JP6952045B2 - 成分測定装置セット及び成分測定チップ - Google Patents

成分測定装置セット及び成分測定チップ Download PDF

Info

Publication number
JP6952045B2
JP6952045B2 JP2018542361A JP2018542361A JP6952045B2 JP 6952045 B2 JP6952045 B2 JP 6952045B2 JP 2018542361 A JP2018542361 A JP 2018542361A JP 2018542361 A JP2018542361 A JP 2018542361A JP 6952045 B2 JP6952045 B2 JP 6952045B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component measuring
component
chip
measuring device
convex portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018542361A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2018061771A1 (ja
Inventor
雅夫 滝浪
雅夫 滝浪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Terumo Corp filed Critical Terumo Corp
Publication of JPWO2018061771A1 publication Critical patent/JPWO2018061771A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6952045B2 publication Critical patent/JP6952045B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/75Systems in which material is subjected to a chemical reaction, the progress or the result of the reaction being investigated
    • G01N21/77Systems in which material is subjected to a chemical reaction, the progress or the result of the reaction being investigated by observing the effect on a chemical indicator
    • G01N21/78Systems in which material is subjected to a chemical reaction, the progress or the result of the reaction being investigated by observing the effect on a chemical indicator producing a change of colour
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/52Use of compounds or compositions for colorimetric, spectrophotometric or fluorometric investigation, e.g. use of reagent paper and including single- and multilayer analytical elements
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/01Arrangements or apparatus for facilitating the optical investigation
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/17Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated
    • G01N21/25Colour; Spectral properties, i.e. comparison of effect of material on the light at two or more different wavelengths or wavelength bands
    • G01N21/27Colour; Spectral properties, i.e. comparison of effect of material on the light at two or more different wavelengths or wavelength bands using photo-electric detection ; circuits for computing concentration
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/66Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing involving blood sugars, e.g. galactose

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Urology & Nephrology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Cell Biology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)

Description

本開示は、成分測定装置セット及び成分測定チップに関する。
従来、血液や尿等の体液中の所定成分である被測定成分を測定する成分測定装置が広く普及している。測定原理として、例えば、体液中の被測定成分を酵素等と反応させ、反応物に電圧を印加した上で流れる電流を測定し、この電流量によって被測定成分を測定する所謂「電極法」を利用する成分測定装置が知られている。また、別の測定原理として、体液中の被測定成分を試薬と呈色反応させ、反応物の光学的特性を測定することにより被測定成分を測定する所謂「比色法」を利用する成分測定装置も知られている。
特許文献1には、所謂「比色法」を利用するメータと、このメータに装着されるテストストリップと、を備えるシステムが記載されている。
特表2008−513788号公報
ところで、上述した「電極法」を利用する成分測定装置の場合には、体液と電極とを接触させることさえできれば比較的安定して体液中の被測定成分を測定することができる。そのため、「電極法」を利用する成分測定装置に対する成分測定チップの装着位置については、両者の電気的な接点を確実に接触させることができれば、特段に高い位置精度が要求されない。これに対して、光学的特性を測定する上述の「比色法」では、成分測定装置の測定系に対する反応物の位置精度により、被測定成分の測定誤差が大きくなり易い。そのため、成分測定装置の測定系に対する反応物の配置位置は、「電極法」に比べて高い位置精度が要求される。
特許文献1には、成分測定チップとしてのテストストリップと、成分測定装置としてのメータと、を備える成分測定装置セットとしてのシステムが記載されているが、テスト位置での、テストストリップのメータに対する位置を精度高く維持することについては更なる改善の余地がある。
本開示は、所謂「比色法」を利用する成分測定装置に対する成分測定チップの装着位置の位置精度を向上可能な成分測定装置セット及び成分測定チップを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様として成分測定装置セットは、体液中の被測定成分と呈色反応する試薬を有する成分測定チップと、前記成分測定チップが装着され、前記被測定成分と前記試薬との呈色反応により得られる反応物の光学的特性に基づいて前記被測定成分を測定する成分測定装置と、を備え、前記成分測定チップ及び前記成分測定装置には、前記成分測定チップの前記成分測定装置に対する相対位置を所定の装着位置に維持するように係合する凸部及び凹部で構成される凹凸部が複数設けられている。
本発明の1つの実施形態として、前記成分測定チップは、前記試薬が収容されている流路を区画しており、前記成分測定チップが前記所定の装着位置にある状態で前記成分測定チップの厚み方向から見た場合に、前記複数の凹凸部は、前記流路を挟む両側に位置している。
本発明の1つの実施形態として、前記成分測定チップが前記所定の装着位置にある状態で前記成分測定チップの厚み方向から見た場合に、前記成分測定チップは、前記複数の凹凸部よりも前記試薬から離れた位置に把持部を備える。
本発明の1つの実施形態として、前記複数の凹凸部の少なくとも1つの凹凸部は、前記成分測定チップを前記成分測定装置に装着する際に、他の凹凸部が係合するように、前記成分測定チップの前記成分測定装置に対する移動をガイドするガイド部を備える。
本発明の1つの実施形態として、前記少なくとも1つの凹凸部は、前記成分測定チップの外縁に形成されており、先端に向かって幅が漸減する形状を有する外縁凸部と、前記成分測定装置の前記成分測定チップを収容可能なチップ装着空間の内壁に形成されており、凹底に向かって幅が漸減する形状を有する、前記外縁凸部を受け入れ可能な内壁凹部と、を備える。
本発明の1つの実施形態として、前記複数の凹凸部の少なくとも1つの凹凸部は、前記成分測定チップが前記所定の装着位置にある状態で、前記成分測定チップ及び前記成分測定装置の一方に設けられ、前記成分測定チップの厚み方向に突出する凸部と、他方に設けられ、前記凸部が嵌合する凹部と、を備える。
本発明の1つの実施形態として、前記少なくとも1つの凹凸部の前記凸部は、前記成分測定装置に形成されている突起部であり、前記少なくとも1つの凹凸部の前記凹部は、前記成分測定チップに形成されている窪み部又は孔部である。
本発明の1つの実施形態として、前記成分測定装置は、前記成分測定チップが前記所定の装着位置にある状態で、前記成分測定チップに形成された凸部又は凹部の位置、大きさ又は個数を検出する検出部を備え、前記検出部の検出値に応じて前記被測定成分を測定するための測定条件を設定する。
本発明の第2の態様としての成分測定チップは、体液中の被測定成分と呈色反応する試薬を有し、前記被測定成分と前記試薬との呈色反応により得られる反応物の光学的特性に基づいて前記被測定成分を測定する成分測定装置に装着される成分測定チップであって、前記成分測定装置に対する相対位置を所定の装着位置に維持するように、前記成分測定装置に形成された凸部と係合する凹部、及び、前記成分測定装置に形成された凹部と係合する凸部、を備える、又は、前記成分測定装置に対する相対位置を所定の装着位置に維持するように、前記成分測定装置に形成された凸部と係合する凹部、若しくは、前記成分測定装置に形成された凹部と係合する凸部、を複数備える。
本開示によれば、所謂「比色法」を利用する成分測定装置に対する成分測定チップの装着位置の位置精度を向上可能な成分測定装置セット及び成分測定チップを提供することができる。
一実施形態としての成分測定装置セットの上面図である。 図1のI-I線に沿う断面のうち成分測定チップが装着されている箇所近傍の拡大断面図である。 図1のII-II線に沿う断面図である。 図1に示す成分測定チップ単体の上面図である。 図1に示す成分測定装置の電気ブロック図である。 図1に示す成分測定チップを成分測定装置に対して装着する際の1つの装着方法の概要を示す図である。 図1に示す成分測定チップを成分測定装置に対して装着する際の1つの装着方法の概要を示す図である。 図1に示す第2凹凸部の変形例を示す図である。 図1に示す第2凹凸部の変形例を示す図である。 一実施形態としての成分測定装置セットの成分測定装置及び成分測定チップを別々に示す図である。
以下、成分測定装置セット及び成分測定チップの実施形態について、図1〜図10を参照して説明する。各図において共通する部材や部位には、同一の符号を付している。
図1は、本発明に係る成分測定装置セットの1つの実施形態としての成分測定装置セット100を示す上面図である。図1に示すように、成分測定装置セット100は、「比色法」を利用する成分測定装置1と、この成分測定装置1に装着されている、本発明の1つの実施形態としての成分測定チップ2と、を備えている。図1では、説明の便宜上、成分測定装置1及び成分測定チップ2のうち成分測定装置1内に位置し上面視で視認できない一部の形状を、破線により表している。
図2は、図1のI-I線に沿う断面のうち、成分測定チップ2が装着されている箇所近傍の拡大断面図である。また、図3は、図1のII-II線に沿う断面図である。更に、図4は、成分測定チップ2の単体の上面図である。図3では、説明の便宜上、成分測定装置1及び成分測定チップ2のうち成分測定装置1内に位置し断面視で視認できない一部の形状を、破線により表している。
図2〜図4に示すように、成分測定チップ2は、内部に流路23を区画している。この流路23には、体液中の被測定成分と呈色反応する試薬としての発色試薬22が収容されている。また、図1〜図3に示すように、成分測定装置1には、成分測定チップ2を装着することが可能である。そして、成分測定装置1は、成分測定装置1に成分測定チップ2が装着されている状態で、体液中の被測定成分と発色試薬22との呈色反応により得られる反応物の光学的特性に基づいて被測定成分を測定することができる。
以下、本実施形態の成分測定装置セット100の詳細について説明する。本実施形態の成分測定装置1は、血液中の被測定成分としての血漿中のグルコース濃度(mg/dL)を測定可能な血糖値測定装置である。また、本実施形態の成分測定チップ2は、成分測定装置1としての血糖値測定装置に装着可能な血糖値測定チップである。このように、本実施形態では、体液中の被測定成分の測定として、血液中のグルコース濃度の測定について説明するが、血液中のグルコース濃度を測定するための血糖値測定装置及び血糖値測定チップに限られず、例えば、血液中の乳酸濃度、尿酸濃度又はコレステロール濃度の測定や、尿蛋白濃度など、各種被測定成分の測定が可能な成分測定装置及び成分測定チップとすることができる。
<成分測定チップ2>
まず、成分測定チップ2について説明する。図1〜図4に示すように、本実施形態の成分測定チップ2は板状に構成されており、上面視(図4参照)において略長方形状の外形を有している。より具体的に、本実施形態の成分測定チップ2は、略矩形板状の外形を有するベース部材21と、このベース部材21を覆うように対向して配置されたカバー部材25と、ベース部材21とカバー部材25との間の距離を所定間隔に維持する2つのスペーサ部材27と、を備えている。カバー部材25は、成分測定チップ2の上面視(図4参照)において、ベース部材21と略同一の外形を有しており、同上面視においてベース部材21及びカバー部材25の略全域が重なっている。本実施形態の成分測定チップ2の流路23は、ベース部材21、カバー部材25及び2つのスペーサ部材27に囲まれることにより形成されている。また、本実施形態の試薬としての発色試薬22は、流路23を閉塞しないように、流路23を区画する内壁としてのベース部材21の上面に塗布されることで、ベース部材21の上面上に配置されている。換言すれば、ベース部材21の上面上の発色試薬22と、この発色試薬22と対向するカバー部材25の下面と、の間には間隙28が形成されている。
流路23は、成分測定チップ2の厚み方向Aと直交する方向に延在しており、成分測定チップ2の1つの側端面から別の側端面まで貫通している。より具体的に、本実施形態の流路23は、成分測定チップ2の上面視(図4参照)にて、略長方形状の成分測定チップ2の長手方向(図4の上下方向)と直交する短手方向(図4の左右方向)に延在しており、短手方向の一方側の側端面から他方側の側端面まで貫通している。流路23の一端が形成されている成分測定チップ2の短手方向の一方側の側端面には、外方から血液を流路23内に供給可能な筒状の供給部24が形成されている。本実施形態の筒状の供給部24は、ベース部材21の外縁に形成された突出部、カバー部材25の外縁に形成された突出部、及び、2つのスペーサ部材27それぞれに形成された突出部、の4つの突出部が環状に連接されることにより構成されている。
成分測定チップ2の外方から供給部24に供給された血液は、例えば毛細管現象を利用して流路23に沿って移動し、発色試薬22の保持位置まで到達し、発色試薬22と接触する。血液と発色試薬22とが接触すると、血液中の被測定成分としてのグルコースと発色試薬22とが呈色反応し、発色試薬22の保持位置及び流路23の間隙28の位置で、呈色反応による反応物が生成される。
本実施形態の流路23は、ベース部材21、カバー部材25及び2つのスペーサ部材27により区画されているが、流路を区画する部材数は、本実施形態の構成に限られない。例えば、厚み方向Aの一方側の面に溝が形成されたベース部材と、この溝が形成された一方側の面を覆うように取り付けられたカバー部材と、の2つの部材のみで流路を形成することも可能である。このように、成分測定チップの流路を、3つ以下の部材により区画することも可能である。また、5つ以上の部材により区画される流路を形成することも可能である。
また、本実施形態の成分測定チップ2は、ユーザが操作する際に把持し易い把持部29を備えている。本実施形態の把持部29は、成分測定チップ2の上面視(図4参照)で、長手方向の一端部に形成されている。
ベース部材21およびカバー部材25の材質としては、光の透過のために透明な素材を用いることが好ましい。例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリスチレン(PS)、環状ポリオレフィン(COP)や環状オレフィンコポリマー(COC)、ポリカーボネード(PC)等の透明な有機樹脂材料;ガラス、石英等の透明な無機材料;が挙げられる。
また、スペーサ部材27は、透明か不透明かを問わず、ベース部材21およびカバー部材25と同様の材料により形成することができる。例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリスチレン(PS)、環状ポリオレフィン(COP)や環状オレフィンコポリマー(COC)、ポリカーボネード(PC)等の有機樹脂材料;ガラス、石英等の無機材料;が挙げられる。これらの材料から形成されたスペーサ部材27は、接着剤を用いて、ベース部材21及びカバー部材25に接着されるが、このような構成に代えて、上述の材料から形成された基材を有する両面テープを用いてもよい。
試薬としての発色試薬22は、血液中の被測定成分と反応して、被測定成分の血中濃度に応じた色に呈色する呈色反応を引き起こすものであり、本実施形態の発色試薬22は、上述したようにベース部材21上に塗布されている。そして、本実施形態の発色試薬22は、血液中の被測定成分としてのグルコースと反応するものである。本実施形態の発色試薬22としては、例えば、(i)グルコースオキシダーゼ(GOD)と(ii)ペルオキシダーゼ(POD)と(iii)1−(4−スルホフェニル)−2,3−ジメチル−4−アミノ−5−ピラゾロンと(iv)N−エチル−N−(2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル)−3,5−ジメチルアニリン,ナトリウム塩,1水和物(MAOS)との混合試薬、あるいはグルコースデヒドロゲナーゼ(GDH)とテトラゾリウム塩及び電子メディエーターとの混合試薬などが挙げられる。さらに、リン酸緩衝液のような緩衝剤が含まれていてもよい。発色試薬22の種類、成分については、これらに限定されない。
<成分測定装置1>
次に、成分測定装置1について説明する。成分測定装置1は、例えば樹脂材料からなるハウジング10と、このハウジング10の上面に設けられたボタン群と、ハウジング10の上面に設けられた液晶又はLED(Light Emitting Diodeの略)等で構成される表示部11と、を備えている。本実施形態のボタン群は、電源ボタン13と、操作ボタン14とにより構成されている。
図1〜図3に示すように、ハウジング10は、扁平状に構成されており、ハウジング10の厚み方向B(成分測定チップ2が成分測定装置1に装着されている状態では厚み方向Aと同じ方向)の上面側から見た上面視(図1参照)において略矩形状の外形を有している。また、図1〜図3に示すように、ハウジング10には、外方に開放されている隙間状のチップ装着空間Sが区画されている。具体的に、ハウジング10は、厚み方向Bと直交する方向に位置する側端面の開口を通じて外方と連通する隙間状のチップ装着空間Sを区画している。本実施形態のチップ装着空間Sの高さHは、チップ装着空間Sの全域において略一様である。また、本実施形態の成分測定チップ2のうち少なくともチップ装着空間Sに収容される部分の厚みTは、チップ装着空間Sの高さHより若干小さい寸法となっている。
成分測定装置1に対して成分測定チップ2を装着する際は、外方からハウジング10の側端面に形成された開口を通じて、成分測定チップ2をチップ装着空間S内に挿入する。成分測定チップ2を成分測定装置1に対して所定の装着位置まで移動させると、成分測定装置1が成分測定チップ2を係止した状態となる。このように係止状態とすることにより、成分測定チップ2の成分測定装置1に対する装着が完了する。換言すれば、このような係止状態とすることにより、成分測定チップ2が成分測定装置1に対して装着されている状態となる。成分測定装置1に対する成分測定チップ2の装着手法の詳細や、成分測定装置1と成分測定チップ2との係止状態についての詳細については後述する(図6、図7等参照)。
表示部11は、例えば、成分測定装置1により測定された被測定成分の情報を表示する。本実施形態では、成分測定装置1としての血糖値測定装置により測定されたグルコース濃度(mg/dL)を表示部11に表示することができる。表示部11には、被測定成分の情報のみならず、成分測定装置1の測定条件やユーザに所定の操作を指示する指示情報等、各種情報を表示できるようにしてもよい。ユーザは、表示部11に表示された内容を確認しながら、ボタン群の電源ボタン13や操作ボタン14を操作することができる。
ここで、図5は、図1〜図3に示す成分測定装置1の電気ブロック図である。図5には、説明の便宜上、成分測定装置1に装着された状態の成分測定チップ2の断面(図2と同じ断面)を併せて示している。
図5に示すように、成分測定装置1は、上述したハウジング10(図1参照)、表示部11、電源ボタン13及び操作ボタン14の他に、演算部60と、メモリ62と、電源回路63と、測定光学系64と、を更に備えている。
いわゆる比色法の成分測定装置1は、体液中の被測定成分と発色試薬22との呈色反応により生成される反応物に向かって光を照射し、その透過光量(又は反射光量)を検出し、被測定成分の濃度に応じた発色の強度に相関する検出信号を得る。そして、成分測定装置1は、予め作成された検量線を参照することにより、被測定成分を測定することができる。本実施形態の成分測定装置1は、上述したように、血液中の血漿成分におけるグルコース濃度(mg/dL)を測定するものであり、本実施形態の成分測定装置1では、表示部11、電源ボタン13、操作ボタン14、演算部60、メモリ62、電源回路63、及び測定光学系64が相互に連携することにより、グルコース濃度の測定を実現している。
演算部60は、MPU(Micro-Processing Unit)又はCPU(Central Processing Unit)で構成されており、メモリ62に格納されたプログラムを読み出し実行することで、各部の制御動作を実現可能である。メモリ62は、揮発性又は不揮発性である非一過性の記憶媒体で構成され、ここで示す成分測定方法を実行するために必要な、成分測定プログラムを含む各種データを読出し又は書込み可能である。電源回路63は、電源ボタン13の操作に応じて、演算部60を含む成分測定装置1内の各部に電力を供給し、又はその供給を停止する。
測定光学系64は、体液としての血液と、試薬としての発色試薬22と、の呈色反応により生じる反応物の光学的特性を取得可能な光学システムである。測定光学系64は、具体的には、発光部66と、発光制御回路70と、受光部72と、受光制御回路74と、を備えている。
図2に示すように、成分測定装置1のハウジング10の内部には、チップ装着空間Sと連通する、発光部66が収容されている第1の空間41が形成されている。また、図2に示すように、成分測定装置1のハウジング10の内部には、チップ装着空間Sと連通する、受光部72が収容されている第2の空間42が形成されている。成分測定チップ2が成分測定装置1のチップ装着空間Sに収容されていない状態では、第1の空間41と、第2の空間42とは、チップ装着空間Sを挟んで対向し、成分測定チップ2が成分測定装置1のチップ装着空間Sに収容されている状態では、第1の空間41と、第2の空間42とは、成分測定チップ2の試薬としての発色試薬22が保持されている保持位置及び間隙28を挟んで対向する(図2参照)。
また、本実施形態の発光部66は、第1の波長を有する光を発する第1の発光素子66aと、第1の波長と異なる第2の波長を有する光を発する第2の発光素子66bとを含む。ここで、第1の波長は、血糖量に応じた発色度合を測定するための測定波長であり、例えば600〜900nmの波長帯にある。第2の波長は、血液中の赤血球濃度を測定するための波長であり、例えば510〜590nmの波長帯にある。
本実施形態では、第1の発光素子66a及び第2の発光素子66bとして発光ダイオード(LED)を用いるが、ハロゲンランプ、レーザー等であってもよい。発光部としてハロゲンランプを用いる場合は、特定の波長のみを抽出するために分光フィルタを設けてもよい。また、低エネルギーの照射で有効に実施するために、集光レンズを備える構成としてもよい。
本実施形態の受光部72は、第1の発光素子66aから照射され、成分測定チップ2を透過する透過光を受光する第1の受光素子72aと、第2の発光素子66bから照射され、成分測定チップ2を透過する透過光を受光する第2の受光素子72bと、を備えている。第1の受光素子72a及び第2の受光素子72bとしては、例えば、フォトダイオード(PD)を用いることができる。受光部72は、受光した光を所定の信号に変換できればよく、CCD、CMOS等を利用してもよい。
発光制御回路70は、発光部66の第1の発光素子66a及び第2の発光素子66bそれぞれに駆動電力信号を供給することで、第1の発光素子66a及び第2の発光素子66bを点灯させ、又は消灯させる。受光制御回路74は、受光部72から出力されたアナログ信号に対して、対数変換及びA/D変換を施すことでデジタル信号である検出信号を取得する。
成分測定装置1では、発光部66から発せられた光は、成分測定チップ2の発色試薬22の保持位置及び間隙28の位置に生成されている反応物に照射される。この照射光のうち成分測定チップ2を厚み方向Aに透過した透過光が受光部72により受光され、反応物の吸光度が測定される。演算部60は、測定された反応物の吸光度をメモリ62に格納された検量線データや赤血球濃度のデータ等を用いて、グルコース濃度を算出する。
以下、成分測定装置セット100の更なる特徴部に関して説明する。
<第1凹凸部50a及び第2凹凸部50b>
成分測定チップ2及び成分測定装置1には、成分測定チップ2の成分測定装置1に対する相対位置を所定の装着位置に維持するように係合する、凸部及び凹部で構成される凹凸部が複数設けられている。「所定の装着位置」とは、成分測定装置1が成分測定チップ2内の被測定成分の光学的特性を測定することが可能な、成分測定チップ2の成分測定装置1に対する相対位置を意味している。以下、複数の凹凸部の詳細について説明する。
本実施形態の成分測定装置セット100は、複数の凹凸部として、2つの凹凸部を備えている。
1つ目の凹凸部である第1凹凸部50aは、成分測定チップ2が所定の装着位置にある状態で、成分測定チップ2及び成分測定装置1の一方に設けられ、成分測定チップ2の厚み方向Aに突出する第1凸部51aと、他方に設けられ、第1凸部51aが嵌合する第1凹部52aと、で構成される。具体的に、本実施形態の第1凹凸部50aは、成分測定装置1に形成されている第1凸部51aと、この第1凸部51aと嵌合する、成分測定チップ2に形成されている第1凹部52aと、で構成されている。
より具体的に、本実施形態の第1凹凸部50aは、成分測定装置1のチップ装着空間Sを区画する内壁のうち、成分測定チップ2と厚み方向Aにおいて対向する面に形成され、チップ装着空間S内に向かって厚み方向Aに突出する第1凸部51aとしての突起部と、成分測定チップ2の厚み方向Aに貫通する第1凹部52aとしての孔部と、で構成されている。第1凹部52aの構成としては、本実施形態で示す孔部に限られず、例えば、厚み方向Aに貫通しないように厚み方向Aの一方の外面に形成されている窪み部としてもよい。
2つ目の凹凸部である第2凹凸部50bは、成分測定チップ2に形成されている第2凸部51bと、この第2凸部51bと嵌合する、成分測定装置1に形成されている第2凹部52bと、で構成されている。より具体的に、本実施形態の第2凹凸部50bは、成分測定チップ2を厚み方向Aから見た場合に成分測定チップ2の外縁に形成されている第2凸部51bとしての外縁凸部と、成分測定装置1の成分測定チップ2を収容可能なチップ装着空間Sの内壁に形成され、第2凸部51bとしての外縁凸部を受け入れ可能な第2凹部52bとしての内壁凹部と、で構成されている。
第2凸部51bとしての外縁凸部は、基端から先端に向かって幅W1が漸減する形状を有している。また、第2凹部52bとしての内壁凹部は、第2凸部51bとしての外縁凸部を受け入れ可能であり、凹底に向かって幅W2が漸減する形状を有している。そして、本実施形態では、第2凸部51bとしての外縁凸部を、その先端が第2凹部52bとしての内壁凹部の凹底に当接するまで挿入すると、図1の上面図で破線により示すように、外縁凸部の外壁全域が内壁凹部の凹壁全域に当接するように嵌り込む。
このように、成分測定装置セット100は、複数(本実施形態では2つ)の凹凸部(本実施形態では第1凹凸部50a及び第2凹凸部50b)を有している。ここで、成分測定チップ2は、成分測定装置1により被測定成分を測定可能な所定の装着位置となるように、成分測定装置1に対して装着される。上述の複数の凹凸部それぞれの凸部及び凹部(本実施形態では第1凸部51a及び第1凹部52a、並びに、第2凸部51b及び第2凹部52b)は、成分測定チップ2がこの装着位置となるように成分測定装置1に対して装着される際に嵌合する。そのため、成分測定チップ2が装着位置にある状態では、上述の複数の凹凸部それぞれの凸部及び凹部の嵌合により、成分測定チップ2の成分測定装置1に対する位置を安定的に維持することができる。
より具体的に、本実施形態では、第1凹凸部50aの第1凸部51aとしての突起部及び第1凹部52aとしての孔部が嵌合する。仮に、第1凹凸部50aが嵌合している状態で、上面視(図1参照)で第1凹凸部50aを中心とする周方向において、成分測定チップ2と成分測定装置1との間に若干の隙間が存在する場合は、この第1凹凸部50aの嵌合のみでは、成分測定チップ2が、上面視(図1参照)において第1凹凸部50aを中心とする周方向に回動し得る。これに対して、本実施形態では、第2凹凸部50bの第2凸部51bとしての外縁凸部及び第2凹部52bとしての内壁凹部が嵌合するため、成分測定チップ2が、成分測定装置1に対して、上面視(図1参照)において第1凹凸部50aを中心とする周方向に回動しようとしても、第2凸部51bとしての外縁凸部と第2凹部52bとしての内壁凹部とが当接する。これにより、成分測定チップ2の成分測定装置1に対する回動を規制することができる。
すなわち、成分測定チップ2は、装着位置で、複数の凹凸部(本実施形態では第1凹凸部50a及び第2凹凸部50b)により位置が規制されるため、1つのみの凹凸部のみにより位置が規制される構成と比較して、成分測定チップ2の装着位置での位置をより安定的に維持し易い。
また、図1に示すように、本実施形態の成分測定装置セット100を、成分測定チップ2が所定の装着位置にある状態で成分測定チップ2の厚み方向Aから見た場合に、複数の凹凸部は、流路23を挟む両側に位置している。具体的に、本実施形態の第1凹凸部50aは、図1の上面視において、流路23を挟んで第2凹凸部50bと反対側に位置している。このように、流路23を挟むように複数の凹凸部を配置すれば、流路23を挟まないように複数の凹凸部を配置する構成と比較して、成分測定チップ2を成分測定装置1に装着した際の成分測定装置1に対する流路23の位置精度を向上させ易い。本実施形態の流路23は、成分測定装置1による被測定成分の測定位置となっている。そのため、成分測定装置1に対する流路23の位置精度を向上させることにより、被測定成分の測定精度をより向上させることができる。
更に、成分測定装置セット100を、成分測定チップ2が所定の装着位置にある状態で成分測定チップ2の厚み方向Aから見た場合に、成分測定チップ2は、複数の凹凸部よりも試薬としての発色試薬22から離れた位置に把持部29を備えている。より具体的に、本実施形態の把持部29は、成分測定チップ2の上面視(図4参照)で、流路23の延在方向である成分測定チップ2の短手方向に対して直交する長手方向(図4で上下方向)において、流路23に対して第1凹凸部50aが位置する一方側であって、かつ、同長手方向において。流路23から第1凹凸部50aよりも離れた位置に形成されている。そのため、ユーザは、流路23近傍ではなく、流路23から離れた位置で把持部29を把持した状態で、成分測定チップ2を取り扱うことができる。これにより、ユーザは、成分測定チップ2のうち成分測定装置1の発光部66(図2等参照)から光が照射される流路23の測定位置の近傍を触れずに済む。そのため、意図しない手脂等が原因となって測定精度が低下することを抑制することができる。
特に、本実施形態の把持部29は、図1及び図3に示すように、成分測定チップ2を所定の装着位置に装着した状態であっても、成分測定装置1のハウジング10よりも外方に突出した状態となっている。つまり、把持部29を把持して操作することにより、成分測定チップ2を、第1凹凸部50a及び第2凹凸部50bが共に嵌合する装着位置まで、成分測定装置1に対して容易に挿入することができる。把持部29は、ユーザが把持し易いように、外壁に凹凸形状が形成されていてもよい。
このような把持部29は、所謂「比色法」を利用した成分測定装置1では、特に設けることが好ましい。所謂「電極法」を利用した比較例としての電極式成分測定装置では、電極が埋め込まれた比較例としての電極式成分測定チップが利用される。この「電極法」を利用する場合は、電極式成分測定装置の電気接点と電極式成分測定チップの電極と、が接触するように連結されていること、及び、体液が電極式成分測定チップの電極に接触していること、の2点が実現されていればよく、電極式成分測定装置に対する電極式成分測定チップの相対位置の高い位置精度は要求されない。また、体液と電極とを接触させれば比較的安定して体液中の被測定成分を測定することができる。これらのことから、所謂「電極法」を利用する電極式成分測定装置のための電極式成分測定チップは、患者や医療従事者などのユーザにとって、持ち方や持つ位置などの取り扱いの制限が少なく、取り扱いが容易である。
これに対して、本実施形態のような、所謂「比色法」を利用する成分測定装置1に用いる成分測定チップ2の場合は、測定対象となる部分にユーザの手脂等が付着すると、光の透過及び反射に大きく影響し、被測定成分の測定値に測定誤差が生じ易い。また、光学的特性を測定可能にするため、測定対象となる部分を成分測定装置1の測定光学系64により測定可能な暗部となる内方まで挿入させるように装着する必要がある。そのため、所謂「比色法」を利用する成分測定装置1に用いる成分測定チップ2においては、本実施形態のように把持部29を設けることが望ましい。
本実施形態の成分測定チップ2のように、成分測定チップ2の短手方向を流路23の延在方向としつつ、把持部29を長手方向の一端部に形成することが好ましい。このようにすれば、流路23の長さを長くすることなく把持部29を設けることができる。つまり、測定に必要な検体量を増加させることなく、把持部29を設けることができる。
次に、成分測定チップ2を成分測定装置1に対して装着する際の手順の詳細について説明する。
図6及び図7それぞれは、本実施形態の成分測定チップ2の成分測定装置1に対する装着方法の概要を示す図である。本実施形態の成分測定チップ2は、図6及び図7に示すいずれの装着方法であっても、成分測定装置1に対して装着可能である。
図6は、成分測定チップ2を、第2凸部51bとしての外縁凸部を先頭にして、上面視の長手方向に移動させながら(図6の白抜き矢印参照)、チップ装着空間S内に挿入する装着方法を示している。
この装着方法では、成分測定チップ2を、成分測定チップ2の短手方向の一方側の端面をチップ装着空間Sを区画する内壁に摺動させながら、チップ装着空間S内に挿入する。第2凸部51bの先端が第2凹部52bの凹底に突き当たるまで挿入されると、成分測定チップ2の成分測定装置1に対する装着位置となる。また、成分測定チップ2が装着位置まで到達すると、第1凹凸部50a及び第2凹凸部50bそれぞれが嵌合状態となる。これにより、成分測定チップ2は、装着位置において、成分測定装置1に対して係止された状態となる。
図7は、成分測定チップ2の第2凸部51bとしての外縁凸部を第2凹部52bに挿入した後で、第2凸部51bの位置を中心として、第2凸部51bが位置する一端部とは反対側の長手方向の他端部を回動させることにより(図6の白抜き矢印参照)、成分測定チップ2をチップ装着空間S内に挿入する装着方法を示している。
この装着方法では、成分測定チップ2の長手方向の一端部に形成されている第2凸部51bとしての外縁凸部を、チップ装着空間Sを区画する内壁に摺動させながら、第2凹部52b内へと挿入していく。更に、この装着方法では、上述の第2凸部51bの摺動移動と同時に、第2凸部51bを中心として、長手方向の他端部を回動させながら(図7の白抜き矢印参照)、チップ装着空間S内に挿入している。
換言すれば、本実施形態の第2凹凸部50bは、成分測定チップ2を成分測定装置1に装着する際に、他の凹凸部としての第1凹凸部50aが係合するように、成分測定チップ2の成分測定装置1に対する移動をガイドするガイド部を兼ねている。
具体的には、図7に示すように、第2凸部51bとしての外縁凸部の先端51b1を、第2凹部52bとしての内壁凹部を区画する奥側(図7では上側)の凹壁52b1に摺動させながら、内壁凹部の凹底に向かって移動させると、先端51b1が凹底に到達する前に、外縁凸部の手前側(図7では下側)の外壁51b2が、内壁凹部を区画する手前側の凹壁52b2に突き当たる。そのため、先端51b1を更に凹底に向かって移動させようとすると、外縁凸部の手前側の外壁51b2が、内壁凹部を区画する手前側の凹壁52b2により奥側に押圧される。つまり、成分測定チップ2の長手方向の他端側が成分測定装置1のチップ装着空間S内へ入り込むように、奥側に押圧される。この押圧力に従って成分測定チップ2を成分測定装置1に対して回動させれば、成分測定チップ2を装着位置まで挿入することができる。つまり、成分測定チップ2を、第1凹凸部50a及び第2凹凸部50bが嵌合する位置まで、移動させることができる。
このように、少なくとも1つの凹凸部を、別の凹凸部が係合する位置までガイドするガイド部として構成すれば、複数の凹凸部それぞれが嵌合する成分測定チップ2の装着位置へと、成分測定チップ2を成分測定装置1に対して容易に移動させること可能となる。
また、本実施形態の第2凹凸部50bの第2凸部51bは、上面視が略長方形状の成分測定チップ2の一方側の短辺に相当する位置に形成されている。更に、第2凸部51bは、短辺のうち短手方向の一端側の端部に形成されている。そのため、本実施形態の成分測定チップ2は、上面視(図4参照)において、長手方向の両側が非対称であると共に、短手方向の両側も非対称な形状となっている。成分測定チップ2をこのような非対称な外形とすることにより、成分測定チップ2の成分測定装置1に対する挿入方向のミスを抑制でき、その結果、成分測定チップ2の成分測定装置1に対する装着ミスを抑制することができる。
以上のように、成分測定装置セット100は、複数の凹凸部(本実施形態では第1凹凸部50a及び第2凹凸部50b)を備えているため、1つの凹凸部のみで位置が規制される構成と比較して、所謂「比色法」を利用する成分測定装置1に対する成分測定チップ2の装着位置の位置精度を向上させることができる。
本実施形態の第1凹凸部50aは、成分測定装置1に設けられた第1凸部51aと、成分測定チップ2に設けられた第1凹部52aと、で構成されているが、この構成に限られず、成分測定装置に設けられた凹部と、成分測定チップに設けられた凸部と、により第1凹凸部を構成してもよい。
所謂「比色法」を利用する成分測定装置1では、測定光学系64を構成する部材間の距離関係や位置関係において比較的高い精度が要求され、測定光学系64と成分測定チップ2との距離関係及び位置関係においても、個別の成分測定チップによって変動することは測定精度の低下に繋がり好ましくない。成分測定チップに対して厚み方向Aに突出する凸部を成分測定チップに設けることは、成分測定チップが肉厚化しやすいが、光路長のばらつきを成分測定装置側で制御しやすいという利点がある。この場合、厚み方向Aの少なくとも一方側に凸部を有する成分測定チップを可撓性部材で製造し、成分測定チップ2が、成分測定装置1に挿入される際に凸部が変形し、挿入完了位置において凸部が復元されるような構成としてもよい。一方で、検体量を増加させることなく、成分測定装置1により被測定成分をより精度高く測定するためには、チップ装着空間Sの隙間を狭くすることが望ましい。さらに、測定光学系64の構成に合わせて薄肉の所定厚みの成分測定チップを安定的に作成可能なようにすることが望ましい。したがって、本実施形態のように、第1凹部52aが形成されている成分測定チップ2とすることが特に好ましい。本実施形態の第1凹部52aのような孔部であれば、厚み方向Aに貫通する孔を形成すれば容易に作成することが可能である。
また、第1凹凸部を構成する凸部の構成としては、円柱、角注などの柱状の形状であってもよいが、図3に示す第1凹凸部50aの第1凸部51aのように、半球形状や、円錐、角錐などの錐形状や、錐台形状のように、基端から頂部に向かって縮径するテーパー状の側面を有する形状とすることが好ましい。また、本実施形態の第1凹部52aのように、上述のテーパー状の側面を有する凸部と対応させて、凸部の基端での外径よりも内径の小さい縁部を有する凹部とすることが好ましい。
このようにすれば、図3に示すように、第1凸部51aの頂部が第1凹部52a内に入り込み、かつ、第1凸部51aのテーパー状の側面が第1凹部52aの縁部を押圧するように、第1凹凸部50aを嵌合させることができる。これにより、成分測定チップ2が、厚み方向Aの一方側に向かって押圧される。その結果、成分測定チップ2は、チップ装着空間S内で、厚み方向Aの一方側(図3では下側)に位置するチップ装着空間Sを区画する内壁に向かって押圧された状態で、位置が規制される。このようにすれば、成分測定チップ2を、チップ装着空間S内で厚み方向Aに移動し難くすることができるばかりか、成分測定チップ2を、成分測定チップ2とチップ装着空間Sを区画する内壁との摩擦力等によって、厚み方向Aと直交する方向に対しても移動し難くすることができる。つまり、本実施形態の第1凹凸部50aのような形状を有する第1凹凸部とすれば、成分測定チップ2の成分測定装置1に対する位置規制性能を高めることができる。
また、本実施形態の第2凹凸部50bは、成分測定チップ2に設けられた第2凸部51bと、成分測定装置1に設けられた第2凹部52bと、で構成されているが、この構成に限られず、成分測定装置に設けられた凸部と、成分測定チップに設けられた凹部と、により第2凹凸部を構成してもよい。
更に、本実施形態の第2凹凸部50bは、上面視(図1参照)で、成分測定チップ2の外縁に外方に突出するように形成されている第2凸部51bとしての外縁凸部と、チップ装着空間Sの内壁に形成されている第2凹部52bとしての内壁凹部と、で構成されているが、この構成に限られない。例えば、第1凹凸部50aと同様の構成の第2凹凸部としてもよい。但し、本実施形態のように、第2凸部51bとしての外縁凸部及び第2凹部52bとしての内壁凹部で第2凹凸部50bを構成することが好ましい。このようにすれば、上述したように、別の凹凸部としての第1凹凸部50aが係合するように成分測定チップ2の動きをガイドすることや、非対称の外形によって成分測定チップ2の成分測定装置1に対する装着ミスを抑制することが可能となる。
ここで、図8及び図9は、本実施形態における第2凹凸部50bの変形例を示す図である。図8は、第2凹凸部50bの変形例としての、成分測定チップ2´の第2凸部51b´及び成分測定装置1´の第2凹部52b´を示す。また、図9は、第2凹凸部50bの別の変形例としての、成分測定チップ2´´の第2凸部51b´´及び成分測定装置1´´の第2凹部52b´´を示す。図8及び図9それぞれは、成分測定チップの第2凹凸部近傍での上面図であり、図8及び図9では、説明の便宜上、成分測定装置内に位置する成分測定チップの形状を破線により示している。
図8に示す第2凸部51b´では、手前側の外壁51b2´が円弧状に湾曲している。このような円弧状に湾曲する外壁51b2´とすれば、図7を参照して説明した上述の装着方法と同様の装着方法により、成分測定チップ2´を成分測定装置1´に対して装着する場合に、本実施形態の第2凸部51bの構成を採用する場合と比較して、成分測定チップ2´をより円滑に回動させながら、装着位置へとガイドすることができる。図8に示すように、外壁51b2´を円弧状に湾曲する形状とする場合には、第2凹部52b´の手前側の凹壁52b2´についても、外壁51b2´の形状に対応する凹状の湾曲形状とすることが好ましい。このようにすれば、成分測定チップ2´の回動をより円滑にガイドすることができる。
図9に示す第2凸部51b´´では、手前側の外壁51b2´´の根元部分に切欠部53´´が形成されている。また、図9に示す成分測定装置1´´の第2凹部52b´´の手前側の凹壁52b2´´の縁部分には、成分測定チップ2´´が成分測定装置1´´に装着される際に外壁51b2´´を摺動しながら乗り越えて、成分測定チップ2´´が装着された状態で切欠部53´´に嵌り込む爪部54´´が形成されている。このような切欠部53´´及び爪部54´´を有する構成とすれば、切欠部53´´及び爪部54´´がない本実施形態の第2凸部51b及び第2凹部52bの構成を採用する場合と比較して、装着位置での成分測定装置1´´に対する成分測定チップ2´´の位置規制をより強固にすることができる。つまり、成分測定チップ2´´の装着位置での位置精度をより高めることが可能となる。
以上のとおり、成分測定装置セットに複数の凹凸部を設けることにより、成分測定チップの成分測定装置に対する位置精度を向上させることができる。
換言すれば、本実施形態では、成分測定装置1に装着される成分測定チップ2が、成分測定装置1に対する相対位置を所定の装着位置に維持するように、成分測定装置1に形成された凸部(本実施形態では第1凸部51a)と係合する凹部(本実施形態では第1凹部52a)、及び、成分測定装置1に形成された凹部(本実施形態では第2凹部52b)と係合する凸部(本実施形態では第2凸部51b)、を備えることにより、成分測定チップ2の成分測定装置1に対する装着位置での位置精度を高めることができる。
成分測定チップとしては、成分測定装置に対する相対位置を所定の装着位置に維持するように、成分測定装置に形成された凸部と係合する凹部、又は、成分測定装置に形成された凹部と係合する凸部、を複数備える構成としてもよい。このような構成であっても、成分測定チップの成分測定装置に対する装着位置での位置精度を高めることができる。また、更に、成分測定チップの装着位置での安定性を高めるために、板ばね等で成分測定チップを付勢して保持する構成を追加してもよい。
成分測定装置セットの複数の凹凸部は、各種構成により実現可能であり、本実施形態や上述の変形例に示す具体的な構成に限られない。したがって、例えば、被測定成分に応じて、複数の凹凸部の位置や、大きさや、個数を異ならせることも可能である。例えば、図10に示すように、同一の成分測定装置80に対して装着可能な、グルコース濃度測定用の第1成分測定チップ81と、尿酸濃度測定用の第2成分測定チップ82と、乳酸濃度測定用の第3成分測定チップ83と、をそれぞれ用意し、各成分測定チップにおける複数の凹凸部の位置や、大きさや、個数を異ならせるようにすることができる。図10に示す例では、各成分測定チップの第1凹凸部の第1凸部510a及び第1凹部520aは共通であり、第2凹凸部の位置が異なっている構成であるが、第1凹凸部及び第2凹凸部の両方の位置が異なる構成としてもよい。また、第1凹凸部や第2凹凸部の大きさが異なる構成であってもよい。更に、凹凸部の個数が異なる構成であってもよい。
より具体的に、図10に示す第1成分測定チップ81は、第2凸部510b1を備えている。また、図10に示す成分測定装置80は、第1成分測定チップ81の第2凸部510b1が嵌合する第1成分測定チップ用の第2凹部520b1を備えている。
また、図10に示す第2成分測定チップ82は、第2凸部510b2を備えている。また、図10に示す成分測定装置80は、第2成分測定チップ82の第2凸部510b2が嵌合する第2成分測定チップ用の第2凹部520b2を備えている。
更に、図10に示す第3成分測定チップ83は、第2凸部510b3を備えている。また、図10に示す成分測定装置80は、第3成分測定チップ83の第2凸部510b3が嵌合する第3成分測定チップ用の第2凹部520b3を備えている。
そして、成分測定装置80は、第1成分測定チップ81、第2成分測定チップ82及び第3成分測定チップ83のいずれかの成分測定チップが成分測定装置80に対して装着位置にある状態で、第1成分測定チップ81に形成されている第2凸部510b1、第2成分測定チップ82に形成されている第2凸部510b2、及び第3成分測定チップ83に形成されている第2凸部510b3のいずれかの位置を検出する検出部85を備えている。これにより、成分測定装置80は、装着された成分測定チップにより測定可能な被測定成分の種類等を検出することができる。
成分測定装置80は、検出部85の検出値に応じて被測定成分を測定するための測定条件を設定する。例えば、測定対象がグルコース濃度、尿酸濃度、乳酸濃度のいずれかであるかに応じて、各種測定条件を異ならせて設定する。各種測定条件としては、例えば、測定対象に応じた較正情報や、呈色反応の反応時間など、測定対象に応じて決定される各種情報を設定する。
図10では測定対象に応じて複数の凹凸部の位置、大きさ、個数を異ならせることについて説明したが、測定対象となる被測定成分の違いに限らず、例えば、成分測定チップの使用期限や試薬の成分情報など、成分測定チップの各種相違を識別するために利用することができる。
本発明に係る成分測定装置セット及び成分測定チップは、上述した実施形態及び変形例で説明した具体的構成に限られず、請求の範囲の記載を逸脱しない限り、種々の変更が可能である。
本開示は、成分測定装置セット及び成分測定チップに関する。
1、1´、1´´:成分測定装置
2、2´、2´´:成分測定チップ
10:ハウジング
11:表示部
13:電源ボタン
14:操作ボタン
21:ベース部材
22:発色試薬(試薬)
23:流路
24:供給部
25:カバー部材
27:スペーサ部材
28:間隙
29:把持部
41:第1の空間
42:第2の空間
50a:第1凹凸部
50b:第2凹凸部(ガイド部)
51a:第1凸部(突起部)
51b、51b´、51b´´:第2凸部(外縁凸部)
51b1:先端
51b2、51b2´、51b2´´:外壁
52a:第1凹部(窪み部又は孔部)
52b、52b´、52b´´:第2凹部(内壁凹部)
52b1:奥側の凹壁
52b2、52b2´、52b2´´:手前側の凹壁
53´´:切欠部
54´´:爪部
60:演算部
62:メモリ
63:電源回路
64:測定光学系
66:発光部
66a:第1の発光素子
66b:第2の発光素子
70:発光制御回路
72:受光部
72a:第1の受光素子
72b:第2の受光素子
74:受光制御回路
80:成分測定装置
81:第1成分測定チップ
82:第2成分測定チップ
83:第3成分測定チップ
85:検出部
100:成分測定装置セット
510a:第1凸部
510b1:第1成分測定チップの第2凸部
510b2:第2成分測定チップの第2凸部
510b3:第3成分測定チップの第2凸部
520a:第1凹部
520b1:第1成分測定チップ用の第2凹部
520b2:第2成分測定チップ用の第2凹部
520b3:第3成分測定チップ用の第2凹部
A:成分測定チップの厚み方向
B:ハウジングの厚み方向
H:チップ装着空間の高さ
S:チップ装着空間
T:成分測定チップの厚み
W1:第2凸部の幅
W2:第2凹部の幅

Claims (7)

  1. 体液中の被測定成分と呈色反応する試薬を有する成分測定チップと、
    前記成分測定チップが装着され、前記被測定成分と前記試薬との呈色反応により得られる反応物の光学的特性に基づいて前記被測定成分を測定する成分測定装置と、を備え、
    前記成分測定チップ及び前記成分測定装置には、前記成分測定チップの前記成分測定装置に対する相対位置を所定の装着位置に維持するように係合する凸部及び凹部で構成される凹凸部が複数設けられており、
    前記複数の凹凸部の第1凹凸部は、前記成分測定チップが前記所定の装着位置にある状態で、前記成分測定チップ及び前記成分測定装置の一方に設けられ、前記成分測定チップの厚み方向に突出する凸部と、他方に設けられ、前記凸部が嵌合する凹部と、を備え、
    前記複数の凹凸部の第2凹凸部は、前記成分測定チップを厚み方向から見た場合に前記成分測定チップの外縁に形成されている外縁凸部と、前記成分測定装置の前記成分測定チップを収容可能なチップ装着空間の内壁に形成され、前記外縁凸部を受け入れ可能な内壁凹部と、で構成されており、
    前記第2凹凸部は、前記成分測定チップを前記成分測定装置に装着する際に、前記第1凹凸部が係合するように、前記成分測定チップの前記成分測定装置に対する移動をガイドするガイド部を構成している成分測定装置セット。
  2. 前記成分測定チップは、前記試薬が収容されている流路を区画しており、
    前記成分測定チップが前記所定の装着位置にある状態で前記成分測定チップの厚み方向から見た場合に、前記複数の凹凸部は、前記流路を挟む両側に位置している、請求項1に記載の成分測定装置セット。
  3. 前記成分測定チップが前記所定の装着位置にある状態で前記成分測定チップの厚み方向から見た場合に、前記成分測定チップは、前記複数の凹凸部よりも前記試薬から離れた位置に把持部を備える、請求項1又は2に記載の成分測定装置セット。
  4. 前記外縁凸部は、先端に向かって幅が漸減する形状を有前記内壁凹部は、凹底に向かって幅が漸減する形状を有する、請求項1から3のいずれか1つに記載の成分測定装置セット。
  5. 前記第1凹凸部の前記凸部は、前記成分測定装置に形成されている突起部であり、前記第1凹凸部の前記凹部は、前記成分測定チップに形成されている窪み部又は孔部である、請求項1から4のいずれか1つに記載の成分測定装置セット。
  6. 前記成分測定装置は、前記成分測定チップが前記所定の装着位置にある状態で、前記成分測定チップに形成された凸部又は凹部の位置、大きさ又は個数を検出する検出部を備え、
    前記検出部の検出値に応じて前記被測定成分を測定するための測定条件を設定する、請求項1から5のいずれか1つに記載の成分測定装置セット。
  7. 体液中の被測定成分と呈色反応する試薬を有し、前記被測定成分と前記試薬との呈色反応により得られる反応物の光学的特性に基づいて前記被測定成分を測定する成分測定装置に装着される成分測定チップであって、
    前記成分測定装置に形成された前記成分測定チップの厚み方向に突出する凸部と係合する凹部、又は、前記成分測定装置に形成された凹部に係合する、前記成分測定チップの厚み方向に突出する凸部、と、
    前記成分測定チップを厚み方向から見た場合に前記成分測定チップの外縁に形成されており、前記成分測定装置の前記成分測定チップを収容可能なチップ装着空間の内壁に形成されている内壁凹部と係合する外縁凸部と、を備え、
    前記外縁凸部は、前記成分測定チップを前記成分測定装置に装着する際に、前記成分測定装置及び前記成分測定チップの一方に形成されている前記成分測定チップの厚み方向に突出する凸部と、他方に形成されている凹部と、が係合するように、前記成分測定チップの前記成分測定装置に対する移動をガイドするガイド部を、前記成分測定装置の前記内壁凹部とともに構成している、成分測定チップ。

JP2018542361A 2016-09-27 2017-09-13 成分測定装置セット及び成分測定チップ Active JP6952045B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016188724 2016-09-27
JP2016188724 2016-09-27
PCT/JP2017/033047 WO2018061771A1 (ja) 2016-09-27 2017-09-13 成分測定装置セット及び成分測定チップ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2018061771A1 JPWO2018061771A1 (ja) 2019-07-04
JP6952045B2 true JP6952045B2 (ja) 2021-10-20

Family

ID=61760634

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018542361A Active JP6952045B2 (ja) 2016-09-27 2017-09-13 成分測定装置セット及び成分測定チップ

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6952045B2 (ja)
WO (1) WO2018061771A1 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1756586B1 (en) * 2004-05-21 2014-07-09 Caliper Life Sciences, Inc. Automated system for handling microfluidic devices
JP4871263B2 (ja) * 2005-03-17 2012-02-08 浜松ホトニクス株式会社 スライドガラス搬送装置
JP5426476B2 (ja) * 2010-05-21 2014-02-26 株式会社エンプラス 分析用具及びマイクロ分析システム
WO2014049704A1 (ja) * 2012-09-26 2014-04-03 テルモ株式会社 測定用チップ
JP6077992B2 (ja) * 2013-12-27 2017-02-08 シスメックス株式会社 検体処理装置およびラック

Also Published As

Publication number Publication date
WO2018061771A1 (ja) 2018-04-05
JPWO2018061771A1 (ja) 2019-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5091239B2 (ja) 較正データ転送システム及びその方法
US6750962B2 (en) Optics alignment and calibration system
JP5190540B2 (ja) バイオセンサ測定器及びその測定方法
JPH10127611A (ja) 試薬試験器具
JP2010500600A (ja) 実行個別化検査センサー用計測システム
JPH10132813A (ja) 分析物濃度測定方法
US11067526B2 (en) Devices, systems, and methods for performing optical and electrochemical assays
JP2002228659A (ja) 位置制御ユニットを含む試料液体分析システム
US8068217B2 (en) Apparatus for testing component concentration of a test sample
KR101161322B1 (ko) 바이오센서와 이의 측정기를 연결하는 커넥터
JPWO2015146238A1 (ja) 成分測定装置
US9891174B2 (en) Reactor, test apparatus, and test method
WO2020132146A1 (en) Optical analyte detection
WO2019035077A1 (en) DEVICES, SYSTEMS AND METHODS FOR PERFORMING OPTICAL ASSAYS
WO2019035082A1 (en) TECHNIQUES FOR PERFORMING OPTICAL AND ELECTROCHEMICAL ASSAYS WITH UNIVERSAL CIRCUITS
JP6952045B2 (ja) 成分測定装置セット及び成分測定チップ
EP1790974B1 (en) Colorimetric blood glucose meter
KR20130032461A (ko) 바이오센서 및 그 측정장치
WO2016147527A1 (ja) 成分測定装置セット及び体液測定チップ
KR20140147730A (ko) 배향 독립형 측정기
US20150293112A1 (en) Sensor and Measuring Apparatus Used for Measuring Biological Information on User
US9310387B2 (en) Test apparatus and method of controlling the same
JP6952046B2 (ja) 成分測定装置、成分測定方法及び成分測定プログラム
WO2021166561A1 (ja) 成分測定装置、成分測定装置セット及び情報処理方法
WO2021166471A1 (ja) 成分測定装置、成分測定装置セット及び情報処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200604

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201222

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210907

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210927

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6952045

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150