JP7202916B2 - 音声出力装置、電気機器 - Google Patents

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    • G10L19/008Multichannel audio signal coding or decoding using interchannel correlation to reduce redundancy, e.g. joint-stereo, intensity-coding or matrixing

Description

本発明は、電気機器に搭載される音声出力装置、および電気機器に関する。
従来、家電等の電気機器においては、アンプ回路およびスピーカを含む音声出力装置を備え、音声メッセージやメロディを出力して、当該電気機器が所定の状態となったことをユーザに通知するものがある。上記所定の状態とは、例えば、空気清浄機であれば、フィルタの清掃や交換が必要になった状態や、加湿用の水の補給が必要になった状態である。空気清浄機は、このような状態になると、「フィルタの清掃を行って下さい。」や、「タンクが空です。水を補給して下さい。」などの音声メッセージ、あるいは所定のメロディを出力する。また、音声メッセージの一つとして、登録された伝言メッセージを出力する電気機器もある(例えば、特許文献1)。
また、上記のような音声出力装置による音声メッセージやメロディの他に、スイッチやリモコンによる操作時に「ピッ」「ピピッ」などの操作音を出力(発生)させる電気機器もある。このような電気機器では、音声出力装置とは別に操作音用のアンプ回路および圧電ブザー等を備えている。
しかしながら、音声出力装置とは別に操作音用のデバイス(アンプ回路および圧電ブザー等)を備える構成では、部品点数が多くなるため、必然的にコスト高となる。特許文献2には、このような課題を鑑みた、音声出力装置を用いて操作音を出力させるシステムが開示されている。これによれば、操作音用のデバイスを別途設ける必要がないため、部品点数を削減してコストを下げることができる。
特開2015-225258号公報 特開平10-214099号公報
特許文献2の構成では、音声メッセージの出力中に操作音の出力が必要になると、1)出力中の音声メッセージを終了してから操作音を出力させる、2)出力中の音声メッセージの任意のフレーズが終了した時点で操作音を出力させる、3)出力中の音声メッセージを強制的に停止して操作音を出力させる、の何れかのタイミングとなる。
しかしながら、上記1)、2)のタイミングでは、操作を受けたタイミングで操作音を出力させることができないといった問題がある。また、3)のタイミングでは、音声メッセージが途中で中断されてしまい、最後まで聞けないといった問題がある。特に、音声メッセージが伝言であった場合は、伝言を正確に確認できなくなる。
本発明の一態様は、音声メッセージ又はメロディを出力する音声出力装置から操作音を出力させる構成としながらも、音声メッセージ又はメロディの出力中に操作音を出力する必要がある場合に、音声メッセージ又はメロディを途中で停止させることなく、かつ適切なタイミングで操作音を出力できる音声出力装置および電気機器を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る音声出力装置は、スピーカと、音声メッセージ又はメロディの音声信号を前記スピーカに供給中に操作音を出力する必要がある場合、前記音声メッセージ又はメロディの音声信号の供給を中断させることなく、音声メッセージ又はメロディに前記操作音を合成した合成音声信号を供給する音声制御部を備え、前記音声制御部は、前記合成音声信号の振幅が、前記音声制御部が受付可能な振幅の最大値以下となるように、前記音声メッセージ又はメロディの音声信号の振幅を低減した上で、前記操作音に合成して前記合成音声信号を得ることを特徴とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る音声出力装置は、スピーカと、音声メッセージ又はメロディの音声信号を前記スピーカに供給中に操作音を出力する必要がある場合、前記音声メッセージ又はメロディの音声信号の供給を中断させることなく、音声メッセージ又はメロディに前記操作音を合成して供給する音声制御部を備え、前記音声制御部は、前記音声メッセージ又はメロディの音量を低減した上で前記操作音を合成し、前記音声メッセージ又はメロディは複数のトラックの音声データの音を合成して得られる合成音であり、前記音声制御部は、前記複数のトラックのうちの少なくとも1つのトラックを削減した上で前記操作音を合成することを特徴とする。
本発明の一態様によれば、音声メッセージ又はメロディを出力する音声出力装置から操作音を出力させる構成としながらも、音声メッセージ又はメロディの出力中に操作音を出力する必要がある場合に、音声メッセージ又はメロディを途中で停止させることなく、かつ適切なタイミングで操作音を出力できる音声出力装置および電気機器を提供することができる。
本発明の実施形態1にかかる空気清浄機の概略構成を示すブロック図である。 図2に示す空気清浄機の制御部に設けられる音声制御部による音声メッセージの音声信号と操作音の音声信号との合成を説明する図である。 図2に示す空気清浄機の制御部に設けられる音声制御部による操作音の出力処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2にかかる空気清浄機の制御部に設けられる音声制御部によるメロディの音声信号と操作音の音声信号との合成を説明する図である。 図4に示す空気清浄機の制御部に設けられる音声制御部による操作音の出力処理を示すフローチャートである。
〔実施形態1〕
以下、本発明の一実施形態について、詳細に説明する。なお、本実施形態では、本発明を電気機器の一種である空気清浄機1に適用する場合の例について説明するが、本発明の適用対象はこれに限るものではなく、音声出力装置を備える電気機器であれば適用できる。例えば、本発明は、空気調和機、給湯装置、冷蔵庫、洗濯機、照明装置、送風機、除湿機、加湿機、暖房器具、調理器具、洗浄装置、清掃装置などの電気機器に適用することもできる。
図1は、本発明の実施形態1にかかる空気清浄機1の概略構成を示すブロック図である。図1に示すように、空気清浄機1は、制御部10、空気清浄部11、センサ部12、操作入力部13、スピーカ14などを備えており、所定の清浄対象空間の空気浄化を行う。
制御部10は、CPUや専用プロセッサなどの演算処理部、および、RAM、ROM、HDDなどの記憶部(いずれも図示せず)などにより構成される。制御部10は、(i)上記記憶部に記憶されている各種情報および各種制御を実施するためのプログラム、(ii)操作入力部13を介して入力されるユーザからの指示、(iii)センサ部12の検知結果などに応じて、空気清浄機1の各部の動作を制御する。制御部10には音声制御部20が構築され、スピーカ14と音声制御部20とで音声出力装置15が構成される。
空気清浄部11は、脱臭フィルタ、集塵フィルタ、送風機、およびイオン出力器などを備えており(いずれも図示せず)、制御部10の指示に応じて送風機およびイオン出力器の動作を制御することで、空間(清浄対象空間)の空気浄化を行う。センサ部12は、例えば、空気中に含まれる微粒子を検出するホコリセンサである。センサ部12は、検出結果を制御部10に伝達する。
操作入力部13は、リモコン又は空気清浄機1に備えられる操作ボタン(いずれも図示せず)を介して入力されるユーザから指示を受け付け、制御部10に伝達する。上記指示としては、例えば、電源のオン/オフ指示、風量設定指示、風向設定指示などが挙げられる。また、操作入力部13は、ユーザから指示を受け付けると、音声制御部20に対し操作音の出力要求を通知する。
スピーカ14は、音声制御部20から供給される音声信号に応じた音声を出力する。なお、スピーカ14と音声制御部20の間には、図示しないアンプ回路等が設けられている。
音声制御部20は、スピーカ14を制御してスピーカ14から音声を出力させる。音声制御部20は、空気清浄機1における各部の動作や状態に応じて、適切なタイミングで適切な内容の音声メッセージの音声信号をスピーカ14に供給して音声メッセージを出力させる。制御部10の記憶部には、ユーザに空気清浄機1の状態に応じた情報等を音声メッセージにて出力するための音声データが記憶されている。音声メッセージの音声データの内容は、例えば「フィルタを清掃して下さい」、「タンクが空です。水を補給して下さい」などのデータである。
また、音声制御部20は、操作入力部13から操作音の出力要求が通知されると、通知を受けたタイミングで操作音の音声信号をスピーカ14に供給して操作音を出力させる。制御部10の記憶部には、操作音(ビープ音)を出力するための音声データが記憶されている。操作音の音声データは、圧電ブザーで発音されるような、例えば「ピッ」「ピピッ」といったデータである。
さらに、音声制御部20は、音声メッセージの音声信号をスピーカに供給中に操作音を出力する必要がある場合、音声メッセージの音声信号の供給を中断することなく、音声メッセージに操作音を合成して供給する。本実施形態では、音声制御部20は、音声メッセージの音量を低減した上で操作音を合成する。具体的には、音声制御部20は、音声メッセージの音声信号の振幅を低減した上で操作音の音声信号を合成する。
音声メッセージの音量を低減した上での合成は、音声制御部20において対応可能な音量の最大値又は最小値を超える場合に行うようにしてもよい。その場合に、より好ましい構成として、音声メッセージの音量を少なくとも操作音の音量分低減する。
換言すると、音声メッセージの音声信号の振幅した上での合成は、音声制御部20において対応可能な音声信号の最大値又は最小値を超える場合に行うようにしてもよい。その場合に、より好ましい構成として、音声メッセージの音声信号の振幅を少なくとも操作音の音声信号の振幅分低減する。
図2は、音声制御部20による音声メッセージの音声信号と操作音の音声信号との合成を説明する図である。図2の(a)は、スピーカ14に供給する音声メッセージの音声信号を示す。なお、図2の(a)~(d)において、縦軸は電気信号レベル、横軸は時間を表している。
時間T1において、操作音の出力要求が通知されると、図2の(b)に示すように、図2の(a)の音声メッセージの音声信号の振幅を低減し、その上で図2の(c)に示す操作音の音声信号を合成する。これにより、図2の(d)に示すように、音声メッセージに操作音が合成された音声信号を得ることができ、この音声信号がスピーカ14へと供給される。音声メッセージの音声信号の振幅を低減することで、クリッピングノイズの発生を抑制することができる。
ここで、クリッピングノイズについて説明する。音声メッセージの音声信号と操作音の音声信号とを振幅(電気信号レベル)を調整することなく合成すると、合成後の音声信号の振幅が、音声制御部20が対応可能な音声信号の最大値又は最小値を超えてノイズが発生する。このノイズがクリッピングノイズである。クリッピングノイズが発生した音声信号がスピーカ14に供給されると、スピーカ14からは意図したものと全く異なる音声が出力される。
もちろん、対応可能な音声信号の振幅の範囲が広い音声制御部20を用いることで、音声メッセージの音声信号と操作音の音声信号とを振幅を調整することなく合成してもクリッピングノイズは発生しない。しかしながら、対応可能な音声信号の振幅の範囲が広がると、当然、音声制御部20が構築される制御部10のコストも上がる。そのため、一般には、必要な音量に決まる音声メッセージの音声信号の最大の振幅を、最大能力でカバーし得る程度の音声制御部20が用いられている。
時間T2に達し、操作音の出力期間が終了すると、図2の(b)に示すように、これ以降の音声メッセージの振幅は元の図2の(a)の状態に戻される。操作音の出力期間は予めわかっているため、操作音の出力期間と同じ期間、音声メッセージの音声信号の振幅を低減する。
図2の(b)に示すように、音声メッセージの音声信号の振幅を低減させる電気信号レベルBは、操作音の音声信号の振幅が電気信号レベルA(図2の(c)参照)以上とすることが好ましい。これにより、クリッピングノイズの発生をより確実に抑制できる。
図3は、音声制御部20による操作音の出力処理を示すフローチャートである。図3に示すように、音声制御部20は、操作音の出力要求の通知の有無を繰り返し判断している(S1)。音声制御部20は、操作音の出力要求が通知されると(S1でYES)、音声メッセージの音声信号をスピーカ14に供給中であるかを判断する(S2)。音声制御部20は、音声メッセージの音声信号をスピーカ14に供給中ではないと判断すると(S2でNO)、操作音の音声信号をスピーカ14に供給する(S5)。これにより、スピーカ14からは、例えば「ピッ」「ピピッ」といった操作音が出力される。
一方、音声制御部20は、音声メッセージの音声信号をスピーカ14に供給中であると判断すると(S2でYES)、音声メッセージの音声信号の供給を中断することなく、該音声メッセージの音声信号の振幅を低減した上で操作音の音声信号を合成する(S3)。そして、音声制御部20は、音声メッセージの音声信号に操作音の音声信号を合成した合成後の音声信号をスピーカ14に供給する(S4)。これにより、スピーカ14からは、例えば、「フィルタを清掃(+ピッ)して下さい」というように、音声メッセージを途切れさせることなく、音声メッセージに操作音が重畳して出力される。
(効果)
上記構成によれば、音声制御部20は、音声メッセージの音声信号をスピーカに供給中に操作音を出力する必要がある場合、音声メッセージの音声信号の供給を中断することなく、音声メッセージの音声信号に操作音の音声信号を合成して供給する。これにより、音声メッセージと同じデバイス(音声制御部20およびスピーカ14など)を用いて操作音を出力させる構成としつつ、たとえ音声メッセージの出力中であっても音声メッセージを停止させることなく操作音を適切なタイミングで出力することができる。音声メッセージが途中で停止されないことで、音声メッセージが伝言であった場合には、伝言を正確に確認することができる。
また、本実施形態では、音声制御部20は、音声メッセージの音声信号の振幅を低減した上で操作音の音声信号を合成するので、クリッピングノイズの発生を抑制することができる。
特に、本実施形態では、音声制御部20は、音声メッセージの振幅を操作音の音声信号の振幅と同等以上低減する。これにより、たとえ音声制御部20が、音声メッセージの音声信号の最大の振幅を最大能力でカバーし得る程度の能力のものであったとしても、クリッピングノイズの発生を確実に抑制することができる。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
実施形態1では、音声制御部20は、音声メッセージの音声信号をスピーカ14に供給して音声メッセージを出力させる構成であった。これに対し、本実施形態では、音声制御部20は、合成音であるメロディの音声信号をスピーカ14に供給を出力させ、音声メッセージに代えてメロディを出力させる構成である。メロディは、複数のトラックの音声データの音を合成することで得られる、各トラックには、音量、高さおよびテンポなどの異なる音データが格納されている。音声制御部20は、複数のトラックのうちの少なくとも1つのトラックを削減した上で操作音を合成する。
図4は、音声制御部20によるメロディの音声信号と操作音の音声信号との合成を説明する図である。図4の(a)~(d)は、メロディを構成する複数のトラックの音声データの音のイメージを示す信号であり、図4の(e)は、図4の(a)~(d)の4つのトラックの音を合成した、スピーカ14に供給するメロディの音声信号(アナログ信号)を示す。なお、図4の(a)~(h)において、縦軸は電気信号レベル、横軸は時間を表している。
時間T1において、操作音の出力要求が通知されると、図4の(f)に示すように、図4の(e)のメロディの音声信号の振幅が低減するように処理し、その上で図4の(g)に示す操作音の音声信号を合成する。これにより、図4の(h)に示すように、メロディに操作音が合成された音声信号を得ることができ、これがスピーカ14へと供給される。
合成音であるメロディの場合、音声信号の振幅の低減は合成するトラック数を削減することで行う。図4の(f)は、図4の(d)に示すトラックを削減して、図4の(a)~(c)の3つのトラックの音データの音を合成したものである。
時間T2において、操作音の出力期間が終了すると、図4の(f)に示すように、これ以降のメロディは4つのトラックの音データの音を合成した図4の(e)の状態に戻される。操作音の出力期間は予めわかっているため、音声制御部20は、操作音の出力期間と同じ期間、図4の(d)のトラックの音データが合成音に含まれないように処理する。
このように、合成するトラック数を低減し、その上で操作音の音声信号を合成することで、実施形態1と同様に、クリッピングノイズの発生を抑制することができる。また、この場合も、合成後の音声信号から、少なくとも操作音の音声信号の振幅の電気信号レベルA(図4の(g)参照)分削減可能なトラックを選択することが好ましい。これにより、クリッピングノイズの発生を、上述したようにより確実に抑制できる。1つのトラックで、操作音の音声信号の振幅の電気信号レベルA分削減できない場合は、複数のトラックを削減すればよい。
また、音声制御部20は、削減するトラックを選択するにあたり、複数のトラックの中の最も低音のトラックを削減するトラックに含めることが好ましい。可聴周波数域内においては、高音のほうがより人は聞き取りやすく、また、高音のトラックは旋律(メロディの主たるパート)を担っている場合が多い。したがって、削減するトラックに、複数のトラックの中の最も低音のトラックを含めることで、トラックを削ることにより感じる違和感を小さくすることができる。
本実施形態では、音声制御部20は、操作音の出力要求が通知されタイミングで、最も低音のトラックを選択して削減する。音声制御部20は、複数のトラックの中、音声データを変換した音の信号の周波数が最も低い(周期が長い)ものを選択する。また、予め所定のトラックを低音のトラックとして定めておいてもよい。
また、音声制御部20は、削減するトラックを選択するにあたり、複数のトラックの中の最も音量の小さいトラックを削減するトラックに含める構成としてもよい。音量の小さいトラックは、旋律(メロディの主たるパート)を担っている可能性が低い。したがって、削減するトラックとしては、複数のトラックの中の最も音量の小さいトラックを含めることで、トラックを削ることにより感じる違和感を小さくすることができる。
図5は、音声制御部20による操作音の出力処理を示すフローチャートである。図5に示すように、音声制御部20は、操作音の出力要求の通知の有無を繰り返し判断している(S1)。音声制御部20は、操作音の出力要求が通知されると(S1でYES)、メロディの音声信号をスピーカ14に供給中であるかを判断する(S2’)。音声制御部20は、メロディの音声信号をスピーカ14に供給中ではないと判断すると(S2’でNO)、操作音の音声信号をスピーカ14に供給する(S5)。これにより、スピーカ14からは、例えば「ピッ」「ピピッ」といった操作音が出力される。
一方、音声制御部20は、メロディの音声信号をスピーカ14に供給中であると判断すると(S2’でYES)、メロディの音声信号の供給を中断することなく、削減するトラックを決定し(S10)、決定したトラックを除いた複数のトラックの音データの音と操作音とを合成する(S11)。そして、音声制御部20は、メロディに操作音を合成した合成後の音声信号をスピーカ14に供給する(S4’)。これにより、スピーカ14からは、メロディを途切れさせることなく、メロディに操作音が重畳して出力される。
〔実施形態3〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
実施形態1,2においては、操作音の振幅(音量)が一定であることを前提としていたが、本実施形態では、操作音の振幅が切り換え可能となっている。操作音の振幅(音量)は、例えば大小2段階に切り替えることが可能である。
音声制御部20は、設定されている操作音の振幅に応じて、合成時に、音声メッセージの音声情報の振幅を低減させる幅、あるいは、メロディを構成する複数のトラックの中の削減するトラック、あるいは削減するトラック数を切り換える。つまり、操作音の振幅(音量)が大に設定されている場合は、音声メッセージの音声信号の振幅をより大きく低減し、また、メロディを構成する複数のトラックの中の削減するトラック数を増やす。
<変形例>
上述した説明では、制御部10には音声制御部20が構築され、スピーカ14と音声制御部20とで、音声出力装置15が構成され、音声制御部20が音声信号を合成する音声信号回路を含むものとして説明している。しかしながら、音声制御部20から音声合成回路の機能が切り離され、制御部10とは別個に音声合成回路が設けられている構成であってもよい。
また、複数のトラックの音を合成する合成音をメロディとしたが、合成音の音声メッセージであってもよく、メロディが必ずしも合成音である必要もない。
また、音声メッセージ又はメロディの何れかを出力する装置として分けて説明したが、音声メッセージ又はメロディのどちらでも出力でき、音声制御部20が何れであるがを判断して、音声信号の振幅を低減するか、音声信号にする前の段階でトラックを削減するかの何れかを実行する構成であってもよい。
〔ソフトウェアによる実現例〕
空気清浄機1の制御ブロック(特に音声制御部20)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、空気清浄機1は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば少なくとも1つのプロセッサ(制御装置)を備えていると共に、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な少なくとも1つの記録媒体を備えている。そして、上記コンピュータにおいて、上記プロセッサが上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る音声出力装置15は、スピーカと14と、音声メッセージ又はメロディの音声信号を前記スピーカ14に供給中に操作音を出力する必要がある場合、前記音声メッセージ又はメロディの音声信号の供給を中断させることなく、音声メッセージ又はメロディに前記操作音を合成して供給する音声制御部20を備えることを特徴とする。
本発明の態様2に係る音声出力装置15は、上記態様1において、前記音声制御部20は、前記音声メッセージ又はメロディの音量を低減した上で前記操作音を合成する構成とすることもできる。
本発明の態様3に係る音声出力装置15は、上記態様2において、前記音声制御部20は、前記音声メッセージ又はメロディの音声信号の振幅を低減した上で前記操作音の音声信号を合成する構成とすることもできる。
本発明の態様4に係る音声出力装置15は、上記態様3において、前記音声制御部20は、前記音声メッセージ又はメロディの音声信号の振幅を少なくとも前記操作音の音声信号の振幅分低減する構成とすることもできる。
本発明の態様5に係る音声出力装置15は、上記態様2において、前記音声メッセージ又はメロディは複数のトラックの音声データの音を合成して得られる合成音であり、前記音声制御部は、前記複数のトラックのうちの少なくとも1つのトラックを削減した上で前記操作音を合成する構成とすることもできる。
本発明の態様6に係る音声出力装置15は、上記態様5において、前記音声制御部は、複数のトラックの中の最も低音のトラックを削減するトラックに含める構成とすることもできる。
本発明の態様7に係る音声出力装置15は、上記態様5において、前記音声制御部は、複数のトラックの中の最も音量の小さいトラックを削減するトラックに含める構成とする構成とすることもできる。
本発明の態様8に係る電気機器は、上記態様1から7の何れかに記載の音声出力装置15を備えることを特徴とする。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1 空気清浄機
10 制御部
11 空気清浄部
12 センサ部
13 操作入力部
14 スピーカ
15 音声出力装置
20 音声制御部

Claims (8)

  1. スピーカと、
    音声メッセージ又はメロディの音声信号を前記スピーカに供給中に操作音を出力する必要がある場合、前記音声メッセージ又はメロディの音声信号の供給を中断させることなく、音声メッセージ又はメロディに前記操作音を合成した合成音声信号を供給する音声制御部を備え
    前記音声制御部は、前記合成音声信号の振幅が、前記音声制御部が受付可能な振幅の最大値以下となるように、前記音声メッセージ又はメロディの音声信号の振幅を低減した上で、前記操作音に合成して前記合成音声信号を得ることを特徴とする音声出力装置。
  2. 前記音声制御部は、前記音声メッセージ又はメロディの音量を低減した上で前記操作音を合成することを特徴とする請求項1に記載の音声出力装置。
  3. 前記音声制御部は、前記音声メッセージ又はメロディの音声信号の振幅を少なくとも前記操作音の音声信号の振幅分低減することを特徴とする請求項に記載の音声出力装置。
  4. 前記音声メッセージ又はメロディは複数のトラックの音声データの音を合成して得られる合成音であり、
    前記音声制御部は、前記複数のトラックのうちの少なくとも1つのトラックを削減した上で前記操作音を合成することを特徴とする請求項1または2に記載の音声出力装置。
  5. スピーカと、
    音声メッセージ又はメロディの音声信号を前記スピーカに供給中に操作音を出力する必要がある場合、前記音声メッセージ又はメロディの音声信号の供給を中断させることなく、音声メッセージ又はメロディに前記操作音を合成して供給する音声制御部を備え、
    前記音声制御部は、前記音声メッセージ又はメロディの音量を低減した上で前記操作音を合成し、
    前記音声メッセージ又はメロディは複数のトラックの音声データの音を合成して得られる合成音であり、
    前記音声制御部は、前記複数のトラックのうちの少なくとも1つのトラックを削減した上で前記操作音を合成することを特徴とする音声出力装置。
  6. 前記音声制御部は、複数のトラックの中の最も低音のトラックを削減するトラックに含めることを特徴とする請求項4または5に記載の音声出力装置。
  7. 前記音声制御部は、複数のトラックの中の最も音量の小さいトラックを削減するトラックに含めることを特徴とする請求項4または5に記載の音声出力装置。
  8. 請求項1から7の何れか1項に記載の音声出力装置を備えることを特徴とする電気機器。
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