JP7203718B2 - 観察光学系及び光学装置 - Google Patents

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Description

本開示は、観察光学系及び光学装置に関する。
従来、デジタルカメラ等の撮像装置のビューファインダーにおいて、液晶表示素子等の表示素子に表示された画像を肉眼で観察するための観察光学系が用いられている。下記特許文献1~7には、観察光学系として使用可能なレンズ系が記載されている。
特開2015-135471号公報 特許第5745186号公報 特開2019-133055号公報 特開2011-085872号公報 特許第6436680号公報 特開2016-166969号公報 特許第5886707号公報
近年、より小型で、ファインダー倍率を高倍率化することができる観察光学系が要望されている。
本開示は、以上の事情を鑑みてなされたものであり、小型化とファインダー倍率の高倍率化とが両立された観察光学系、及びこの観察光学系を備えた光学装置を提供することを目的とする。
本開示の観察光学系は、表示素子と、表示素子のアイポイント側に配置された接眼レンズと、を備え、接眼レンズは、表示素子側からアイポイント側へ向かって順に、正の屈折力を有する第1レンズと、負の屈折力を有する第2レンズと、正の屈折力を有する第3レンズと、からなり、表示素子における表示領域の最長の径をH、接眼レンズの焦点距離をfAとした場合、
0.7<H/fA<0.8 (1)
で表される条件式(1)を満足する。
なお、本開示の観察光学系においては、下記条件式(1-1)を満足することが好ましく、下記条件式(1-2)を満足することがより好ましい。
0.72<H/fA<0.78 (1-1)
0.735<H/fA<0.77 (1-2)
また、本開示の観察光学系においては、第1レンズの表示素子側の面から第3レンズのアイポイント側の面までの光軸上の距離をTLとした場合、下記条件式(2)を満足することが好ましく、下記条件式(2-1)を満足することがより好ましい。
1.075<TL/fA<1.16 (2)
1.085<TL/fA<1.15 (2-1)
また、本開示の観察光学系においては、第1レンズのd線に対する屈折率と第3レンズのd線に対する屈折率との平均値をNdAとした場合、下記条件式(3)を満足することが好ましく、下記条件式(3-1)を満足することがより好ましい。
1.64<NdA<1.8 (3)
1.65<NdA<1.79 (3-1)
また、本開示の観察光学系においては、第1レンズの焦点距離をf1とした場合、下記条件式(4)を満足することが好ましく、下記条件式(4-1)を満足することがより好ましい。
0.63<f1/fA<0.75 (4)
0.64<f1/fA<0.74 (4-1)
また、本開示の観察光学系においては、第2レンズの焦点距離をf2とした場合、下記条件式(5)を満足することが好ましく、下記条件式(5-1)を満足することがより好ましい。
0.62<-f2/fA<0.77 (5)
0.63<-f2/fA<0.76 (5-1)
また、本開示の観察光学系においては、第1レンズ、第2レンズ及び第3レンズは、それぞれ単レンズであることが好ましい。
また、本開示の観察光学系においては、第1レンズは、両凸レンズであることが好ましい。
また、本開示の観察光学系においては、第2レンズは、両凹レンズであることが好ましい。
また、本開示の観察光学系においては、第3レンズは、両凸レンズであることが好ましい。
また、本開示の観察光学系においては、第1レンズは、少なくとも1面が非球面であることが好ましい。
また、本開示の観察光学系においては、第2レンズは、少なくとも1面が非球面であることが好ましい。
また、本開示の観察光学系においては、第3レンズは、少なくとも1面が非球面であることが好ましい。
本開示の光学装置は、本開示の観察光学系を備えている。
なお、本明細書の「~からなり」、「~からなる」は、挙げられた構成要素以外に、実質的に屈折力を有さないレンズ、並びに、絞り、フィルタ及びカバーガラス等のレンズ以外の光学要素、並びに、レンズフランジ、レンズバレル等が含まれていてもよいことを意図する。
また、本明細書において、「単レンズ」は、接合されていない1枚のレンズを意味する。ただし、複合非球面レンズ(球面レンズと、その球面レンズ上に形成された非球面形状の膜とが一体的に構成されて、全体として1つの非球面レンズとして機能するレンズ)は、接合レンズとは見なさず、1枚のレンズとして扱う。非球面を含むレンズについて、屈折力の符号、及びレンズ面の面形状は、特に断りが無い限り近軸領域で考えることとする。
また、本明細書において、条件式で用いている「焦点距離」は、近軸焦点距離である。条件式の値は、d線を基準とした場合の値である。本明細書に記載の「d線」、「C線」及び「F線」は輝線であり、d線の波長は587.56nm(ナノメートル)、C線の波長は656.27nm(ナノメートル)、F線の波長は486.13nm(ナノメートル)である。
本開示によれば、小型化とファインダー倍率の高倍率化とが両立された観察光学系、及びこの観察光学系を備えた光学装置を提供することができる。
一実施形態に係る観察光学系(実施例1の観察光学系)の構成と光路を示す断面図である。 実施例1の観察光学系の球面収差図、非点収差図、歪曲収差図及び倍率色収差図である。 実施例1の観察光学系の横収差図である。 実施例2の観察光学系の構成と光路を示す断面図である。 実施例2の観察光学系の球面収差図、非点収差図、歪曲収差図及び倍率色収差図である。 実施例2の観察光学系の横収差図である。 実施例3の観察光学系の構成と光路を示す断面図である。 実施例3の観察光学系の球面収差図、非点収差図、歪曲収差図及び倍率色収差図である。 実施例3の観察光学系の横収差図である。 一実施形態に係る光学装置のハードウェア構成を示す図である。 補正テーブルの一例を示す図である。 一実施形態に係る光学装置の機能的構成を示す図である。
以下、本開示の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本開示の一実施形態に係る観察光学系5の光軸Zを含む断面における構成と光路を示す図であり、後述の実施例1のレンズ構成に対応している。図1に示す例では、表示素子1を観察物体としており、表示素子1上の光軸上の点および最高点からアイポイントEPへ向かう光束も合わせて示している。なお、図1に示すアイポイントEPは大きさ及び形状を示すものではなく、光軸方向の位置を示すものである。図1では左側が観察物体側、右側がアイポイント側として図示している。
本実施形態の観察光学系5は、表示素子1と、表示素子1のアイポイント側に配置された接眼レンズ3と、を備える。表示素子1は、画像が表示される表示領域1aを含む。表示素子1としては、例えば、液晶表示素子及び有機EL(Electro Luminescence)表示素子等の画像表示素子を挙げることができる。接眼レンズ3は、表示素子1の表示領域1aに表示された画像を拡大して観察する際に使用可能である。なお、図1の例では、表示素子1と接眼レンズ3の間、及び接眼レンズ3とアイポイントEPの間のそれぞれに、入射面と出射面が平行な屈折力を有しない光学部材2、4を配置している。光学部材2、4は、保護用のカバーガラス又は各種フィルタ等を想定したものであり、本実施形態においては、光学部材2、4を除いた構成も可能である。
接眼レンズ3は、光軸Zに沿って観察物体側からアイポイント側へ向かって順に、正の屈折力を有する第1レンズL1と、負の屈折力を有する第2レンズL2と、正の屈折力を有する第3レンズL3と、からなる。接眼レンズ3をこのような3枚のレンズからなる構成とすることで、トリプレット構成となり、諸収差のコントロールが容易になる。また、接眼レンズ3をトリプレット構成とすることで、4枚以上のレンズからなる構成と比較して、接眼レンズ3の最も観察物体側のレンズ面から最もアイポイント側のレンズ面までの光軸方向の長さを短くすることができるので、小型化に有利となる。
第1レンズL1、第2レンズL2及び第3レンズL3は、それぞれ単レンズであることが好ましい。このような構成によれば、設計自由度を高くすることができるので、諸収差の補正に有利となる。
第1レンズL1は、両凸レンズであることが好ましい。第1レンズL1を両凸レンズとすることで、屈折力を強くすることができ、小型化に有利となる。また、第1レンズL1のアイポイント側の面を凸面とすることで、第1レンズL1よりアイポイント側のレンズで発生する歪曲収差の補正に有利となる。また、第1レンズL1は、少なくとも1面が非球面であることが好ましい。第1レンズL1の少なくとも1面を非球面とすることで、非点収差、高次の球面収差、及び歪曲収差の補正を容易にすることができる。
第2レンズL2は、両凹レンズであることが好ましい。第2レンズL2を両凹レンズとすることで、強い負の屈折力を有することができるので、十分な視野角の確保に有利になるとともに、コマ収差及び像面湾曲等の諸収差の補正に有利となる。また、第2レンズL2は、少なくとも1面が非球面であることが好ましい。第2レンズL2の少なくとも1面を非球面とすることで、非点収差、高次の球面収差、及び歪曲収差の補正を容易にすることができる。
第3レンズL3は、両凸レンズであることが好ましい。第3レンズL3を両凸レンズとすることで、屈折力を強くすることができ、小型化に有利となる。また、第3レンズL3のアイポイント側の面を凸面とすることで、球面収差の補正に有利となる。また、第3レンズL3は、少なくとも1面が非球面であることが好ましい。第3レンズL3の少なくとも1面を非球面とすることで、非点収差、高次の球面収差、及び歪曲収差の補正を容易にすることができる。
本開示の観察光学系5は、表示素子1における表示領域1aの最長の径をHとし、接眼レンズ3の焦点距離をfAとした場合、下記条件式(1)を満足するように構成されている。条件式(1)の下限以下とならないようにすることで、表示素子1における表示領域1aに表示された画像の観測される大きさが小さくなることを抑制できるので、ファインダー倍率の高倍率化に有利となる。条件式(1)の上限以上とならないようにすることで、コマ収差の補正が容易となる。なお、より良好な特性とするためには、下記条件式(1-1)を満足することが好ましく、下記条件式(1-2)を満足することがより好ましい。
0.7<H/fA<0.8 (1)
0.72<H/fA<0.78 (1-1)
0.735<H/fA<0.77 (1-2)
なお、「表示素子1における表示領域1aの最長の径」とは、重心が光軸Zと一致する表示領域1aにおいて、径方向における最も光軸Zから離れた点と光軸Zとの距離の2倍の値を意味する。例えば、表示領域1aが矩形の場合は、表示領域1aの対角線の長さをHとすることができる。また、例えば、表示領域1aが正円の場合は、表示領域1aの直径をHとすることができ、表示領域1aが楕円の場合は、表示領域1aの径のうち最長の径(長径)をHとすることができる。
また、表示領域1aとは、実際に画像が表示される領域を意味する。例えば、表示素子1が、複数の画素が配置されたアスペクト比が4:3の表示部を備え、表示部のうち一部にアスペクト比が3:2の画像を表示する場合、表示領域1aは、アスペクト比が3:2の画像が表示される領域を指す。したがって、表示素子1の径と表示領域1aの最長の径Hとは、図1の例のように一致している形態に限らず、異なる形態であってもよい。
また、本開示の観察光学系5は、第1レンズL1の表示素子側の面から第3レンズL3のアイポイント側の面までの光軸上の距離をTLとした場合、下記条件式(2)を満足することが好ましい。条件式(2)の下限以下とならないようにすることで、視度調整幅の確保及びコマ収差の補正に有利となる。条件式(2)の上限以上とならないようにすることで、光軸Z方向の小型化に有利となる。なお、より良好な特性とするためには、下記条件式(2-1)を満足することが好ましい。
1.075<TL/fA<1.16 (2)
1.085<TL/fA<1.15 (2-1)
また、本開示の観察光学系5は、第1レンズL1のd線に対する屈折率と第3レンズL3のd線に対する屈折率との平均値をNdAとした場合、下記条件式(3)を満足することが好ましい。条件式(3)の下限以下とならないようにすることで、ペッツバール和を小さくすることができ、像面湾曲の抑制に有利となる。条件式(3)の上限以上とならないようにすることで、適切なアッベ数の材料を選択することができ、色収差の補正に有利となる。なお、より良好な特性とするためには、下記条件式(3-1)を満足することが好ましい。
1.64<NdA<1.8 (3)
1.65<NdA<1.79 (3-1)
また、本開示の観察光学系5は、第1レンズL1の焦点距離をf1とした場合、下記条件式(4)を満足することが好ましい。条件式(4)の下限以下とならないようにすることで、第1レンズL1の屈折力が過剰に強くなることを抑制でき、歪曲収差の補正に有利となる。条件式(4)の上限以上とならないようにすることで、第1レンズL1の屈折力が弱くなることを抑制できるので、第1レンズL1と第2レンズL2との間隔が大きくなることを抑制でき、光軸Z方向の小型化に有利となる。なお、より良好な特性とするためには、下記条件式(4-1)を満足することが好ましい。
0.63<f1/fA<0.75 (4)
0.64<f1/fA<0.74 (4-1)
また、本開示の観察光学系5は、第2レンズの焦点距離をf2とした場合、下記条件式(5)を満足することが好ましい。条件式(5)の下限以下とならないようにすることで、第2レンズL2の屈折力が過剰に強くなることを抑制でき、コマ収差、非点収差及び像面湾曲の補正に有利となる。条件式(5)の上限以上とならないようにすることで、第2レンズL2の屈折力が弱くなることを抑制できるので、十分な視野角の確保に有利となる。なお、より良好な特性とするためには、下記条件式(5-1)を満足することが好ましい。
0.62<-f2/fA<0.77 (5)
0.63<-f2/fA<0.76 (5-1)
上述した好ましい構成及び可能な構成は、任意の組合せが可能であり、要求される仕様に応じて適宜選択的に採用されることが好ましい。
次に、本開示の観察光学系5の数値実施例について説明する。
[実施例1]
実施例1の観察光学系5の構成と光路を示す断面図は図1に示されており、その図示方法は上述したとおりであるので、ここでは重複説明を省略する。実施例1の観察光学系5について、基本レンズデータを表1に、可変面間隔を表2に、諸元を表3に、非球面係数を表4に示す。
表1において、Snの欄には、表示素子1の観察物体側の面(表示領域1aが配置された面)を第1面とし、アイポイント側に向かうに従い1つずつ番号を増加させた場合の面番号を示す。表1では、表示素子1、光学部材2、4及びアイポイントEPも記載しており、アイポイントEPに相当する面のSnの欄には、面番号と(EP)という語句を記載している。Rの欄には、各面の曲率半径を示し、曲率半径の符号は、観察物体側に凸面を向けた面形状のものを正、アイポイント側に凸面を向けた面形状のものを負としている。なお、非球面の面番号には*印を付しており、非球面の曲率半径の欄には近軸の曲率半径の数値を記載している。
また、表1において、Dの欄には、各面とそのアイポイント側に隣接する面との光軸Z上の面間隔を示し、視度調整の際の可変面間隔については、dd[ ]という記号を用いて、[ ]の中にこの間隔の観察物体側の面番号を付して記載している。Ndの欄には、各構成要素のd線に対する屈折率を示す。νdの欄には、各構成要素のd線基準のアッベ数を示す。
表2に、各視度における可変面間隔の値を示す。表2の「dpt」は、ディオプター(diopter)を意味する。なお、実施例1の観察光学系5は、接眼レンズ3を一体的に光軸Z方向に移動させることにより、-4dpt~+2dptの範囲で視度調整が可能である。
表3に、接眼レンズ3の焦点距離fA、表示素子1における表示領域1aの最長の径H、及びファインダー倍率の値を示す。表3に示す値は、視度が-1dptの場合のものである。また、ファインダー倍率は、焦点距離が50mm(ミリメートル)の撮像レンズを装着した場合の、フルサイズ(24mm(ミリメートル)×36mm(ミリメートル))の撮像素子に対するファインダー倍率である。
表4において、Snの欄には、非球面の面番号を示す。KA及びAm(mは3以上の整数であり、面により異なる。)の欄には、各非球面についての非球面係数の数値を示す。非球面係数の数値の「E±n」(nは整数)は、「×10±n」を意味する。KA及びAmは、下式で表される非球面式における非球面係数である。
Zd=C×h/{1+(1-KA×C×h1/2}+ΣAm×h
ただし、
Zd:非球面深さ(高さhの非球面上の点から、非球面頂点が接する光軸に垂直な平面に下ろした垂線の長さ)
h:高さ(光軸からレンズ面までの距離)
C:近軸曲率
KA、Am:非球面係数
であり、非球面式のΣはmに関する総和を意味する。
以下、各表及び各図のデータにおいて、角度の単位としては度を用い、長さの単位としてはmm(ミリメートル)を用いているが、光学系は比例拡大又は比例縮小しても使用可能なため、他の適当な単位を用いることもできる。また、以下に示す各表では予め定められた桁でまるめた数値を記載している。
Figure 0007203718000001
Figure 0007203718000002
Figure 0007203718000003
Figure 0007203718000004
図2に、実施例1に係る観察光学系5について、視度が-1.00ディオプターの状態の球面収差図、非点収差図、歪曲収差図及び倍率色収差図を示す。球面収差図では、d線、C線及びF線における収差をそれぞれ実線、短破線及び長破線で示す。非点収差図では、サジタル方向のd線における収差を実線で示し、タンジェンシャル方向のd線における収差を短破線で示す。歪曲収差図では、d線における収差を実線で示す。倍率色収差図では、C線及びF線における収差をそれぞれ短破線及び長破線で示す。球面収差図及び非点収差図の横軸の単位はディオプターである。球面収差図のφは単位をmm(ミリメートル)とした場合のアイポイントの直径、その他の収差図のωは半画角での視野角を意味する。
図3に、実施例1に係る観察光学系5について、視度が-1.00ディオプターの状態の横収差図を示す。左列にタンジェンシャル方向の収差、右列にサジタル方向の収差を、各画角について示す。図3では、d線、C線及びF線における収差をそれぞれ実線、短破線及び長破線で示す。図3のωは半画角での視野角を意味する。
上記の実施例1に関する各データの記号、意味及び記載方法は、特に断りが無い限り以下の実施例においても同様であるので、以下では重複説明を省略する。
[実施例2]
実施例2の観察光学系5について、構成と光路の断面図を図4に、各収差図を図5に、横収差図を図6に示す。また、実施例2の観察光学系5について、基本レンズデータを表5に、可変面間隔を表6に、諸元を表7に、非球面係数を表8に示す。
Figure 0007203718000005
Figure 0007203718000006
Figure 0007203718000007
Figure 0007203718000008
[実施例3]
実施例3の観察光学系5について、構成と光路の断面図を図7に、各収差図を図8に、横収差図を図9に示す。また、実施例3の観察光学系5について、基本レンズデータを表9に、可変面間隔を表10に、諸元を表11に、非球面係数を表12に示す。
Figure 0007203718000009
Figure 0007203718000010
Figure 0007203718000011
Figure 0007203718000012
表13に実施例1~3の観察光学系5の条件式(1)~(5)の対応値を示す。表13に示す値はd線を基準とするものである。
Figure 0007203718000013
以上のデータから、実施例1~3の観察光学系5は、それぞれ条件式(1)~(5)を満たし、小型でありながら、ファインダー倍率が0.8倍以上あり、高倍率に構成されていることが分かる。
なお、本開示は上記実施形態及び実施例に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、各レンズの曲率半径、面間隔、屈折率、アッベ数及び非球面係数は、上記各数値実施例で示した値に限定されず、他の値をとり得る。
次に、本開示の実施形態に係る観察光学系5を備えた光学装置の一例としてのカメラ10について説明する。本実施形態に係るカメラ10は、本開示の表示素子1と接眼レンズ3とを備えた観察光学系5を含んで構成されるEVF(Electronic View Finder)を備えた撮像装置である。また、カメラ10は、観察光学系5を通じてユーザにより観察される画像(すなわち、表示素子1に表示される画像)に対して観察光学系5の光学特性等が及ぼす影響を低減するように、表示素子1に表示される画像を補正する機能を備える。このような画像補正により、ユーザは、観察光学系5の光学特性等に起因する影響が低減された画像を観察することができる。なお、観察光学系5の光学特性には、一例として、倍率色収差及び歪曲収差等の諸収差に加えて、周辺光量の落ち込みの程度等が含まれる。
まず、図10を参照して、本実施形態に係るカメラ10のハードウェア構成を説明する。図10に示すように、カメラ10は、カメラボディ30の内部に、本開示の観察光学系5、撮像レンズLO、撮像素子11及び視度調整機構18を備える。また、カメラ10は、アイカップ24及び視度調整部26を備える。視度調整部26は、観察光学系5の視度を調整するためのダイヤル式等の操作部である。また、カメラ10は、CPU(Central Processing Unit)12、一時記憶領域としてのメモリ13、及び不揮発性の記憶部14を備える。表示素子1、撮像素子11、CPU12、メモリ13、記憶部14及び視度調整機構18は、バス19に接続される。
カメラ10においては、被写体像が撮像レンズLOによって撮像素子11の撮像面に結像される。撮像素子11は、結像した被写体像を示す画像を出力する。撮像素子11によって撮像された画像に対しては、各種の画像補正が施され、補正後の画像が表示素子1に表示される。ユーザは、アイカップ24を介してEVFを覗き、観察光学系5を通じて、表示素子1に表示される画像を観察する。また、ユーザによる視度調整部26の操作に応じて、視度調整機構18は、接眼レンズ3の位置を光軸Z方向に移動させる。これにより、近視又は遠視といったユーザの視度に合わせてピントを調整することができる。
記憶部14は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)及びフラッシュメモリ等によって実現される。記憶部14には、補正テーブル15及び画像処理プログラム16が記憶される。CPU12は、記憶部14から画像処理プログラム16を読み出してからメモリ13に展開し、展開した画像処理プログラム16を実行する。
図11を参照して、補正テーブル15の一例について説明する。補正テーブル15には、観察光学系5を通じてユーザによって観察される画像を補正するための補正用データが、カメラ10が備えるEVFの種類、カメラボディ30の種類、アイカップ24の種類、及び観察光学系5の視度調整量の各条件の組合せごとに格納されている。
図11の例では、EVFの種類の一例として、E1及びE2を例示している。E1及びE2等のそれぞれのEVFは、例えば、EVFが含む観察光学系5の光学特性が異なる。
また、図11の例では、カメラボディ30の種類の一例として、C1及びC2を例示している。C1及びC2等のそれぞれのカメラボディ30は、例えば、撮像レンズLOが異なる。撮像レンズLOが異なれば、撮像レンズLOの諸収差を含めた光学特性が異なる。撮像レンズLOの光学特性には、観察光学系5の光学特性と同様に、一例として、倍率色収差及び歪曲収差等の諸収差に加えて、周辺光量の落ち込みの程度等が含まれる。カメラ10において、表示素子1に表示される画像は、撮像レンズLO及び撮像素子11を通じて取得される画像であるため、撮像レンズLOの光学特性は、表示素子1に表示される画像に対しても影響を及ぼす。このように、観察光学系5を通じてユーザによって観察される画像は、観察光学系5の光学特性に起因する影響に加えて、撮像レンズLOの光学特性に起因する影響を受ける。
また、図11の例では、アイカップ24の種類の一例として、eye1及びeye2を例示している。eye1及びeye2等のそれぞれのアイカップ24は、例えば、観察光学系5の光軸Z方向の厚み、及びユーザがEVFを覗くための開口部の大きさが異なる。これらの相違により、観察光学系5を通じてユーザによって観察される画像における歪曲収差及び倍率色収差等の現れ方、並びに周辺光量の落ち込みの程度等も変化する。このように、観察光学系5を通じてユーザによって観察される画像は、観察光学系5の光学特性に起因する影響に加えて、アイカップ24の種類に起因する影響を受ける。
また、図11の例では、視度調整量の一例として、+2dpt、-1dpt及び-4dptを例示している。視度調整量が変化すると、表示素子1に対する接眼レンズ3の位置が変化するため、例えば、観察光学系5に対する光線の経路が変化する。この変化により、観察光学系5を通じてユーザによって観察される画像における歪曲収差及び倍率色収差等の現れ方、並びに周辺光量の落ち込みの程度等も変化する。このように、観察光学系5を通じてユーザによって観察される画像は、観察光学系5の光学特性に起因する影響に加えて、視度調整量に起因する影響を受ける。
上述したように、観察光学系5を通じてユーザによって観察される画像は、各条件に応じた影響を受ける。したがって、各条件の組合せごとに、歪曲収差及び倍率色収差等の現れ方、並びに周辺光量の落ち込みの程度等も変化する。そこで、本実施形態に係る補正テーブル15には、各条件の組合せごとに異なる補正用データであって、それぞれ観察光学系5を通じてユーザによって観察される画像を好適に補正することができる補正用データが格納されている。補正用データは、歪曲収差及び倍率色収差等の諸収差、並びに周辺光量の落ち込み等を低減させるために、補正対象となる画像の画素ごとに、画素値をどのように変化させるかを規定したデータである。
図11の例では、補正用データの一例として、d1からd24を例示している。例えば、補正用データd1は、EVFがE1、カメラボディ30がC1、アイカップ24がeye1、及び視度調整量が「+2dpt」の各条件が組み合わされた場合の補正用データである。
図12を参照して、本実施形態に係るカメラ10の機能的な構成を説明する。図12に示すように、カメラ10は、画像取得部21、条件取得部22及び画像処理部23を含む。CPU12が画像処理プログラム16を実行することにより、画像取得部21、条件取得部22及び画像処理部23として機能する。
画像取得部21は、撮像素子11から出力された画像を取得する。条件取得部22は、補正テーブル15に規定される各条件に関する情報を取得する。EVFの種類(E1及びE2等)、カメラボディの種類(C1及びC2等)、及びアイカップの種類(eye1及びeye2等)の各条件に関する情報は、例えば、カメラ10の製造時に予め記憶部14に記憶されている。視度調整量の条件に関する情報は、例えば、ユーザの調整によって設定されている現在の値が、記憶部14に記憶されている。この場合、条件取得部22は、記憶部14から各条件の組合せに関する情報を取得する。
画像処理部23は、条件取得部22が取得した各条件に基づいて、当該条件に対応する補正用データを補正テーブル15から読み出し、読み出した補正用データに基づいて、画像に対して画像補正を施す。また、画像処理部23は、補正後の画像を表示素子1に出力する。表示素子1には、補正後の画像が表示される。なお、画像処理部23は、画像に対して、ホワイトバランス補正、明るさ補正、及びコントラスト調整等の各種画像処理を施してもよい。
以上説明したように、本実施形態に係るカメラ10は、撮像素子11で取得した画像に基づいて生成された画像に対して、観察光学系5の光学特性等に起因する画像への影響を低減する画像補正を施したうえで、補正後の画像を表示素子1に表示する。画像補正は、観察光学系5を通じてユーザによって観察される画像に対して影響を及ぼす要因を考慮した補正用データに基づいて施される。画像補正に用いられる補正用データは、観察光学系5の光学特性を規定する条件、撮像レンズLOの光学特性を規定する条件、アイカップ24の種類、及び視度調整量を含む複数の条件のうち、選択された条件の組合せに応じたものが選択される。したがって、小型化とファインダー倍率の高倍率化とが両立された観察光学系5を備えたカメラ10においても、カメラ10を構成する種々の要素に応じて、観察光学系5の光学特性等に起因する画像への影響を好適に補正することができる。
なお、上述した補正テーブル15は一例であり、種々の変形が可能である。例えば、上述した各条件のうち、任意の条件を選択的に用いる形態としてもよいし、他の条件を用いる形態としてもよい。
例えば、アイカップ24がカメラボディ30に対して着脱可能で、ユーザが使用するか否かを選択できる場合に、アイカップ24の有無に応じて、補正用データが変更されるようにしてもよい。この場合、アイカップ24の有無の情報は、例えば、ユーザがカメラ10に備えられた入力部(不図示)を介して入力され、入力された情報が、アイカップ24の条件として記憶部14に記憶されてもよい。
また、アイカップ24の種類及びアイカップ24の有無は、観察光学系5のアイポイントEPの位置を規定する条件の一例である。したがって、これに加えて又は代えて、カメラ10にアイポイントEPの位置を取得する機構を設け、この機構を通じて取得したアイポイントEPの位置を、補正用データを選択する条件として用いてもよい。アイポイントEPの位置を取得する機構としては、例えば、カメラ10に設けられた入力部など、ユーザのマニュアル操作による入力を受け付ける機構でもよい。また、カメラボディ30の接眼部等にユーザの瞳位置を光学的に検出するセンサを設け、このセンサをアイポイントEPの位置を取得する機構として用いてもよい。
また、視度調整量は、観察光学系5の視度を規定する条件の一例である。したがって、これに加えて又は代えて、着脱式の視度調整レンズを装着する場合の視度調整レンズの視度を、補正用データを選択する条件として用いてもよい。この場合、視度調整レンズの視度の情報は、例えば、ユーザがカメラ10に備えられた入力部(不図示)を介して入力され、入力された情報が、視度調整レンズの視度の条件として記憶部14に記憶されてもよい。
また、図10に示すカメラ10のハードウェア構成は、一例であり、カメラ10が備える観察光学系5は、光学部材2、4を備えてもよい。また、撮像光学系に絞り、並びに撮像レンズLO及び絞りを制御するための機構等を備えてもよい。また、視度調整機構18、アイカップ24及び視度調整部26等を除いた構成としてもよい。また、図10ではカメラ10に内蔵されたファインダーの例を示したが、本開示は外付けファインダーに適用することも可能である。
また、上記実施形態において、例えば、画像取得部21、条件取得部22及び画像処理部23といった各種の処理を実行する処理部(Processing Unit)のハードウェア的な構造としては、次に示す各種のプロセッサ(Processor)を用いることができる。上記各種のプロセッサには、上述したように、ソフトウェア(プログラム)を実行して各種の処理部として機能する汎用的なプロセッサであるCPUに加えて、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device :PLD)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が含まれる。
1つの処理部は、これらの各種のプロセッサのうちの1つで構成されてもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGAの組み合わせ又はCPUとFPGAとの組み合わせ)で構成されてもよい。また、複数の処理部を1つのプロセッサで構成してもよい。複数の処理部を1つのプロセッサで構成する例としては、第1に、クライアント及びサーバ等のコンピュータに代表されるように、1つ以上のCPUとソフトウェアとの組み合わせで1つのプロセッサを構成し、このプロセッサが複数の処理部として機能する形態がある。第2に、システムオンチップ(System On Chip:SoC)等に代表されるように、複数の処理部を含むシステム全体の機能を1つのIC(Integrated Circuit)チップで実現するプロセッサを使用する形態がある。このように、各種の処理部は、ハードウェア的な構造として、上記各種のプロセッサの1つ以上を用いて構成される。
さらに、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造としては、より具体的には、半導体素子等の回路素子を組み合わせた電気回路(Circuitry)を用いることができる。
上記説明により、以下の付記項に記載の光学装置を把握することができる。
「付記項1」
撮像レンズによって結像される被写体を示す画像を出力する撮像素子と、
前記撮像素子から出力される画像を表示する表示素子と、前記表示素子に表示される画像を観察対象とする接眼レンズと、を備えた観察光学系と、
前記表示素子に表示される画像に対して画像補正を施すプロセッサと、を備え、
前記プロセッサは、
前記観察光学系を通じてユーザによって観察される画像に影響を及ぼす要因を考慮した補正用データであって、前記観察光学系の光学特性を規定する条件、前記撮像レンズの光学特性を規定する条件、アイカップの種類、及び視度調整量を含む複数の条件のうち、選択された条件の組合せに応じた補正用データに基づいて、前記表示素子に表示される画像に対して前記画像補正を施す
光学装置。
なお、本開示の観察光学系5は、本実施形態に係るカメラ10にのみ適用されるものではなく、例えば、表示素子1に表示される画像を補正する処理を含まない光学装置に適用されてもよい。また、本開示の観察光学系5を、フィルムカメラ、ビデオカメラ及びヘッドマウントディスプレイ等の光学装置に適用することも可能である。
1 表示素子
1a 表示領域
2、4 光学部材
3 接眼レンズ
5 観察光学系
10 カメラ
11 撮像素子
12 CPU
13 メモリ
14 記憶部
15 補正テーブル
16 画像処理プログラム
18 視度調整機構
19 バス
21 画像取得部
22 条件取得部
23 画像処理部
24 アイカップ
26 視度調整部
30 カメラボディ
EP アイポイント
H 表示領域の最長の径
L1 第1レンズ
L2 第2レンズ
L3 第3レンズ
LO 撮像レンズ
Z 光軸

Claims (17)

  1. 表示素子と、前記表示素子のアイポイント側に配置された接眼レンズと、を備え、
    前記接眼レンズは、表示素子側からアイポイント側へ向かって順に、
    正の屈折力を有する第1レンズと、
    負の屈折力を有する第2レンズと、
    正の屈折力を有する第3レンズと、からなり、
    前記表示素子における表示領域最長の径をH、
    前記接眼レンズの焦点距離をfA
    前記第1レンズのd線に対する屈折率と前記第3レンズのd線に対する屈折率との平均値をNdA、
    前記第1レンズの焦点距離をf1とした場合、
    0.7<H/fA<0.8 (1)
    1.64<NdA<1.8 (3)
    0.63<f1/fA<0.75 (4)
    で表される条件式(1)、(3)及び(4)を満足する観察光学系。
  2. 前記第1レンズの表示素子側の面から前記第3レンズのアイポイント側の面までの光軸上の距離をTLとした場合、
    1.075<TL/fA<1.16 (2)
    で表される条件式(2)を満足する請求項1に記載の観察光学系。
  3. 前記第2レンズの焦点距離をf2とした場合、
    0.62<-f2/fA<0.77 (5)
    で表される条件式(5)を満足する請求項1又は請求項2に記載の観察光学系。
  4. 前記第1レンズ、前記第2レンズ及び前記第3レンズは、それぞれ単レンズである
    請求項1から請求項3の何れか1項に記載の観察光学系。
  5. 前記第1レンズは、両凸レンズである
    請求項1から請求項4の何れか1項に記載の観察光学系。
  6. 前記第2レンズは、両凹レンズである
    請求項1から請求項5の何れか1項に記載の観察光学系。
  7. 前記第3レンズは、両凸レンズである
    請求項1から請求項6の何れか1項に記載の観察光学系。
  8. 前記第1レンズは、少なくとも1面が非球面である
    請求項1から請求項7の何れか1項に記載の観察光学系。
  9. 前記第2レンズは、少なくとも1面が非球面である
    請求項1から請求項8の何れか1項に記載の観察光学系。
  10. 前記第3レンズは、少なくとも1面が非球面である
    請求項1から請求項9の何れか1項に記載の観察光学系。
  11. 0.72<H/fA<0.78 (1-1)
    で表される条件式(1-1)を満足する請求項1に記載の観察光学系。
  12. 0.735<H/fA<0.77 (1-2)
    で表される条件式(1-2)を満足する請求項1に記載の観察光学系。
  13. 1.085<TL/fA<1.15 (2-1)
    で表される条件式(2-1)を満足する請求項2に記載の観察光学系。
  14. 1.65<NdA<1.79 (3-1)
    で表される条件式(3-1)を満足する請求項1に記載の観察光学系。
  15. 0.64<f1/fA<0.74 (4-1)
    で表される条件式(4-1)を満足する請求項1に記載の観察光学系。
  16. 0.63<-f2/fA<0.76 (5-1)
    で表される条件式(5-1)を満足する請求項3に記載の観察光学系。
  17. 請求項1から請求項16の何れか1項に記載の観察光学系を備えた光学装置。
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