JP7194395B2 - ジョイント部の補修方法 - Google Patents

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本発明は、橋梁や高架道路の道路基盤の継ぎ目であるジョイント部の補修方法に関するものである。
橋梁や高架道路等の道路基盤の継ぎ目には、温度変化による道路基盤の伸縮を吸収する目的や、雨水が橋梁等の内部に浸入することを防ぐために、ジョイント部が設置される。
ジョイント部は、溝状に形成されるジョイント部本体と、ジョイント部本体の内部に嵌め込まれるように施工される止水材と、ジョイント部本体の道路長手方向両側に施工されるコンクリート部を備える(例えば、特許文献1,2参照)。
ジョイント本体の少なくとも上部は、金属製の壁部同士が離間するとともに相対向して溝状となっている。
また、ジョイント本体は平面視で波型となっており、ジョイント部全体としては平面視略櫛歯状である。
この壁部同士が離間してなる溝状の遊間部の幅は、例えば冬は約70mm程度であるところ、夏には道路基盤が熱で膨張した結果、遊間部の幅は約30mm程度まで狭くなる。
逆の言い方をすれば、遊間部の幅が広くなる冬はジョイント本体内に施工された止水材には張力が掛かっており、これは止水材がジョイント本体の壁部から引き剥がされる方向にはたらく力となる。
特開2006-29069号公報 特開2014-218819号公報
ここで、ジョイント部は、長年使用することで止水材が劣化してしまい、止水材が破断したり、止水材がジョイント本体から剥がれたりする。
このように止水材が破断等すると、雨水が橋梁の内部に浸入して錆が生じ橋梁の耐久年数が著しく低下してしまう。
この対策として、従来は定期的なメンテナンスにおいて、コンクリート部又は道路基盤を切断しジョイント部の大部分を取り替えていた。
しかし、そのような交換方法は非常に無駄が多く、コスト面だけでなく環境面においても好ましくない。
そこで、本発明の目的とするところは、ジョイント部の大部分を取り除いて交換するのではなくジョイント部を補修する補修方法を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に記載のジョイント部(1)の補修方法は、橋梁や高架道路等の道路基盤の継ぎ目に形成され前記道路基盤の伸び縮みを吸収するジョイント部(1)における、金属製の壁部(10a)同士が離間し相対向してなる溝状のジョイント本体(10)から既設の止水材(11)を除去する止水材除去工程(100)と、前記既設の止水材(11)が除去された前記ジョイント本体(10)に第一のバックアップ材(12)を嵌め込む第一バックアップ工程(200)と、前記バックアップ材(12)が嵌め込まれた前記ジョイント本体(10)に止水材(11)を充填し前記止
水材の上端が略U字状に凹んだ状態となるように施工する止水材充填工程(700)と、前記充填した止水材(11)を自然乾燥させる乾燥工程(900)と、を備えることを特徴とする。
また、請求項2に記載のジョイント部(1)の補修方法は、橋梁や高架道路等の道路基盤の継ぎ目に形成され前記道路基盤の伸び縮みを吸収するジョイント部(1)における、金属製の壁部(10a)同士が離間し相対向してなる溝状のジョイント本体(10)から既設の止水材(11)を除去する止水材除去工程(100)と、前記既設の止水材(11)が除去された前記ジョイント本体(10)に第一のバックアップ材(12)を嵌め込む第一バックアップ工程(200)と、前記バックアップ材(12)が嵌め込まれた前記ジョイント本体(10)に前記バックアップ材(12)とは接着し難い止水材(11)を充填する止水材充填工程(700)と、前記充填した止水材(11)を硬化させる硬化工程(900)と、を備え、前記硬化後には前記止水剤が前記ジョイント本体の壁部両側とのみ接着されることを特徴とする。
また、請求項3に記載のジョイント部(1)の補修方法は、前記第一バックアップ工程(200)と前記止水材充填工程(700)との間に、前記第一のバックアップ材(12)が嵌め込まれた前記ジョイント本体(10)に研掃材を噴射するブラスト工程(300)を備えることを特徴とする。
また、請求項4に記載のジョイント部(1)の補修方法は、前記ブラスト工程(300)と前記止水材充填工程(700)との間に、前記ジョイント本体(10)から前記第一のバックアップ材(12)を除去するバックアップ材除去工程(400)と、前記第一のバックアップ材(12)が除去された前記ジョイント本体(10)に第二のバックアップ材(12)を嵌め込む第二バックアップ工程(500)と、を備えることを特徴とする。
また、請求項5に記載のジョイント部(1)の補修方法は、前記止水材充填工程(700)と前記硬化工程(900)との間に、前記ジョイント本体(10)に上端縁部に防錆剤を塗布する防錆工程(800)を備えることを特徴とする。
ここで、上記括弧内の記号は、図面および後述する発明を実施するための形態に掲載された対応要素または対応事項を示す。
本発明の請求項1に記載のジョイント部の補修方法によれば、ジョイント本体から既設の止水材を除去し、ジョイント本体に第一のバックアップ材を嵌め込むとともに、ジョイント本体に止水材を充填するので、ジョイント部の大部分を取り除いて新たなジョイント部に交換するのではなく、ジョイント部を補修することが可能である。
よって、環境に優しく、コストも低廉である。
また、バックアップ材が嵌め込まれたジョイント本体に止水材を充填するので、充填する止水材の量を調整可能である。つまり、バックアップ材が無い場合に比べて使用する止水材の量が少なくて済む。
さらに、バックアップ材があることで、止水材がジョイント本体の底に付着しないので、止水材がジョイント部の伸縮を妨げない。すなわち、止水材が接着し難いバックアップ材によって止水材が三面接着にならずに済むので、止水材はジョイント本体の壁部両側と接着されるのみであり、止水材は十分に伸縮可能である。
また、請求項2に記載のジョイント部の補修方法によれば、請求項1に記載の発明の作用効果に加え、第一のバックアップ材が嵌め込まれたジョイント本体に研掃材を噴射するので、その研掃材が橋梁等の下へ飛散することを防止可能である。
また、研掃材や粉塵を容易に除去可能であるならば、ブラスト工程の後にそのまま第一のバックアップ材を、止水材の充填用に用いることができる。
また、請求項3に記載のジョイント部の補修方法によれば、請求項2に記載の発明の作用効果に加え、ジョイント本体から前記第一のバックアップ材を除去し、その後でジョイント本体に第二のバックアップ材を嵌め込むので、第一のバックアップ材とともに容易にジョイント本体内から研掃材を除去可能である。
また、請求項4に記載のジョイント部の補修方法によれば、請求項1乃至3に記載の発明の作用効果に加え、ジョイント本体に上端縁部に防錆剤を塗布するので、ジョイント本体の錆を抑制できる。よって、止水材とジョイント本体との接着力を長期間維持することができる、つまり錆の発生による止水材のジョイント本体からの剥離を抑制できるので、ジョイント部の補修頻度を下げることができる。
また、錆を抑制することで、ジョイント本体を長寿命化可能である。これにより、再び止水材が劣化したときにジョイント部に対して再度の補修も可能である。
なお、本発明のジョイント部の補修方法のように、ジョイント部の大部分を取り替えることなくジョイント部を補修する点は、上述した特許文献1及び2には全く記載されていない。
本発明の実施形態に係るジョイント部を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るジョイント部を示す拡大断面図である。 本発明の実施形態に係るジョイント部の補修方法を示す工程図である。 本発明の他の実施形態に係るジョイント部を示す拡大断面図である。 本発明の他の実施形態に係るジョイント部の補修方法を示す工程図である。 本発明のさらに他の実施形態に係るジョイント部の補修方法を示す工程図である。
図1乃至図3を参照して、本発明の実施形態に係るジョイント部1の補修方法を説明する。
まず、ジョイント部1の構造について説明する。
このジョイント部1は、ジョイント本体10と、止水材11と、コンクリート部20と、を備え、橋梁や高架道路の道路基盤の継ぎ目であって、道路基盤の伸縮を吸収するものである。
ジョイント本体10は、金属製の壁部10a同士が離間し相対向して溝状の遊間部Sとなっている。
本実施形態においては、図2に示すように少なくともジョイント本体10の壁部10aの上部は、ジョイント本体10の上端から略鉛直に下方に延びる。ここでは、このように上部に位置する溝を遊間部Sと呼ぶ。
また、図1に示すようにジョイント本体10は平面視波型であり、ジョイント本体10が延びる方向は道路長手方向とは略直交する。
そして、道路基盤が伸縮したときには、それに伴ってジョイント本体10の遊間部Sの幅が変化しその伸縮を吸収するので、道路基盤に不陸が生じたり亀裂が入ったりすることを抑制している。
止水材11は、シリコーン系であり、施工時には半固体状であるが自然乾燥させると硬化する。この硬化後も弾性を有している。
また、止水材11はジョイント部1全体とともに屋外に曝されるものであるから、耐候性にも優れた素材が選定されている。
コンクリート部20は、内部に金属プレートや鉄骨を配置して、ジョイント本体10を固定するとともに、ジョイント本体10と道路基盤との間を埋めるものである。
次に、このような構成であるジョイント部1の補修方法について、図3を参照しつつ説明する。
本実施形態に係るジョイント部1の補修方法は、止水材除去工程100、第一バックアップ工程200、ブラスト工程300、バックアップ材除去工程400、第二バックアップ工程500、プライマー塗布工程600と、止水材充填工程700と、防錆工程800と、乾燥工程900と、を備える。
まず、止水材除去工程100において、既設の止水材11を適当な箇所で切断し、ジョイント本体10から止水材11を引っ張り出して除去する。
止水材11がジョイント本体10の壁部10aに強力に接着している場合には、止水材11とジョイント本体10の壁部10aとの間に刃物等を入れ、その後に止水材11を引っ張り出す。
次に、第一バックアップ工程200において、既設の止水材11が除去されたジョイント本体10に、ポリエチレン系の第一のバックアップ材12を嵌め込む。
この第一のバックアップ材12は断面略円形で、ジョイント本体10に対して端から順に嵌め込んでいく。
ここでは、第一のバックアップ材12の上端がジョイント本体10の上端から35mmほど下がった位置となるまで嵌めた。
次に、ブラスト工程300において、第一のバックアップ材12が嵌め込まれたジョイント本体10に対し、ブラスト装置(図示省略)を用いて研掃材を噴射し、止水材除去工程100でジョイント本体10から取り切れずに残った止水材11の一部や錆等を削り落とす。
ここで、研掃材を噴射するとともに、研掃材及び生じた粉塵の吸引をブラスト装置によって同時に行い、研掃材及び粉塵の飛散を最小限に抑えた。
このようなブラストを行うことができれば、ジョイント部1の上方から研掃材を噴射するものであろうが、遊間部Sに挿入可能なほどに小さいノズルヘッドを有するものであろうが、ブラスト装置の種類は問わない。
次に、バックアップ材除去工程400において、ジョイント本体10から第一のバックアップ材12を除去する。
このとき又は第一のバックアップ材12の除去の直後に、ジョイント本体10内に残っている粉塵等をさらに除去すればなおよい。
次に、第二バックアップ工程500において、第一のバックアップ材12が除去されたジョイント本体10に第二のバックアップ材12を嵌め込む。第二のバックアップ材12の材質も第一のバックアップ材12と同様にポリエチレン系である。
次に、プライマー塗布工程600において、止水材11とジョイント本体10との密着性や耐久性を向上させるために、第二のバックアップ材12よりも上方にあるジョイント本体10の壁部10aにプライマーを塗布する。
次に、止水材充填工程700において、半固体状の止水材11を撹拌して適度な粘度にし、ジョイント本体10に対し止水材11を端部から充填する。このとき、一度に充填せずに充填を分けて行い、止水材11を二層仕上げとする。
この各層ごとに充填後、上から半固体状の止水材11を押さえ込んで、止水材11と第二のバックアップ材12との間に閉じ込められた気泡を抜く。
このように気泡を抜くことで、止水材11とジョイント本体10との密着性を向上させることができる。
特に、ジョイント本体10のブラストを行った壁部10aを止水材11によって被覆するようにする。
また、夏にジョイント本体10の遊間部Sが狭くなり、止水材11が圧縮されたときに、止水材11の上端がジョイント本体10の上端よりも上方へ突出しないように、止水材11の上端が略U字状に凹んだ状態となるように施工する。
このように止水材11をジョイント本体10に満充填しないので、ブラストしたけれども止水材11で被覆されないジョイント本体10の部位は多少なりとも発生し得る。
なお、止水材11やバックアップ材11の材料の性質上、止水材11は第二のバックアップ材12には固定されていない。
また、第二のバックアップ材12はジョイント本体10に嵌め込むだけであってジョイント本体10に固定しているわけではないので、冬季に遊間部Sが広くなったときには第二のバックアップ材12はジョイント本体10内で落下することも起こり得る。しかし、止水材11が所定の位置で硬化さえすれば第二のバックアップ材12の役目は終了しているので問題無い。
次に、防錆工程800において、ジョイント本体10の上端縁部に防錆剤を塗布する。
この上端縁部とは、ジョイント本体10のうちブラストされかつ止水材11で被覆されていない部位を指し、ジョイント本体10上端の略鉛直部分と略水平部分の両方が含まれる。
最後に乾燥工程900では、止水材11を乾燥及び硬化させる。この乾燥工程900において特別なことを行うことはなく、単に放置するだけである。
以上のように構成されたジョイント部1の補修方法によれば、ジョイント本体10から既設の止水材11を除去し、ジョイント本体10に第一のバックアップ材12を嵌め込むとともに、ジョイント本体10に止水材11を充填するので、コンクリート部20を切断しジョイント部1の大部分を取り除いて新たなジョイント部1に交換するのではなく、ジョイント部1を補修することが可能である。
よって、従来に比べて環境に優しく、コストも低廉である。また、工期も短くて済む。
また、バックアップ材12が嵌め込まれたジョイント本体10に止水材11を充填するので、充填する止水材11の量を調整可能である。つまり、バックアップ材12が無い場合に比べて使用する止水材11の量が少なくて済む。
さらに、バックアップ材12があることで、止水材11がジョイント本体10の底に付着しないので、止水材11がジョイント部1の伸縮を妨げない。すなわち、止水材11が接着し難いバックアップ材12によって止水材11が三面接着にならずに済むので、止水材11はジョイント本体10の壁部10a両側と接着されるのみであり、止水材11は十分に伸縮可能である。
また、第一のバックアップ材12が嵌め込まれたジョイント本体10に研掃材を噴射するので、その研掃材が橋梁等の下へ飛散することを防止可能である。
また、ジョイント本体10から第一のバックアップ材12を除去し、その後でジョイント本体10に第二のバックアップ材12を嵌め込むので、第一のバックアップ材12とともに容易にジョイント本体10内から研掃材を除去可能である。
また、ジョイント本体10に上端縁部に防錆剤を塗布するので、ジョイント本体10の錆を抑制できる。よって、止水材11とジョイント本体10との接着力を長期間維持することができる、つまり錆の発生による止水材11のジョイント本体10からの剥離を抑制できるので、ジョイント部1の補修頻度を下げることができる。
また、錆を抑制することで、ジョイント本体10を長寿命化可能である。これにより、再び止水材11が劣化したときにジョイント部1に対して再度の補修も可能である。
しかも、止水材充填工程700において気泡を十分に抜いたので、止水材11の接着力が弱まりジョイント本体10から剥がれてしまうことも起こり難い。
また、遊間部Sが狭くなり止水材11が圧縮される夏季において、ジョイント本体10から上方に突出しないように止水材11を施工したので、車両の走行によって止水材11が摩損することを抑制できる。
つまり、夏季に車両の走行で止水材11が摩損した状態において、冬場に遊間部Sが広がって止水材11が引っ張れるとその摩損箇所から止水材11の破断が進行するが、そのような状況は生じ難い。
なお、本実施形態において、ジョイント本体10の壁部10a上部が、ジョイント本体10の上端から略鉛直に下方に延びるとしたが、バックアップ材12が嵌まる箇所より下方はどのような形状であってもよく、例えば図4に示すように、そのバックアップ材12が嵌まる箇所より下方の空隙が道路長手方向に幅広になっていてもよい。
また、止水材除去工程100において十分に止水材11を取り切れるならば、図5に示すように、第一バックアップ工程200の次にそのままプライマー塗布工程600としてもよい。
また、ブラスト工程300で生じる研掃材や粉塵等をブラストと同時に十分に除去可能ならば、図6に示すように第一バックアップ材12を除去しなくてもよい。このとき、第一のバックアップ材12をそのまま止水材11の充填用に用いることができる。
さらには、止水材11のジョイント本体10に対する粘着力等の性能面次第では、プライマーは必須ではない。
またブラストを狙った箇所に正確に行ったり、そのブラスト面を確実に止水材11で被覆できたりするならば防錆剤の塗布は必須ではない。
また、止水材11はシリコーン系、バックアップ材12はポリエチレン系としたが、これに限られるものではなく、用途に適したものを適宜選択可能である。
また、止水材除去工程100において止水材11に加え、新規施工時又は前回の補修時に使用したバックアップ材12もジョイント本体10から除去してもよい。
また、コンクリート部20がコンクリート以外の他の部材からなっていてもよく、さらには、ジョイント本体10の改良を行うことによって、道路基盤がジョイント本体10に直接接続されていてもよい。
1 ジョイント部
10 ジョイント本体
10a 壁部
11 止水材
12 バックアップ材
20 コンクリート部
100 止水材除去工程
200 第一バックアップ工程
300 ブラスト工程
400 バックアップ材除去工程
500 第二バックアップ工程
600 プライマー塗布工程
700 止水材充填工程
800 防錆工程
900 乾燥工程
S 遊間部

Claims (5)

  1. 橋梁や高架道路等の道路基盤の継ぎ目に形成され前記道路基盤の伸び縮みを吸収するジョイント部における、金属製の壁部同士が離間し相対向してなる溝状の既設のジョイント本体に第一のバックアップ材を嵌め込む第一バックアップ工程と、
    前記バックアップ材が嵌め込まれた前記既設のジョイント本体に止水材を充填し前記止水材の上端が略U字状に凹んだ状態となるように施工する止水材充填工程と、
    前記充填した止水材を硬化させる硬化工程と、を備えることを特徴とするジョイント部の補修方法。
  2. 橋梁や高架道路等の道路基盤の継ぎ目に形成され前記道路基盤の伸び縮みを吸収するジョイント部における、金属製の壁部同士が離間し相対向してなる溝状の既設のジョイント本体に第一のバックアップ材を嵌め込む第一バックアップ工程と、
    前記バックアップ材が嵌め込まれた前記既設のジョイント本体に前記バックアップ材とは接着し難い止水材を充填する止水材充填工程と、
    前記充填した止水材を硬化させる硬化工程と、を備え、
    前記硬化後には前記止水剤が前記既設のジョイント本体の壁部両側とのみ接着されることを特徴とするジョイント部の補修方法。
  3. 前記第一バックアップ工程と前記止水材充填工程との間に、
    前記第一のバックアップ材が嵌め込まれた前記既設のジョイント本体に研掃材を噴射するブラスト工程を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のジョイント部の補修方法。
  4. 前記ブラスト工程と前記止水材充填工程との間に、
    前記既設のジョイント本体から前記第一のバックアップ材を除去するバックアップ材除去工程と、
    前記第一のバックアップ材が除去された前記既設のジョイント本体に第二のバックアップ材を嵌め込む第二バックアップ工程と、を備えることを特徴とする請求項3に記載のジョイント部の補修方法。
  5. 前記止水材充填工程と前記硬化工程との間に、
    前記既設のジョイント本体に上端縁部に防錆剤を塗布する防錆工程を備えることを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか一つに記載のジョイント部の補修方法。
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