JP7203558B2 - 通信システム、制御方法及び通信モジュール - Google Patents

通信システム、制御方法及び通信モジュール Download PDF

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Description

本発明は、通信システム、制御方法及び通信モジュールに関し、特に、リング型ネットワークで接続する通信システム、制御方法及び通信モジュールに関する。
近年、製品を製造する工場等では、リング型ネットワーク構成が可能なEtherCAT(登録商標)等のフィールドネットワークを用いて、工作機械又は半導体製造装置を自動制御する技術が利用されている。例えば、EtherCATでは、ネットワーク及びスレーブ装置は一台のマスタ装置によって制御されており、そのマスタ装置が故障した場合、工場のラインが停止して製品の製造が遅延する。これに対して、マスタ装置を二重化することにより、一台のマスタ装置が故障した場合でも工場のラインを継続させることが可能となる。
第1のマスタユニットおよび第2のマスタユニットと、少なくとも1つのスレーブユニットとが、二重導線構造を介して互いに接続されている通信システムが開示されている。この通信システムにおいて、第2のマスタユニットは、制御ユニットと受信ユニットと送信ユニットとの間を切換接続するマスタ結合装置を備える。マスタ結合装置は、第1の動作モードにおいて、第1のマスタユニットからのデータ信号が二重導線構造上で受信されると、制御ユニットを受信ユニットおよび送信ユニットから分離する。一方、マスタ結合装置は、第2の動作モードにおいて、第1のマスタユニットからのデータ信号の二重導線構造上での受信が中断されると、制御ユニットを受信ユニットおよび送信ユニットに接続させて、二重導線構造上でのデータ伝送を行う(特許文献1を参照)。
また、複数のマスタ装置と、各マスタ装置とそれぞれ接続され、1又は複数のスレーブ装置が接続されたリング型のネットワークトポロジを有する複数のネットワークと、マスタ装置の主従を切り替える主従切替え器とを有する通信システムが開示されている。この通信システムにおいて、主従切替え器は、主系に設定されたマスタ装置に障害が発生した場合に、マスタ装置の主系及び従系を切り替える(特許文献2を参照)。
特表2010-510741号公報 特開2015-127926号公報
リング型ネットワークと通信接続する通信システムにおいて、よりシンプルな構成を有しつつ可用性を担保することが望まれている。
通信システム、制御方法及び通信モジュールの目的は、リング型ネットワークと通信接続する通信システムにおいて、よりシンプルな構成を有しつつ可用性を担保することを可能とすることにある。
実施形態の一側面に係る通信システムは、リング型ネットワークと通信接続する二つのマスタ装置を有する通信システムであって、二つのマスタ装置のそれぞれは、リング型ネットワークから受信した受信データを処理する処理部と、リング型ネットワークから受信した受信データを処理部に送る運用モード、及び、リング型ネットワークから受信した受信データを処理部に送らずにリング型ネットワークに転送する予備モードの内の何れか一方の動作モードで動作する通信部と、当該マスタ装置の異常を検出する検出部と、通信部の動作モードが運用モードであるときに検出部が異常を検出した場合、他方のマスタ装置に切り替え要求信号を送信し且つ通信部の動作モードを運用モードから予備モードに切り替え、通信部の動作モードが予備モードであるときに他方のマスタ装置から切り替え要求信号を受信した場合、通信部の動作モードを予備モードから運用モードに切り替える制御部と、を有する。
また、実施形態の一側面に係る制御方法は、リング型ネットワークと通信接続する二つのマスタ装置を有する通信システムの制御方法であって、二つのマスタ装置のそれぞれは、リング型ネットワークから受信した受信データを処理する処理部と、リング型ネットワークから受信した受信データを処理部に送る運用モード、及び、リング型ネットワークから受信した受信データを処理部に送らずにリング型ネットワークに転送する予備モードの内の何れか一方の動作モードで動作する通信部と、を有し、二つのマスタ装置の内の一方のマスタ装置の通信部の動作モードが運用モードであり、且つ、他方のマスタ装置の通信部の動作モードが予備モードであるときに、一方のマスタ装置が、一方のマスタ装置の異常を検出した場合、他方のマスタ装置に切り替え要求信号を送信し且つ一方のマスタ装置の通信部の動作モードを運用モードから予備モードに切り替え、他方のマスタ装置が、一方のマスタ装置から切り替え要求信号を受信した場合、他方のマスタ装置の通信部の動作モードを予備モードから運用モードに切り替えることを含む。
また、実施形態の一側面に係る通信モジュールは、リング型ネットワークと通信接続するマスタ装置に装着される通信モジュールであって、リング型ネットワークから受信した受信データを処理する処理部と、リング型ネットワークから受信した受信データを処理部に送る運用モード、及び、リング型ネットワークから受信した受信データを処理部に送らずにリング型ネットワークに転送する予備モードの内の何れか一方の動作モードで動作する通信回路と、マスタ装置の制御部からの指示に従って、動作モードを切り替える切り替え回路と、を有する。
本実施形態によれば、通信システム、制御方法及び通信モジュールは、リング型ネットワークと通信接続する通信システムにおいて、よりシンプルな構成を有しつつ可用性を担保することが可能となる。
実施形態に従った通信システム1の構成図を示す図である。 通信システム1の概略構成を示す図である。 通信モジュール120の概略構成を示す図である。 通信モジュール120の概略構成を示す図である。 記憶装置103及びCPU104の概略構成を示す図である。 第1メモリ113及び第1プロセッサ114の概略構成を示す図である。 検出処理の動作を示すフローチャートである。 制御処理の動作を示すフローチャートである。 処理装置130の概略構成を示すブロック図である。
以下、本開示の一側面に係る通信システム、制御方法及び通信モジュールについて図を参照しつつ説明する。但し、本発明の技術的範囲はそれらの実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ点に留意されたい。
図1は、実施形態に従った通信システム1の一例の構成図である。
図1に示す通信システム1は、所定の製品を製造するための製造システムである。以下では、製造システムを通信システム1の例として説明するが、通信システム1は、交通管制システム、商品管理システム等の製造システム以外のシステムでもよい。通信システム1は、搬送ベルト11と、搬送モータ12と、一又は複数の発光器13及び受光器14と、ロボット15と、複数のマスタ装置100及び200とを有する。
搬送ベルト11は、搭載された加工物Tを、ロボット15によって加工される位置まで搬送する。搬送モータ12は、搬送ベルト11を駆動するためのモータである。
各発光器13及び受光器14は、搬送ベルト11の搬送方向と直交する方向において、搬送ベルト11を挟んで相互に対向するように配置される。各発光器13は、各受光器14に向けて赤外光を放射し、各受光器14は、受光した赤外光の光量に応じた電気信号に変換する。これにより、各発光器13及び受光器14は、各発光器13及び受光器14が配置された位置の間に加工物Tが存在する場合に、加工物Tを検出するセンサとして動作する。
ロボット15は、アーム16及び操作部17を有し、搬送ベルト11によって搬送された加工物Tに対して所定の加工処理を実行する。アーム16の関節部には、アーム16を駆動するための一又は複数のサーボモータ18が設けられている。
マスタ装置100、200、搬送モータ12、受光器14及びサーボモータ18は、リング型ネットワークNを介して相互に通信接続している。搬送モータ12、受光器14及びサーボモータ18は、スレーブ装置の一例である。マスタ装置100、200は、運用モード及び予備モードの内の何れか一方の動作モードで動作する。マスタ装置100、200の内の一方は運用モードで動作し、他方は予備モードで動作する。運用モードで動作するマスタ装置100は、リング型ネットワークNを介して、受光器14から受信した電気信号に従って、搬送ベルト11によって搬送された加工物Tの位置を検出する。そして、運用モードで動作するマスタ装置100は、リング型ネットワークNを介して、搬送モータ12を制御して加工物Tの位置を調整するとともに、サーボモータ18を制御して加工物Tに対する所定の加工処理をロボット15に実行させる。
図2は、通信システム1の概略構成を示す図である。
図2に示すように、通信システム1は、複数のマスタ装置100、200と、一又は複数のスレーブ装置300、400とを有する。各マスタ装置100、200及び各スレーブ装置300、400は、リング型ネットワークNと通信接続し、リング型ネットワークNを介して相互に信号を送受信する。リング型ネットワークNは、例えばEtherCATネットワーク等のフィールドネットワークである。リング型ネットワークNは、INTERBUS(登録商標)、CC-Link IE(登録商標)等のEtherCATネットワーク以外のネットワークでもよい。
各スレーブ装置300、400は、例えば図1に示した搬送モータ12、受光器14又はサーボモータ18等である。各スレーブ装置300、400は、リング型ネットワークNを介して各マスタ装置100、200に、所定の通知を示す通知信号を送信する。または、各スレーブ装置300、400は、リング型ネットワークNを介して各マスタ装置100、200から所定の指示を示す指示信号を受信し、受信した指示信号に従って所定の処理を実行する。
各マスタ装置100、200の構成は、同様であるため、以下では代表してマスタ装置100の構成について説明する。マスタ装置100は、入力装置101、表示装置102、記憶装置103、CPU104(Central Processing Unit)、制御モジュール110及び通信モジュール120等を有する。入力装置101、表示装置102、記憶装置103、CPU104、制御モジュール110及び通信モジュール120は、バスBを介して相互に接続される。
入力装置101は、タッチパネル式の操作装置又はテンキー、ボタン等の操作装置及び操作装置から信号を取得するインタフェース回路を有し、利用者の操作に応じた信号をCPU104に出力する。
表示装置102は、液晶、有機EL等から構成されるディスプレイ及びディスプレイに画像データを出力するインタフェース回路を有し、CPU104と接続されてCPU104から出力された画像データをディスプレイに表示する。
記憶装置103は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、又はフレキシブルディスク、光ディスク等の可搬用の記憶装置等を有する。また、記憶装置103には、マスタ装置100の各種処理に用いられるコンピュータプログラム、データベース、テーブル等が格納される。コンピュータプログラムは、コンピュータ読み取り可能な可搬型記録媒体から公知のセットアッププログラム等を用いて記憶装置103にインストールされてもよい。可搬型記録媒体は、例えばCD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD-ROM(Digital Versatile Disk Read Only Memory)等である。また、記憶装置103は、データとして、マスタ装置100の通信モジュール120の通信装置の動作モードを記憶する。動作モードの初期値は、利用者によって事前に設定される。
CPU104は、予め記憶装置103に記憶されているプログラムに基づいて動作する。なお、CPU104に代えて、DSP(Digital Signal Processor)、LSI(Large Scale Integration)等が用いられてよい。また、CPU104に代えて、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programming Gate Array)等が用いられてもよい。CPU104は、入力装置101、表示装置102、記憶装置103、制御モジュール110及び通信モジュール120等と接続され、これらの各部を制御する。CPU104は、マスタ装置100の異常の検出等を行う。
制御モジュール110は、第1インタフェース装置111、第1通信装置112、第1メモリ113及び第1プロセッサ114等を有する。
第1インタフェース装置111は、PCI(Peripheral Component Interconnect)等の規格に従って、バスBを介してCPU104と通信するためのインタフェース回路を有する。第1インタフェース装置111は、CPU104と、通信モジュール120と、制御モジュール110に含まれる各デバイスとの間のデータの送受信を制御する。
第1通信装置112は、Ethernet(登録商標)等に準じる通信回路を有し、LAN(Local Area Network)ケーブル等を用いて他のマスタ装置200の第1通信装置112と通信接続し、各種のデータ及び情報を送受信する。なお、第1通信装置112は、USB(Universal Serial Bus)等のシリアルバスに準じるインタフェース回路を有し、USBケーブルを用いて他のマスタ装置200の第1通信装置112と通信接続してもよい。第1通信装置112は、第2通信部の一例である。
第1メモリ113は、RAM、ROM等のメモリ装置等を有する。第1メモリ113には、制御モジュール110の各種処理に用いられるコンピュータプログラム、データベース、テーブル等が格納される。コンピュータプログラムは、例えばCD-ROM、DVD-ROM等のコンピュータ読み取り可能な可搬型記録媒体から、公知のセットアッププログラム等を用いて記憶装置103を介して第1メモリ113にインストールされてもよい。また、第1メモリ113は、データとして、マスタ装置100の通信モジュール120の通信装置の動作モードを記憶する。動作モードの初期値は、利用者によって事前に設定される。
第1プロセッサ114は、予め第1メモリ113に記憶されているプログラムに基づいて動作する。第1プロセッサ114は、例えばARMプロセッサ等の組込型プロセッサである。なお、第1プロセッサ114として、DSP、LSI、ASIC又はFPGA等が用いられてもよい。第1プロセッサ114は、第1インタフェース装置111、第1通信装置112及び第1メモリ113等と接続され、これらの各部を制御する。第1プロセッサ114は、マスタ装置100の異常の検出、動作モードの切り替え制御等を行う。
図3A及び図3Bは、通信モジュール120の概略構成を示す図である。図3Aは、運用モードで動作時の通信モジュール120の概略構成を示し、図3Bは、予備モードで動作時の通信モジュール120の概略構成を示す。
通信モジュール120は、例えば通信カードであり、マスタ装置100に装着されて使用される。図3A及び図3Bに示すように、通信モジュール120は、第2インタフェース装置121、第2通信装置122、第2メモリ123、第2プロセッサ124及び複数の通信ポート125等を有する。
第2インタフェース装置121は、第1インタフェース装置111と同様のインタフェース回路を有し、CPU104と、制御モジュール110と、通信モジュール120に含まれる各デバイスとの間のデータの送受信を制御する。
第2通信装置122は、通信部の一例である。第2通信装置122は、リング型ネットワークNと通信接続するための規格に準じる通信回路を有し、通信ポート125を介してリング型ネットワークNと通信接続する。リング型ネットワークNと通信接続するための規格は、EtherCAT、INTERBUS、CC-Link IE等である。第2通信装置122は、リング型ネットワークNを介して他のマスタ装置200及びスレーブ装置300、400と通信接続し、各種のデータ及び情報を送受信する。第2通信装置122は、通信回路126と、切り替え回路127とを有する。
通信回路126は、運用モード及び予備モードの内の何れか一方の動作モードで動作する。図3Aに示すように、運用モードでは、通信回路126は、一方の通信ポート125を介してリング型ネットワークNから受信した受信データを第2プロセッサ124に送る。そして、通信回路126は、第2プロセッサ124から受け取った送信データを他方の通信ポート125を介してリング型ネットワークNに送信する。一方、図3Bに示すように、予備モードでは、通信回路126は、一方の通信ポート125を介してリング型ネットワークNから受信した受信データを第2プロセッサ124に送らずに、他方の通信ポート125を介してリング型ネットワークNに転送する。即ち、通信回路126は、リング型ネットワークNから受信した受信データをパススルーする。リング型ネットワークNに転送された受信データは、他のマスタ装置200に転送される。
切り替え回路127は、図3A及び図3Bに示すように、制御モジュール110の第1プロセッサ114からの指示に従って、第2通信装置122の動作モードを運用モードと予備モードの間で切り替える。切り替え回路127は、運用モードでは、リング型ネットワークNから受信した受信データを第2プロセッサ124に送り、第2プロセッサ124から受け取った送信データをリング型ネットワークNに送信するように通信回路126を切り替える。一方、切り替え回路127は、予備モードでは、一方のリング型ネットワークNから受信した受信データを第2プロセッサ124に送らずにリング型ネットワークNに転送するように通信回路126を切り替える。
第2メモリ123は、第1メモリ113と同様のメモリ装置等を有する。第2メモリ123には、通信モジュール120の各種処理に用いられるコンピュータプログラム、データベース、テーブル等が格納される。コンピュータプログラムは、例えばCD-ROM、DVD-ROM等のコンピュータ読み取り可能な可搬型記録媒体から、公知のセットアッププログラム等を用いて記憶装置103を介して第2メモリ123にインストールされてもよい。また、第2メモリ123は、データとして、マスタ装置100の第2通信装置122の動作モードを記憶する。動作モードの初期値は、利用者によって事前に設定される。
第2プロセッサ124は、第1プロセッサ114と同様のプロセッサであり、予め第2メモリ123に記憶されているプログラムに基づいて動作する。なお、第2プロセッサ124として、DSP、LSI、ASIC又はFPGA等が用いられてもよい。第2プロセッサ124は、第2インタフェース装置121、第2通信装置122及び第2メモリ123等と接続され、これらの各部を制御する。
第2プロセッサ124は、処理部の一例であり、通信回路126を介してリング型ネットワークNから受信した受信データを処理する。例えば、第2プロセッサ124は、リング型ネットワークN及び第2通信装置122を介してスレーブ装置から受信した受信データである通知信号に従って、対象物の状態を検出する。また、第2プロセッサ124は、検出した対象物の状態に応じて、スレーブ装置に実行させる処理を決定し、決定した処理を実行させるための指示信号である送信データを第2通信装置122及びリング型ネットワークNを介してスレーブ装置に送信する。
また、第2プロセッサ124は、制御モジュール110の第1プロセッサ114からの指示に従って、第2通信装置122の動作モードを運用モードと予備モードの間で切り替えるように、切り替え回路127を設定する。また、第2プロセッサ124は、マスタ装置100の起動時に、第2メモリ123に記憶された動作モードで動作するように、切り替え回路127を設定する。
図4Aは、記憶装置103及びCPU104の概略構成を示す図である。
図4Aに示すように記憶装置103には、第1検出プログラム105及び受付プログラム106等の各プログラムが記憶される。これらの各プログラムは、プロセッサ上で動作するソフトウェアにより実装される機能モジュールである。CPU104は、記憶装置103に記憶された各プログラムを読み取り、読み取った各プログラムに従って動作する。これにより、CPU104は、第1検出部107及び受付部108として機能する。
図4Bは、第1メモリ113及び第1プロセッサ114の概略構成を示す図である。
図4Bに示すように第1メモリ113には、第2検出プログラム115及び制御プログラム116等の各プログラムが記憶される。これらの各プログラムは、プロセッサ上で動作するソフトウェアにより実装される機能モジュールである。第1プロセッサ114は、第1メモリ113に記憶された各プログラムを読み取り、読み取った各プログラムに従って動作する。これにより、第1プロセッサ114は、第2検出部117及び制御部118として機能する。
図5は、マスタ装置100による検出処理の動作を示すフローチャートである。以下、図5に示したフローチャートを参照しつつ、マスタ装置100の動作を説明する。なお、以下に説明する動作のフローは、予め記憶装置103に記憶されているプログラムに基づき主にCPU104によりマスタ装置100の各要素と協働して実行される。
最初に、第1検出部107は、記憶装置103から動作モードを読み出し、第2通信装置122の動作モードが運用モードであるか予備モードであるかを判定する(ステップS101)。動作モードが予備モードである場合、第1検出部107は、特に処理を実行せず、動作モードが運用モードに変化するまで待機する。
一方、動作モードが運用モードである場合、第1検出部107は、マスタ装置100のソフトウェア異常を検出したか否かを判定する(ステップS102)。第1検出部107は、定期的に、マスタ装置100が実行する各プロセスの死活監視、各プロセスのプロセッサ使用率監視、記憶装置103のメモリ容量監視、又は、ディスク容量監視の内の少なくとも何れかを実行する。そして、第1検出部107は、監視結果に基づいて、マスタ装置100のソフトウェア異常を検出する。第1検出部107は、所定のプロセスが停止している場合、所定のプロセスのプロセッサ使用率が閾値以上である場合、メモリ空き容量が所定容量未満である場合、又は、ディスク空き容量が所定容量未満である場合、ソフトウェア異常が発生したと判定する。ソフトウェア異常を検出した場合、第1検出部107は、処理をステップS104へ移行する。
一方、ソフトウェア異常が検出されなかった場合、受付部108は、所定のトリガを受け付けたか否かを判定する(ステップS103)。受付部108は、利用者により入力装置101を用いて、動作モードを運用モードから予備モードに切り替えるための切り替え指定が入力された場合、入力された切り替え指定を所定のトリガとして受け付ける。また、受付部108は、所定のタイマから、運用モードでの動作時間が所定時間を超えたことが通知された場合、その通知を所定のトリガとして受け付けてもよい。所定のトリガを受け付けなかった場合、受付部108は、特に処理を実行せず、処理をステップS101へ戻す。
一方、ソフトウェア異常が検出された場合、又は、所定のトリガが受け付けられた場合、第1検出部107又は受付部108は、動作モードを運用モードから予備モードに切り替えるための切り替え通知信号を制御モジュール110に送信する(ステップS104)。また、第1検出部107又は受付部108は、記憶装置103に記憶された動作モードを運用モードから予備モードに更新し、処理をステップS101へ戻す。
図6は、マスタ装置100による制御処理の動作を示すフローチャートである。以下、図6に示したフローチャートを参照しつつ、マスタ装置100の動作を説明する。なお、以下に説明する動作のフローは、予め第1メモリ113に記憶されているプログラムに基づき主に第1プロセッサ114によりマスタ装置100の各要素と協働して実行される。
最初に、制御部118は、第1メモリ113から動作モードを読み出し、第2通信装置122の動作モードが運用モードであるか予備モードであるかを判定する(ステップS201)。動作モードが予備モードである場合、制御部118は、処理をステップS206へ移行する。
一方、動作モードが運用モードである場合、制御部118は、第1インタフェース装置111を介してCPU104から切り替え通知信号を受信したか否かを判定する(ステップS202)。切り替え通知信号を受信した場合、制御部118は、処理をステップS204へ移行する。
一方、制御部118が切り替え通知信号を受信していない場合、第2検出部117は、マスタ装置100のハードウェア異常を検出したか否かを判定する(ステップS203)。第2検出部117は、定期的に、ファン回転数監視、温度監視、電圧監視、OS(Operating System)の死活監視又は通信モジュール120の死活監視の内の少なくとも何れかを実行する。ファン回転数監視は、マスタ装置100に設けられた冷却用ファンの回転数の監視である。温度監視は、マスタ装置100の装置内部の温度、又は、CPU104の温度の監視である。電圧監視は、マスタ装置100に供給されている電圧の監視である。第2検出部117は、監視結果に基づいて、マスタ装置100のハードウェア異常を検出する。第2検出部117は、ファンの回転数が所定回転数未満である場合、温度が所定温度範囲外である場合、電圧が所定電圧範囲外である場合、OSが停止している場合、又は、通信モジュール120が停止している場合、ハードウェア異常が発生したと判定する。ハードウェア異常が検出されなかった場合、制御部118は、特に処理を実行せず、処理をステップS201へ戻す。
一方、切り替え通知信号を受信した場合、又は、ハードウェア異常が検出された場合、制御部118は、第1通信装置112を介して他方のマスタ装置200に切り替え要求信号を送信する(ステップS204)。切り替え要求信号は、動作モードを予備モードから運用モードに切り替えることを要求するための信号である。他方のマスタ装置200の制御部118は、第1通信装置112を介してマスタ装置100から切り替え要求信号を受信した場合、マスタ装置200の第2通信装置122の動作モードを予備モードから運用モードに切り替える。
次に、制御部118は、第2通信装置122の動作モードを運用モードから予備モードに切り替え(ステップS205)、処理をステップS201へ戻す。制御部118は、動作モードを運用モードから予備モードに切り替えるための第1切り替え指示信号を第1インタフェース装置111を介して通信モジュール120に送信する。また、制御部118は、第1メモリ113に記憶された動作モードを運用モードから予備モードに更新する。
通信モジュール120の第2プロセッサ124は、第2インタフェース装置121を介して制御部118から第1切り替え指示信号を受信した場合、第2通信装置122の動作モードを運用モードから予備モードに切り替えるように切り替え回路127を設定する。これにより、切り替え回路127は、制御部118からの指示に従って、第2通信装置122の動作モードを切り替える。また、第2プロセッサ124は、第2メモリ123に記憶された動作モードを運用モードから予備モードに更新する。
一方、ステップS201において、動作モードが予備モードであった場合、制御部118は、第1通信装置112を介して他方のマスタ装置200から切り替え要求信号を受信したか否かを判定する(ステップS206)。切り替え要求信号を受信していない場合、制御部118は、特に処理を実行せず、処理をステップS201へ戻す。
一方、切り替え要求信号を受信した場合、制御部118は、第2通信装置122の動作モードを予備モードから運用モードに切り替え(ステップS207)、処理をステップS201へ戻す。制御部118は、動作モードを予備モードから運用モードに切り替えるための第2切り替え指示信号を第1インタフェース装置111を介して通信モジュール120に送信する。また、制御部118は、第1メモリ113に記憶された動作モードを予備モードから運用モードに更新する。
通信モジュール120の第2プロセッサ124は、第2インタフェース装置121を介して制御部118から第2切り替え指示信号を受信した場合、第2通信装置122の動作モードを予備モードから運用モードに切り替えるように、切り替え回路127を設定する。また、第2プロセッサ124は、第2メモリ123に記憶された動作モードを予備モードから運用モードに更新する。
さらに、制御部118は、第1インタフェース装置111を介してCPU104に切り替え要求信号を受信した旨を通知する。CPU104は、制御部118から切り替え要求信号を受信した旨が通知されると、記憶装置103に記憶された動作モードを予備モードから運用モードに更新する。
このように、制御部118は、動作モードが運用モードであるときに第1検出部107又は第2検出部117が異常を検出した場合、予備モードで動作中のマスタ装置200に切り替え要求信号を送信し且つ動作モードを運用モードから予備モードに切り替える。また、制御部118は、動作モードが運用モードであるときに受付部108が所定のトリガを受け付けた場合も、予備モードで動作中のマスタ装置200に切り替え要求信号を送信し且つ動作モードを運用モードから予備モードに切り替える。動作モードを予備モードに切り替えたマスタ装置は、以降、各スレーブ装置から受信した受信データを処理せずに動作モードを運用モードに切り替えたマスタ装置200に転送する(パススルー)。
一方、制御部118は、動作モードが予備モードであるときに運用モードで動作中のマスタ装置200から切り替え要求信号を受信した場合、動作モードを予備モードから運用モードに切り替える。動作モードを運用モードに切り替えたマスタ装置は、以降、各スレーブ装置から受信した受信データを処理する。
なお、仮に、二つのマスタ装置の内の一方のマスタ装置が受信データを転送(パススルー)できなくなった場合でも、EtherCATのケーブル冗長性機能により、他方のマスタ装置と各スレーブ装置との間の通信は継続される。したがって、運用モードで動作中のマスタ装置が故障し、故障したマスタ装置の動作モードが予備モードに切り替わった後、利用者は、マスタ装置と各スレーブ装置との間の通信を停止させずに、故障したマスタ装置の修理又は交換が可能である。
以上詳述したように、図5及び図6に示したフローチャートに従って動作することによって、マスタ装置100は、スレーブ装置300、400から受信データを処理する運用モードと、受信データを処理せずに転送する予備モードとを切り替えて動作する。これにより、通信システム1は、ネットワークを二重化したり、特別な切り替え機構を設けることなく、単一のリング型ネットワークのみを用いて、受信データを処理するマスタ装置を切り替えることが可能となった。したがって、通信システム1は、よりシンプルな構成を有しつつ可用性を担保することが可能となった。
また、通信システム1は、運用モードで動作中のマスタ装置に各種の異常が発生した場合に、運用モードで動作させるマスタ装置を自動的に切り替える。これにより、通信システム1は、マスタ装置が故障した場合の通信システム1のダウンタイムを最小限に抑えることが可能となる。
また、通信システム1は、利用者により切り替えが指定された場合にも、運用モードで動作させるマスタ装置を切り替える。これにより、利用者は、運用モードで動作させるマスタ装置をメンテナンス等のために交換する場合に、運用モードで動作させるマスタ装置を容易に切り替えることが可能となり、通信システム1は、利用者の利便性を向上させることが可能となる。
また、通信システム1は、運用モードでの動作時間が所定時間を超えた場合にも、運用モードで動作させるマスタ装置を切り替える。これにより、通信システム1は、マスタ装置の予防交換を適切に行うことが可能となる。
また、通信システム1において、マスタ装置100及び200は、通信モジュール120を含めて、同一の構成を有する。そのため、通信システム1では、部品の共通化を図ることが可能となり、保守部品の管理及び保守作業を容易にしつつ、システム全体として低コスト化を図ることが可能となる。
また、通信システム1では、ネットワーク自体が二重化されず、特別な切り替え機構も設けられていないため、利用者は、ネットワークの構成変更、予備のマスタ装置又はスレーブ装置の追加等を容易に行うことができる。
図7は、他の実施形態に係るマスタ装置における制御モジュール130の概略構成を示すブロック図である。
制御モジュール130は、CPU104及び制御モジュール110の代わりに、検出処理及び制御処理を実行する。制御モジュール130は、第1インタフェース装置111、第1通信装置112及び第1メモリ113に加えて、検出回路131、受付回路132及び制御回路133等を有する。
検出回路131は、検出部の一例であり、第1検出部107及び第2検出部117と同様の機能を有する。検出回路131は、第1インタフェース装置111を介してマスタ装置の各種異常を検出し、検出結果を制御回路133に出力する。
受付回路132は、受付部の一例であり、受付部108と同様の機能を有する。受付回路132は、第1インタフェース装置111を介して入力装置101又は所定のタイマから所定のトリガを受信し、受信結果を制御回路133に出力する。
制御回路133は、制御部の一例であり、制御部118と同様の機能を有する。制御回路133は、検出回路131から検出結果を受信し、受付回路132から受信結果を受信し、第1メモリ113から動作モードを読み出し、第1通信装置112を介して他のマスタ装置200から切り替え要求信号を受信する。制御回路133は、取得した各情報に基づいて、第2通信装置122の動作モードを決定し、各切り替え指示信号を第1インタフェース装置111を介して通信モジュール120に送信する。
以上詳述したように、通信システム1は、制御モジュール130を用いる場合も、よりシンプルな構成を有しつつ可用性を担保することが可能となった。
以上、好適な実施形態について説明してきたが、実施形態はこれらに限定されない。例えば、マスタ装置100は、運用モードで動作中に発生した異常の種類に応じて、動作モードを切り替えるか否かを決定してもよい。その場合、マスタ装置100は、記憶装置103に、運用モードで動作させるマスタ装置を切り替えるための異常の種類を予め記憶しておく。図5のステップS102において、第1検出部107は、検出した異常の種類が、記憶装置103に記憶された異常の種類と一致する場合に限り、処理をステップS104へ移行する。同様に、マスタ装置100は、第1メモリ113に、運用モードで動作させるマスタ装置を切り替えるための異常の種類を予め記憶しておく。図6のステップS203において、第2検出部117は、検出した異常の種類が、第1メモリ113に記憶された異常の種類と一致する場合に限り、処理をステップS204へ移行する。これにより、マスタ装置100は、運用モードで動作させるマスタ装置を切り替える条件を柔軟に変更することが可能となる。
また、図5のステップS102において、第1検出部107は、異常を検出した場合、検出した異常の履歴を記憶装置103に記憶し、記憶装置103に記憶された履歴に基づいて、動作モードを切り替えるか否かを決定してもよい。例えば、第1検出部107は、履歴に基づいて、第1の異常が発生してから第2の異常が発生したことを検出した場合に限り、処理をステップS104へ移行する。同様に、図6のステップS203において、第2検出部117は、異常を検出した場合、検出した異常の履歴を第1メモリ113に記憶し、第1メモリ113に記憶された履歴に基づいて、動作モードを切り替えるか否かを決定してもよい。例えば、第2検出部117は、履歴に基づいて、第1の異常が発生してから第2の異常が発生したことを検出した場合に限り、処理をステップS204へ移行する。これにより、マスタ装置100は、運用モードで動作させるマスタ装置を切り替える条件を柔軟に変更することが可能となる。
また、通信モジュール120の第2プロセッサ124の代わりに、制御モジュール110の第1プロセッサ114が、受信データを処理する処理部として動作してもよい。その場合、第2プロセッサ124は、第2インタフェース装置121及び第1インタフェース装置111を介して第1プロセッサ114に受信データを送信する。一方、第1プロセッサ114は、第1インタフェース装置111及び第2インタフェース装置121を介して第2プロセッサ124に送信データを送信する。
1 通信システム
100、200 マスタ装置
107 第1検出部
108 受付部
117 第2検出部
118 制御部
120 通信モジュール
122 第2通信装置
124 第2プロセッサ
126 通信回路
127 切り替え回路

Claims (5)

  1. リング型ネットワークと通信接続する二つのマスタ装置を有する通信システムであって、
    前記二つのマスタ装置のそれぞれは、
    前記リング型ネットワークから受信した受信データを処理する処理部と、
    EtherCAT、又は、CC-Link IEの規格に準じた通信回路を有し、前記リング型ネットワークから受信した受信データを前記処理部に送る運用モード、及び、前記リング型ネットワークから受信した受信データを前記処理部に送らずに前記リング型ネットワークに転送する予備モードの内の何れか一方の動作モードで動作する通信部と、
    Ethernetの規格に準じた第2通信回路を有する第2通信部と、
    当該マスタ装置の異常を検出する検出部と、
    前記通信部の動作モードが前記運用モードであるときに前記検出部が異常を検出した場合、前記第2通信部を介して他方のマスタ装置に切り替え要求信号を送信し且つ前記通信部の動作モードを前記運用モードから前記予備モードに切り替え、前記通信部の動作モードが前記予備モードであるときに前記第2通信部を介して前記他方のマスタ装置から切り替え要求信号を受信した場合、前記通信部の動作モードを前記予備モードから前記運用モードに切り替える制御部と、
    を有することを特徴とする通信システム。
  2. 前記二つのマスタ装置のそれぞれは、所定のトリガを受け付ける受付部をさらに有し、
    前記制御部は、前記通信部の動作モードが前記運用モードであるときに前記受付部が前記所定のトリガを受け付けた場合、前記他方のマスタ装置に前記切り替え要求信号を送信し且つ前記通信部の動作モードを前記運用モードから前記予備モードに切り替える、請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記リング型ネットワークは、EtherCATネットワークである、請求項1または2に記載の通信システム。
  4. リング型ネットワークと通信接続する二つのマスタ装置を有する通信システムの制御方法であって、
    前記二つのマスタ装置のそれぞれは、
    前記リング型ネットワークから受信した受信データを処理する処理部と、
    EtherCAT、又は、CC-Link IEの規格に準じた通信回路を有し、前記リング型ネットワークから受信した受信データを前記処理部に送る運用モード、及び、前記リング型ネットワークから受信した受信データを前記処理部に送らずに前記リング型ネットワークに転送する予備モードの内の何れか一方の動作モードで動作する通信部と、
    Ethernetの規格に準じた第2通信回路を有する第2通信部と、を有し、
    前記二つのマスタ装置の内の一方のマスタ装置の通信部の動作モードが前記運用モードであり、且つ、他方のマスタ装置の通信部の動作モードが前記予備モードであるときに、
    前記一方のマスタ装置が、前記一方のマスタ装置の異常を検出した場合、前記第2通信部を介して前記他方のマスタ装置に切り替え要求信号を送信し且つ前記一方のマスタ装置の通信部の動作モードを前記運用モードから前記予備モードに切り替え、
    前記他方のマスタ装置が、前記第2通信部を介して前記一方のマスタ装置から前記切り替え要求信号を受信した場合、前記他方のマスタ装置の通信部の動作モードを前記予備モードから前記運用モードに切り替える、
    ことを含むことを特徴とする制御方法。
  5. リング型ネットワークと通信接続するマスタ装置に装着される通信モジュールであって、
    前記リング型ネットワークから受信した受信データを処理する処理部と、
    EtherCAT、又は、CC-Link IEの規格に準じた通信回路であって、前記リング型ネットワークから受信した受信データを前記処理部に送る運用モード、及び、前記リング型ネットワークから受信した受信データを前記処理部に送らずに前記リング型ネットワークに転送する予備モードの内の何れか一方の動作モードで動作する通信回路と、
    前記マスタ装置の制御部からの指示に従って、動作モードを切り替える切り替え回路と、を有し、
    前記マスタ装置の制御部は、前記通信回路の動作モードが前記運用モードであるときに当該マスタ装置の異常が検出された場合、Ethernetの規格に準じた第2通信回路を介して他のマスタ装置に切り替え要求信号を送信し且つ前記通信回路の動作モードを前記運用モードから前記予備モードに切り替え、前記通信回路の動作モードが前記予備モードであるときに前記第2通信回路を介して他のマスタ装置から切り替え要求信号を受信した場合、前記通信回路の動作モードを前記予備モードから前記運用モードに切り替える、
    とを特徴とする通信モジュール。
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