JP7189008B2 - 電動モビリティ、表示装置、およびプログラム - Google Patents

電動モビリティ、表示装置、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は電動モビリティ、表示装置、およびプログラムに関する。
車両が道路のどの位置を走行しているか検出し、検出結果に対応した画像を表示する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。また、一人が着座して乗る電動モビリティの自己位置をマップ上で表示する技術も知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2002-156233号公報 特開2003-245310号公報
前者の技術は自動車用の技術である。車両が道路の白線に対してどの位置を走行しているかを示す画像は、自動車の運転者にとって役立つ情報である。しかし、一人が着座して乗る電動モビリティは自動車のように決められたレーンを走るものではなく、歩道内、広場内、モール内、建物内等の走行可能なエリア内で自由に走行し得るものである。このため、白線に対して電動モビリティがどの位置を走行しているかを示す画像は、電動モビリティの運転者にとってそれほど有用ではない。
後者の技術は、一人が着座して乗る電動モビリティの自己位置がマップ上に表示される。しかし、前述のように、電動モビリティは自動車とは異なり決められたレーンを走行するものではない。また、電動モビリティの周囲には、走行の障害になり得る人、様々な物等が存在し、それらも決められたレーンに沿って移動している訳ではなく、それらは時には電動モビリティよりも高速で移動している。このため、決められたレーンを走行する自動車と比べ、出発地から目的地までの完全な自動運転の障害が多い。
例えば、出発地から目的地まで自動運転で電動モビリティが走行している時に、電動モビリティが障害物、人等が多いエリアに入り込んだ場合は、電動モビリティが安全のために停止動作を行う。このような状況で自動運転を再開しても、安全のために電動モビリティがすぐに停止する可能性が高い。このような状況では、運転者が手動で電動モビリティを運転する方が、安全且つスムーズに障害物、人等が多いエリアから出ることができる。
しかし、様々な運転者が電動モビリティを運転する。また、電動モビリティの周囲の安全性を短時間で確認することは基本的に難しく、その作業を常に行うことは運転者を無用に疲労させる。一方、電動モビリティには、自動運転等のために障害物、人等の検出対象を検出するセンサが設けられている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、運転者の負担を軽減しながら、電動モビリティの周囲の状況を運転者が直感的に認識できる電動モビリティ、表示装置、およびプログラムの提供を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用する。
本発明の第1の態様は、一人が着座して乗る電動モビリティであって、当該電動モビリティの周囲に存在する1つ又は複数の検出対象の検出に用いられるセンサと、前記センサを用いて得られる検出結果を出力可能な制御部と、表示装置と、を備え、前記表示装置が、略環状に配置された環状表示部を表示するものであり、前記制御部が、前記表示装置における表示のために、前記センサによる前記検出結果を前記表示装置に送信し、前記表示装置が、受信した前記各検出結果を前記環状表示部内に表示させる。
当該構成では、表示装置に略環状に配置された環状表示部が表示される。また、表示装置は、電動モビリティにおいて検出された各検出対象の検出結果を受信し、受信した各検出結果を環状表示部内に表示させる。このため、運転者は直感的に電動モビリティの周囲の検出対象の状況を把握することができ、これは運転者による電動モビリティの手動運転を容易にする。
前記態様において、好ましくは、前記制御部が前記表示装置に送信する前記検出結果に、前記検出対象までの距離、前記各検出対象の移動速度、および前記各検出対象の移動方向の少なくとも1つが含まれており、前記表示装置が、前記各検出結果の表示を、前記距離、前記移動速度、および前記移動方向の少なくとも1つに応じて変化させる。
当該構成が採用されると、運転者はより直感的に電動モビリティの周囲の検出対象おn状況を把握することができる。
前記態様において、好ましくは、前記電動モビリティの一部の車輪が、全方向車輪又はキャスターである。
前記態様において、好ましくは、前記検出結果が、当該電動モビリティの右方向又は左方向への自転ができないこと又は難しいことを示す自転関連情報を含み、前記制御部が、前記自転関連情報を前記表示装置に送信し、前記表示装置が、受信した前記自転関連情報に基づく表示を行う。
前記態様において、好ましくは、前記環状表示部に対してその径方向の内側に当該電動モビリティを示す図が表示され、又は、設けられている。
当該構成を採用すると、電動モビリティに対する検出対象の位置をより直感的に把握することが可能となる。
前記態様において、好ましくは、前記各検出結果が、前記環状表示部の配置の中心に対して所定距離の位置又は前記環状表示部の幅方向中心に対して所定距離の位置であって、当該電動モビリティから見た前記各検出対象の方向に応じた位置に表示される。
当該構成を採用すると、どのような運転者であっても、電動モビリティの周囲の検出対象の状況を容易に把握することが可能となる。例えば、各検出対象を電動モビリティからの距離に応じて表示することも可能である。しかし、距離の情報が入ることにより、直感的に検出対象の状況を把握し難くなる運転者もいる。このため、上記構成は多くの運転者にとって検出対象の把握が良いである点で有利である。
前記態様において、好ましくは、前記環状表示部が、周方向に延びる帯状表示部であり、前記センサを用いて検出される前記各検出対象までの距離に応じて、前記帯状表示部内における前記各検出結果が表示される位置が前記帯状表示部の幅方向に変化する。
この場合でも、各検出結果は環状表示部の帯状の表示部内に表示されるので、運転者は直感的に電動モビリティの周囲の検出対象の状況を把握することができる。
前記態様において、好ましくは、前記環状表示部が、周方向に並んだ複数の分割表示部から成り、前記各検出結果が、前記複数の分割表示部のうち対応する1つ又は複数に表示される。
この場合でも、各検出結果は環状表示部の環状エリアに表示されるので、運転者は直感的に電動モビリティの周囲の検出対象の状況を把握し得る。
前記態様において、好ましくは、前記表示装置における前記検出結果の各々の表示の大きさ、面積、色、明度、又は彩度は、前記センサを用いて検出される前記各検出対象までの距離、前記各検出対象の移動速度、および前記各検出対象の移動方向の少なくとも1つに応じて変化する。
当該構成が採用されると、運転者は、電動モビリティの周囲の検出対象の状況をより具体的に知ることができるようになる。
前記態様において、好ましくは、前記表示装置が、前記制御部から、前記距離、前記移動速度、および前記移動方向の少なくとも1つに基づく各検出対象の評価情報を逐次受付け、受付けた評価情報に応じて前記検出結果の各々の表示を逐次変化させる際に、前記各検出対象について受付けた現在の評価情報と以前の評価情報との差が所定レベル以上の場合、前記現在の評価情報に対応する表示と前記以前の評価情報に対応する表示との間の表示である補間表示を行う。
評価情報は、例えば、各検出対象が回避対象であるか回避準備対象であるかを示す情報を含む。また、評価情報は、各検出対象の評価スコアであってもよい。一例では、検出対象との距離が近い時、検出対象の動きが速い時、および検出対象の移動方向が電動モビリティに近付く方向である時、評価スコアが高くなる。
評価情報に応じて忠実に各検出結果の表示が行われると、環状表示部における表示が急速に変化し続ける場合がある。このような状況を緩和するため、表示装置は、各検出対象について受信した現在の評価情報と以前の評価情報との差が所定レベル以上での場合、現在の評価情報に対応する表示と以前の評価情報に対応する表示との間の表示である補間表示を行ってもよい。
前記態様において、好ましくは、前記環状表示部が、周方向に延びる帯状表示部であり、前記表示装置が前記検出結果の各々を、前記検出対象までの距離が所定値以下である時に、前記帯状表示部の幅に実質的に対応した寸法を有する図形で表示する。
このような表示は、運転者による検出対象の存在の直感的な認識に資する。
前記態様において、好ましくは、当該電動モビリティが鉛直軸線周りに自転可能であり、前記表示装置が、当該電動モビリティが自転した時に、前記環状表示部に表示される前記検出結果が前記環状表示部の配置の中心周りに前記自転の分だけ回転する。
当該構成は、電動モビリティが進行方向を変えるために自転した際における電動モビリティの周囲の検出対象の状況の直感的な把握のために有利である。
前記態様において、好ましくは、前記制御部が、前記検出対象のうち特定の対象を識別可能であり、前記表示装置が、前記検出対象の表示のうち前記特定の対象の表示と他の表示とを異ならせる。
当該構成は、電動モビリティの周囲の検出対象の状況のより具体的な把握に資する。
前記態様において、好ましくは、前記制御部が、前記検出対象のうち特定の対象を識別可能であり、前記制御部が、前記特定の対象の検出結果を前記表示装置に送信し、前記表示装置が、前記環状表示部に前記特定の対象の検出結果を表示させる。
当該構成は、電動モビリティの周囲の検出対象の状況のより具体的な把握に資する。
前記態様において、好ましくは、当該電動モビリティが、前記センサを用いて得られる前記検出結果に基づき自動停止を行う機能を有するものであり、前記表示装置が、前記自動停止が行われた際に、前記環状表示部の近傍又は中に、前記検出対象を避けて当該電動モビリティを移動させるための方向表示を行う。
当該構成は、検出対象を避けるための手動運転を容易化するために有利である。
前記態様の電動モビリティが、バックビューカメラを備え、前記表示装置が、前記バックビューカメラで撮像された画像を前記環状表示部に表示させてもよい。
当該構成は、電動モビリティの後方を目視し難い運転者でも、電動モビリティの後方の状況を容易且つ確実に把握することができる。
本発明の第2の態様は、一人が着座して乗る電動モビリティであって、当該電動モビリティの自己位置の推定を行う制御部と、表示装置と、を備え、前記表示装置が、略環状に配置された周辺情報表示部を表示するものであり、前記表示装置が、前記自己位置の推定結果と、推定された前記自己位置の周囲のマップデータとに基づき、前記自己位置の周囲に存在する店舗情報および施設情報の少なくとも1つを前記周辺情報表示部内に表示させる。
当該構成によって、運転者は周囲に存在する店舗および施設の種類と、その方向を容易に認識することができる。
第2の態様において、好ましくは、前記周辺情報表示部が前記環状表示部と同心状に配置される。
当該構成によって、運転者による環状表示部および周辺情報表示部の視認性、これら表示部に表示される情報の認識容易性が高くなる。
第2の態様において、好ましくは、前記制御部が、前記マップデータを用いてルートの設定を行うものであり、前記表示装置が、設定された前記ルートに応じた進行方向を前記周辺情報表示部に表示させる。
当該構成によって、運転者は向かうべき方向を直感的に把握できる。
第2の態様において、好ましくは、前記表示装置が、当該電動モビリティの走行速度が所定値以下の時に前記店舗情報および前記施設情報を表示させる。
第2の態様において、好ましくは、前記表示装置が、前記店舗情報および前記施設情報の表示が必要になった時に前記周辺情報表示部を表示する。
当該構成が採用されると、運転者にとって、周辺情報表示部が表示されたことは、周囲に何等かの店舗又は施設があることのサインとなる。
第2の態様において、好ましくは、前記表示装置が、当該電動モビリティの走行の障害になる前記検出対象の前記検出結果を表示する時だけ、前記環状表示部を表示する。
当該構成が採用されると、運転者にとって、環状表示部が表示されたことは、周囲に何等かの検出対象があることのサインとなる。
第2の態様において、好ましくは、前記表示装置が、前記環状表示部および前記周辺情報表示部の各々の表示又は非表示を切り替え可能である。
当該構成によって、運転者の要求に応じて表示装置に表示される情報を容易且つ効果的に変えることが可能となる。
本発明の第3の態様は、一人が着座して乗る電動モビリティから当該電動モビリティの周囲に存在する検出対象の検出結果を受信し、受信した検出結果を表示する表示装置であって、ディスプレイと、前記ディスプレイへの表示を制御する表示制御部と、を備え、前記表示制御部が、略環状に配置された環状表示部を前記ディスプレイに表示する処理と、受信した前記各検出結果を前記環状表示部内に表示する処理と、を行う。
本発明の第4の態様は、一人が着座して乗る電動モビリティから当該電動モビリティの自己位置の推定結果を受信し、受信した前記推定結果と推定された前記自己位置の周辺のマップデータとに基づく店舗情報および施設情報の少なくとも1つを表示する表示装置であって、ディスプレイと、前記ディスプレイへの表示を制御する表示制御部と、を備え、前記表示制御部が、略環状に配置された周辺情報表示部を前記ディスプレイに表示する処理と、前記店舗情報および前記施設情報の少なくとも1つを前記周辺情報表示部内に表示する処理と、を行う。
本発明の第5の態様は、表示装置を制御するためのプログラムであって、前記表示装置の表示制御部に、一人が着座して乗る電動モビリティから当該電動モビリティの周囲に存在する検出対象の検出結果を受信する処理と、略環状に配置された環状表示部を前記表示装置のディスプレイに表示する処理と、受信した前記各検出結果を前記環状表示部内に表示する処理と、を実行させる。
本発明の第6の態様は、表示装置を制御するためのプログラムであって、一人が着座して乗る電動モビリティから当該電動モビリティの自己位置の推定結果を受信する処理と、略環状に配置された周辺情報表示部をディスプレイに表示する処理と、受信した前記推定結果と推定された前記自己位置の周辺のマップデータとに基づく店舗情報および施設情報の少なくとも1つを前記周辺情報表示部内に表示する処理と、を実行させる。
本発明によれば、運転者の負担を軽減しながら、電動モビリティの周囲の状況を運転者が直感的に認識できる。
本発明の一実施形態に係る電動モビリティの前方斜視図である。 本実施形態の電動モビリティの後方斜視図である。 本実施形態の電動モビリティの平面図である。 本実施形態の電動モビリティの一部の部品を取外した状態のモビリティ本体の底面図である。 本実施形態の電動モビリティの制御ユニットのブロック図である。 本実施形態の電動モビリティの検出対象の検出結果の一例を示す図である。 本実施形態の電動モビリティの表示装置のブロック図である。 本実施形態の電動モビリティの表示装置の表示の例である。 本実施形態の電動モビリティの表示装置の表示の例である。 本実施形態の電動モビリティの表示装置の表示の例である。 本実施形態の電動モビリティの表示装置の表示の例である。 本実施形態の電動モビリティの表示装置の表示の例である。 本実施形態の電動モビリティの表示装置の表示の例である。 本実施形態の電動モビリティの表示装置の表示の例である。 本実施形態の電動モビリティの表示装置の表示の例である。 本実施形態の電動モビリティの表示装置の表示の例である。 本実施形態の電動モビリティの要部斜視図である。
本発明の一実施形態に係る電動モビリティが、図面を用いながら以下説明されている。
この電動モビリティは、図1~図4に示されるように、一対の前輪10と、一対の後輪20と、前輪(車輪)10および後輪(車輪)20によって支持されたモビリティ本体30とを備える。モビリティ本体30は、例えば、前輪10および後輪20によって支持されたボディ31と、ボディ31に取付けられた座席ユニット40と、一対の前輪10および一対の後輪20の少なくとも一方を駆動するためのモータ50とを有する。本実施形態では、モータ50はボディ31に取付けられ、座席ユニット40はボディ31から取外せる。当該電動モビリティは、一人が座席ユニット40に着座して乗るものである。
図3および図4に示す車両前後方向は以下の説明で前後方向として説明される場合があり、図3および図4に示す車両幅方向は以下の説明で幅方向又は左右方向として説明される場合がある。なお、車両前後方向とモビリティ本体30の前後方向は一致しており、車両幅方向とモビリティ本体30の幅方向は一致している。本実施形態では、一対の前輪10の径方向の中心は車両幅方向に並んでおり、一対の後輪20の径方向の中心も車両幅方向に並んでおり、車両前後方向は車両幅方向と直交している。
本実施形態では、一対の後輪20はそれぞれモータ50と接続され、各モータ50は対応する後輪20を駆動する。各モータ50の駆動力が対応する前輪10に動力伝達手段によって伝達されてもよい。動力伝達部材はベルト、ギヤ等である。
各前輪10は、車軸11に取付けられたハブ14と、ハブ14に支持された複数のローラ支軸(図示せず)とを備え、複数のローラ13はそれぞれローラ支軸に回転可能に支持されている。なお、ハブ14が車軸11にベアリング等を用いて取付けられていてもよく、ハブ14が車軸11に緩衝部材、中間部材等を用いて取付けられていてもよい。各ローラ支軸の軸線は、車軸11の径方向に交差する方向に延びている。
各ローラ13は対応するローラ支軸の軸線周りに回転する。つまり、各前輪10は走行面に対して全方向に移動する全方向車輪である。
各ローラ13の外周面はゴム状弾性を有する材料を用いて形成され、各ローラ13の外周面にはその周方向に延びる複数の溝が設けられている。
本実施形態では、各後輪20は、図示しない車軸と、車軸に取付けられたハブ21と、ハブ21の外周側に設けられ、外周面がゴム状弾性を有する材料を用いて形成された外周部材22とを有するが、前輪10と同様に全方向車輪を用いてもよい。この場合、前輪10が全方向車輪ではなく通常の車輪となる。後輪20の車軸はモータ50の主軸と共通でもよい。
ボディ31の構造は適宜変更可能である。本実施形態では、地面に沿って延びるベース部32と、ベース部32の後端側から上方に延びている座席支持部33とを有する。座席支持部33は車両前方に傾斜しており、座席支持部33の上端側に座席ユニット40が取付けられている。
本実施形態のベース部32は、ベースフレーム32aを少なくとも部分的に覆うプラスチック製のカバー部32bとを有する。カバー部32bは、座席ユニット40に座る運転者の足を載せる部分、荷物を載置する部分等として使用される。
本実施形態では、座席ユニット40はその下部にシャフト40aを有し、シャフト40aが座席支持部33の上端側に取付けられる。座席支持部33の背面には充電可能なバッテリBAが取付けられ、座席支持部33内には後述する制御ユニット60が配置されている。
座席ユニット40は、運転者が座る座面部41と、背凭れ部42と、右のコントロールアーム43と、左のコントロールアーム43とを有する。
各コントロールアーム43の上面にはアームレスト43aが固定されている。例えば、運転者は一対のコントロールアーム43のアームレスト43aに両腕をそれぞれ置く。また、運転者は一対のコントロールアーム43の上端に両手をそれぞれ置く。本実施形態ではコントロールアーム43とアームレスト43aの両方が設けられているが、コントロールアーム43又はアームレスト43aのみが設けられていてもよい。この場合、運転者は、コントロールアーム43の上に腕および手の少なくとも一方を置き、又は、アームレスト43aの上に腕および手の少なくとも一方を置く。
右側のコントロールアーム43の上端には操作レバー44aを有する操作部44が設けられている。力が加えられていない状態では、操作レバー44aは操作部44内に配置された付勢部材(図示せず)によって中立位置に配置される。運転者は、右手によって、操作レバー44aを中立位置に対して右方向、左方向、前方向、および後方向に変位させることができる。
操作レバー44aの変位方向および変位量に応じた信号が操作部44から後述する制御ユニット60に送信され、受信する信号に応じて制御ユニット60が各モータ50を制御する。例えば、操作レバー44aが中立位置に対し前方向に変位すると、各モータ50を車両前方に向かって回転させる信号が送信される。これにより、電動モビリティは操作レバー44aの変位量に応じた速度で前進する。また、操作レバー44aが中立位置に対し左斜め前方に変位すると、左側のモータ50を右側のモータ50よりも遅い速度で車両前方に向かって回転させる信号が送信される。これにより、電動モビリティが操作レバー44aの変位量に応じた速度で左に曲がりながら前進する。
左側のコントロールアーム43の上端には、電動モビリティに関する各種設定を行うための設定部45が設けられている。各種設定の例として、最高速度の設定、運転モードの設定、電動モビリティのロックの設定がある。設定部45には複数の操作ボタン、表示装置等が設けられている。運転モードの例としては、電力の消費を抑えた省エネ運転モード、電力の消費を抑えずに走行性能を重視したスポーツ運転モード、省エネ運転モードとスポーツ運転モードとの間の通常運転モード等がある。
制御ユニット60は、図5に示すように、各モータ50を駆動するモータドライバ70と、制御装置80とを有する。
モータドライバ70はバッテリBAに接続されている。また、モータドライバ70は各モータ50にも接続されており、モータドライバ70は各モータ50に駆動電力を供給する。
制御装置80は、図5に示すように、CPU、RAM等を有する制御部81と、不揮発性メモリ、ROM等を有する記憶装置82と、無線通信および有線通信で情報の送受信を行う送受信部83とを有する。記憶装置82には電動モビリティを制御するための走行制御プログラム82aが格納されている。制御部81は走行制御プログラム82aに基づき作動する。制御部81は、操作部44および設定部45からの信号に基づき、各モータ50を駆動するための駆動信号をモータドライバ70に送信する。
2つの視覚センサであるステレオカメラ(センサ)90が右のコントロールアーム43の上端側および左のコントロールアーム43の上端側にそれぞれ取付けられている。各ステレオカメラ90は、一対のレンズユニット91と、一対のレンズユニット91を支持するカメラ本体92とを備えている。カメラ本体92の内部には一対の撮像素子93(図5)が設けられ、一対の撮像素子93は一対のレンズユニット91にそれぞれ対応している。各撮像素子93はCMOSセンサ等の周知のセンサである。各撮像素子93は制御装置80に接続されている。図3に示されるように、各ステレオカメラ90の検出範囲DA1は、電動モビリティの前方および前輪10の幅方向外側である。
各ステレオカメラ90は、一対の撮像素子93によって、視差を有する2つの画像を得る。視差を有する2つの画像は下の説明で視差画像と称される場合もある。制御装置80の制御部81は、記憶装置82に格納されている回避制御プログラム82bおよび自動運転プログラム82cに基づき作動する。つまり、制御部81は視差画像を処理して距離画像を作成する。そして、制御部81は、距離画像中において、電動モビリティが接触する可能性のある検出対象を検出する。検出対象は、例えば、障害物、人、動物、植物である。障害物は、例えば、壁、大きな石、段差等である。他の例では、制御部81は、距離画像中において、前輪10が落下する又は嵌る可能性のある段差、穴、溝等の検出対象を検出する。制御部81は、電動モビリティに備えられたGPS、オドメータ等の検出結果を用いて公知の自己位置推定を行う。また、制御部81は、検出される検出対象と、記憶装置82に格納されているマップデータと、自己位置推定の結果とを用いて、例えば出発地から目的地迄のルート設定および自動運転を行うことができる。
別のセンサとして、例えば座席ユニット40の下面に公知のLiDAR(Light Detection and Ranging又はLaser Imaging Detection and Ranging)100がさらに設けられてもよい。本実施形態では、図3の検出範囲DA2に亘ってLiDAR100がレーザ光を走査し、物体に当たって跳ね返るレーザ光をLiDAR100が検出し、これにより電動モビリティの幅方向外側および後方である検出範囲DA2の検出対象が検出される。検出対象は、例えば、障害物、人、動物、植物である。障害物は、例えば、壁、大きな石、段差等である。他の例では、LiDAR100は、後輪20が落下する又は嵌る可能性のある段差、穴、溝等の検出対象を検出してもよい。
なお、電動モビリティの後方および側方の検出対象を検出するための他のステレオカメラ(センサ)が設けられてもよく、検出対象を検出できる公知のレーダー、ミリ波センサ等の他のセンサが設けられてもよい。また、電動モビリティの前輪10の幅方向外側および前方の検出対象を検出するために、ステレオカメラ90の代わりにLiDAR、レーダー、ミリ波センサ等の他のセンサが設けられてもよい。
そして、制御部81は、例えば検出範囲DA1およびDA2における所定の範囲に電動モビリティが接触する可能性のある検出対象が検出された時に、回避動作のための制御指令によって各モータ50を制御する。他の例では、制御部81は、例えば検出範囲DA1およびDA2における所定の範囲に電動モビリティが接触する可能性のある検出対象が検出された時に、報知装置を作動させる。また、制御部81は、例えば検出範囲DA1およびDA2における所定の範囲に前輪10が落下する又は嵌る可能性のある検出対象を検出した時に、回避動作のための制御指令によって各モータ50を制御する。他の例では、制御部81は、例えば検出範囲DA1およびDA2における所定の範囲に前輪10が落下する又は嵌る可能性のある検出対象を検出した時に、報知装置を作動させる。回避動作の例は、回避対象を避けるための各モータ50の回転速度の低下又は停止、回避対象側への電動モビリティの移動を制限するための各モータの制御等である。回避対象は、電動モビリティの走行の障害になる可能性が高い対象である。
検出範囲DA1および検出範囲DA2で検出される検出対象の例が図6に示されている。図6では、電動モビリティの左前方に壁があり、電動モビリティの左側に通行人Aが存在している。これらは、電動モビリティの例えば中心から第1の距離以下である範囲AR1に配置されている。また、電動モビリティの右前方に通行人BおよびCが存在しており、電動モビリティの右側には柱が存在している。これらは電動モビリティの例えば中心から第1の距離よりも大きい第2の距離以下である範囲AR2に配置されている。
電動モビリティの制御部81が、範囲AR1に配置された検出対象を回避対象として認識し、範囲AR2に配置された検出対象を回避準備対象として認識する。回避対象は、すぐに上記回避動作の何れかを開始すべき対象である。回避準備対象に対しては、制御部81はすぐに上記回避動作の何れかを開始することはなく、回避対象になる可能性があるものとして認識しておく。
本実施形態では、制御部81は、通行人BおよびCの移動方向および移動速度を考慮し、範囲AR2内の通行人BおよびCも回避対象として認識する。具体的には、通行人BおよびCの移動方向は電動モビリティに近付く方向であり、その移動速度が所定値以上である場合に、範囲AR2内の検出対象を回避対象として認識する。
なお、その他の基準を用いて、各検出対象を、回避対象、回避対象よりも電動モビリティの走行の障害になる可能性が低い回避準備対象、その他の対象等に分類することは可能である。
電動モビリティには表示装置200が取付けられている。本実施形態では、図17に示されるように、左のコントロールアーム43の上端部にステレオカメラ90のカバー部材96が取付けられ、左のコントロールアーム43の上端面又はカバー部材96の上端面に固定部材210を介して表示装置200が取付けられている。表示装置200は一例ではタブレットコンピュータであり、表示装置200の表示制御部221によって表示装置200のディスプレイ222の表示が制御される。
表示装置200は、一例では、図17に示されるようにコントロールアーム43に固定部材210を介して支持されている。固定部材210はコントロールアーム43又はステレオカメラ90のカバー部材96に固定され、表示装置200は固定部材210に着脱可能に取付けられる。表示装置200はアームレスト43a等の電動モビリティの他の部分に支持されていてもよく、表示装置200は運転者によって保持されていてもよい。
表示装置200は、図7に示されるように、CPU等のプロセッサである表示制御部221と、液晶ディスプレイ等のディスプレイ222と、記憶部223と、タッチディスプレイ式の入力装置224と、無線通信および有線通信で情報の送受信を行う送受信部225とを備えている。
記憶部223には、検出状況表示プログラム223aが格納されている。検出状況表示プログラム223aに基づく表示制御部221の処理の例を以下に説明する。
第1の例として、表示制御部221は、図8に示されるように、ディスプレイ222に環状表示部231を表示させる。第1の例では、環状表示部231は、環状表示部231の配置中心Pについて周方向に延びる帯状表示部である。また、表示制御部221は、図8に示されるように、回避対象である検出対象を第1の大きさの図形241で環状表示部231内に表示し、回避準備対象である検出対象を第1の大きさよりも小さい第2の大きさの図形242で環状表示部231内に表示する。図形241および242は本実施形態では塗り潰された円であるが、塗り潰された楕円、多角形、周方向に延びる帯等であってもよく、これらの塗り潰されていない縁だけの図形であってもよく、塗り潰しと縁の両方を持っている図形であってもよい。検出対象である図6の壁は、検出結果が連続しているので、図8に示されるように図形241が周方向に延びる帯状となっている。
図8に示されるように、表示制御部221は、第1の大きさの図形241を配置中心Pから所定距離の位置、又は、環状表示部231の幅方向Wの中心に対して所定距離の位置に表示する。本実施形態では、表示制御部221は、第1の大きさの図形241を環状表示部231の幅方向Wの中心に対して0mmの位置に配置している。なお、表示制御部221が、第2の大きさの図形242も配置中心Pから所定距離の位置、又は、環状表示部231の幅方向Wの中心に対して所定距離の位置に表示してもよい。
図6に示されるように、本来は電動モビリティから各検出対象までの距離は互いに異なる。しかし、図8に示されるように、各検出対象の検出結果が周方向に延びる帯状の環状表示部231内に表示される。また、各検出対象の検出結果は、電動モビリティから見た検出対象の方向に応じた位置に表示される。各検出対象の電動モビリティから見た方向に関する情報、各検出対象が回避対象であるか回避準備対象であるか等の各検出対象の属性情報等は、制御装置80から表示装置200に送信される。
上記のように環状表示部231に表示が行われるため、運転者は、専門的な知識を持っていなくても、直感的に検出対象が存在する範囲を認識することができる。
また、表示制御部221は、図8に示されるように、環状表示部231の近傍に、検出対象を避けて電動モビリティを移動させるための方向表示図形250を表示する。方向表示図形250は環状表示部231内に表示されてもよい。運転者は、方向表示図形250の示す方向に電動モビリティを旋回することができる。
例えば、運転者が操作レバー44aを右又は左に倒すと、電動モビリティは、例えば一対の後輪20の中央から数cm~十数cm車両前方の点を通る鉛直軸線周りに自転する。この時、表示制御部221は、図9に示されるように、電動モビリティの自転の分だけ図形241,242の表示位置を配置中心P周りに回転する。なお、前輪10が通常の車輪であり後輪が全方向車輪であっても、電動モビリティは同様の動きを行う。さらに、前輪10が全方向車輪ではなくキャスターである場合、又は、前輪10が通常の車輪であり後輪20がキャスターである場合でも、電動モビリティは同様の動きを行う。
図3に示されるように、各ステレオカメラ90の検出範囲DA1は、電動モビリティの前方および前輪10の幅方向外側である。このため、制御装置80は、各ステレオカメラ90の画像を用いて、電動モビリティの自転ができないこと又は難しいことを示す自転関連情報を得る。例えば、右の前輪10の幅方向外側に検出対象が存在しており、右の前輪10から検出対象までの距離が50cm等の自転判断距離以下である場合に、制御装置80は電動モビリティの右方向への自転ができない又は難しいと判断し、当該自転関連情報を表示装置200に送信する。
具体的に、制御装置80は、右の前輪10の幅方向外側に検出対象が存在しており、右の前輪10から検出対象までの距離が自転判断距離以下である場合に、自転関連情報を表示装置200に送信する。表示装置200は、環状表示部231内の右のエリアに、電動モビリティの右方向への自転ができないことを表示する。このような表示は、図形241であってもよく、色を異ならせた図形241であってもよく、図形241,242と異なる他の専用の図形であってもよい。表示装置200が、環状表示部231の外側で、電動モビリティの右方向への自転ができないことを表示してもよい。これにより、運転者は、電動モビリティを右方向に自転させることができないことを認識する。
このように、電動モビリティの右方向又は左方向への自転ができないこと又は難しいことを示す自転関連情報が表示装置200に送信され、表示装置200は受信した自転関連情報に基づく表示を行う。このため、運転者は、前進、後進、前進中の右左折、および後進中の右左折とは別に、自転できるか否かの情報を得ることができる。
なお、ステレオカメラ90以外のセンサによって、前輪10の幅方向外側の検出対象が検出されてもよい。また、他のステレオカメラ又は他のセンサによって後輪20の幅方向外側の検出対象が検出され、当該検出結果に基づき、制御装置80が電動モビリティの自転の可否を判断してもよい。
なお、電動モビリティの後輪20の一方が車両前方に向かって転動し他方が車両後方に転動する時に、電動モビリティが自転していると言える。この場合、電動モビリティは、前記鉛直軸線ではなく、電動モビリティの後輪20の付近の鉛直軸線周りに自転し、自転時に鉛直軸線が動くこともある。この場合でも、このような自転を電動モビリティができないこと又は難しいことを示す自転関連情報を表示装置200が受信し、表示装置200が受信した自転関連情報に基づく表示を行うと、前述と同様の作用効果が得られる。
また、運転者は、方向表示図形250が示す方向に操作レバー44aを倒すこともできる。この場合、電動モビリティは操作レバー44aの操作に応じた方向に移動し、これにより電動モビリティが環状表示部231に表示されている検出対象から離れた位置に配置される。
例えば、電動モビリティが自動運転中に図6に示されるような位置に配置され、前記回避動作として各モータ50が停止され、これにより電動モビリティが停止した場合に、運転者は環状表示部231の表示、方向表示図形250等を見ながら、電動モビリティを手動で操作することができる。
電動モビリティは様々なシチュエーションで使用されることが想定されており、図6よりも周囲の回避対象および回避準備対象が多い場合、電動モビリティが自動運転のみで動けなくなる場合もある。この場合、環状表示部231の表示および方向表示図形250は、運転者による電動モビリティの手動操作を容易にする。
図8および図9に示されるように、環状表示部231の径方向の内側に電動モビリティを示す図260が表示されてもよい。この場合、運転者は電動モビリティと検出対象との関係をより直感的に認識できる。
他の例を以下説明する。以下の他の例における表示装置200の作動、処理等、電動モビリティの操作、電動モビリティの周囲および作動の状況等は、特に説明がない限り第1の例と同等である。
第2の例として、表示制御部221は、図10に示されるように、配置中心P周りに四角形に延びる帯状表示部である環状表示部232をディスプレイ222に表示する。四角形ではなく三角形又は五角形以上の多角形でもよい。第2の例では、図形241および242は帯状図形である。また、第2の例では、図形241と図形242とは色が異なり、これにより両者を区別することができる。
なお、第1の例でも、図形241と図形242とを同じ大きさの図形とし、両者の色を異ならせることもできる。
また、図形241と図形242との色を異ならせる代わりに、図形241と図形242との明度又は彩度を異ならせることも可能である。目の状態によっては、色を異ならせるよりも明度又は彩度を異ならせる方が、視認性が良くなる。
第3の例として、図11に示されるように、表示制御部221は、配置中心P周りに周方向に配置された複数の分割表示部233aから成る環状表示部233をディスプレイ222に表示する。第3の例では、図形241および242の各々は、複数の分割表示部233aの少なくとも1つに表示され、複数に亘って表示される場合もある。図11の例では、図形241および242の代わりに、各検出結果に対応して分割表示部233a内の色が変化する。
なお、第3の例でも、検出結果に応じて各分割表示部233aの明度又は彩度を変化させることもできる。
第4の例として、図12に示されるように、表示制御部221は、配置中心P周りに周方向に配置された複数の分割表示部234aから成る環状表示部234をディスプレイ222に表示する。第4の例では、各分割表示部234aは、電動モビリティの周囲の仮想壁として表示される。図12の例では、各検出結果に対応して分割表示部234a内の色が変化する。
なお、第4の例でも、検出結果に応じて各分割表示部234aの明度又は彩度を変化させることもできる。
第5の例として、図13に示されるように、表示制御部221が特定の対象を示す図形270をディスプレイ222に表示してもよい。図13の例では図形270は通行人を示す。この場合、制御部81は、ステレオカメラ90、LiDAR100等のセンサの検出結果に基づき、各検出対象が予め設定された特定の対象か否か識別できる。例えば、制御部81は、各検出対象の動き、形状の変化等に基づき、各検出対象が通行人か否か認識できる。制御部81は、送受信部83を用いて各検出対象が特定の対象であるか否かの情報を表示装置200に送信する。図形270は他の形状でもよく、特定の対象は溝、穴、段差等でもよい。
特定の対象が溝、穴、又は段差である場合、表示制御部221は、溝、穴、又は段差の縁を示す図形271をディスプレイ222に表示してもよい(図13)。図形271は図形241,242,243,244と異なる。図形271が、電動モビリティとの距離が近いほど環状表示部231,232,233,234内の配置中心Pに近い位置に配置され、電動モビリティとの距離が遠いほど環状表示部231,232,233,234内の配置中心Pから遠い位置に配置されてもよい。特に、電動モビリティが落下する可能性がある溝、穴、段差が図形271として表示されることが好ましい。
第6の例として、表示制御部221は、図14に示されるように、環状表示部231内に各検出結果に対応した図形243および図形244を表示する。図形243は回避対象である検出対象に対応しており、図形244は回避準備対象である検出対象に対応している。図形243と図形244とは色、明度、又は彩度が異なり、図形243および図形244は環状表示部231の幅方向Wの寸法に比べて実質的に小さい。しかし、検出結果が環状表示部231に表示されるので、検出対象の存在を直感的に認識することができる。
第1、第2、第5、および第6の例において、環状表示部231,232内に検出結果に対応した位置に帯状の図形を表示し、帯状の図形の色、明度、又は彩度を検出結果に応じて徐々に変化させてもよい。
また、第1~第6の例において、検出対象を避けて電動モビリティを移動させる方向を示すために、環状表示部231,232,233,234内の表示を変化させてもよい。例えば、環状表示部231,232内の図形241および図形242の色を、電動モビリティを移動させる方向に向かって変化させることができる。例えば、他よりも濃い色を図形241および図形242内で電動モビリティを移動させる方向に移動させることができる。他よりも濃い色を環状表示部231,232全体で電動モビリティを移動させる方向に移動させることもできる。このような表示も方向表示として機能する。
また、第1、第2、第5、および第6の例において、環状表示部231,232の縁が図形241,242,243,244の存在に応じて変化してもよい。
なお、第1、第2、および第5の例では、電動モビリティからの距離が第1の距離以下である範囲AR1に配置された各検出結果が、帯状表示部の幅方向Wの寸法に実質的に対応した寸法を有する図形241,242で表示される。例えば、帯状表示部の幅方向Wの寸法に対して図形241,242の幅方向Wの寸法が70%以上である時、より好ましくは80%以上である時、実質的に対応した寸法であると言える。このような表示は、運転者による検出対象の存在の直感的な認識に資する。
また、第1~第6の例において、表示装置200が、制御部81から、各検出対象までの距離、各検出対象の移動速度、および各検出対象の移動方向の少なくとも1つに基づく各検出対象の評価情報を受信してもよい。そして、表示装置200の表示制御部221は、受信した評価情報に応じて各検出対象の各々の表示を逐次変化させる。評価情報は、各検出対象が回避対象であるか回避準備対象であるかを示す情報を含む。また、評価情報は、各検出対象の評価スコアであってもよい。一例では、検出対象との距離が近い時、検出対象の動きが速い時、および検出対象の移動方向が電動モビリティに近付く方向である時、評価スコアが高くなる。つまり、歩行者等の移動している人又は物体が検出対象であり、衝突リスクが高いと判断された時は、評価スコアが高くなる。
評価情報に応じて忠実に各検出結果の表示が行われると、環状表示部231,232,233,234における表示が急速に変化し続ける場合がある。このような状況を緩和するため、表示制御部221は、各検出対象について受信した現在の評価情報と以前の評価情報との差が所定レベル以上での場合、現在の評価情報に対応する表示と以前の評価情報に対応する表示との間の表示である補間表示を行ってもよい。例えば、現在の評価情報が回避対象であり、直前の評価情報が回避準備対象である場合、回避対象と回避準備対象とが所定レベル以上の差があると設定されていれば、当該検出対象について表示制御部221は図形241と図形242との間の大きさ、色、明度、および彩度を有する図形を表示する。
また、電動モビリティの後方にバックビューカメラが設けられていてもよい。この場合、環状表示部231,232等の一部にバックビューカメラで撮像された画像が表示されてもよい。
また、第1~第6の例において、表示制御部221が、記憶部223に格納されている周辺情報表示プログラム223bに基づき、以下の処理を行ってもよい。
表示制御部221は、環状表示部231,232,233,234の径方向外側又は径方向内側に、環状の周辺情報表示部を表示させる。例えば、図15に示されるように、環状表示部231の径方向外側に環状の周辺情報表示部280を表示させる。
ここで、電動モビリティの制御部81は、前述のように自己位置の推定を行うものである。また、記憶装置82には電動モビリティが走行可能なエリアを示すマップデータが格納されている。マップデータには店舗情報、施設情報等が入っている。施設には、電車の駅、バス停、タクシー乗り場等も含まれる。
制御部81は、推定された自己位置からアクセス可能な店舗情報および施設情報を表示装置200に送信する。店舗情報および姿勢情報には、電動モビリティに対して店舗および施設が配置されている方向、電動モビリティの現在位置から店舗および姿勢に到達するために進むべき方向等の情報が入っている。
表示制御部221は、周辺情報表示部280に受信した店舗情報および施設情報に応じて店舗情報291および施設情報292を表示する。店舗情報291および施設情報292は字を含んでいてもよく、字だけであってもよい。店舗情報291および施設情報292に店舗および施設までの距離等の情報が含まれていてもよい。店舗情報291および施設情報292の表示位置は、電動モビリティに対して店舗および施設が配置されている方向、電動モビリティの現在位置から店舗および姿勢に到達するために進むべき方向等に対応している。
なお、環状表示部231,232,233,234内および周辺情報表示部280内の両方又は一方の表示は、電動モビリティの走行速度が所定値以下の時に行われてもよく、電動モビリティの走行に拘わらずに行われてもよい。
また、環状表示部231,232,233,234および周辺情報表示部280は全周連続しているが、環状表示部231,232,233,234および周辺情報表示部280が周方向の1か所又は数箇所で途切れていてもよい。例えば、図16に示されるように、環状表示部231が周方向の1か所で途切れていてもよい。この場合でも、環状表示部231は略環状であり、前述と同様の効果が達成される。逆に、前述と同様の効果が達成されば、環状表示部231,232,233,234および周辺情報表示部280は略環状であると言える。
また、制御部81は前述のようにマップデータを用いてルート設定を行うものである。表示装置200の表示制御部221は、制御部81から設定されたルートの情報および自己位置の情報を受信し、設定されたルートおよび自己位置に基づき求められる進行方向を周辺情報表示部280に表示してもよい。
なお、前輪10と後輪20の他の車輪が電動モビリティに設けられてもよい。この場合、モータ50が他の車輪を駆動してもよい。さらに、前輪10と後輪20の両方が全方向車輪ではなく前述の後輪20のように通常の車輪であってもよい。この場合、前輪10又は後輪20の向きが操作レバー44a、図示しないハンドル等によって変えられることになる。前輪10および後輪20の代わりにキャタビラが用いられてもよい。これらの場合でも、環状表示部231,232,233,234および周辺情報表示部280による前述の効果が達成され得る。
本実施形態では、表示装置200に略環状に配置された環状表示部231,232,233,234が表示される。また、表示装置200の表示制御部221は、電動モビリティにおいて検出された各検出対象の検出結果を受信し、受信した各検出結果を環状表示部231,232,233,234内に表示させる。このため、運転者は直感的に電動モビリティの周囲の検出対象の状況を把握することができ、これは運転者による電動モビリティの手動運転を容易にする。
また、本実施形態では、制御部81が表示装置200に送信する検出結果に、各検出対象までの距離、各検出対象の移動速度、および前記各検出対象の移動方向の少なくとも1つが含まれており、表示装置200が、各検出結果の表示を、前記距離、前記移動速度、および前記移動方向の少なくとも1つに応じて変化させる。
このような表示によって、運転者は、より直感的に電動モビリティの周囲の検出対象の状況を把握することができる。
また、本実施形態では、環状表示部231,232,233,234に対してその径方向の内側に電動モビリティを示す図260が表示される。
当該構成を採用すると、電動モビリティに対する検出対象の位置をより直感的に把握することが可能となる。なお、環状表示部231,232,233,234に対してその径方向の内側に電動モビリティを示す図が表示ではなくインク等によって描かれていてもよい。このように電動モビリティを示す図が設けられる場合でも、図260が表示される場合と同様の効果が達成される。
また、本実施形態では、各検出結果が、環状表示部231,232の配置の中心に対して所定距離の位置又は環状表示部231,232の幅方向Wの中心に対して所定距離の位置であって、電動モビリティから見た各検出対象の方向に応じた位置に表示される。
当該構成を採用すると、どのような運転者であっても、電動モビリティの周囲の検出対象の状況を容易に把握することが可能となる。例えば、各検出対象を電動モビリティからの距離に応じて表示することも可能である。しかし、距離の情報が入ることにより、直感的に検出対象の状況を把握し難くなる運転者もいる。このため、上記構成は多くの運転者にとって検出対象の把握が良いである点で有利である。
なお、第6の例のように、環状表示部231,232が周方向に延びる帯状表示部であり、各検出対象までの距離に応じて、帯状表示部内における各検出結果が表示される位置が帯状表示部の幅方向Wに変化してもよい。
この場合でも、各検出結果は環状表示部231,232の帯状の表示部内に表示されるので、運転者は直感的に電動モビリティの周囲の検出対象の状況を把握することができる。
また、本実施形態では、環状表示部233,234が、周方向に並んだ複数の分割表示部233a,234aから成り、各検出結果が、複数の分割表示部233a,234aのうち対応する1つ又は複数に表示される。
この場合でも、各検出結果は環状表示部233,234の環状エリアに表示されるので、運転者は直感的に電動モビリティの周囲の検出対象の状況を把握し得る。
また、本実施形態では、表示装置200における検出結果の各々の表示の大きさ、面積、色、明度、又は彩度は、各検出対象までの距離、各検出対象の移動速度、および各検出対象の移動方向の少なくとも1つに応じて変化する。
当該構成が採用されると、運転者は、電動モビリティの周囲の検出対象の状況をより具体的に知ることができるようになる。
また、本実施形態では、表示装置200が、電動モビリティの制御部81から、前記距離、前記移動速度、および前記移動方向の少なくとも1つに基づく各検出対象の評価情報を逐次受付け、受付けた評価情報に応じて検出結果の各々の表示を逐次変化させる。また、検出結果の各々の表示を逐次変化させる際に、各検出対象について受付けた現在の評価情報と以前の評価情報との差が所定レベル以上の場合、現在の評価情報に対応する表示と以前の評価情報に対応する表示との間の表示である補間表示を行う。
当該構成が採用されると、電動モビリティの周囲の検出対象の状況が急激に変化する場合であっても、表示装置200における検出結果の表示が穏やかになる。これにより、運転者による検出対象の状況の把握を容易にする効果、運転者の気持ちを落ち着ける効果が期待できる。
また、本実施形態では、環状表示部231,232が、周方向に延びる帯状表示部であり、表示装置200が検出結果の各々を、検出対象までの距離が所定値以下である時に、帯状表示部の幅に実質的に対応した寸法を有する図形241で表示する。
当該構成は、電動モビリティの周囲の検出対象の状況の直感的な把握のために有利である。
また、本実施形態では、電動モビリティが鉛直軸線周りに自転可能であり、表示装置200が、電動モビリティが自転した時に、環状表示部231,232,233,234に表示される検出結果が環状表示部231,232,233,234の配置中心P周りに自転の分だけ回転する。
当該構成は、電動モビリティが進行方向を変えるために自転した際における電動モビリティの周囲の検出対象の状況の直感的な把握のために有利である。
また、本実施形態では、電動モビリティの制御部81が、検出対象のうち特定の対象を識別可能であり、表示装置200が、検出対象の表示のうち特定の対象の表示と他の表示とを異ならせる。
例えば、第5の例では、通行人A,B,Cの表示に図270が付加され、これにより、通行人A,B,Cの表示が他と区別可能となっている。当該構成は、電動モビリティの周囲の検出対象の状況のより具体的な把握に資する。
また、本実施形態では、電動モビリティの制御部81が、検出対象のうち特定の対象を識別可能であり、制御部81が、特定の対象の検出結果を表示装置200に送信し、表示装置200が、環状表示部231,232,233,234に特定の対象の検出結果を表示させる。
例えば、第5の例では、環状表示部231,232,233,234に通行人を示す図270が付加されている。当該構成は、電動モビリティの周囲の検出対象の状況のより具体的な把握に資する。
また、本実施形態では、電動モビリティが、検出結果に基づき自動停止を行う機能を有するものであり、表示装置200が、自動停止が行われた際に、環状表示部231,232,233,234の近傍又は中に、検出対象を避けて電動モビリティを移動させるための方向表示図形250を表示する。当該構成は、検出対象を避けるための手動運転を容易化するために有利である。
また、本実施形態では、電動モビリティの制御部81が、電動モビリティの自己位置の推定を行うものであり、表示装置200が、環状表示部231,232,233,234の径方向内側又は径方向外側に略環状に配置された周辺情報表示部280を表示するものであり、表示装置200が、自己位置の推定結果と、推定された自己位置の周囲のマップデータとに基づき、自己位置の周囲に存在する店舗情報291および施設情報292の少なくとも1つを周辺情報表示部280内に表示する。
当該構成によって、運転者は周囲に存在する店舗および施設の種類と、その方向を容易に認識することができる。
また、本実施形態では、電動モビリティの制御部81が、マップデータを用いてルートの設定を行うものであり、表示装置200が、設定されたルートに応じた進行方向を周辺情報表示部280に表示させる。
当該構成によって、運転者は向かうべき方向を直感的に把握できる。
また、前述のように、周辺情報表示部280は環状表示部231,232,233,234と同心状に配置されるものである。当該構成によって、運転者による環状表示部231,232,233,234および周辺情報表示部280の視認性、これら表示部に表示される情報の認識容易性が高くなる。
なお、本実施形態において、表示装置200が、店舗情報291および施設情報292の表示が必要になった時に周辺情報表示部280を表示してもよい。例えば、推定された自己位置の周囲のマップデータに基づき、自己位置から所定時間以内に到達できる店舗又は施設が存在する場合、自己位置から所定距離に店舗又は施設が存在する場合に、表示装置200が周辺情報表示部280を表示してもよい。当該構成が採用されると、運転者にとって、周辺情報表示部280が表示されたことは、周囲に何等かの店舗又は施設があることのサインとなる。
なお、本実施形態において、表示装置200が、電動モビリティの走行の障害になる検出対象である回避対象又は回避準備対象の検出結果を制御部81から受信し、その時だけ環状表示部231,232,233,234を表示してもよい。当該構成が採用されると、運転者にとって、環状表示部231,232,233,234が表示されたことは、周囲に何等かの検出対象があることのサインとなる。
なお、本実施形態において、表示装置200が、環状表示部231,232,233,234および周辺情報表示部280の各々の表示又は非表示を切り替え可能に構成されていてもよい。例えば、入力装置224への入力に基づき、表示制御部221が環状表示部231,232,233,234および周辺情報表示部280の各々の表示又は非表示を切り替える。当該構成によって、運転者の要求に応じて表示装置200に表示される情報を容易且つ効果的に変えることが可能となる。
また、本実施形態では、バックビューカメラを備え、前記表示装置が、バックビューカメラで撮像された画像が環状表示部231,232に表示される。
当該構成は、電動モビリティの後方を目視し難い運転者でも、電動モビリティの後方の状況を容易且つ確実に把握することができる。
10 前輪(車輪)
11 車軸
13 ローラ
14 ハブ
20 後輪(車輪)
30 モビリティ本体
31 ボディ
32 ベース部
33 座席支持部
40 座席ユニット
43 コントロールアーム
43a アームレスト
44 操作部
44a 操作レバー
45 設定部
50 モータ
60 制御ユニット
70 モータドライバ
80 制御装置
81 制御部
82 記憶装置
82a 走行制御プログラム
82b 回避制御プログラム
82c 自動運転プログラム
90 ステレオカメラ(センサ)
91 レンズユニット
92 カメラ本体
93 撮像素子
100 LiDAR
200 表示装置
210 固定部材
221 表示制御部
222 ディスプレイ
223 記憶部
224 入力装置
225 送受信部
231,232,233,234 環状表示部
DA 検出範囲
DAR 検出範囲

Claims (4)

  1. 一人が着座して乗る電動モビリティであって、
    当該電動モビリティの周囲に存在する1つ又は複数の検出対象の検出に用いられるセンサと、
    前記センサを用いて得られる検出結果を出力可能な制御部と、
    表示装置と、を備え、
    前記表示装置が、略環状に配置された環状表示部を表示するものであり、
    前記制御部が、前記表示装置における表示のために、前記センサによる前記検出結果を前記表示装置に送信し、
    前記表示装置が、受信した前記各検出結果を前記環状表示部内に表示させる、電動モビリティであって、
    前記制御部が前記表示装置に送信する前記検出結果に、前記各検出対象までの距離、前記各検出対象の移動速度、および前記各検出対象の移動方向の少なくとも1つが含まれており、
    前記表示装置が、前記各検出結果の表示を、前記距離、前記移動速度、および前記移動方向の少なくとも1つに応じて変化させ、
    前記表示装置が、前記制御部から、前記距離、前記移動速度、および前記移動方向の少なくとも1つに基づく各検出対象の評価情報を逐次受付け、受付けた評価情報に応じて前記検出結果の各々の表示を逐次変化させる際に、前記各検出対象について受付けた現在の評価情報と以前の評価情報との差が所定レベル以上の場合、前記現在の評価情報に対応する表示と前記以前の評価情報に対応する表示との間の表示である補間表示を行う、動モビリティ。
  2. 一人が着座して乗る電動モビリティであって、
    当該電動モビリティの周囲に存在する1つ又は複数の検出対象の検出に用いられるセンサと、
    前記センサを用いて得られる検出結果を出力可能な制御部と、
    表示装置と、を備え、
    前記表示装置が、略環状に配置された環状表示部を表示するものであり、
    前記制御部が、前記表示装置における表示のために、前記センサによる前記検出結果を前記表示装置に送信し、
    前記表示装置が、受信した前記各検出結果を前記環状表示部内に表示させる、電動モビリティであって、
    前記表示装置における前記検出結果の各々の表示の大きさ、面積、色、明度、又は彩度は、前記センサを用いて検出される前記各検出対象までの距離、前記各検出対象の移動速度、および前記各検出対象の移動方向の少なくとも1つに応じて変化し、
    前記表示装置が、前記制御部から、前記距離、前記移動速度、および前記移動方向の少なくとも1つに基づく各検出対象の評価情報を逐次受付け、受付けた評価情報に応じて前記検出結果の各々の表示を逐次変化させる際に、前記各検出対象について受付けた現在の評価情報と以前の評価情報との差が所定レベル以上の場合、前記現在の評価情報に対応する表示と前記以前の評価情報に対応する表示との間の表示である補間表示を行う、動モビリティ。
  3. 一人が着座して乗る電動モビリティであって、
    当該電動モビリティの周囲に存在する1つ又は複数の検出対象の検出に用いられるセンサと、
    前記センサを用いて得られる検出結果を出力可能な制御部と、
    表示装置と、を備え、
    前記表示装置が、略環状に配置された環状表示部を表示するものであり、
    前記制御部が、前記表示装置における表示のために、前記センサによる前記検出結果を前記表示装置に送信し、
    前記表示装置が、受信した前記各検出結果を前記環状表示部内に表示させ、
    当該電動モビリティが、前記センサを用いて得られる前記検出結果に基づき自動停止を行う機能を有するものであり、
    前記表示装置が、前記自動停止が行われた際に、前記環状表示部の近傍又は中に、前記検出対象を避けて当該電動モビリティを移動させるための方向表示を行う、動モビリティ。
  4. 一人が着座して乗る電動モビリティであって、
    当該電動モビリティの周囲に存在する1つ又は複数の検出対象の検出に用いられるセンサと、
    前記センサを用いて得られる検出結果を出力可能な制御部と、
    表示装置と、を備え、
    前記表示装置が、略環状に配置された環状表示部を表示するものであり、
    前記制御部が、前記表示装置における表示のために、前記センサによる前記検出結果を前記表示装置に送信し、
    前記表示装置が、受信した前記各検出結果を前記環状表示部内に表示させ、
    前記制御部が、当該電動モビリティの自己位置の推定を行うものであり、
    前記表示装置が、前記環状表示部の径方向内側又は径方向外側に略環状に配置された周辺情報表示部を表示するものであり、
    前記表示装置が、前記自己位置の推定結果と、推定された前記自己位置の周囲のマップデータとに基づき、前記自己位置の周囲に存在する店舗情報および施設情報の少なくとも1つを前記周辺情報表示部内に表示し、
    前記周辺情報表示部が前記環状表示部と同心状に配置される、動モビリティ。
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