JP7203263B1 - 合成ボックスカルバートの製造方法、及び合成ボックスカルバート - Google Patents
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Abstract
Description
そこで、落とし込み充填工法によってプレキャスト製品を製造する際には、コンクリート打設時に巻き込んだ空気をコンクリート内部から排出させる方法が検討されている。
例えば、特許文献1においては、上面及び下面が鋼板で覆われたコンクリート構造物において高流動コンクリートを打設する際、上面を構成する鋼板の内面に沿ってグラウト管を多数配置し、高流動コンクリート中に含まれる空気を該グラウト管を介して外部へ排出する方法が提案されている。
また、特許文献2においては、上面を構成する鋼板に開口部を設けるとともに該開口部から気泡抜き取り具を差込み、コンクリート内部の空気を抜き取るようにしている。
従って、前記ボックスカルバートは、地盤から受ける圧力に耐える必要があるだけでなく、上述のようなボックス推進工法によって設置される場合には、油圧ジャッキ等による押圧力を前方の掘進機へと伝達する必要があり、ボックスカルバートには優れた強度性能が必要となる。
一方、特許文献2に記載のような方法では、製品を構成する外殻鋼板に、空気抜き取り具を挿入するための大きな開口部を設ける必要があるため、合成ボックスカルバート製品の強度が低下する虞があるうえ、空気抜き取り具による空気抜き取り作業が煩雑であるという問題がある。
外殻鋼板とコンクリート構造体とを備えた合成ボックスカルバートの製造方法であって、
前記外殻鋼板は、合成ボックスカルバートの軸方向に沿って延びる筒状の外周部と、前記軸方向と直交する面内で前記外周部から内側に向かって延設される垂直部とを備え、前記コンクリート構造体は、前記外殻鋼板によって外側周面と軸方向端面とが囲まれたものであり、
前記軸方向が鉛直方向に向くように前記外殻鋼板を載置するとともに前記外殻鋼板の内側に型枠を設置する工程と、
前記外殻鋼板と前記型枠との間に高流動コンクリートを打設し、下方から上方へと該高流動コンクリートを充填することによって前記コンクリート構造体を作成する工程と、
を備えたことを特徴とする合成ボックスカルバートの製造方法である。
なお、何れの鉄筋も、前記コンクリートが外殻鋼板内に充填されることによって該コンクリートに覆われることとなるため、外部からは視認できない状態となっている。
Claims (3)
- 外殻鋼板とコンクリート構造体とを備えた合成ボックスカルバートの製造方法であって、
前記外殻鋼板は、合成ボックスカルバートの軸方向に沿って延びる筒状の外周部と、前記軸方向と直交する面内で前記外周部から内側に向かって延設される垂直部とを備え、前記コンクリート構造体は、前記外殻鋼板によって外側周面と軸方向端面とが囲まれたものであり、
前記軸方向が鉛直方向に向くように前記外殻鋼板を載置するとともに前記外殻鋼板の内側に型枠を設置する工程と、
前記外殻鋼板と前記型枠との間に高流動コンクリートを打設し、下方から上方へと該高流動コンクリートを充填することによって前記コンクリート構造体を作成する工程と、
を備え、
前記高流動コンクリートを打設する際、前記型枠の下方に設けた開口を介して該高流動コンクリートを打設し、
前記高流動コンクリートが、Jリングフロー試験により測定されるPJ値が20mm以下、スランプフロー値が65~75cm、となるように調製された高流動コンクリートであり、
前記高流動コンクリートを4m 3 /h未満の速度で打設し、
前記高流動コンクリートを、s/aが55%以上、最大骨材径が15mm以下となるように調製することを特徴とする合成ボックスカルバートの製造方法。 - 前記外殻鋼板の垂直部に空気孔を設けておき、前記軸方向が鉛直方向に向くように前記外殻鋼板を載置した際に、該空気孔が、高流動コンクリートが打設される空間の最上部に位置するように配置して高流動コンクリートを打設する、請求項1記載の合成ボックスカルバートの製造方法。
- 前記空気孔が、前記垂直部において前記外周部に近接した位置に設けられる、請求項2記載の合成ボックスカルバートの製造方法。
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Citations (2)
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