JP7192016B2 - 球面リンク機構および球面リンク作動装置 - Google Patents
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Description
<球面リンク機構100の構成>
図1および図2に示されるように、球面リンク機構100は、基端側のリンクハブ31と、先端側のリンクハブ32と、複数のリンク機構とを備える。複数のリンク機構の各々は、基端側の端部リンク部材33と、先端側の端部リンク部材34と、中央リンク部材35とを備える。複数のリンク機構の数は、例えば3である。複数のリンク機構の数は、4以上であってもよい。
図5に示されるように、実施の形態1に係る球面リンク作動装置200は、球面リンク機構100と、複数の駆動源60とを備える。複数の駆動源60の各々は、例えば、モータである。複数の駆動源60の数は、例えば、複数の基端側の端部リンク部材33の数に等しい。複数の駆動源60の各々は、基端側のリンクハブ31に取り付けられている。各駆動源60は、各基端側の端部リンク部材33を、第1回転軸41周りに回転させる。これにより、先端側のリンクハブ32の基端側のリンクハブ31に対する位置及び姿勢を変化させることができる。
次に、球面リンク機構100の効果を、比較例に係る球面リンク機構と対比に基づいて説明する。
実施の形態1に係る球面リンク機構は、少なくとも第2角度制限機構52を備えていればよい。上述のように、最も先端側に配置される第2回転対偶部12は、それよりも基端側に配置される第3回転対偶部13および第4回転偶部よりも、先に特異点に入りやすい。そのため、このような変形例に係る球面リンク機構では、第2角度制限機構52を備えず第1角度制限機構51のみを備える球面リンク機構、および後述する第3角度制限機構53および第4角度制限機構54のみを備える実施の形態3に係る球面リンク機構101と比べて、特異点に入ることがより直接的に抑制されている。また、第2回転対偶部12が特異点に入る角度は、第3回転対偶部及び第4回転対偶部が特異点に入る角度より計算により求めやすい。そのため、上述した球面リンク機構100および本変形例に係る球面リンク機構は、比較的容易に設計され得る。
図6は、実施の形態2に係る球面リンク機構の第1状態を示す部分拡大断面図である。図7は、実施の形態2に係る球面リンク機構の第2状態を示す部分拡大断面図である。
図8および図9に示されるように、実施の形態3に係る球面リンク機構101は、実施の形態1に係る球面リンク機構100と基本的に同様の構成を備え、同様の効果を奏するが、第3回転対偶部13および第4回転対偶部14の各々が角度制限機構を含む点で、球面リンク機構100とは異なる。
図10に示されるように、実施の形態3に係る球面リンク作動装置201は、球面リンク機構101と、複数の駆動源60とを備える。複数の駆動源60の各々は、実施の形態1に係る球面リンク作動装置200の各駆動源60と同様の構成を有している。
実施の形態3に係る球面リンク機構101も、実施の形態1に係る球面リンク機構100と同様に変形され得る。
図11は、実施の形態4に係る球面リンク機構の第1状態を示す部分拡大断面図である。図12は、実施の形態4に係る球面リンク機構の第2状態を示す部分拡大断面図である。
図13は、実施の形態5に係る球面リンク機構の第1状態を示す部分拡大図である。図14は、実施の形態5に係る球面リンク機構の第2状態を示す部分拡大図である。
Claims (7)
- 基端側のリンクハブと、
先端側のリンクハブと、
3つ以上のリンク機構とを備え、
前記3つ以上のリンク機構は、前記基端側のリンクハブと前記先端側のリンクハブとを接続するように構成され、
前記3つ以上のリンク機構は、前記基端側のリンクハブに対する前記先端側のリンクハブの姿勢を変更可能であり、
前記3つ以上のリンク機構の各々は、
基端側の端部リンク部材と、
先端側の端部リンク部材と、
中央リンク部材とを備え、
前記基端側の端部リンク部材の一方端は、第1回転軸周りに回転可能に前記基端側のリンクハブと連結されており、
前記先端側の端部リンク部材の一方端は、第2回転軸周りに回転可能に前記先端側のリンクハブと連結されており、
前記基端側の端部リンク部材の他方端は、第3回転軸周りに回転可能に前記中央リンク部材の一方端と連結されており、
前記先端側の端部リンク部材の他方端は、第4回転軸周りに回転可能に前記中央リンク部材の他方端と連結されており、
前記基端側のリンクハブの中心軸線、前記第1回転軸及び前記第3回転軸は、第1球面リンク中心点において交わっており、
前記先端側のリンクハブの中心軸線、前記第2回転軸及び前記第4回転軸は、第2球面リンク中心点において交わっており、
前記第1回転軸、前記基端側のリンクハブ、および前記基端側の端部リンク部材を含む第1回転対偶部と、前記第2回転軸、前記先端側のリンクハブ、および前記先端側の端部リンク部材を含む第2回転対偶部と、前記第3回転軸、前記中央リンク部材、および前記基端側の端部リンク部材を含む第3回転対偶部と、前記第4回転軸、前記中央リンク部材、および前記先端側の端部リンク部材を含む第4回転対偶部とのうち、少なくとも1つの回転対偶部は、前記少なくとも1つの回転対偶部における前記回転の角度を制限する角度制限機構を含む、球面リンク機構。 - 前記少なくとも1つの回転対偶部において前記回転軸周りに回転可能に連結された一方および他方の部材の各々は、前記角度が基準角度のときに互いに接触する接触部を含み、
前記接触部が前記角度制限機構を構成している、請求項1に記載の球面リンク機構。 - 前記少なくとも1つの回転対偶部は、前記接触時に前記接触部に加わる衝撃を緩衝する緩衝部材をさらに含む、請求項2に記載の球面リンク機構。
- 前記角度制限機構は、前記第2回転対偶部に含まれておりかつ前記第2回転軸周りの前記回転を制限する第2角度制限機構を有し、
前記第2角度制限機構は、前記第2回転軸の延在方向から視て前記先端側のリンクハブの中心軸線と前記先端側の端部リンク部材の中心軸線とが前記第2回転軸に対して成す第2回転角度が第2角度以下となるように、前記回転を制限する、請求項1~3のいずれか1項に記載の球面リンク機構。 - 前記角度制限機構は、前記第1回転対偶部に含まれておりかつ前記第1回転軸周りの前記回転を制限する第1角度制限機構を有し、
前記第1角度制限機構は、前記第1回転軸の延在方向から視て前記基端側のリンクハブの中心軸線と前記基端側の端部リンク部材の中心軸線とが前記第1回転軸に対して成す第1回転角度が第1角度以下となるように、前記回転を制限する、請求項1~4のいずれか1項に記載の球面リンク機構。 - 前記角度制限機構は、前記第3回転対偶部に含まれておりかつ前記第3回転軸周りの前記回転を制限する第3角度制限機構と、前記第4回転対偶部に含まれておりかつ前記第4回転軸周りの前記回転を制限する第4角度制限機構とを有し、
前記第3角度制限機構は、前記第3回転軸の延在方向から視て前記中央リンク部材の中心軸線と前記基端側の端部リンク部材の中心軸線とが前記第3回転軸に対して成す第3回転角度が第3角度以下となるように、前記回転を制限し、
前記第4角度制限機構は、前記第4回転軸の延在方向から視て前記中央リンク部材の中心軸線と前記先端側の端部リンク部材の中心軸線とが前記第4回転軸に対して成す第4回転角度が第4角度以下となるように、前記回転を制限する、請求項1~5のいずれか1項に記載の球面リンク機構。 - 請求項1~6のいずれか1項に記載の前記球面リンク機構と、
少なくとも2つ以上の駆動源とを備え、
前記少なくとも2つ以上の駆動源の各々は、前記3つ以上のリンク機構のうち少なくとも2つのリンク機構の各々を駆動するように設けられており、
前記基端側のリンクハブに対する前記先端側のリンクハブの位置及び姿勢は、前記少なくとも2つ以上の駆動源により決定される、球面リンク作動装置。
Priority Applications (2)
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---|---|---|---|
JP2021052060A JP7192016B2 (ja) | 2021-03-25 | 2021-03-25 | 球面リンク機構および球面リンク作動装置 |
PCT/JP2022/012239 WO2022202602A1 (ja) | 2021-03-25 | 2022-03-17 | 球面リンク機構および球面リンク作動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2021052060A JP7192016B2 (ja) | 2021-03-25 | 2021-03-25 | 球面リンク機構および球面リンク作動装置 |
Publications (2)
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JP2022149763A JP2022149763A (ja) | 2022-10-07 |
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ID=83395770
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2021052060A Active JP7192016B2 (ja) | 2021-03-25 | 2021-03-25 | 球面リンク機構および球面リンク作動装置 |
Country Status (2)
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WO (1) | WO2022202602A1 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016147350A (ja) | 2015-02-13 | 2016-08-18 | Ntn株式会社 | リンク作動装置を用いた多関節ロボット |
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JPH11104987A (ja) * | 1997-09-30 | 1999-04-20 | Toyoda Mach Works Ltd | パラレルリンク機構 |
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2021
- 2021-03-25 JP JP2021052060A patent/JP7192016B2/ja active Active
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2022
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JP2016147350A (ja) | 2015-02-13 | 2016-08-18 | Ntn株式会社 | リンク作動装置を用いた多関節ロボット |
Also Published As
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---|---|
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WO2022202602A1 (ja) | 2022-09-29 |
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