JP7202115B2 - 実装装置および実装方法 - Google Patents

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本発明は、実装装置および実装方法に関する。
例えば、半導体パッケージの製造プロセスにおいては、ウエーハから個片化された電子部品としての半導体チップを回路基板等の基板に実装する実装工程がある。このような実装工程には、半導体チップの電極を回路基板の導体パターンに直接接続させるフリップチップボンディングと呼ばれる実装方法が知られている。そして、フリップチップボンディングでは、電極と導体パターンとの接続に、はんだや熱硬化性樹脂等の加熱によって溶融したり硬化したりする接続部材を用いることがある。
このような接続部材が半導体チップに設けられている場合、半導体チップを保持搬送して実装するツール部を実装に必要な温度で常に加熱しておくと、接続部材が搬送中に溶けてしまったり硬化してしまったりするといった不具合が生じる。そこで、ツール部を加熱するパルスヒータ等の加熱部と、ツール部を冷却するエアーノズル等の冷却部を設け、半導体チップを実装するときには実装に必要な実装温度まで加熱し、半導体チップを搬送するときには接続部材に影響のない待機温度まで冷却することが行われている(例えば、特許文献1)。
加熱部によるツール部の加熱は、数秒程度で必要な温度まで上げることができる。しかしながら、エアーノズル等の空冷式の冷却装置では、実装温度から待機温度まで冷却するには、加熱に要する時間の10倍程度の時間を必要とすることがある。このため、一つの半導体チップの実装を終えてからツール部が待機温度になるまでの、次の半導体チップが保持できるようになるまで待つ時間が長くなり、タクトタイムの低下を招いていた。また、ツール部は熱容量が大きいほど冷え難くなるので、ツール部の大きさが大きくなるほど、つまり、サイズの大きな半導体チップを実装するときほど、この影響は顕著に現れることとなっていた。
特開平9-153522号公報
本発明は、上記のような問題点を解決するために提案されたものであり、一つの電子部品を実装した後、次に実装する電子部品を迅速に保持することを可能とし、生産性を向上させることができる実装装置および実装方法を提供することにある。
本実施形態の実装装置は、電子部品を保持するツール部を着脱自在に装着する実装部と、
前記実装部に設けられ、前記ツール部を加熱する第1の加熱部と、
前記ツール部に保持され前記第1の加熱部によって加熱された前記電子部品が実装される基板を載置する基板載置ステージ部と、
前記ツール部を載置する載置部と前記載置部に載置された前記ツール部を冷却する第1の冷却部と前記載置部に載置された前記ツール部を加熱する第2の加熱部を備えた冷却台と、
前記実装部と前記基板載置ステージ部および前記実装部と前記冷却台とを相対移動させる駆動部と、
前記実装部と前記駆動部を制御する制御部と、を有し、
前記制御部は、前記実装部が前記基板に前記電子部品を実装した後であって、前記実装部が次の電子部品を保持するまでの間に、前記実装部に装着された前記ツール部を前記冷却台の前記載置部に載置させ、前記第2の加熱部を、前記第1の加熱部の加熱温度よりも低い、予め設定された温度で加熱させるとともに、前記第1の冷却部によって前記載置部に載置された前記ツール部を冷却させ、冷却後の前記ツール部を前記実装部に再び装着させる。
本実施形態の実装装置は、電子部品を保持するツール部を着脱自在に装着する実装部と、
前記実装部に設けられ、前記ツール部を加熱する第1の加熱部と、
前記ツール部に保持され前記第1の加熱部によって加熱された前記電子部品が実装される基板を載置する基板載置ステージ部と、
前記ツール部を載置する複数の載置部を備えた冷却台と、
前記実装部と前記基板載置ステージ部および前記実装部と前記冷却台とを相対移動させる駆動部と、
前記実装部と前記駆動部を制御する制御部と、を有し、
前記制御部は、前記実装部が前記基板に前記電子部品を実装した後であって、前記実装部が次の電子部品を保持するまでの間に、前記実装部に装着された前記ツール部を前記冷却台の一つの載置部に載置させ、他の載置部に載置された他のツール部を前記実装部に装着させる。
本実施形態の実装方法は、実装部に着脱自在に装着されたツール部に保持された電子部品を、前記実装部に設けられた第1の加熱部によって加熱し、基板載置ステージ部に載置された基板に実装した後であって、次の電子部品を前記実装部に保持するまでの間に、
前記ツール部を冷却する冷却台の載置部に前記実装部に装着された前記ツール部を載置し、前記冷却台に備える第2の加熱部を第1の加熱部の加熱温度より低い、予め設定された温度で加熱するとともに、前記冷却台の備える第1の冷却部によって前記載置部に載置された前記ツール部を冷却し、冷却後の前記ツール部を前記実装部に再び装着させる。
本実施形態の実装方法は、実装部に着脱自在に装着されたツール部に保持された電子部品を、前記実装部に設けられた第1の加熱部によって加熱し、基板載置ステージ部に載置された基板に実装した後であって、次の電子部品を前記実装部に保持するまでの間に、
前記ツール部を冷却する冷却台の備える複数の載置部のうちの一つに、前記実装部に装着された前記ツール部を載置し、前記冷却台の他の載置部に予め載置された他のツール部を前記実装部に装着する。
本発明によれば、一つの電子部品を実装した後、次に実装する電子部品を迅速に保持することを可能とし、生産性を向上させることができる。
本発明の第1の実施形態の実装装置の概略構成を示す側面図である。 第1の実施形態の実装装置のブロック図である。 第1の実施形態の実装装置の動作を示す模式図である。 第1の実施形態の実装装置の動作を示す模式図である。 第1の実施形態の実装装置の動作を示す模式図である。 第1の実施形態の実装装置の動作を示す模式図である。 第1の実施形態の実装装置の動作を示す模式図である。 第1の実施形態の変形例を示す模式図である。 本発明の第2の実施形態の要部構成を示す模式図である。 第2の実施形態の変形例を示す模式図である。
以下、本発明の第1の実施の形態(以下、「第1の実施形態」と言う。)について、図1~図2を参照して具体的に説明する。なお、図面は模式的なものであり、厚さと平面寸法との関係、各構成部の位置及び大きさ等は、構造を分かり易くするための便宜的な表現に過ぎず現実のものとは異なる場合がある。説明中における上下の方向を示す用語は、特に明記が無い場合には後述する基板における電子部品の実装される面を上とした場合の相対的な方向を示す。
図1は、実施形態の実装装置の構成を示す平面図、図2は実装装置のブロック図である。
実装装置1は、電子部品としての半導体チップtを供給する供給部10と、半導体チップtが実装される基板Kを載置する基板載置ステージ部20と、供給部10によって供給される半導体チップtを吸着保持し、基板載置ステージ部20に載置された基板K上に実装する実装部30と、供給部10と基板載置ステージ部20との間に配置された冷却台40と、制御部50(図2参照)と、を備える。
供給部10は、半導体ウエーハWが切断されて個片化された複数の半導体チップtが貼着された粘着シート(不図示)が固定されたウエーハリング11を保持するウエーハテーブル12を有する。ウエーハテーブル12は、ウエーハテーブル駆動部13(図2参照)によって水平方向に沿う一方向である矢印X方向、水平方向に沿いX方向とは直交する方向である矢印Y方向、および水平面内での回転方向であるθ方向に移動可能とされる。
また、供給部10は、移送部15を備える。移送部15は、ウエーハステージ12のウエーハリング11上から半導体チップtをピックアップし、実装部30に受け渡すものである。
移送部15は、半導体チップtを吸着保持する吸着ノズル16と、この吸着ノズル16を、上下方向である矢印Z方向に沿って昇降させるとともに、X方向に平行に設けられた回転軸16aを中心に上下に反転させる昇降・反転駆動部17(図2参照)と、を備える。吸着ノズル16は、図1中に一点鎖線で示すピックアップポジションAにおいてウエーハリング11上の半導体チップtをピックアップし、ピックアップした半導体チップtを上下反転させて、図1中に一点鎖線で示す受渡しポジションBへと移送する。受渡しポジションBは、移送部15が実装部30に半導体チップtを受け渡すポジションである。
基板載置ステージ20は、半導体チップtが実装される基板Kが載置されるステージ21と、ステージ21をX、Y、θ方向に移動させるステージ駆動部22と、を備えている。基板載置ステージ20は、ステージ21に載置された基板K上における半導体チップtが実装されるべき領域を、図1中に一点鎖線で示す実装ポジションCに順次位置付ける。ステージ21には、不図示の基板搬送装置によって、半導体チップtが実装される前の基板Kが供給され、半導体チップtが実装された後の基板Kが搬出される。
実装部30は、本体部31と、供給部10から供給された半導体チップtを吸着保持するツール部32と、ツール部32の背面に接して設けられ、ツール部32を加熱する第1の加熱部33と、本体部31と第1の加熱部33の間に配置された断熱部材34と、本体部31をX、Y、Z、θ方向に移動させる、駆動部としてのツール駆動部35と、を備える。
ツール部32は、本体部31に対して着脱自在に装着される。より具体的には、本体部31の下端部には断熱部材34を介して第1の加熱部33が固定さており、ツール部32は第1の加熱部33の下端部に装着される。ツール部32の装着は、真空吸着によって成される。すなわち、本体部31、断熱部材34、第1の加熱部33を通して吸引経路36(図3参照)が設けられている。この吸引経路36の端部は、第1の加熱部33の下端部に開口する。吸引経路36の他端部は、不図示の負圧源に接続されている。負圧源によって吸引経路36の加熱部33側の開口に負圧を作用させることで、ツール部32を吸着して装着できるようになっている。なお、ツール部32には、図示を省略しているが、半導体チップtを保持する吸着保持部32aに、半導体チップtを吸着保持するための真空吸着孔が設けられている。
なお、ツール部32、第1の加熱部33、断熱部材34は、それぞれ平面視で矩形状に形成されており、外形は概ね同じ大きさに形成されている。
第1の加熱部33は、半導体チップtを実装する際に、ツール部32を加熱する。これにより、ツール部32に保持された半導体チップtと基板Kとの間に介在する接続部材を加熱する。この加熱により、接続部材がはんだの場合には溶融し、接続部材が熱硬化性樹脂である場合には硬化する。この加熱部は、例えば、セラミックヒータやパルスヒータを用いることができる。セラミックヒータやパルスヒータは、通電により生じる発熱抵抗体の発熱により急速に加熱することができるヒータである。
断熱部材34は、第1の加熱部33の熱が本体部31に伝わることを防止する部材である。
また、実装部30には、冷却エアーの供給源に接続された通気経路37(図3参照)が設けられる。通気経路37は、本体部31、断熱部材34、第1の加熱部33を通して、第1の加熱部33の側面に開口する経路で、加熱部冷却手段として機能する。この通気経路37に冷却エアーを供給することで、第1の加熱部33を冷却できるようになっている。
ツール駆動部35は、実装部30と基板載置ステージ部20および実装部30と冷却台40とを相対移動させる駆動部として機能する。
このような実装部30は、受渡しポジションBにおいて、移送部15の吸着ノズル16から半導体チップtをツール部32によって吸着保持して受け取る。また、実装ポジションCにおいて、実装ポジションCに位置付けられた基板K上の領域に、ツール部32によって吸着保持した半導体チップtを加熱して実装する。
冷却台40は、実装部30のツール部32を載置して冷却する装置である。冷却台40は、ツール部32を載置する載置部41A、41Bを複数個、この実施形態では、2個備える。これらの載置部41A、41Bは、同一の構成であり、供給部10と基板載置ステージ部20の配列方向に沿って並べて配置される。言い換えれば、実装ポジションCから受渡しポジションBへ向かう実装部30の移動軌跡の直下に位置するように並べて配置される。
図3に示すように、載置部41A、41Bは、その上端部がツール部32を載置する載置面42として構成される。この載置面42には、ツール部32の外形よりも小さく、半導体チップtを吸着保持する領域よりも大きい、矩形状の開口を有する凹部43が設けられている。すなわち、ツール部32は、半導体チップtの外形と同じ大きさまたはそれよりも若干大きい大きさの吸着保持部32aと、この吸着保持部32aと一体で設けられた、吸着保持部32aよりも大きい外形の本体部32bを備えている。凹部43の開口は、この吸着保持部32aの外形よりも大きく、本体部32bの外形よりも小さい大きさに形成されている。したがって、載置面42には、凹部43に吸着保持部32aが進入した状態で、本体部32bが支持される。
凹部43の底部には、貫通孔44が形成されている。この貫通孔44には、不図示の冷却エアーの供給源に接続された、第1の冷却部としての供給ノズル45が、その先端が凹部43内に突出した状態で配置されている。これにより、載置面42にツール部32が載置されたときに、供給ノズル45から冷却エアーを噴出させることで、ツール部32に冷却エアーを吹き付けて冷却できるようになっている。
また、載置部41Bと基板載置ステージ部20との間に、不図示の冷却エアーの供給源に接続された、第2の冷却部としての供給ノズル46が配置される。供給ノズル46もまた、実装部30の移動軌跡の直下に位置するように、載置部41A、41Bと並べて配置される。供給ノズル46は、この吸着ノズル46の上方に、ツール部32を載置部41A、41Bに載置した後の実装部30を移動させることで、実装部30の第1の加熱部33に冷却エアーを吹き付けて冷却できるようになっている。
制御部50は、供給部10、基板載置ステージ部20、実装部30、冷却台40を制御する。また、制御部50は、記憶部51を備える。記憶部51には、供給部10や基板載置ステージ部20、実装部30等の動作条件、第1の加熱部33の設定温度など、実装装置1の動作に必要なデータが記憶される。制御部50は、記憶部51に記憶されたデータを参照し、供給部10、基板載置ステージ部20、実装部30、冷却台40等を制御する。
次に、本実施形態の実装装置1の作動について説明する。
図1に示すように、供給部10のウエーハテーブル12には、不図示の粘着シートに複数の半導体チップtが貼着されたウエーハリング11が保持されている。また、基板載置ステージ20には、実装前の基板Kが載置されている。
この状態で、ウエーハテーブル駆動部13が制御され、ウエーハリング11上で最初にピックアップされる半導体チップtがピックアップポジションAに位置付けられる。ピックアップポジションAに位置付けられた半導体チップtは、移送部15の吸着ノズル31によってピックアップされる。移送部15は、回転軸16aを中心に吸着ノズル16を上下に反転させて、図1に2点鎖線で示すように、受渡しポジションBに半導体チップtを表裏反転した状態で位置付ける。
このとき、実装部30は、図1に2点鎖線で示すように、受渡しポジションBで待機している。実装部30は、受渡しポジションBに位置付けられた半導体チップtを吸着ノズル16から受け取り、ツール部32で吸着保持する。半導体チップtを受け取った実装部30は、実装ポジションCに移動する。
一方、基板載置ステージ部20は、基板K上において今回半導体チップtが実装される領域を実装ポジションCに位置付けた状態で待機している。したがって、実装ポジションCに移動した実装部30は、ツール部32に吸着保持した半導体チップtを基板K上の所定の領域に実装する。この実装の際、第1の加熱部33は予め設定され温度、例えば、300℃まで加熱される。これにより、半導体チップtに設けられ、ツール部32を介して半導体チップtと基板Kとの間に介在された接続部材を加熱する。この結果、接続部材が、ハンダである場合は溶融され、熱硬化性樹脂である場合は硬化され、半導体チップtは基板Kに接合されて実装される。
実装が完了すると、実装ツール41は、次に実装する半導体チップtを受け取るために受渡しポジションBへと移動する。そして、上記した動作を、基板K上に半導体チップtを実装すべき領域が無くなるまで、繰り返し実行する。基板K上への半導体チップtの実装が完了したら新たな支持基板Kに交換し、上記の動作を繰り返す。また、ウエーハリング11上のすべての半導体チップtをピックアップし終えたら、新たなウエーハリング11に交換し、上記の動作を繰り返す。このような動作を、必要生産量分、例えば、1ロット分繰り返す。
なお、本実施形態では、上述の動作中、実装部30が基板K上に一つの半導体チップtの実装を終え、実装ポジションCから受渡しポジションBに移動する毎に、制御部50は、実装部30および冷却台40に次に示す動作を行なわせる制御を実行する。以下、この動作について、図3~図7を参照して説明する。
まずここで、冷却台40の載置部41A、41Bのうちの一方(図3においては、供給部10側の載置部41A)には、実装部30に装着されているツール部32とは異なるツール部32が載置されている。
一つの半導体チップtを基板K上に実装した後、実装部30は、実装ポジションCから受渡しポジションBに向けて移動する。また、制御部50は、実装部30の移動を開始すると、通気経路37への冷却エアーの供給を開始する。この冷却エアーの供給は、主に、第1の加熱部33を冷却させるためのものである。したがって、冷却エアーの供給は、第1の加熱部33の温度が所定の温度、例えば、50℃程度に低下するまで継続する。
制御部50は、図3に示すように、実装部30が実装ポジションCから受渡しポジションBへ移動する途中で、実装部30を、ツール部32が載置されていない方の載置部、つまり、基板載置ステージ部20側の載置部41Bの上で停止させる。この位置で、制御部50は、図4に示すように、実装部30に装着されているツール部32を載置部41Bに載置する。すなわち、制御部50は、ツール駆動部35を制御して、実装部30を下降させ、ツール部32の本体部32bの下面を載置部41Bの載置面42に当接させる。そして、制御部50は、当接と同時、或いは、若干タイミングを遅らせて、吸引経路36に供給している負圧を遮断する。これにより、ツール部32は、載置部41Bに載置される。
また、制御部50は、載置部41Bの供給ノズル45からの冷却エアーの供給を開始させる。これにより、載置部41Bに載置されたツール部32の冷却が開始される。この冷却は、ツール部32が、接合部材に影響を与えない温度、例えば、50℃以下になるまで継続する。50℃以下であれば、通常、接合部材がはんだの場合は溶融せず、熱硬化性樹脂である場合は硬化が開始することは無い。冷却を停止させるタイミングは、時間で管理しても良いし、温度検出器を配置し、ツール部32の温度を検出して管理しても良い。
ツール部32を載置部41Bに載置した後、制御部50は、図5に示すように、実装部30を供給ノズル46の上方に移動させる。すなわち、制御部50は、ツール駆動部35を制御して、実装部30を載置部41b上の位置から供給ノズル46の上方の所定の高さ位置に移動させる。この移動の後、制御部50は、供給ノズル46からの冷却エアーの供給を開始し、第1の加熱部33の冷却を実行する。したがって、前述した所定の高さ位置とは、供給ノズル46からの冷却エアーが第1の加熱部33に良好に到達できる高さ位置である。
この冷却エアーの供給は、第1の加熱部33が所定の温度、例えば、50℃程度に冷却されるまで継続する。冷却を停止させるタイミングは、時間で管理しても良いし、第1の加熱部33に温度検出器を配置し、第1の加熱部33の温度を検出して管理しても良い。
第1の加熱部33の温度が所定の温度に冷却された後、図6に示すように、制御部50は、載置部41Aに載置されたツール部32を実装部30に装着させる。すなわち、制御部50は、ツール駆動部35を制御して、実装部30を供給ノズル46の上方の位置から載置部41Aの上方の位置へ移動させる。そしてこの位置で、実装部30を載置部41Aに向けて下降させることで、第1の加熱部33を載置部41Aに載置されたツール部32に当接させる。この後、制御部50は、吸引経路36に負圧を供給する。これにより、ツール部32は実装部30に吸引保持されて装着される。
ツール部32の装着が完了したならば、図7に示すように、制御部50は、実装部30を受渡しポジションBに向けて移動させ、受渡しポジションBにて次に実装する半導体チップtを受け取らせる。
なお、次の半導体チップtの実装を終えたときには、載置部41A、41Bのうち基板載置ステージ部20側の載置部41Bにツール部32が載置されていることになる。したがって、次の半導体チップtの実装を終えたときには、制御部50は、載置部41Aにツール部32を載置させ、載置部41B上のツール部32を装着させるように、実装部30を制御する。このように、実装ポジションCから受渡しポジションBに移動する毎に、ツール部32が載置される載置部41A、41Bとツール部32が実装部30に装着される載置部41A、41Bとが交互に入れ替わることになる。
以上のようにして、制御部50は、実装部30が基板Kに対して1つの半導体チップtの実装を終える毎に、今まで装着していたツール部32を載置部41A、41Bのうち一方に載置し、載置部41A、41Bの他方に載置された他のツール部32を実装部30に装着するように制御する。
以上、第1の実施形態の実装装置1によれば、基板K上に一つの半導体チップtを実装した後であって、次に実装する半導体チップtを保持するまでの間、つまり、実装ポジションCから受渡しポジションBへ移動する途中で、実装部30に装着されたツール部32を冷却台40の2つの載置部41A、41Bのうち一つの載置部に載置させ、他方の載置部に載置しれているツール部32を実装部30に装着させるようにした。
実装部30に装着されているツール部32を載置部41A、41Bに載置するときに、載置部41A、41Bに既に載置されているツール部32は、実装部30の第1の第1の加熱部33による加熱を受けていない。すなわち、実装に必要な高い温度、例えば、300℃程度の加熱を受けていない。したがって、実装部30には、第1の加熱部33による加熱を受けておらず接続部材に影響を生じない充分に低い温度のツール部32が、加熱を受けたツール部32に代えて装着される。そのため、実装部30は、ツール部32を装着したら直ちに次に実装する半導体チップtの受取りを実行することが可能となる。これにより、第1の加熱部33の加熱を受けたツール部32の温度が下がるまでの待ち時間を省くことができるので、次に実装する半導体チップtを迅速に保持することが可能となり、生産性を向上させることができる。
また、実装部30に装着されていて載置部41A、41Bに載置されたツール部32は、第1の加熱部33の加熱を受けて温められている。しかしながら、次の半導体チップtの実装が完了して実装部30に装着されるまで、充分な時間をかけて熱を放出、例えば、載置部41A、41Bへの熱伝達等、させることができる。しかも、ツール部32には、供給ノズル35によって冷却エアーが吹き付けられている。これによっても、冷却を行うことができる。したがって、熱容量が大きい、サイズの大きなツール部32であっても、次の半導体チップtの実装が完了して実装部30に装着されるまでに、接続部材に影響を生じない温度まで確実に冷却することができる。このため、サイズの大きなツール部32を用いる場合であっても、生産性を損ねることなく実装を行なうことができる。
さらに、ツール部32を載置部41A、41Bに載置した後、実装部30を供給ノズル36の上に移動させ、予め設定した時間、或いは、予め設定された温度になるまで、第1の加熱部33に冷却エアーを吹き付けるようにした。冷却エアーが吹き付けられる第1の加熱部33には、ツール部32が装着されていない。このため、第1の加熱部33に冷却エアーを直接当てることができるので、第1の加熱部33の冷却効率を向上させることができる。また、ツール部32が装着されていない分だけ、冷却エアーで冷却する対象物の熱容量が小さくなる。つまり、ツール部32を含まない、第1の加熱部33のみの熱容量となる。これによっても、第1の加熱部33の冷却効率が向上する。これにより、第1の加熱部33を、接続部材に影響を生じない温度まで速やかに冷却することが可能となる。したがって、ツール部32を載置部41A、41Bに載置してから他のツール部32を装着するまでの時間を極力短くすることが可能となり、生産性を向上させることが可能となる。しかも、ツール部32を装着するときには、第1の加熱部33は充分に冷却されていることから、装着されたツール部32の温度が不用意に上がることが防止できる。
また、冷却台40は、複数(2つ)の載置部41A、41Bおよび供給ノズル46を、供給部10と基板載置ステージ部20の配列方向に沿って並べて配置、言い換えれば、実装ポジションCから受渡しポジションBへの実装部30の移動軌跡の直下に位置するように並べて配置した。このため、実装部30に対するツール部32の脱着および第1の加熱部33の冷却のための実装部30の移動が、実装ポジションCから受渡しポジションBへの実装部30の移動軌跡上に集約される。例えば、実装ポジションCから受渡しポジションBへの実装部30の移動方向がY軸方向に沿う方向である場合には、Y軸方向に移動のみに集約することができる。これにより、実装部30の動作が極力単純化され、ツール部32の脱着および第1の加熱部33の冷却のための実装部30の移動を円滑に行うことが可能となり、また、制御が複雑化することを防止することができる。
次に第1の実施形態の変形例について、図8を参照して説明する。変形例では、載置部41A、41Bにそれぞれ第2の加熱部47を設けている点が、上述の第1の実施形態と相違する。したがって、相違する構成について主に説明する。
変形例の冷却台40は、載置部41A、41Bのそれぞれに、第2の加熱部47を備えている。第2の加熱部47は、載置部41A、41Bに載置されたツール部32を、第1の加熱部33の加熱温度(例えば、300℃)よりも低い温度であって、接続部材に影響を生じない温度範囲内で加熱するためのものである。
第2の加熱部47は、平面視において、載置部41A、41Bの凹部43の開口と相似する矩形の環状に形成されている。第2の加熱部47の開口部47aは、ツール部32の吸着保持部32aの外形よりも大きく、本体部32bの外形よりも小さい大きさに形成されている。このような第2の加熱部47は、載置部41A、41Bの凹部43に、上面が載置面42と同じ高さとなるように埋め込まれている。したがって、載置部41A、41Bに載置されたツール部32は、第2の加熱部47の開口部47aに吸着保持部32aを進入させた状態で、本体部32bを第2の加熱部47の上面と載置面42とで支持されることとなる。
このような第2の加熱部47を備えた載置部41A、41Bにツール部32が載置されるとき、制御部50は、第2の加熱部47を予め設定された温度、例えば、50℃に維持するように制御する。すなわち、上述の実施形態で説明したように、供給ノズル45を用いてツール部32を冷却する間も、第2の加熱部47の温度を50℃に維持する。したがって、載置部41A、41Bに載置されたツール部32は、供給ノズル45から噴出される冷却エアーで50℃以下の温度に冷却されたとしても、冷却エアーが停止された後には、第2の加熱部47による加熱によって50℃の温度に温められて維持されることになる。
このように構成することで、上述した実施形態と同様の作用効果に加え、半導体チップtを安定して実装することができるという新たな作用効果が得られる。すなわち、ツール部32を冷却エアーの吹き付けだけで冷却した場合、時間管理で冷却したり温度管理で冷却したりしたとしても、冷却完了時点から実装部30に装着される時点までの時間のバラツキが生じることがある。また、前記の時間が一定であったとしても、その間にツール部32に生じる放熱量にバラツキが生じることもある。このような場合、実装部30に装着されたときのツール部32の温度が、装着される毎に異なることになる。そのため、ツール部32に保持された半導体チップtの温度にも実装毎にバラツキが生じることになる。このことは、第1の加熱部33によって加熱を開始する時点での半導体チップtの温度が、実装毎に異なることを意味する。加熱開始時の温度が異なれば、予め設定された時間だけ加熱された後の半導体チップtの到達温度も異なるものとなる。到達温度が異なれば、接続部材がハンダである場合には溶融具合に相違が生じ、熱硬化性樹脂である場合には硬化具合に相違が生じる。この相違が半導体チップtの接合状態のバラツキの要因となり、安定した実装を妨げるおそれがある。しかしながら、第2の加熱部47によって、載置部41A、41Bに載置されたツール部32を予め設定した温度、例えば、50℃に維持して待機させることで、上述した温度のバラツキを解消することができる。しかも、この温度は、接続部材に影響を生じない温度範囲内の温度である。したがって、この結果として、半導体チップtを安定して実装することができるのである。
なお、上述の第1の実施形態では、冷却台40が2つの載置部41A、41Bを備えるものとして説明した。しかしながら、本発明としては、2つの載置台41A、41Bは必ずしも必要ではなく、1つのみでも良い。以下に、第2の実施の形態(以下、「第2の実施形態」と言う。)について、図9および図10を参照して説明する。図9は、第2の実施形態の一例を示す模式図である。図10は、第2の実施形態の他の例を示す模式図である。
図9に示すように、第2の実施形態においては、冷却台40は、単一の載置部41を備える。この載置部41には、第1の実施形態と同様に、載置面42に開口する凹部43が設けられると共に、この凹部43内には冷却エアーの供給源に接続された、第1の冷却部としての供給ノズル45が配置されている。
このような第2の実施形態において、制御部50は、基板K上に一つの半導体チップtの実装を完了する毎に、以下の動作を実行する。
すなわち、制御部50は、一つの半導体チップtを基板K上に実装し終えると、受渡しポジションBに向けて実装部30の移動を開始させる。また、制御部50は、この移動の開始とともに、通気経路37への冷却エアーの供給を開始し、第1の加熱部33の冷却を開始する。
この後、制御部50は、実装部30が載置部41の上方に到達するタイミングで実装部30を停止させ、実装部30を載置部41に向けて下降させ、実装部30のツール部32を載置部41の載置面42に当接させる。そして、吸引経路36に供給している負圧を遮断してツール部32の保持を解除し、ツール部32を載置部41に載置させる。次いで、実装部30(ツール部32が離脱された実装部30)を所定の高さまで上昇させる。このときの上昇高さは、実装部30の第1の加熱部33が、載置部41に載置されたツール部32から離間する高さであれば良い。したがって、受渡しポジションBに向けて移動する際の高さ位置まで上昇させても良い。
このとき、制御部50は、供給ノズル45から冷却エアーの供給を開始する。例えば、吸引経路36の負圧を遮断したタイミングで開始する。なお、冷却エアーの供給タイミングは、ツール部32の冷却が行えるタイミングであれば良い。したがって、載置部41の載置面42にツール部32が当接したタイミングでも良いし、このタイミングよりも前、或いは、後のタイミングであっても良い。
冷却エアーの供給は、第1の実施形態と同様に、ツール部32が、接続部材に影響を生じない温度、例えば、50℃以下になるまで継続する。冷却を停止させるタイミングは、時間で管理しても良いし、温度検出器を配置し、ツール部32の温度を検出して管理しても良い。
またこの間、第1の加熱部33も通気経路37に供給される冷却エアーで冷却されている。通気経路37の冷却エアーの供給につても、時間管理や温度管理によって停止される。
このようにして、ツール部32の冷却および第1の加熱部33の冷却が完了すると、制御部50は、実装部30を載置部41上のツール部32に向けて下降させ、第1の加熱部33をツール部32に当接させる。この状態で、制御部50は、吸引経路36に負圧を供給する。これにより、ツール部32は実装部30に吸引保持されて装着される。
実装部30にツール部32を装着したならば、制御部50は、実装部30の受渡しポジションBへ向けて移動させ、次に実装する半導体チップtを受け取らせる。
このような第2の実施形態によれば、実装ポジションCから受渡しポジションBへ移動する途中で、実装部30に装着されたツール部32を冷却台40の載置部41に一旦載置し、この状態で、ツール部32と第1の加熱部33を冷却するようにした。つまり、一体で実装に用いられるツール部32と第1の加熱部33をそれぞれ分離し、その状態で、個別に冷却するようにした。
このようにすることにより、ツール部32と第1の加熱部33を一体のままで冷却する場合に比べて、冷却対象物(ツール部32と第1の加熱部33)個々の熱容量を小さくできる。例えば、ツール部32の熱容量と第1の加熱部33の熱容量とが同じであると仮定すれば、両者を一体のままで冷却する場合に比べて熱容量を半分にすることができる。このため、それぞれの冷却に要する時間を著しく削減することが可能となる。
したがって、第2の実施形態においても、ツール部32や第1の加熱部33の温度が下がるまでの待ち時間を短縮することができるので、次に実装する半導体チップtを迅速に保持することが可能となり、生産性を向上させることができる。
次に、第2の実施形態の変形例について、説明する。
この変形例では、図10に示すように、第1の実施形態でも設けていた、冷却エアーを供給する供給ノズル46を冷却台40に設けた。
この変形例においても上述の第2の実施形態と同様の動作を行うが、載置部41に載置したツール部32を冷却する動作中、図10に示すように、実装部30を供給ノズル46の上方の所定の高さ位置に位置付け、供給ノズル46からの冷却エアーで第1の加熱部33の冷却を行う。つまり、第1の加熱部33は、通気経路37からの冷却エアーと供給ノズル46からの冷却エアーとで冷却されることになる。なお、前述の所定の高さ位置は、第1の実施形態と同様に、供給ノズル46からの冷却エアーが第1の加熱部33に良好に到達できる高さ位置である。
このような変形例によれば、第1の加熱部33を冷却する供給ノズル46さらに設けているので、第1の加熱部33をより迅速に冷却することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。例えば、第1の実施形態において、冷却台40に2つの載置部41A、41Bを設けるものとしたが、これに限られるものではなく、載置部は3つ以上設けても良い。要は、実装部30に装着されたツール部32を載置する載置部と、次に実装部30に装着するツール部32を載置する載置部とが、少なくとも1つずつ確保できれば良い。
また、第1の実施形態においては冷却台40の載置部41A、41Bおよび供給ノズル46を、第2の実施形態においては、冷却台40の載置部41および供給ノズル46を、供給部10と基板載置ステージ部20の配列方向に沿って並べて配置するものとした。しかしながら、これに限られるものではなく、供給部10と基板載置ステージ部20の配列方向とは交差する方向、例えば、直交する方向に並べて配置しても良い。
また、上記実施形態において、冷却台40が、第1の冷却部としての供給ノズル45および第2の冷却部としての冷却ノズル46から冷却エアーを噴き出させて、ツール部32および第1の加熱部33を冷却するものとして説明したが、これに限られるものではなく、チラー等の他の冷却手段を用いて冷却するようにしても良い。ただし、ツール部32を接触式の冷却手段で冷却する場合、半導体チップtの保持面以外に接触させて冷却することが好ましい。
また、上記実施形態において、実装部30と基板載置ステージ部20および実装部30と冷却台40とをツール駆動部35によって相対移動させるものとしたが、これに限られるものではなく、基板載置ステージ部20、実装部30、冷却台40にそれぞれ個別に駆動部を設けることで相対移動させるようにしても良い。要は、実装部30が基板載置ステージ部20および冷却台40に対して相対移動できれば、基板載置ステージ部20と冷却台40とは、相対移動可能であっても相対移動不能であってもどちらでも良い。
また、上記第1の実施形態において、第2の加熱部47を予め設定した温度で維持するものとしたが、これに限られるものではなく、例えば、ツール部32を冷却する間はオフするようにしても良い。
また、上記第1の実施形態の構成と第2の実施形態の構成とを組み合わせて用いても良い。例えば、第1の実施形態の変形例として説明した第2の加熱部47を第2の実施形態の載置部41に設けても良い。
また、上記実施形態において、ツール部32や第2の加熱部33を冷却する温度、および、第2の加熱部47の加熱温度を50℃としたが、これに限られるものではなく、接続部材に、溶融や硬化などの影響が生じない温度であれば、他の温度であっても良い。
1 実装装置
10 供給部
11 ウエーハリング
12 ウエーハテーブル
15 移送部
20 基板載置ステージ部
21 ステージ
22 ステージ駆動部
30 実装部
31 本体部
32 ツール部
33 第1の加熱部
34 断熱部材
40 冷却台
41、41A、41B 載置部
42 載置面
43 凹部
45 供給ノズル
46 供給ノズル
47 第2の加熱部
50 制御部
51 記憶部
t 半導体チップ
K 基板

Claims (11)

  1. 電子部品を保持するツール部を着脱自在に装着する実装部と、
    前記実装部に設けられ、前記ツール部を加熱する第1の加熱部と、
    前記ツール部に保持され前記第1の加熱部によって加熱された前記電子部品が実装される基板を載置する基板載置ステージ部と、
    前記ツール部を載置する載置部と前記載置部に載置された前記ツール部を冷却する第1の冷却部と前記載置部に載置された前記ツール部を加熱する第2の加熱部を備えた冷却台と、
    前記実装部と前記基板載置ステージ部および前記実装部と前記冷却台とを相対移動させる駆動部と、
    前記実装部と前記駆動部を制御する制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記実装部が前記基板に前記電子部品を実装した後であって、前記実装部が次の電子部品を保持するまでの間に、前記実装部に装着された前記ツール部を前記冷却台の前記載置部に載置させ、前記第2の加熱部を、前記第1の加熱部の加熱温度よりも低い、予め設定された温度で加熱させるとともに、前記第1の冷却部によって前記載置部に載置された前記ツール部を冷却させ、冷却後の前記ツール部を前記実装部に再び装着させることを特徴とする実装装置。
  2. 前記実装部は、前記第1の加熱部を冷却する加熱部冷却手段を備え、
    前記制御部は、前記実装部に装着された前記ツール部を前記載置部に載置させた後、前記加熱部冷却手段によって前記第1の加熱部を冷却させる
    ことを特徴とする請求項1記載の実装装置。
  3. 前記冷却台は、前記第1の加熱部を冷却する第2の冷却部を備え、
    前記制御部は、前記実装部に装着された前記ツール部を前記載置部に載置させた後、前記第2の冷却部によって前記第1の加熱部を冷却させる
    ことを特徴とする請求項1または2記載の実装装置。
  4. 電子部品を保持するツール部を着脱自在に装着する実装部と、
    前記実装部に設けられ、前記ツール部を加熱する第1の加熱部と、
    前記ツール部に保持され前記第1の加熱部によって加熱された前記電子部品が実装される基板を載置する基板載置ステージ部と、
    前記ツール部を載置する複数の載置部を備えた冷却台と、
    前記実装部と前記基板載置ステージ部および前記実装部と前記冷却台とを相対移動させる駆動部と、
    前記実装部と前記駆動部を制御する制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記実装部が前記基板に前記電子部品を実装した後であって、前記実装部が次の電子部品を保持するまでの間に、前記実装部に装着された前記ツール部を前記冷却台の一つの載置部に載置させ、他の載置部に載置された他のツール部を前記実装部に装着させることを特徴とする実装装置。
  5. 前記冷却台は、前記載置部に載置された前記ツール部を冷却する第1の冷却部を備えることを特徴とする請求項記載の実装装置。
  6. 前記冷却台は、前記実装部を冷却する第2の冷却部を備え、
    前記制御部は、前記実装部に装着された前記ツール部を前記冷却台の一つの載置部に載置させた後、前記第2の冷却部によって前記実装部を冷却し、その後、他の載置部に載置された他のツール部を前記実装部に装着させることを特徴とする請求項または記載の実装装置。
  7. 前記冷却台は、前記載置部に載置された前記ツール部を加熱する第2の加熱部を備え、
    前記制御部は、前記第2の加熱部を、前記第1の加熱部の加熱温度よりも低い、予め設定された温度で加熱することを特徴とする請求項のいずれかに記載の実装装置。
  8. 前記電子部品を供給する供給部をさらに備え、
    前記駆動部は、前記実装部を前記供給部と前記基板載置ステージ部との間で移動させ、
    前記冷却台は、前記供給部と前記基板載置ステージ部との間に配置されることを特徴とする請求項のいずれかに記載の実装装置。
  9. 前記冷却台は、前記複数の載置部を、前記供給部と前記基板載置ステージ部の配列方向に沿って配置して成ることを特徴とする請求項記載の実装装置。
  10. 実装部に着脱自在に装着されたツール部に保持された電子部品を、前記実装部に設けられた第1の加熱部によって加熱し、基板載置ステージ部に載置された基板に実装した後であって、次の電子部品を前記実装部に保持するまでの間に、
    前記ツール部を冷却する冷却台の載置部に前記実装部に装着された前記ツール部を載置し、前記冷却台に備える第2の加熱部を第1の加熱部の加熱温度より低い、予め設定された温度で加熱するとともに、前記冷却台の備える第1の冷却部によって前記載置部に載置された前記ツール部を冷却し、冷却後の前記ツール部を前記実装部に再び装着させることを特徴とする実装方法。
  11. 実装部に着脱自在に装着されたツール部に保持された電子部品を、前記実装部に設けられた第1の加熱部によって加熱し、基板載置ステージ部に載置された基板に実装した後であって、次の電子部品を前記実装部に保持するまでの間に、
    前記ツール部を冷却する冷却台の備える複数の載置部のうちの一つに、前記実装部に装着された前記ツール部を載置し、前記冷却台の他の載置部に予め載置された他のツール部を前記実装部に装着することを特徴とする実装方法。
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