JP2000266773A - 熱線流速計及びその変換テーブル生成方法 - Google Patents

熱線流速計及びその変換テーブル生成方法

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JP2000266773A
JP2000266773A JP11072935A JP7293599A JP2000266773A JP 2000266773 A JP2000266773 A JP 2000266773A JP 11072935 A JP11072935 A JP 11072935A JP 7293599 A JP7293599 A JP 7293599A JP 2000266773 A JP2000266773 A JP 2000266773A
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潔 荒石
Kazuyoshi Sugimoto
和義 杉本
Takaaki Okumoto
隆昭 奥本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 定温度型熱線流速計において、増幅器の特性
や応答速度に無関係に高速でデジタル出力を得ること。 【解決手段】 センサとなる白金線1と抵抗R1〜R3
によりブリッジ回路2を構成する。ブリッジ回路2の接
続点P1,P2をコンパレータ21の入力端に接続し、
電圧レベルの大小によってアップダウンカウンタ22を
アップカウント又はダウンカウントさせる。カウンタ2
2の計数値をD/A変換器24を介してブリッジ回路2
に帰還する。こうすればD/A変換値がそのまま風速値
を表すこととなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱線流速計に関し、
特に信号処理をデジタル化できるようにした熱線流速計
及びその変換テーブル生成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より風速計として、ブリッジ回路を
用いた熱線風速計が広く用いられている。熱線風速計は
図4に示すように、センサとして例えば白金線1を用
い、白金線1と抵抗R1,R2及びR3によってブリッ
ジ回路2を構成する。ブリッジ回路2の抵抗R1と白金
線1の接続点P1、抵抗R2と抵抗R3との接続点P2
を夫々帰還増幅器3の一対の入力端に接続する。そして
接続点P1,P2の電圧の差分値を増幅して帰還増幅器
3からブリッジ回路2にフィードバックし、白金線1を
発熱させて白金線1が所定温度となる抵抗値でブリッジ
を平衡状態とする。
【0003】このセンサ部において、ブリッジ回路2の
帰還増幅器3側の入力電圧をV、白金線1から空気中に
放散する熱量をQ、通過する風速をUとすると、次式が
成り立つ。 Q=(a+b√U)(TP −T)・・・(1) =V2 /RH 但しRH は白金線1の抵抗値、a,bは定数、TP は白
金線1の温度、Tは風温である。尚、白金線1の抵抗値
H は次式で示される。 RH =RH0(1+αTP ) ・・・(2) RH0は0℃での抵抗値、係数αは約0.004 である。さて
ブリッジ回路2が平衡状態に達したときには、対角線の
抵抗値の積が等しいため、次式が成り立つ。 R1・R3=R2・RH ・・・(3) そして白金線1の温度TP が一定であるため、風温Tが
一定とすると式(1)よりUについて次の式が成り立
つ。 V2 =c+d√U ・・・(4) 図5は風速値Uと風速値の変化に対応したブリッジ回路
の電圧Vの関係を示すグラフである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるにこのような従
来の定温度型の熱線風速計において、図1に示すセンサ
部4からの出力を風速に対して直線的な出力となるよう
に変換するためには、直線化回路が必要となっていた。
即ち式(4)を以下のように変換すると直線化された流
速値を得ることができる。 U=((V2 −c)/d)2 ・・・(5) 直線化回路はこの演算を実行するものであり、図6に示
すようにセンサ部4の帰還増幅器3の出力が入力され
る。直線化回路10は入力された電圧を二乗する二乗回
路11、二乗回路11と外部から設定される所定値とを
加算する加算回路12、及び加算回路12からの出力を
二乗する二乗回路13を含んで構成されている。
【0005】このような直線化回路10を設けた場合に
はその調整が複雑で、正確な調整が難しいという欠点が
あった。又風速値のデジタルデータを必要とする場合に
は更に図6に示すようにA/D変換器14が必要となる
が、A/D変換に一定の時間を要するため、リアルタイ
ムにデジタルデータを得ることができないという欠点が
あった。更に経年変化等で回路定数等が変化した場合に
は、直線性を維持するために再調整をする必要があり、
精度を高く保つことが難しいという欠点があった。
【0006】本発明はこのような従来の問題点に着目し
てなされたものであって、帰還信号をデジタル化するこ
とによってこれらの問題点を解消することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、一辺にセンサとなる感温素子を含んで構成されるブ
リッジ回路と、前記ブリッジ回路の検出電圧を比較して
二値出力を出すコンパレータと、入力されたデジタル信
号をD/A変換し、変換されたアナログ信号を前記ブリ
ッジ回路に帰還するD/A変換器と、前記コンパレータ
の出力に基づいて前記ブリッジ回路が平衡するようにア
ップカウント又はダウンカウントして前記D/A変換器
に入力するアップダウンカウンタと、を具備することを
特徴とするものである。
【0008】本願の請求項2の発明は、一辺にセンサと
なる感温素子を含んで構成されるブリッジ回路と、前記
ブリッジ回路の検出電圧を比較して二値出力を出すコン
パレータと、入力されたデジタル信号をD/A変換し、
変換されたアナログ信号を前記ブリッジ回路に帰還する
D/A変換器と、前記コンパレータの出力に基づいて前
記ブリッジ回路が平衡するようにアップカウント又はダ
ウンカウントして前記D/A変換器に入力するアップダ
ウンカウンタと、前記アップダウンカウンタより得られ
るデジタル出力を、あらかじめ校正した変換式に基づい
て流速データに変換する変換手段と、を具備することを
特徴とするものである。
【0009】本願の請求項3の発明は、一辺にセンサと
なる感温素子を含んで構成されるブリッジ回路と、前記
ブリッジ回路の検出電圧を比較して二値出力を出すコン
パレータと、入力されたデジタル信号をD/A変換し、
変換されたアナログ信号を前記ブリッジ回路に帰還する
D/A変換器と、前記コンパレータの出力に基づいて前
記ブリッジ回路が平衡するようにアップカウント又はダ
ウンカウントして前記D/A変換器に入力するアップダ
ウンカウンタと、前記アップダウンカウンタより入力さ
れるデジタル信号に対応した流速データをテーブルとし
て保持し、入力されたデータを流速に変換する記憶手段
と、を有することを特徴とするものである。
【0010】本願の請求項4の発明は、請求項3記載の
熱線流速計の記憶手段に保持される変換テーブル生成方
法であって、相異なる複数の流速値を入力し、前記各入
力値に対応する流速となる環境下に前記センサとなる感
温素子を配置し、前記入力した所定の流速値となる環境
下において前記アップダウンカウンタより得られる計数
データに基づいて変換式を算出し、前記アップダウンカ
ウンタの全ての計数値と、その計数値に対応する流速デ
ータを前記変換式に基づいて算出して変換テーブルを生
成し、前記算出された変換テーブルを前記記憶手段に書
込むようにしたことを特徴とするものである。
【0011】このような特徴を有する本発明によれば、
ブリッジ回路の一辺にセンサとなる感温素子を設けてい
る。そしてブリッジ回路が平衡状態でなければ、コンパ
レータの出力によってH又はLレベルのいずれか一方の
出力が連続する。従ってアップダウンカウンタはアップ
又はダウンカウントを続け、それによってカウンタの計
数値が連続して上昇又は下降する。この計数値をD/A
変換し、ブリッジ回路に帰還する。そしてブリッジ回路
が平衡状態に達すれば短い周期でアップカウント及びダ
ウンカウントが繰り返され、その出力はほぼ一定状態と
なる。この状態でアップダウンカウンタより出力される
デジタル信号は流速値に対応したものとなっている。又
請求項2,3の発明によれば、変換手段又は記憶手段を
用いて得られた計数データをデジタル信号のまま流速値
に変換することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施の形態
による熱線風速計のセンサ部の回路図である。本実施の
形態による風速センサのセンサ部20は従来例と同様
に、抵抗R1〜R3及びセンサ用の白金線1によってブ
リッジ回路2が構成される。ブリッジ回路2の抵抗R1
と白金線1との接続点P1、及び抵抗R2,R3との接
続点P2とは図示のようにコンパレータ21に接続され
る。コンパレータ21は接続点P1の入力レベルがP2
よりも低いときHレベル、P2のレベルがP1よりも低
いときLレベルの信号を出力するものである。コンパレ
ータ21の出力はアップダウンカウンタ22に与えられ
る。アップダウンカウンタ22には、クロック発生器2
3より一定周期のクロック信号が入力されている。アッ
プダウンカウンタ22はコンパレータ21からHレベル
の入力があればクロック発生器23のクロックパルスを
アップカウントし、Lレベルの入力があればダウンカウ
ントするものである。アップダウンカウンタ22は例え
ば12ビットのバイナリカウンタで構成されており、そ
の12ビットの並列信号は外部に出力され、D/A変換
器24にも出力される。D/A変換器24はこのデジタ
ル入力をアナログ信号に変換するものであって、変換し
た出力をブリッジ回路2に帰還している。D/A変換出
力を一旦電力増幅してブリッジ回路2に帰還するように
してもよい。基本的な熱線風速計はこのセンサ部20の
みで構成することができる。この場合アップダウンカウ
ンタ22のデジタル出力がそのまま風速に対応する出力
となる。
【0013】次にこの実施の形態によるセンサ部20の
動作について説明する。まずセンサとなる白金線1を風
速の測定位置に配置して、センサ部20に通電する。こ
うすれば白金線1の温度が所定値よりも低く抵抗値RH
が低ければ、白金線側の接続点P1の電位が接続点P2
よりも低くなる。従ってコンパレータ21からの出力は
Hレベルとなってアップダウンカウンタ22はクロック
発生器23の出力をアップカウントする。これによりD
/A変換器24のアナログ出力レベルが上昇し、白金線
1に流れる電流値も上昇する。そのため白金線1の温度
が上昇して設定値に近づくこととなる。白金線1の周囲
の風速が大きくなり白金線の温度が設定値より低くなっ
た場合にも、同様の動作によってカウンタの計数値が上
昇する。又白金線1の位置での風速が低下し、その温度
が上昇すると、センサ部20の接続点P1の電圧も上昇
する。従ってコンパレータ21の出力はLレベルとなっ
てアップダウンカウンタ22はクロック信号をダウンカ
ウントする。これによってD/A変換器24の出力レベ
ルは低下し、ブリッジ回路2を平衡状態に保つ。このよ
うな動作によって、平衡状態が保たれていればアップダ
ウンカウンタ22のデジタル出力がそのまま風速に対応
した値となっている。
【0014】次にこの定温度型の風速センサを用いて直
線化された出力を取り出すようにした第2の実施の形態
による熱線風速計について説明する。図2は本実施の形
態による熱線風速計の全体構成を示すブロック図であ
る。本図において、熱線風速計のセンサ部20は前述し
た第1の実施の形態と同じであり、その出力はEEPR
OM31に入力され、更にコネクタ32を介して外部の
コンピュータ33に入力される。コンピュータ33は後
述するように計数データを直線化して風速値とするため
に校正を行い、変換テーブルを算出するものである。又
EEPROM31は電気的に書換え、消去可能で入力デ
ータに対応した風速値テーブルを保持する記憶手段であ
り、しかもセンサ部20から得られる入力データを風速
値に変換して出力する変換手段ともなっている。風速値
はそのままデジタル信号として出力し、又は表示器によ
って表示してもよく、図2に示すようにD/A変換器3
4を用いてアナログ信号として出力するようにしてもよ
い。又D/A変換器34の出力をメータ等によって直接
表示するようにしてもよい。
【0015】次にこの実施の形態によるデータ変換テー
ブルの生成について説明する。図3は変換テーブル作成
時の処理を示すフローチャートである。動作を開始する
とまずステップS1においてポインタiを0とし、ステ
ップS2においてiをインクリメントする。そしてステ
ップS3において風速値Ui をコンピュータ33にデー
タとして入力する。次いでステップS4において風速を
i に設定する。これはセンサ部20の白金線1を入力
した風速Ui 、例えば風速0m/s,20m/s,30
m/s・・・の環境に配置する。こうして定常状態に達
すると、ステップS5に進んでそのとき得られるアップ
ダウンカウンタ22からの計数データV i を保持する。
そしてステップS6においてポインタiがkに達したか
どうかをチェックし、k以下であればステップS2に戻
って同様の処理を繰り返す。この定数kは未知数の数で
ある5以上とする。こうしてステップS1〜S6におい
て、順次異なる風速値Ui (i=1〜k)と、そのとき
の計数データVi を判別する。
【0016】こうしてUi ,Vi のデータの取込みを終
えるとステップS7に進み、式(5)を一般化した次の
4次式を変換式として、最小二乗法により係数A,B,
C,D,Eを算出する。 こうして4次式(6)における係数A〜Eを算出する。
各係数が求まれば、変換式(6)を用いてアップダウン
カウンタ22の計数値を風速値に変換することができ
る。
【0017】そしてステップS8においてポインタjを
0とし、ステップS9に進んで以下の式によりそのとき
の風速U(j)を算出する。 U(j)=Aj4 +Bj3 +Cj2 +Dj+E
【0018】そしてステップS10において入力jとこ
れに対応する風速値U(j)を記憶手段であるEEPR
OM31に書込む。そしてステップS11においてjが
最大値、例えば12ビットの場合には212−1(=40
95)に達したどうかを判別し、終了していなければポ
インタjをインクリメントし(ステップS12)、ステ
ップS9に戻る。こうして測定可能範囲内(この例では
j=0〜4095)の計数データを生成し、この計数デ
ータに対応した風速値U(j)のテーブルをEEPRO
M31に書込んでいく。こうしてjが最大値に達すると
EEPROM31の変換テーブルが完成するので、処理
を終える。
【0019】次いでコネクタ32からコンピュータ33
を切り離して熱線風速計単体とする。こうすれば以後ア
ップダウンカウンタ22の計数値がEEPROM31に
よって風速データに変換されるため、風速値を直接デジ
タル信号として出力することができ、ブリッジ回路2が
平衡状態に達した状態では正しい風速値を得ることがで
きる。この場合にはアップダウンカウンタによって直接
デジタル出力が得られるため、変換時間が必要なA/D
変換器を用いる必要がなく、ほぼリアルタイムでデジタ
ル風速データを得ることができる。
【0020】尚本実施の形態ではjをインクリメントす
る毎にEEPROM31にデータを書込んで変換テーブ
ルを形成しているが、一旦コンピュータ内にデータテー
ブルを形成し、一括して書込むようにしてよいことはい
うまでもない。
【0021】又前述した実施の形態ではEEPROMメ
モリを記憶手段として変換テーブルを記憶するようにし
ているが、他の形式のメモリでもよい。又風速計内部に
変換手段となるマイクロコンピュータを設け、ソフトウ
ェアにより前述した式(6)の変換式を保持しておき、
アップダウンカウンタの計数値に基づいて変換処理を実
行することによって風速データを出力することもでき
る。又変換手段をハードウェアで実現することもでき
る。
【0022】又本実施の形態では風速を測定する熱線風
速計について説明しているが、他の流体の流速を測定す
る熱線流速計に本発明を適用することができることはい
うまでもない。
【0023】又本実施の形態では、センサとして白金線
を用いているが、タングステン等の他の金属細線センサ
やサーミスタなど種々の感温素子をセンサとして用いる
こともできる。更にブリッジ回路の他の一辺にサーミス
タ等の感温素子を設け、流速の温度とセンサとの温度差
が常に一定となるようにした定温度差の流速計とするこ
ともできる。この場合には測定対象となる周囲の温度に
大幅な変動があっても温度補償をする必要がなく、正確
な流速値を測定することができる。
【0024】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、ブリッジ回路の出力をコンパレータに入力し、その
レベルによりアップダウンカウンタをアップカウント又
はダウンカウントしてD/A変換器を介して帰還するよ
うにしている。このため帰還増幅器を用いた従来の定温
度型熱線流速計に比べ、A/D変換のタイミングのずれ
がなく、ほぼリアルタイムで直接デジタルデータを得る
ことができる。又アナログ回路を用いないため、増幅器
の温度特性等を考慮する必要がなく、ノイズ等の影響を
受けにくい熱線風速計とすることができる。
【0025】更に請求項2の発明によれば、この熱線流
速計を用いてD/A変換出力を用いて変換処理を行い、
流速値を出力できるようにしている。このためアナログ
回路で構成される直線化回路が不要となり、経年変化等
を考慮する必要がなくなる。又請求項3,4の発明で
は、変換テーブルのみを記憶手段に書込むようにしてい
るため、変換テーブルの書込みが終了すれば熱線流速計
を単にセンサ部と記憶手段のみで構成できることとな
る。そして流速値をデータとして入力することで変換テ
ーブルの作成が極めて容易となり、従来のハードウェア
では実現が難しかった正確な変換式を算出し、記憶手段
に書込むことができる。しかも変換テーブルの作成後は
係数算出のためのコンピュータ等を取付けておく必要が
なく、本体の部品を少なくすることができ、小型軽量化
することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による熱線風速計の
主要部を示す回路図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態による熱線風速計を
示すブロック図である。
【図3】この実施の形態による変換テーブルの生成処理
を示すフローチャートである。
【図4】従来の熱線風速計の主要部を示す回路図であ
る。
【図5】風速と電圧データを示すグラフである。
【図6】従来の直線化された熱線風速計を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1 白金線 2 ブリッジ回路 20 センサ部 21 コンパレータ 22 アップダウンカウンタ 23 クロック発生器 24,34 D/A変換器 31 EEPROM 32 コネクタ 33 コンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F035 EA04 EA06 EA09 5J022 AB01 BA09 CB02 CF02 CF10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一辺にセンサとなる感温素子を含んで構
    成されるブリッジ回路と、 前記ブリッジ回路の検出電圧を比較して二値出力を出す
    コンパレータと、 入力されたデジタル信号をD/A変換し、変換されたア
    ナログ信号を前記ブリッジ回路に帰還するD/A変換器
    と、 前記コンパレータの出力に基づいて前記ブリッジ回路が
    平衡するようにアップカウント又はダウンカウントして
    前記D/A変換器に入力するアップダウンカウンタと、
    を具備することを特徴とする熱線流速計。
  2. 【請求項2】 一辺にセンサとなる感温素子を含んで構
    成されるブリッジ回路と、 前記ブリッジ回路の検出電圧を比較して二値出力を出す
    コンパレータと、 入力されたデジタル信号をD/A変換し、変換されたア
    ナログ信号を前記ブリッジ回路に帰還するD/A変換器
    と、 前記コンパレータの出力に基づいて前記ブリッジ回路が
    平衡するようにアップカウント又はダウンカウントして
    前記D/A変換器に入力するアップダウンカウンタと、 前記アップダウンカウンタより得られるデジタル出力
    を、あらかじめ校正した変換式に基づいて流速データに
    変換する変換手段と、を具備することを特徴とする熱線
    流速計。
  3. 【請求項3】 一辺にセンサとなる感温素子を含んで構
    成されるブリッジ回路と、 前記ブリッジ回路の検出電圧を比較して二値出力を出す
    コンパレータと、 入力されたデジタル信号をD/A変換し、変換されたア
    ナログ信号を前記ブリッジ回路に帰還するD/A変換器
    と、 前記コンパレータの出力に基づいて前記ブリッジ回路が
    平衡するようにアップカウント又はダウンカウントして
    前記D/A変換器に入力するアップダウンカウンタと、 前記アップダウンカウンタより入力されるデジタル信号
    に対応した流速データをテーブルとして保持し、入力さ
    れたデータを流速に変換する記憶手段と、を有すること
    を特徴とする熱線流速計。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の熱線流速計の記憶手段に
    保持される変換テーブル生成方法であって、 相異なる複数の流速値を入力し、 前記各入力値に対応する流速となる環境下に前記センサ
    となる感温素子を配置し、 前記入力した所定の流速値となる環境下において前記ア
    ップダウンカウンタより得られる計数データに基づいて
    変換式を算出し、 前記アップダウンカウンタの全ての計数値と、その計数
    値に対応する流速データを前記変換式に基づいて算出し
    て変換テーブルを生成し、 前記算出された変換テーブルを前記記憶手段に書込むよ
    うにしたことを特徴とする熱線流速計の変換テーブル生
    成方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2003016845A1 (fr) * 2001-08-10 2003-02-27 Kazuhito Sakano Procede de mesure d'une quantite physique, procede de mesure de la temperature a l'aide d'un thermometre a infrarouges, dispositif de mesure d'une quantite physique et thermometre a infrarouges
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