JP7189101B2 - 超音波センサ、形状推定方法、膜剥離検査方法及び超音波検査システム - Google Patents
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Description
図面を参照して、本発明の第1実施形態に係る超音波検査システム1について説明する。図1は超音波検査システム1の構成を示すブロック図であり、図2は検査対象120上に配置された超音波センサ110の構成を示す図である。
φp(1)+90°-送信素子の半値角≦θp(1)≦φp(1)+90°+送信素子の半値角
φp(2)+90°-送信素子の半値角≦θp(2)≦φp(2)+90°+送信素子の半値角
φp(3)+90°-送信素子の半値角≦θp(3)≦φp(3)+90°+送信素子の半値角
なお、本実施形態では、各送信素子111a,111b,111cの半値角は同じである。
Min(φp(1),φp(2),φp(3))<θr<Max(φp(1),φp(2),φp(3))
ここで、Min(φp(1),φp(2),φp(3))は、入射角φp(1),φp(2),φp(3)のうちの最小値であり、Max(φp(1),φp(2),φp(3))は、入射角φp(1),φp(2),φp(3)のうちの最大値である。
シュー角θpの異なる3つ以上の送信素子111から送信される超音波が、膜122と母材121の境界面で1回のみ反射した伝搬経路についての方程式に、当該伝搬経路の実測値を代入することにより作成される3つ以上の連立方程式に基づいて、膜122の形状を表す未知数(台形の短辺、長辺、幅)を演算する。これにより、膜122の形状が推定される。
工程1で推定した膜122の形状に基づいて、母材121から膜122が剥離している(膜122の底面129と母材121の表面との間に空気層がある)と仮定して、膜内122の多重反射波の伝搬経路長を推定する。
工程2で推定された多重反射波の伝搬経路長(推定値)と、母材121から膜122が剥離していると仮定して、反射波の波形データから得られる反射波の伝搬経路長(実測値)とを比較する。伝搬経路長の推定値と実測値とが一致した場合、仮定どおり、母材121から膜122が剥離していると判定する。伝搬経路長の推定値と実測値とが一致しない場合、実測値は、母材121に入射し、母材121の底面で反射した底面反射波の伝搬経路長であるため、母材121から膜122は剥離していない健全な状態であると判定する。
wp(n):第1基準点P1から第n送信素子111までのx軸方向の距離
wr:第1基準点P1から受信素子112までのx軸方向の距離
hp(n):第1基準点P1から第n送信素子111までのy軸方向の距離
hr:第1基準点P1から受信素子112までのy軸方向の距離
wp(n)´:第1基準点P1から第n送信素子111までのx´軸方向の距離
wr´:第1基準点P1から受信素子112までのx´軸方向の距離
hp(n)´:第1基準点P1から第n送信素子111までのy´軸方向の距離
hr´:第1基準点P1から受信素子112までのy´軸方向の距離
φp(n):第n送信素子111から送信される超音波の膜122の底面129に対する入射角(母材121に対する入射角)
h1:基準点P1~P4を頂点とする台形の平行の2本の対辺のうちの短い方の辺である短辺(第1基準点P1から第4基準点P4までのy´軸方向の距離)
h2:基準点P1~P4を頂点とする台形の平行な2本の対辺のうちの長い方の辺である長辺(第2基準点P2から第3基準点P3までのy´軸方向の距離)
w:基準点P1~P4を頂点とする台形の幅(第1基準点P1から第2基準点P2までのx´軸方向の距離)
θt:膜122の表面128の底面129に対する傾斜角(x軸とx´軸とのなす角、すなわちy軸とy´軸とのなす角)
L(n)=La(n)+Lb(n) ・・・(1)
La(n)=(hp(n)´+h1)/cosφp(n) ・・・(2)
Lb(n)=(hr´+h1)/cosφp(n) ・・・(3)
φp(n)=tan-1(Δwp/(hp(n)´+h1)) ・・・(4)
Δwp=((hp(n)´+h1)×(wr´-wp(n)´))/(hp(n)´+2×h1+hr´) ・・・(5)
hp(n)´=hp(n)cosθt+wp(n)sinθt ・・・(6)
wp(n)´=wp(n)cosθt-hp(n)sinθt ・・・(7)
hr´=hrcosθt+wrsinθt ・・・(8)
wr´=wrcosθt-hrsinθt ・・・(9)
θt=tan-1(h2-h1)/w ・・・(10)
φk=φk-1+ξ(mod(k-1))×2×θt (11)
ΣLk×sin(φk)=wr´-wp(n)´ (12)
φp(1)+90°-送信素子の半値角≦θp(1)≦φp(1)+90°+送信素子の半値角
φp(2)+90°-送信素子の半値角≦θp(2)≦φp(2)+90°+送信素子の半値角
φp(3)+90°-送信素子の半値角≦θp(3)≦φp(3)+90°+送信素子の半値角
Min(φp(1),φp(2),φp(3))<θr<Max(φp(1),φp(2),φp(3))
上記実施形態では、ステップS121において、制御装置150は、剥離有りと判定する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。図11に示すように、多重反射波の伝搬経路長の推定値(ΣLk)とエコー実測値(Lc)とが一回一致しただけでは、剥離有りと判定しないようにしてもよい。
図12及び図13A~図13Cを参照して、本発明の第2実施形態に係る超音波センサ210の構成及び母材121に被覆される膜222の形状推定方法について説明する。図12は、本発明の第2実施形態に係る超音波センサ210の構成を示す図である。図13Aは、膜222の表面228の傾斜角がθt1である場合の送信素子111から受信素子112に到達する超音波の主音軸を示す図である。図13Bは、膜222の表面228の傾斜角がθt2である場合の送信素子111から受信素子112に到達する超音波の主音軸を示す図である。図13Cは、膜222の表面228の傾斜角がθt3である場合の送信素子111から受信素子112に到達する超音波の主音軸を示す図である。なお、各傾斜角の大小関係は、θt1<θt2<θt3である。
wp(i):第1基準点P1からi番目の送信素子111までのx軸方向の距離
wr(j):第1基準点P1からj番目の受信素子112までのx軸方向の距離
hp(i):第1基準点P1からi番目の送信素子111までのy軸方向の距離
hr(j):第1基準点P1からj番目の受信素子112までのy軸方向の距離
wp(i)´:第1基準点P1からi番目の送信素子111までのx´軸方向の距離
wr(j)´:第1基準点P1からj番目の受信素子112までのx´軸方向の距離
hp(i)´:第1基準点P1からi番目の送信素子111までのy´軸方向の距離
hr(j)´:第1基準点P1からj番目の受信素子112までのy´軸方向の距離
φp(i,j):i番目の送信素子111から送信され、膜122の底面129において1回だけ反射し、j番目の受信素子112で受信される超音波の膜222の底面129に対する入射角
L(i,j)=(hp(i)´+h1)/cosφp(i,j)
+(hr(j)´+h1)/cosφp(i,j) ・・・(13)
φp(i,j)=tan-1(Δwp(i,j)/(hp(i)´+h1))
・・・(14)
Δwp(i,j)=((hp(i)´+h1)×(wr(j)´-wp(i)´))/(hp(i)´+2×h1+hr(j)´) ・・・(15)
hp(i)´=hp(i)cosθt+wp(i)sinθt ・・・(16)
wp(i)´=wp(i)cosθt-hp(i)sinθt ・・・(17)
hr(j)´=hr(j)cosθt+wr(j)sinθt ・・・(18)
wr(j)´=wr(j)cosθt-hr(j)sinθt ・・・(19)
θt=tan-1(h2-h1)/w ・・・(20)
(選択条件)
θp(i)-送信素子の半値角<φp(i,j)<θp(i)+送信素子の半値角
ここで、θp(i)は、i番目の送信素子111の保持面131のシュー角である。
上記実施形態では、検査員が、入力装置4によって検査開始操作を行うことにより、制御装置150が、伝搬経路長を測定し、膜122の形状の推定し、多重反射波の伝搬経路長を推定し、多重反射波の伝搬経路長の推定値と実測値とを比較することにより膜122,222の剥離の有無を検査する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。上記工程の一部または全部を超音波センサ110とUT装置100と計算機等を用いて、検査員が行ってもよい。
上記実施形態では、多重反射波の伝搬経路長の推定値と、波形データから得られる伝搬経路長の実測値との比較において、膜122の底面129で2回反射した反射波の推定値と実測値とを比較する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。膜122の底面129で3回以上反射した反射波の推定値と実測値とを比較してもよい。また、膜122の底面129で2回反射した反射波の推定値と、反射波の波形データにおける所定値以上の強度を有する全てのエコーから得られる伝搬経路長の実測値とを比較して剥離の有無を判定するようにしてもよい。この場合、複数回比較判定が行われるが、1回でも推定値と実測値とが一致した場合には、膜122の剥離が有ると判定し、推定値と全ての実測値とが一致しない場合には、膜122の剥離が無いと判定する。
上記実施形態では、母材121が金属により形成され、膜122が樹脂により形成される例について説明したが、本発明はこれに限らず、母材121及び膜122は種々の材料により形成することができる。
Claims (11)
- 検査対象に超音波を送信する3つ以上の送信素子と、
前記送信素子から送信された超音波の反射波を受信する1つ以上の受信素子と、
前記送信素子及び前記受信素子を保持する保持面並びに前記検査対象に当接する当接面を有するシューと、を備え、
前記シューは、前記受信素子に近い送信素子から遠い送信素子にかけて、前記送信素子を保持する保持面の前記当接面に対する角度であるシュー角が大きくなるように多角形状に形成される、
ことを特徴とする超音波センサ。 - 請求項1に記載の超音波センサにおいて、
前記シューは、断面が台形状の前記検査対象に前記当接面が当接した状態で、少なくとも3つの前記送信素子から送信される超音波が1つの受信素子によって受信されるように形成されている、
ことを特徴とする超音波センサ。 - 請求項1に記載の超音波センサにおいて、
前記検査対象は、母材と、前記母材に被覆される膜とを有し、
前記3つ以上の送信素子には、第1送信素子と、前記第1送信素子よりも前記受信素子からの距離が遠い第2送信素子と、前記第2送信素子よりも前記受信素子からの距離が遠い第3送信素子と、が含まれ、
前記第1送信素子を保持する前記保持面のシュー角をθp(1)、前記第1送信素子から前記母材に向かって送信される超音波の進行方向と、前記母材と前記膜の境界面の法線方向との間の角度をφp(1)とし、
前記第2送信素子を保持する前記保持面のシュー角をθp(2)、前記第2送信素子から前記母材に向かって送信される超音波の進行方向と、前記母材と前記膜の境界面の法線方向との間の角度をφp(2)とし、
前記第3送信素子を保持する前記保持面のシュー角をθp(3)、前記第3送信素子から前記母材に向かって送信される超音波の進行方向と、前記母材と前記膜の境界面の法線方向との間の角度をφp(3)とし、
前記受信素子を保持する前記保持面のシュー角をθrとしたとき、
前記シューは、
φp(1)+90°-送信素子の半値角≦θp(1)≦φp(1)+90°+送信素子の半値角
φp(2)+90°-送信素子の半値角≦θp(2)≦φp(2)+90°+送信素子の半値角
φp(3)+90°-送信素子の半値角≦θp(3)≦φp(3)+90°+送信素子の半値角
Min(φp(1),φp(2),φp(3))<θr<Max(φp(1),φp(2),φp(3))
を満たすように形成されている、
ことを特徴とする超音波センサ。 - 超音波センサを用いて検査対象の形状を推定する方法であって、
前記超音波センサは、前記検査対象に超音波を送信する3つ以上の送信素子と、前記送信素子から送信された超音波の反射波を受信する1つ以上の受信素子と、前記送信素子及び前記受信素子を保持する保持面並びに前記検査対象に当接する当接面を有するシューと、を備え、前記シューは、前記受信素子に近い送信素子から遠い送信素子にかけて、前記送信素子を保持する保持面の前記当接面に対する角度であるシュー角が大きくなるように多角形状に形成され、
前記3つ以上の送信素子のそれぞれから送信され前記受信素子で受信される超音波の波形データに基づいて、超音波の伝搬経路長を測定し、
前記測定された3つ以上の伝搬経路長に基づいて、断面が台形で表される前記検査対象の形状を推定する、
ことを特徴とする形状推定方法。 - 請求項4に記載の形状推定方法において、
前記検査対象は、母材と、前記母材に被覆される膜とを有し、
前記超音波センサは、前記受信素子を複数有し、
前記受信素子に近い送信素子から遠い送信素子にかけて前記送信素子に連続番号i(iは自然数)を付し、前記送信素子に近い受信素子から遠い受信素子にかけて前記受信素子に連続番号j(jは自然数)を付した場合であって、i番目の送信素子を保持する前記保持面のシュー角をθp(i)とし、i番目の送信素子から送信されj番目の受信素子で受信される超音波における前記i番目の送信素子から前記母材に向かって送信される超音波の進行方向と、前記母材と前記膜の境界面の法線方向との間の角度をφp(i,j)としたとき、
前記複数の送信素子のうち、
θp(i)-送信素子の半値角<φp(i,j)<θp(i)+送信素子の半値角
を満たす送信素子を3つ以上選択し、
前記選択された3つ以上の送信素子のそれぞれから送信され前記受信素子で受信される超音波の波形データに基づいて、超音波の伝搬経路長を測定し、
前記測定された3つ以上の伝搬経路長に基づいて、断面が台形で表される前記検査対象の形状を推定する、
ことを特徴とする形状推定方法。 - 超音波センサを用いて検査対象の形状を推定し、その推定された結果を用いて前記検査対象における母材に対する膜の剥離の有無を検査する方法であって、
前記超音波センサは、前記検査対象に超音波を送信する3つ以上の送信素子と、前記送信素子から送信された超音波の反射波を受信する1つ以上の受信素子と、前記送信素子及び前記受信素子を保持する保持面並びに前記検査対象に当接する当接面を有するシューと、を備え、前記シューは、前記受信素子に近い送信素子から遠い送信素子にかけて、前記送信素子を保持する保持面の前記当接面に対する角度であるシュー角が大きくなるように多角形状に形成され、
前記3つ以上の送信素子のそれぞれから前記膜内に送信され前記受信素子で受信される超音波の波形データに基づいて、超音波の伝搬経路長を測定し、
前記膜の底面で1回反射した1回反射波の伝搬経路長として測定された3つ以上の伝搬経路長に基づいて、断面が台形で表される前記膜の形状を推定し、
前記推定された膜の形状に基づいて、前記送信素子から前記膜内に送信され前記膜の底面と表面において反射する多重反射波の伝搬経路長を推定し、
前記推定された多重反射波の伝搬経路長と、多重反射波の伝搬経路長として測定された伝搬経路長とを比較することにより、前記母材に対する膜の剥離の有無を検査する、
ことを特徴とする膜剥離検査方法。 - 請求項6に記載の膜剥離検査方法において、
前記膜上における所定の位置に前記超音波センサが配置されている状態で、前記推定された多重反射波の伝搬経路長と、前記測定された伝搬経路長とを比較する第1の比較を行い、
前記膜上における前記所定の位置とは異なる位置に前記超音波センサが配置されている状態で、前記推定された多重反射波の伝搬経路長と、前記測定された伝搬経路長とを比較する第2の比較を行い、
前記第1の比較の結果と前記第2の比較の結果に基づいて、前記母材に対する膜の剥離の有無を検査する、
ことを特徴とする膜剥離検査方法。 - 請求項1に記載の超音波センサと、
前記3つ以上の送信素子のそれぞれから送信され前記受信素子で受信される超音波の波形データに基づいて、超音波の伝搬経路長を測定し、前記測定された3つ以上の伝搬経路長に基づいて、断面が台形で表される前記検査対象の形状を推定する制御装置と、を備える、
ことを特徴とする超音波検査システム。 - 請求項8に記載の超音波検査システムにおいて、
前記検査対象は、母材と、前記母材に被覆される膜とを有し、
前記超音波センサは、前記受信素子を複数有し、
前記制御装置は、
前記受信素子に近い送信素子から遠い送信素子にかけて前記送信素子に連続番号i(iは自然数)を付し、前記送信素子に近い受信素子から遠い受信素子にかけて前記受信素子に連続番号j(jは自然数)を付した場合であって、i番目の送信素子を保持する前記保持面のシュー角をθp(i)とし、i番目の送信素子から送信されj番目の受信素子で受信される超音波における前記i番目の送信素子から前記母材に向かって送信される超音波の進行方向と、前記母材と前記膜の境界面の法線方向との間の角度をφp(i,j)としたとき、
前記複数の送信素子のうち、
θp(i)-送信素子の半値角<φp(i,j)<θp(i)+送信素子の半値角
を満たす送信素子を3つ以上選択し、
前記選択された3つ以上の送信素子のそれぞれから送信され前記受信素子で受信される超音波の波形データに基づいて、超音波の伝搬経路長を測定し、
前記測定された3つ以上の伝搬経路長に基づいて、断面が台形で表される前記検査対象の形状を推定する、
ことを特徴とする超音波検査システム。 - 請求項8に記載の超音波検査システムにおいて、
前記検査対象は、母材と、前記母材に被覆される膜とを有し
前記制御装置は、
前記3つ以上の送信素子のそれぞれから前記膜内に送信され前記受信素子で受信される超音波の波形データに基づいて、超音波の伝搬経路長を測定し、
前記膜の底面で1回反射した1回反射波の伝搬経路長として測定された3つ以上の伝搬経路長に基づいて、断面が台形で表される前記膜の形状を推定し、
前記推定された膜の形状に基づいて、前記送信素子から前記膜内に送信され前記膜の底面と表面において反射する多重反射波の伝搬経路長を推定し、
前記推定された多重反射波の伝搬経路長と、多重反射波の伝搬経路長として測定された伝搬経路長とを比較することにより、前記母材に対する膜の剥離の有無を検査する、
ことを特徴とする超音波検査システム。 - 請求項10に記載の超音波検査システムにおいて、
前記制御装置は、
前記膜上における所定の位置に前記超音波センサが配置されている状態で、前記推定された多重反射波の伝搬経路長と、前記測定された伝搬経路長とを比較する第1の比較を行い、
前記膜上における前記所定の位置とは異なる位置に前記超音波センサが配置されている状態で、前記推定された多重反射波の伝搬経路長と、前記測定された伝搬経路長とを比較する第2の比較を行い、
前記第1の比較の結果と前記第2の比較の結果に基づいて、前記母材に対する膜の剥離の有無を検査する、
ことを特徴とする超音波検査システム。
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