JP7196790B2 - 遠隔操作システム - Google Patents

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Description

本発明は、遠隔操作システムに関する。
特許文献1には、レンタカーを借りた店舗(基地)とは異なる店舗に返却可能なレンタカーシステムが開示されている。
特開2005-259066号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のカーレンタルサービスや、カーシェアリングサービスなどでは、利用者が任意の基地まで返却する必要があり、目的地で乗り捨てることができない。このため、利便性を向上させる観点で改善の余地がある。
本発明は上記事実を考慮し、カーレンタルサービス及びカーシェアリングサービスなどで用いられる車両において、利便性を向上させることができる遠隔操作システムを得ることを目的とする。
請求項1に記載の遠隔操作システムは、カーレンタルサービス又はカーシェアリングサービスで用いられる車両と、車両外部のオペレータによって入力された遠隔操作信号に基づいて前記車両を遠隔操作させる遠隔操作装置と、を有する遠隔操作システムであって、前記車両は、車両の待機状態で車両外部の遠隔操作装置による遠隔操作を許可する許可部と、センサ類から取得された車両の周辺情報を前記遠隔操作装置へ送信する送信部と、前記遠隔操作装置を介して車両外部のオペレータによって入力された遠隔操作信号を受信する受信部と、前記遠隔操作信号に基づいて車両を走行させる走行制御部と、遠隔操作が許可された状態で、所定の場所への車両の移動を前記遠隔操作装置に要求する移動要求部と、を備え、前記遠隔操作装置は、複数の基地にそれぞれ停車している車両の数を取得する台数取得部と、前記台数取得部によって取得された各基地に停車している車両の数が各基地に予め設定された必要台数に満たない基地を移動先として決定する移動先決定部と、を備えている。
請求項1に記載の遠隔操作システムでは、車両の待機状態で、許可部によって遠隔操作装置による遠隔操作が許可される。これにより、車両外部のオペレータによる車両のリモート運転が可能となる。またこのとき、送信部によってセンサ類から取得された車両の周辺情報を遠隔操作装置へ送信させることで、オペレータが車両の周辺情報を把握することができる。そして、オペレータによって入力された遠隔操作信号が車両の受信部に受信され、この受信された遠隔操作信号に基づいて走行制御部が車両を走行させる。すなわち、遠隔操作が許可された状態では、オペレータによる車両のリモート運転が行われる。
ここで、車両は、遠隔操作が許可された状態で、所定の場所への車両の移動を遠隔操作装置に要求する移動要求部を有している。これにより、例えば、利用者が目的地で車両を乗り捨てた場合には、移動要求部が遠隔操作装置に車両の移動を要求することで、リモート運転によって車両を基地まで移動させることができる。なお、ここでいう「車両の待機状態」とは、車両の貸し出しが行われていない状態を指すものであり、利用者が基地以外の場所で車両の利用を終了した状態、及び車両が基地に停車している状態を広く含む概念である。
また、それぞれの基地において、必要な台数の車両を確保することができる。
さらに、台数取得部によって各基地に停車している車両の台数が取得され、この取得された情報から移動先決定部によって車両の移動先が決定される。これにより、車両側で移動先を決定する場合と比較して、車両における制御部の負担を低減させることができる。
以上説明したように、本発明に係る遠隔操作システムによれば、カーレンタルサービス及びカーシェアリングサービスにおいて、利便性を向上させることができる。
実施形態に係る遠隔操作システムの概略構成を示す図である。 車両のハードウェア構成を示すブロック図である。 遠隔操作装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 車両の機能構成の一例を示すブロック図である。 遠隔操作装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 遠隔操作処理の流れの一例を示すフローチャートである。 遠隔操作処理の流れの他の例を示すフローチャートである。
実施形態に係る遠隔操作システム10について、図面を参照して説明する。なお、図面の寸法比率は、説明の便宜上、誇張されており、実際の寸法比率とは異なる場合がある。
図1に示されるように、遠隔操作システム10は、車両12、遠隔操作装置14及びサーバ16を含んで構成されている。また、車両12と遠隔操作装置14とサーバ16とは、所定のネットワーク18によって接続されている。
本実施形態の車両12は、カーレンタルサービス又はカーシェアリングサービスで用いられる車両であり、走行制御部20を備えている。そして、この車両12は、手動運転モードとリモート運転モードとの間で切替可能に構成されており、手動運転モードでは、車両12の乗員(運転者)が操作することで車両12を走行させる。一方、リモート運転モードでは、遠隔操作装置14から入力された遠隔操作信号に基づいて車両12を走行させる。
遠隔操作装置14は、車両12の外部に設けられており、オペレータによって入力された遠隔操作信号をネットワーク18を通じて車両12へ送信させる。また、遠隔操作装置14は、制御部22を備えている。さらに、遠隔操作装置14は、オペレータが遠隔操作信号を入力するための入力装置68を備えている(図3参照)。
サーバ16は、複数の基地(すなわち、店舗)からデータを取得するように構成されている。そして、遠隔操作装置14は、このサーバ16を通じて各基地にそれぞれ停車している車両の台数を取得する。
(車両12のハードウェア構成)
図2は、車両12のハードウェア構成を示すブロック図である。この図2に示されるように、車両12の走行制御部20は、CPU(Central Processing Unit:プロセッサ)24、ROM(Read Only Memory)26、RAM(Random Access Memory)28、ストレージ30、通信インタフェース32及び入出力インタフェース34を含んで構成されている。各構成は、バス23を介して相互に通信可能に接続されている。
CPU24は、中央演算処理ユニットであり、各種プログラムを実行したり、各部を制御したりする。すなわち、CPU24は、ROM26又はストレージ30からプログラムを読み出し、RAM28を作業領域としてプログラムを実行する。CPU24は、ROM26又はストレージ30に記録されているプログラムに従って、上記各構成の制御および各種の演算処理を行う。
ROM26は、各種プログラムおよび各種データを格納する。RAM28は、作業領域として一時的にプログラム又はデータを記憶する。ストレージ30は、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)により構成され、オペレーティングシステムを含む各種プログラム、及び各種データを格納する。本実施形態では、ROM26又はストレージ30には、車両12を遠隔操作によって走行させるための遠隔操作プログラムが格納されている。
通信インタフェース32は、車両12が遠隔操作装置14、サーバ16及び他の機器と通信するためのインタフェースであり、たとえば、イーサネット(登録商標)、FDDI、Wi-Fi(登録商標)等の規格が用いられる。
入出力インタフェース34には、GPS(Global Positioning System)装置36、カメラ38、ミリ波レーダ40、レーザレーダ42及び車両駆動装置44が接続されている。GPS装置36は、複数のGPS衛星からGPS信号を受信して自車両の位置を測位する。GPS装置36は、受信可能なGPS信号の数が多くなるに従って測位の精度が向上する。
カメラ38は、車両12の外板に複数設けられており、車両12の周囲を撮像する。ミリ波レーダ40は、発せられた電波の反射波を測定して車両12の周囲の障害物を検知する。レーザレーダ42は、レーザ光を走査して、その反射光を測定して車両12の周囲の障害物を検知する。
車両駆動装置44は、乗員又はオペレータによって入力された信号に基づいて車両12を駆動させる。すなわち、車両駆動装置44は、ステアリングアクチュエータ、アクセルアクチュエータ及びブレーキアクチュエータを含んでいる。
(遠隔操作装置14のハードウェア構成)
図3は、遠隔操作装置14のハードウェア構成を示すブロック図である。この図3に示されるように、遠隔操作装置14の制御部22は、CPU52、ROM54、RAM56、ストレージ58、通信インタフェース60及び入出力インタフェース62を含んで構成されている。各構成は、バス50を介して相互に通信可能に接続されている。
CPU52は、中央演算処理ユニットであり、各種プログラムを実行したり、各部を制御したりする。すなわち、CPU52は、ROM54又はストレージ58からプログラムを読み出し、RAM56を作業領域としてプログラムを実行する。CPU52は、ROM54又はストレージ58に記録されているプログラムに従って、上記各構成の制御および各種の演算処理を行う。
ROM54は、各種プログラムおよび各種データを格納する。RAM56は、作業領域として一時的にプログラム又はデータを記憶する。ストレージ58は、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)により構成され、オペレーティングシステムを含む各種プログラム、及び各種データを格納する。
通信インタフェース60は、遠隔操作装置14が車両12、サーバ16及び他の機器と通信するためのインタフェースであり、たとえば、イーサネット(登録商標)、FDDI、Wi-Fi(登録商標)等の規格が用いられる。
入出力インタフェース62には、表示装置64、スピーカ66及び入力装置68が接続されている。表示装置64は、オペレータに対して車両12の周辺の映像及び車両12の計器類の情報を表示させるための装置であり、モニタ等を含んで構成されている。なお、複数のモニタによって表示装置64を構成してもよい。
スピーカ66は、オペレータに対して音声を出力するための装置であり、例えば、車両12の乗員と通話するために用いられる。入力装置68は、オペレータが遠隔操作装置14に対して遠隔操作信号を入力するための装置である。この入力装置68として、例えば、車両12のコクピットを模した入力装置を適用することができる。この場合、オペレータは、実車両を運転している感覚でリモート運転することができる。
また、他の入力装置として、オペレータが把持可能で複数のボタンが設けられたコントローラを適用してもよい。このようなコントローラとしては、コンピュータゲームに用いられるコントローラを模した形状としてもよい。この場合、足が不自由なオペレータであっても車両12をリモート運転することができる。
(車両12の機能構成)
遠隔操作システム10を構成する車両12は、上記のハードウェア資源を用いて、各種の機能を実現する。車両12が実現する機能構成について図4を参照して説明する。
図4に示されるように、車両12は、機能構成として、許可部70、送信部72、受信部74、位置取得部76、走行制御部20、使用状況取得部80、移動要求部82及び残量取得部84を含んでいる。各機能構成は、CPU24がROM26又はストレージ30に記憶されたプログラムを読み出し、実行することにより実現される。
許可部70は、車両12の待機状態(貸し出しが行われていない状態)で遠隔操作装置14による遠隔操作を許可する。送信部72は、カメラ38、ミリ波レーダ40及びレーザレーダ42などのセンサ類から取得された車両12の周辺情報を遠隔操作装置14へ送信する。この他に、送信部72は、車速、現在位置及び走行予定ルートなどの情報を送信してもよい。
受信部74は、遠隔操作装置14を介してオペレータによって入力装置68に入力された遠隔操作信号を受信する。位置取得部76は、GPS装置36からの信号などに基づいて車両12の現在位置を取得する。
走行制御部20は、受信部74が受信した遠隔操作信号に基づいて車両12を走行させる。すなわち、遠隔操作信号に基づいて車両駆動装置44を制御することで車両12を走行させる。
使用状況取得部80は、車両12の使用状況を取得する。すなわち、車両12が利用者に貸し出しされている状態である場合には、車両12が利用中であることを示す信号を取得する。一方、車両12の利用が終了している状態である場合には、車両12の利用が終了したことを示す信号を取得する。また、車両12の利用が終了している状態において、車両12が乗り捨てられている状態であるか、又は基地に停車している状態であるかについての状況を取得するようにしてもよい。この場合、例えば、位置取得部76で取得された車両12の現在位置から判断することができる。
移動要求部82は、許可部70によって遠隔操作が許可された状態で、所定の場所への車両12の移動を遠隔操作装置14に要求する。すなわち、車両12の貸し出しが行われていない状態で、遠隔操作装置14に対して車両12の移動を要求する信号を送る。
残量取得部84は、車両12の燃料の残量を取得する。本実施形態の車両12は一例として、電動モータを走行用の駆動源とする電気自動車である。このため、ここでいう車両12の燃料は、車両12に搭載されたバッテリの蓄電量である。
(遠隔操作装置14の機能構成)
遠隔操作システム10を構成する遠隔操作装置14は、上記のハードウェア資源を用いて、各種の機能を実現する。遠隔操作装置14が実現する機能構成について図5を参照して説明する。
図5に示されるように、遠隔操作装置14は、機能構成として、通信部88、周辺情報表示部90、操作受付部92、台数取得部94、移動先決定部96及び返却ルート取得部98を含んで構成されている。
通信部88は、車両12との通信を行う。すなわち、通信部88は、車両12からの信号を受信する。また、通信部88は、車両12へ信号を送信する。
周辺情報表示部90は、車両12の送信部72の機能によって遠隔操作装置14へ送信された車両12の周辺情報を表示装置64に表示させる。具体的には、車両12に搭載されたカメラ38で撮像された映像を表示装置64に表示させる。また、ミリ波レーダ40及びレーザレーダ42によって検知された障害物の情報などを表示装置64に表示させる。
操作受付部92は、オペレータによって入力装置68に入力された遠隔操作信号を受け付ける。台数取得部94は、複数の基地にそれぞれ停車している車両の数を取得する。本実施形態では、予め設定されたエリア内において、車両12を返却可能な基地として複数の基地が登録されている。そして、台数取得部94は、それぞれの基地に停車している車両の数を取得する。
移動先決定部96は、台数取得部94によって取得された情報に基づいて、車両12の移動先を決定する。すなわち、複数の基地にそれぞれ停車している車両の数に応じて移動先を決定する。例えば、各基地に予め必要台数が設定されている場合には、移動先決定部96は、必要台数に満たない基地を移動先として決定する。また、必要台数に満たない基地が複数ある場合には、車両12の現在位置から近い方の基地を移動先として決定する。さらに、全ての基地で必要台数を満たしている場合には、移動先決定部96は、他の条件に基づいて移動先を決定する。例えば、現在位置から最も近い基地を移動先として決定してもよい。
ここで、各基地の必要台数を日時や時間によって変更してもよい。例えば、時間帯によって利用台数が変化する基地の場合、時間帯に応じて必要台数を変更させてもよい。また、大規模なイベントが予定されている場合など、一時的に利用台数の増加が見込まれる基地では、イベントの予定に合わせて必要台数を増減させるようにしてもよい。
返却ルート取得部98は、車両12から返却ルートを取得する。すなわち、移動先決定部96によって決定された移動先の基地についての情報を車両12へ送信し、車両12によって設定された移動先(返却先)までの返却ルートを取得する。なお、取得された返却ルートを表示装置64に表示させてオペレータが目視で確認できるようにしてもよい。
(作用)
次に、本実施形態の作用を説明する。
(遠隔操作処理の一例)
図6は、遠隔操作システム10による遠隔操作処理の流れの一例を示すフローチャートである。この遠隔操作処理は、CPU24がROM26又はストレージ30から遠隔操作プログラムを読み出して、RAM28に展開して実行することによって実行される。また、遠隔操作処理は、所定の時間をあけて定期的に実行される。
図6に示されるように、ステップS102では、CPU24は、車両12の利用開始の信号を外部へ送信する。具体的には、利用者が所定の方法で車両12の利用を開始する操作を行った場合に、利用開始の信号が送信される。例えば、利用者が車両12のドアのロックを解除した場合、又は利用者が車両12に乗り込んで車両12のパワーをONにした場合に利用開始の信号を送信させるようにしてもよい。また、利用開始の信号は、車両12の貸し出しを行っている事業者、又は遠隔操作装置14などに送信される。
CPU24は、ステップS104で車両12の利用が終了したか否かについて判断する。例えば、利用者が車両12から降車した後、ドアをロックしたことで車両12の利用が終了したと判断してもよい。また、利用者が、車両12の貸し出しを行っている事業者に対して利用終了の信号を送信した時点で車両12の利用が終了したと判断してもよい。
CPU24は、ステップS104で車両12の利用が終了したと判断した場合、ステップS106の処理へ移行させる。また、CPU24は、ステップS104で車両12の利用が終了していないと判断した場合、遠隔操作処理を終了させる。すなわち、利用者による車両12の利用が継続されている間は、ステップS106以降の処理は行われない。
CPU24は、ステップS106で遠隔操作を許可する処理を行う。具体的には、CPU24は、許可部70に機能によって遠隔操作装置14による遠隔操作を許可する。すなわち、遠隔操作装置14からの遠隔操作信号を受け付け可能な状態とする。そして、CPU24は、ステップS108の処理へ移行させる。
CPU24は、ステップS108で車両12の返却ルートを設定する。具体的には、CPU24は、遠隔操作装置14の移動先決定部96によって決定された移動先の情報を受信し、この情報に基づいて返却ルートを設定する。そして、CPU24は、ステップS110の処理へ移行させる。
CPU24は、ステップS110で返却ルート上に他の返却車両が有るか否かについて判断する。具体的には、返却ルート上に利用終了の状態となっている車両が存在する場合、他の返却車両が有ると判断する。この場合、CPU24は、ステップS112の処理へ移行させる。また、CPU24は、ステップS110で返却ルート上に他の返却車両が無いと判断した場合、ステップS114の処理へ移行させる。
CPU24は、ステップS112で遠隔操作装置14に対して移動要求及び追従走行要求を行う。すなわち、CPU24は、移動要求部82の機能によって遠隔操作装置14に対して車両12の移動を要求する信号を送る。これにより、利用者が目的地で車両12を乗り捨てた場合には、移動要求部82が遠隔操作装置14に車両12の移動を要求することで、リモート運転によって車両12を基地まで移動させることができる。このとき、送信部72によってセンサ類から取得された車両12の周辺情報を遠隔操作装置14へ送信されているため、オペレータが表示装置64を通じて車両12の周辺情報を把握することができる。そして、オペレータによって入力された遠隔操作信号が車両12の受信部74に受信され、この受信された遠隔操作信号に基づいて走行制御部78の機能によって車両12が走行される。すなわち、オペレータによる車両12のリモート運転が行われる。
また、CPU24は、ステップS112で遠隔操作装置14に対して追従走行を要求している。すなわち、CPU24は、他の車両を車両12に追従走行させて所定の場所まで移動させるように遠隔操作装置14に対して要求を行う。このため、オペレータは、返却ルート上に停車している他の車両をリモート運転している車両12に追従走行させることで、1人のオペレータのリモート運転によって複数台の車両を所定の場所まで移動させる。追従走行は、例えば車車間通信によって行われ、リモート運転している車両12の後方を所定の距離だけあけた状態で走行させる。
一方、CPU24は、ステップS114では、遠隔操作装置14に対して移動要求のみを行う。すなわち、返却ルート上に他の車両が停車していないため、追従走行の要求は行われない。
以上のように、本実施形態の遠隔操作システムでは、利用者が目的地で車両を乗り捨てた車両12を基地までリモート運転によって移動させることができるため、カーレンタルサービス及びカーシェアリングサービスにおいて、利便性を向上させることができる。
また、移動先決定部96の機能によって、停車している車両の台数が少ない基地に優先して車両12を移動させることができる。この結果、それぞれの基地において、必要な台数の車両を確保することができる。特に、本実施形態では、遠隔操作装置14の台数取得部94の機能によって各基地に停車している車両の台数が取得され、この取得された情報から移動先決定部96によって車両12の移動先が決定される。これにより、車両側で移動先を決定する場合と比較して、車両12における制御部の負担を低減させることができる。すなわち、リモート運転における走行制御時の処理速度が低下するのを抑制することができる。
(遠隔操作処理の他の例)
図7は、遠隔操作システム10による遠隔操作処理の流れの他の例を示すフローチャートである。この遠隔操作処理は、CPU24がROM26又はストレージ30から遠隔操作プログラムを読み出して、RAM28に展開して実行することによって実行される。
図7に示されるように、ステップS202では、CPU24は、車両12の利用開始の信号を外部へ送信する。具体的には、利用者が所定の方法で車両12の利用を開始する操作を行った場合に、利用開始の信号が送信される。例えば、利用者が車両12のドアのロックを解除した場合、又は利用者が車両12に乗り込んで車両12のパワーをONにした場合に利用開始の信号を送信させるようにしてもよい。また、利用開始の信号は、車両12の貸し出しを行っている事業者、又は遠隔操作装置14などに送信される。
CPU24は、ステップS204で車両12の利用が終了したか否かについて判断する。例えば、利用者が車両12から降車した後、ドアをロックしたことで車両12の利用が終了したと判断してもよい。また、利用者が、車両12の貸し出しを行っている事業者に対して利用終了の信号を送信した時点で車両12の利用が終了したと判断してもよい。
CPU24は、ステップS204で車両12の利用が終了したと判断した場合、ステップS206の処理へ移行させる。また、CPU24は、ステップS204で車両12の利用が終了していないと判断した場合、遠隔操作処理を終了させる。すなわち、利用者による車両12の利用が継続されている間は、ステップS206以降の処理は行われない。
CPU24は、ステップS206で遠隔操作を許可する処理を行う。具体的には、CPU24は、許可部70に機能によって遠隔操作装置14による遠隔操作を許可する。すなわち、遠隔操作装置14からの遠隔操作信号を受け付け可能な状態とする。そして、CPU24は、ステップS208の処理へ移行させる。
CPU24は、ステップS208で燃料の残量が所定量より少ないか否かについて判断する。具体的には、残量取得部84の機能によって取得された車両12の燃料の残量が所定量よりも少ないか否かについて判断する。
CPU24は、ステップS208で車両12の燃料の残量が所定量よりも少ないと判断した場合、ステップS210の処理へ移行させる。また、CPU24は、ステップS208で車両12の燃料の残量が所定量以上であると判断した場合、ステップS212の処理へ移行させる。
CPU24は、ステップS210で遠隔操作装置14に対して補給所への移動要求を行う。すなわち、燃料の残量が所定量よるも少ないため、燃料の補給が可能な補給所までリモート運転するように遠隔操作装置14へ要求する。
一方、CPU24は、ステップS212で遠隔操作装置14に対して基地への移動要求を行う。このとき、図6で説明したように、返却ルート上に他の返却車両が停車している場合には、基地への移動要求に加えて追従走行を要求してもよい。
以上のように、遠隔操作処理の他の例では、燃料の残量が少ない車両を補給所まで移動させることで、車両を基地へ返却した後に燃料を補する手間を省くことができる。
以上、実施形態について説明したが、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。例えば、上記実施形態では、遠隔操作装置14に移動先決定部96の機能を設け、各基地に停車している車両の台数に応じて車両12の移動先を決定したが、これに限定されない。すなわち、車両12の走行制御部20に移動先決定部の機能を設けてもよい。この場合、CPU24によって各基地に停車している車両の台数が取得され、この台数に応じてCPU24が車両12の移動先を決定する。
また、上記実施形態では、利用者が目的地で車両12を乗り捨てた場合に、移動要求部82が遠隔操作装置14に車両12の移動を要求したが、これに限定されない。例えば、基地に停車中の車両が遠隔操作装置14へ移動要求を行うようにしてもよい。大規模なイベントが予定されている場合など、一時的に利用台数の増加が見込まれる基地で必要台数が増加された場合、基地間の移動が行われる。この場合、基地に停車中の車両が遠隔操作装置14へ移動要求を行うことで、別の基地へのリモート運転が行われることとなる。この結果、利用者に不足なく車両を供給することができ、利便性を向上させることができる。
さらに、上記実施形態でCPU24がソフトウェア(プログラム)を読み込んで実行した遠隔操作処理を、CPU以外の各種のプロセッサが実行してもよい。この場合のプロセッサとしては、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なPLD(Programmable Logic Device)、及びASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が例示される。また、遠隔操作処理を、これらの各種のプロセッサのうちの1つで実行してもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGA、及びCPUとFPGAとの組み合わせ等)で実行してもよい。また、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造は、より具体的には、半導体素子等の回路素子を組み合わせた電気回路である。
さらにまた、上記実施形態では、ストレージ30及びストレージ58を記録部としたが、これに限定されない。例えば、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、及びUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の記録媒体を記録部としてもよい。この場合、これらの記録媒体に各種プログラムが格納されることとなる。
10 遠隔操作システム
12 車両
14 遠隔操作装置
70 許可部
72 送信部
74 受信部
78 走行制御部
82 移動要求部
84 残量取得部
94 台数取得部
96 移動先決定部

Claims (2)

  1. カーレンタルサービス又はカーシェアリングサービスで用いられる車両と、車両外部のオペレータによって入力された遠隔操作信号に基づいて前記車両を遠隔操作させる遠隔操作装置と、
    を有する遠隔操作システムであって、
    前記車両は、
    車両の待機状態で車両外部の前記遠隔操作装置による遠隔操作を許可する許可部と、
    センサ類から取得された車両の周辺情報を前記遠隔操作装置へ送信する送信部と、
    前記遠隔操作装置を介して車両外部のオペレータによって入力された遠隔操作信号を受信する受信部と、
    前記遠隔操作信号に基づいて車両を走行させる走行制御部と、
    遠隔操作が許可された状態で、所定の場所への車両の移動を前記遠隔操作装置に要求する移動要求部と、
    備え、
    前記遠隔操作装置は、
    複数の基地にそれぞれ停車している車両の数を取得する台数取得部と、
    前記台数取得部によって取得された各基地に停車している車両の数が各基地に予め設定された必要台数に満たない基地を移動先として決定する移動先決定部と、
    を備えている、
    遠隔操作システム。
  2. 前記移動先決定部は、必要台数に満たない基地が複数ある場合には、前記車両の現在位置から近い基地を移動先として決定する請求項1に記載の遠隔操作システム
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