JP6014412B2 - 側溝用補修カバー、側溝用補修カバー相互の接合調整装置、側溝補修構造及び側溝補修方法 - Google Patents
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Description
即ち本発明に係る側溝用補修カバーは、コンクリート製の既設側溝の、上端が開放したU字状の水路部を補修するに際し、該水路部の延長方向に並設される側溝用補修カバーであって、前記水路部に嵌め入れられて水路内面を覆う合成樹脂製のU字状カバー部の左右の上端に、前記既設側溝の上端面を覆う上面カバー部が連設されてなり、該U字状カバー部の左右の側壁部は内向きに窄められており、外向きに弾性的に拡開可能となされており、該U字状カバー部が前記水路部に嵌め入れられて該左右の側壁部が外向きに弾性的に所要に拡開されることにより、均一な水路幅を有する補修水路を形成でき、前記U字状カバー部の底部分は、その全長に亘って、剛性が小さく形成されていることを特徴とするものである。
(1) 本発明に係る補修カバーによるときは、その左右の側壁部が内向きに窄められているため、該補修カバーを用いる側溝補修に際して、該U字状カバー部の左右の側壁部の背面が、既設側溝の水路内面に塗布された点状分散状態の塊状弾性接着剤に擦れにくく、該U字状カバー部を水路部に嵌め入れる施工を能率よく行うことができる。
そして、左右の側壁部が内向きに窄められていることから、該U字状カバー部を水路部に嵌め入れた後に、該左右の側壁部を間隔保持部材等で外向きに弾性的に拡開させれば、該間隔保持部材の間隔保持作用によって、補修水路の幅を一定に調整できる。このようにして水路幅を一定に調整できるため、補修側溝を見栄えよく仕上げることができる。又、補修水路の水路幅が一定であるために、補修水路を流れる流水の円滑化を図ることができる。
従って、夏や冬の気温の変化や、夏季において、補修側溝に水が流れている場合において、補修された水路の水から露出した上側部分は加熱されて伸びる等により前記補修カバーが伸縮した場合には、該塊状弾性接着層が弾性変形することによって該伸縮に追随でき、接着剤の剥離を防止できる。これによって、側溝補修カバー相互の接合部分の外れ等の損傷を防止でき、該接合部における漏水を防止できることとなる。又、前記間隙に流入した水の浮力作用で補修カバーが浮き上がる恐れを防止できると共に、側溝の側部に自動車荷重等が加わった場合の振動や、水路を水が流れる際の振動等を、弾性接着剤の弾性変形によって吸収できることとなる。
又、アンカーボルトを用いてカバーを固定する従来の施工方法によるときは、補修された水路面にボルトの頭やナット等が露出して物が引っ掛かり水の流れが阻害される問題があったが、本発明によるときは、このような問題を発生させない。又、アンカーボルトやナットが錆びて既設側溝の補修構造を不安定化させる問題も発生させない。
この際、前記メッシュ状シートを炭素繊維やガラス繊維、アラミド繊維等の補強繊維を以て形成する場合は、これらが、硬化した塊状弾性接着層を補強する効果も期待できる。
2 既設側溝
3 水路部
5 接合調整装置
6 側溝補修構造
7 補修側溝
8 側溝ブロック
10 水路内面
14 側溝ブロックの連結部分
16 塊状弾性接着剤
17 側溝ブロックの上端面
19 上面カバー部
21 接合調整部
24 被接合部
25 当接支持片
31 弾性接着剤
32 収容窪み部
40 調整間隙
50 間隔保持部材
71 塊状弾性接着層
74 接合部分
83 メッシュ状シート
Claims (7)
- コンクリート製の既設側溝の、上端が開放したU字状の水路部を補修するに際し、該水路部の延長方向に並設される側溝用補修カバーであって、
前記水路部に嵌め入れられて水路内面を覆う合成樹脂製のU字状カバー部の左右の上端に、前記既設側溝の上端面を覆う上面カバー部が連設されてなり、
該U字状カバー部の左右の側壁部は内向きに窄められており、外向きに弾性的に拡開可能となされており、該U字状カバー部が前記水路部に嵌め入れられて該左右の側壁部が外向きに弾性的に所要に拡開されることにより、均一な水路幅を有する補修水路を形成でき、前記U字状カバー部の底部分は、その全長に亘って、剛性が小さく形成されていることを特徴とする側溝用補修カバー。 - コンクリート製の既設側溝の、上端が開放したU字状の水路部を補修するに際し、該水路部の延長方向に並設される側溝用補修カバーであって、
前記水路部に嵌め入れられて水路内面を覆う合成樹脂製のU字状カバー部の左右の上端に、前記既設側溝の上端面を覆う上面カバー部が連設されてなり、
該U字状カバー部の左右の側壁部は内向きに窄められており、外向きに弾性的に拡開可能となされており、該U字状カバー部が前記水路部に嵌め入れられて該左右の側壁部が外向きに弾性的に所要に拡開されることにより、均一な水路幅を有する補修水路を形成でき、前記底部分は、薄肉に形成されていることを特徴とする側溝用補修カバー。 - 側溝用補修カバーを用いて前記既設側溝の水路部を補修するに際し、該水路部の延長方向で見た前後の側溝補修カバー相互を接合する接合調整装置であって、
該側溝用補修カバーは、コンクリート製の既設側溝の、上端が開放したU字状の水路部を補修するに際し、該水路部の延長方向に並設されるものであり、前記水路部に嵌め入れられて水路内面を覆う合成樹脂製のU字状カバー部の左右の上端に、前記既設側溝の上端面を覆う上面カバー部が連設されてなり、
該U字状カバー部の左右の側壁部は内向きに窄められており、外向きに弾性的に拡開可能となされており、該U字状カバー部が前記水路部に嵌め入れられて該左右の側壁部が外向きに弾性的に所要に拡開されることにより、均一な水路幅を有する補修水路を形成できる如くなされており、
後の側溝用補修カバーの前記U字状カバー部の前端に接合調整部が突設されてなり、該接合調整部は、前の側溝用補修カバーの後端側部分の前部分と当接し得る当接支持片を有し、該当接支持片に当接して支持された後端側部分の表面と、前記後の側溝用補修カバーの表面とは面一を呈する如くなされており、該当接支持片の後端と前記後の側溝用補修カバーの前端との間には、背面側に窪む収容窪み部が設けられており、該収容窪み部に弾性接着剤が収容された状態で、前記後端側部分の前部分の背面が前記当接支持片に当接状態で支持され、該後端側部分の後部分の背面は、前記収容窪み部に収容された弾性接着剤に接着される如くなされ、且つ、該後端側部分の後端と前記側溝用補修カバーの前端との間には、前記側溝用補修カバーの熱膨張を吸収する吸収間隙が形成されるようになされていることを特徴とする側溝用補修カバー相互の接合調整装置。 - 側溝用補修カバーを用いる側溝補修構造であって、
該側溝用補修カバーは、コンクリート製の既設側溝の、上端が開放したU字状の水路部を補修するに際し、該水路部の延長方向に並設されるものであり、前記水路部に嵌め入れられて水路内面を覆う合成樹脂製のU字状カバー部の左右の上端に、前記既設側溝の上端面を覆う上面カバー部が連設されてなり、
該U字状カバー部の左右の側壁部は内向きに窄められており、外向きに弾性的に拡開可能となされており、該U字状カバー部が前記水路部に嵌め入れられて該左右の側壁部が外向きに弾性的に所要に拡開されることにより、均一な水路幅を有する補修水路を形成できる如くなされており、
該側溝用補修カバーの前記U字状カバー部が、前記水路内面を覆うように前記水路部に嵌め入れられ、且つ、前記左右の側壁部が外向きに弾性的に所要に拡開されることによって、該U字状カバー部の外面と該水路内面との間に所要間隙が形成されると共に、前記上面カバー部と前記既設側溝の上端面との間に所要間隙が形成されており、
これらの所要間隙には、塊状を呈し且つ弾性変形可能の塊状弾性接着層が点状分散状態で介在されており、硬化した該塊状弾性接着層によって、前記側壁部と前記水路内面とが接着されると共に、前記上面カバー部と前記既設側溝の上端面とが接着されていることを特徴とする側溝補修構造。 - 側溝用補修カバーを用いる側溝補修方法であって、
該側溝用補修カバーは、コンクリート製の既設側溝の、上端が開放したU字状の水路部を補修するに際し、該水路部の延長方向に並設されるものであり、前記水路部に嵌め入れられて水路内面を覆う合成樹脂製のU字状カバー部の左右の上端に、前記既設側溝の上端面を覆う上面カバー部が連設されてなり、
該U字状カバー部の左右の側壁部は内向きに窄められており、外向きに弾性的に拡開可能となされており、該U字状カバー部が前記水路部に嵌め入れられて該左右の側壁部が外向きに弾性的に所要に拡開されることにより、均一な水路幅を有する補修水路を形成できる如くなされており、
前記水路内面を洗浄した後、該水路内面の所要部位と前記既設側溝の上端面の所要部位に、弾性変形可能の弾性接着剤を塊状に塗布して、塊状弾性接着層を点状分散状態に形成し、その後、前記側溝用補修カバーの前記U字状カバー部を前記水路部に嵌め入れると共に前記左右の側壁部を外向きに弾性的に所要に拡開させ、この際、前記塊状弾性接着層を押し潰して、該U字状カバー部の外面と該水路内面との間に所要間隙を形成すると共に、前記上面カバー部の下面と前記既設側溝の上端面との間に所要間隙を形成し、硬化した該塊状弾性接着層によって、前記側壁部と前記水路内面とを接着すると共に、前記上面カバー部と前記既設側溝の上端面とを接着することを特徴とする側溝補修方法。 - 請求項5記載の側溝補修方法において、前記水路内面の所要部位に弾性接着剤を塊状に塗布して形成された前記塊状弾性接着層の表面にメッシュ状シートを被せ、前記U字状カバー部を前記水路部に嵌め入れて前記左右の側壁部を外向きに弾性的に所要に拡開させる際に、前記塊状弾性接着剤を該メッシュ状シートの上から押し潰し、該メッシュ状シートのメッシュ部分を通して外部にしみ出た弾性接着剤を前記U字状カバー部の外面に付着させることを特徴とする側溝補修方法。
- 前記メッシュ状シートは、炭素繊維やガラス繊維、又はアラミド繊維を以て形成されていることを特徴とする請求項6記載の側溝補修方法。
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