JP7190639B2 - 演算装置、指示計、温度調節計、および方法 - Google Patents
演算装置、指示計、温度調節計、および方法 Download PDFInfo
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Description
上記フィルタを使用することで測定値のふらつきは減衰するが、過去の測定値の情報を使用するため計算量や必要なメモリが多くなり、また、測定対象の実際の温度等に比べて出力値に遅れが生じ、測定対象の温度変化に対する応答速度が低下してしまうという問題があった。
出力信号値の演算装置であって、
前記出力信号値が測定値のフィルタ演算の結果に基づき算出され、
現在の測定値の所定期間内の変動が所定値以上である場合に、過去の前記出力信号値を前記現在の測定値に置き換えて前記フィルタ演算を行うことを特徴とする、演算装置。
前記所定期間及び前記所定値が、事前に測定された測定値の変動に基づき設定される、構成1に記載の演算装置。
前記フィルタ演算が1次遅れ要素に基づくフィルタ演算である、構成1又は2に記載の演算装置。
前記フィルタ演算が高次遅れ要素に基づくフィルタ演算である、構成1又は2に記載の演算装置。
前記フィルタ演算が移動平均に基づくフィルタ演算であり、
前記所定期間内に現在の測定値が所定値以上変動した場合に、平均の算出に用いる全ての測定値を前記現在の測定値に置き換えることを特徴とする、構成1又は2に記載の演算装置。
前記現在の測定値の所定期間内の変動が所定値以上でかつ、所定の上限値未満であった場合に、前記過去の測定値を前記現在の測定値に置き換えて前記フィルタ演算を行うことを特徴とする構成1又は2に記載の演算装置。
測定値の置き換えを示すタイミング信号が入力された場合に、前記過去の測定値を前記現在の測定値に置き換えて前記フィルタ演算を行うことを特徴とする構成1又は2に記載の演算装置。
構成1から7のいずれかに記載の演算装置を備える、指示計。
構成1から7のいずれかに記載の演算装置を備える、温度調節計。
出力信号値を演算する方法であって、
前記出力信号値が測定値の演算の結果に基づき算出され、
現在の測定値の所定期間内の変動が所定値以上である場合に、過去の前記出力信号値を前記現在の測定値に置き換えて前記フィルタ演算を行うことを特徴とする、方法。
図1はこの発明の実施形態における演算装置を示す概略構成図である。
演算装置100は、センサ等の入力装置(不図示)から入力された測定値に対して、演算部110にてフィルタ演算を行い、その結果を表示部等の外部機器(不図示)へと出力する装置である。
また、演算部110はA/D変換器を備えており、本実施形態では電圧である測定値を離散化して演算を行う。
また、演算装置100については、本実施形態ではマイコン等の汎用的な回路上でソフトウェア的に実現されるものとしているが、それぞれ専用回路等でハード的に構成されるものであってもよい。
また、本実施形態においては演算装置100は指示計に組み込まれているものとし、測定対象は温度であるものとする。
以下、本発明における演算方法について説明する。
本発明のフィルタ演算方法は、過去の出力値に基づく(遅れ要素を含んだ)フィルタ演算であれば適用が可能であるが、本実施形態では1次遅れ要素に基づくフィルタ演算を例として説明する。
1次遅れフィルタ(従来技術)の一般計算式は以下の数1のように表される。但し、数1においてYnは現在の出力信号値、Xnは現在の測定値、τは演算周期(サンプリング周期)、Tは1次遅れフィルタの時定数である。
このような問題に対して本出願の手法においては、前後のデータにおいて測定値が所定の値以上ステップ的に変化した場合には、以下の数2のように、フィルタ演算における値を変換する。すなわち、所定の条件を満たした場合に、過去の出力値を現在の測定値に変換する。
本実施形態の演算方法によれば、ノイズ等の影響によるふらつきを抑え、出力精度を保ちつつ、温度変化に対する応答速度を高めることができる。
従来手法と比較して、本手法の測定値の変動に対する応答速度が向上していることがわかる。
次に、図3のフローチャートを参照しつつ、本実施形態における演算装置100の本発明に関する処理動作について説明する。
次にS310において、所定期間内に測定値が所定の閾値Z以上変動したかを判定する。ここでは、上述の通り前後データにおける測定値の変動値、|Xn-Xn-1|を算出し、その結果が閾値Z以上かどうかを判定する。
変動値が閾値Z未満であった場合には、S320に移行する(S310:NO→S320)。
その後、S350において出力信号値Ynを記録し、添字nをインクリメントし、S300へと戻る。
なお、nは1から開始するものとし、初期値Y0には任意の値を設定してよい。
S310において、|Xn-Xn-1|を算出し、その結果が閾値Z以上であった場合には、S330に移行する(S310:Yes→S330)。
S330において、測定値に閾値Z以上の変動があったため、過去の出力信号値Yn-1を現在の測定値Xnに置き換える。その後S340において現在の測定値Xn、Yn-1(この場合は置き換えたため、Yn-1=Xn)から、数1に基づき出力信号値Ynを算出する。以後の動作は既に説明したS340以降の動作と同様である。
以上のように、本実施形態1の演算装置100によれば、現在の測定値の所定期間内の変動が所定値以上である場合に、過去の出力測定値を現在の測定値に置き換えてフィルタ演算をするため、測定対象の温度等の変化に対する応答速度が高速なフィルタ演算を行うことができる。
また、本実施形態においては、測定値の変動を判断するための所定の期間及び変動の値が、事前に測定された定常状態における測定値の変動に基づき設定される。そのため、入力値が定常ノイズの幅を超えた場合、即ち、入力値の変化がノイズではなく実際の信号の変化である可能性が高い場合にのみ本発明の演算方法を実施するように構成されているため、演算結果の精度が向上する。
なお、本実施形態の演算装置100はフィルタ演算について、1次遅れフィルタを用いるよう構成されていたが、1次遅れ要素を複数段組み合わせた高次遅れフィルタを用いるように構成されていてもよい。その場合、1次遅れフィルタと同様に、所定の条件を満たした場合に、各1次遅れ要素における過去の出力信号値を、現在の値に変換する。
なお、図4はフィルタ演算部114が1次遅れフィルタを用いる場合の動作に基づく模式図であり、図5はフィルタ演算部114が移動平均フィルタを用いる場合の動作に基づく模式図である。図4、図5については便宜上、別の図として表現しているが、演算部110が図4、5にて示したように別個の構成となっている必要はない。
また、フィルタ演算部114がどの種類のフィルタ演算を行うかについては、事前に設定されていてもよいし、常にすべての種類の演算を行うように構成されていてもよい。
また、閾値の上限値Zupについては例えば、閾値Z(下限値)に制御目標値を加算したものを上限値としてもよい。また、所定の条件を満たした場合には、過去の出力値を制御目標値に変換するように構成されていてもよい。
110…演算部
111…入力信号変化幅判断部
112…出力信号記憶部
113…入力信号記憶部
114…フィルタ演算部
Claims (11)
- 出力信号値の演算装置であって、
前記出力信号値が測定値のフィルタ演算の結果に基づき算出され、
現在の測定値の所定期間内の変動が所定値以上である場合に、過去の前記出力信号値を前記現在の測定値に置き換えて前記フィルタ演算を行うことを特徴とする、演算装置。 - 前記所定期間及び前記所定値が、事前に測定された測定値の変動に基づき設定される、請求項1に記載の演算装置。
- 前記フィルタ演算が1次遅れ要素に基づくフィルタ演算である、請求項1又は2に記載の演算装置。
- 前記フィルタ演算が高次遅れ要素に基づくフィルタ演算である、請求項1又は2に記載の演算装置。
- 出力信号値の演算装置であって、
前記出力信号値が移動平均に基づくフィルタ演算の結果に基づき算出され、
所定期間内に現在の測定値が所定値以上変動した場合に、平均の算出に用いる全ての測定値を前記現在の測定値に置き換えることを特徴とする、演算装置。 - 出力信号値の演算装置であって、
前記出力信号値が移動平均に基づくフィルタ演算の結果に基づき算出され、
現在の測定値の所定期間内の変動が所定値以上でかつ、所定の上限値未満であった場合に、平均の算出に用いる全ての測定値を前記現在の測定値に置き換えることを特徴とする、演算装置。 - 出力信号値の演算装置であって、
前記出力信号値が移動平均に基づくフィルタ演算の結果に基づき算出され、
測定値の置き換えを示すタイミング信号が入力された場合に、平均の算出に用いる全ての測定値を前記現在の測定値に置き換えることを特徴とする、演算装置。 - 請求項1から7のいずれかに記載の演算装置を備える、指示計。
- 請求項1から7のいずれかに記載の演算装置を備える、温度調節計。
- 出力信号値を演算する方法であって、
前記出力信号値が測定値のフィルタ演算の結果に基づき算出され、
現在の測定値の所定期間内の変動が所定値以上である場合に、過去の前記出力信号値を前記現在の測定値に置き換えて前記フィルタ演算を行うことを特徴とする、方法。 - 出力信号値を演算する方法であって、
前記出力信号値が移動平均に基づくフィルタ演算の結果に基づき算出され、
所定期間内に現在の測定値が所定値以上変動した場合に、平均の算出に用いる全ての測定値を前記現在の測定値に置き換えることを特徴とする、方法。
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- 2020-01-24 WO PCT/JP2020/002493 patent/WO2021149240A1/ja active Application Filing
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