、回転軸230Fが設けられている。また、図16は、図2に示されたスライドガラス搬送部のX軸ステージに設けられた、スライドガラスの破損防止構造の第3形態を説明するための斜視図である。
この第3形態に係る破損防止構造を備えたX軸ステージ23は、図9〜図11に示されたX軸ステージ23と基本的な構造は同じである。また、引出しハンド23Cと移動台23Bとは、引出しハンド23Cの基端部にて回転軸230Fにより回転可能に連結されており、スライドガラスSGの取り出し動作及びアンロード動作の際、図16中の矢印S2で示された方向に引出しハンド23Cが回転する。このように、引出しハンド23Cが回転移動することによっても、引出しハンド23CがZ軸方向(スライドガラスSGの積層方向に一致した方向)に沿った移動に伴うスライドガラスSGの破損が防止される。また、図示しないが、Z軸に平行な支持軸230Fに替えて、引出しハンド23Cと移動台23Bとを、引出しハンド23Cの基端部に設けられたY軸に平行な回転軸(支持軸)を介して回転可能に連結してもよい。この場合、観察済みスライドガラスSGのアンロード動作の際、既にスライドガラスカセット13内の収納位置に別のスライドガラスSGが収納されていると、引出しハンド23Cに押し上げ圧力が加わり、該引出しハンド23Cは回転軸を軸として、引出しハンド23Cの垂直方向(Z軸方向)に回転されるため、観察済みスライドガラスSGの破損が防止される。また、回転軸を備えたいずれの破損防止構造においても、異常位置から正常位置に復帰させるための弾性体を設けるのが好ましい。
一方、汚染防止構造は、図17に示されたように、引出しハンド23Cに設けられるのが好ましい。なお、図17は、引出しハンドに設けられた、スライドガラスの汚染防止構造を示す図である。
この汚染防止構造は、スライドガラスSGが載置される引出しハンド23Cの載置面を特殊形状にすることにより実現可能である。具体的に、引出しハンド23Cの載置面は、スライドガラスSGが引出しハンド23Cに載置されたとき、該スライドガラスSGから所定距離離間するよう該引出しハンド23Cの両端(突起が設けられた先端と該先端と対向する基端部)を除いた中間領域に凹部23C2が形成されている。すなわち、引出しハンド23Cの載置面は、該引出しハンド23Cの先端部側及び基端部側のそれぞれに設けられた当接部23C3(引出しハンド23Cに載置されたスライドガラスSGが実際に接触する部分)と、これら先端部側と基端部側それぞれに設けられた当接部23C3に挟まれた凹部23C2により構成される。この場合、引出しハンド23Cが、色素など何らかの原因で汚染されたとしても、組織切片等の観察試料(検体)が載置されたスライドガラスSGの中央付近では該引出しハンド23Cの汚れの付着が効果的に防止される。
以上の本発明の説明から、本発明を様々に変形しうることは明らかである。そのような変形は、本発明の思想及び範囲から逸脱するものとは認めることはできず、すべての当業者にとって自明である改良は、以下の請求の範囲に含まれるものである。
この発明に係るスライドガラス搬送装置は、細胞分析などの検査装置として、例えば顕微鏡画像撮像装置等で使用される大量の検体を自動的に搬送する装置に適用可能である。

Claims (3)

  1. 所定方向に沿って積層された状態でスライドガラスカセットの収納空間内に配置された複数のスライドガラスを、該スライドガラスカセットに設けられた開口部を介して一枚ずつ取り出すための構造を有するスライドガラス搬送装置において、
    前記スライドガラスカセット内に配置された複数のスライドガラスのうち取り出されるべきいずれかが載置される引出しハンドと、
    前記引出しハンドを前記開口部を介して取り出されるべきスライドガラスの下方に前進させる第1動作と、前記取り出されるべきスライドガラスが前記引出しハンド上に載置されるよう、該前進した引出しハンドを取り出されるべきスライドガラス側に移動させる第2動作と、そして、該第2動作により前記取り出されるべきスライドガラスが載置された引出しハンドを前記開口部を介して前記スライドガラスカセットの外部に後退させる第3動作を行う駆動機構と、
    前記引出しハンドの前進及び後退方向に直交する方向に沿ったスライドガラスの位置変動を制限するよう、前記引出しハンドに載置されたライドガラスの両側面を支持する位置決めガイドと、
    前記引出しハンドが前記駆動機構により移動させられた結果、取り出されるべきスライドガラスの一側面に当接されるよう前記引出しハンドの先端に設けられた突起であって、該引出しハンドの延びる方向に直交する方向に延びた突起と、そして、
    前記位置決めガイドの前記スライドガラスカセットと対面する位置に設けられたテーパー導入部であって、前記引出しハンドの第3動作に伴って移動する、取り出されるべきスライドガラスの引出し端部を受け入れるためのテーパー導入部と、を備えたスライドガラス搬送装置。
  2. 請求項1記載のスライドガラス搬送装置は、さらに、
    前記スライドガラスカセット内に配置されたスライドガラスそれぞれの有無を検出するためのスライドガラス検出センサを備える。
  3. 請求項1又は2記載のスライドガラス搬送装置は、さらに、
    前記引出しハンドを原点復帰位置に停止させるための位置検出センサを備える。
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