JP7200330B2 - 仕切り壁の設置方法および構造物の構築方法 - Google Patents

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本発明は、仕切り壁、支柱、仕切り壁の設置方法、仕切り壁を備える構造物およびこの構造物の構築方法に関するものである。
従来、図7に示すような低レベル放射性廃棄物処分施設が知られている。この施設1は、鉄筋コンクリートからなる仕切り壁2に囲まれたセルと呼ばれる格子状の小部屋(セル3)を多数有している。各セル3には低レベル放射性廃棄物を格納したドラム缶などが一個ずつ定置され、各セル3の上面は図示しない天蓋で塞がれる。各セル3の上方開口寸法は、空間線量を抑制するために数m四方(例えば6m四方)に計画されることがある。この場合、セル3を区画するための仕切り壁2が相当数必要となっている。仕切り壁2としては、例えば特許文献1に記載の構造が知られている。
この施設1を建設する場合、従来は図8(1)に示すように、地盤G上にコンクリート製の底版4を施工して、この周囲に外壁5を先行構築した後、図8(2)に示すように、底版4の上面に多数の仕切り壁2を現場打ちコンクリートで施工していた。この場合、仕切り壁2の施工位置には底版4から鉛直上方に延びる鉄筋が多数本配筋されるため、他セルへの作業員の移動に大きな支障が生じていた。また、上述したように仕切り壁2を数m四方に近接配置する場合には、狭隘な空間での鉄筋・型枠組立などの作業となっていた。このように仕切り壁2の工程は手間と時間が掛かり、全体工期の中で非常に大きな割合を占めていた。全体工期を短縮し施工コストを低減するため、仕切り壁に掛かる現場作業を省力化し、仕切り壁の工程を短縮することが求められていた。
一方、橋梁の床版などにおいて、床版コンクリート同士を連結するために使用されるループ継手が知られている(例えば、特許文献2、3を参照)。図9に示すように、このループ継手6は互いに突き合わせ配置した床版コンクリート7中に配筋された上下の軸方向鉄筋8から突出して、床版コンクリート7の厚さ方向D(荷重作用方向)に直角な水平軸回りに半円弧状に湾曲した湾曲部分6aを有している。床版コンクリート7同士の連結は、双方の湾曲部分6aを重ね合わせて配置するとともに、これを埋設する態様でコンクリート9を打設することで行われる。
特開2009-293347号公報 特許第3507423号公報 特許第4006481号公報
上述したように、近接配置した仕切り壁を多数備える構造物の施工において、仕切り壁に掛かる現場作業を省力化し、仕切り壁の工程を短縮することのできる技術が求められていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、仕切り壁を多数備える構造物の施工において、現場作業を省力化し、工程を短縮することのできる仕切り壁、支柱、仕切り壁の設置方法、仕切り壁を備える構造物およびこの構造物の構築方法を提供することを目的とする。
上記した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る仕切り壁は、プレキャストの壁体からなる仕切り壁であって、壁体の側端面から突出したループ継手を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る他の仕切り壁は、上述した発明において、ループ継手は、壁厚方向に沿う軸回りに湾曲または屈曲した曲がり部を有することを特徴とする。
また、本発明に係る他の仕切り壁は、上述した発明において、ループ継手は、壁芯方向に沿う軸回りに湾曲または屈曲した曲がり部を有することを特徴とする。
また、本発明に係る支柱は、上述した仕切り壁の側端面から所定の間隔をあけて対向配置されるプレキャストの柱体からなる支柱であって、柱体の側端面から突出し、現場打ちコンクリートを介して前記仕切り壁のループ継手と係合可能なループ継手を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る仕切り壁の設置方法は、上述した仕切り壁を設置する方法であって、底版の上面に上述した支柱を設置した後、前記仕切り壁のループ継手と前記支柱のループ継手が互いに重なり合うように前記支柱の側部上方または側方から前記仕切り壁を挿入配置することを特徴とする。
また、本発明に係る仕切り壁を備える構造物は、上述した仕切り壁を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る他の仕切り壁を備える構造物は、上述した発明において、放射性廃棄物処分施設であることを特徴とする。
また、本発明に係る構造物の構築方法は、上述した構造物を構築する方法であって、底版の上面に上述した支柱を設置した後、前記仕切り壁のループ継手と前記支柱のループ継手が互いに重なり合うように前記支柱の側部上方または側方から前記仕切り壁を挿入配置し、その後、前記支柱と前記仕切り壁の側端面間にコンクリートを打設することを特徴とする。
本発明に係る仕切り壁によれば、プレキャストの壁体からなる仕切り壁であって、壁体の側端面から突出したループ継手を備えるので、仕切り壁を所定の施工位置に容易に設置でき、さらに設置後は隣接する支柱などと現場打ちコンクリートを介して容易かつ強固に連結可能である。このため、仕切り壁の施工に要する鉄筋、型枠組立の工数が大幅に減って現場作業の省力化・効率化が図られ、仕切り壁の現場工程を大幅に短縮して施工コストを低減することができるという効果を奏する。現場作業の省力化・効率化が図られるので、作業員数の削減と管理リスクの低減が可能である。また、仕切り壁は工場生産されるプレキャストであるため品質の向上および均一化が図られる。このため、仕切り壁の品質が作業員の技量に左右されない。また、コンクリート打設環境の影響を受けにくくなるので、現場において施工不良が発生するリスクを低減することができる。さらに、底版からの鉛直重ね継手を要しないので、現場作業の安全性を向上することができる。
また、本発明に係る他の仕切り壁によれば、ループ継手は、壁厚方向に沿う軸回りに湾曲または屈曲した曲がり部を有するので、仕切り壁を上からクレーン等で垂直に落とし込んで施工位置に設置する建込み方法が可能であるという効果を奏する。特に、先行設置の支柱の真横に仕切り壁を建込んだ後、双方を現場打ちコンクリートで連結する場合、支柱が側端面の壁厚方向に若干ずれた位置に同じ形態のループ継手を有しているときは、仕切り壁を支柱の隣に近接した状態で落とし込んでもループ継手同士は干渉しないので、仕切り壁を支柱の隣に容易に近接配置することができる。このため、仕切り壁の建込みの際に、仕切り壁のループ継手が支柱のループ継手と正面視で重なり合うように配置することができる。
また、本発明に係る他の仕切り壁によれば、ループ継手は、壁芯方向に沿う軸回りに湾曲または屈曲した曲がり部を有するので、仕切り壁を側方から施工位置に設置する建込み方法が可能であるという効果を奏する。
また、本発明に係る支柱によれば、上述した仕切り壁の側端面から所定の間隔をあけて対向配置されるプレキャストの柱体からなる支柱であって、柱体の側端面から突出し、現場打ちコンクリートを介して前記仕切り壁のループ継手と係合可能なループ継手を備えるので、建込まれた仕切り壁と現場打ちコンクリートを介して容易かつ強固に連結可能であるという効果を奏する。
また、本発明に係る仕切り壁の設置方法によれば、上述した仕切り壁を設置する方法であって、底版の上面に上述した支柱を設置した後、前記仕切り壁のループ継手と前記支柱のループ継手が互いに重なり合うように前記支柱の側部上方または側方から前記仕切り壁を挿入配置するので、仕切り壁を支柱の隣の施工位置に容易に設置することができるという効果を奏する。また、重なり合うループ継手の部分にコンクリートを打設することで双方を連結することができる。
また、本発明に係る仕切り壁を備える構造物によれば、上述した仕切り壁を備えるので、短期間かつ低コストで施工可能な構造物を提供することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他の仕切り壁を備える構造物によれば、放射性廃棄物処分施設であるので、短期間かつ低コストで施工可能な放射性廃棄物処分施設を提供することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る構造物の構築方法によれば、上述した構造物を構築する方法であって、底版の上面に上述した支柱を設置した後、前記仕切り壁のループ継手と前記支柱のループ継手が互いに重なり合うように前記支柱の側部上方または側方から前記仕切り壁を挿入配置し、その後、前記支柱と前記仕切り壁の側端面間にコンクリートを打設するので、短期間かつ低コストで構造物を構築することができるという効果を奏する。
図1は、本発明に係る仕切り壁を備える構造物およびこの構造物の構築方法の実施の形態を示す図である。 図2は、本発明に係る仕切り壁の実施の形態を示す図であり、(1)は正面図、(2)は側面図、(3)は上面図である。 図3は、本発明に係る支柱の実施の形態を示す図であり、(1)は正面図、(2)は下面図である。 図4は、底版との接続方法を示す図であり、(1)は仕切り壁と底版との接続例、(2)は支柱と底版との接続例を示す図である。 図5は、本発明に係る仕切り壁の設置方法の実施の形態を示す図であり、(1)は正面断面図、(2)は平面断面図である。 図6は、本発明に係る仕切り壁を備える構造物およびこの構造物の構築方法の実施の形態を示す図であり、(1)は上面図、(2)は(1)のA-A線に沿った断面図である。 図7は、従来の低レベル放射性廃棄物処分施設の一例を示す概略斜視図である。 図8は、従来の低レベル放射性廃棄物処分施設の構築方法の一例を示す概略斜視図である。 図9は、従来のループ継手の一例を示す断面図である。
以下に、本発明に係る仕切り壁、支柱、仕切り壁の設置方法、仕切り壁を備える構造物およびこの構造物の構築方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
まず、本発明に係る仕切り壁を備える構造物およびこの構造物の構築方法について上記の図7を参照しながら概略的に説明する。図7に示すように、本発明に係る構造物100は、鉄筋を配筋したプレキャストコンクリートからなる仕切り壁10、支柱12と、鉄筋コンクリートからなる底版14、外壁16と、図示しない天蓋とにより構成される直方体箱状のものである。この構造物100の内部は多数の矩形状の仕切り壁10によって平面視で複数の格子状のセル18に区画形成されている。したがって、本発明の構造物100は、上記の従来の図7の構造物と同様の形状をしている。
なお、図7の例では、横幅方向に11、奥行き方向に6の合計66個(=11×6)のセルが形成された低レベル放射性廃棄物処分施設の場合を示している。各セルは一辺が約6mの略立方体状であり、各仕切り壁10の厚さは0.4m程度である。したがって構造物100の横幅は64m程度、奥行きは36m程度、高さは6m程度である。なお、本発明はこのセル数、形状、寸法に限るものではなく、これとは異なるセル数、形状、寸法とすることも可能である。
この構造物100を構築する場合は、まず、図1(1)に示すように、地盤G上に底版14を施工した後、クレーン等で底版14上のセル18の四隅となる格子点に支柱12を設置する。その後、クレーン等で仕切り壁10を支柱12間に落とし込んで設置し、支柱12と仕切り壁10の間にコンクリートを打設してセル18を区画形成する。次に、図1(2)に示すように、周囲に外壁16を施工し、その後、セル18の上面に図示しない天蓋をすることで構造物100が完成する。低レベル放射性廃棄物処分施設の供用時には、各セル18に放射性廃棄物を格納したドラム缶が定置されることになる。
次に、上記の構造物100に適用される本発明に係る仕切り壁10、支柱12の具体的な構成について説明する。
本発明に係る仕切り壁10は、図2に示すように、鉄筋を配筋したプレキャストコンクリートの壁体10aからなる。この壁体10aは矩形板状をしており、その左右の側端面10bには、ループ継手20がそれぞれ複数設けられている。
ループ継手20は、壁体10a中に配筋され側端面10bから水平に直線状に突き出た幅方向鉄筋20aと、上下一対の幅方向鉄筋20aの端部間を半円弧状に繋ぐループ筋20bとからなる。ループ筋20bは、壁厚方向Xに沿う水平軸回りに半円弧状に湾曲した曲がり部を構成するものである。
なお、図2の例では、左右の側端面10bにおいてループ継手20が壁厚方向Xに間隔をあけて2列、それぞれ上下方向に間隔をあけて6個ずつ設けられている場合を示しているが、本発明のループ継手20はこの数、配列に限るものではなく、これ以外の数、配列のループ継手であってもよい。また、左右同数、同配列のループ継手20としているが、対向配置される支柱12のループ継手22との継手機能を発揮可能な構成であれば左右同数、同配列でなくともよい。
また、本実施の形態では、仕切り壁10は上下2枚の構成となっており、図2は下側の仕切り壁10を示している。図4(1)に示すように、この仕切り壁10の上に、同様の構成の上側の仕切り壁10を連結配置することで一枚の仕切り壁を構成するようになっている。この構成を可能にするべく、下側の仕切り壁10の上端面には凹部10cが形成されている。一方、上側部分の仕切り壁10の下端面には凸部10dが形成されている。仕切り壁10を底版14上に施工する場合には、まず、底版14上にあらかじめ形成してある位置決め用の凹溝14aに下側の仕切り壁10の下面を挿入配置する。そして、しかる後にこの仕切り壁10の上に上側の仕切り壁10を落とし込み、凹部10cに凸部10dを嵌め込むことで上下の仕切り壁10を連結する。凹部10cと凸部10dの接合面はエポキシ系接着剤などの接着剤を介して接合する。なお、本実施の形態では、横幅が3.3m程度、壁厚が0.4m程度、高さが3m程度の仕切り壁10を想定している。この仕切り壁10を上下に連結すると壁高さは6m程度となる。また、本発明は2枚の仕切り壁10を上下方向に連結する方式に限るものではなく、3枚以上の仕切り壁を上下方向に連結する方式でもよいし、1枚もので構成してもよい。
本発明に係る支柱12は、図3に示すように、鉄筋を配筋したプレキャストコンクリートの柱体12aからなる。この柱体12aは平面視で十字形状の断面のものであり、前後左右の凸部の側端面12bには、ループ継手22がそれぞれ複数設けられている。
ループ継手22は、仕切り壁10に備わるループ継手20と同様の形態をしている。すなわちループ継手22は、柱体12a中に配筋され側端面12bから水平に直線状に突き出た幅方向鉄筋22aと、上下一対の幅方向鉄筋22aの端部間を半円弧状に繋ぐループ筋22bとからなる。ループ筋22bは、柱幅方向Yに沿う水平軸回りに半円弧状に湾曲した曲がり部を構成するものである。
なお、図3の例では、前後左右の側端面12bにおいてループ継手22が柱幅方向Yに間隔をあけて2列、それぞれ上下方向に間隔をあけて15個ずつ設けた場合を示している。15個のうち下側の6個は下側の仕切り壁10のループ継手20の配置態様に対応し、上側の9個は上側の仕切り壁10のループ継手20の配置態様に対応して設けられている。また、本発明のループ継手22はこの数、配列に限るものではなく、これ以外の数、配列のループ継手であってもよい。また、前後左右同数、同配列のループ継手22としているが、対向配置される仕切り壁10のループ継手20との継手機能を発揮可能な構成であれば前後左右同数、同配列でなくともよい。
ここで、本実施の形態では、底版14上に先行設置してある2本の支柱12間に仕切り壁10を上方から落とし込んだ際にループ継手20、22が互いに干渉しないよう、ループ継手20、22は上面視で互いに柱幅方向Y(壁厚方向X)に若干ずらして配置してある。こうすることでループ継手20、22が互いに干渉することなく、2本の支柱12間に仕切り壁10を上方から落とし込んでスムーズに設置することができる。支柱12間に仕切り壁10を落とし込むと、ループ継手20、22は壁厚方向X(図2を参照)に重なり合う。仕切り壁10と支柱12はこれらループ継手20、22とここに打設されるコンクリートを介して連結する。なお、本実施の形態でループ継手20、22が壁厚方向Xに重なり合うとは、対応する上下一対の幅方向鉄筋20a、22aの先端側が壁の正面視で重なると同時に、この幅方向鉄筋20a、22aと、対応する半円弧状のループ筋20b、22bとによって囲まれた部分により、壁の正面視で略円形または略楕円形の閉領域が形成されることをいう。
また、柱体12aの下面12cからは複数の鉄筋24が下方に突き出している。図4(2)に示すように、この鉄筋24は、支柱12を底版14に設置する際に底版14の上面にあらかじめ埋設してあるモルタル充填式の機械式継手14bに挿入される。なお、本実施の形態の支柱12は、横幅が0.4m程度、高さが6m程度のものを想定している。
次に、本発明に係る仕切り壁の設置方法および構造物の構築方法の具体的手順について説明する。
図5に示すように、クレーン等で底版14上のセル18の四隅となる格子点に支柱12を設置する(ステップS1)。この場合、支柱12の下面12cの鉄筋24を、底版14の上面の機械式継手14bに挿入して支柱12を設置する。支柱12は周囲に架設した図示しない足場などを介して仮支持しておく。次に、クレーン等で下側の仕切り壁10を支柱12間に落とし込んで設置する(ステップS2)。ここで、仕切り壁10のループ継手20と支柱12のループ継手22は図2、図3に示すように、それぞれ上下一対の幅方向鉄筋20a、22aと、水平軸回りに湾曲した半円弧状のループ筋20b、22bとからなり、互いに干渉しないよう若干ずれた位置に配置されているので、仕切り壁10を上方から落とし込んでも仕切り壁10のループ継手20は支柱12のループ継手22に干渉しない。このため、仕切り壁10を支柱12間の上方から落とし込むことで、これを容易に支柱12間に設置することができる。落とし込んだ仕切り壁10の下面を底版14上の凹溝14aに挿入して位置決めする。仕切り壁10は周囲に架設した図示しない足場などを介して仮支持しておく。こうして仕切り壁10を位置決めすると、ループ継手20、22は壁厚方向Xに重なり合うようになる。なお、必要に応じてループ継手20、22の重なり合った部分を番線等で緊結してもよい。
なお、上記の従来の橋梁床版のように床版の厚さ方向に直角な水平軸回りに湾曲した形状のループ継手を仕切り壁10と支柱12に適用すると、このループ継手は水平面内で湾曲した継手となるので、上からクレーン等で垂直に仕切り壁10を落とし込もうとすると、ループ継手同士が干渉して建込みが困難となる。本発明は、各ループ継手20、22を鉛直面内で湾曲した継手形状とすることで、仕切り壁10の垂直方向からの建込みを可能としている。
続いて、同様にして下側の仕切り壁10の上から上側の仕切り壁10を落とし込む(ステップS3)。この場合、下側の仕切り壁10の上端面の凹部10cに上側の仕切り壁10の下端面の凸部10dを嵌め込み、接着剤を介して連結する。
次に、支柱12の側端面12bと仕切り壁10の側端面10bの間に鉄筋26を鉛直方向に配筋する(ステップS4)。さらに鉄筋を壁厚方向Xに配筋してもよい。続いて、側端面12b、10b間を囲う態様で仕切り壁10の壁面に沿って図示しないコンクリート型枠を設置した後、型枠内にコンクリートを打設し(ステップS5)、所定期間の養生後に脱型する。こうすることで、仕切り壁10と両側の支柱12が現場打ちコンクリート28で連結し、セル18が区画形成される。なお、本実施の形態では、この現場打ちコンクリート28の左右幅が0.6m程度のものを想定している。図6に示すように、全ての仕切り壁10の施工完了後、外周に外壁16を施工し、上面に天蓋30を設置することで構造物100が完成する。
本実施の形態によれば、仕切り壁10を支柱12間の上からクレーン等で垂直に落とし込んで所定の施工位置に設置する建込み方法が可能であり、さらに設置後は隣接する支柱12とループ継手20、22、現場打ちコンクリート28を介して容易かつ強固に連結可能である。このため、仕切り壁10の施工に要する鉄筋、型枠組立の工数が大幅に減って現場作業の省力化・効率化が図られ、仕切り壁10の現場工程を大幅に短縮して施工コストを低減することができる。これにより、短期間かつ低コストで多数の仕切り壁10、セル18を有する構造物100を構築することができる。現場作業の省力化・効率化が図られるので、作業員数の削減と管理リスクの低減が可能である。また、仕切り壁10は工場生産されるプレキャストコンクリートであるため品質の向上および均一化が図られる。このため、仕切り壁10の品質が作業員の技量に左右されない。また、コンクリート打設環境の影響を受けにくくなるので、現場において施工不良が発生するリスクを低減することができる。さらに、底版14からの鉛直重ね継手を要しないので、現場作業の安全性を向上することができる。したがって、本発明によれば、将来的な技能労働者数の減少に対応し、狭隘空間での施工における品質や安全を確保することも可能である。
また、上記の実施の形態においては、幅方向鉄筋20a、22aと、半円弧状のループ筋20b、22bからなるループ継手20、22を例にとり説明したが、本発明のループ継手はこれに限るものではない。幅方向鉄筋20a、22aを省略して半円弧状のループ筋20b、22bのみからなるループ継手でもよいし、ループ筋20b、22bの形状は半円弧状でなくてもよく、例えば矩形状でもよい。要するに、ループ継手を重ね合わせた際に場所打ちコンクリート28を拘束するための閉領域が形成されればよい。また、上記の実施の形態ではループ継手20、22を一対一に対応して設けた場合を例にとり説明したが、本発明はこれに限るものではなく、一対一に対応していなくてもよい。
また、上記の実施の形態においては、底版14上に支柱12を設置した後、仕切り壁10を支柱12間の側部上方から落とし込んで設置する場合を例にとり説明したが、本発明はこれに限るものではない。例えば、仕切り壁10の側端面10bに突設配置されるループ継手20の形態を別の配置として支柱12の側方より仕切り壁10を挿入する方式としてもよい。この場合、例えば側端面10bの同じ高さから水平に直線状に突き出る幅方向鉄筋を壁厚方向Xに間隔をあけて一対設け、この幅方向鉄筋の端部間を壁芯軸(鉛直軸)回りに湾曲した半円弧状のループ筋(曲がり部)で繋ぎ、これをループ継手として用いる。したがって、このループ継手は上記のループ継手20を幅方向に沿う水平軸回りに90度回転させた構造である。このようなループ継手を仕切り壁10と支柱12の各側端面10b、12bにおいて上下方向に間隔をあけて複数設けておく。ただし、このループ継手は仕切り壁10と支柱12を近接設置した場合に互いに干渉しない位置に配置する。仕切り10を支柱12間に設置する場合は、支柱12の側部上方からではなく、支柱12の側方または斜め側方から仕切り壁10を挿入すればよい。こうすることで、ループ継手を上下方向に重ね合わせる態様で仕切り壁10を支柱12間に容易に設置することが可能である。
また、上記の実施の形態においては、本発明に係る構造物100が低レベル放射性廃棄物処分施設である場合を例にとり説明したが、本発明はこれに限るものではない。例えば、構造物100は一般的な地下ピット、プール状構造物であってもよいし、集合住宅、オフィスビルなどの建築物であってもよい。また、構造部100の全体形状はシンプルな直方体箱状でなくてもよく、例えば平面視で十字形、口字形などの様々な形状の構造物であってもよい。また、様々な幅の仕切り壁を使用して、異なる縦横寸法のセルを構造物100内部に多数形成してもよい。
なお、上記の実施の形態においては、支柱12の下面から突出した鉄筋24を底版14の機械式継手14bに挿入する場合を例にとり説明したが、本発明はこれに限るものではなく、例えば支柱12の下面に機械式継手を設け、底版14から上方に突き出る鉄筋を挿入する構成としてもよい。また、底版14の上面に凹溝を設け、ここに支柱12の下面を嵌め込む構成としてもよいし、上記の機械式継手を併用してもよい。
また、仕切り壁10の下面を底版14の上面の凹溝14aに嵌め込み配置する場合を例にとり説明したが、本発明はこれに限るものではなく、例えば、仕切り壁10の下面または底版14のいずれか一方に鉄筋を設けるとともに、他方に機械式継手を設けて鉄筋を挿入する構成としてもよいし、凹溝14aへの嵌め込み方式と併用してもよい。
また、壁厚方向Xに沿う軸回りに湾曲または屈曲した曲がり部を有するループ継手20、22を採用した場合にループ継手の鉛直方向の間隔が十分大きければ支柱12の側方から仕切り壁10を挿入し、凹溝14a分の落とし込みを行うという施工も可能である。
以上説明したように、本発明に係る仕切り壁によれば、プレキャストの壁体からなる仕切り壁であって、壁体の側端面から突出したループ継手を備えるので、仕切り壁を所定の施工位置に容易に設置でき、さらに設置後は隣接する支柱などと現場打ちコンクリートを介して容易かつ強固に連結可能である。このため、仕切り壁の施工に要する鉄筋、型枠組立の工数が大幅に減って現場作業の省力化・効率化が図られ、仕切り壁の現場工程を大幅に短縮して施工コストを低減することができる。現場作業の省力化・効率化が図られるので、作業員数の削減と管理リスクの低減が可能である。また、仕切り壁は工場生産されるプレキャストであるため品質の向上および均一化が図られる。このため、仕切り壁の品質が作業員の技量に左右されない。また、コンクリート打設環境の影響を受けにくくなるので、現場において施工不良が発生するリスクを低減することができる。さらに、底版からの鉛直重ね継手を要しないので、現場作業の安全性を向上することができる。
また、本発明に係る他の仕切り壁によれば、ループ継手は、壁厚方向に沿う軸回りに湾曲または屈曲した曲がり部を有するので、仕切り壁を上からクレーン等で垂直に落とし込んで施工位置に設置する建込み方法が可能である。特に、先行設置の支柱の真横に仕切り壁を建込んだ後、双方を現場打ちコンクリートで連結する場合、支柱が側端面の壁厚方向に若干ずれた位置に同じ形態のループ継手を有しているときは、仕切り壁を支柱の隣に近接した状態で落とし込んでもループ継手同士は干渉しないので、仕切り壁を支柱の隣に容易に近接配置することができる。このため、仕切り壁の建込みの際に、仕切り壁のループ継手が支柱のループ継手と正面視で重なり合うように配置することができる。
また、本発明に係る他の仕切り壁によれば、ループ継手は、壁芯方向に沿う軸回りに湾曲または屈曲した曲がり部を有するので、仕切り壁を側方から施工位置に設置する建込み方法が可能である。
また、本発明に係る支柱によれば、上述した仕切り壁の側端面から所定の間隔をあけて対向配置されるプレキャストの柱体からなる支柱であって、柱体の側端面から突出し、現場打ちコンクリートを介して前記仕切り壁のループ継手と係合可能なループ継手を備えるので、建込まれた仕切り壁と現場打ちコンクリートを介して容易かつ強固に連結可能である。
また、本発明に係る仕切り壁の設置方法によれば、上述した仕切り壁を設置する方法であって、底版の上面に上述した支柱を設置した後、前記仕切り壁のループ継手と前記支柱のループ継手が互いに重なり合うように前記支柱の側部上方または側方から前記仕切り壁を挿入配置するので、仕切り壁を支柱の隣の施工位置に容易に設置することができる。また、重なり合うループ継手の部分にコンクリートを打設することで双方を連結することができる。
また、本発明に係る仕切り壁を備える構造物によれば、上述した仕切り壁を備えるので、短期間かつ低コストで施工可能な構造物を提供することができる。
また、本発明に係る他の仕切り壁を備える構造物によれば、放射性廃棄物処分施設であるので、短期間かつ低コストで施工可能な放射性廃棄物処分施設を提供することができる。
また、本発明に係る構造物の構築方法によれば、上述した構造物を構築する方法であって、底版の上面に上述した支柱を設置した後、前記仕切り壁のループ継手と前記支柱のループ継手が互いに重なり合うように前記支柱の側部上方または側方から前記仕切り壁を挿入配置し、その後、前記支柱と前記仕切り壁の側端面間にコンクリートを打設するので、短期間かつ低コストで構造物を構築することができる。
以上のように、本発明に係る仕切り壁、支柱、仕切り壁の設置方法、仕切り壁を備える構造物およびこの構造物の構築方法は、近接配置した仕切り壁を多数備える構造物の施工に有用であり、特に、低レベル放射性廃棄物処分施設などの構造物を短期間で低コストに施工するのに適している。
10 仕切り壁
10a 壁体
10b 側端面
10c 凹部
10d 凸部
12 支柱
12a 柱体
12b 側端面
12c 下面
14 底版
14a 凹溝
14b 機械式継手
16 外壁
18 セル
20,22 ループ継手
20a,22a 幅方向鉄筋
20b,22b ループ筋(曲がり部)
24,26 鉄筋
28 現場打ちコンクリート
30 天蓋
100 構造物
G 地盤
X 壁厚方向
Y 柱幅方向

Claims (3)

  1. 上下方向に連結した少なくとも2枚のプレキャストの壁体からなるとともに前記壁体の左右の側端面からそれぞれ突出したループ継手を備える仕切り壁を、プレキャストの柱体からなるとともに前記柱体の側端面から突出したループ継手と前記柱体の下面から下方に突出した鉄筋を備える2本の支柱の間に設置する方法であって、
    前記仕切り壁のループ継手は、壁厚方向に沿う軸回りに湾曲または屈曲した曲がり部を有し、前記支柱のループ継手は、柱幅方向に沿う軸回りに湾曲または屈曲した曲がり部を有し、
    底版の上面にあらかじめ埋設してある機械式継手に前記支柱の下面の鉄筋を挿入することによって、前記底版の上面に2本の前記支柱を設置した後、
    上下2枚のうち下側の前記仕切り壁のループ継手と前記支柱のループ継手が壁厚方向に互いに重なり合うように2本の前記支柱の側部上方から下側の前記仕切り壁を前記支柱の間に挿入配置するとともに、下側の前記仕切り壁の下面を前記底版の上面の凹溝に嵌め込み、その後、上下2枚のうち上側の前記仕切り壁のループ継手と前記支柱のループ継手が壁厚方向に互いに重なり合うように2本の前記支柱の側部上方から上側の前記仕切り壁を前記支柱の間に挿入配置するとともに、上側の前記仕切り壁の下面の凹部または凸部を下側の前記仕切り壁の上面の凸部または凹部に嵌め込み連結することを特徴とする仕切り壁の設置方法。
  2. 前記仕切り壁のループ継手の曲がり部は半円弧状であり、この半円弧状の円の半径は、上側の前記仕切り壁のループ継手の曲がり部の方が、下側の前記仕切り壁のループ継手の曲がり部よりも小さく、前記仕切り壁のループ継手の上下方向の配置間隔は、上側の前記仕切り壁のループ継手の方が、下側の前記仕切り壁のループ継手よりも狭いことを特徴とする請求項1に記載の仕切り壁の設置方法。
  3. 請求項1または2に記載の仕切り壁の設置方法によって前記仕切り壁を前記支柱の間に設置した後、前記支柱と前記仕切り壁の側端面間にコンクリートを打設して仕切り壁を備える構造物を構築することを特徴とする構造物の構築方法。
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