JP7202046B1 - お悔み式典の返礼品処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】受付での香典手渡し・受け取りにより必要最低限の対人儀礼を果たしつつ、式場側・参列者側それぞれにおける返礼品の提供・受け取りの利便性を向上できる。【解決手段】お悔み式典が行われる会場の受付所3に配置され、香典袋6から取り出された紙幣7の投入を受け入れる1次受入口8と、1次受入口8からの紙幣7の投入に応じて、参列者Sに対し参列返礼品29の受取権を保障するための1次発給物10を排出する1次排出口9とを備えた発給機4と、前記会場内又は前記会場外の所定箇所に配置され、1次発給物10の投入を受け入れる2次受入口18と、2次受入口18から受け入れた1次発給物10を、対応する参列返礼品29を取得可能な読取情報26が記録された2次発給物20に引き換える形で2次発給物20を排出する2次排出口19とを備えた引換機5とを有する、お悔み式典の返礼品処理システム。【選択図】図1

Description

本発明は、お悔み式典の返礼品処理システムに関する。
従来、インターネットを介したリモートの葬儀参列システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の図1、要約、段落[0074]、[0075]、[0076]等には、リモートで納棺、通夜、葬式の映像を提供するとともに、香典の受付、及び参列返礼品(香典返し)の送付もリモートで処理可能とする、葬儀参列システムが開示されている。
特開2021-192651号公報
上記従来技術の葬儀参列システムによる香典の受付、及び香典返しは、全てがオンライン上で実行されるため、葬儀という厳粛な儀式に参列する際の対人儀礼として大事な、受付者への「金銭の手渡し」感がなく、結果として「故人への感謝の気持ち」を伝えることができない、という難点がある。
本発明の目的は、実際の式典会場において、受付での香典手渡し・受け取りにより必要最低限の対人儀礼を果たしつつ、式場側・参列者側それぞれにおける返礼品の提供・受け取りの利便性を向上できる、お悔み式典の返礼品処理システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本願発明は、お悔み式典が行われる会場への参列者に対する受付を行う受付所に配置された発給機であって、香典袋から取り出された紙幣の投入を受け入れる1次受入口と、前記1次受入口からの前記紙幣の投入に応じて、対応する前記参列者に対し参列返礼品の受取権を保障するための1次発給物を排出する1次排出口と、を備えた前記発給機と、前記会場内又は前記会場外の所定箇所に配置された引換機であって、前記参列者による前記1次発給物の投入を受け入れる2次受入口と、前記2次受入口から受け入れた前記1次発給物を、対応する前記参列返礼品を前記参列者が取得可能な読取情報が記録された2次発給物に引き換える形で当該2次発給物を排出する2次排出口と、を備えた前記引換機と、を有するお悔み式典の返礼品処理システムであることを特徴としている。
参列者は、香典袋を持って受付にいき、受付において香典と引き換えにまず発給機から発給された例えばコイン等の1次発給物を受け取る。なお、香典袋内の現金紙幣の1次受入口への投入は、金額を確認しつつ受付担当者が行う場合と参列者本人が自ら行う場合との両方があり得る。香典を受付にて直接返礼品現物に引き換えるのではないため、受付自体を迅速に行うことができる。
参列者は、1次発給物を引換機の2次受け入れ口へ投入することで、例えば読み取り情報が記録されたカード等を取得する。例えば、参列者がカードに記録された読み取り情報に対し適宜の読取装置等により読み取りを行うことで、対応する参列返礼品を通信販売で受け取ることができる。
この結果、式場側は返礼品現物を式典会場に用意する必要がないため、在庫管理の労力をなくすことができ、返礼品用の収納スペースを設ける必要もなくなる。返礼品業者側も、各地の式場用に多様な返礼品現物を準備して配送する必要がなくなり、通信販売のみで比較的大規模に製造・配送を一括管理することができるので、効率化及びコストダウンを図れる。特に家族葬等の場合は規模が小さく、返礼品個数が10個~20個程度となり非効率であるため、効率化の効果が大きい。また規模が大きい場合には受付所とは別に返礼品業者による返礼品引換所を設ける場合を想定すると、その業者人件費も削減できる。式典当日ではなくその後の通信販売となるため、返礼品の式典の期日からの賞味期限等を細かく配慮する必要もなくなる。
本発明によれば、受付での香典手渡し・受け取りにより必要最低限の対人儀礼を果たしつつ、式場側・参列者側それぞれにおける返礼品の提供・受け取りの利便性を向上できる。
お悔み式典の返礼品処理システムの概念図である。 発給機の使用方法を説明する概念図である。 第1実施形態に係る発給機の斜視図である。 発給機の機能ブロック図の一例である。 引換機の正面図である。 引換機の機能ブロック図の一例である。 2次発給物の平面図である。 参列返礼品の取得画面の一例を表す図である。 第2実施形態に係る発給機の機能ブロック図の一例である。 第2実施形態に係る引換機の機能ブロック図の一例である。 低額の参列返礼品の取得画面の一例を表す図である。 高額の参列返礼品の取得画面の一例を表す図である。 第3実施形態に係る引換機の正面図である。 第3実施形態に係る引換機の機能ブロック図の一例である。 第4実施形態に係る引換機の正面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態は説明のためのものであり、本発明の技術的範囲を制限するものではない。したがって、当業者であれば下記の各構成要素を均等なものに置換した実施形態を採用することができ、それらについても本発明の技術的範囲に含まれる。また、以下の説明では、本発明の理解を容易にするため、重要でない公知の技術的事項の説明を適宜省略又は簡略化する。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態を図1~図8により説明する。
図1に本発明に係るお悔み式典の返礼品処理システム1の概念図を示す。前記お悔やみ式典としては、例えば葬儀、告別式、通夜等が挙げられる。前記会場としては、例えば斎場や、火葬場等が挙げられる。
お悔み式典の返礼品処理システム1は、発給機4と引換機5とを有する。図1は斎場のロビーの内観を表しており、6つのドア2は、それぞれ焼香等が執り行われる部屋に通じている。各ドア2の前にはそれぞれ、式典の参列者(列席者)の受付を行う受付所3が備えられている。受付所は例えば受付台やカウンター等である。それぞれの受付所3には、発給機4が1台ずつ配置されている。
引換機5は、会場内又は会場外の所定箇所に設置されている。この図では斎場のロビー内において、受付所3からやや離れた柱Hの前に配置されているが、配置する箇所はどこでもよい。引換機5は、斎場外の入口脇等に配置されてもよく、斎場から離れた場所、例えば市役所等に設置されていてもかまわない。引換機5は複数台配置されていてもかまわない。発給機4及び引換機5は、これを製造販売する業者から購入またはレンタルすることにより設置される。
図2に発給機4の使用方法を説明する概念図を示す。お悔み式典に参列するにあたって、参列者Sはまず図2(a)に示すように、受付所3の受付担当者Uに香典袋6を手渡しする。香典袋6を受け取った受付担当者Uは、香典袋6から紙幣7を取り出し、図2(b)に示すように、前記紙幣7を発給機4の1次受入口8に投入する。前記紙幣7の投入に応じて1次排出口9から排出された1次発給物10を、図2(c)に示すように、受付担当者Uは参列者Sに手渡す。なお、1次発給物10の形態は特に限定されないが、この例ではコインが用いられている。1次発給物10の形態は、カードや、札等であってもかまわない。
この図では、発給機4が受付所3の上部に配置されているが、発給機4は、例えば受付所3の下部や背部、あるいは覆いを設けた場所等に配置し、紙幣7の投入は参列者Sから見えないように配置されてもよい。
なお、この図では、感染症対策のため、参列者Sと受付担当者Uとの間に透明なアクリル板11が配置されている。感染症対策の観点から、発給機4がアクリル板11よりも参列者Sに配置され、参列者Sが自分自身で香典袋6から紙幣7を取り出して1次受入口8に投入し、1次発給物10を取得してもかまわない。
図3に発給機4の斜視図を示す。発給機4は1次受入口8と1次排出口9とを備える。1次受入口8は紙幣7の投入を受け入れる。1次排出口9は、1次受入口8からの紙幣7の投入に応じて、対応する参列者Sに対し参列返礼品の受取権を保障するための1次発給物10を排出する。ここでいう参列返礼品とは、香典返しを意味し、限定されるものではないが、例えばお茶、海苔セット、コーヒーセット、ハンドタオル等を指す。
図4に発給機4の機能ブロック図の一例を示す。発給機4は例えば搬送ローラー12と、紙幣識別センサ13と、CPU14と、磁気ヘッド16とを含み、コイン母材100を複数個貯留している。
1次受入口8に投入された紙幣7は、搬送ローラー12により発給機4内部に受け入れられた後、紙幣識別センサ13により、紙幣の種類や枚数が識別される。CPU14は、紙幣識別センサ13の識別結果に応じて、香典袋6内に収納されていた紙幣7の総額を算出する。
磁気ヘッド16は、前記総額に対応する特定の磁気情報をコイン母材100の磁気情報記録部17に記録する。磁気情報が記録されたコイン母材100は、1次発給物10として、1次排出口9に供給され、排出される。なお、特定の磁気情報を記録する方法に限らず、特定の色や、特定の形状の1次発給物10を供給するようにしてもよい。なお、この例では、用意された磁気情報が一種類のみとなっているため、香典の総額がいくらであっても、磁気ヘッド16は同一の磁気情報をコイン母材100に記録する。
図5に引換機5の正面図を示す。引換機5は、2次受入口18と2次排出口19とを備える。参列者Sが、図2(c)で受け取った1次発給物10を2次受入口18に投入すると、1次発給物10と引き換える形で、2次排出口19からカード状の2次発給物20(図示なし)が排出される。
引換機5はこのほか、タッチパネルを内蔵した表示部21と、1次発給物10を間違って投入した際に使用する返却レバー22及び1次発給物10の返却口23を備える。
図6に引換機5の機能ブロック図の一例を示す。引換機5は例えばコイン識別センサ24、CPU30、印刷ヘッド31、搬送ローラー12′を含み、複数枚のカード母材200を貯留している。
2次受入口18から投入された1次発給物10はコイン識別センサ24により識別され、CPU30は前記識別の結果に応じた読取情報を、印刷ヘッド31がカード母材200に印刷するように、制御する。読取情報が印刷されたカード母材200は、2次発給物20として、2次排出口19に供給され、排出される。
図7に2次発給物20の平面図を示す。この例では、2次発給物20はカード形状であり、読取情報26として例えば2次元バーコード情報が印刷されている(=いわゆるチョイスギフトカードとして機能する)。読取情報26をスマートフォン等の端末装置に備えられた公知の読取装置で読み取ると、参列者Sの端末装置に複数の参列返礼品を一覧表示させ、購入決済を可能とする、参列返礼品専門のウェブサイト(ギフトが電子カタログとして一覧表示されたサイト。以下、単に「ギフトサイト」と称する)に接続できるようになっている。
なお、各式典によって喪主側が用意する返礼品は異なることとなるので、読取情報26の読み取りによりギフトサイトにアクセスした際に、そのお悔み式典に固有のIDとパスワードが要求されるようになっていてもよい。前記ID及びパスワードは、2次発給物20の裏面等に印字するか、受付時に別途参列者に渡すようにしてもよい。
読取情報26は、1次発給物10のそれぞれの態様、例えば、1次発給物10に記録された磁気情報、色、形状等に応じた情報が印刷される。どのような読取情報26を何種類用意するかは、喪主側が決定し、あらかじめ、お悔み式典の返礼品処理システム1の管理者(斎場の運営者又はギフトサイトの運営者等)により設定されている。2次発給物20にはこのほか、「GIFTCARD」「ギフトサイト用2次元バーコード」「2次元バーコードをスキャンして使用する」等の文字があらかじめ印刷されている。なお、2次発給物20は、上記のようなサイトへのアクセス機能を持つものであれば必ずしもカード形状に限られず、どのような形状のものであってもかまわない。
図8に参列返礼品29の取得画面の一例を表す図を示す。図8では、参列者Sの端末装置27の表示部28に、読み取った読取情報26に対応する参列返礼品29の取得画面が表示されている。この図では、参列返礼品29として、例えば、2500円のお茶か2000円のお茶のどちらかを選択できるようになっている。参列者Sは、所望の参列返礼品29を選択した後、必要な個人情報等を入力すると、参列返礼品29が参列者Sの自宅等に配送され、これを取得できるようになっている。この時表示される参列返礼品29は1種類でもよいし、3種類以上であってもよい。
<第1実施形態の効果>
本実施形態において、参列者Sは、香典袋6を持って受付所3にいき、受付所3において香典袋6と引き換えにまず発給機4から発給された例えばコイン等の1次発給物10を受け取る。なお、香典袋6内の紙幣7の1次受入口8への投入は、金額を確認しつつ受付担当者Uが行う場合と参列者S本人が自ら行う場合との両方があり得る。本実施形態によれば、香典袋6を受付にて直接参列返礼品現物に引き換えるのではないため、受付自体を迅速に行うことができるとともに、参列返礼品を管理したり手渡したりするための人員を削減できる。
参列者Sは、1次発給物10を引換機5の2次受入口18へ投入することで、例えば読取情報26が記録されたカード等を2次発給物20として取得する。例えば、参列者Sがカードに記録された読み取り情報26に対し適宜の読取装置等により読み取りを行うことで、対応する参列返礼品29を通信販売を介して郵送で受け取ることができる。
この結果、会場側は参列返礼品29の現物を式典会場に用意する必要がないため、数が合わない等の在庫管理の労力をなくすことができ、返礼品用の収納スペースを設ける必要もなくなる。返礼品業者側も、各地の会場用に多様な返礼品現物を準備して配送する必要がなくなり、通信販売のみで比較的大規模に製造・配送を一括管理することができるので、効率化及びコストダウンを図れる。特に家族葬等の場合は規模が小さく、返礼品個数が10個~20個程度となり、参列返礼品29の現物を取り扱うことは非効率であるため、本実施形態によるコスト削減効果が大きいものとなる。また会場の規模が大きい場合には受付所3とは別に返礼品業者による返礼品引換所を設ける場合を想定すると、その業者人件費も削減できる。式典当日ではなくその後の通信販売となるため、返礼品の式典の期日からの賞味期限等を細かく配慮する必要もなくなる。
すなわち、参列者Sが受付所3で香典袋6を手渡しするという儀礼については従来通り維持することで、式典の伝統性や厳粛性を損なうことなく、参列返礼品29の現物を置かないことによる手間や、人員削減によるコストの削減を図ることができる。従来通りの式典についてはもちろん、感染症流行の影響等により、近年増加しつつある、家族葬等の小規模な式典に対して、高いコスト削減効果を発揮する。
また、参列者Sは、式典参列後、自分の所望のタイミングで2次発給物20の読み取りを行い、例えば通販サイトにアクセスすることで、喪主により用意された各種返礼品の中から、自分の好みの商品を自在に選択することができる。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態を図9~図12により説明する。
図9に第2実施形態に係る発給機4′の機能ブロック図の一例を示す。発給機4′において、CPU14′及び磁気ヘッド16′は、算出した紙幣7の総額の大小に応じて、異なる態様の1次発給物10を1次排出口9に供給する。これ以外の構成については図4と同様の構成のため説明を省略する。
この例では、CPU14′の算出した紙幣7の総額が、所定のしきい値を超えない場合には、磁気ヘッド16′は、コイン母材100に低額の参列返礼品に相当する磁気情報を記録し、所定のしきい値を超える場合には、コイン母材100に高額の参列返礼品に相当する磁気情報を記録するように設定されている。低額の参列返礼品に相当する磁気情報が記録されたコイン母材100は、1次発給物10′として1次排出口9から排出される。高額の参列返礼品に相当する磁気情報が記録されたコイン母材100は、1次発給物10″として1次排出口9から排出される。
発給機4′の紙幣識別センサ13は本実施形態における紙幣識別部に相当する。発給機4′のCPU14′は本実施形態における金額算出部に相当し、CPU14′と磁気ヘッド16′とが、本実施形態における1次供給制御部に相当する。
1次発給物10の前記態様としては、前記磁気情報に限られず、1次供給制御部は、例えば、香典の総額に応じて、異なる色や形状の1次発給物10を供給するようにしてもよい。
図10に第2実施形態に係る引換機5aの機能ブロック図の一例を示す。引換機5aの印刷ヘッド31′は、2次受入口18から投入された1次発給物10の態様に応じて、複数種類の読取情報26を、カード母材200に印刷する。例えば、2次受入口18に1次発給物10′が投入された場合、印刷ヘッド31′はカード母材200に低額の参列返礼品の取得画面にアクセス可能な読取情報26を印刷することにより、2次発給物20′を発行する。2次受入口18に1次発給物10″が投入された場合、印刷ヘッド31′はカード母材200に高額の参列返礼品の取得画面にアクセス可能な読取情報26を印刷することにより、2次発給物20″を発行する。このようにして発行された2次発給物20′、20″は、2次排出口19から排出される。
このときCPU30′は、コイン識別センサ24の識別結果に応じて、印刷ヘッド31′がカード母材200に印刷する読取情報を、制御する。
引換機5aの印刷ヘッド31′が、本実施形態における発行部に相当する。
図11に低額の参列返礼品29の取得画面の一例を、図12に高額の参列返礼品29の取得画面の一例を示す。参列者Sが2次発給物20′の読取情報26を読み取った場合、例えば図11に示すような、2000円相当の参列返礼品29の取得画面が表示部28に表示される。参列者Sが2次発給物20″の読取情報26を読み取った場合、例えば図12に示すような、4000円相当の参列返礼品29の取得画面が表示部28に表示される。
なお、図11では、2000円相当の参列返礼品29として、お茶とハンドタオルがそれぞれ2種類ずつ用意され、いずれかを選択可能となっている。図12では、4000円相当の参列返礼品29として、お茶が4種類用意され、いずれかを選択可能となっている。
<第2実施形態の効果>
参列返礼品の現物を手渡す方式の場合、保管スペースは制限されているので、香典の金額の大小に応じて揃えられる参列返礼品の種類にも限りがあるが、複数種類の2次発給物20′、20″を用いた通販方式とすることで、香典の金額に応じた多様な価格帯の返礼品を参列者に提供することができる。
<第3実施形態>
本発明の第3実施形態を図13~14により説明する。
図13に第3実施形態に係る引換機5bの正面図を示す。引換機5bは、2次排出口19の他に、特定種類の参列返礼品の現物を排出可能な2次排出口19′をさらに有する。2次排出口19′はどこに配置されていてもよい。前記特定種類の参列返礼品としては、特に限定されるものではないが、例えばかさばらないものや、消費期限がないもの等が想定される。それ以外の構成については図5と同様のため説明は省略する。
図14に第3実施形態に係る引換機5bの機能ブロック図の一例を示す。引換機5bは、包装済みのハンドタオル29′を複数個収納するハンドタオル収納ボックス33と、ハンドタオル収納ボックス33の底部に併設される、スライド式の開閉シャッター36と、ベルトコンベアー34と、ベルトコンベアー34を駆動するモータ35とをさらに有する。
引換機5bは、例えば、1次発給物10′が投入された場合にはハンドタオル29′が現物の参列返礼品29として2次排出口19′から排出され、1次発給物10″が投入された場合には、2次発給物20″が2次排出口19から排出されるように設定されている。
1次発給物10′が2次受入口18に投入されると、コイン識別センサ24はこれを識別し、CPU30″は、前記識別の結果に対応して、開閉シャッター36を開くとともに、モータ35によりベルトコンベアー34を駆動させる。開閉シャッター36が開くと、ハンドタオル収納ボックス33に収納された複数のハンドタオル29′のうちの1つが、ベルトコンベアー34上に取り出され、2次排出口19′から排出される。1次発給物10″が投入された場合は、CPU30″は、印刷ヘッド31を制御し、カード母材200に高額の参列返礼品に相当する読取情報を印刷させることにより、2次発給物20″が発行される。
引換機5bのハンドタオル収納ボックス33は本実施形態の貯留部に相当する。CPU30″は本実施形態の2次供給制御部に相当する。開閉シャッター36及びベルトコンベアー34が、本実施形態の返礼品取り出し部に相当する。ハンドタオル29′が本実施形態の特定種類の参列返礼品に相当する。
なお、本実施形態における発給機の構成は、先の第2実施形態において図9で示した発給機4′と同様の構成である。図9の紙幣識別センサ13が、前述と同様、本実施形態においても紙幣識別部に相当し、CPU14′が、本実施形態においても金額算出部に相当し、CPU14′と磁気ヘッド16′とが、本実施形態においても1次供給制御部に相当する。
<第3実施形態の効果>
本実施形態によれば、お茶やハンドタオル等、低価格で比較的小体積の参列返礼品については、通信販売とせず例外的に現物提供とすることで参列者S及び受付担当者Uの手間を省くとともに、利便性の向上を図ることができる。
また、本実施形態によれば、例えば香典の総額が高額な参列者に対しては、通販サイトにより参列返礼品を後日取得、香典の総額が低額な参列者に対しては小体積な現物の参列返礼品を引換機5bによりその場で支給、とすることで、さらに融通のきく多様なサービスとすることができる。
<第4実施形態>
本発明の第4実施形態を図15により説明する。
図15に第4実施形態に係る引換機5cの正面図を示す。引換機5cの表示部21には、1次発給物10を現物に引き換えるか、2次発給物20に引き換えるかを参列者Sが選択可能な選択入力部37及び37′を備える。選択入力部37は現物の参列返礼品として、この引換機5cで取得可能なハンドタオル29′の画像が表示される。選択入力部37′には「ギフトサイト用カード」の文字表記が表示されている。この例では選択入力部37、37′はタッチパネルにより選択入力可能となっているが、別途操作ボタン等を設けてもかまわない。
引換機5cは、参列者Sが選択入力部37を選択すると、ハンドタオル29′を2次排出口19′から排出し、参列者Sが選択入力部37′を選択すると、2次発給物20を2次排出口19から排出する。なお、2次発給物20により取得できる参列返礼品は、ハンドタオル29′でもよいし、同金額帯の、別の返礼品であってもよい。
なお、本実施形態における引換機5cの構成は、先の第3実施形態において図14で示した引換機5bと同様の構成である。図14のハンドタオル収納ボックス33が本実施形態においても貯留部に相当する。CPU30″は本実施形態においても2次供給制御部に相当する。開閉シャッター36及びベルトコンベアー34が、本実施形態においても返礼品取り出し部に相当する。
この例では、引換機5cで引き換え可能な現物の参列返礼品として、ハンドタオルのみが用意されているが、例えばお茶とハンドタオル等、複数種類の現物が用意されており、それぞれの現物を参列者Sが選択可能な選択入力部が備えられていても良い。
<第4実施形態の効果>
参列者Sは、参列返礼品の現物をその場で引換機5cから取得するか、2次発給物20により後日、通販により取得するかを自由に選べるので、参列者Sにとっての利便性が高まる。
なお、2次発給物20に印刷された読取情報を読み込んだ際に、必ずしも参列返礼品に交換する必要はなく、アクセス先のギフトサイト等において、対応するポイントを貯めることができるようになっていてもよい。例えば、頻繁にお悔やみ式典に参列する場合、複数の2次発給物20により貯めたポイントを合算して高級な参列返礼品29を取得することができ、選択の幅が広がるとともに何度も返礼品を受取る手間が省かれる。
発給機4と引換機5とは、有線又は無線のネットワークにより、電気的に接続されていてもよい。これにより、例えば、発給機4で排出された1次発給物10の数に応じて、引換機5内のカード母材や、現物の参列返礼品の補充をスムーズに行うことができる。
お悔やみ式典の会場が火葬場である場合、発給機4は例えば火葬場の受付等に配置され、引換機5は火葬場の内部もしくは外部の所定箇所に配置される。
上述の例では、引換機5は、ギフトサイトのURL情報等が表示された読取情報26を2次発給物20に印刷しているが、引換機5は、読取情報26のみを、参列者Sに引き換える形としてもかまわない。例えば、引換機5の表示部21に、読取情報26を2次元バーコード情報等として表示させ、参列者Sが端末装置27によりこれを読み取る等の手法としてもよい。
第2実施形態と、第3実施形態と、第4実施形態とを適宜組み合わせ、例えば、香典の総額が多い参列者Sは、引換機により、2次発給物20と現物の参列返礼品29との両方を取得できるようにしたり、複数の現物の参列返礼品29を取得できるようになっていてもよい。
本発明は、お悔やみ式典の参列返礼品を想定して考案したものであるが、本発明を、例えば、結婚式等の式典に適用することもできる。その場合、お悔やみ式典は婚礼式典に、会場は結婚式会場に、香典袋はご祝儀袋に、列席者の返礼品は引き出物に、読み替えることができる。この場合、引き出物は、前述の返礼品と同様、ギフトサイトにアクセスして選ぶことができる。この場合も、結婚式場は引き出物の食器、菓子等の現物を保管せずに、手渡しするためのコストや手間を低減でき、列席者は重たい引き出物又は引き出物のカタログ冊子を持ち帰る手間を要しないという利点を有する。
なお、以上の説明において、外観上の寸法や大きさが「同一」「等しい」「異なる」等の記載がある場合は、当該記載は厳密な意味ではない。すなわち、それら「同一」「等しい」「異なる」とは、設計上、製造上の公差、誤差が許容され、「実質的に同一」「実質的に等しい」「実質的に異なる」という意味である。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1 お悔み式典の返礼品処理システム
2 ドア
3 受付所
4 発給機
5 引換機
6 香典袋
7 紙幣
8 1次受入口
9 1次排出口
10 1次発給物
11 アクリル板
12 搬送ローラー
13 紙幣識別センサ
14 CPU(発給機4)
16 磁気ヘッド
17 磁気情報記録部
18 2次受入口
19 2次排出口
20 2次発給物
21 表示部(引換機)
22 返却レバー
23 返却口
24 コイン識別センサ
26 読取情報
27 端末装置
28 表示部(端末装置)
29 参列返礼品
30 CPU(引換機)
31 印刷ヘッド
32 返礼品取り出し部
33 ハンドタオル収納ボックス
34 ベルトコンベアー
35 モータ
36 開閉シャッター
37 選択入力部
100 コイン母材
200 カード母材

Claims (4)

  1. お悔み式典が行われる会場への参列者に対する受付を行う受付所に配置された発給機であって、香典袋から取り出された紙幣の投入を受け入れる1次受入口と、前記1次受入口からの前記紙幣の投入に応じて、対応する前記参列者に対し参列返礼品の受取権を保障するための1次発給物を排出する1次排出口と、を備えた前記発給機と、
    前記会場内又は前記会場外の所定箇所に配置された引換機であって、前記参列者による前記1次発給物の投入を受け入れる2次受入口と、前記2次受入口から受け入れた前記1次発給物を、対応する前記参列返礼品を前記参列者が取得可能な読取情報が記録された2次発給物に引き換える形で当該2次発給物を排出するか、若しくは、特定種類の前記参列返礼品を排出する、2次排出口と、を備えた前記引換機と、
    を有し、
    前記引換機は、
    前記特定種類の前記参列返礼品を複数個貯留する貯留部と、
    前記貯留部内の前記特定種類の参列返礼品を1つずつ取り出す返礼品取り出し部と、
    前記返礼品取り出し部により取り出された前記特定種類の参列返礼品、若しくは、前記2次発給物、のいずれかを選択的に前記2次排出口へ供給する2次供給制御部と、
    をさらに有し、
    前記2次排出口は、
    前記2次供給制御部により供給された特定種類の参列返礼品若しくは前記2次発給物を排出する
    ことを特徴とする、お悔み式典の返礼品処理システム。
  2. 請求項1記載のお悔み式典の返礼品処理システムにおいて、
    前記引換機は、
    前記特定種類の参列返礼品若しくは前記2次発給物のいずれかを前記参列者が選択可能な選択入力部をさらに有し、
    前記引換機の前記2次供給制御部は、
    前記選択入力部での選択結果に応じて、前記特定種類の参列返礼品若しくは前記2次発給物のいずれかを前記2次排出口へ供給する、
    ことを特徴とするお悔み式典の返礼品処理システム。
  3. 請求項1記載のお悔み式典の返礼品処理システムにおいて、
    前記発給機は、
    前記1次受入口から受け入れられる紙幣種類を識別する紙幣識別部と、
    前記識別部での識別結果に応じて、前記香典袋内に収納されていた前記紙幣の総額を算出する金額算出部と、
    前記金額算出部で算出された前記総額の大小に応じて、互いに異なる複数態様の前記1次発給物を前記1次排出口へ供給する1次供給制御部と、
    をさらに有し、
    前記1次排出口は、
    前記1次供給制御部により供給された1つの前記1次発給物を排出し、
    前記引換機の前記2次供給制御部は、
    前記2次受入口から投入された前記1次発給物の態様に応じて、前記特定種類の参列返礼品若しくは前記2次発給物のいずれかを前記2次排出口へ供給する、
    ことを特徴とするお悔み式典の返礼品処理システム。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載のお悔み式典の返礼品処理システムにおいて、
    前記2次発給物は、
    前記読取情報として、読取装置により読み取られることで前記参列者の端末において複数の前記参列返礼品を一覧表示させてかつ購入決済を可能とする、バーコードが形成されている
    ことを特徴とするお悔み式典の返礼品処理システム。
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