JP7198498B2 - 潅水チューブ - Google Patents
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Description
このような潅水チューブは、各種圃場、温室、ハウス、家庭園芸等に利用されており、扁平な潅水チューブを作物の畝に沿って地表に設置したり、空中に吊り下げる等して使用されている。かかる潅水チューブは通水時には丸みを帯び、表面の小孔から水が噴出したり、滴下して潅水が行われる。
[1]非通水時には扁平であり、内部に水が通水されると丸みを帯びる形状となる、熱可塑性樹脂組成物からなる灌水チューブであって、
前記灌水チューブは、その片面にのみ多数の小孔を有し、
前記小孔は、前記灌水チューブの長手方向に所定の長さの繰り返しの配列パターンで形成されており、
前記灌水チューブの片面を長手方向に沿って2分する中心線をY軸、Y軸に対して垂直な方向をX軸とし、X軸方向における各小孔の位置を、X軸の中心から前記片面の端部までの長さについて、端部を0%、中心部を100%として表すとき、95~99%の位置に前記配列パターン中の小孔の総数に対して16~70%の小孔が存在し、且つ、60~75%の位置に前記配列パターン中の小孔の総数に対して15~30%の小孔が存在する、灌水チューブ。
[2]隣り合う小孔のY軸方向における間隔が30~60mmであり、前記配列パターン内において、中心線を境とした各片面に3つ以上6つ以下の小孔が設置されており、及び、前記配列パターンのY軸方向の長さが300mm以下である、[1]に記載の灌水チューブ。
[3]Y軸方向における単位長さあたりの小孔の総面積が1.0~1.3mm2/mの範囲内であり、
灌水チューブを通水して、水の供給開始位置から灌水チューブの長さが70mである地点で先端を封止した時に、水の供給開始位置から50m地点での水圧が供給開始時の30%以上である、[1]又は[2]に記載の灌水チューブ。
[4]X軸方向の95~99%の位置に片面全体の20~50%の孔が存在し、且つ、X軸方向の60~75%の位置に片面全体の15~25%の小孔が存在する、[1]~[3]のいずれかに記載の灌水チューブ。
[5]灌水用チューブが内層及び外層の二層からなり、内層が外層の内側に配置され、かつ、内層は、外層に固定された透水性で水不溶性のシート状物からなる屈曲自在の層である、[1]~[4]のいずれか1項に記載の灌水チューブ。
を、提供するものである。
本発明の灌水チューブは熱可塑性樹脂組成物からなる。熱可塑性樹脂としては、屈曲自在な柔軟性を有する任意の樹脂、例えば、ポリオレフィン系樹脂、ビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂などを使用することが出来る。これらの中では、特に、ポリオレフィン系樹脂が好ましい。
本発明において、繰り返しの配列パターンは1つでも複数であってもよい。複数の配列パターンを有する場合は、1つの配列パターンを連続して複数回設け、その後、別の配列パターンを連続して複数回設けてもよい。また、1つの配列パターンと別の1以上の配列パターンを交互に連続的に設けてもよい。
なお、配列パターン(2以上の配列パターンを用いる場合は、各配列パターン)中の孔数は同一としている。
しかしながら、本発明の灌水チューブは、灌水領域における全領域に於いて灌水量の均一化が図られているため、多少チューブが捻じれても、また水圧が変化しても問題なく灌水させることが可能となる。
ポリエチレンフィルム(幅42mm、厚さ0.2mm)に対して、長手方向に2分する中心線をY軸、長手方向に対して垂直な方向をX軸とし、X軸の中心から端部までの長さに対し端部を0%、中心部を100%とした場合、小孔をY軸の片端側からそれぞれ97.6%、78.6%、88.1%、73.8%となるよう穿孔した。尚、それぞれの小孔の孔径は190μmとし、Y軸方向の間隔は50mm、全体の繰り返しパターンは200mmとした。同様にX軸の反対面にも、Y軸方向に25mmずらして同等の間隔にて穿孔した。図1に同構成の実施図を示した。
実施例1において、小孔の穿孔位置をそれぞれ97.6%、81.0%、90.5%、73.8%となるよう穿孔した以外は実施例1と同様に行った。図2に同構成の実施図を示した。
実施例1において、小孔の穿孔位置をそれぞれ95.2%、73.8%、90.5%、66.7%となるよう穿孔した以外は実施例1と同様に行った。図3に同構成の実施図を示した。
実施例1において、小孔の穿孔位置をそれぞれ90.5%、76.2%、83.3%、69.0%となるよう穿孔した以外は実施例1と同様に行った。図4に同構成の実施図を示した。
実施例1において、小孔の穿孔位置をそれぞれ90.5%、78.6%、83.3%、71.0%となるよう穿孔した以外は実施例1と同様に行った。図5に同構成の実施図を示した。
Claims (5)
- 非通水時には扁平であり、内部に水が通水されると丸みを帯びる形状となる、熱可塑性樹脂組成物からなる灌水チューブであって、
前記灌水チューブは、その片面にのみ多数の小孔を有し、
前記小孔は、前記灌水チューブの長手方向に所定の長さの繰り返しの配列パターンで形成されており、
前記灌水チューブの片面を長手方向に沿って2分する中心線をY軸、Y軸に対して垂直な方向をX軸とし、X軸方向における各小孔の位置を、X軸の中心から前記片面の端部までの長さについて、端部を0%、中心部を100%として表すとき、95~99%の位置に前記配列パターン中の小孔の総数に対して16~70%の小孔が存在し、且つ、60~75%の位置に前記配列パターン中の小孔の総数に対して15~30%の小孔が存在し、60~99%の位置に前記配列パターン中の小孔の総数に対して100%の小孔が存在する、灌水チューブ。 - 隣り合う小孔のY軸方向における間隔が30~60mmであり、前記配列パターン内において、中心線を境とした各片面に3つ以上6つ以下の小孔が設置されており、及び、前記配列パターンのY軸方向の長さが300mm以下である、請求項1に記載の灌水チューブ。
- Y軸方向における単位長さあたりの小孔の総面積が1.0~1.3mm2/mの範囲内であり、
灌水チューブを通水して、水の供給開始位置から灌水チューブの長さが70mである地点で先端を封止した時に、水の供給開始位置から50m地点での水圧が供給開始時の30%以上である、請求項1又は2に記載の灌水チューブ。 - X軸方向の95~99%の位置に片面全体の20~50%の孔が存在し、且つ、X軸方向の60~75%の位置に片面全体の15~25%の小孔が存在する、請求項1~3のいずれかに記載の灌水チューブ。
- 灌水用チューブが内層及び外層の二層からなり、内層が外層の内側に配置され、かつ、内層は、外層に固定された透水性で水不溶性のシート状物からなる屈曲自在の層である、請求項1~4のいずれか1項に記載の灌水チューブ。
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