JP2018010031A - 観察装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 樹脂レンズを用いて接眼光学系の小型化及び軽量化を図りつつ、表示素子に表示した画像を広視野角で良好な光学性能で双眼視することができる観察装置を得ること。【解決手段】 表示素子と観察装置において、1対の接眼光学系の各々は、円弧と弦で囲まれた形状を有する樹脂レンズを有し、樹脂レンズは円弧形状の外周の一部に成形ゲートが設けられており、弦の中点と光軸上の点を結ぶ長さと樹脂レンズの半径との差をRc、樹脂レンズの直径をD、表示面の長辺の中点と光軸上の点を結ぶ方向と、成形ゲートと光軸上の点を結ぶ方向とのなす角θ、1対の接眼光学系の一方の接眼光学系に含まれる樹脂レンズの成形ゲートと光軸上の点を結ぶ方向と、他方の接眼光学系に含まれる樹脂レンズの成形ゲートと光軸上の点を結ぶ方向とのなす角のうち鋭角αを各々適切に設定する。【選択図】 図1

Description

本発明は、液晶等の表示素子の表示面に表示された画像を拡大し、観察する観察装置に関し、特に、双眼鏡に用いられる接眼光学系として好適なものである。
多くの双眼鏡などに用いられる接眼光学系は、一般に観察視野角が30°前後である。接眼光学系において適切な長さのアイレリーフを確保しつつ、観察視野角を向上(増大)させようとすると、原理的(光学的)にレンズ外径は大きくなり、観察光学系全体のレンズ重量も重くなる。
従来、双眼鏡に用いられる接眼光学系において、接眼光学系の軽量化を図るために、レンズの材料として硝子材料に比して比重が小さい樹脂材料(プラスチック)を用いた接眼光学系が知られている(特許文献1)。特許文献1では樹脂レンズと回折光学素子を用いて、全系の軽量化を図った双眼鏡に好適な色消しレンズ系を開示している。樹脂材料は環境変化があると光学特性が変化しやすい。また観察装置などの光学系に使用した場合に、成形時の光学歪等の影響などで光学性能が劣化する場合がある。
従来、樹脂材料よりなるレンズを製造するときの成形時の光学歪の影響を少なくしたレンズ系光学装置が知られている(特許文献2)。特許文献2ではプラスチックレンズを成形するときの成形ゲートの位置を適切に設定し、光学歪の少ないレンズ系光学装置を開示している。
一方、近年観察装置として、臨場感を向上するために、さらに観察視野角を向上させたヘッドマウントディスプレイ型の観察装置が種々と提案されている。この観察装置に用いられる接眼光学系は、重量が重いと装着時に観察者への負担が多くかかりすぎて、使用状態としては好ましくない。このため、このような観察装置に用いられる接眼光学系には重量を軽くしたいといった要望が強い。
特開2008−83096号公報 特開2004−219594号公報
双眼鏡等に用いられる接眼光学系では観察視野角が大きく、表示素子の表示面に表示される画像情報を良好に観察でき、しかも全体が小型、軽量であることが強く要望されている。
特許文献1に開示された色消しレンズ系は、双眼鏡の対物光学系にプラスチックレンズを使用しているが、観察視野角が狭いため、レンズ径は比較的小さい。このため平均的な人間の眼幅を確保するのが容易である。特許文献2はズームレンズにプラスチックレンズを適用したとき、プラスチックレンズ成形時の成形ゲート近傍において光学歪が多く発生し、像性能に及ぼすことを開示している。特許文献2ではこのときの光学歪の影響を低減・回避するために光量減衰手段を光路中に配置し像性能への影響を軽減している。
しかしながら特許文献1、2では、いずれも表示素子の表示面に表示される画像を観察視野角を拡大し、観察したときの樹脂レンズで生ずる光学歪による光学性能の低下を防止することの課題及び構成については何ら開示していない。樹脂レンズを含む接眼光学系を用いて表示素子の表示面に表示された画像を拡大し、広視野角で良好な光学性能を有しつつ、観察するには1対の接眼光学系中に各々含まれる樹脂レンズの外形や成形ゲートの位置等を適切に設定することが重要になってくる。
本発明は、樹脂レンズを用いて接眼光学系の小型化及び軽量化を図りつつ、表示素子に表示した画像を広視野角で良好な光学性能で双眼視することができる観察装置の提供を目的とする。
本発明の観察装置は、矩形の表示面を備える表示素子と、前記表示面に表示された画像を観察するための1対の接眼光学系とを有する観察装置において、
前記1対の接眼光学系の各々は、光軸に垂直な断面において円弧と弦で囲まれた形状を有する樹脂レンズを有し、該樹脂レンズは、円弧形状の外周の一部に成形ゲートが設けられており、前記光軸に垂直な断面において前記弦の中点と前記光軸上の点を結ぶ長さと前記樹脂レンズの半径との差をRc、前記樹脂レンズの直径をD、前記光軸に垂直な断面において前記表示面の長辺の中点と前記光軸上の点を結ぶ方向と、前記光軸に垂直な断面において前記成形ゲートと前記光軸上の点を結ぶ方向とのなす角をθ、前記光軸に垂直な断面において前記1対の接眼光学系の一方の接眼光学系に含まれる樹脂レンズの成形ゲートと光軸上の点を結ぶ方向と、他方の接眼光学系に含まれる樹脂レンズの成形ゲートと光軸上の点を結ぶ方向とのなす角のうち鋭角をαとするとき、
0.08<Rc/D<0.30
−35°≦θ≦35°
0°≦|α|<40°
なる条件式を満足することを特徴としている。
本発明によれば、樹脂レンズを用いて接眼光学系の小型化及び軽量化を図りつつ、表示素子に表示した画像を広視野角で良好な光学性能で双眼視することができる観察装置が得られる。
本発明の観察装置を示す要部概略図 実施例1の観察装置に用いられる樹脂レンズの有効領域と成形ゲートの位置を説明する図 実施例1の接眼光学系に含まれる樹脂レンズの位相MAPを説明する図 実施例1の接眼光学系のMTFを示す図 左右眼の成形ゲートの位置が直交した場合の位相MAPを示す図 成形ゲートの位相が直交したときのMTFを説明する図 実施例2の観察装置に用いられる樹脂レンズの有効領域と成形ゲートの位置を説明する図 実施例2の接眼光学系に含まれる樹脂レンズの位相MAPを説明する図 実施例2の接眼光学系のMTFを示す図 実施例3の観察装置に用いられる樹脂レンズの有効領域と成形ゲートの位置を説明する図 実施例3の接眼光学系に含まれる樹脂レンズの位相MAPを説明する図 実施例3の接眼光学系のMTFを示す図 カットレンズのカット量を説明する図
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて説明する。本発明の観察装置は、矩形の表示面を備える表示素子と、表示面に表示された画像を観察するための1対の接眼光学系とを有する。1対の接眼光学系の各々は、光軸に垂直な断面において円弧と弦で囲まれた形状を有する樹脂レンズを有し、樹脂レンズは、円弧形状の外周の一部に成形ゲート(ゲート)が設けられている。
図1は本発明の観察装置の概略構成図を示している。本発明の観察装置1は、左右眼用の1対の接眼光学系2と表示部4を有する。図1は便宜上、1対の接眼光学系2のうち一方の接眼光学系を示している。図1において3はアイポイント(観察位置)である。表示面4aを備える表示素子4からの光束は接眼光学系2を通してアイポイント3近傍におかれた観察眼3aに導かれる。
接眼光学系2は、アイポイント3側から順に、正(正の屈折力の)レンズ(G1)、負(負の屈折力の)レンズ(G2)、正レンズ(G3)にて構成されている。正レンズG1の材料は硝子である。レンズ外径が大きくなる負レンズG2と正レンズG3は樹脂材料(プラスチック材)よりなる樹脂レンズである。
図2は本発明の実施例1に係る1対の接眼光学系2が各々有する1対の樹脂レンズG3の要部概略図である。図2では図1の樹脂レンズG2、G3のうち一方のみを例として示している。図2は1対の樹脂レンズG3を表示素子4から見たときを示している。樹脂レンズG3は光軸7に垂直な断面において円弧と弦で囲まれた形状を有する。また樹脂レンズG3は円弧形状の外周の一部に成形ゲート5が設けられている。
一般的な材料としての光学硝子の比重が2〜6g/cm3に対し、樹脂材料の1つとしてプラスチックは比重が1g/cm3近傍ということもありプラスチックを用いると接眼光学系2の軽量化効果が期待できる。
接眼光学系2は単眼にて50°前後といった広い観察視野角に対応するために最もアイポイント3側に配置される正レンズ(G1)は外径にてφ50mm前後、更に液晶表示素子4a側に配置される負レンズG2、正レンズG3の外径はφ70mm前後に達する。このため双眼視を想定する観察位置については、通常人間の眼幅60mm前後でも適切な視点を確保するために、左右眼用の接眼光学系3の相互干渉が生じる場合がある。
そこで各実施例では、外径が大きくなる樹脂レンズについては図13に示すように外形状がアルファベットのD形状となるように円周上の一部をカットしている。図13は樹脂レンズG2、G3の1つの樹脂レンズG3を例として示している。図13において光軸7と垂直な断面において弦G3aの中点G3abと光軸7上の一点を結ぶ長さをDPとする。樹脂レンズG3の半径をDRとする。半径DRと長さDPの差(カット量)をRcとする。樹脂レンズG3の直径をDとする。
図2において光軸7に垂直な断面において表示面4aの長辺4abの中心4acと光軸7上(光軸上)の点を結ぶ方向と光軸7に垂直な断面において成形ゲート5と光軸7上の点を結ぶ方向とのなす角をθとする。光軸7に垂直な断面において1対の接眼光学系2の一方の接眼光学系に含まれる樹脂レンズの成形ゲート5と光軸7上の点を結ぶ方向と他方の接眼光学系に含まれる樹脂レンズの成形ゲートと光軸7上の点を結ぶ方向とのなす角のうち鋭角をαとする。このとき各実施例は次の条件式(1)乃至(3)を満足する。
0.08<Rc/D<0.30 ・・・(1)
−35°≦θ≦35° ・・・(2)
0°≦|α|<40° ・・・(3)
条件式(1)は、樹脂レンズの外径Dに対するレンズカット量Rcの比を表したものである。条件式(1)の下限を超えると接眼光学系2の軽量化効果が低くなり、逆に上限を超えると光束のけられが発生することによって観察視野角がさえぎられてしまうため好ましくない。さらに望ましくは、条件式(1)の数値範囲を次の如く設定するのが良く、これによれば、より軽量効果が高い接眼光学系2を実現することができる。
0.10<Rc/D<0.20 ・・・(1a)
各実施例においては、最も表示素子4側に配置される正レンズ(G3)は外径が大きくなる。そこで各実施例では少なくとも、この正レンズG3について外径をカットしている。
条件式(2)は樹脂レンズの成形ゲートの位置に関する。条件式(2)の上限値又は下限値を超えると、最大視野角光束が成形ゲートの位置近くを通過することとなり、光学歪の影響を強く受け、良好なる観察が困難になってくる。更に好ましくは条件式(2)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
−30°≦θ≦30° ・・・(2a)
条件式(3)は樹脂レンズの成形ゲートの相互位置を規定するものである。条件式(3)の上限を超えると、成形ゲート近傍での光学歪の影響が左右眼用の光学系の間で大きくなるため好ましくない。さらに望ましくは、条件式(3)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。これによれば、より軽量効果が高い接眼光学系を実現することができる。
0°≦|α|<30°・・・(3a)
各実施例において1対の接眼光学系2の一方の接眼光学系に含まれる樹脂レンズの表示面4aの長辺方向の光学歪と他方の接眼光学系に含まれる樹脂レンズの表示面の長辺方向の光学歪との位相差量をΔrelとする。観察主波長(波長550nm)をλとする。このとき、
0.0≦|Δrel/λ|<5.0 ・・・(4)
なる条件式を満足する。
条件式(4)は左右用の1対の接眼光学系2にて瞳を振ったときに影響を受ける相対的な位相差、つまり光学歪量を規定している。条件式(4)の上限を超えると条件式(3)と同じく左右眼間での観察条件が異なるため好ましくない。さらに望ましくは、条件式(4)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。これによれば、より軽量効果が高い接眼光学系2を実現することができる。
0.0≦|Δrel/λ|<3.0 ・・・(4a)
各実施例において、樹脂レンズの光学歪の最大値をΔとする。このとき、
0.0≦|Δ/λ|<12.0 ・・・(5)
なる条件式を満足する。
条件式(5)は、樹脂材料よりなるレンズにおける位相差、つまり光学歪量を規定している。条件式(5)の上限を超えると、単眼で観察したときでの光学性能の劣化が大きくなる。さらに望ましくは、条件式(5)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。これによれば、より軽量効果が高い接眼光学系を実現することができる。
0.0≦|Δ/λ|≦10.0 ・・・(5a)
各実施例において、樹脂レンズは接眼光学系2において表示素子4に最も近くに配置されていることが良い。1対の接眼光学系2の各樹脂レンズは光軸7に垂直な断面において弦が隣り合うように配置されている。これによれば、観察装置の小型化が容易になる。次に各実施例における樹脂レンズについて説明する。
[実施例1]
図2は本発明の実施例1に係る1対の接眼光学系2を構成する1対の樹脂レンズの要部概略図である。図2は、1対の樹脂レンズである正レンズG3を表示部4側からみたものであって、外径φ70mmに対して、眼幅方向(X方向)について10mmカットしているものである(条件式(1)=0.143)。レンズ外周部にこのカット形状を施すことによって、広い観察視野を包含する観察光学系でありながらも、眼幅が60mm前後の人についても左右眼用の接眼光学系2の光軸位置を適切に調整することができる。
さらに、図2には左右眼用の接眼光学系2を構成する正レンズG3について樹脂成形時のゲート5の位置もあわせて付記している。実施例1については、垂直Y方向(図示)に長い表示面4aを有した表示素子4を用いているため表示素子4からの光束が透過する有効領域は1点鎖線で囲まれた領域に相当する。垂直Y方向について、最大観察視野角の光束が通過する領域の外周部は図2に示された点に相当する。
図3は正レンズG3で発生する光学歪を位相マップとして表している。図3では左眼用の接眼光学系と右眼用の接眼光学系について示しており、各々のゲート5の近傍(図示)については光学歪が大きくなっている。尚、光学歪の位相差測定装置としては、例えば株式会社王子計測機器の商品名「KOBARAシリーズ」等を用いることができる。光学歪は所謂複屈折とも呼ばれており、特に偏光を利用した観察装置においては、光学系に偏光を乱す要因に相当し、その光学歪量によっては像性能にも大きな影響を与える。
成形用のゲート5を配置する位置は、光軸7と表示面4aの長辺中点6aを含む線方向(X方向)に設置して、条件式(3)、(4)を満足している。
実施例1では、図2に示すように有効領域6に対して離れた位置にゲート5を配置しつつ、左右両眼について、光軸7とゲート5を結ぶ線(方向)は平行であって、相互角度|α|=0°
である。実施例1においては、左右眼における位相、つまり歪量は対称であるので、
位相差量
Δrel=0
であり、
|Δrel/λ|=0
である。観察視野角0°および、観察視野角度が最も大きくなる垂直方向(Y方向)の最大(50°)領域光束についてのMTF特性を図4に示す。
図4は、表示素子4側での評価に相当し、横軸はデフォーカス量、および縦軸はd線および空間周波数6本/mmにおけるMTF特性を示している。また実線の表記が観察視野角0°、破線の表記が観察視野角が最大(Y断面)におけるMTF特性を表している。最大視野角の光束についても左右眼用の接眼光学系において特性差が発生していないことを表している。
ここで、もし右眼用の接眼光学系にてゲート5の方位が左眼用の接眼光学系のゲート5の方位に対して90°、つまり各々直交していたとすると、図5に示すように左右眼用の接眼光学系の位相差、つまり歪分布が非対称となる。これに起因して、特に右眼用の接眼光学系について垂直方向(Y方向)の最大視野角近傍を透過する光束特性は光学歪が大きい領域、つまりゲート5近傍を光束が透過する。このため、MTF特性が劣化して図6のような特性となることが懸念される。
これによって、左右眼用の接眼光学系による光学性能差が発生することにより双眼視時の違和感、または画像融合などにも影響を及ぼす懸念があるので、条件式(4)のような規定が必要となる。
本実施例では、上記懸念を回避するために樹脂材料よりなるレンズにおけるゲート5の位置は有効領域に対して余裕がある方向、つまり表示素子4の表示面と有効光束範囲6を考慮しながら配置することで光学歪の影響を低減している。また、樹脂材料よりなるレンズによって発生する光学歪(位相差)の最大値をΔ、観察の際の主波長(波長550nm)をλとしたとき、条件式(5)を満足している。
実施例1においては、最大の光学歪Δは10λであり、最大の位相差はゲート5近傍にて
|Δ/λ|=10
である。また、レンズカットを施す、樹脂レンズは最も表示素子4側に配置することで、より外径および重量が大きいレンズでの軽量効果が期待できる。さらには、接眼光学系2に含まれる全てのレンズについて、レンズカットを施工しても良い。
[実施例2]
実施例2の観察装置について説明する。実施例2における、最も表示素子4側に配置される正レンズ(G3)は外径が大きくなる。図7はこの正レンズG3についてのカット形状を示している。図7は、正レンズG3を表示素子4側からみたものであって、外径φ70mmに対して、眼幅方向についてカット量14mmである(条件式(1)=0.20)。このカット形状を施すことによって、広い観察視野を包含する接眼光学系でありながらも、眼幅が平均的な60mm前後の人についても左右接眼レンズの光軸位置を適切に調整することができる。
さらに、図7には左右眼用の接眼光学系2の正レンズG3について樹脂成形時のゲート5の位置もあわせて付記している。実施例2では右眼用の接眼光学系のゲート5の位置については左眼用の接眼光学系のゲート5の位置に対して左廻りに30°回転した配置となっている。
実施例2についても、垂直方向(Y方向)(図示)に長い表示面4aを有した表示素子4を用いているため表示素子4からの光束が透過する有効領域6は1点鎖線で囲まれた領域に相当する。
図8は正レンズG3で発生する光学歪を位相差マップとして表している。実施例1と同じくゲート5近傍については光学歪が大きくなっていることを表している。上記から、左右両眼について、光軸7とゲート5を結ぶ線(方向)についての相互角度
|α|=30°
および図8から左右眼の相対位相差量は、
Δrel=5λ(5λ−0=5λ)
であり、相対位相は
|Δrel/λ|=0.5
である。
観察視野角0°および、観察視野角度が最も大きくなる垂直方向(Y方向)の最大(50°)領域光束が通過する場合のMTF特性を図9に示す。
図9の光学特性の見方については、実施例1(図4)と同じである。実施例2においても最大観察視野光束について左右眼用の接眼光学系において特性差が少ないことを表している。また、実施例2においては、最大の光学歪Δは5λであり、最大の位相差はゲート5近傍にて
|Δ/λ|=5
である。また、レンズカットを施す、樹脂レンズは最も表示素子4側に配置することで、より外径および重量が大きいレンズでの軽量効果が期待できる。その他の点は、実施例1と同じである。
[実施例3]
実施例3の観察装置について説明する。実施例3における、最も表示素子4側に配置される正レンズ(G3)は外径が大きくなる。図10は、この正レンズG3についてのカット形状を示している。
図10は、正レンズG3を表示素子4側からみたものであって、外径φ70mmに対して、眼幅方向についてカット量7mmである(条件式(1)=0.10)。このカット形状を施すことによって、広い観察視野を包含する接眼光学系でありながらも、眼幅が平均的な60mm前後の人についても左右眼用の接眼光学系の光軸位置を適切に調整することができる。
さらに、図10には左右眼用の接眼光学系の正レンズG3について樹脂成形時のゲート5の位置もあわせて付記している。実施例3では右眼用の接眼光学系のゲート5の位置については左眼用の接眼光学系のゲート5の位置に対して左廻りに30°回転した配置となっている。
実施例3については、水平方向(X方向)(図示)に長い表示面4aを有した表示素子4を用いているため表示素子4からの光束が透過する有効領域6は1点鎖線で囲まれた領域に相当する。図11には、正レンズG3で発生する光学歪を位相マップとして表している。実施例1と同じくゲート5近傍については光学歪が大きくなっていることを表している。
上記から、左右両眼について、光軸7とゲート5を結ぶ線(方向)の相互角度
|α|=30°、
および図11から左右眼の相対位相差量は、
Δrel=2.2λ(4.5λ−2.3λ=2.2λ)
であり、相対位相は
|Δrel/λ|=2.2
である。
観察視野角0°および、観察視野角度が最も大きくなる水平方向(X方向)の最大(50°)領域光束が通過する場合のMTF特性を図12に示す。
図12の光学特性の見方については、実施例1(図4)と同じである。実施例3においても最大観察視野光束(X断面)について左右眼用の光学系において特性差が少ないことを表している。また、実施例3においては、最大の光学歪Δは7.5λであり、最大の位相差はゲート5近傍にて、
|Δ/λ|=7.5
である。また、レンズカットを施す、樹脂レンズは最も表示素子4側に配置することで、より外径および重量が大きいレンズでの軽量効果が期待できる。その他の点は、実施例1と同じである。
各実施例と条件式(1)乃至(5)との関係を表1に示す。以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
次に、実施例1における数値データを以下に示す。iはアイポイント3からの面の順序を示し、riはレンズ面の曲率半径、diは第i面と第i+1面との間のレンズ肉厚および空気間隔、ni,νiはそれぞれ第i番目のd線に対する材料の屈折率およびアッベ数を表す。面番号8は表示面4aである。また、非球面に記載されている、k,A4,A6,A8,A10などは非球面係数である。非球面形状は光軸からの高さhの位置での光軸方向の変位を、面頂点を基準にしてxとするとき以下の式で定義される。
x=(h2/R)/[1+{1−(1+k)(h/R)21/2]+A4h4+A6h6+A8h8+A10h10
ただし、ここでRは曲率半径である。またe−xは×10-xを意味している。尚、非球面を有するレンズ面には各表中の面番号の左側に*印を付している。
数値データ1
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1(絞り) ∞ 9.00 21.00 (アイポイント)
2* 368.007 17.00 1.80400 46.6 51.37
3 -38.688 0.15 56.97
4* -50.950 5.50 1.63550 23.9 62.19
5* -131.950 0.15 68.81
6 198.788 10.22 1.53110 55.9 69.85
7* -392.872 44.43 72.02
8(表示面) ∞
非球面データ
第2面
K = 0.00000e+000 A 4=-1.74725e-006 A 6=-7.02575e-009 A 8= 1.96813e-011 A10=-1.49048e-014

第4面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.00483e-005 A 6= 5.99934e-009 A 8=-2.28468e-011 A10= 1.28674e-014

第5面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.62422e-005 A 6=-1.44399e-008 A 8= 4.05958e-012

第7面
K = 0.00000e+000 A 4=-3.47072e-006 A 6= 2.36922e-009 A10=-2.81344e-017
各種データ
ズーム比 1.00

焦点距離 54.00
Fナンバー 2.57
画角(度) 50
像高 56.7
レンズ全長 86.5
BF 44.4

入射瞳位置 0.00
射出瞳位置 -40.38
前側主点位置 19.62
後側主点位置 -9.57
ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 54.00 42.02 19.62 -9.57
単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 2 44.37
2 4 -134.13
3 6 250.02
1 観察装置 2 接眼光学系 3 アイポイント 4 表示部
5 成形ゲート 6 有効領域 7 光軸

Claims (5)

  1. 矩形の表示面を備える表示素子と、前記表示面に表示された画像を観察するための1対の接眼光学系とを有する観察装置において、
    前記1対の接眼光学系の各々は、光軸に垂直な断面において円弧と弦で囲まれた形状を有する樹脂レンズを有し、該樹脂レンズは、円弧形状の外周の一部に成形ゲートが設けられており、前記光軸に垂直な断面において前記弦の中点と前記光軸上の点を結ぶ長さと前記樹脂レンズの半径との差をRc、前記樹脂レンズの直径をD、前記光軸に垂直な断面において前記表示面の長辺の中点と前記光軸上の点を結ぶ方向と、前記光軸に垂直な断面において前記成形ゲートと前記光軸上の点を結ぶ方向とのなす角をθ、前記光軸に垂直な断面において前記1対の接眼光学系の一方の接眼光学系に含まれる樹脂レンズの成形ゲートと光軸上の点を結ぶ方向と、他方の接眼光学系に含まれる樹脂レンズの成形ゲートと光軸上の点を結ぶ方向とのなす角のうち鋭角をαとするとき、
    0.08<Rc/D<0.30
    −35°≦θ≦35°
    0°≦|α|<40°
    なる条件式を満足することを特徴とする観察装置。
  2. 前記1対の接眼光学系の一方の接眼光学系に含まれる樹脂レンズの前記表示面の長辺方向の光学歪と、他方の接眼光学系に含まれる樹脂レンズの前記表示面の長辺方向の光学歪との位相差量をΔrel、観察主波長をλとするとき、
    0.0≦|Δrel/λ|<5.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載の観察装置。
  3. 前記樹脂レンズの光学歪の最大値をΔ、観察主波長をλとするとき、
    0.0≦|Δ/λ|<12.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載の観察装置。
  4. 前記樹脂レンズは、前記接眼光学系において前記表示素子に最も近い位置に配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の観察装置。
  5. 前記1対の接眼光学系の各樹脂レンズは、前記光軸に垂直な断面において弦が隣り合うように配置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の観察装置。
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