JP7197325B2 - 純水製造装置および純水製造方法 - Google Patents
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Description
本発明の目的は、複雑な構造を有さず、純水を製造する際の費用が低廉となりやすい純水製造装置等を提供しようとするものである。
また、カチオン交換樹脂は、強酸性の交換基を有するとともに、アニオン交換樹脂は、弱塩基性の交換基を有し、強酸性の交換基の交換容量は、弱塩基性の交換基の交換容量よりも小さいようにすることが好ましい。この場合、イオン交換樹脂の再生の効率をより向上させることができる。
さらに、カチオン交換樹脂は、弱酸性の交換基を有するとともに、アニオン交換樹脂は、強塩基性の交換基を有し、弱酸性の交換基の交換容量は、強塩基性の交換基の交換容量よりも大きいようにすることが好ましい。この場合、イオン交換樹脂の再生の効率をより向上させることができる。
また、透過水を加熱し、熱水とする第1の加熱手段をさらに備えるようにすることが好ましい。この場合、第1の加熱手段による熱水により、イオン交換樹脂の再生を行なうことができる。
そして、原水の加熱を行なう第2の加熱手段をさらに備えるようにすることが好ましい。この場合、原水を、後段の装置の性能を向上させる温度にすることができるとともに、後段の装置や配管の熱殺菌を行なうことができる。
また、第2の加熱手段とろ過脱塩手段の間に、活性炭により不純物を除去する活性炭処理手段をさらに備えるようにすることが好ましい。この場合、原水に含まれる不純物を除去することができる。
さらに、脱塩手段および再生手段は、イオン交換樹脂を充填し、双方の処理を行なう1つの充填槽であるようにすることが好ましい。この場合、イオン交換樹脂の再生の処理を、より簡単に行なうことができる。
またさらに、透過水の導電率は、50μS/cm以下であるようにすることが好ましい。この場合、この範囲を超えると、効率的にイオン交換樹脂の再生が行われない。
また、原水の加温を行なう加温工程をさらに備えるようにすることが好ましい。この場合、原水を、後段の装置の性能を向上させる温度にすることができる
さらに、加温工程とろ過脱塩工程の間に、活性炭により不純物を除去する活性炭処理工程をさらに備えるようにすることが好ましい。この場合、原水に含まれる不純物を除去することができる。
以下、図面に基づき、本実施の形態が適用される医薬品精製水製造装置について説明を行なう。
図1は、本実施の形態が適用される精製水製造ユニット1について説明した図である。
図示する精製水製造ユニット1は、純水製造装置の一例である。本実施の形態の精製水製造ユニット1は、原水を精製し、医薬品精製水とする装置である。
逆浸透膜は、概ね1nm~2nmの大きさの孔が多数形成された膜であり、水は透過するが、イオンは透過しない性質を有する。そのため原水から不純物である塩類やイオンを除去し、精製を行なうことができる。逆浸透膜としては、例えば、ポリアミド膜が例示される。
また、加熱器70を使用することで、これより後段の装置や配管の熱殺菌を行なうことができる。この際は、加熱器70は、透過水を例えば、85℃に加温し熱水として供給する。これにより、装置や配管を熱殺菌することができる。
また、イオン交換樹脂を再生する方法として、熱水を脱塩ポリシャーに通水する方向は、下向流及び上向流のどちらでも良いが、上向流の方が好ましい。また、再生手段として、上向流で再生を行なう槽を脱塩手段の直後に設けてもよい。
次に、イオン交換装置80について、さらに詳細に説明を行なう。
本実施の形態では、イオン交換装置80に充填されたイオン交換樹脂を再生するときに、イオン交換樹脂に熱水を通水することで行なう。即ち、イオン交換樹脂を再生するときに、塩酸や水酸化ナトリウムなどの薬剤を使用しない。これにより、純水として、例えば、医薬品精製水を製造する際に、再生後のイオン交換樹脂に残留した薬剤が、製品に混入することを防止できる。
H2O ←→ H+ + OH-
このとき、解離定数Kwは、例えば、低温である25℃のときは、Kw=1.023×10-14である。一方、例えば、高温である75℃のときは、Kw=19.95×10-14である。つまり、温度が高いほど、平衡は、右辺側に偏るため、H+やOH-の生成量が、より多くなる。
そして、強塩基性の交換基としては、四級アンモニウム基であるトリメチルアンモニウム基をやジメチルエタノールアンモニウム基が挙げられる。さらに、弱塩基性の交換基としては、一級~三級アミノ基が挙げられる。
次に、精製水製造ユニット1の動作について説明を行なう。なお、以下に説明する精製水製造ユニット1の動作は、医薬品精製水等の純水を製造する純水製造方法であると捉えることもできる。
まず、原水を原水タンク10に導入し、原水タンク10で一時的に貯留する(ステップ101:原水貯留工程)。
次に、活性炭塔30で、活性炭により原水中の不純物として遊離塩素等を除去する(ステップ103:活性炭処理工程)。さらに、原水中の微粒子等の固形分を保安フィルタ40で取り除く(ステップ104:微粒子除去工程)。
さらに、脱気装置60により、二酸化炭素の脱気を行ない(ステップ106:脱気工程)、イオン交換装置80を使用して、イオン交換樹脂に透過水を通水し脱塩を行なう(ステップ107:脱塩工程)。なお、純水を製造する際には、加熱器70は使用せず、透過水は、加熱されずに加熱器70を通過する。
そして、限外ろ過装置90で固形分を除去し(ステップ108:固形分除去工程)、貯留タンク100に製造された医薬品精製水を貯留する(ステップ109:精製水貯留工程)。
以上の工程により、医薬品精製水の製造ができる。
イオン交換樹脂の再生を行なうか否かを決める指標としては、導電率を用いるのが一般的である。即ち、純水の製造時のイオン交換装置80の出口水の導電率に対し、基準を設け、この基準に達したときに、イオン交換樹脂の再生を行なう。この導電率は、純水に求める品質により異なるが、例えば、1.0μS/cmである。
ステップ207以降は、加熱器70により、透過水を加熱し、熱水とする(ステップ207:加熱工程)。熱水の温度は、例えば、85℃である。
次に、イオン交換装置80内のイオン交換樹脂に熱水を通水し、イオン交換樹脂を再生する(ステップ208:再生工程)。
そして、イオン交換樹脂に通水後の熱水は、ブロー配管B2から排出される(ステップ209:再生ブロー工程)。
以上の工程により、イオン交換装置80内のイオン交換樹脂の再生ができる。
熱殺菌は、活性炭塔30から脱気装置60までの前段側の装置を熱殺菌する場合と、イオン交換装置80から限外ろ過装置90までの後段側の装置を熱殺菌する場合の2通りがある。
図示するステップ301は、図2のステップ101と同様である。
ステップ302以降は、加温装置20により、原水を加熱し、熱水とする(ステップ302:原水加熱工程)。熱水の温度は、例えば、85℃である。
次に、活性炭塔30に熱水を通水し、活性炭塔30内を熱殺菌する(ステップ303:活性炭塔殺菌工程)。
そして、RO装置50に熱水を通水し、RO装置50内を熱殺菌し(ステップ305:RO装置殺菌工程)、さらに、脱気装置60に熱水を通水し、脱気装置60内を熱殺菌する(ステップ306:脱気装置殺菌工程)。
脱気装置60に通水後の熱水は、ブロー配管B1から排出される(ステップ307:前段殺菌ブロー工程)。
以上の工程により、活性炭塔30から脱気装置60までの前段側の装置を熱殺菌することができる。
図示するステップ401~ステップ407は、図3のステップ201~ステップ207と同様である。
ステップ408以降は、イオン交換装置80に熱水を通水し、イオン交換装置80内を熱殺菌する(ステップ408:イオン交換装置殺菌工程)。
次に、限外ろ過装置90に熱水を通水し、限外ろ過装置90内を熱殺菌する(ステップ409:限外ろ過装置殺菌工程)。
そして、限外ろ過装置90に通水後の熱水は、ブロー配管B3から排出される(ステップ410:後段殺菌ブロー工程)。
以上の工程により、イオン交換装置80から限外ろ過装置90までの後段側の装置を熱殺菌することができる。
なお、以下の実施例において、使用したイオン交換樹脂は以下の通りであり、何れも三菱ケミカル株式会社製である。
強酸性カチオン交換樹脂 :SK1B
弱酸性カチオン交換樹脂 :WK11、WK40L
強塩基性アニオン交換樹脂:SA10A
弱塩基性アニオン交換樹脂:WA20、WA30、WA21J(WA20の耐熱品)
実施例1では、水温の上昇に伴い、水中の導電率の変化を調べた。具体的には、カチオンとしてNa+を吸着させたカチオン交換樹脂と、アニオンとしてCl-イオンを吸着させたアニオン交換樹脂とを混合したイオン交換樹脂を、10μS/cmの水中に浸漬し、水の温度と導電率との関係を調べた。なお、イオン交換樹脂であるカチオン交換樹脂およびアニオン交換樹脂のそれぞれの交換基として、強酸性+強塩基性(SS)、強酸性+弱塩基性(SW)、弱酸性+強塩基性(WS)、弱酸性+弱塩基性(WW)の組み合わせを使用した。
図示するように、交換基として、強酸性+強塩基性(SS)、強酸性+弱塩基性(SW)、弱酸性+強塩基性(WS)、弱酸性+弱塩基性(WW)の何れの組み合わせにおいても、水温の上昇に伴い、水の伝導率が上昇する結果となった。つまり、温度が上昇すると、イオン交換樹脂に吸着していた塩類がより多く脱離し、水中に溶出した結果、導電率が上昇したものと考えられる。この場合、カチオン交換樹脂からはNa+が脱離し、アニオン交換樹脂からはCl-が脱離した結果、導電率が上昇している。これにより、熱水によりこれらのイオン交換樹脂の再生が可能であることがわかる。
実施例2では、水温の上昇に伴い、水中のpHの変化を調べた。具体的には、実施例1と同様の組み合わせのイオン交換樹脂を、10μS/cmの水中に浸漬し、水の温度とpHとの関係を調べた。
図示するように、交換基として、強酸性+強塩基性(SS)、強酸性+弱塩基性(SW)、弱酸性+強塩基性(WS)、弱酸性+弱塩基性(WW)の何れの組み合わせにおいても、水温の上昇に伴い、pHについては、あまり変化しない結果になった。
このとき、強酸性+強塩基性(SS)および弱酸性+弱塩基性(WW)の組み合わせでは、pHは、ほぼ中性であった。
しかし、強酸性+弱塩基性(SW)では、pHが酸性となった。これは、Cl-の脱離がNa+の脱離より多いことを示している。即ち、強酸性カチオン交換樹脂よりも、弱塩基性アニオン交換樹脂の方が、塩類とイオン交換樹脂との結びつきが弱く、吸着していた塩類の脱離が多いことを示す。
一方、弱酸性+強塩基性(WS)では、pHがアルカリ性となった。Na+の脱離がCl-の脱離より多いことを示している。即ち、強塩基性アニオン交換樹脂よりも、弱酸性カチオン交換樹脂の方が、塩類とイオン交換樹脂との結びつきが弱く、吸着していた塩類の脱離が多いことを示す。
実施例3では、熱脱離率を調べた。具体的には、実施例1と同様の組み合わせのイオン交換樹脂を、室温の水および80℃の熱水にそれぞれ浸漬し、Na+の脱離量とCl-の脱離量とを調べ、これにより、熱脱離率を算出した。熱脱離率は、以下の算出式により算出を行なった。熱脱離率は、イオン交換樹脂がどの程度再生されたかを表す指標である。
図示するように、交換基として、強酸性+強塩基性(SS)、強酸性+弱塩基性(SW)、弱酸性+強塩基性(WS)、弱酸性+弱塩基性(WW)の何れの組み合わせにおいても、水温が室温よりも80℃の方が脱離量が増えることを示し、熱水により再生が可能であることを示している。
実施例4では、イオン交換樹脂の溶出量を調べた。具体的には、実施例1と同様の組み合わせのイオン交換樹脂を、室温の水および80℃の熱水にそれぞれ浸漬し、TOC濃度を測定した。純水として医薬品精製水を製造する場合、イオン交換樹脂の溶出は、なるべく生じないことが好ましい。基準としては、TOC濃度が、500μg/L(ppb)以下であることが求められる。
図示するように、交換基として、強酸性+強塩基性(SS)、強酸性+弱塩基性(SW)、弱酸性+強塩基性(WS)、弱酸性+弱塩基性(WW)の何れの組み合わせにおいても、TOC濃度については、40μg/L(ppb)以下となり、上記基準を満たしていることがわかる。
実施例5では、熱水により再生後のイオン交換樹脂が、再び吸着能力を有するか否かを検証した。具体的には、カチオンとしてNa+を吸着させたカチオン交換樹脂と、アニオンとしてCl-イオンを吸着させたアニオン交換樹脂とを混合したイオン交換樹脂を用意した。そして、再生前のデータとして、10μS/cmの水中に浸漬し、室温で24時間恒温震とうを行ない、導電率を測定した。また、再生後のデータとして、このイオン交換樹脂を、80℃で24時間恒温震とうを行ない、さらにその後、室温で24時間恒温震とうを行ない、導電率を測定した。
図示するように、交換基として、強酸性+弱塩基性(SW)、弱酸性+強塩基性(WS)、弱酸性+弱塩基性(WW)の何れの組み合わせにおいても、再生前より再生後において、導電率の低下が確認された。これにより、80℃の熱水による再生により、イオン交換樹脂に吸着していたNa+やCl-の脱離が生じ、その結果、導電率が低下したことがわかる。そして、熱水による再生により、再び吸着能力を有するようになったことがわかる。
実施例6では、カチオン交換樹脂の交換基+アニオン交換樹脂の交換基として、強酸性+弱塩基性(SW)の組み合わせにおいて、強酸性の交換基の交換容量と、弱塩基性の交換基の交換容量との比率を変化させたときに、80℃の熱水中で脱離するイオンによる導電率の変化を測定した。
また、カチオン交換樹脂の交換基+アニオン交換樹脂の交換基として、弱酸性+強塩基性(WS)の組み合わせにおいて、弱酸性の交換基の交換容量と、強塩基性の交換基の交換容量との比率を変化させたときに、80℃の熱水中で脱離するイオンによる導電率の変化を測定した。
なおこの場合、カチオン交換樹脂の交換容量およびアニオン交換樹脂の交換容量の合計は、26meqとしている。
図示するように、交換基として、強酸性+弱塩基性(SW)の組み合わせでは、強酸性の交換基の交換容量が、弱塩基性の交換基の交換容量よりも小さい方が、導電率は大きい。また、交換基として、弱酸性+強塩基性(WS)の組み合わせでは、弱酸性の交換基の交換容量が、強塩基性の交換基の交換容量よりも大きい方が、導電率は大きい。
この場合、導電率が大きいほど、イオン交換樹脂から脱離する塩類の量が大きく、イオン交換樹脂の再生効率が高いことを意味する。
実施例7では、カチオン交換樹脂の交換基+アニオン交換樹脂の交換基として、強酸性+弱塩基性(SW)の組み合わせにおいて、強酸性の交換基の交換容量と、弱塩基性の交換基の交換容量との比率を変化させたときに、実施例3と同様の方法で熱脱離率を調べた。
また、カチオン交換樹脂の交換基+アニオン交換樹脂の交換基として、弱酸性+強塩基性(WS)の組み合わせにおいて、弱酸性の交換基の交換容量と、強塩基性の交換基の交換容量との比率を変化させたときに、実施例3と同様の方法で熱脱離率を調べた。
図示するように、交換基として、強酸性+弱塩基性(SW)の組み合わせでは、強酸性の交換基の交換容量が、弱塩基性の交換基の交換容量よりも小さい方が、熱脱離率は大きい。また、交換基として、弱酸性+強塩基性(WS)の組み合わせでは、弱酸性の交換基の交換容量が、強塩基性の交換基の交換容量よりも大きい方が、熱脱離率は大きい。
この場合、熱脱離率が大きいほど、イオン交換樹脂から脱離する塩類の量が大きく、イオン交換樹脂の再生効率が高いことを意味する。
実施例8では、交換基として、強酸性+弱塩基性(SW)の組み合わせで、カラム通水試験を行なった。このとき強酸性カチオン交換樹脂として、SK1Bを57.2mL-R用い、弱塩基性アニオン交換樹脂として、WA21Jを99.8mL-R用いた。即ち、イオン交換樹脂の総量は、157mL-Rとなる。これらの交換容量の当量比は、SK1B:WA21J=1:1.5とした。そして、これらのイオン交換樹脂を、20mmφ×1000mmHのカラムに、層高500mmHで充填した。
次に、供給水として、導電率10μS/cmのRO処理水を用いて、このカラムに通水を行ない、導電率の変化を調べた。このとき、通水SV(Space Velocity)は、20h-1(≒50mL/min)とした。
本実施例では、イオン交換樹脂による処理後の水の導電率の目標を、1.0μS/cm以下とした。そして、図示するように、通水倍量が、7000BVで、1.0μS/cmとなった。
実施例9では、実施例8で使用したイオン交換樹脂を80℃の熱水で再生し、再び使用できるか否かを調べた。
図示するように、1回目の通水では、実施例8と同様に、通水倍量が、7000BVで1.0μS/cmとなった。なお、通水SVは、通水倍量が、0BV~1500BVおよび3200BV~7000BVの範囲では、20h-1とし、1500BV~3200BVの範囲では、40h-1とした。そして、通水後のイオン交換樹脂を80℃の熱水で再生し、2回目の通水を行なった。その結果、初期における水の導電率は、0.75μS/cmとなり、再生を行なえたことが確認された。そして、232BVで再び1.0μS/cmとなった。
Claims (12)
- 原水を逆浸透膜に通水することにより透過水を得るろ過脱塩手段と、
前記透過水をイオン交換樹脂に通水し脱塩を行なう脱塩手段と、
前記イオン交換樹脂に熱水を通水する再生手段と、
を備える純水製造装置であって、
前記イオン交換樹脂は、カチオン交換樹脂とアニオン交換樹脂とを混合したものであり、
前記カチオン交換樹脂は、強酸性の交換基を有するとともに、前記アニオン交換樹脂は、弱塩基性の交換基を有し、
前記強酸性の交換基の交換容量は、前記弱塩基性の交換基の交換容量よりも小さいことを特徴とする純水製造装置。 - 原水を逆浸透膜に通水することにより透過水を得るろ過脱塩手段と、
前記透過水をイオン交換樹脂に通水し脱塩を行なう脱塩手段と、
前記イオン交換樹脂に熱水を通水する再生手段と、
を備える純水製造装置であって、
前記イオン交換樹脂は、カチオン交換樹脂とアニオン交換樹脂とを混合したものであり、
前記カチオン交換樹脂は、弱酸性の交換基を有するとともに、前記アニオン交換樹脂は、強塩基性の交換基を有し、
前記弱酸性の交換基の交換容量は、前記強塩基性の交換基の交換容量よりも大きいことを特徴とする純水製造装置。 - 前記透過水を加熱し、前記熱水とする第1の加熱手段をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の純水製造装置。
- 原水の加熱を行なう第2の加熱手段をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の純水製造装置。
- 前記第2の加熱手段と前記ろ過脱塩手段の間に、活性炭により不純物を除去する活性炭処理手段をさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の純水製造装置。
- 前記脱塩手段および前記再生手段は、前記イオン交換樹脂を充填し、双方の処理を行なう1つの充填槽であることを特徴とする請求項1または2に記載の純水製造装置。
- 前記透過水の導電率は、50μS/cm以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の純水製造装置。
- 原水を逆浸透膜に通水することにより透過水を得るろ過脱塩工程と、
純水を製造するときに、イオン交換樹脂に前記透過水を通水し脱塩を行なう脱塩工程と、
前記イオン交換樹脂を再生するときに、当該イオン交換樹脂に熱水を通水する再生工程と、
を含む純水製造方法であって、
前記イオン交換樹脂は、カチオン交換樹脂とアニオン交換樹脂とを混合したものであり、
前記カチオン交換樹脂は、強酸性の交換基を有するとともに、前記アニオン交換樹脂は、弱塩基性の交換基を有し、
前記強酸性の交換基の交換容量は、前記弱塩基性の交換基の交換容量よりも小さいことを特徴とする純水製造方法。 - 原水を逆浸透膜に通水することにより透過水を得るろ過脱塩工程と、
純水を製造するときに、イオン交換樹脂に前記透過水を通水し脱塩を行なう脱塩工程と、
前記イオン交換樹脂を再生するときに、当該イオン交換樹脂に熱水を通水する再生工程と、
を含む純水製造方法であって、
前記イオン交換樹脂は、カチオン交換樹脂とアニオン交換樹脂とを混合したものであり、
前記カチオン交換樹脂は、弱酸性の交換基を有するとともに、前記アニオン交換樹脂は、強塩基性の交換基を有し、
前記弱酸性の交換基の交換容量は、前記強塩基性の交換基の交換容量よりも大きいことを特徴とする純水製造方法。 - 前記イオン交換樹脂を再生するときに、前記透過水を加熱し、前記熱水とする加熱工程をさらに含むことを特徴とする請求項8または9に記載の純水製造方法。
- 原水の加温を行なう加温工程をさらに備えることを特徴とする請求項10に記載の純水製造方法。
- 前記加温工程と前記ろ過脱塩工程の間に、活性炭により不純物を除去する活性炭処理工程をさらに備えることを特徴とする請求項11に記載の純水製造方法。
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