JP7255395B2 - 遠隔操作システム - Google Patents

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Description

本発明は、遠隔操作システムに関する。
特許文献1には、目的地の駐車場が渋滞している場合に、スマートフォンを介して車両へ渋滞情報を出力させる駐車場情報提供システムが開示されている。
国際公開第2018/142572号
しかしながら、上記特許文献1では、目的地の駐車場が渋滞している場合には、目的地の周辺の他の駐車場に駐車させる必要があり、駐車による乗員の拘束時間を短縮させる観点で改善の余地がある。
本発明は上記事実を考慮し、駐車による乗員の拘束時間を短縮させることができる遠隔操作システムを得ることを目的とする。
請求項1に記載の遠隔操作システムは、車両と、前記車両の外部に設けられ、車両外部のオペレータによって入力された遠隔操作信号に基づいて前記車両を遠隔操作させる遠隔操作装置と、を有する遠隔操作システムであって、前記車両は、前記遠隔操作装置による遠隔操作を許可する許可部と、センサ類から取得された車両の周辺情報を前記遠隔操作装置へ送信する送信部と、前記遠隔操作装置を介して車両外部のオペレータによって入力された遠隔操作信号を受信する受信部と、前記遠隔操作信号に基づいて車両を走行させる走行制御部と、前記許可部によって遠隔操作が許可された状態で、所定の降車場所で利用者が降車した場合に、前記遠隔操作装置に対して車両の駐車を指示する駐車指示部と、を備え、前記遠隔操作装置は、駐車場の空き状況を取得する駐車位置情報取得部を備え、前記車両の駐車が完了した状態において、施設に近い駐車スペースが空いた場合に、当該駐車スペースへの駐車を指示する。
請求項1に記載の遠隔操作システムでは、許可部によって遠隔操作装置による遠隔操作が許可される。これにより、車両外部のオペレータによる車両のリモート運転が可能となる。またこのとき、送信部によってセンサ類から取得された車両の周辺情報を遠隔操作装置へ送信させることで、オペレータが車両の周辺情報を把握することができる。そして、オペレータによって入力された遠隔操作信号が車両の受信部に受信され、この受信された遠隔操作信号に基づいて走行制御部が車両を走行させる。
ここで、車両は、許可部によって遠隔操作が許可された状態で、遠隔操作装置に対して車両の駐車を指示する駐車指示部を有している。これにより、利用者が目的地まで車両を走行させた後、駐車せずに降車した場合であっても、駐車指示部が遠隔操作装置に車両の駐車を指示することで、リモート運転によって車両が駐車される。
請求項2に記載の遠隔操作システムは、請求項1において、前記車両は、車両の駐車が完了した後に、所定の携帯端末に駐車位置を表示させる駐車位置報知部を備えている。
請求項に記載の遠隔操作システムでは、駐車位置報知部によって所定の携帯端末に駐車位置が表示される。これにより、利用者が携帯端末を所持していれば、駐車位置を容易に把握することができる。
以上説明したように、本発明に係る遠隔操作システムによれば、駐車による乗員の拘束時間を短縮させることができる。
実施形態に係る遠隔操作システムの概略構成を示す図である。 車両のハードウェア構成を示すブロック図である。 遠隔操作装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 車両の機能構成の一例を示すブロック図である。 遠隔操作装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 遠隔駐車処理の流れの一例を示すフローチャートである。 遠隔送迎処理の流れの一例を示すフローチャートである。
実施形態に係る遠隔操作システム10について、図面を参照して説明する。なお、図面の寸法比率は、説明の便宜上、誇張されており、実際の寸法比率とは異なる場合がある。また、以下の説明では、車両の乗員について、車両から降車した後も「乗員」と称する場合がある。
図1に示されるように、遠隔操作システム10は、車両12、遠隔操作装置14、携帯端末21及びサーバ16を含んで構成されている。また、車両12と遠隔操作装置14と携帯端末21とサーバ16とは、所定のネットワーク18によって接続されている。
本実施形態の車両12は、制御部20を備えている。そして、この車両12は、手動運転モードとリモート運転モードとの間で切替可能に構成されており、手動運転モードでは、車両12の乗員(運転者)が操作することで車両12を走行させる。一方、リモート運転モードでは、遠隔操作装置14から入力された遠隔操作信号に基づいて車両12を走行させる。
遠隔操作装置14は、車両12の外部に設けられており、オペレータによって入力された遠隔操作信号をネットワーク18を通じて車両12へ送信させる。また、遠隔操作装置14は、制御部22を備えている。さらに、遠隔操作装置14は、オペレータが遠隔操作信号を入力するための入力装置68を備えている(図3参照)。
携帯端末21は、車両12の乗員が所持している端末であり、例えば、スマートフォン、タブレット等の端末である。
サーバ16は、駐車場を運用する事業者からデータを取得するように構成されている。そして、遠隔操作装置14は、このサーバ16を通じて、駐車場の地図情報及び空き状況などの情報を取得する。
(車両12のハードウェア構成)
図2は、車両12のハードウェア構成を示すブロック図である。この図2に示されるように、車両12の制御部20は、CPU(Central Processing Unit:プロセッサ)24、ROM(Read Only Memory)26、RAM(Random Access Memory)28、ストレージ30、通信インタフェース32及び入出力インタフェース34を含んで構成されている。各構成は、バス23を介して相互に通信可能に接続されている。
CPU24は、中央演算処理ユニットであり、各種プログラムを実行したり、各部を制御したりする。すなわち、CPU24は、ROM26又はストレージ30からプログラムを読み出し、RAM28を作業領域としてプログラムを実行する。CPU24は、ROM26又はストレージ30に記録されているプログラムに従って、上記各構成の制御および各種の演算処理を行う。
ROM26は、各種プログラムおよび各種データを格納する。RAM28は、作業領域として一時的にプログラム又はデータを記憶する。ストレージ30は、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)により構成され、オペレーティングシステムを含む各種プログラム、及び各種データを格納する。本実施形態では、ROM26又はストレージ30には、車両12を遠隔操作によって走行させるための遠隔操作プログラムが格納されている。
通信インタフェース32は、車両12が遠隔操作装置14、サーバ16及び他の機器と通信するためのインタフェースであり、たとえば、イーサネット(登録商標)、FDDI、Wi-Fi(登録商標)等の規格が用いられる。
入出力インタフェース34には、GPS(Global Positioning System)装置36、カメラ38、ミリ波レーダ40、レーザレーダ42及び車両駆動装置44が接続されている。GPS装置36は、複数のGPS衛星からGPS信号を受信して自車両の位置を測位する。GPS装置36は、受信可能なGPS信号の数が多くなるに従って測位の精度が向上する。
カメラ38は、車両12の外板に複数設けられており、車両12の周囲を撮像する。ミリ波レーダ40は、発せられた電波の反射波を測定して車両12の周囲の障害物を検知する。レーザレーダ42は、レーザ光を走査して、その反射光を測定して車両12の周囲の障害物を検知する。
車両駆動装置44は、乗員又はオペレータによって入力された信号に基づいて車両12を駆動させる。すなわち、車両駆動装置44は、ステアリングアクチュエータ、アクセルアクチュエータ及びブレーキアクチュエータを含んでいる。
(遠隔操作装置14のハードウェア構成)
図3は、遠隔操作装置14のハードウェア構成を示すブロック図である。この図3に示されるように、遠隔操作装置14の制御部22は、CPU52、ROM54、RAM56、ストレージ58、通信インタフェース60及び入出力インタフェース62を含んで構成されている。各構成は、バス50を介して相互に通信可能に接続されている。
CPU52は、中央演算処理ユニットであり、各種プログラムを実行したり、各部を制御したりする。すなわち、CPU52は、ROM54又はストレージ58からプログラムを読み出し、RAM56を作業領域としてプログラムを実行する。CPU52は、ROM54又はストレージ58に記録されているプログラムに従って、上記各構成の制御および各種の演算処理を行う。
ROM54は、各種プログラムおよび各種データを格納する。RAM56は、作業領域として一時的にプログラム又はデータを記憶する。ストレージ58は、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)により構成され、オペレーティングシステムを含む各種プログラム、及び各種データを格納する。
通信インタフェース60は、遠隔操作装置14が車両12、サーバ16及び他の機器と通信するためのインタフェースであり、たとえば、イーサネット(登録商標)、FDDI、Wi-Fi(登録商標)等の規格が用いられる。
入出力インタフェース62には、表示装置64、スピーカ66及び入力装置68が接続されている。表示装置64は、オペレータに対して車両12の周辺の映像及び車両12の計器類の情報を表示させるための装置であり、モニタ等を含んで構成されている。なお、複数のモニタによって表示装置64を構成してもよい。
スピーカ66は、オペレータに対して音声を出力するための装置であり、例えば、車両12の乗員と通話するために用いられる。入力装置68は、オペレータが遠隔操作装置14に対して遠隔操作信号を入力するための装置である。この入力装置68として、例えば、車両12のコクピットを模した入力装置を適用することができる。この場合、オペレータは、実車両を運転している感覚でリモート運転することができる。
また、他の入力装置として、オペレータが把持可能で複数のボタンが設けられたコントローラを適用してもよい。このようなコントローラとしては、コンピュータゲームに用いられるコントローラを模した形状としてもよい。この場合、足が不自由なオペレータであっても車両12をリモート運転することができる。
(車両12の機能構成)
遠隔操作システム10を構成する車両12は、上記のハードウェア資源を用いて、各種の機能を実現する。車両12が実現する機能構成について図4を参照して説明する。
図4に示されるように、車両12は、機能構成として、許可部70、送信部72、受信部74、位置取得部76、走行制御部78、駐車指示部80、駐車位置報知部82、乗車指示受付部84及び送迎指示部86を含んでいる。各機能構成は、CPU24がROM26又はストレージ30に記憶されたプログラムを読み出し、実行することにより実現される。
許可部70は、車両外部の遠隔操作装置14による遠隔操作を許可する。本実施形態では、乗員が所定の降車場所で降車した場合に、許可部70によって遠隔操作が許可されるように構成されている。送信部72は、カメラ38、ミリ波レーダ40及びレーザレーダ42などのセンサ類から取得された車両12の周辺情報を遠隔操作装置14へ送信する。この他に、送信部72は、車速、現在位置及び走行予定ルートなどの情報を送信してもよい。
受信部74は、遠隔操作装置14を介してオペレータによって入力装置68に入力された遠隔操作信号を受信する。位置取得部76は、GPS装置36からの信号などに基づいて車両12の現在位置を取得する。
走行制御部78は、受信部74が受信した遠隔操作信号に基づいて車両12を走行させる。すなわち、遠隔操作信号に基づいて車両駆動装置44を制御することで車両12を走行させる。
駐車指示部80は、許可部70によって遠隔操作が許可された状態で、遠隔操作装置14に対して車両12の駐車を指示する。具体的には、駐車指示部80は、所定の降車場所で乗員が降車した場合に、遠隔操作装置14に対して車両12の駐車を指示する。
駐車位置報知部82は、車両12の駐車が完了した後に、携帯端末21に駐車位置を表示させる。このとき、駐車場の地図上で車両12の位置を表示させてもよく、駐車場の番号又は記号などを文面で表示させてもよい。
乗車指示受付部84は、車両12が駐車されている状態で乗員(利用者)から乗車の指示を受け付ける。具体的には、乗車指示受付部84は、乗員が所持している携帯端末21からネットワーク18を通じて乗車の指示を受ける。
送迎指示部86は、乗車指示受付部84が乗員から乗車の指示を受け付けた場合に、遠隔操作装置14に対して所定の乗車場所まで車両12の走行を指示する。
(遠隔操作装置14の機能構成)
遠隔操作システム10を構成する遠隔操作装置14は、上記のハードウェア資源を用いて、各種の機能を実現する。遠隔操作装置14が実現する機能構成について図5を参照して説明する。
図5に示されるように、遠隔操作装置14は、機能構成として、通信部88、周辺情報表示部90、操作受付部92及び駐車位置情報取得部94を含んで構成されている。
通信部88は、車両12との通信を行う。すなわち、通信部88は、車両12からの信号を受信する。また、通信部88は、車両12へ信号を送信する。
周辺情報表示部90は、車両12の送信部72の機能によって遠隔操作装置14へ送信された車両12の周辺情報を表示装置64に表示させる。具体的には、車両12に搭載されたカメラ38で撮像された映像を表示装置64に表示させる。また、ミリ波レーダ40及びレーザレーダ42によって検知された障害物の情報などを表示装置64に表示させる。
操作受付部92は、オペレータによって入力装置68に入力された遠隔操作信号を受け付ける。
駐車位置情報取得部94は、駐車場の空き状況を取得する。具体的には、サーバ16に蓄積された駐車場の地図情報及び空き状況を取得する。例えば、ショッピングモールの駐車場である場合、このショッピングモール側で管理している管理システムのサーバから駐車場の空き状況を取得する。
(作用)
次に、本実施形態の作用を説明する。
(遠隔駐車処理の一例)
図6は、遠隔操作システム10による遠隔駐車処理の流れの一例を示すフローチャートである。ここでは一例として、ショッピングモールに併設された駐車場に駐車する場合について説明する。この遠隔駐車処理は、CPU24がROM26又はストレージ30から遠隔駐車プログラムを読み出して、RAM28に展開して実行することによって実行される。また、遠隔駐車処理は、所定の時間をあけて定期的に実行される。
図6に示されるように、ステップS102では、CPU24は、車両12が所定の降車場所に到着したか否かについて判断する。一例として、ショッピングモールに遠隔駐車の専用レーンを設け、この専用レーンが降車場所とされている。そして、CPU24は、位置取得部76の機能によって車両12の現在位置を取得し、この車両12の現在位置が専用レーンの場所と一致する場合に、車両12が降車到着したと判断する。なお、駐車場の入り口付近に一時的な駐車スペースを設けておき、この駐車スペースを降車場所としてもよい。また、例えば、乗員が目的地としてショッピングモールを設定した時点で、ショッピングモールの専用レーン又は駐車スペースを降車場所として設定されるようにしてもよい。
CPU24は、ステップS102で降車場所に到着したと判断した場合、ステップS104への処理へ移行させる。また、CPU24は、ステップS102で降車場所に到着していないと判断した場合、遠隔駐車処理を終了させる。
CPU24は、ステップS104で乗員に対して降車場所に到着したことを通知する。車室内のモニタなどに表示させることで通知してもよく、音声で乗員に通知してもよい。これにより、乗員は、車両12を停車させた場所が降車場所であることを確認することができる。また、車両12が現在位置を降車場所として認識していることを乗員が把握できる。
次に、CPU24は、ステップS106で乗員が降車したか否かについて判断する。例えば、運転席に着座センサを設け、この着座センサからの信号に基づいて乗員が降車してことを判断してもよい。また、車室内を撮像する車室内カメラを設け、この車室内カメラで撮像された映像に基づいて乗員が降車したことを判断してもよい。さらに、着座センサ及び車室内カメラの両方の信号に基づいて乗員が降車したことを判断してもよい。乗員が降車した後、車両12のドアが自動的にロックされるようにしてもよい。このようにすれば、車両12に他者が乗り込むのを防止することができ、防犯性の観点で好ましい。
CPU24は、ステップS106で乗員が降車したと判断した場合、ステップS108の処理へ移行させる。また、CPU24は、ステップS106で乗員が降車していないと判断した場合、すなわち乗員が乗車した状態を維持していると判断した場合、ステップS108の処理へ移行させる。
ステップS108では、所定時間が経過したか否かについて判断する。そして、CPU24は、ステップS104で乗員に通知してから所定時間が経過していない場合には、ステップS106の処理へ移行させる。また、CPU24は、ステップS104で乗員に通知してから所定時間が経過した場合、遠隔駐車処理を終了させる。すなわち、乗員に降車する意向がない場合には、遠隔駐車処理を終了させる。
一方、CPU24は、乗員が降車した場合には、ステップS110で遠隔操作装置14による遠隔操作を許可させる。これにより、遠隔操作装置14からの遠隔操作信号を受信可能な状態となる。
次に、CPU24は、ステップS112で駐車指示を行わせる。具体的には、CPU24は、駐車指示部80に機能によって遠隔操作装置14に対して車両12の駐車を指示する。
遠隔操作装置14が駐車指示を受信することで、遠隔操作装置14の表示装置64に駐車指示を受けたことを表示させる。このとき、スピーカ66によって駐車指示を受けたことを音声でオペレータへ通知してもよい。
また、遠隔操作装置14は、駐車指示が受信された場合には、駐車位置情報取得部94の機能によって駐車場の空き状況を取得する。すなわち、サーバ16に蓄積された駐車場の地図情報及び空き状況を取得する。また、遠隔操作装置14は、駐車位置情報取得部94で取得された情報をオペレータへ通知させる。表示装置64に表示させることオペレータへ通知してもよく、スピーカ66によって音声でオペレータへ通知してもよい。
オペレータは、遠隔操作装置14によって通知された駐車場の空き状況などの情報に基づいて車両12を駐車させる。具体的には、オペレータが入力装置68を介して遠隔操作装置14に遠隔操作信号を入力することで、この遠隔操作信号が車両12へ送られる。そして、走行制御部78の機能によって、遠隔操作信号に基づいて車両12を駐車させる。このようにして、オペレータが予め空いている位置を把握することができ、オペレータが駐車に要する時間を短縮させることができる。
図6のステップS114では、CPU24は、駐車が完了したか否かについて判断する。予め駐車位置を指定している場合には、車両12の現在位置が駐車位置と一致する場合に、車両12の駐車が完了したと判断する。また、予め駐車位置が指定されておらず、オペレータが任意の駐車位置に車両12を駐車させる場合には、駐車の完了後にオペレータが所定の操作を行うことで、駐車が完了したことを車両12へ通知してもよい。
CPU24は、ステップS114で車両12の駐車が完了したと判断した場合、ステップS116の処理へ移行させる。また、CPU24は、ステップS114で車両12の駐車が完了していないと判断した場合、駐車の途中であると判断し、駐車が完了するまでステップS114の処理を繰り返す。なお、所定の時間が経過した場合に、オペレータ及び乗員に対して駐車が完了していないことを通知ようにしてもよい。
CPU24は、ステップS116で携帯端末21に駐車が完了したことを通知させて、遠隔駐車処理を終了させる。具体的には、CPU24は、駐車位置報知部82の機能によって乗員が携帯している携帯端末21へ駐車が完了したことを通知する。また、CPU24は、携帯端末21へ駐車位置を表示させる。例えば、駐車位置は、駐車場の地図上に車両12の位置を示すなどの方法で表示される。これにより、乗員が携帯端末21を所持していれば、降車後に駐車位置を容易に把握することができる。
以上のように、本実施形態では、車両12は、許可部70によって遠隔操作が許可された状態で、遠隔操作装置14に対して車両の駐車を指示することで、乗員が目的地まで車両12を走行させた後、駐車せずに降車した場合であっても、リモート運転によって車両が駐車される。すなわち、乗員が所定の降車場所で降車するだけで車両12をリモート運転によって駐車させることができ、乗員が駐車の指示を行う必要がない。
(遠隔送迎処理の一例)
図7は、遠隔操作システム10による遠隔送迎処理の流れの一例を示すフローチャートである。ここでは一例として、ショッピングモールの駐車場に駐車された状態から所定の乗車位置まで乗員(利用者)を迎える場合について説明する。この遠隔送迎処理は、CPU24がROM26又はストレージ30から遠隔送迎プログラムを読み出して、RAM28に展開して実行することによって実行される。また、遠隔送迎処理は、所定の時間をあけて定期的に実行される。
図7に示されるように、ステップS202では、CPU24は、利用者から乗車の指示を受けたか否かについて判断する。すなわち、CPU24は、乗車指示受付部84の機能によって利用者から乗車の指示を受け付けたか否かについて判断する。
CPU24は、ステップS202で乗車指示受付部84が携帯端末21からネットワーク18を通じて乗車の指示を受けた場合、ステップS204の処理へ移行させる。また、CPU24は、ステップS202で利用者からの指示を受けていない場合、遠隔送迎処理を終了させる。
CPU24は、ステップS204で遠隔操作装置14による遠隔操作を許可させる。これにより、遠隔操作装置14からの遠隔操作信号を受信可能な状態となる。
次に、CPU24は、ステップS206で遠隔操作装置14に対して送迎の指示を行わせる。具体的には、CPU24は、送迎指示部86の機能によって所定の乗車位置まで車両12を移動させるように遠隔操作装置14へ指示を行う。
遠隔操作装置14が送迎指示を受信することで、遠隔操作装置14の表示装置64に送迎指示を受けたことを表示させる。このとき、スピーカ66によって送迎指示を受けたことを音声でオペレータへ通知してもよい。
また、遠隔操作装置14は、送迎指示が受信された場合には、乗車位置をオペレータへ通知させる。表示装置64に表示させることオペレータへ通知してもよく、スピーカ66によって音声でオペレータへ通知してもよい。ここで、乗車位置は、予め設定された位置を乗車位置としてもよい。例えば、ショッピングモールにおいて送迎場所が設定されている場合、この送迎場所を乗車位置として設定してもよい。また、利用者が送迎指示を行う際に、携帯端末21に乗車場所を入力してもよい。この場合、携帯端末21から遠隔操作装置14へ乗車場所が通知され、オペレータが乗車場所を把握することができる。
オペレータは、遠隔操作装置14の表示装置64に表示された情報などに基づいて乗車場所まで車両12を移動させる。具体的には、オペレータが入力装置68を介して遠隔操作装置14に遠隔操作信号を入力することで、この遠隔操作信号が車両12へ送られる。そして、走行制御部78の機能によって、遠隔操作信号に基づいて車両12を移動させる。
CPU24は、ステップS208で乗車場所への移動が完了したか否かについて判断する。設定された乗車場所と車両12の現在位置とが一致する場合に、車両12の移動が完了したと判断する。
CPU24は、ステップS208で車両12の移動が完了したと判断した場合、ステップS210の処理へ移行させる。また、CPU24は、ステップS208で車両12の乗車場所への移動が完了していないと判断した場合、移動途中であると判断し、移動が完了するまでステップS208の処理を繰り返す。なお、所定の時間が経過した場合に、オペレータ及び利用者に対して移動が完了していないことを通知ようにしてもよい。
CPU24は、ステップS210で乗車場所まで車両12が移動したことを携帯端末21へ通知させ、遠隔送迎処理を終了させる。これにより、利用者は、車両12が乗車位置へ移動したことを把握することができる。
以上のように、本実施形態では、駐車位置がショッピングモールなどの目的地から離れている場合であっても、乗員が駐車位置まで駐車場内を歩く必要がない。
以上、実施形態について説明したが、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。例えば、上記実施形態では、ショッピングモールの駐車場に駐車させる場合について説明したが、これに限定されず、他の場所に駐車する場合に適用してもよい。テーマパークや観光地などを目的地とする場合に適用してもよい。この場合において、駐車場が並設されていない状況では、乗員が所定の操作を行うことで、遠隔操作装置に対して車両の駐車を指示してもよい。
また、上記実施形態では、遠隔送迎処理によって所定の乗車場所まで車両12を移動させたが、これに限定されない。例えば、送迎処理を行わず、利用者が自ら車両12が駐車された位置まで移動してもよい。この場合であっても、駐車位置が携帯端末21に表示されているため、利用者が車両12の駐車位置を把握することができる。なお、利用者がより直感的に車両12の位置を把握できるようにしてもよい。例えば、利用者が車両12に対して所定の距離まで近づいた場合に、車両12のライトを点灯又は点滅させるようにしてもよい。また、他の方法として、車両12の鍵又は携帯端末21を振動させることで、利用者の手に対して、車両12の方向へ引っ張る感覚を与える方法がある。具体的には、鍵又は携帯端末21に対して車両12の位置情報を通知し、利用者の現在位置と車両12の駐車位置とから車両12の方向を算出し、その方向へ引っ張るような感覚を与える振動パターンで鍵又は携帯端末21の内部の振動子を振動させる。この方法では、利用者が駐車位置を把握していない場合であっても、鍵又は携帯端末21に引っ張られる方向へ移動するだけで車両12を見付けることができる。
さらに、送迎処理を行わず、利用者が自ら車両12が駐車された位置まで移動する場合において、例えば、利用者のショッピング中に、ショッピングモールに近い位置の駐車スペースが空いた場合、リモート運転によってこの駐車スペースに駐車させてもよい。この場合、利用者が歩く距離を短縮させることができる。
さらに、上記実施形態では、オペレータによって入力された遠隔操作信号に基づいて車両12を駐車させたが、駐車における操作の一部を車両12側で行うようにしてもよい。すなわち、駐車を半自動で行うパーキングアシスト機能を備えた車両の場合、駐車が完了するまでの操作を全てオペレータが行う必要がないため、オペレータがパーキングアシスト機能を利用できる位置まで車両を移動させて、残りの操作をパーキングアシスト機能によって行うようにしてもよい。
さらに、上記実施形態でCPU24がソフトウェア(プログラム)を読み込んで実行した遠隔駐車処理及び遠隔送迎処理を、CPU以外の各種のプロセッサが実行してもよい。この場合のプロセッサとしては、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なPLD(Programmable Logic Device)、及びASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が例示される。また、遠隔駐車処理及び遠隔送迎処理を、これらの各種のプロセッサのうちの1つで実行してもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGA、及びCPUとFPGAとの組み合わせ等)で実行してもよい。また、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造は、より具体的には、半導体素子等の回路素子を組み合わせた電気回路である。
さらにまた、上記実施形態では、ストレージ30及びストレージ58を記録部としたが、これに限定されない。例えば、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、及びUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の記録媒体を記録部としてもよい。この場合、これらの記録媒体に各種プログラムが格納されることとなる。
10 遠隔操作システム
12 車両
14 遠隔操作装置
70 許可部
72 送信部
74 受信部
78 走行制御部
80 駐車指示部
82 駐車位置報知部
84 乗車指示受付部
86 送迎指示部
94 駐車位置情報取得部

Claims (2)

  1. 車両と、
    前記車両の外部に設けられ、車両外部のオペレータによって入力された遠隔操作信号に基づいて前記車両を遠隔操作させる遠隔操作装置と、
    を有する遠隔操作システムであって、
    前記車両は、
    前記遠隔操作装置による遠隔操作を許可する許可部と、
    センサ類から取得された車両の周辺情報を前記遠隔操作装置へ送信する送信部と、
    前記遠隔操作装置を介して車両外部のオペレータによって入力された遠隔操作信号を受信する受信部と、
    前記遠隔操作信号に基づいて車両を走行させる走行制御部と、
    前記許可部によって遠隔操作が許可された状態で、所定の降車場所で利用者が降車した場合に、前記遠隔操作装置に対して車両の駐車を指示する駐車指示部と、
    を備え、
    前記遠隔操作装置は、駐車場の空き状況を取得する駐車位置情報取得部を備え、
    前記車両の駐車が完了した状態において、施設に近い駐車スペースが空いた場合に、当該駐車スペースへの駐車を指示する、
    遠隔操作システム。
  2. 前記車両は、車両の駐車が完了した後に、所定の携帯端末に駐車位置を表示させる駐車位置報知部を備えている請求項1に記載の遠隔操作システム。
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