JP6933949B2 - 運転支援装置及び運転支援方法 - Google Patents

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Description

本発明は、運転支援装置及び運転支援方法に関する。
従来、下記の特許文献1には、算出された必要操舵量と検出されたステアリングホイール1の現在の操舵量とに基づいて、ステアリングホイールの操作と独立して動く視覚パターンP2を、車両のステアリングホイールの操作に連動して動く視覚パターンP1に対して動かすことが記載されている。
特開2006−298196号公報
近時では、車両前方の進行路を表す車線などをカメラにより検知し、進行路の向きに車両を自動で操舵する運転支援システムを備えた車両が出現している。このような車両では、進行路の方向に自動的に操舵が行われるため、運転者の操舵による負担を軽減することができる。
しかし、運転支援システムを備えた車両では、進行路の方向に自動的に操舵が行われるため、ステアリングホイールを操作している運転者の操舵の意図と運転支援システムによる操舵の動きが乖離する場合があり、運転者に違和感が生じる場合がある。また、運転支援システムによる操舵が行われていることに運転者が気付いていない場合、必要以上に運転者がステアリングホイールを操舵してしまうなど、適切でない操作が行われる可能性もある。
特許文献1に記載された技術は、走行車線の車線中央に対する現在の自車両の横変位量から、自車両が車線中央上を走行するのに要求される必要操舵量を算出し、必要操舵量から現在の操舵量を減算した値に基づいて視覚パターンを動かしている。しかし、特許文献1では、運転支援システムによる操舵を想定していないため、運転支援システムを備える車両において、運転者に最適な操舵感覚を与えることは困難である。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、運転支援システムを備える車両において、運転者に最適な操舵感覚を与えることが可能な、新規かつ改良された運転支援装置及び運転支援方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、操舵に関する運転支援のためのアシスト量に基づいて操舵を制御する操舵制御部と、ステアリングホイールの操作に応じて移動する表示物の表示を制御し、前記アシスト量の大きさに応じて、前記ステアリングホイールの動きに対する前記表示物の動きを制御する表示制御部と、を備える、運転支援装置が提供される。
また、前記表示物は、前記ステアリングホイールに表示され、前記ステアリングホイールの円周に沿って移動するものであっても良い。
また、前記ステアリングホイールの操舵角速度を算出する操舵角速度算出部を備え、前記表示制御部は、前記アシスト量に応じて、前記操舵角速度に対する前記表示物の角速度を制御するものであっても良い。
また、前記表示制御部は、前記アシスト量が第1のしきい値未満の場合は、前記ステアリングホイールの動きに対して前記表示物の動きが遅くなるように前記表示物の動きを制御するものであっても良い。
また、前記表示制御部は、前記アシスト量が前記第1のしきい値以上の場合は、前記ステアリングホイールの動きに対して前記表示物の動きが速くなるように前記表示物の動きを制御するものであっても良い。
また、前記表示制御部は、前記アシスト量が前記第1のしきい値よりも小さい第2のしきい値未満の場合は、前記表示物を表示しないものであっても良い。
また、前記操舵制御部は、車外の環境を撮像する車外センサから得られる画像情報に基づいて前記アシスト量を演算するものであっても良い。
また、前記操舵制御部は、前記画像情報から得られる進行路の向きと車両の向きとの偏差に基づいて、前記アシスト量を演算するものであっても良い。
また、前記操舵制御部は、前記偏差と車両速度に基づいて前記アシスト量を演算するものであっても良い。
また、前記操舵制御部は、前記偏差が大きいほど前記アシスト量が大きくなるように前記アシスト量を演算するものであっても良い。
また、前記操舵制御部は、前記車両速度が小さいほど前記アシスト量が大きくなるように前記アシスト量を演算するものであっても良い。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、操舵に関する運転支援のためのアシスト量に基づいて操舵を制御するステップと、ステアリングホイールの操作に応じて移動する表示物の表示を制御し、前記アシスト量の大きさに応じて、前記ステアリングホイールの動きに対する前記表示物の動きを制御するステップと、を備える、運転支援方法が提供される。
本発明によれば、運転支援システムを備える車両において、運転者に最適な操舵感覚を与えることが可能となる。
本発明の一実施形態に係る運転支援システムの構成を示す模式図である。 表示装置によりステアリングホイール上に模様を表示した状態を示す模式図である。 表示装置によりステアリングホイール上に模様を表示した状態を示す模式図である。 表示装置をプロジェクターから構成した場合に、プロジェクターの配置位置を示す模式図である。 表示装置がステアリングホイールに設けられた例を示す模式図である。 ドライバによるステアリングホイールの実際の操作量に対して、ステアリングホイール上の模様の動き(反応量)を変化させた場合に、ドライバの操舵感が変化する様子を実験で求めた特性図である。 図7は、車両前方の進行路と車両の方向との偏差を求める方法を示す模式図である。 操舵制御部410がアシスト量を求める際に使用するマップの一例を示す模式図である。 本実施形態の運転支援システムで行われる処理を示すフローチャートである。 HUD装置によりフロントガラス上に模様を表示した例を示す模式図である。 HUD装置によりフロントガラス上に模様を表示した例を示す模式図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係る運転支援システム1000の構成を示す模式図である。運転支援システム1000は、基本的には自動車などの車両に構成されるシステムである。図1に示すように、運転支援システム1000は、車外センサ100、操舵角センサ200、車両センサ300、制御装置400、表示装置500、HUD装置600、パワーステアリング装置700、スピーカ800を有して構成されている。
車外センサ100は、ステレオカメラ、単眼カメラ、ミリ波レーダ、赤外線センサ等から構成され、自車両周辺の人や車両などの位置、速度を測定する。車外センサ100がステレオカメラから構成される場合、ステレオカメラは、CCDセンサ、CMOSセンサ等の撮像素子を有する左右1対のカメラを有して構成され、車両外の外部環境を撮像し、撮像した画像情報を制御装置400へ送る。一例として、ステレオカメラは、色情報を取得可能なカラーカメラから構成され、車両のフロントガラスの上部に設置される。
操舵角センサ200は、ドライバによるステアリングホイールの操作量(操舵角)を検出する。制御装置400は、運転支援システム1000の全体を制御する構成要素であって、本実施形態に係る運転支援装置として機能する。
車両センサ300は、車両の速度、車両の加速度、車軸(ドライブシャフトなど)の角速度などの車両情報を検出する各種センサを含む。なお、これらの車両情報は一般的に車両内のCAN(Controller Area Network)で通信されるため、車両センサ100は、CANからこれらの車両情報を取得するものであっても良い。
表示装置500は、ステアリングホイール上に模様を映し出す装置である。一例として、表示装置500は、プロジェクターから構成され、ステアリングホイールに模様を投影する。また、表示装置500は、液晶表示装置(LCD)等から構成され、ステアリングホイールに装着されるものであっても良い。
HUD(Head−up Display)装置600は、人間の視野に直接情報を映し出す表示装置であって、自動車のフロントガラスやリヤガラスなどのガラス上に実像を表示する。HUD装置600の代わりに、ドライバの前方のダッシュパネルに液晶表示装置(LCD)等から構成される表示装置を設けても良い。パワーステアリング装置700は、後述する運転者支援システムのアシスト量に応じて操舵をアシストする駆動力(アシスト力)を発生し、車両の前輪を転舵する装置である。
図2及び図3は、表示装置500によりステアリングホイール10上に模様(表示物)12を表示した状態を示す模式図である。ここで、図2は、ステアリングホイール10の円周に沿って縞状(帯状)の模様12を表示した例を示している。また、図3は、ステアリングホイール10の円周に沿って矢印形状の模様12を表示した例を示している。一例として、図2及び図3では、黒色のステアリングホイール10に対し、白色の模様12を表示した状態を示している。白色のステアリングホイール10に対して黒色の模様12を表示するなど、ステアリングホイール10と模様12の色は任意に選択できる。
図4は、表示装置500をプロジェクター502から構成した場合に、プロジェクター502の配置位置を示す模式図である。図4は、助手席側からドライバ20を見た状態を示している。図4に示すように、プロジェクター502は、例えば車両の天井に装着されており、ステアリングホイール10に向けて光を照射し、ステアリングホイール10に模様12を表示する。
図5は、表示装置500がステアリングホイール10に設けられた例を示す模式図である。この場合、表示装置500は、ステアリングホイール10の形状に倣った曲面の表示面を有する液晶表示装置504から構成される。
模様12は、ドライバ20によるステアリングホイール10の操作に対応して、操作と同じ方向に移動するように表示される。つまり、模様12は、ステアリングホイール10の円周方向に沿って、ステアリング操作と同じ方向に移動する。具体的に、本実施形態では、ドライバ20の操作によるステアリングホイール10の実際の操舵速度に対して、ステアリングホイール10上での模様12の動く速さを変更することで、ステアリングホイール10の操舵力感を変化させる。
ステアリングホイール10の実際の操舵速度に対して、ステアリングホイール10上で模様12が動く速度の方が大きければ、ドライバ20によるステアリングホイール10の操舵力感は軽く感じられる。一方、ステアリングホイール10の実際の操舵速度に対して、ステアリングホイール10上で模様12が動く速度の方が小さければ、ドライバ20によるステアリングホイール10の操舵力感は重く感じられる。
図6は、ドライバ20によるステアリングホイール10の実際の操作量に対して、ステアリングホイール10上の模様12の動き(反応量)を変化させた場合に、ドライバ20の操舵感が変化する様子を実験で求めた特性図である。図6では、ドライバ20によるステアリングホイール10の実際の操作量に対する、ステアリングホイール10上の模様の動き(反応量)の比を横軸とし、ドライバ20の操舵に関する評価によって得られた間隔尺度値を縦軸として示している。
この実験では、模擬装置を用いて、ステアリングホイール10の操作量を反映して変化する映像を実験参加者の前方のスクリーン上に表示した。具体的には、ステアリングホイール10上に一定間隔の黒い縞状の模様12を表示し、ステアリングホイール10の操作量に応じて模様12が追従して動くように、模様12をステアリングホイール10上に表示した。模様12は、幅約0.3cmの黒色の線が約2.0cm間隔でステアリングホイール10に沿って円周上に配置されたものとした。
図6の横軸において、ステアリングホイール10の実際の操作量に対する、ステアリングホイール10上の模様12の動き(反応量)の比が100%の場合は、ステアリングホイール10の実際の操作量と模様12の動きが一致している状態を示している。このように、操作量と反応量が一対一の関係にある場合は、ステアリングホイール10と模様12が全く同じ動きをしているように観察されることになる。図6の縦軸に示す感覚尺度は、実験参加者が、操作量と反応量が一対一の関係にある場合の操舵力感を0とし、それよりも操舵力感が重いと感じられる場合は重いほどプラス側の数値が大きくなるように数値を選択し、操舵力感が軽いと感じられる場合は軽いほどマイナス側の数値が大きくなるように数値を選択して得られた値である。
実験条件として、この操作量と反応量の比に基づいて、100%を基準として、25%、50%、200%、400%の合計5つの水準を設定した。具体的には、操作量に対する反応量の比が25%、50%、200%、400%のそれぞれの場合について、ステアリングホイール10を90度回転させた際に、模様12がステアリングホイール10と同じ方向に22.5度、45度、180度、360度回転することになる。また、実験参加者の前方に左右に振幅運動する指標を提示するとともに、ステアリングホイール10の往復運動によって左右に動くカーソルを表示し、カーソルでその指標を追従させる課題を実験参加者へのタスクとして設定した。ステアリングホイール10の移動量は3種類設定し、ランダムに呈示した。なお、総移動量は統一した。指標の動きとして2つの条件を連続して提示し、15名の実験参加者によって一対比較法による反力の評価を行なった。
その結果、図6に示すように、模様12の動きが増加してステアリングホイール10の実際の操作量に対する模様12の動き(反応量)の比が増加するに伴い、反力感が低下すること、つまり反応量の増加に伴い操舵が軽く感じられることが分かった。図6に示すように、模様の動き(反応量)が増加して、ステアリングホイール10の実際の操作量に対する反応量の比が大きくなるほど、操舵に関する感覚の尺度が低下していることが分かる。つまり、反応量の増加に伴い操舵力感が軽く感じられ、反応量の減少に伴い操舵力感が重く感じられることが分かる。
従って、ドライバ20の操作によるステアリングホイール10の実際の操舵速度に対して、ステアリングホイール10上での模様12が動く速度を変更することで、ステアリングホイール10の操舵力感を変化させることが可能である。これにより、複雑な構造を必要とせずにステアリングホイール10の操舵力感を変化させることができるため、ドライバ20がステアリング操作を最適に行うことが可能となる。
特に、本実施形態では、車両前方の進行路に沿って車両が走行するように操舵を自動で制御する運転支援システムを備える場合に、操舵のアシスト量に応じて模様12を動かす。このような構成によれば、ドライバ20は、模様12の動きに応じて運転支援システムによる操舵のアシスト量の大小を容易に認識できる。このため、制御装置400は、環境情報取得部402、環境状態判定部404、操舵角速度算出部406、表示制御部408、操舵制御部410を有して構成されている。なお、図1に示す制御装置400の各構成要素は回路(ハードウェア)、またはCPUなどの中央演算処理装置とこれを機能させるためのプログラム(ソフトウェア)から構成することができる。
環境情報取得部402は、車外センサ100を構成するステレオカメラの左右1組のカメラによって撮像した左右1組のステレオ画像対に対し、対応する位置のずれ量から三角測量の原理によって対象物までの距離情報を生成して取得することができる。同時に、環境情報取得部402は、画像情報から被写体の位置情報を取得することができる。また、環境情報取得部402は、三角測量の原理によって生成した距離情報に対して、周知のグルーピング処理を行い、グルーピング処理した距離情報を予め設定しておいた三次元的な立体物データ等と比較することにより、立体物データや白線データ等を検出する。これにより、制御装置400は、人物、他車両、一時停止の標識、停止線、ETCゲートなどを認識することもできる。
また、環境情報取得部402は、三角測量の原理によって生成した人物、他車両との距離情報を用いて、人物や他車両との距離の変化量、相対速度を算出することができる。距離の変化量は、単位時間ごとに検知されるフレーム画像間の距離を積算することにより求めることができる。また、相対速度は、単位時間ごとに検知される距離を当該単位時間で割ることにより求めることができる。
このように、環境情報取得部402は、車外センサ100から得られる車両外の画像情報を取得して画像分析処理を行い、画像情報を分析して車両外の環境情報を取得する。
環境状態判定部404は、環境情報取得部402が取得した環境情報に基づいて、車両外の環境情報を判定する。特に、環境状態判定部404は、車両の前方の進行路の車線に基づいて、進行路と車両の方向との偏差を判定する。
図7は、車両前方の進行路と車両の方向との偏差を求める方法を示す模式図である。図7に示すように、制御部400の環境情報取得部402は、車外センサ100から得られる画像情報に基づいて車両30が走行する走行レーンの白線Wを検出し、車外センサ100から前方に向かって前方視点距離Lだけ離れた直線L1と白線Wとの交点P1,P2で白線座標を求める。そして、交点P1,P2の中点P3で進行路座標を求める。また、車外センサ100の前方向と直線L1との交点P4(前方注視点)の座標を求める。
図7において、進行路との偏差ε’は進行路との横偏差ε(P3−P4間の距離)で近似することができるため、ε’→εとする。そして、車外センサ100で事前に検知した進行路との横偏差εと前方注視点距離Lとから、操舵量に相当するパラメータ(=旋回支援角度α[rad])を算出する。旋回支援角度αは、以下の式(1)から算出することができる。
α=2×sin−1(ε/2L) ・・・・(1)
操舵制御部410は、偏差εから旋回支援角度αを算出し、旋回支援角度αに基づいて、ドライバ20の操舵を支援するためのアシスト量を求める。図8は、操舵制御部410がアシスト量を求める際に使用するマップの一例を示す模式図である。操舵制御部410は、図8に示すように、進行路に対する自車両の進行方向の角度(旋回支援角度α)と車両速度Vに応じてアシスト量(At)が予め定められている。操舵制御部410は、図8のマップからアシスト量(At)を求め、求めたアシスト量(At)に基づいてパワーステアリング装置700を制御し、車両の方向が進行路の方向と一致するように操舵の制御を行う。図8に示すように、車両速度Vが低速であるほど、また旋回支援角αが小さいほど、アシスト量が小さくなるようにマップを設定し、マップに応じてアシスト量を制御する。なお、アシスト量は、ステアリングホイール10の操舵角、操舵角速度として表すことができる。
以上のように本実施形態に係る運転支援システムは、環境状態判定部404により白線Wを検知し、旋回支援角度αに基づいてステアリングホイール10の操舵角を制御することで、ドライバ20の操舵を支援する。これにより、ドライバ20は、運転支援システムによる操舵のアシストを受けながら、ステアリングホイール10を操作して車両を所望の方向へ旋回させることができる。
操舵角速度算出部406は、操舵角センサ200の検出値からドライバ20がステアリングホイール10を操作した際の操舵角速度を算出する。表示制御部408は、表示装置500による表示を制御する。表示制御部408は、特に、運転支援システムによるアシスト量に基づいて、ステアリングホイール10上の模様12の動きを制御する。
ドライバ20の操作によるステアリングホイール10の実際の操舵速度は、操舵角センサ200の検出値から求めることができる。操舵角速度算出部406は、操舵角センサ200による操舵角の検出値に基づいて、所定の周期毎にステアリングホイール10の操舵角速度を求める。例えば、所定の周期を500[ms]とした場合、500[ms]の間にθ[rad]だけ操舵角が変化した場合は、操舵角速度はθ/0.5=2θ[rad/s]となる。
表示制御部408は、操舵角速度算出部406が算出した操舵角速度に対し、ステアリングホイール10上で模様12が動く速さを制御し、模様12をステアリングホイール10上に表示するように表示装置500を制御する。模様12が動く速さは、表示制御部408により、上述した所定の周期毎に制御される。ステアリングホイール10の実際の操舵速度に対して模様12の動きを速くする場合は、操舵角速度算出部406が算出した操舵角速度よりもステアリングホイール10上で動く模様12の角速度が速くなるように模様12の表示が制御される。また、ステアリングホイール10の実際の操舵速度に対して模様12の動きを遅くする場合は、操舵角速度算出部406が算出した操舵角速度よりもステアリングホイール10上で動く模様12の角速度が遅くなるように模様12の表示が制御される。これにより、実際のステアリングホイール10の操舵角速度に対して、模様12の動きを速くしたり遅くしたりすることが可能となる。
図9は、本実施形態の運転支援システム1000で行われる処理を示すフローチャートである。図9の処理は、主に制御装置400において所定の制御周期毎に行われる。先ず、ステップS10では、運転支援システムのアシスト量によるステアリング操作が行われるか否かを判定し、運転支援システムによるステアリング操作が行われる場合はステップS12へ進む。一方、運転支援システムによるステアリング操作が行われない場合は、処理を終了する(END)。
ステップS12では、車両速度V、ステアリングホイール10の操舵角速度を取得する。次のステップS14では、運転者支援システムによるステアリング操作のアシスト量Atを取得する。以下では、アシスト量が操舵角であるものとして説明を続ける。
次のステップS16では、アシスト量Atが所定のしきい値Ac1以上であるか否かを判定する。ステップS16でアシスト量Atが所定のしきい値Ac1以上の場合は、ステップS18へ進む。
一方、ステップS16でアシスト量Atが所定のしきい値Ac1未満の場合は、処理を終了する。この場合、アシスト量Atが比較的小さく、模様12を表示してアシスト量の介入に関する感覚をドライバ20に与える必要はないため、模様12の表示は行われない。
ステップS18では、アシスト量Atが所定のしきい値Ac2以上であるか否かを判定する。ここで、しきい値Ac2は、しきい値Ac1より大きいものとする(Ac1<Ac2)。ステップS18でアシスト量Atが所定のしきい値Ac2以上の場合は、ステップS20へ進む。ステップS20では、ステップS12で取得した実際の操舵角速度よりも速い速度で模様12が動くように模様12の動きを制御する。
一方、ステップS16でアシスト量Atが所定のしきい値Ac2未満の場合は、ステップS22へ進む。ステップS22では、ステップS12で取得した実際の操舵角速度よりも遅い速度で模様12が動くように模様12の動きを制御する。ステップS22の後は処理を終了する。
ステップS20の後はステップS24へ進み、アシスト量Atが前回の制御周期よりも減少したか否かを判定する。ステップS24でアシスト量Atが前回の制御周期よりも減少した場合は、処理を終了する。一方、ステップS24でアシスト量Atが前回の制御周期よりも減少していない場合は、ステップS26へ進む。ステップS26では、フロントガラスのHUD装置600やダッシュパネルに設けられた表示装置等への警告表示、スピーカ800による警告音の発生により、ドライバ20へ注意喚起を行う。ステップS26の後は処理を終了する。
図9の処理によれば、アシスト量Atが所定のしきい値Ac2未満の場合は、運転支援システムに基づく実際のステアリングホイール10の動きよりも模様12の動きを遅くすることで、ドライバ20に対しアシスト量を少なく感じさせることができる。これにより、ドライバ20の操舵と運転支援システムのアシストによる操舵の乖離を感覚的に少なくすることができ、ドライバ20は、運転支援システムによる操舵アシストが行われている場合であっても、自然なステアリング操作を実感できる。
また、アシスト量Atが所定のしきい値Ac2以上の場合は、実際の操舵角速度よりも速い速度で模様12が動くように模様12の動きが制御される。これにより、ドライバ20に対しアシスト量を多く感じさせることができ、ドライバ20に対し運転支援システムによる操舵アシストが行われていることの注意を促すことができる。
以上により、アシスト量が一定値までは、ドライバ20にアシスト量を少なく感じさせて自身の操舵に対する操舵アシストの乖離を少なくし、アシスト量が一定値以上では、アシスト量を多く感じさせて注意を促すことができる。
なお、上述した各実施形態では、模様12をステアリングホイール10上に表示する例を示したが、模様12をステアリングホイール10以外の場所に表示しても良い。例えば、ダッシュパネルや、フロントガラスに模様12を表示しても良い。図10は、HUD装置600によりフロントガラス602上に模様12を表示した例を示す模式図である。HUD装置600は、表示制御部408の制御により、ドライバ20の操作によるステアリングホイール10の実際の操舵速度に対して、フロントガラス602上での模様12の動く速さを変更することで、ステアリングホイール10の操舵力感を変化させる。
具体的に、図10に示す模様12は、ステアリングホイール10と同心円上に配置されており、ステアリングホイール10の実際の操舵角速度に対してステアリングホイール10の回転中心軸を中心とする模様12の角速度が制御される。これにより、模様12をステアリングホイール10上に表示した場合と同様に、フロントガラス602上で模様12の動きを制御することで、ドライバ20の操舵力感を最適にすることが可能となる。
また、図11に示すように、HUD装置600によりフロントガラス602上に水平方向に移動する模様12を表示しても良い。この場合、ステアリングホイール10の操舵角速度と対応する模様12の基準の速度を設定し、ドライバ20の操作によるステアリングホイール10の実際の操舵速度に対して、フロントガラス602上で模様12が動く速度を基準の速度に対して変更する。これにより、模様12を円周方向に移動させる場合と同様に、操舵力感を調整することが可能である。
以上説明したように本実施形態によれば、運転支援システムによる操舵のアシスト量が比較的小さい場合は、ステアリングホイール10の動きに対して模様12の動きを遅くすることで、ドライバ20の操舵に対するアシスト量の介入を少なく感じさせることができる。また、運転支援システムによる操舵のアシスト量が比較的大きい場合は、ステアリングホイール10の動きに対して模様12の動きを速くすることで、ドライバ20の操舵に対するアシスト量の介入を多く感じさせることができ、ドライバ20に注意を促すことが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
10 ステアリングホイール
12 模様
400 制御装置
402 環境情報取得部
406 操舵角速度算出部
408 表示制御部
410 操舵制御部

Claims (12)

  1. 操舵に関する運転支援のためのアシスト量に基づいて操舵を制御する操舵制御部と、
    ステアリングホイールの操作に応じて移動する表示物の表示を制御し、前記アシスト量の大きさに応じて、前記ステアリングホイールの動きに対する前記表示物の動きを制御する表示制御部と、
    を備えることを特徴とする、運転支援装置。
  2. 前記表示物は、前記ステアリングホイールに表示され、前記ステアリングホイールの円周に沿って移動することを特徴とする、請求項1に記載の運転支援装置。
  3. 前記ステアリングホイールの操舵角速度を算出する操舵角速度算出部を備え、
    前記表示制御部は、前記アシスト量に応じて、前記操舵角速度に対する前記表示物の角速度を制御することを特徴とする、請求項1又は2に記載の運転支援装置。
  4. 前記表示制御部は、前記アシスト量が第1のしきい値未満の場合は、前記ステアリングホイールの動きに対して前記表示物の動きが遅くなるように前記表示物の動きを制御することを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の運転支援装置。
  5. 前記表示制御部は、前記アシスト量が前記第1のしきい値以上の場合は、前記ステアリングホイールの動きに対して前記表示物の動きが速くなるように前記表示物の動きを制御することを特徴とする、請求項4に記載の運転支援装置。
  6. 前記表示制御部は、前記アシスト量が前記第1のしきい値よりも小さい第2のしきい値未満の場合は、前記表示物を表示しないことを特徴とする、請求項4又は5に記載の運転支援装置。
  7. 前記操舵制御部は、車外の環境を撮像する車外センサから得られる画像情報に基づいて前記アシスト量を演算する、請求項1〜6のいずれかに記載の運転支援装置。
  8. 前記操舵制御部は、前記画像情報から得られる進行路の向きと車両の向きとの偏差に基づいて、前記アシスト量を演算する、請求項7に記載の運転支援装置。
  9. 前記操舵制御部は、前記偏差と車両速度に基づいて前記アシスト量を演算することを特徴とする、請求項8に記載の運転支援装置。
  10. 前記操舵制御部は、前記偏差が大きいほど前記アシスト量が大きくなるように前記アシスト量を演算する請求項9に記載の運転支援装置。
  11. 前記操舵制御部は、前記車両速度が小さいほど前記アシスト量が大きくなるように前記アシスト量を演算することを特徴とする、請求項9又は10に記載の運転支援装置。
  12. 操舵に関する運転支援のためのアシスト量に基づいて操舵を制御するステップと、
    ステアリングホイールの操作に応じて移動する表示物の表示を制御し、前記アシスト量の大きさに応じて、前記ステアリングホイールの動きに対する前記表示物の動きを制御するステップと、
    を備えることを特徴とする、運転支援方法。
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