JP6014412B2 - 側溝用補修カバー、側溝用補修カバー相互の接合調整装置、側溝補修構造及び側溝補修方法 - Google Patents

側溝用補修カバー、側溝用補修カバー相互の接合調整装置、側溝補修構造及び側溝補修方法 Download PDF

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本発明は、老朽化した既設側溝の水路部を補修するために用いられる側溝用補修カバーに関するものであり、該側溝用補修カバー相互の接合調整装置に関するものであり、該側溝用補修カバーを用いる側溝補修構造に関するものであり、更に、該側溝用補修カバーを用いる側溝補修方法に関するものである。
老朽化した既設側溝の内面を補修するための補修方法の一例として、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4記載の補修方法が提案されている。
特許文献1記載の補修方法は、図34に示すように、側溝ブロックaの上部を切断除去し、側溝ブロックaの切断除去面b上に側溝上部補修体cを設置し、該側溝上部補修体cのボルト挿通孔dの雌ねじ部eに、ボルト挿通孔dの孔長より長い昇降調整ボルトfを螺着し、該側溝上部補修体cの上方へ突出する昇降調整ボルトfの回動操作部gを回動操作することで側溝上部補修体cを昇降調整し、該側溝上部補修体cの下部と側溝ブロックaの切断除去部分との隙間hに硬化剤を充填して側溝上部補修体cを固定した後、該昇降調整ボルトfの回動操作部gを回動操作して昇降調整ボルトfをボルト挿通孔dから取り外し、ボルト挿通孔dに硬化剤を充填する構成のものであった。
しかしながら、かかる方法によるときは、側溝ブロックaの上部を切断除去するという大掛かりな施工を要するばかりか、該切断除去面b上に側溝上部補修体cを設置するに際し、該切断除去面b上で立設される昇降調整ボルトfの回動操作によって側溝上部補修体cの昇降調整を行い、又、適宜硬化剤を充填したり該昇降調整ボルトfを取り外す等の各種の施工工程を要して、施工に多くの手間を要し、又、施工コストの上昇を招く問題があった。
特許文献2記載の補修方法は、図35に示すように、水路kの内面mに、スペーサn等で所定の隙間を設けて繊維強化プラスチックモルタル複合材(FRPM板)pをライニングし、該隙間にモルタルやセメントミルク等の流動性のある裏込材qを充填してこれを硬化させるものである。かかる補修方法は、前記FRPM板pによる水路内面の被覆によって、該水路の内面に生じた亀裂等を補修できて水路の流水を円滑化させ得る利点があるが、前記充填したモルタル等には弾力性が殆どないために、気温の変化による体積変化によって、モルタル等の裏込材qに大きな応力が繰り返し加わることにより、該裏込材qに亀裂が発生したりFRPM板pの接合部等に亀裂が発生する等して、水路からの漏水を引き起こす恐れがあった。又、該接合部に亀裂が発生して、水が流れる際にがたつきが発生すると、該FRPM板pの接合部が外れる恐れもあった。
又、特許文献3記載の補修方法は、図36に示すように、薄手の防水シートrを介在してFRPM板pをボルトsで水路内面tに固定するものであり、この固定は、水路の底部uや壁部vに埋設したボルトsの、該FRPM板pの内面xで突出したネジ軸部に、ナットzを螺合し締め付けることにより行うものであった。かかる構成を有する補修方法によるときは、図35に示すような裏込材qを用いるのではなく薄手の防水シートrを介在させるため、前記のような体積変化に伴う亀裂発生の問題は生じさせないとしても、該ナットzが水路kに露出状態となるため、該ナットzに、水路水と共に流れてくる物が引っ掛かる恐れがあり、水の流れが阻害される問題があった。このことは、該ナットzがボルト頭に代わったとしても同様である。又、ボルトやナットが錆びて既設側溝に対するFRPM板pの固定強度を不安定化させる問題もあった。
特開2011−219960号公報 特開2002−129536号公報 特開2002−294665号公報 特開2002−294664号公報
本発明は前記従来の問題点に鑑みて開発されたものであり、老朽化した既設側溝を簡易且つ確実に補修できると共に、構造的安定性に優れた補修側溝を構成可能とする側溝用補修カバーの提供を課題とするものである。又、施工誤差を吸収等し得る側溝用補修カバー相互の調整接合装置の提供を課題とするものであり、又、該側溝用補修カバーを用いて構成されて構造的安定性に優れる側溝補修構造の提供を課題とするものである。更に、前記水路内面の補修を簡易且つ確実に行うことを可能とする側溝補修方法の提供を課題とするものである。
前記課題を解決するため本発明は以下の手段を採用する。
即ち本発明に係る側溝用補修カバーは、コンクリート製の既設側溝の、上端が開放したU字状の水路部を補修するに際し、該水路部の延長方向に並設される側溝用補修カバーであって、前記水路部に嵌め入れられて水路内面を覆う合成樹脂製のU字状カバー部の左右の上端に、前記既設側溝の上端面を覆う上面カバー部が連設されてなり、該U字状カバー部の左右の側壁部は内向きに窄められており、外向きに弾性的に拡開可能となされており、該U字状カバー部が前記水路部に嵌め入れられて該左右の側壁部が外向きに弾性的に所要に拡開されることにより、均一な水路幅を有する補修水路を形成でき、前記U字状カバー部の底部分は、その全長に亘って、剛性が小さく形成されていることを特徴とするものである。
本発明に係る側溝用補修カバーの他の態様は、コンクリート製の既設側溝の、上端が開放したU字状の水路部を補修するに際し、該水路部の延長方向に並設される側溝用補修カバーであって、前記水路部に嵌め入れられて水路内面を覆う合成樹脂製のU字状カバー部の左右の上端に、前記既設側溝の上端面を覆う上面カバー部が連設されてなり、該U字状カバー部の左右の側壁部は内向きに窄められており、外向きに弾性的に拡開可能となされており、該U字状カバー部が前記水路部に嵌め入れられて該左右の側壁部が外向きに弾性的に所要に拡開されることにより、均一な水路幅を有する補修水路を形成でき、前記底部分は、薄肉に形成されていることを特徴とするものである。
本件発明に係る側溝用補修カバー相互の接合調整装置は、側溝用補修カバーを用いて前記既設側溝の水路部を補修するに際し、該水路部の延長方向で見た前後の側溝補修カバー相互を接合する接合調整装置であって、該側溝用補修カバーは、コンクリート製の既設側溝の、上端が開放したU字状の水路部を補修するに際し、該水路部の延長方向に並設されるものであり、前記水路部に嵌め入れられて水路内面を覆う合成樹脂製のU字状カバー部の左右の上端に、前記既設側溝の上端面を覆う上面カバー部が連設されてなる。該U字状カバー部の左右の側壁部は内向きに窄められており、外向きに弾性的に拡開可能となされており、該U字状カバー部が前記水路部に嵌め入れられて該左右の側壁部が外向きに弾性的に所要に拡開されることにより、均一な水路幅を有する補修水路を形成できる如くなされている。そして、後の側溝用補修カバーの前記U字状カバー部の前端に接合調整部が突設されてなり、該接合調整部は、前の側溝用補修カバーの後端側部分の前部分と当接し得る当接支持片を有し、該当接支持片に当接して支持された後端側部分の表面と、前記後の側溝用補修カバーの表面とは面一を呈する如くなされており、該当接支持片の後端と前記後の側溝用補修カバーの前端との間には、背面側に窪む収容窪み部が設けられており、該収容窪み部に弾性接着剤が収容された状態で、前記後端側部分の前部分の背面が前記当接支持片に当接状態で支持され、該後端側部分の後部分の背面は、前記収容窪み部に収容された弾性接着剤に接着される如くなされ、且つ、該後端側部分の後端と前記側溝用補修カバーの前端との間には、前記側溝用補修カバーの熱膨張を吸収する吸収間隙が形成されるようになされていることを特徴とするものである。
本発明に係る側溝補修構造は、側溝用補修カバーを用いる側溝補修構造であって、該側溝用補修カバーは、コンクリート製の既設側溝の、上端が開放したU字状の水路部を補修するに際し、該水路部の延長方向に並設されるものであり、前記水路部に嵌め入れられて水路内面を覆う合成樹脂製のU字状カバー部の左右の上端に、前記既設側溝の上端面を覆う上面カバー部が連設されてなる。該U字状カバー部の左右の側壁部は内向きに窄められており、外向きに弾性的に拡開可能となされており、該U字状カバー部が前記水路部に嵌め入れられて該左右の側壁部が外向きに弾性的に所要に拡開されることにより、均一な水路幅を有する補修水路を形成できる如くなされている。そして、該側溝用補修カバーの前記U字状カバー部が、前記水路内面を覆うように前記水路部に嵌め入れられ、且つ、前記左右の側壁部が外向きに弾性的に所要に拡開されることによって、該U字状カバー部の外面と該水路内面との間に所要間隙が形成されると共に、前記上面カバー部と前記既設側溝の上端面との間に所要間隙が形成されており、これらの所要間隙には、塊状を呈し且つ弾性変形可能の塊状弾性接着層が点状分散状態で介在されており、硬化した該塊状弾性接着層によって、前記側壁部と前記水路内面とが接着されると共に、前記上面カバー部と前記既設側溝の上端面とが接着されていることを特徴とするものである。
本発明に係る側溝補修方法は、側溝用補修カバーを用いる側溝補修方法であって、該側溝用補修カバーは、コンクリート製の既設側溝の、上端が開放したU字状の水路部を補修するに際し、該水路部の延長方向に並設されるものであり、前記水路部に嵌め入れられて水路内面を覆う合成樹脂製のU字状カバー部の左右の上端に、前記既設側溝の上端面を覆う上面カバー部が連設されてなる。該U字状カバー部の左右の側壁部は内向きに窄められており、外向きに弾性的に拡開可能となされており、該U字状カバー部が前記水路部に嵌め入れられて該左右の側壁部が外向きに弾性的に所要に拡開されることにより、均一な水路幅を有する補修水路を形成できる如くなされている。そして、前記水路内面を洗浄した後、該水路内面の所要部位と前記既設側溝の上端面の所要部位に、弾性変形可能の弾性接着剤を塊状に塗布して、塊状弾性接着層を点状分散状態に形成し、その後、前記側溝用補修カバーの前記U字状カバー部を前記水路部に嵌め入れると共に前記左右の側壁部を外向きに弾性的に所要に拡開させ、この際、前記塊状弾性接着層を押し潰して、該U字状カバー部の外面と該水路内面との間に所要間隙を形成すると共に、前記上面カバー部の下面と前記既設側溝の上端面との間に所要間隙を形成し、硬化した該塊状弾性接着層によって、前記側壁部と前記水路内面とを接着すると共に、前記上面カバー部と前記既設側溝の上端面とを接着することを特徴とするものである。
該側溝補修方法において、前記水路内面の所要部位に弾性接着剤を塊状に塗布して形成された前記塊状弾性接着層の表面にメッシュ状シートを被せ、前記U字状カバー部を前記水路部に嵌め入れて前記左右の側壁部を外向きに弾性的に所要に拡開させる際に、前記塊状弾性接着剤を該メッシュ状シートの上から押し潰し、該メッシュ状シートのメッシュ部分を通して外部にしみ出た弾性接着剤を前記U字状カバー部の外面に付着させるように構成するのがよい。この場合、前記メッシュ状シートは、炭素繊維やガラス繊維、又はアラミド繊維を以て形成するのがよい。
本発明は以下の如き優れた効果を奏する。
(1) 本発明に係る補修カバーによるときは、その左右の側壁部が内向きに窄められているため、該補修カバーを用いる側溝補修に際して、該U字状カバー部の左右の側壁部の背面が、既設側溝の水路内面に塗布された点状分散状態の塊状弾性接着剤に擦れにくく、該U字状カバー部を水路部に嵌め入れる施工を能率よく行うことができる。
そして、左右の側壁部が内向きに窄められていることから、該U字状カバー部を水路部に嵌め入れた後に、該左右の側壁部を間隔保持部材等で外向きに弾性的に拡開させれば、該間隔保持部材の間隔保持作用によって、補修水路の幅を一定に調整できる。このようにして水路幅を一定に調整できるため、補修側溝を見栄えよく仕上げることができる。又、補修水路の水路幅が一定であるために、補修水路を流れる流水の円滑化を図ることができる。
(2) 前記補修カバーを用いて構成された側溝補修構造によるときは、前記U字状カバー部の側壁部と前記水路内面との間の間隙に、塊状を呈し且つ弾性変形可能の塊状弾性接着層が点状分散状態で介在され、該側壁部と該水路内面とが該塊状弾性接着層によって接着されると共に、前記上面カバー部と前記上端面も、該塊状弾性接着層で接着されている。
従って、夏や冬の気温の変化や、夏季において、補修側溝に水が流れている場合において、補修された水路の水から露出した上側部分は加熱されて伸びる等により前記補修カバーが伸縮した場合には、該塊状弾性接着層が弾性変形することによって該伸縮に追随でき、接着剤の剥離を防止できる。これによって、側溝補修カバー相互の接合部分の外れ等の損傷を防止でき、該接合部における漏水を防止できることとなる。又、前記間隙に流入した水の浮力作用で補修カバーが浮き上がる恐れを防止できると共に、側溝の側部に自動車荷重等が加わった場合の振動や、水路を水が流れる際の振動等を、弾性接着剤の弾性変形によって吸収できることとなる。
(3) 本発明に係る側溝補修構造は、補修カバーを既設側溝に弾性接着剤を用いて接着する構成を採用するため、アンカーボルトを用いてカバーを固定する従来の施工方法における場合のように、補修に際して、薄肉の既設側溝に割れを生じさせる恐れがない。かかることから、側溝ブロックが比較的薄肉であってアンカーボルトを設けることができない(割れるため)構造の既設側溝に対して本発明を応用した場合は、既設側溝を損傷することなくこれを補修できるのである。
又、アンカーボルトを用いてカバーを固定する従来の施工方法によるときは、補修された水路面にボルトの頭やナット等が露出して物が引っ掛かり水の流れが阻害される問題があったが、本発明によるときは、このような問題を発生させない。又、アンカーボルトやナットが錆びて既設側溝の補修構造を不安定化させる問題も発生させない。
(4) 本発明に係る側溝補修構造や側溝補修方法は、前記間隙に塊状弾性接着剤を点状分散状態で介在させることとしており、該間隙の全体に亘って弾性接着剤を介在させるものではないため、弾性接着剤の使用量を削減できる経済性がある。
(5) 本発明に係る補修カバー相互の接合調整装置によるときは、補修カバーを構成するU字状カバー部相互を弾性接着剤を介して接着するため、該U字状カバー部相互を、漏水を防止できながら、施工誤差を吸収して接合できる。又、補修側溝を構成した後は、前記吸収間隙によって、前記側溝用補修カバーの温度変化による熱膨張を吸収できる。
(6) 本発明に係る側溝補修方法によるときは、前記側溝補修カバーの前記U字状カバー部が内向きに窄められていることから、該U字状カバー部を前記水路部に嵌め入れる際に、水路内面に点状分散状態で塗布されている塊状弾性接着剤に極力擦れないように該U字状カバー部を嵌め入れることができる。その後に、前記左右の側壁部を間隔保持部材等によって外向きに弾性的に拡開させることとし、その際に、押し潰しの容易な前記塊状弾性接着剤を所要に押し潰した状態にするため、該U字状カバー部の背面と水路内面との間に所要間隙を形成できる。そして、該間隙に介在されている硬化した塊状弾性接着層によって、該側壁部と該水路内面とを点状に弾性接着できる。かかることから本発明の側溝補修方法によるときは、水路幅を一定にして、然も、施工誤差を適宜吸収しながら、能率よく側溝補修を行うことができる。
(7) 特に、前記水路内面に塗布された前記塊状弾性接着剤の表面にメッシュ状シートを被せる場合は、該U字状カバー部を前記水路部に嵌め入れる際に該U字状カバー部の背面(外面)が該メッシュ状シートに擦れたとしても、該塊状弾性接着剤の塊状形態が崩れるのを極力防止でき、U字状カバー部を水路部に嵌め入れる施工をより容易に且つより確実に行うことができる。そして、前記水路部に嵌め入れた該U字状カバー部の左右の側壁部を前記間隔保持部材等を用いて外向きに所要に弾性的に拡開させ、その際に、前記塊状弾性接着剤を該メッシュ状シートの上から押し潰すと、該該メッシュ状シートのメッシュ部分を通して外部にしみ出た弾性接着剤を前記U字状カバー部の背面(外面)に付着させることができ、これによって、該U字状カバー部と水路内面とを弾性接着剤によって接着できる。
この際、前記メッシュ状シートを炭素繊維やガラス繊維、アラミド繊維等の補強繊維を以て形成する場合は、これらが、硬化した塊状弾性接着層を補強する効果も期待できる。
本発明に係る側溝用補修カバーを示す斜視図である。 既設側溝の水路部に側溝用補修カバーを、相互接合して取り付ける施工工程を説明する斜視図である。 既設側溝を示す斜視図である。 側溝用補修カバー相互の接合工程を説明する断面図である。 側溝用補修カバーを既設側溝の水路部に取り付けて構成された補修水路を示す断面図である。 その補修水路を示す部分斜視図である。 既設側溝の水路部に側溝用補修カバーのU字状カバー部を嵌め入れる施工工程を示す断面図である。 既設側溝に対する塊状弾性接着剤の塗布状態の一例を示す平面図である。 その部分斜視図である。 既設側溝の水路部に側溝用補修カバーのU字状カバー部を嵌め入れた状態を示す断面図である。 U字状カバー部を水路部に嵌め入れた後に、その左右の側壁部を間隔保持部材によって弾性的に押し広げた状態を示す断面図である。 その斜視図である。 U字状カバー部をこのように弾性的に押し広げた状態を既設側溝の延長方向で見た斜視図である。 既設側溝の水路部にU字状カバー部を嵌め入れて間隔保持部材で該U字状カバー部を拡開させた状態の他の態様を示す断面図である。 既設側溝の水路部にU字状カバー部を嵌め入れて間隔保持部材で該U字状カバー部を拡開させた状態のその他の態様を示す断面図である。 既設側溝の水路部に側溝用補修カバーを取り付けた状態における上面カバー部相互の接合状態を示す断面図である。 既設側溝の水路部に側溝用補修カバーを嵌め入れて後、両者の間隙部分の全体に弾性接着剤を介在させた場合の問題点を説明する断面図である。 既設側溝の水路内面に対する塊状弾性接着剤の塗布状態の他の態様を示す断面図である。 その塗布状態のその他の態様を示す断面図である。 側溝用補修カバーのU字状カバー部の底部分を比較的薄肉に形成した場合を示す断面図である。 側溝用補修カバーのU字状カバー部の底部分を比較的薄肉に形成した場合のその他の態様を示す断面図である。 側溝用補修カバー相互の他の接合手段を説明する断面図である。 かかる接合手段によって側溝用補修カバー相互を接合して構成された補修側溝を示す部分斜視図である。 側溝用補修カバーのその他の態様を示す斜視図である。 水路部が屈曲している既設側溝を側溝用補修カバーを用いて補修してなる補修側溝を示す部分斜視図である。 既設側溝の水路部の屈曲部分における側溝用補修カバー相互の接合施工工程を説明する説明図である。 その屈曲部分を構成するために前後の端部分が適宜切除されてなる側溝用補修カバーを示す斜視図である。 水路部の水路内面に塗布されてなる塊状弾性接着剤の表面にメッシュ状シートを被せた状態を示す斜視図である。 その断面図である。 メッシュ状シートが被せられてなる塊状弾性接着剤を該メッシュ状シートの上から押し潰してU字状カバー部を取り付けた状態を示す断面図である。 側溝用補修カバーのその他の態様を示す斜視図である。 その側溝用補修カバー相互を接合して補修側溝を形成する施工工程を示す斜視図である。 その側溝用補修カバー相互の接合状態を示す断面図である。 従来の側溝補修方法の一例を説明する断面図である。 従来の側溝補修方法のその他の例を説明する断面図である。 従来の側溝補修方法のその他の例を説明する断面図である。
図1〜6において本発明に係る側溝用補修カバー(以下、補修カバーという)1は、老朽化したコンクリート製の既設側溝2(図3)のU字状の水路部3に取り付けられて該水路部3を補修するために用いられるものであり、図2,図4に示す接合調整装置5を介して相互が接合されて該既設側溝2の延長方向に並設され、図5に示す側溝補修構造6を構成でき、図6に示す補修水路7を構成できる。
前記既設側溝2は、本実施例においては例えば農業用水路等の小規模の水路であり、図3に示すように、横断面U字状をなすコンクリート製の側溝ブロック(例えば2m長さの側溝ブロック)8を用い該側溝ブロック8の端部9,9相互を連結して構成されている。該既設側溝2の水路幅は、250〜700mmで、通常は300〜600mmであり、図3においては600mm程度に設定されている。該既設側溝2は、前記水路部3の水路内面10に亀裂が発生していたり剥離が生じていたりして漏水が生じている部分がある。又、該側溝ブロック8の連結部分14には段差が生じている箇所があり、段差が生じている部分からの漏水も発生している。
前記補修カバー1は、前記既設側溝2を構成する前記側溝ブロック8の夫々に取り付けることのできる長さに設定されており、本実施例においては全長が2mに設定されている。そして、該補修カバー1は、図5に示すように、U字状カバー部11が前記水路部3に嵌め入れられて水路内面10を覆う。該U字状カバー部11の左右の側壁部12,12は、該両側壁部12,12の上端13,13間の間隔L1(図1(B))が、図5に示す側溝補修構造6で示されている施工完了状態での該上端13a,13a間の間隔L2よりも小さくなるように内向きに稍窄められている。そして、このように窄められた状態にある該U字状カバー部11は、これが前記水路部3に嵌め入れられた状態で、前記左右の側壁部12,12が外向きに弾性的に強制的に拡開可能となされている。
該U字状カバー部11の左右の側壁部12,12を内向きに窄める程度は、該補修カバー1を用いて側溝補修を行うに際して前記水路内面10に塗布されてなる塊状弾性接着剤16(図5)に擦れない状態となる程度に、乃至、該左右の側壁部12,12を更に内向きに多少窄めれば擦れない状態となる程度に設定されている。
又、かかる構成を有するU字状カバー部11の左右の上端(前記両側壁部の上端)13,13には、図1〜2、図5に示すように、前記側溝ブロック8の左右の上端面17,17を覆う上面カバー部19,19が連設されている。そして該補修カバー1は、その一端側(以下、前端側という)20に、前記接合調整装置5を構成する接合調整部21と、該接合調整部21に接合される被接合部24とを具えている。該接合調整部21は、図1〜2に示すように、前記U字状カバー部11の前端22から前方に向けて突出する如く、周方向に一連に設けられている。該接合調整部21は、図4に示すように、前記既設側溝2の長さ方向に並設される前後の補修カバー1a,1bについて見た場合の前の補修カバー1aの前記U字状カバー部11の後側部分23(前記被接合部24)と重なり状態となって、前記既設側溝2の長さ方向での接合状態の調整(施工誤差の吸収等)を行うためのものである。該後側部分23の構成は、後の補修カバー1bの前記U字状カバー部11の後側部分23aの構成と同一である。
該接合調整部21は、本実施例においては図1〜2、図4に示すように、その前側部分をなして前記後側部分23の前部分33と当接し得る当接支持片25を有する。そして、該当接支持片25に当接して支持された状態にある該後側部分23の表面(内面)26と、前記後の補修カバー1bのU字状カバー部11の表面(内面)27とは面一を呈する如くなされている。そして、該当接支持片25の後端29と前記後の補修カバー1bの前記U字状カバー部11の前端22との間には、背面側に窪む、弾性接着剤31を収容するための収容窪み部32が設けられている。図4(A)に示すように、該収容窪み部32に弾性接着剤31が収容された状態で、前記後側部分23の前部分33の背面35aが、前記当接支持片25に当接状態で安定的に支持され、該後側部分23の後部分36の背面35bは、該弾性接着剤31に接着される如くなされ、且つ、該後側部分23の後端37と前記後の補修カバー1bの前記U字状カバー部11の前端22との間には、前記補修カバーの温度変化による熱膨張を吸収するための吸収間隙40が形成されるようになされている。該吸収間隙40の前後長さは例えば5〜20mm程度に、本実施例においては5mm程度に設定される。
前記収容窪み部32の構成をより具体的に説明すれば、図1(B)、図4(A)に示すように、前記後の補修カバー1bの前記U字状カバー部11の前端22に、前記水路内面10側に向けて突出片41が屈曲形成されると共に、該突出片41の先端で、前記水路部3の延長方向と平行する底片42が屈曲形成され、該底片42の前端43で、該突出片41と対向する状態で傾斜片45が屈曲形成され、その前端46に、前記水路部3の延長方向と平行する前記当接支持片25が屈曲形成されている。
ここで、前記補修カバー1bの主要部の寸法を例示する。該補修カバー1bの全長は前記したように2mに設定されると共に、その厚さは3〜4mmに設定され、本実施例においては4mmに設定されている。又、前記U字状カバー部11の内面側の深さは470mm程度に設定されている。又、図5の側溝補修構造6に示されている前記施工完了状態における前記両側壁部12,12の上端13a,13a間の間隔L2は572mmに設定されると共に、自由状態における、両側壁部12,12の上端間の間隔L1は、それよりも10〜20mm程度小さく設定されている。本実施例においては20mm程度小さく設定されている。又、前記上面カバー部19の幅は72mm程度に設定されている。又、前記接合調整部21の突出長さは50mm程度に設定されており、前記前端22と前記傾斜片45の前端46との間の長さは35mm程度に設定されると共に、該収容窪み部32の前記突出片41側の深さは7mm程度に設定され、前記当接支持片25の長さは15mm程度に設定されている。
次に、かかる構成を有する補修カバー1を用いて図5に示す側溝補修構造6を構成する側溝補修方法について説明する。
先ず、前記水路内面10と前記左右の上端面17,17を高圧洗浄機により高圧水で洗浄した後に適宜プライマーを塗布して、例えば図7に示すように、該水路内面10の所要部位と該左右の上端面17,17の所要部位に、塊状を呈し且つ弾性変形可能の塊状弾性接着剤16を点状分散状態で塗布する。該弾性接着剤は、粘性の高いパテ状のものであり、例えば、弾性を有するエポキシ樹脂系の接着剤や弾性を有するシリコン樹脂系の接着剤、弾性を有するウレタン樹脂系の接着剤等の弾性を有する樹脂を用いることができるが、弾性を有するエポキシ樹脂系の接着剤が好適である。その理由は、塊状弾性接着剤を塗布する施工は、前記水路内面10と前記上端面17,17を高圧水で洗浄してから行われることや、降雨の中でも塗布施工が行われることがあるため、施工面が濡れていても直ちに塗布施工を可能とするエポキシ樹脂系の弾性接着剤が好適だからである。
該塊状弾性接着剤16の塗布施工は、本実施例においては図8〜9に示すように、前記水路内面10と、前記左右の上端面17,17の夫々に、前記既設側溝2の延長方向で見て所要間隔で塊状弾性接着剤16を塗布して行うこととしている。かかる点状分散状態の一例は図7、図8〜9に示されており、側溝ブロック8の両端側の部分44,44においては、水路内面10と左右の上端面17,17に共に塊状弾性接着剤16が塗布されており、該両端側の部分44,44間の部分48においては、水路内面10における塗布状態と両上端面17,17における塗布状態は交互とされており、前記側溝ブロック8の延長方向に500mm程度の間隔を置いて塗布されている。そして、前記水路内面10の対向する側面部分49,49においては、該水路内面10の周方向に稍長く塗布されている。該塊状弾性接着剤16の塗布はへらで行うのがよく、その塗布状態は、例えば、前記水路内面10からの突出量が20mm程度とされ、その幅は50〜100mm程度で、その長さは100〜150mm程度とされる。
このように塊状弾性接着剤16を塗布した後、図7の下向きの矢印で示すように、前記補修カバー1の前記U字状カバー部11を前記水路部3に嵌め入れる。このように嵌め入れるに先立ち、前記補修カバー1の設置高さを示す水糸(図示せず)を張設しておき、これに合わせて補修カバー1を所定高さに設置する。
前記U字状カバー部11を前記水路部3に嵌め入れるとき、該U字状カバー部11の背面(外面)35が、塗布されている前記塊状弾性接着剤16に極力擦れないように注意しながら水路部3に嵌め入れる必要がある。このようにしないと、塊状弾性接着剤16の塊状形態が崩れてしまうからである。そのために、前記補修カバー1は図1に示すように、前記U字状カバー部11の左右の側壁部12,12が内向きに稍窄められている。U字状カバー部11を水路部3に嵌め入れる作業は、例えば2人の作業者が補修カバー1の両端側を手で持って該U字状カバー部11を前記水路部3に嵌め入れることになるが、その際に必要であれば、該左右の側壁部12,12を更に内向きF,Fに強制的に弾性的に窄めた状態にして、該U字状カバー部11を前記水路部3に嵌め入れる。このように内向きに強制的に窄める作業は、該U字状カバー部11がU字状を呈するために比較的容易に行うことができる。
図10は、前記水路部3へのU字状カバー部11の嵌め入れが完了した状態を示している。この状態では、左右の側壁部12,12は内向きに窄められた状態にある。その後、図11に示すように、該左右の側壁部12,12を間隔保持部材50によって弾性的に押し拡げ、その状態を保持する。該間隔保持部材50は例えば図11〜12に示すように、棒状を呈する木製部材からなり、両端部分51,51が前記左右の上面カバー部19,19の上面52に当接し得る架け渡し部材53の下面55の両端側で、前記U字状カバー部11の内面の上端部分56,56に当接して該U字状カバー部11の左右の側壁部12,12を外向きに弾性的に拡開させる規制突部57,57が、該架け渡し部材53の幅方向に設けられている。該架け渡し部材53は例えば長方形板状に形成されており、その幅は50mm程度でその厚さは10〜20mm程度に設定されている。
かかる構成を有する間隔保持部材50は、例えば図13に示すように、前記補修カバー1の長さ方向で見て、例えば50cm間隔で取り付けられる。このようにして取り付ける際、前記水糸に合わせて前記補修カバー1の上端高さを合わせるのであるが、その際、前記水路部3の下側部分に設けられている前記塊状弾性接着剤16,16は、該補修カバー1の下方への適宜の押し込みによって所要に押し潰される。
図11、図14、図15は、前記水路部3に嵌め入れられた前記U字状カバー部11が予定の所要幅に拡げられると共に前記左右の上面カバー部19,19が前記左右の上端面17,17を所要に覆った状態を例示している。即ち、前記補修カバー1が所定の高さに設置された状態を示している。
図11は、老朽化した前記既設側溝2を構成する側溝ブロック8が略正常な設置状態にある水路部分59における前記補修カバー1の取り付け状態を示している。同図においては、前記水路内面10と前記U字状カバー部11の背面(外面)60との間に10mm程度の間隙61が周方向に略均一状態に形成されると共に、前記上端面17と前記上面カバー部19との間にも10mm程度の間隙62が形成されている。
図14は、老朽化した前記既設側溝2を構成する側溝ブロック8の連結部分14(図3)に上下方向や左右方向で見て段差が発生している異常な設置状態にある水路部分63における、補修カバー1の取り付け状態を示している。同図においては、前記U字状カバー部11の左の側壁部12aと前記水路内面10の左側部分10aとの間に15mm程度の間隙61aが形成されている。又、右の側壁部12bと前記水路内面10の右側部分10bとの間に5mm程度の間隙61bが形成され、前記左の上端面17aと前記左の上面カバー部19aとの間に13mm程度の間隙62aが形成されると共に、前記右の上端面17bと前記右の上面カバー部19bとの間に5mm程度の間隙62bが形成されている。
又図15は、異常な設置状態にある水路部分63における前記補修カバー1の他の取り付け状態を示している。同図においては、前記U字状カバー部11の左の側壁部12aと前記水路内面10の左側部分10aとの間に7mm程度の間隙61aが形成され、右の側壁部12bと前記水路内面10の右側部分10bとの間に13mm程度の間隙61bが形成されている。又、前記左の上端面17aと前記左の上面カバー部19aとの間に4mm程度の間隙62aが形成されると共に、前記右の上端面17bと前記右の上面カバー部19bとの間に10mm程度の間隙62bが形成されている。
図14〜15に例示するように、前記側溝ブロックの連結部分14(図6)に段差が発生している関係上、前記U字状カバー部11の背面(外面)60と前記水路内面10との間の間隙61や、前記上面カバー部19と前記側溝ブロック8の上端面17との間の間隙62は、図11の正常な設置状態に示すように各部均一ではなく、場所によって異なる。そして、例えば図25に示すように既設側溝2がカーブしている場所や、ブロックの連結部分14の段差が大きい場所においては、前記間隙61や前記間隙62がゼロの部分も部分的には生ずる。
このようにして補修カバー1を側溝ブロック8に取り付けて後、該補修カバー1(前記後の補修カバー1b)に、その前側に位置する前の補修カバー1aを接合する。図4(B)は、前記接合調整装置5を用いて接合されたU字状カバー部11,11相互の接合状態一例を示している。該U字状カバー部11,11相互の接合は、図4(B)に示すように、前記接合調整部21の前記収容窪み部32に弾性接着剤31を収容した状態で、前の補修カバー1aの後側部分23(前記被接合部24)の前部分33の背面35aを前記当接支持片25に当接状態で安定支持させると共に、該後側部分23の後部分36の背面35bを、該弾性接着剤31に接着させて行う。この接着の際に、収容されている弾性接着剤31の一部分がはみ出た場合はこれを除去すればよい。そして、補修カバー1を接合する際の施工誤差を該接合調整装置5で吸収できる。
そして、前記後の補修カバー1bにおけると同様にして、該前の補修カバー1aの左右の側壁部12,12を、前記間隔保持部材50によって弾性的に押し広げ、且つ、該前の補修カバー1aの上端高さを前記水糸に合わせる。
又、上面カバー部19,19相互の接合は、本実施例においては図16に示すように、該上面カバー部19,19の前端65と後端66とを、弾性接着剤31が介在されてなる吸収目地67を介して突き合わせ状態に接合すると共に、該調整目地67を間に置いた接合部69を覆うように、弾性接着剤31を介してガラス繊維等の補強シート70を被せ、その上に弾性接着剤31を塗布して構成されている。これを順次繰り返して補修カバー1a,1b相互を接合していくと、図6に示す補修側溝7を構成できることとなる。
補修カバー1をこのように接合して接合部分74を構成した状態においては、前記吸収間隙40及び前記吸収目地67により、補修カバー1の熱膨張を吸収でき、これによって、側溝補修カバー相互の接合部分74における漏水を防止できることとなる。
前記間隙61,62に介在されている前記塊状弾性接着剤16が硬化した後、前記間隔保持部材50が取り外され、図5に示す側溝補修構造6を構成でき、図6に示す補修側溝7を構成できる。該側溝補修構造6においては、点状分散状態で硬化した塊状弾性接着層71によって前記U字状カバー部11が水路内面10に弾性的に接着されると共に、前記上面カバー部19が前記側溝ブロック8の上端面17に弾性的に接着された状態にある。ここに、該塊状弾性接着層71が点状分散状態にあるとは、これが、前記補修カバー1の周方向にも長さ方向にも部分的である点状の分散状態を言う。
そしてこの状態で、図4(B)に示すように、前記後側部分23が、前記収容窪み部32における硬化弾性接着剤72を介して前記接合調整部21に接着されており、又、前記上面カバー部19,19の前端65と後端66相互は前記調整目地67部分における硬化弾性接着剤73を介して接合されている。前記接合調整部21や前記調整目地67(図16)における施工誤差吸収作用が発揮され、且つ、前記間隔保持部材50の間隔保持作用が発揮された結果、水路の上端幅が一定である、連続した前記補修側溝7(図6)が構成されるのである。該補修側溝7は、水路幅が均一であるために見栄えがよい。又、このように水路幅が均一であり、且つ、前の補修カバー1aの前記U字状カバー部11の内面26が後の補修カバー1bの前記U字状カバー部11の内面27と面一状態を呈して、補修水路の内面78(図4、図6)が平滑であるため、補修側溝7を流れる流水の円滑化を図ることができる。
かかる補修側溝にあっては、補修カバー1が、点状分散状態で既設側溝2に弾性的に接着されていることから、該補修カバー1が夏や冬の気温の変化等によって伸縮した場合は、前記収容窪み部32における前記硬化弾性接着剤72(図4)や、前記調整目地67部分における硬化弾性接着剤73(図16)、点状分散状態にある、硬化した塊状弾性接着層71(図5)が適度に弾性変形してこれに追随できる。又、側溝の側部に自動車荷重等が加わって補修カバー1が振動した場合も、その振動を該硬化弾性接着剤71,72,73の弾性変形によって吸収できる。これらによって弾性接着剤の剥離を防止できることとなる。又、前記間隙61に流入した水による浮力作用で補修カバー1が浮き上がる恐れも防止できることとなる。
もしも図17に示すように、U字状カバー部11の背面(外面)60と水路内面10との間、及び、上面カバー部19の背面(下面)75と前記上端面17との間に、その全体に亘って弾性接着剤31が介在された場合は、弾性接着剤の使用量が多くなって施工コストの上昇を招く問題があるばかりか、補修カバー1が気温の変化によって伸縮したり、或いは、振動を受けた場合等において、何処かに接着力の弱い部分があるとその部分で接着剤が剥離し、この剥離部分に水が浸入して補修カバー1が浮力で浮き上がる恐れがある。このように接着が破壊されると、補修側溝7を水が流れる際に、がたつきが発生することともなり、その結果、側溝補修カバーの接合部分が外れて、補修側溝7がその機能を果たさなくなってしまう恐れがある。
又、該接着剤が弾性を有さない接着剤である場合は、これが例え点状分散状態で介在されたとしても、前記したような追随性が得られない。
本発明は、前記実施例で示したものに限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内で種々の設計変更が可能であることはいうまでもない。その一例を挙げれば次のようである。
(1) 前記水路内面10や前記上面カバー部19に、塊状を呈し且つ弾性変形可能の塊状弾性接着剤16を点状分散状態で塗布する際、該塗布は、該塊状弾性接着剤が点状分散状態を呈するものであれば、U字状カバー部11の周方向に揃えて点状分散状態に塗布することには限られない。
要は、硬化した塊状弾性接着剤16がその弾性変形によって前記補修カバー1の伸縮に追随でき、側溝の側部に自動車荷重等の外力が加わって補修カバー1が振動した場合にもその振動を前記塊状弾性接着層71の弾性変形によって吸収できると共に、補修側溝の水路の流水の重量で補修カバー1が下がらないように塊状弾性接着層71で下方から支持できるものであれば、各種の塗布状態に設定できるということである。
該塗布状態は、例えば図18に示すように、前記水路内面10の対向する側面部分49,49の左右2箇所と底面部分75の合計3箇所に設定されたり、例えば図19に示すように、前記水路内面10の対向する側面部分49,49の夫々の上下2箇所と底面部分75の5箇所に設定されることもある。
(2) 前記U字状カバー部11は、その左右の側壁部12,12が当初から内向きに窄められており、該左右の側壁部12,12を外向きに弾性的に拡開可能となされているが、該U字状カバー部11を水路部3に嵌め入れる際、図7に矢印F,Fで示すように、該U字状カバー部11の背面(外面)が、水路内面に塗布されている塊状弾性接着剤16に擦れないように、該左右の側壁部12,12を更に内向きに強制的に弾性的に窄める場合がある。
このように内向きに窄める際、最も変形しやすいU字状カバー部11の底部分76(図7)を、その全長に亘って、剛性を比較的小さく形成する場合がある。そのための手段としては、該底部分76を、剛性が比較的弱い素材で構成することが考えられる。又、該U字状カバー部11の底部分76を比較的薄肉に形成することが考えられる。例えば、カバーの肉厚が4mmである場合、例えば図20に示すように、該底部分76の肉厚を3mm程度に設定することが考えられる。或いは、図21に示すように、該底部分76の背面(下面)に、U字状カバー部11の延長方向に1本乃至複数本の溝部(例えば、下端が2mm程度で上端が1mm程度の台形状の溝部等)64を設けることも考えられる。
(3) 図22〜23は、補修カバー1,1相互の接合手段の他の態様を示すものであり、該補修カバー1は、図24に示すように、その全体に亘って同一横断面を呈する如く形成されており、前記接合調整部21を有していない。該接合手段は、図22に示すように、該構成を有する補修カバー1,1の前端77と後端79を、弾性接着剤31が介在されてなる調整目地部80を介して突き合わせ状態に接合すると共に、該調整目地80を間に置いた接合部81を覆うように、弾性接着剤31を介してガラス繊維等の補強シート82を被せ、その上に弾性接着剤31を塗布して構成されている。これによって、補修カバー相互を直線状に接合でき、又、屈曲状態に接合できる。このように構成する場合も、補修カバー1の伸縮等の変形に応じ得ると共に、該接合部分74における漏水を防止できる。
(4) 図25は、既設側溝2の水路部3が屈曲している場合における補修カバー1,1相互の屈曲した接合部分74の構成を示すものである。該屈曲した接合部分74を構成するに際しては、先ず、図26(A)(B)、図27に示すように、前記水路部3の屈曲角度に合わせて、前の補修カバー1aの後の端部分と後の補修カバー1bの前の端部分を適宜切除する。図26(A)の一点鎖線は切断線82を示し、その外側部分83が切除される。その後、図26(C)に示すように前後の補修カバー1a,1bの切断端部85,85相互を図22に示すと同様にして接合すると、図25に示すように屈曲した接合部分74aを構成できる。
(5) 本発明において、上端が開放したU字状の水路部3とは、全体がU字を呈するものであり、上端が開放した台形状やコ字状を呈するものを含む。又、前記U字状カバー部11は、全体構成がU字状を呈するカバー部であり、横断面が下方に向けて幅狹となる台形状やコ字状を呈するものを含む。
(6) 図28〜29は、前記水路部3の前記水路内面10に塗布されてなる塊状弾性接着剤16の夫々の表面にメッシュ状シート83を被せた状態を示している。該メッシュ状シート83は、例えば炭素繊維やガラス繊維、アラミド繊維等の補強繊維からなる織物等の強化されたメッシュ状のシートを以て構成されている。
このように、塊状弾性接着剤16の表面にメッシュ状シート83を被せる場合は、前記U字状カバー部11を図29に示すように前記水路部3に嵌め入れる際に、左右の側壁部12,12の背面(外面)60が該メッシュ状シート83に接触したとしても、弾性接着剤が該左右の側壁部12,12に直接接触するわけではないため、該塊状弾性接着剤16の塊状の形態が崩れるのを極力防止でき、塊状弾性接着剤16の高さが極力変わらないようになし得、該U字状カバー部11を水路部3に嵌め入れる施工をより容易に且つより確実に行うことができる。該メッシュ状シート83が被せられていない場合は、該U字状カバー部11の外面に接着剤が付いてしまうと、必要な場所に必要量だけあるべき接着剤の量が不足する場合が生ずる。これでは、該U字状カバー部11を塊状弾性接着剤16に押し付けても、該U字状カバー部11の背面(外面)60に対する確実な接着を行えず、予定した部位に弾性接着剤を限定的に付着させるということができなくなってしまう。
そして、図30に示すように、前記水路部3に嵌め入れられた該U字状カバー部11の左右の側壁部12,12を前記間隔保持部材50を用いて外向きに所要に弾性的に拡開させ、その際に、塊状弾性接着剤16を前記メッシュ状シート83の上から押しつぶすと、該メッシュ状シート83のメッシュ部分を通して外部にしみ出た弾性接着剤を前記U字状カバー部11の背面(外面)60に付着させることができ、これによって、該U字状カバー部11と水路内面10とを塊状弾性接着剤16により接着できる。該塊状弾性接着剤16が硬化した後は、前記メッシュ状シート83は補強材としての機能を果たす。
(7) 前記補修カバー1は、例えば全長が4m程度の長尺に構成されることもある。
(8) 本発明が補修の対象とする既設側溝2は、通常は側溝ブロックを並設して構成された水路であるが、現場打ち施工により構築された側溝であってもよい。
(9) 本発明に係る側溝補修構造6は、前記水路内面10に塊状弾性接着剤を塗布することによって構成されることの他、前記U字状カバー部11の背面(外面)60に該塊状弾性接着剤を塗布して構成されてもよい。
(10)図31〜32は、前記接合調整部21を、前記U字状カバー部11の前端22に加えて、前記左右の上面カバー部19,19の前端65,65に、これらの前端22,65,65から前方に向けて突出する如く、周方向に一連に設けた場合を示している。該接合調整部21は、図32〜33に示すように、前記既設側溝2の長さ方向に並設される前後の補修カバー1a,1bについて見た場合の前の補修カバー1aの後端側部分86と重なり状態となって、既設側溝2の長さ方向での接合状態の調整(施工誤差の吸収等)を行う。ここに、該後端側部分86は、前記U字状カバー部11の後側部分23と前記左右の上面カバー部19,19の後側部分87,87とからなり、後の補修カバー1bの後端側部分の構成と同一である。
前記接合調整部21は、本実施例においては図33に示すように、その前側部分をなして前記後端側部分86の前部分84と当接し得る当接支持片88を有する。そして、前記U字状カバー部11について言えば、該当接支持片88に当接して支持された状態にある該後端側部分86の表面89と、前記後の補修カバー1bの表面90とは面一を呈する如くなされている。
そして、前記前の補修カバー1aの前記U字状カバー部11の表面(内面)91が、前記後の補修カバー1bの表面(内面)92と面一を呈する如くなされると共に、前記前の補修カバー1aの前記左右の上面カバー部19,19の表面(上面)93,93が、前記後の補修カバー1bの前記左右の上面カバー部19,19の表面(上面)95,95と面一を呈する如くなされている。又、該当接支持片88の後端96と前記後の補修カバー1bの前端97との間には、背面側に窪む、弾性接着剤31を収容するための収容窪み部32が設けられている。そして、該収容窪み部32に弾性接着剤31が収容された状態で、前記後端側部分86の前部分84の背面99が前記当接支持片88に当接状態で安定的に支持され、該後端側部分86の後部分94の背面100は、該弾性接着剤31に接着されるされる如くなされ、且つ、該後端側部分86の後端101と前記前の補修カバー1bの前端97との間には吸収間隙40が形成されるようになされている。該吸収間隙40の前後長さは、例えば5mm程度に設定されている。
1 側溝用補修カバー
2 既設側溝
3 水路部
5 接合調整装置
6 側溝補修構造
7 補修側溝
8 側溝ブロック
10 水路内面
14 側溝ブロックの連結部分
16 塊状弾性接着剤
17 側溝ブロックの上端面
19 上面カバー部
21 接合調整部
24 被接合部
25 当接支持片
31 弾性接着剤
32 収容窪み部
40 調整間隙
50 間隔保持部材
71 塊状弾性接着層
74 接合部分
83 メッシュ状シート

Claims (7)

  1. コンクリート製の既設側溝の、上端が開放したU字状の水路部を補修するに際し、該水路部の延長方向に並設される側溝用補修カバーであって、
    前記水路部に嵌め入れられて水路内面を覆う合成樹脂製のU字状カバー部の左右の上端に、前記既設側溝の上端面を覆う上面カバー部が連設されてなり、
    該U字状カバー部の左右の側壁部は内向きに窄められており、外向きに弾性的に拡開可能となされており、該U字状カバー部が前記水路部に嵌め入れられて該左右の側壁部が外向きに弾性的に所要に拡開されることにより、均一な水路幅を有する補修水路を形成でき、前記U字状カバー部の底部分は、その全長に亘って、剛性が小さく形成されていることを特徴とする側溝用補修カバー。
  2. コンクリート製の既設側溝の、上端が開放したU字状の水路部を補修するに際し、該水路部の延長方向に並設される側溝用補修カバーであって、
    前記水路部に嵌め入れられて水路内面を覆う合成樹脂製のU字状カバー部の左右の上端に、前記既設側溝の上端面を覆う上面カバー部が連設されてなり、
    該U字状カバー部の左右の側壁部は内向きに窄められており、外向きに弾性的に拡開可能となされており、該U字状カバー部が前記水路部に嵌め入れられて該左右の側壁部が外向きに弾性的に所要に拡開されることにより、均一な水路幅を有する補修水路を形成でき、前記底部分は、薄肉に形成されていることを特徴とする側溝用補修カバー。
  3. 側溝用補修カバーを用いて前記既設側溝の水路部を補修するに際し、該水路部の延長方向で見た前後の側溝補修カバー相互を接合する接合調整装置であって、
    該側溝用補修カバーは、コンクリート製の既設側溝の、上端が開放したU字状の水路部を補修するに際し、該水路部の延長方向に並設されるものであり、前記水路部に嵌め入れられて水路内面を覆う合成樹脂製のU字状カバー部の左右の上端に、前記既設側溝の上端面を覆う上面カバー部が連設されてなり、
    該U字状カバー部の左右の側壁部は内向きに窄められており、外向きに弾性的に拡開可能となされており、該U字状カバー部が前記水路部に嵌め入れられて該左右の側壁部が外向きに弾性的に所要に拡開されることにより、均一な水路幅を有する補修水路を形成できる如くなされており、
    後の側溝用補修カバーの前記U字状カバー部の前端に接合調整部が突設されてなり、該接合調整部は、前の側溝用補修カバーの後端側部分の前部分と当接し得る当接支持片を有し、該当接支持片に当接して支持された後端側部分の表面と、前記後の側溝用補修カバーの表面とは面一を呈する如くなされており、該当接支持片の後端と前記後の側溝用補修カバーの前端との間には、背面側に窪む収容窪み部が設けられており、該収容窪み部に弾性接着剤が収容された状態で、前記後端側部分の前部分の背面が前記当接支持片に当接状態で支持され、該後端側部分の後部分の背面は、前記収容窪み部に収容された弾性接着剤に接着される如くなされ、且つ、該後端側部分の後端と前記側溝用補修カバーの前端との間には、前記側溝用補修カバーの熱膨張を吸収する吸収間隙が形成されるようになされていることを特徴とする側溝用補修カバー相互の接合調整装置。
  4. 側溝用補修カバーを用いる側溝補修構造であって、
    該側溝用補修カバーは、コンクリート製の既設側溝の、上端が開放したU字状の水路部を補修するに際し、該水路部の延長方向に並設されるものであり、前記水路部に嵌め入れられて水路内面を覆う合成樹脂製のU字状カバー部の左右の上端に、前記既設側溝の上端面を覆う上面カバー部が連設されてなり、
    該U字状カバー部の左右の側壁部は内向きに窄められており、外向きに弾性的に拡開可能となされており、該U字状カバー部が前記水路部に嵌め入れられて該左右の側壁部が外向きに弾性的に所要に拡開されることにより、均一な水路幅を有する補修水路を形成できる如くなされており、
    該側溝用補修カバーの前記U字状カバー部が、前記水路内面を覆うように前記水路部に嵌め入れられ、且つ、前記左右の側壁部が外向きに弾性的に所要に拡開されることによって、該U字状カバー部の外面と該水路内面との間に所要間隙が形成されると共に、前記上面カバー部と前記既設側溝の上端面との間に所要間隙が形成されており、
    これらの所要間隙には、塊状を呈し且つ弾性変形可能の塊状弾性接着層が点状分散状態で介在されており、硬化した該塊状弾性接着層によって、前記側壁部と前記水路内面とが接着されると共に、前記上面カバー部と前記既設側溝の上端面とが接着されていることを特徴とする側溝補修構造。
  5. 側溝用補修カバーを用いる側溝補修方法であって、
    該側溝用補修カバーは、コンクリート製の既設側溝の、上端が開放したU字状の水路部を補修するに際し、該水路部の延長方向に並設されるものであり、前記水路部に嵌め入れられて水路内面を覆う合成樹脂製のU字状カバー部の左右の上端に、前記既設側溝の上端面を覆う上面カバー部が連設されてなり、
    該U字状カバー部の左右の側壁部は内向きに窄められており、外向きに弾性的に拡開可能となされており、該U字状カバー部が前記水路部に嵌め入れられて該左右の側壁部が外向きに弾性的に所要に拡開されることにより、均一な水路幅を有する補修水路を形成できる如くなされており、
    前記水路内面を洗浄した後、該水路内面の所要部位と前記既設側溝の上端面の所要部位に、弾性変形可能の弾性接着剤を塊状に塗布して、塊状弾性接着層を点状分散状態に形成し、その後、前記側溝用補修カバーの前記U字状カバー部を前記水路部に嵌め入れると共に前記左右の側壁部を外向きに弾性的に所要に拡開させ、この際、前記塊状弾性接着層を押し潰して、該U字状カバー部の外面と該水路内面との間に所要間隙を形成すると共に、前記上面カバー部の下面と前記既設側溝の上端面との間に所要間隙を形成し、硬化した該塊状弾性接着層によって、前記側壁部と前記水路内面とを接着すると共に、前記上面カバー部と前記既設側溝の上端面とを接着することを特徴とする側溝補修方法。
  6. 請求項記載の側溝補修方法において、前記水路内面の所要部位に弾性接着剤を塊状に塗布して形成された前記塊状弾性接着層の表面にメッシュ状シートを被せ、前記U字状カバー部を前記水路部に嵌め入れて前記左右の側壁部を外向きに弾性的に所要に拡開させる際に、前記塊状弾性接着剤を該メッシュ状シートの上から押し潰し、該メッシュ状シートのメッシュ部分を通して外部にしみ出た弾性接着剤を前記U字状カバー部の外面に付着させることを特徴とする側溝補修方法。
  7. 前記メッシュ状シートは、炭素繊維やガラス繊維、又はアラミド繊維を以て形成されていることを特徴とする請求項記載の側溝補修方法。
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