JP4352394B2 - サンプリング式測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、サンプリング式測定装置に関し、特に電圧、電流、電力などを求める際の平均値演算や実効値演算などに関する。
従来、サンプリング式測定装置の一例としてデジタル電力計があり、デジタル電力計では、波形データの平均値演算、実効値演算、電力演算などが行われている。これらの演算には、デジタルローパスフィルタ方式または総和平均方式を用い、例えば、高確度の電力計にはデジタルフィルタ方式を採用し、普及器には総和平均方式を採用している。
デジタルフィルタを備えたサンプリング式測定装置に関連した先行技術文献には以下のものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特許第3085496号公報
図3は、デジタルローパスフィルタ方式を用いた従来のサンプリング式測定装置の一例を示す構成図である。
図3において、アンプ41は信号波形を正規化する。A/Dコンバータ42はアナログ波形をサンプリングしてサンプリングデータを生成する。DSP(Digital Signal Processor)から構成される演算手段43は、サンプリングデータに対し、デジタルローパスフィルタ演算を行い、サンプリングデータから平均値や実効値や電力値などを求める。CPU(central processing unit)から構成される制御手段44は、演算手段43の演算結果をディスプレイやプリンタなどの表示手段45に表示または印刷させる。
このようなデジタルローパスフィルタでは、実効値および平均値を求める演算式は次式のようになる。
Figure 0004352394
・・・(3)
Figure 0004352394
ここで、e(n)はn番目の出力,s(n)はn番目のサンプリングデータ,gは定数である。
図4は、総和平均方式を用いた従来のサンプリング式測定装置の一例を示す構成図である。
図4において、アンプ51は信号波形を正規化する。A/Dコンバータ52はアナログ波形をサンプリングしてサンプリングデータを生成する。ゼロクロス検出器54は、ゼロ点通過を周期の1/2と見なすゼロクロス検出を行う。DSPから構成される演算手段53は、サンプリングデータを用いて、波形周期の整数倍の区間の平均値、実効値または電力値などを計算する。CPUから構成される制御手段55は、演算手段53の演算結果をディスプレイやプリンタなどの表示手段56に表示または印刷させる。
このような、総和平均方式では、実効値演算および平均値演算を求める演算式は、次式のようになる。
Figure 0004352394
ここで、Nはサンプリング個数,s(n)はn番目のサンプリングデータである。
デジタルローパスフィルタは、信号波形を選ばず精度の高い平均値をえることが可能であるため、電圧値や電流値を正確に求めることができる。しかし、測定値が安定するためにある一定以上の時間が必要であり、データ更新周期の高速化が困難となる。
また、総和平均方式は、測定時間は設定する区間に依存するので測定時間を短くすることができ、応答の良い平均化が可能であり、データ更新周期(表示更新周期)の間に1サイクル以上の入力があれば、デジタルフィルタには及ばないが、ほぼ正確な測定結果が得られる。しかし、信号に交流成分がある場合には信号の周期に同期する必要があり、信号の周期検出が不可欠となるため、周期検出部の精度が演算精度に影響を及ぼす。さらに、信号波形によっては正しく周期検出ができなく誤った平均値を算出してしまう。
このため、デジタルフィルタ方式を搭載した場合はデータ更新周期を犠牲にし、総和平均方式を搭載した場合は確度を犠牲にしていたという問題がある。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、データ更新周期に基づきデジタルフィルタ演算または総和平均演算を選択することにより、高速応答による測定と高確度による測定とを実現したサンプリング式測定装置を提供することを目的とする。
本発明は、以下のように構成されたサンプリング式測定装置である。
(1)入力信号をデジタルサンプリングして測定するサンプリング式測定装置において、
前記入力信号のアナログ波形をサンプリングしてサンプリングデータを生成するA/Dコンバータと、
前記サンプリングデータをローパスフィルタ処理するデジタルフィルタ演算手段と、前記サンプリングデータを総和平均処理する総和平均演算手段と、予め設定されたデータ更新周期に基づきこれらデジタルフィルタ演算手段と総和平均演算手段とを切換える切換え手段を有する演算手段とで構成され、
前記切換え手段は、予め設定されたデータ更新周期(表示更新周期)がデジタルローパスフィルタ演算の可能な時間か否かにより、前記デジタルフィルタ演算手段と総和平均演算手段のどちらか一方を選択することを特徴とするサンプリング式測定装置。
(2)前記デジタルフィルタ演算手段と総和平均演算手段と切換え手段を有する演算手段は、DSPで構成されていることを特徴とする(1)に記載のサンプリング式測定装置。
(3)前記切換え手段は、予め設定されたデータ更新周期が前記デジタルローパスフィルタを通過した値が所望の確度以内に静定するために必要な時間に満たない場合に、前記総和平均演算手段を選択することを特徴とする(1)または(2)に記載のサンプリング式測定装置。
(4)前記データ更新周期は、高確度が必要な場合はデジタルローパスフィルタ演算が可能なデータ更新周期に設定されて、高速な応答が得たい場合は総和平均演算が可能なデータ更新周期に設定され、電圧、電流および電力の少なくとも1つを測定することを特徴とする(1)乃至(3)のいずれかに記載のサンプリング式測定装置。
本発明によれば、以下のような効果がある。
請求項1、請求項2および請求項3に記載の発明によれば、データ更新周期に基づきデジタルフィルタ演算または総和平均演算を選択することにより、高速応答による測定と高確度による測定とを実現することができる。
請求項4に記載の発明によれば、高速応答による測定と高確度による測定を行うことのできる電圧、電流および電力の少なくとも1つを測定する測定装置を実現できる。
図1は本発明の一実施例を示した構成図である。
図1において、アンプ1は電圧や電流などの信号波形を正規化する。A/Dコンバータ2はアナログ波形をサンプリングしてサンプリングデータを生成する。デジタルフィルタ演算手段31は、サンプリングデータに対し、式(1)から(4)のデジタルローパスフィルタ演算を行い、総和平均演算手段32は、サンプリングデータに対し、式(5),(6)の総和平均演算を行い、それぞれが平均値、実効値、電力値などを求める。
切換え手段33は、予め設定されたデータ更新周期(表示更新周期)がデジタルローパスフィルタ演算の可能な時間か否かにより、デジタルフィルタ演算手段31と総和平均演算手段32のどちらか一方を選択する。例えば、デジタルローパスフィルタを通過した値が所望の確度以内に静定するために必要な時間(商用周波数である50Hz,60Hzが入力された時では250msec以上)に満たないデータ更新周期が設定されている場合は、総和平均演算が選択される。
図2は、本発明の処理手順を示したフローチャートである。図2に示した処理手順に従って説明する。
(S1)サンプリングクロックをA/Dコンバータに入力することにより割り込みを発生させる工程。
(S2)割り込み発生に同期してA/Dコンバータにより入力電圧や入力電流のサンプリングデータを取得する工程。
(S3)工程(S2)で取得したサンプリングデータからオフセットを削除する工程。
(S4)デジタルローパスフィルタ演算が可能なデータ更新周期かを判断する工程。
(S5)デジタルローパスフィルタ演算が可能なデータ更新周期であれば、サンプリングデータに対してデジタルローパスフィルタ演算を行う工程。
(S6)デジタルローパスフィルタ演算が不可能なデータ更新周期であれば、サンプリングデータに対して総和平均演算を行う工程。
図1に戻り、デジタルフィルタ演算手段31、総和平均演算手段32および切換え手段33は、DSPで構成される演算手段3に設けられる。CPUから構成される制御手段4は、演算手段3の演算結果をLCDやCRTなどの表示手段5に、設定されたデータ更新周期で表示させる。
以上のように、測定において高確度が必要な場合はデジタルローパスフィルタ演算が可能なデータ更新周期を設定し、高速な応答が得たい場合は高速なデータ更新時間を設定して総和平均演算をさせることで、2種類の平均値や実効値の演算処理を1台のサンプリング式測定装置で実行させることができる。
つまり、データ更新周期に基づきデジタルフィルタ演算と総和平均演算とを切換えることにより、高速応答による測定と高確度による測定とを実現することができる。
なお、本発明は、上記実施例に限定されることなく、その本質から逸脱しない範囲で更に多くの変更、変形をも含むものである。
本発明の一実施例を示した構成図である。 本発明の処理手順を示したフローチャートである。 デジタルローパスフィルタ方式を用いた従来のサンプリング式測定装置の一例を示す構成図である。 総和平均方式を用いた従来のサンプリング式測定装置の一例を示す構成図である。
符号の説明
1 アンプ
2 A/Dコンバータ
3 演算手段
4 制御手段
5 表示手段
31 デジタルフィルタ処理手段
32 総和平均処理手段
33 切換え手段

Claims (4)

  1. 入力信号をデジタルサンプリングして測定するサンプリング式測定装置において、
    前記入力信号のアナログ波形をサンプリングしてサンプリングデータを生成するA/Dコンバータと、
    前記サンプリングデータをローパスフィルタ処理するデジタルフィルタ演算手段と、前記サンプリングデータを総和平均処理する総和平均演算手段と、予め設定されたデータ更新周期に基づきこれらデジタルフィルタ演算手段と総和平均演算手段とを切換える切換え手段を有する演算手段とで構成され、
    前記切換え手段は、予め設定されたデータ更新周期(表示更新周期)がデジタルローパスフィルタ演算の可能な時間か否かにより、前記デジタルフィルタ演算手段と総和平均演算手段のどちらか一方を選択することを特徴とするサンプリング式測定装置。
  2. 前記デジタルフィルタ演算手段と総和平均演算手段と切換え手段を有する演算手段は、DSPで構成されていることを特徴とする請求項1に記載のサンプリング式測定装置。
  3. 前記切換え手段は、予め設定されたデータ更新周期が前記デジタルローパスフィルタを通過した値が所望の確度以内に静定するために必要な時間に満たない場合に、前記総和平均演算手段を選択することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のサンプリング式測定装置。
  4. 前記データ更新周期は、高確度が必要な場合はデジタルローパスフィルタ演算が可能なデータ更新周期に設定されて、高速な応答が得たい場合は総和平均演算が可能なデータ更新周期に設定され、電圧、電流および電力の少なくとも1つを測定することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のサンプリング式測定装置。
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