JP7201163B2 - スロットル操作装置 - Google Patents

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Description

本発明は、操作ケーブルを介してエンジンのスロットルを操作することにより当該エンジンの回転数を制御するためのスロットル操作装置に関するものである。
刈払機は、搬送可能なエンジンを駆動源として回転刃を回転させ、雑草や樹木を切断するよう構成されており、作業者が把持する部位には、通常、エンジンの回転数を操作し得るスロットル操作装置が取り付けられている。従来のスロットル操作装置は、例えば特許文献1にて開示されているように、操作ケーブルを引っ張り操作してエンジンのスロットルを操作して回転数を制御するメインレバーと、メインレバーの操作範囲を規制するコントロールレバーとを具備しており、これらメインレバーとコントロールレバーとの間にはリンク部材が取り付けられていた。
特開2014-34901号公報
上記従来のスロットル操作装置においては、メインレバーとコントロールレバーとの間にリンク部材が介装されており、当該リンク部材を介して操作が行われるため、構成が複雑となり、メンテナンス作業が煩雑になってしまうという不具合がある。特に、刈払機等に適用した場合、エンジンと共に搬送して使用されるので、振動や衝撃が付与されることが多く、さらには切断した雑草や樹木等の粉塵が飛散した環境下での使用が多いため、簡単な構成のスロットル操作装置が求められている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、リンク部材を使用しない簡単な構成のスロットル操作装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、操作ケーブルを介してエンジンのスロットルを操作することにより当該エンジンの回転数を制御するためのスロットル操作装置において、操作者の操作によって所定の揺動軸を中心に揺動操作可能なメインレバーと、前記メインレバーの揺動に伴って所定の揺動軸を中心に揺動可能なサブレバーと、前記メインレバー及びサブレバーの間に介在して当該メインレバーに対する操作力を前記サブレバーに伝達し得る付勢手段と、前記操作ケーブルの先端部が取り付けられるとともに、前記サブレバーの揺動力が伝達されて所定の揺動軸を中心に揺動して前記操作ケーブルを引っ張り操作し、前記エンジンのスロットルを操作可能なアーム部材と、操作者の操作によって所定の揺動軸を中心に揺動操作可能な調整部と、前記アーム部材と当接して更なる揺動を規制し得るとともに、前記調整部の揺動に伴って揺動して前記アーム部材との当接位置を変更可能とされたストッパ部材とを備え、且つ、前記メインレバーの揺動操作の過程において、前記アーム部材が前記ストッパ部材に当接する位置まで揺動し、前記操作ケーブルの引っ張り操作が制限された後、さらなる揺動操作により前記付勢手段にて付勢力を生じさせ、当該付勢力に抗して前記メインレバーが揺動してオーバーストロークすることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のスロットル操作装置において、前記調整部は、揺動操作可能な調整レバーから成ることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載のスロットル操作装置において、前記メインレバーとサブレバーは、共通の揺動軸を中心として揺動可能とされ、且つ、前記付勢手段は、当該共通の揺動軸に取り付けられるとともに、一端が前記メインレバー及び他端が前記サブレバーにそれぞれ係止された捩りコイルバネから成ることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1~3の何れか1つに記載のスロットル操作装置において、前記サブレバー、付勢手段、アーム部材及びストッパ部材を収容するケース部材を具備するとともに、当該ケース部材は、前記調整部と干渉して操作範囲を規制する規制部が形成されたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、操作者の操作によって所定の揺動軸を中心に揺動操作可能なメインレバーと、メインレバーの揺動に伴って所定の揺動軸を中心に揺動可能なサブレバーと、メインレバー及びサブレバーの間に介在して当該メインレバーに対する操作力をサブレバーに伝達し得る付勢手段と、操作ケーブルの先端部が取り付けられるとともに、サブレバーの揺動力が伝達されて所定の揺動軸を中心に揺動して操作ケーブルを引っ張り操作し、エンジンのスロットルを操作可能なアーム部材と、操作者の操作によって所定の揺動軸を中心に揺動操作可能な調整部と、アーム部材と当接して更なる揺動を規制し得るとともに、調整部の揺動に伴って揺動してアーム部材との当接位置を変更可能とされたストッパ部材とを具備したので、リンク部材を使用しない簡単な構成とすることができる。
請求項2の発明によれば、調整部は、揺動操作可能な調整レバーから成るので、円滑な操作を行わせることができる。
請求項3の発明によれば、メインレバーとサブレバーは、共通の揺動軸を中心として揺動可能とされ、且つ、付勢手段は、当該共通の揺動軸に取り付けられるとともに、一端がメインレバー及び他端がサブレバーにそれぞれ係止された捩りコイルバネから成るので、構成をより簡素化できるとともに小型化を図ることができる。
請求項4の発明によれば、サブレバー、付勢手段、アーム部材及びストッパ部材を収容するケース部材を具備するとともに、当該ケース部材は、調整部と干渉して操作範囲を規制する規制部が形成されたので、調整部の適切な操作を容易且つ確実に行わせることができる。
本発明の実施形態に係るスロットル操作装置の正面側を示す斜視図 同スロットル操作装置の背面側を示す斜視図 同スロットル操作装置を示す正面図 同スロットル操作装置を示す背面図 図3におけるV-V線断面図 図4におけるVI-VI線断面図 同スロットル操作装置の一方のケース部材を取り外して内部構成を示す正面図 同スロットル操作装置の一方のケース部材を取り外して内部構成を示す斜視図 同スロットル操作装置におけるメインレバーを示す3面図 同メインレバーを示す斜視図 同スロットル操作装置におけるサブレバーを示す3面図 同サブレバーを示す斜視図 同スロットル操作装置におけるアーム部材を示す3面図 同アーム部材を示す斜視図 同スロットル操作装置におけるストッパ部材を示す3面図 同ストッパ部材を示す斜視図 同スロットル操作装置における調整レバー(調整部)を示す3面図 同調整レバー(調整部)を示す斜視図 同スロットル操作装置におけるメインレバーを揺動操作した状態を示す正面図 同スロットル操作装置におけるメインレバーをオーバーストロークさせた状態を示す正面図 同スロットル操作装置における調整レバー(調整部)を揺動操作してストッパ部材を揺動させた状態を示す正面図 同スロットル操作装置における調整レバー(調整部)を揺動操作した後、メインレバーを揺動操作した状態を示す正面図 同スロットル操作装置が適用される刈払機を示す模式図
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
本実施形態に係るスロットル操作装置は、図23に示すように、エンジンE及び回転刃Yを有した刈払機に適用されたもので、エンジンEから回転刃Yまで延設されてシャフトを内在する筐体部材Bに取り付けられている。本スロットル操作装置1とエンジンEとの間には、操作ケーブルWが介在しており、操作ケーブルWを介してエンジンEのスロットルを操作することにより、当該エンジンEの回転数を制御し得るよう構成されている。
かかるスロットル操作装置1は、図1~8に示すように、ケース部材Cと、揺動軸L1を中心に揺動操作可能なメインレバー2と、揺動軸L1を中心に揺動可能なサブレバー3と、捩りコイルバネ4(付勢手段)と、揺動軸L2を中心に揺動可能なアーム部材5と、揺動軸L3を中心に揺動可能なストッパ部材6と、揺動軸L3を中心に揺動操作可能な調整レバー8(調整部)と、スライド操作可能なスイッチ部9とを有して構成されている。
ケース部材Cは、その内部空間に、サブレバー3、捩りコイルバネ4、アーム部材5及びストッパ部材6を収容した筐体から成り、刈払機における筐体部材Bの所定位置に固定可能とされている。かかるケース部材Cは、その上部にオン・オフ操作のためのスイッチ部9が配設されるとともに、背面側(図2、4参照)に調整レバー8が揺動操作可能に取り付けられている。なお、スイッチ部9から配線Hが延設されており、エンジンEと電気的に連結されるようになっている。
メインレバー2は、操作者の操作によって揺動可能な揺動部材から成り、図9、10に示すように、揺動操作の際に操作者が把持し得る握り部2aと、揺動軸L1を挿通する挿通孔h1が形成された基端部2bと、基端部2bの外周縁に沿って突出形成された干渉部2cと、捩りコイルバネ4の一端4aを係止可能な切欠き部2dとを有して構成されている。かかるメインレバー2は、ケース部材Cに組み付けられた状態において、サブレバー3と共通の揺動軸L1が挿通孔h1に挿通されており、当該揺動軸L1を中心に揺動操作可能とされている。
サブレバー3は、メインレバー2の揺動に伴って揺動可能な揺動部材から成り、図11、12に示すように、アーム部材5の当接部5aと当接可能な当接部3aと、揺動軸L1を挿通する挿通孔h2が形成された基端部3bと、基端部3bの外周縁に突出形成された突出部3cと、捩りコイルバネ4の他端4bを係止可能な切欠き部3dとを有して構成されている。かかるサブレバー3は、ケース部材Cに組み付けられた状態において、メインレバー2と共通の揺動軸L1が挿通孔h2に挿通されており、当該揺動軸L1を中心に揺動可能とされている。
メインレバー2の基端部2bとサブレバー3の基端部3bは、それぞれ円筒状に形成されており、これら基端部2b、3bを同心円状に組み付けると、内部に捩りコイルバネ4を収容可能な収容空間が形成されるとともに、挿通孔h1、h2に揺動軸L1を挿通可能な状態とされる。これにより、揺動軸L1を挿通孔h1、h2に亘って挿通することにより、メインレバー2及びサブレバー3の共通の揺動軸とすることができるのである。
捩りコイルバネ4は、図5に示すように、メインレバー2の基端部2bとサブレバー3の基端部3bを組み付けた状態で形成された収容空間に収容され、そのコイル部(巻き部)がメインレバー2とサブレバー3の共通の揺動軸L1に取り付けられるとともに、一端4aがメインレバー2の切欠き部2dに係止され、他端4bがサブレバー3の切欠き部3dに係止されている。これにより、捩りコイルバネ4は、メインレバー2及びサブレバー3の間に介在して当該メインレバー2に対する操作力をサブレバー3に伝達し得るようになっている。
すなわち、メインレバー2の握り部2aを握って揺動軸L1を中心に揺動操作すると、捩りコイルバネ4を介してサブレバー3に操作力が伝わり、当該サブレバー3がメインレバー2と共に揺動軸L1を中心に揺動するのである。また、メインレバー2が反対方向(初期位置に向かう方向)に揺動する際、干渉部2cがサブレバー3の突出部3cに干渉し、メインレバー2と共にサブレバー3が初期位置に向かう方向に揺動するようになっている。
アーム部材5は、操作ケーブルWの先端部Waが取り付けられるとともに、サブレバー3の揺動力が伝達されて所定の揺動軸L2を中心に揺動して操作ケーブルWを引っ張り操作し、エンジンEのスロットルを操作可能なもので、図13、14に示すように、サブレバー3の当接部3aと当接可能な当接部5aと、揺動軸L2を挿通する挿通孔h3が形成された基端部5bと、操作ケーブルWの先端部Waを取付可能な取付凹部5cと、ストッパ部材6の当接部6aと当接可能な被当接部5dとを有して構成されている。かかるアーム部材5は、ケース部材Cに組み付けられた状態において、挿通孔h3に揺動軸L2が挿通されており、当該揺動軸L2を中心に揺動可能とされている。
また、アーム部材5は、その基端部5bに捩りコイルバネ7(図8)が取り付けられており、その捩りコイルバネ7の一端7aがケース部材Cに係止されるとともに、他端7bが基端部5bに係止されている。これにより、アーム部材5は、その当接部5aがサブレバー3の当接部3aを押圧する方向に付勢されており、メインレバー2に対する操作力が緩むと、サブレバー3及びメインレバー2を初期位置に戻し得るようになっている。
ストッパ部材6は、アーム部材5と当接して更なる揺動を規制し得るとともに、調整レバー8の揺動に伴って揺動してアーム部材5との当接位置を変更可能とされたもので、図15、16に示すように、アーム部5の当接部5aと当接可能な当接部6aと、揺動軸L3を挿通する挿通孔h4が形成された基端部6bと、ケース部材Cに組み付けられた状態で調整レバー8側に突出形成された凸部6cと、ストッパ部材6の周方向に突出形成された突出部6dとを有して構成されている。
調整レバー8は、操作者の操作によって揺動操作可能な揺動部材から成り、図17、18に示すように、操作者が手で摘まんで操作可能な操作部8cと、ストッパ部材6の凸部6cの外輪郭形状に倣った開口とされて当該凸部6cを嵌合する嵌合孔h5が形成された基端部8bと、調整レバー8の揺動操作時にケース部材Cに形成された規制部Ca、Cb(図2、4参照)に干渉し得る干渉部8aとを有して構成されている。
かかる調整レバー8及びストッパ部材6は、図6に示すように、ケース部材Cを挟んで取り付けられ、調整レバー8の基端部8bに形成された嵌合孔h5にストッパ部材6の凸部6cを嵌合させることにより一体化されている。そして、嵌合孔h5に嵌合した状態の凸部6cの挿通孔h4に対し、ボルトから成る揺動軸L3を挿通して組み付けることにより、調整レバー8及びストッパ部材6が一体として揺動軸L3を中心に揺動可能とされている。
さらに、調整レバー8の基端部8bには、板バネMが取り付けられており、当該基端部8bがケース部材Cに常時付勢されるようになっている。これにより、調整レバー8を任意に揺動操作した後、操作力を緩めると、板バネMの付勢力によって調整レバー8がケース部材Cに対して固定された状態となり、揺動位置が保持されるよう構成されている。なお、板バネMに代えて、他の付勢部材としてもよく、或いは揺動位置を保持し得る他の構成(セレーション等)としてもよい。
また、調整レバー8は、図4に示すように、揺動軸L3を中心として第1の位置a1と第2の位置a2との間で揺動し得るよう構成されており、規制部Ca及び規制部Cbが形成された範囲内にて操作が可能とされている。すなわち、調整レバー8が第1の位置a1にあるとき、第2の位置a2とは反対の方向に揺動操作しようとすると、干渉部8aが規制部Cbに干渉して規制されるとともに、調整レバー8が第2の位置a2にあるとき、第1の位置a1とは反対の方向に揺動操作しようとすると、干渉部8aが規制部Caに干渉されて規制されるよう構成されているのである。
一方、ケース部材Cにおけるストッパ部材6の基端部6d近傍には、規制部P1及びP2(図7)が形成されており、調整レバー8が第1の位置a1まで揺動されると、突出部6dが規制部P1に干渉して、同方向に対する更なる揺動が規制されるとともに、調整レバー8が第2の位置a2まで揺動されると、突出部6dが規制部P2に干渉して、同方向に対する更なる揺動が規制されるようになっている。
しかして、図19に示すように、メインレバー2を揺動操作すると、その操作力が捩りコイルバネ4を介してサブレバー3に伝わり、当該サブレバー3がメインレバー2と共に揺動軸L1を中心に揺動するとともに、サブレバー3の揺動によって当接部3aがアーム部材5の当接部5aを押圧し、当該アーム部材5が揺動軸L2を中心に揺動することとなる。そして、アーム部材5は、揺動の過程で操作ケーブルWを引っ張り操作し、エンジンEのスロットルを操作してエンジン回転数が高くなるよう制御する。その後、アーム部材5は、その被当接部5dがストッパ部材6の当接部6aに当接すると、更なる揺動が規制されるので、操作ワイヤWの更なる引っ張り操作も制限されることとなる。
そこから更にメインレバー2を揺動操作すると、図20に示すように、ストッパ部材6にて揺動が規制されたアーム部材5及びサブレバー3の停止状態が保持されるとともに、メインレバー2は、捩りコイルバネ4を捩りつつオーバーストロークして最大の揺動位置(図20で示す位置)まで揺動可能とされる。すなわち、メインレバー2の揺動操作の過程において、アーム部材5がストッパ部材6に当接する位置まで揺動すると、操作ワイヤWの引っ張り操作が制限されるとともに、その後の揺動操作においては、捩りコイルバネ4を捩って付勢力を生じさせ、当該付勢力に抗してメインレバー2が揺動(オーバーストローク)することとなる。
一方、調整レバー8を第1の位置a1から第2の位置a2まで揺動操作すると、図21に示すように、ストッパ部材6が調整レバー8と一体的に揺動するので、アーム部材5に対する当接位置が異なることとなる。この状態で、メインレバー2を揺動操作すると、図22に示すように、サブレバー3及びアーム部材5が揺動して操作ケーブルWを引っ張り操作し、エンジンEのスロットルを操作してエンジン回転数が高くなるよう制御する。その後、アーム部材5は、その被当接部5dがストッパ部材6の当接部6aに当接すると、更なる揺動が規制されるので、操作ワイヤWの更なる引っ張り操作も制限されることとなる。
このとき、調整レバー8の揺動操作によってアーム部材5のストッパ部材6に対する当接位置が異なっているので、メインレバー2の揺動操作の過程において、より大きな揺動範囲でアーム部材5を揺動させることができ、操作ワイヤWの引っ張り操作量をより大きくすることができる。また、調整レバー8及びストッパ部材6の揺動位置は、板バネMの付勢力によって保持されるため、メインレバー2の操作力を一旦緩めて初期位置とした後、再びメインレバー2を揺動操作する場合、ストッパ部材6に対するアーム部材5の当接位置が保持されている。さらに、メインレバー2を揺動操作した状態において、調整レバー2を揺動操作することにより、メインレバー2の位置を一定としつつアーム部材5を揺動させることができ、操作ワイヤWの引っ張り操作量を調整することができる。
本実施形態によれば、操作者の操作によって所定の揺動軸L1を中心に揺動操作可能なメインレバー2と、メインレバー2の揺動に伴って所定の揺動軸L1を中心に揺動可能なサブレバー3と、メインレバー2及びサブレバー3の間に介在して当該メインレバー2に対する操作力をサブレバー3に伝達し得る捩りコイルバネ4(付勢手段)と、操作ケーブルWの先端部Waが取り付けられるとともに、サブレバー3の揺動力が伝達されて所定の揺動軸L2を中心に揺動して操作ケーブルWを引っ張り操作し、エンジンEのスロットルを操作可能なアーム部材5と、操作者の操作によって所定の揺動軸L3を中心に揺動操作可能な調整レバー8と、アーム部材5と当接して更なる揺動を規制し得るとともに、調整レバー8の揺動に伴って揺動してアーム部材5との当接位置を変更可能とされたストッパ部材6とを具備したので、リンク部材を使用しない簡単な構成のスロットル操作装置1とすることができる。特に、調整部は、揺動操作可能な調整レバー8から成るので、円滑な操作を行わせることができる。
また、本実施形態に係るメインレバー2とサブレバー3は、共通の揺動軸L1を中心として揺動可能とされ、且つ、付勢手段は、当該共通の揺動軸L1に取り付けられるとともに、一端4aがメインレバー2及び他端4bがサブレバー3にそれぞれ係止された捩りコイルバネ4から成るので、構成をより簡素化できるとともに小型化を図ることができる。さらに、サブレバー3、捩りコイルバネ4(付勢手段)、アーム部材5及びストッパ部材6を収容するケース部材Cを具備するとともに、当該ケース部材Cは、調整レバー8と干渉して操作範囲を規制する規制部Ca、Cbが形成されたので、調整レバー8の適切な操作を容易且つ確実に行わせることができる。
以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば捩りコイルバネ4を他の付勢手段(板バネやコイルバネ等)に代えたものとしてもよく、メインレバー2の揺動軸とサブレバー3の揺動軸を別個として、それぞれ独立に揺動させるものとしてもよい。また、本実施形態においては、刈払機に適用されているが、エンジンのスロットルを操作ケーブルを介して行う他の装置や乗り物等に適用してもよい。なお、調整レバー8は、レバーに限らず、例えばダイヤル等、他の形態の操作手段であってもよい。また、本実施形態においては、エンジンを背負うタイプの刈払機に適用されているが、エンジン一体のタイプ等、他のタイプの刈払機に適用してもよい。
操作者の操作によって所定の揺動軸を中心に揺動操作可能なメインレバーと、メインレバーの揺動に伴って所定の揺動軸を中心に揺動可能なサブレバーと、メインレバー及びサブレバーの間に介在して当該メインレバーに対する操作力をサブレバーに伝達し得る付勢手段と、操作ケーブルの先端部が取り付けられるとともに、サブレバーの揺動力が伝達されて所定の揺動軸を中心に揺動して操作ケーブルを引っ張り操作し、エンジンのスロットルを操作可能なアーム部材と、操作者の操作によって所定の揺動軸を中心に揺動操作可能な調整部と、アーム部材と当接して更なる揺動を規制し得るとともに、調整部の揺動に伴って揺動してアーム部材との当接位置を変更可能とされたストッパ部材とを備え、且つ、メインレバーの揺動操作の過程において、アーム部材がストッパ部材に当接する位置まで揺動し、操作ケーブルの引っ張り操作が制限された後、さらなる揺動操作により付勢手段にて付勢力を生じさせ、当該付勢力に抗してメインレバーが揺動してオーバーストロークするスロットル操作装置であれば、外観形状が異なるもの或いは他の機能が付加されたもの等にも適用することができる。
1 スロットル操作装置
2 メインレバー
2a 握り部
2b 基端部
2c 干渉部
2d 切欠き部
3 サブレバー
3a 当接部
3b 基端部
3c 突出部
3d 切欠き部
4 捩りコイルバネ(付勢手段)
5 アーム部材
5a 当接部
5b 基端部
5c 取付凹部
5d 被当接部
6 ストッパ部材
6a 当接部
6b 基端部
6c 凸部
6d 突出部
7 捩りコイルバネ
8 調整レバー(調整部)
8a 干渉部
8b 基端部
8c 操作部
9 スイッチ部
C ケース部材
Ca、Cb 規制部
L1、L2、L3 揺動軸
M 板バネ
B 筐体部材
W 操作ケーブル
Wa 先端部

Claims (4)

  1. 操作ケーブルを介してエンジンのスロットルを操作することにより当該エンジンの回転数を制御するためのスロットル操作装置において、
    操作者の操作によって所定の揺動軸を中心に揺動操作可能なメインレバーと、
    前記メインレバーの揺動に伴って所定の揺動軸を中心に揺動可能なサブレバーと、
    前記メインレバー及びサブレバーの間に介在して当該メインレバーに対する操作力を前記サブレバーに伝達し得る付勢手段と、
    前記操作ケーブルの先端部が取り付けられるとともに、前記サブレバーの揺動力が伝達されて所定の揺動軸を中心に揺動して前記操作ケーブルを引っ張り操作し、前記エンジンのスロットルを操作可能なアーム部材と、
    操作者の操作によって所定の揺動軸を中心に揺動操作可能な調整部と、
    前記アーム部材と当接して更なる揺動を規制し得るとともに、前記調整部の揺動に伴って揺動して前記アーム部材との当接位置を変更可能とされたストッパ部材と、
    を備え、且つ、前記メインレバーの揺動操作の過程において、前記アーム部材が前記ストッパ部材に当接する位置まで揺動し、前記操作ケーブルの引っ張り操作が制限された後、さらなる揺動操作により前記付勢手段にて付勢力を生じさせ、当該付勢力に抗して前記メインレバーが揺動してオーバーストロークすることを特徴とするスロットル操作装置。
  2. 前記調整部は、揺動操作可能な調整レバーから成ることを特徴とする請求項1記載のスロットル操作装置。
  3. 前記メインレバーとサブレバーは、共通の揺動軸を中心として揺動可能とされ、且つ、前記付勢手段は、当該共通の揺動軸に取り付けられるとともに、一端が前記メインレバー及び他端が前記サブレバーにそれぞれ係止された捩りコイルバネから成ることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のスロットル操作装置。
  4. 前記サブレバー、付勢手段、アーム部材及びストッパ部材を収容するケース部材を具備するとともに、当該ケース部材は、前記調整部と干渉して操作範囲を規制する規制部が形成されたことを特徴とする請求項1~3の何れか1つに記載のスロットル操作装置。
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