JP7188238B2 - カセット - Google Patents
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Description
本発明は、印刷装置に脱着可能に装着されるカセットに関するものである。
従来、たとえば小型の印刷装置に着脱可能に用いられるカセットが知られている。例えば特許文献1に記載のテープカートリッジは、カートリッジケースを備える。カートリッジケースには、リボン繰出コア及びリボン巻取コアに架け渡されたインクリボンと、テープコアに巻かれた被印刷テープと、ラミネートコアに巻かれたラミネートテープとが収容される。テープカートリッジでは、インクリボンによって被印刷テープに印刷が行われる。印刷された被印刷テープには、ラミネートテープが貼り合わされる。
上記テープカートリッジでは、複数の媒体(インクリボン、被印刷テープ、ラミネートテープ)が各媒体の径方向に並んでカートリッジケースに収容されるので、カートリッジケースを各媒体の径方向に小型化することが困難である。
本発明の目的は、貼合せテープが巻かれたロールの径方向にカセットの小型化が可能なカセットを提供することである。
第1発明のカセットの要旨とするところは、被印刷媒体である印刷テープが巻回された印刷テープロールを備えたテープケースと、前記印刷テープへの印刷に使用されるインクリボンが巻回されたインクリボンロールと、印刷された前記印刷テープに貼り合わされる貼合せテープが巻回された貼合せテープロールと、を備えたリボンケースと、を備え、前記リボンケースは、前記テープケースに対して、前記貼合せテープロールに巻回された前記貼合せテープの幅方向である第1方向の一方側に位置し、前記貼合せテープロールおよび前記インクリボンロールの少なくともいずれか一方は、前記印刷テープロールと前記第1方向に重なることにある。
第2発明のカセットの要旨とするところは、第1発明において、前記貼合せテープロールの少なくとも一部は、前記印刷テープロールと前記第1方向に重なることにある。
第3発明のカセットの要旨とするところは、第1発明または第2発明において、前記印刷テープロールは、前記印刷テープが印刷テープスプールに巻回されてなり、前記貼合せテープロールの少なくとも一部は、前記印刷テープスプールと前記第1方向に重なることにある。
第4発明のカセットの要旨とするところは、第1発明から第3発明のいずれか1の発明において、前記貼合せテープロールは、前記貼合せテープが貼合わせスプールに巻回されてなり、前記貼合わせスプールの少なくとも一部は、前記印刷テープロールと前記第1方向に重なることにある。
第5発明のカセットの要旨とするところは、第1発明から第4発明のいずれか1の発明において、前記印刷テープロールは、前記印刷テープが印刷テープスプールに巻回されてなり、前記貼合せテープロールは、前記貼合せテープが貼合せスプールに巻回されてなり、前記貼合せスプールの少なくとも一部は、前記印刷テープスプールと前記第1方向に重なることにある。
第6発明のカセットの要旨とするところは、第1発明から第5発明のいずれか1の発明において、前記印刷テープロールの回転中心は、前記貼合せテープロールと前記第1方向に重なることにある。
第7発明のカセットの要旨とするとことは、第1発明から第6発明のいずれか1の発明において、前記リボンケースは、前記インクリボンロールから供給される前記インクリボンを巻き取るように回転可能な巻取スプールを備え、前記インクリボンロールの少なくとも一部、及び、前記巻取スプールの少なくとも一部は、前記印刷テープロールと前記第1方向に重なることにある。
第8発明のカセットの要旨とするところは、第1発明から第7発明のいずれか1の発明において、前記第1方向において、前記印刷テープロールの前記第1方向の一方側端部と、前記貼合せテープロールの前記第1方向の他方側端部との間の距離は、前記貼合せテープロールの前記一方向の長さよりも小さいことにある。
第9発明のカセットの要旨とするところは、第1発明から第8発明のいずれか1の発明において、前記第1方向と直交する第2方向、及び、前記第1方向と前記第2方向とに直交する第3方向において、前記カセットの前記第2方向の中心且つ前記第3方向の中心である中心位置と前記印刷テープロールの回転中心との間の距離は、前記中心位置と前記貼り合わせロールの回転中心との間の距離よりも短いことにある。
第10発明のカセットの要旨とするところは、第1発明から第9発明のいずれか1の発明において、前記印刷テープは、被印刷テープと剥離テープとが積層されてなり、前記印刷テープロールの直径は、前記貼合せテープロールの直径よりも大きいことを特徴とするカセット。
第11発明のカセットの要旨とするところは、第1発明から第10発明のいずれか1の発明において、前記リボンケースは、前記カセットが印刷装置に装着された場合に、前記印刷装置が有する印刷ヘッドが挿入される凹溝を備え、前記印刷テープスプールに巻回された前記印刷テープは前記テープケースから前記リボンケースの前記凹溝に架け渡されており、前記貼合せテープは、粘着剤を一方の面に有する透明なテープであり、前記リボンケース内を搬送され、前記第1方向における前記リボンケースと同じ位置で前記印刷テープに貼り合わされることにある。
第12発明のカセットの要旨とするところは、第1発明から第11発明のいずれか1の発明において、前記印刷テープロールの直径は、前記第1方向と直交する第2方向、及び、前記第1方向と前記第2方向とに直交する第3方向の各方向における前記カセットの大きさの半分の大きさよりも大きいことにある。
第13発明のカセットの要旨とするとことは、帯状の第1媒体が巻回された第1媒体ロールと、帯状の第2媒体が巻回された第2媒体ロールと、帯状の第3媒体が巻回された第3媒体ロールと、を備え、前記第1媒体ロールは、第1空間に設けられ、前記第2媒体ロール及び前記第3媒体ロールは、前記第2媒体ロールの径方向に直交する直交方向において前記第1空間とは区画された第2空間に設けられ、前記第2媒体ロール及び前記第3媒体ロールの少なくともいずれか一方は、前記第1媒体ロールと前記直交方向に重なることにある。
第14発明のカセットの要旨とするところは、第13発明において、前記第2媒体ロールの少なくとも一部は、前記第1媒体ロールと前記直交方向に重なることにある。
第15発明のカセットの要旨とするところは、第13発明または第14発明において、前記第1媒体ロールは、前記第1媒体が第1回転体に巻回されてなり、前記第2媒体ロールの少なくとも一部は、前記第1回転体と前記直交方向に重なることにある。
第16発明のカセットの要旨とするところは、第13発明から第15発明のいずれか1の発明において、前記第2媒体ロールは、前記第2媒体が第2回転体に巻回されてなり、前記第2回転体の少なくとも一部は、前記第1媒体ロールと前記直交方向に重なることにある。
第17発明のカセットの要旨とするところは、第13発明から第16発明のいずれか1の発明において、前記第1媒体ロールは、前記第1媒体が第1回転体に巻回されてなり、前記第2媒体ロールは、前記第2媒体が第2回転体に巻回されてなり、前記第2回転体の少なくとも一部は、前記第1回転体と前記直交方向に重なることにある。
第18発明のカセットの要旨とするところは、第13発明から第17発明のいずれか1の発明において、前記第1媒体ロールの回転中心は、前記第2媒体ロールと前記直交方向に重なることにある。
第19発明のカセットの要旨とするところは、第13発明から第18発明のいずれか1の発明において、前記第2空間には、前記第3媒体ロールから供給される前記第3媒体を巻き取るように回転可能な第4回転体を備え、前記第3媒体ロールの少なくとも一部、及び、前記第4回転体の少なくとも一部は、前記第1媒体ロールと前記直交方向に重なることにある。
第20発明のカセットの要旨とするところは、第13発明から第19発明のいずれか1の発明において、前記直交方向において、前記第1媒体ロールの前記直交方向の一方側端部と、前記第2媒体ロールの前記直交方向の他方側端部との間の距離は、前記第2媒体ロールの前記直交方向の長さよりも小さいことにある。
第21発明のカセットの要旨とするところは、第13発明から第20発明のいずれか1の発明において、前記直交方向と直交する第2方向、及び、前記直交方向と前記第2方向とに直交する第3方向において、前記カセットの前記第2方向の中心且つ前記第3方向の中心である中心位置と前記第1媒体ロールの回転中心との間の距離は、前記中心位置と前記第2媒体ロールの回転中心との間の距離よりも小さいことにある。
第22発明のカセットの要旨とするところは、第13発明から第21発明のいずれか1の発明において、前記第1媒体は、被印刷媒体と剥離媒体とが積層されてなり、前記第1媒体ロールの直径は、前記第2媒体ロールの直径よりも大きいことにある。
第23発明のカセットの要旨とするところは、第13発明から第22発明のいずれか1の発明において、前記第2空間には、前記カセットが印刷装置に装着された場合に、前記印刷装置が有する印刷ヘッドが挿入される凹溝を備え、前記第1回転体に巻回された前記第1媒体は前記第1空間から前記第2空間の前記凹溝に架け渡されており、前記第2媒体は、粘着剤を一方の面に有する透明な媒体であり、前記第2空間を搬送され、前記直交方向における前記第2空間と同じ位置で前記第1媒体に貼り合わされることにある。
第24発明のカセットの要旨とするところは、第13発明から第23発明のいずれか1の発明において、前記第1媒体ロールの直径は、前記直交方向と直交する第2方向、及び、前記直交方向と前記第2方向とに直交する第3方向の各方向における前記カセットの大きさの半分の大きさよりも大きいことにある。
第1発明のカセットによれば、被印刷媒体である印刷テープが巻回された印刷テープロールを備えたテープケースと、前記印刷テープへの印刷に使用されるインクリボンが巻回されたインクリボンロールと、印刷された前記印刷テープに貼り合わされる貼合せテープが巻回された貼合せテープロールと、を備えたリボンケースと、を備え、前記リボンケースは、前記テープケースに対して、前記貼合せテープロールに巻回された前記貼合せテープの幅方向である第1方向の一方側に位置し、前記貼合せテープロールおよび前記インクリボンロールの少なくともいずれか一方は、前記印刷テープロールと前記第1方向に重なっている。これにより、印刷テープロールとインクリボンロールおよび貼合せテープロールとが、テープケースとリボンケースとに第1方向に分かれて設けられ、貼合せテープロールおよびインクリボンロールの少なくともいずれか一方は、印刷テープロールと第1方向に重なっているので、カセットは、貼合せテープロールの径方向においてカセットの小型化ができる。
第2発明のカセットによれば、前記貼合せテープロールの少なくとも一部は、前記印刷テープロールと前記第1方向に重なっている。これにより、カセットは、貼合せテープロールが印刷テープロールと第1方向に重ならない場合よりも、貼合せテープロールの径方向において小型化が可能である。
第3発明のカセットによれば、前記印刷テープロールは、前記印刷テープが印刷テープスプールに巻回されてなり、前記貼合せテープロールの少なくとも一部は、前記印刷テープスプールと前記第1方向に重なっている。これにより、カセットは、貼合せテープロールの少なくとも一部が印刷テープロールと第1方向に重ならない場合よりも、貼合せテープロールの径方向において小型化が可能である。
第4発明のカセットによれば、前記貼合せテープロールは、前記貼合せテープが貼合せスプールに巻回されてなり、前記貼合せスプールの少なくとも一部は、前記印刷テープスプールと前記第1方向に重なっている。これにより、カセットは、貼合せスプールが印刷テープロールと第1方向に重ならない場合よりも、貼合せテープロールの径方向において小型化が可能である。
第5発明のカセットによれば、前記印刷テープロールは、前記印刷テープが印刷テープスプールに巻回されてなり、前記貼合せテープロールは、前記貼合せテープが貼合せスプールに巻回されてなり、前記貼合せスプールの少なくとも一部は、前記印刷テープスプールと前記第1方向に重なっている。これにより、カセットは、貼合せスプールが印刷テープスプールと第1方向に重ならない場合よりも、貼合せテープロールの径方向において小型化が可能である。
第6発明のカセットによれば、印刷テープロールの回転中心は、前記貼合せテープロールと前記第1方向に重なっている。これにより、カセットは、貼合せスプールが印刷テープロールの回転中心と第1方向に重ならない場合よりも、合せテープロールの径方向において小型化が可能である。
第7発明のカセットによれば、前記リボンケースは、前記インクリボンロールから供給される前記インクリボンを巻き取るように回転可能な巻取スプールを備え、前記インクリボンロールの少なくとも一部、及び、前記巻取スプールの少なくとも一部は、前記印刷テープロールと前記第1方向に重なっている。これにより、カセットは、前記インクリボンロールの少なくとも一部、及び、前記巻取スプールの少なくとも一部が前記印刷テープロールと前記第1方向に重ならない場合よりも、貼合せテープロールの径方向において小型化が可能となる。
第8発明のカセットによれば、前記第1方向において、前記印刷テープロールの前記第1方向の一方側端部と、前記貼合せテープロールの前記第1方向の他方側端部との間の距離は、前記貼合せテープロールの前記一方向の長さよりも小さい。これにより、カセットは、第1方向においても小型化が可能となる。
第9発明のカセットによれば、前記第1方向と直交する第2方向、及び、前記第1方向と前記第2方向とに直交する第3方向において、前記カセットの前記第2方向の中心且つ前記第3方向の中心である中心位置と前記印刷テープロールの回転中心との間の距離は、前記中心位置と前記貼合せテープロールの回転中心との間の距離よりも小さい。これにより、前記印刷テープロールの回転中心と前記中心位置との間の距離が、前記貼合せテープロールの回転中心と前記中心位置との間の距離よりも小さくない場合よりも、カセットは、貼合せテープロールの径方向において小型化が可能となる。
第10発明のカセットによれば、前記印刷テープは、印刷テープと剥離テープとが積層されてなり、前記印刷テープロールの直径は、前記貼合せテープロールの直径よりも大きい。これにより、印刷テープロールよりも直径が小さい貼合せテープロールはインクリボンロールと共にリボンケースに設けられているので、カセット内の無駄な空間が少なくなってカセットの小型化が可能となる。
第11発明のカセットによれば、前記リボンケースは、前記カセットが印刷装置に装着された場合に、前記印刷装置が有する印刷ヘッドが挿入される凹溝を備え、前記印刷テープスプールに巻回された前記印刷テープは前記テープケースから前記リボンケースの前記凹溝に架け渡されており、前記貼合せテープは、粘着剤を一方の面に有する透明なテープであり、前記リボンケース内を搬送され、前記第1方向における前記リボンケースと同じ位置で前記印刷テープに貼り合わされる。これにより、粘着剤を一面に有する貼合せテープが、カセット内の不要な個所で貼り着くことが抑制される。
第12発明のカセットによれば、前記印刷テープロールの直径は、前記第1方向と直交する第2方向、及び、前記第1方向と前記第2方向とに直交する第3方向の各方向における前記カセットの大きさの半分の大きさよりも大きい。これにより、印刷テープロールの前記カセット内の空間占有率が高く得られるので、カセット内の無駄な空間が少なくなってカセットの小型化が可能となる。
第13発明のカセットによれば、帯状の第1媒体が巻回された第1媒体ロールと、帯状の第2媒体が巻回された第2媒体ロールと、帯状の第3媒体が巻回された第3媒体ロールと、を備え、前記第1媒体ロールは、第1空間に設けられ、前記第2媒体ロール及び前記第3媒体ロールは、前記第2媒体ロールの径方向に直交する直交方向において前記第1空間とは区画された第2空間に設けられ、前記第2媒体ロール及び前記第3媒体ロールの少なくともいずれか一方は、前記第1媒体ロールと前記直交方向に重なっている。これにより、第1媒体ロールと第2媒体ロールおよび第3媒体ロールとが、第2媒体ロールの径方向に直交する直交方向に区画された第1空間と第2空間とに分かれて設けられ、第2媒体ロール及び第3媒体ロールの少なくとも何れか一方は、第1媒体ロールと直交方向に重なっているので、カセットは、第2媒体ロールの径方向においてカセットの小型化ができる。
第14発明のカセットによれば、前記第2媒体ロールの少なくとも一部は、前記第1媒体ロールと前記直交方向に重なっている。これにより、カセットは、第2媒体ロールが第1媒体ロールと直交方向に重ならない場合よりも、第2媒体ロールの径方向において小型化が可能である。
第15発明のカセットによれば、前記第1媒体ロールは、前記第1媒体が第1回転体に巻回されてなり、前記第2媒体ロールの少なくとも一部は、前記第1回転体と前記直交方向に重なっている。これにより、カセットは、第2媒体ロールの少なくとも一部が第1回転体と直交方向に重ならない場合よりも、第2媒体ロールの径方向において小型化が可能である。
第16発明のカセットによれば、前記第2媒体ロールは、前記第2媒体が第2回転体に巻回されてなり、前記第2回転体の少なくとも一部は、前記第1媒体ロールと前記直交方向に重なっている。これにより、カセットは、第2回転体の少なくとも一部が第1媒体ロールと直交方向に重ならない場合よりも、第2回転体ロールの径方向において小型化が可能である。
第17発明のカセットによれば、前記第1媒体ロールは、前記第1媒体が第1回転体に巻回されてなり、前記第2媒体ロールは、前記第2媒体が第2回転体に巻回されてなり、前記第2回転体の少なくとも一部は、前記第1回転体と前記直交方向に重なっている。これにより、カセットは、第2回転体の少なくとも一部が第1回転体と直交方向に重ならない場合よりも、第2媒体ロールの径方向において小型化が可能である。
第18発明のカセットによれば、前記第1媒体ロールの回転中心は、前記第2媒体ロールと前記直交方向に重なっている。これにより、カセットは、第2回転体が第1媒体ロールの回転中心と第1方向に重ならない場合よりも、第2媒体ロールの径方向において小型化が可能である。
第19発明のカセットによれば、前記第2空間には、前記第3媒体ロールから供給される前記第3媒体を巻き取るように回転可能な第4回転体が備えられ、前記第3媒体ロールの少なくとも一部、及び、前記第4回転体の少なくとも一部は、前記第1媒体ロールと前記直交方向に重なっている。これにより、前記第3回媒体ロールの一部および第4回転体の一部が、前記第1媒体ロールと前記直交方向に重ならない場合よりも、第2媒体ロールの径方向において小型化が可能となる。
第20発明のカセットによれば、前記直交方向において、前記第1媒体ロールの前記直交方向の一方側端部と、前記第2媒体ロールの前記直交方向の他方側端部との間の距離は、前記第2媒体ロールの前記直交方向の長さよりも小さい。これにより、カセットは、直交方向において小型化が可能となる。
第21発明のカセットによれば、前記直交方向と直交する第2方向、及び、前記直交方向と前記第2方向とに直交する第3方向において、前記カセットの前記第2方向の中心且つ前記第3方向の中心である中心位置と前記第1媒体ロールの回転中心との間の距離は、前記中心位置と前記第2媒体ロールの回転中心との間の距離よりも小さい。これにより、前記第1媒体ロールの回転中心と前記中心位置との間の距離が、前記第2媒体ロールの回転中心と前記中心位置との間の距離よりも小さくない場合よりも、カセットは、第2媒体ロールの径方向において小型化が可能となる。
第22発明のカセットによれば、前記第1媒体は、被印刷媒体と剥離媒体とが積層されてなり、前記第1媒体ロールの直径は、前記第2媒体ロールの直径よりも大きい。これにより、第1媒体ロールよりも直径が小さい第2媒体ロールは第3媒体ロールと共に第2空間に設けられているので、カセット内の無駄な空間が少なくなってカセットの小型化が可能となる。
第23発明のカセットによれば、前記第2空間には、前記カセットが印刷装置に装着された場合に、前記印刷装置が有する印刷ヘッドが挿入される凹溝を備え、前記第1回転体に巻回された前記第1媒体は前記第1空間から前記第2空間の前記凹溝に架け渡されており、前記第2媒体は、粘着剤を一方の面に有する透明な媒体であり、前記第2空間を搬送され、前記直交方向における前記第2空間と同じ位置で前記第1媒体に貼り合わされることにある。これにより、粘着剤を一面に有する第2媒体が、カセット内の不要な個所で貼り着くことが抑制される。
第24発明のカセットによれば、前記第1媒体ロールの直径は、前記直交方向と直交する第2方向、及び、前記直交方向と前記第2方向とに直交する第3方向の各方向における前記カセットの大きさの半分の大きさよりも大きい。これにより、第1媒体ロールの前記カセット内の空間占有率が高く得られるので、カセット内の無駄な空間が少なくなりカセットの小型化が可能となる。
以下、本発明の一実施形態を図面を参照しつつ詳細に説明する。
[実施形態]
図1は、本発明の一実施形態であるカセット10を正面側すなわち上面から示す斜視図である。本実施形態の説明では、図1の上側をカセット10の前側とし、下側をカセット10の後側とし、右側をカセット10の左側とし、左側をカセット10の右側とし、左上側をカセット10の上側とし、右下側をカセット10の下側とする。図2は、カセット10を裏面側すなわち下面から示す斜視図である。図3は、カセット10の第1ケース部材12、第2ケース部材14、第3ケース部材16、および第4ケース部材18を分離させて、カセット10の内部構成を説明する斜視図である。カセット10は、全体として直方体状を成し、後述の図18に示す印刷装置102のカセット装着部104に着脱可能に装着される。カセット10は、第1ケース部材12および第2ケース部材14から構成されるテープケース20と、第3ケース部材16および第4ケース部材18から構成されるリボンケース21とを備えている。第1ケース部材12から第4ケース部材18の積重ね方向、すなわち図1に示す上下方向が、本発明における第1方向に対応する。また、図1に示す前後方向が、前記第1方向と直交する第2方向に対応し、図1に示す左右方向が、前記第1方向と第2方向とに直交する第3方向に対応する。
図1は、本発明の一実施形態であるカセット10を正面側すなわち上面から示す斜視図である。本実施形態の説明では、図1の上側をカセット10の前側とし、下側をカセット10の後側とし、右側をカセット10の左側とし、左側をカセット10の右側とし、左上側をカセット10の上側とし、右下側をカセット10の下側とする。図2は、カセット10を裏面側すなわち下面から示す斜視図である。図3は、カセット10の第1ケース部材12、第2ケース部材14、第3ケース部材16、および第4ケース部材18を分離させて、カセット10の内部構成を説明する斜視図である。カセット10は、全体として直方体状を成し、後述の図18に示す印刷装置102のカセット装着部104に着脱可能に装着される。カセット10は、第1ケース部材12および第2ケース部材14から構成されるテープケース20と、第3ケース部材16および第4ケース部材18から構成されるリボンケース21とを備えている。第1ケース部材12から第4ケース部材18の積重ね方向、すなわち図1に示す上下方向が、本発明における第1方向に対応する。また、図1に示す前後方向が、前記第1方向と直交する第2方向に対応し、図1に示す左右方向が、前記第1方向と第2方向とに直交する第3方向に対応する。
リボンケース21は、テープケース20に対して上下方向の一方側に位置する。本実施形態では、リボンケース21は、テープケース20に対して上下方向の一方側である下側に位置する。テープケース20は、内部に形成された第1空間S1に被印刷媒体である印刷テープ22が巻回された印刷テープロール26を備える。リボンケース21は、内部に形成された第2空間S2にインクリボンロール72及び貼合せテープロール64を備える。
第3媒体ロールであるインクリボンロール72は、帯状の第3媒体であるインクリボン68が巻取スプール76に巻回されて構成される。インクリボン68は、第1媒体である帯状の印刷テープ22への印刷に使用される。貼合せテープロール64は、印刷された印刷テープ22に貼り合わされる帯状の貼合せテープ60が、貼合せテープ60の幅方向が第1方向である上下方向となるように貼合せスプールに巻回されている。すなわち、貼合せテープロール64の径方向は前後方向及び左右方向を含む、上下方向に対して直交する水平方向である。水平方向は、上下方向に直交する平面に平行な任意の方向とも言い換えることができる。第1ケース部材12、第2ケース部材14、第3ケース部材16および第4ケース部材18は、上下方向に相互に重ねられた状態で、相互の外周壁間にそれぞれ設けられた複数の係止爪27と固定爪28との係合と位置決め突起29による位置決めとによって相互に固定されている。なお、本実施形態において、各ケース部材12~18の上側の面を上面もしくは正面と称し、下側の面を下面もしくは裏面と称す。
図2に示すように、カセット10の第4ケース部材18の下面には、上下方向に貫通する巻取スプール支持穴94が設けられている。また、第3ケース部材16および第4ケース部材18の前側の面、すなわち、リボンケース21の前側の面には、カセット10が印刷装置102のカセット装着部104に装着されたとき、カセット装着部104に設けられた後述の印刷ヘッド106が挿入される凹溝99が形成されている。
図4は、第1ケース部材12の上面側を示す正面図であり、図5は第1ケース部材12の下面側を示す斜視図である。図6は第2ケース部材14の上面側を示す正面図である。なお、図6では、印刷テープロール26から引き出された印刷テープ22の記載は省略されている。図7は第2ケース部材14の上面側を示す斜視図である。また、図8は印刷テープ22がテープケース20内からリボンケース21内へ架け渡されている状態を示す、図6のVIII-VIII視断面図である。図9は第2ケース部材14の下面側を示す斜視図であり、図10は第3ケース部材16の上面側を示す斜視図であり、図11は第3ケース部材16の下面側を示す斜視部である。図12は第4ケース部材18の上面側を示す斜視図であり、図13は第4ケース部材18の下面側を示す下面図である。
第1ケース部材12と第2ケース部材14との間には、第1空間S1が形成されている。第1空間S1には、印刷テープロール26が上下方向に平行な第1回転中心線C1まわりに回転可能に収容されている。なお、第1回転中心線C1は、印刷テープロール26の回転中心であるとともに、印刷テープスプール24の回転中心でもある。印刷テープロール26は、印刷テープ22が円筒状の軸芯材である印刷テープスプール24に巻回されて構成される。第1ケース部材12および第2ケース部材14は長方形状であって、第1回転中心線C1は、第1ケース部材12および第2ケース部材14における、第2方向である左右方向の中央略右寄り、且つ、第3方向である前後方向の略中央付近に位置している。
印刷テープ22は、印刷ヘッド106によって印刷される被印刷媒体である。印刷テープ22は、第1媒体に対応し、印刷テープロール26は第1媒体ロールに対応し、印刷テープスプール24は第1回転体に対応している。印刷テープ22は、たとえば図15に示すように、剥離テープ22cが被印刷テープ22aの印刷面とは反対側の面に、粘着剤22bを介して積層されることにより構成されたものである。剥離テープ22cは、剥離媒体に対応している。
図3、図5に示すように、第1ケース部材12の下面側には、円筒状の第1支持突起30と、第1円周壁34とが設けられる。第1支持突起30は、円筒状の印刷テープスプール24に挿入され印刷テープロール26を回転可能に支持する。第1ケース部材12は、短辺部44aと長辺部44bを有する外周壁44を備える。第1円周壁34は、印刷テープロール26の外径よりも大きい内径を有する。第1支持突起30と第1円周壁34は、第1回転中心線C1と同じ中心線を有する状態で第1ケース部材12の下面側から下向きに突設されている。図6及び図7に示すように、第2ケース部材14の上面側には、円筒状の第2支持突起32と、第2円周壁36とが設けられる。第2支持突起32は、円筒状の印刷テープスプール24に挿入され印刷テープロール26を回転可能に支持する。第2円周壁36は、印刷テープロール26の外径よりも大きい内径を有する。第2支持突起32と第2円周壁36は、第1回転中心線C1と同じ中心線を有する状態で第2ケース部材14の上面側から上向きに突設されている。印刷テープロール26は、印刷テープロール26の外径と略同じ外径を有する円形のスペーサフィルム38を印刷テープロール26の上下にそれぞれ介在させた状態で第1ケース部材12と第2ケース部材14との間に配設されている。
第1ケース部材12の下面側および第2ケース部材14の上面側には、図5および図6に示すように、印刷テープロール26から印刷テープ22を一定の位置から引き出すために第1円周壁34および第2円周壁36の一部を切り欠いて形成した印刷テープゲート40、42が形成されている。図6および図7に示すように、第2ケース部材14の上面側には、印刷テープロール26から引き出された印刷テープ22を一定の方向に案内するために、印刷テープゲート42の左端から左側へ伸びる案内壁50が形成されている。
図6に示すように、印刷テープゲート42の左端から左側へ伸びる案内壁50は、外周壁46の短辺部46aに到達する前に長辺部46b側すなわち後方へ曲がり、第2円周壁36に沿って延設されて長辺部46bへ接続されている。
図6に示すように、第2ケース部材14の底板14aには、案内壁50と外周壁46の長辺部46bとに沿って前後方向及び左右方向に延びる正面視略L字状の貫通孔52が形成されている。底板14aには、第2円周壁36のうち案内壁50および長辺部46bに対向する部分と貫通孔52との間において複数の案内リブ54が形成されている。複数の案内リブ54は、印刷テープロール26から巻き出され且つ印刷テープゲート40および42を通して送り出された印刷テープ22を貫通孔52内へ案内する。
図7は、第1ケース部材12を取り除いたカセット10を示す。図7に示すように、印刷テープロール26から巻き出された印刷テープ22は、貫通孔52を通して第3ケース部材16と第4ケース部材18との間の第2空間内S2へ導かれている。印刷テープ22は、第1空間S1と第2空間内S2とを区画する板材として機能する底板14aに形成された貫通孔52を通して、テープケース20とリボンケース21とに架け渡される。
図8に示すように、印刷テープ22は、貫通孔52を通して、テープケース20内からリボンケース21内へ斜めに架け渡される。より詳細には、後述する図14に示すように、印刷テープ22は、リボンケース21の凹溝99にまで架け渡されている。図9は、第2ケース部材14の下面側を示している。図9に示すように、第2ケース部材14の底板14aの裏面には、貫通孔52が開口しており、貫通孔52に沿って案内壁56が上下方向に立設されている。図10は、第3ケース部材16の上面側を示している。第3ケース部材16の天井板16eには、貫通孔58と、貼合せテープロール支持穴66と、インクリボン支持穴74と、巻取スプール支持穴78と、ローラ支持穴82とが、形成されている。貫通孔58は、印刷テープロール26から引き出された印刷テープ22を第2空間S2へ通すために、第2ケース部材14の貫通孔52に対応する位置に形成されている。つまり、貫通孔52の一部と貫通孔58の一部は上下方向において互いに重複している。
第2ケース部材14の底板14aおよび第3ケース部材16の天井板16eは、テープケース20内の第1空間S1とリボンケース21内の第2空間S2とを区画する板体に対応している。
貼合せテープロール支持穴66は、貼合せテープ60が巻回された貼合せスプール62の一端を嵌め入れて貼合せテープロール64を第1回転中心線C1と平行な第2回転中心線C2まわりに回転可能に支持する。なお、第2回転中心線C2は、貼合せテープロール64の回転中心であるとともに、貼合せテープスプール62の回転中心でもある。貼合せテープ60は、図15に示すように、印刷テープ22の印刷面を保護するためにたとえばこの印刷面と接触する一面に粘着剤60bが塗布された透明な媒体である透明フィルム60aから成る。貼合せテープ60は第2媒体に対応し、貼合せテープロール64は第2媒体ロールに対応し、貼合せスプール62は第2回転体に対応している。インクリボン支持穴74は、インクリボン68が巻回された供給スプール70の一端を嵌め入れてインクリボンロール72を第1回転中心線C1と平行な第3回転中心線C3まわりに回転可能に支持する。供給スプール70は第3回転体に対応している。なお、第3回転中心線C3は、インクリボンロール72の回転中心であるとともに、供給スプール70の回転中心でもある。巻取スプール支持穴78は、インクリボンロール72から巻き出されたインクリボン68を巻き取る巻取スプール76の一端を嵌め入れて巻取スプール76を第1回転中心線C1と平行な第4回転中心線C4まわりに回転可能に支持する。なお、第4回転中心線C4は、巻取スプール24の回転中心である。巻取スプール76は第4回転体に対応している。ローラ支持穴82は、印刷テープ22の印刷面と貼合せテープ60の接着面とを圧着するために印刷テープ22と貼合せテープ60とを印刷装置102のローラとの間で挟圧するローラ80の一端を嵌め入れてローラ80を第1回転中心線C1と平行な第5回転中心線C5まわりに回転可能に支持する。
図11に示すように、第3ケース部材16の下面には、貼合せテープロール保持壁84と、インクリボンロール保持壁86と、円筒状突起88と、円弧状壁92とが、形成されている。貼合せテープロール保持壁84および円弧状壁92は、貼合せテープロール64の配置位置を規定するために貼合せテープロール支持穴66の周囲に貼合せテープロール支持穴66を中心とする円弧状に形成されている。インクリボンロール保持壁86は、巻取スプール76に巻き取られたインクリボン68のインクリボンロール72の配置位置を規定するために巻取スプール支持穴78の周囲に巻取スプール支持穴78を中心とする円弧状に形成されている。円筒状突起88は、インクリボン支持穴74の周囲から下方に突設され且つ先端面に周方向に並ぶ凹凸が形成されている。第3ケース部材16は、外周壁として短辺部16aと長辺部16bと、凹溝99を囲むように配置されたU字状の凹部壁16cを備える。また、第3ケース部材16の下面には、貼合せテープ60の貼り付きを防止する貼付防止ローラ91の上端部を回動可能に支持する支持突起93が設けられている。また、図12に示すように、第4ケース部材18の上面には、貼付防止ローラ91の下端部を連結可能に支持する支持突起95が設けられている。
図3に示されるように、インクリボン68が巻回された供給スプール70の他端には、クラッチばねを収容したクラッチばねホルダ90が嵌め付けられており、供給スプール70がクラッチばねホルダ90内のクラッチばねによってインクリボンロール72には適度の回転抵抗が付与されるようになっている。
図12および図13は、第4ケース部材18の上面および下面を示している。第4ケース部材18には、巻取スプール76の他端を嵌め入れて巻取スプール76を回転可能に支持する巻取スプール支持穴94が上下方向に貫通して形成されている。巻取スプール76の他端側の端面に形成された連結穴96が、図2に示すように巻取スプール支持穴94を通して第4ケース部材18の下面に露出させられる。カセット10が印刷装置102に装着されたとき、後述の印刷装置102の巻取スプール駆動軸108が連結穴96内に挿入されて巻取スプール76に連結され、巻取スプール76が巻取スプール駆動軸108により回転駆動される。また、第4ケース部材18には、供給スプール70の他端を嵌め入れて供給スプール70を回転可能に支持する円筒状の支持突起97が形成されている。
第4ケース部材18には、第3ケース部材16に形成されたローラ支持穴82に対応する位置に、ローラ80の軸端を露出させるローラ露出穴98が設けられている。ローラ80の第4ケース部材18側の端部に形成された連結部80aが、図2に示すようにローラ露出穴98を通して第4ケース部材18の下面に露出させられる。カセット10が印刷装置102に装着されたとき、後述の印刷装置102のローラ駆動軸110が連結部80aと連結され、ローラ80がローラ駆動軸110により回転駆動される。
図14は、カセット10が印刷装置102のカセット装着部104に装着されたときの、第3ケ―ス部材16の下面を示す図である。前述の通り、印刷テープ22は、印刷テープロール26から引き出され、貫通孔52および貫通孔58を介してテープケース20内の第1空間S1からリボンケース21内の第2空間S2に斜めに架け渡される。そのため、第3ケ―ス部材16を示す図14において印刷テープ22は、第3ケ―ス部材16の後方の貫通孔58から描画されている。図14に示すように、印刷テープ22および貼合せテープ60は、ローラ80と印刷装置102の押圧ローラ118とに挟圧され、ローラ80の駆動によって、各々印刷テープロール26および貼合せテープロール64から引き出される。インクリボン68は、巻取スプール76の駆動によってインクリボンロール72から引き出され、巻取スプール76に巻き取られる。印刷テープ22は二点鎖線で、貼合せテープ60は破線で、インクリボン68は一点鎖線で示されている。
図14に示すように、印刷ヘッド106とプラテンローラ116との間の印刷場所Pにおいて、印刷テープ22はインクリボン68を介して印刷ヘッド106に押しつけられる。この状態で、印刷ヘッド106の表面に配置された複数の発熱素子が選択的に駆動されて局所発熱することで、インクリボン68の一面に設けられたインク68aのうち一部が印刷テープ22に転写されて、印刷テープ22に文字、記号などが印刷される。印刷場所Pを通過した使用済のインクリボン68は巻取スプール76に巻き取られる。印刷場所Pを通過した印刷テープ22の印刷面は、ローラ80と印刷装置102の押圧ローラ118により透明な貼合せテープ60が狭圧されて接着される。これにより、印刷テープ22の印刷面は貼合せテープ60により保護される。
図15は、カセット10から送り出された印刷テープ22および貼合せテープ60の積層体を模式的に示している。印刷テープ22の被印刷テープ22a側すなわち印刷面側に、一面に粘着剤60bが塗布された透明フィルム60aから構成された貼合せテープ60が、貼り着けられている。これにより、印刷テープ22の印刷面に転写されたインク68aが保護される。なお、図15に描かれた積層体の各部材22a~22c,60a,60b,68aの大きさや寸法比等は必ずしも正確ではない。
図16は、第3ケース部材16の下面を示す図である。第3ケース部材16と第4ケース部材18との間の第2空間S2内すなわちリボンケース21内には、貼合せテープロール64、インクリボンロール72、巻取スプール76、およびローラ80が配置される。上述したように、リボンケース21は、テープケース20に対して下方に重ねて配置されている。テープケース20内に収容された印刷テープロール26およびスペーサフィルム38を第2空間S2内で前後方向および左右方向に広がる投影面上に対し上下方向に投影した場合、印刷テープロール26およびスペーサフィルム38の投影位置は図16の一点差線で示される。なお、スペーサフィルム38は印刷テープロール26と略同じ直径を有するので、図16では印刷テープロール26を表す一点鎖線のみを記載する。図16に示すように、貼合せテープロール64、インクリボンロール72及び巻取スプール76は、印刷テープロール26と上下方向に重なる位置に配置されている。貼合せテープロール64の少なくとも一部及び貼合せテープスプール62の少なくとも一部は、印刷テープロール26と上下方向に重なっている。より詳細には、貼合せテープロール64の一部及び貼合せスプール62の一部は、それぞれ印刷テープスプール24及び印刷テープスプール24に巻回された印刷テープ22と上下方向に重なっている。
図16に示されるように、印刷テープロール26の径は、貼合せテープロール64の径よりも大きく、貼合せテープロール64の径はインクリボンロール72の径よりも大きく、インクリボンロール72の径は巻取スプール76の径よりも大きい。前後方向および左右方向における印刷テープロール26の大きさ(径寸法d)、すなわち印刷テープロール26の直径は、前後方向および左右方向の各方向におけるカセット10の大きさの半分の大きさよりも大きい。換言すると、印刷テープロール26の左右方向の寸法は、カセット10の左右方向の寸法の半分の寸法Lよりも大きく、印刷テープロール26の前後方向の寸法は、カセット10の前後方向の寸法の半分の寸法よりも大きい。
また、印刷テープロール26は、貼合せテープロール64の第2回転中心線C2、インクリボンロール72の第3回転中心線C3、および巻取スプール76の第4回転中心線C4と上下方向において重なっている。換言すれば、印刷テープロール26の上下方向への投影面の中に、貼合せテープロール64の第2回転中心線C2、インクリボンロール72の第3回転中心線C3、および巻取スプール76の第4回転中心線C4が位置している。なお、第3回転中心線C3は、供給スプールの回転中心でもある。また、貼合せテープロール64の一部および貼合せスプール62は、印刷テープロール26およびスペーサフィルム38と上下方向において重なっている。供給スプール70の少なくとも一部、インクリボンロール72の少なくとも一部、巻取スプール76の少なくとも一部および巻取スプール76に巻き取られたインクリボン68の少なくとも一部及び印刷場所Pを通過した使用済のインクリボン68の少なくとも一部は、印刷テープロール26およびスペーサフィルム38と上下方向に重なっている。すなわち、貼合せテープロール64、貼合せスプール62、供給スプール70、インクリボンロール72の各々少なくとも一部は、上下方向への印刷テープロール26およびスペーサフィルム38の投影面の中に位置している。
また、貼合せテープロール64の第2回転中心線C2とインクリボンロール72の第3回転中心線C3との間の距離は、貼合せテープロール64の第2回転中心線C2と巻取スプール76の第4回転中心線C4との間の距離およびインクリボンロール72の第3回転中心線C3と巻取スプール76の第4回転中心線C4との間の距離よりも大きい。貼合せテープロール64の第2回転中心線C2と巻取スプール76の第4回転中心線C4との間の距離は、インクリボンロール72の第3回転中心線C3と巻取スプール76の第4回転中心線C4との間よりも大きい。
図16において、印刷テープロール26の第1回転中心線C1は、貼合せテープロール64の第2回転中心線C2とインクリボンロール72の第3回転中心線C3との間を結び直線の中間点近傍に位置する。第1回転中心線C1は、前後方向及び左右方向において貼合せテープロール64に重なる。すなわち、印刷テープロール26の回転中心、換言すれば印刷テープスプール24の回転中心は、貼合せテープロール64と上下方向に重なる。巻取スプール76の第4回転中心線C4は前記直線の凹溝99とは反対側に位置している。第4回転中心線C4と第1回転中心線C1との間の距離は、第3回転中心線C3と第1回転中心線C1との間の距離よりも短く、第2回転中心線C2と第1回転中心線C1との間の距離よりも短い。
また、巻取スプール76、巻取スプール76に巻き取られたインクリボン68の少なくとも一部及び印刷場所Pを通過し、搬入口132から巻取スプール76に巻回される位置との間に位置するインクリボン68の少なくとも一部は、印刷テープロール26、印刷テープスプール24およびスペーサフィルム38と上下方向に重なっている。
図1及び図2に示すように、第3ケース部材16の外周壁は、カセット10の外周壁の一部を構成する。第3ケース部材16の前後方向および左右方向の大きさは、カセット10の前後方向および左右方向の大きさと略等しい。そのため、前後方向および左右方向における第3ケース部材16の中心位置は、前後方向および左右方向におけるカセット10の中心位置と略一致する。図16に示すように、前後方向および左右方向(上下方向に直交する水平方向)において、カセット10の前後方向の中心であり、且つ、左右方向の中心である中心位置Mと、印刷テープロール26の回転中心である第1回転中心線C1との間の距離は、中心位置Mと貼合せテープロール64の回転中心である第2回転中心線C2との間の距離よりも小さい。また、前後方向および左右方向において、中心位置Mと、印刷テープロール26の第1回転中心線C1との間の距離は、中心位置Mとインクリボンロール72の第3回転中心線C3との間の距離よりも短く、中心位置Mと巻取スプール76の第4回転中心線C4との間の距離よりも短い。つまり、上下方向に直交する水平方向において、第1回転中心線C1は、第2回転中心線C2乃至第4回転中心線C4のいずれよりもカセット10の中心に近い位置に配置されている。
図17は、図6のXVII-XVII視断面図である。上下方向において、印刷テープロール26の上下方向の一方側(下側)端部と、貼合せテープロール64の上下方向の他方側(上側)端部との間の距離Dは、貼合せテープ60の幅寸法W1よりも小さい。印刷テープ22と貼合せテープ60とは同じ幅寸法であるので、距離Dは、印刷テープロール26の幅寸法よりも小さい。
そして、上下方向と直交する前後方向、及び、上下方向と前後方向とに直交する左右方向において、カセットの前後方向の中心及び左右方向の中心である中心位置Mから印刷テープロール26の回転中心である第1回転中心線C1までの距離は、中心位置Mから貼合せテープロール64の回転中心である第2回転中心線C2までの距離よりも小さい。印刷テープロール26の径は貼合せテープロール64のよりも大きい。
図18は、カセット10が装着される、印刷装置102の一部に設けられたカセット装着部104を説明する図である。図18は、上面側から見た図である。カセット装着部104には、嵌め入れられたカセット10を位置決めする矩形の装着穴112と、装着穴112の底面に立設された巻取スプール駆動軸108およびローラ駆動軸110とが設けられている。装着穴112は、カセット10の下ケースであるリボンケース21の一部を収容する収容部として機能している。これら巻取スプール駆動軸108およびローラ駆動軸110は、図示しないステップモータによりギヤ機構を介して同じ方向に回転駆動される。また、カセット装着部104の装着穴112の底面には、熱式の印刷ヘッド(サーマルプリントヘッド)106が固着されたヘッド保持板114が立設されており、プラテンローラ116および押圧ローラ118が回転可能に先端部に設けられたプラテン保持部材120がその基端部まわりに回動可能に設けられている。ヘッド保持板114は、たとえばアルミニウム製の金属板であって、印刷ヘッドのヒートシンクを兼ねている。
カセット10が、印刷装置102のカセット装着部104に装着されると、カセット装着部104に立設された巻取スプール駆動軸108およびローラ駆動軸110が巻取スプール76およびローラ80に連結される。次いで、カセット10がカセット装着部104に装着された状態で印刷装置102の図示しないカバーが閉じられると、プラテン保持部材120がその基端部まわりに回動させられて、プラテンローラ116および押圧ローラ118が印刷ヘッド106およびカセット10のローラ80へ押圧されるようになっている。印刷装置102とカセット10とが、印刷システム122を構成している。
本実施形態のカセット10によれば、被印刷媒体である印刷テープ22が巻回された印刷テープロール26を備えたテープケース20と、印刷テープ22への印刷に使用されるインクリボン68が巻回されたインクリボンロール72と、印刷された印刷テープ22に貼り合わされる貼合せテープ60が巻回された貼合せテープロール64と、を備えた前記リボンケース21が備えられ、リボンケース21は、テープケース20に対して、貼合せテープロール64に巻回された貼合せテープ60の幅方向である上下方向の下側に位置し、貼合せテープロール64およびインクリボンロール72の少なくともいずれか一方は、印刷テープロール26と上下方向に重なっている。これにより、印刷テープロール26とインクリボンロール72および貼合せテープロール64とが、テープケース20とリボンケース21とに上下方向に分かれて設けられ、貼合せテープロール64およびインクリボンロール72の少なくともいずれか一方は、印刷テープロール26と上下方向に重なっているので、カセット10は、貼合せテープロール64の径方向においてカセット10の小型化ができる。さらに、インクリボンロール72と貼合せテープロール64とがリボンケース21に設けられているので、カセット10は、インクリボンロール72と貼合せテープロール64とがテープケース20とリボンケース21とに分かれて設けられる場合よりも、印刷された印刷テープ22に貼合せテープ60を精度よく貼り合わせることができる。
本実施形態のカセット10によれば、貼合せテープロール64の少なくとも一部は、印刷テープロール26と上下方向である上下方向において重なっている。これにより、カセット10は、貼合せテープロール64が印刷テープロール26と上下方向に重ならない場合よりも、貼合せテープロール26の径方向において小型化が可能となる。
本実施形態のカセット10によれば、印刷テープロール26は、印刷テープ22が印刷テープスプール24に巻回されてなり、貼合せテープロール64の少なくとも一部は、印刷テープスプール24と上下方向に重なっている。これにより、カセット10は、貼合せテープロール64の少なくとも一部が印刷テープロール26と上下方向に重ならない場合よりも、貼合せテープロール64の径方向において小型化が可能となる。
本実施形態のカセット10によれば、貼合せテープロール64は、貼合せテープ60が貼合せスプール62に巻回されてなり、貼合せスプール62の少なくとも一部は、印刷テープスプール24と上下方向に重なっている。これにより、カセット10は、貼合せスプール62が印刷テープロール26と上下方向に重ならない場合よりも、貼合せテープロール64の径方向において小型化が可能となる。
本実施形態のカセット10によれば、印刷テープロール26は、印刷テープ22が印刷テープスプール24に巻回されてなり、貼合せテープロール64は、貼合せテープ60が貼合せスプール62に巻回されてなり、貼合せスプール62の少なくとも一部は、印刷テープスプール24と上下方向に重なっている。これにより、カセット10は、貼合せスプール62の少なくとも一部が印刷テープスプール24と上下方向に重ならない場合よりも、貼合せテープロール64の径方向において小型化が可能である。
本実施形態のカセット10によれば、印刷テープロール26の回転中心である第1回転中心線C1は、貼合せテープロール64と上下方向に重なっている。これにより、カセット10は、印刷テープロール26の回転中心である第1回転中心線C1が貼合せテープロール64と上下方向に重ならない場合よりも、貼合せテープロール64の径方向において小型化が可能である。
本実施形態のカセット10によれば、リボンケース21は、インクリボンロール72から供給されるインクリボン68を巻き取るように回転可能な巻取スプール76を備え、インクリボンロール72の少なくとも一部、及び、巻取スプール76の少なくとも一部は、印刷テープロール26と上下方向に重なっている。これにより、カセット10は、インクリボンロール72の少なくとも一部、及び、巻取スプール76の少なくとも一部が印刷テープロール26と上下方向に重ならない場合よりも、貼合せテープロール64の径方向において小型化が可能となる。
本実施形態のカセット10によれば、上下方向において、印刷テープロール26の上下方向の下側端部と、貼合せテープロール64の上下方向の上側端部との間の距離は、貼合せテープロール64の上下方向の長さよりも小さい。これにより、カセット10は上下方向において小型化が可能となる。
本実施形態のカセット10によれば、前後方向及び左右方向において、カセット10の前後方向の中心及び左右方向の中心である中心位置Mと印刷テープロール26の回転中心である第1回転中心線C1との間の距離は、中心位置Mと貼合せテープロール64の回転中心である第2回転中心線C2との間の距離よりも小さい。これにより、中心位置Mと印刷テープロール26の回転中心との間の距離が、中心位置Mと貼合せテープロール64の回転中心との間の距離よりも小さくない場合よりも、カセット10は、貼合せテープロール64の径方向において小型化が可能となる。
本実施形態のカセット10によれば、印刷テープ22は、被印刷テープ22aと剥離テープ22cとが粘着剤22bを介して積層されてなり、印刷テープロール26の直径は、貼合せテープロール64の直径よりも大きい。これにより、印刷テープロール26よりも直径が小さい貼合せテープロール64はインクリボンロール72と共にリボンケース21に設けられているので、カセット10内の無駄な空間が少なくなってカセット10の小型化が可能となる。
本実施形態のカセット10によれば、リボンケース21は、カセット10が印刷装置102に装着された場合に、印刷装置102が有する印刷ヘッド106が挿入される凹溝99を備え、印刷テープスプール24に巻回された印刷テープ22はテープケース20からリボンケース21の凹溝99に架け渡されており、貼合せテープ60は、粘着剤60bを一方の面に有する透明なテープであり、リボンケース21内を搬送され、上下方向におけるリボンケース21と同じ位置で印刷テープ22に貼り合わされる。これにより、粘着剤60bを一面に有する貼合せテープ60が、カセット10内の不要な個所で貼り着くことが抑制される。
本実施形態のカセット10によれば、印刷テープロール26の直径は、前後方向及び左右方向の各方向におけるカセット10の大きさの半分の大きさLよりも大きい。これにより、印刷テープロール26のカセット10内の空間占有率が高く得られるので、カセット10内の無駄な空間が少なくなってカセットの小型化が可能となる。
本実施形態のカセット10によれば、帯状の第1媒体(印刷テープ22)が巻回された第1媒体ロール(印刷テープロール26)と、帯状の第2媒体(貼合せテープ60)が巻回された第2媒体ロール(貼合せテープロール64)と、帯状の第3媒体(インクリボン68)が巻回された第3媒体ロール(インクリボンロール72)と、を備え、第1媒体ロールは、第1空間S1に設けられ、第2媒体ロール及び第3媒体ロールは、第2媒体ロールの径方向に直交する直交方向(上下方向)において第1空間S1とは区画された第2空間S2に設けられ、第2媒体ロール及び第3媒体ロールの少なくともいずれか一方は、第1媒体ロールと直交方向に重なっている。これにより、第1媒体ロールと第2媒体ロールおよび第3媒体ロールとが、第2媒体ロールの径方向に直交する直交方向に区画された第1空間と第2空間とに分かれて設けられ、第2媒体ロール及び第3媒体ロールの少なくとも何れか一方は、第1媒体ロールと直交方向に重なっているので、カセット10は、第2媒体ロールの径方向においてカセット10の小型化ができる。
なお、上述したのはあくまでも本発明の一実施形態であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が加えられ得るものである。
例えば、上記実施形態のカセット10はローラ80を備えていたが、ローラ80を備えていなくてもよい。また、上記実施形態の印刷テープロール26、貼合せテープロール64、インクリボンロール72及び巻取スプール76は、前後方向及び左右方向に対して水平に設けられていたが、これらは水平に設けられていなくてもよい。例えば貼合せテープロール64が前後方向及び左右方向に対して水平に設けられていない場合、貼合せテープ60の幅方向は、上記実施形態の上下方向とは異なる方向となり、貼合せテープロール64の径方向に直交する方向も上記実施形態の上下方向とは異なる方向となる。この場合、幅方向である第1方向もしくは径方向に直交する直交方向と直交する第2方向、及び、第1方向もしくは直交方向と第2方向とに直交する第3方向は、各々上記実施形態の前後方向及び左右方向とは異なる方向となる。
また、印刷テープ22、貼合せテープ60及びインクリボン68の搬送経路は図14に示す経路に限らず、適宜様々な経路を採用することができる。例えばインクリボン68は、搬入口132からリボンケース21に搬入された後、貼合せテープロール64の左側及び後側を通過して巻取スプール76に巻き取られてもよい。この場合でも、搬入口132から搬入されたインクリボン68の少なくとも一部が印刷テープロール26と上下方向に重なっていれば、上下方向に直交する水平方向においてカセットの小型化が可能となる。また、貼合せテープロール64、インクリボンロール72及び巻取スプール76の配置は上記実施形態に示す位置に限定されるものではない。例えば貼合せテープロール64が巻取スプール76よりも右側に配置されてもよい。少なくとも第3媒体ロールとしてのインクリボンロール72がリボンケース21に収容されており、印刷テープロール26および貼合せテープロール64の一方が第1媒体ロールとしてテープケース20に収容され、他方が第2媒体ロールとしてリボンケース21に収容されていればよい。この場合でも、テープケース20に収容された前記一方のロールは、リボンケース21に収容された前記他方のロール及びインクリボンロール72の少なくとも何れか一方と上下方向に重なるように配置される。これにより、貼合せテープロール64もしくは印刷テープロール26の径方向にカセット10の小型化が可能である。上記実施形態では、貼合せテープロール64、インクリボンロール72、巻取スプール76のすべてが印刷テープロール26と上下方向に重なる位置に配置されていたが、貼合せテープロール64、インクリボンロール72及び巻取スプール76の少なくとも何れかが印刷テープロール26と上下方向に重なる位置に配置されていてもよい。貼合せテープロール64及びインクリボンロール72の何れか一方のみが印刷テープロール26と上下方向に重なる位置に配置されていてもよい。
上記実施形態では、カセット10は、第1ケース部材12、第2ケース部材14、第3ケース部材16および第4ケース部材18の4つのケース部材が上下方向に重ねられて構成されていたが、セット10はこの構成に限定されるものではない。例えば図19に示すように、カセット10は、第1ケース部材12と第5ケース部材501と第4ケース部材18の3つのケース部材が上下方向に積層されて構成されていてもよい。第5ケース部材501は、上記実施形態の貫通孔52,58に相当する上下に貫通する貫通孔502有するとともに、第1空間S1と第2空間S2とを区画する。第5ケース部材501は、上面側の構成が第2ケース部材14の上面側と同じ形状に構成され、下面側が第3ケース部材16の下面側と同じ形状に構成されるとよい。この変形例の場合、第1ケース部材12と第5ケース部材501により、内部に第1空間S1を有するテープケース20が構成され、第5ケース部材501と第4ケース部材18により、内部に第2空間S2を有するリボンケース21が構成される。
上記実施形態では、印刷テープロール26は、印刷テープ22が円筒状の軸芯材である印刷テープスプール24に巻回されて構成されていたが、印刷テープ22は印刷テープスプール24に巻回されず、第1支持突起30及び第2支持突起32を中心に巻回されることで印刷テープロール26を構成してもよい。同様に、貼合せテープ60は、貼合せスプール62に巻回されることなく巻回され、貼合せテープロール保持壁84及び円弧状壁92により貼合せテープ60の外周が規定されて配置されてもよい。
また、印刷テープロール26は、上記実施形態の図面16で示される第3ケース部材16に対する寸法比で示される寸法に限定されるものではなく、また、図16で示される位置に配置される必要はない。例えば、印刷テープロール26の径をテープケース20の側壁内側に接するくらい大きくし、図16に示す位置よりも左側に配置してもよい。この場合、印刷テープ22が、テープケース20から排出口130を経由して印刷場所Pまで引き出されると、印刷テープロール26は、排出口130から排出された印刷テープ22と上下方向に重なることとなる。またこの場合、リボンケース21内を搬送される印刷テープ22は、排出口130から排出される前に印刷テープロール26と上下方向に重なる。このような構成を採用しても、上下方向に直交する直交方向においてカセットの小型化が可能となる。
上記実施形態では、貼合せテープロール64は、印刷テープスプール24及び印刷テープスプール24に巻回された印刷テープ22の両方に対し上下方向に重なっていたが、貼合せテープロール64は、印刷テープスプール24に巻回された印刷テープ22のみに上下方向に重なっていてもよい。また、印刷テープロール26は、貼合せスプール62及び貼合せスプール62に巻回された貼合せテープ60の両方に対し上下方向に重なっていたが、貼合せスプール62に巻回された貼合せテープ60のみに上下方向に重なっていてもよい。
10:カセット
12:第1ケース部材
14:第2ケース部材
16:第3ケース部材
18:第4ケース部材
20:テープケース
21:リボンケース
22:印刷テープ(被印刷媒体、第1媒体)
22a:被印刷テープ
22b:粘着剤
22c:剥離テープ
24:印刷テープスプール(第1回転体)
26:印刷テープロール(第1媒体ロール)
27:係止爪
28:固定爪
29:位置決め突起
30:第1支持突起
32:第2支持突起
34:第1円周壁
36:第2円周壁
38:スペーサフィルム
40:印刷テープゲート
42:印刷テープゲート
44:第1ケース部材の外周壁
46:第2ケース部材の外周壁
46a:短辺部
46b:長辺部
50:案内壁
52:貫通孔
54:案内リブ
54a:リブ先端縁
56:案内壁
58:貫通孔
60:貼合せテープ(第2媒体)
60a:透明フィルム(透明な媒体)
60b:粘着剤
62:貼合せスプール(第2回転体)
64:貼合せテープロール(第2媒体ロール)
66:貼合せテープロール支持穴
68:インクリボン
68a:インク
70:供給スプール(第3回転体)
72:インクリボンロール
74:インクリボン支持穴
76:巻取スプール(第4回転体)
78:巻取スプール支持穴
80:ローラ
80a:連結部
82:ローラ支持穴
84:貼合せテープロール保持壁
86:インクリボンロール保持壁
88:円筒状突起
90:クラッチばねホルダ
92:円弧状壁
94:巻取スプール支持穴
96:連結穴
98:ローラ露出穴
99:凹溝
102:印刷装置
104:カセット装着部
106:印刷ヘッド
108:巻取スプール駆動軸
110:ローラ駆動軸
112:装着穴
114:ヘッド保持板
116:プラテンローラ
118:押圧ローラ
120:プラテン保持部材
122:印刷システム
130:排出口
132:搬入口
S1:第1空間
S2:第2空間
C1:第1回転中心線
C2:第2回転中心線
C3:第3回転中心線
C4:第4回転中心線
C5:第5回転中心線
12:第1ケース部材
14:第2ケース部材
16:第3ケース部材
18:第4ケース部材
20:テープケース
21:リボンケース
22:印刷テープ(被印刷媒体、第1媒体)
22a:被印刷テープ
22b:粘着剤
22c:剥離テープ
24:印刷テープスプール(第1回転体)
26:印刷テープロール(第1媒体ロール)
27:係止爪
28:固定爪
29:位置決め突起
30:第1支持突起
32:第2支持突起
34:第1円周壁
36:第2円周壁
38:スペーサフィルム
40:印刷テープゲート
42:印刷テープゲート
44:第1ケース部材の外周壁
46:第2ケース部材の外周壁
46a:短辺部
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50:案内壁
52:貫通孔
54:案内リブ
54a:リブ先端縁
56:案内壁
58:貫通孔
60:貼合せテープ(第2媒体)
60a:透明フィルム(透明な媒体)
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64:貼合せテープロール(第2媒体ロール)
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80a:連結部
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84:貼合せテープロール保持壁
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88:円筒状突起
90:クラッチばねホルダ
92:円弧状壁
94:巻取スプール支持穴
96:連結穴
98:ローラ露出穴
99:凹溝
102:印刷装置
104:カセット装着部
106:印刷ヘッド
108:巻取スプール駆動軸
110:ローラ駆動軸
112:装着穴
114:ヘッド保持板
116:プラテンローラ
118:押圧ローラ
120:プラテン保持部材
122:印刷システム
130:排出口
132:搬入口
S1:第1空間
S2:第2空間
C1:第1回転中心線
C2:第2回転中心線
C3:第3回転中心線
C4:第4回転中心線
C5:第5回転中心線
Claims (24)
- 被印刷媒体である印刷テープが巻回された印刷テープロールを備えたテープケースと、
前記印刷テープへの印刷に使用されるインクリボンが巻回されたインクリボンロールと、印刷された前記印刷テープに貼り合わされる貼合せテープが巻回された貼合せテープロールと、を備えたリボンケースと、
を備え、
前記リボンケースは、前記テープケースに対して、前記貼合せテープロールに巻回された前記貼合せテープの幅方向である第1方向の一方側に位置し、
前記貼合せテープロールおよび前記インクリボンロールの少なくともいずれか一方は、前記印刷テープロールと前記第1方向に重なる
ことを特徴とするカセット。 - 前記貼合せテープロールの少なくとも一部は、前記印刷テープロールと前記第1方向に重なることを特徴とする請求項1に記載のカセット。
- 前記印刷テープロールは、前記印刷テープが印刷テープスプールに巻回されてなり、
前記貼合せテープロールの少なくとも一部は、前記印刷テープスプールと前記第1方向に重なることを特徴とする請求項1又は2に記載のカセット。 - 前記貼合せテープロールは、前記貼合せテープが貼合わせスプールに巻回されてなり、
前記貼合わせスプールの少なくとも一部は、前記印刷テープロールと前記第1方向に重なることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のカセット。 - 前記印刷テープロールは、前記印刷テープが印刷テープスプールに巻回されてなり、
前記貼合せテープロールは、前記貼合せテープが貼合せスプールに巻回されてなり、
前記貼合せスプールの少なくとも一部は、前記印刷テープスプールと前記第1方向に重なることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のカセット。 - 前記印刷テープロールの回転中心は、前記貼合せテープロールと前記第1方向に重なることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のカセット。
- 前記リボンケースは、前記インクリボンロールから供給される前記インクリボンを巻き取るように回転可能な巻取スプールを備え、
前記インクリボンロールの少なくとも一部、及び、前記巻取スプールの少なくとも一部は、前記印刷テープロールと前記第1方向に重なることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載のカセット。 - 前記第1方向において、前記印刷テープロールの前記第1方向の一方側端部と、前記貼合せテープロールの前記第1方向の他方側端部との間の距離は、前記貼合せテープロールの前記第1方向の長さよりも小さいことを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載のカセット。
- 前記第1方向と直交する第2方向、及び、前記第1方向と前記第2方向とに直交する第3方向において、前記カセットの前記第2方向の中心且つ前記第3方向の中心である中心位置と前記印刷テープロールの回転中心との間の距離は、前記中心位置と前記貼合わせロールの回転中心との間の距離よりも短いことを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載のカセット。
- 前記印刷テープは、被印刷テープと剥離テープとが積層されてなり、
前記印刷テープロールの直径は、前記貼合せテープロールの直径よりも大きいことを特徴とする請求項1乃至9の何れかに記載のカセット。 - 前記リボンケースは、前記カセットが印刷装置に装着された場合に、前記印刷装置が有する印刷ヘッドが挿入される凹溝を備え、
印刷テープスプールに巻回された前記印刷テープは前記テープケースから前記リボンケースの前記凹溝に架け渡されており、
前記貼合せテープは、粘着剤を一方の面に有する透明なテープであり、前記リボンケース内を搬送され、前記第1方向における前記リボンケースと同じ位置で前記印刷テープに貼り合わされることを特徴とする請求項1乃至10の何れかに記載のカセット。 - 前記印刷テープロールの直径は、前記第1方向と直交する第2方向、及び、前記第1方向と前記第2方向とに直交する第3方向の各方向における前記カセットの大きさの半分の大きさよりも大きいことを特徴とする請求項1乃至11の何れかに記載のカセット。
- 帯状の第1媒体が巻回された第1媒体ロールと、
帯状の第2媒体が巻回された第2媒体ロールと、
帯状の第3媒体が巻回された第3媒体ロールと、
を備え、
前記第1媒体ロールは、第1空間に設けられ、
前記第2媒体ロール及び前記第3媒体ロールは、前記第2媒体ロールの径方向に直交する直交方向において前記第1空間とは区画された第2空間に設けられ、
前記第2媒体ロール及び前記第3媒体ロールの少なくともいずれか一方は、前記第1媒体ロールと前記直交方向に重なる
ことを特徴とするカセット。 - 前記第2媒体ロールの少なくとも一部は、前記第1媒体ロールと前記直交方向に重なることを特徴とする請求項13に記載のカセット。
- 前記第1媒体ロールは、前記第1媒体が第1回転体に巻回されてなり、
前記第2媒体ロールの少なくとも一部は、前記第1回転体と前記直交方向に重なることを特徴とする請求項13又は14に記載のカセット。 - 前記第2媒体ロールは、前記第2媒体が第2回転体に巻回されてなり、
前記第2回転体の少なくとも一部は、前記第1媒体ロールと前記直交方向に重なることを特徴とする請求項13乃至15の何れかに記載のカセット。 - 前記第1媒体ロールは、前記第1媒体が第1回転体に巻回されてなり、
前記第2媒体ロールは、前記第2媒体が第2回転体に巻回されてなり、
前記第2回転体の少なくとも一部は、前記第1回転体と前記直交方向に重なることを特徴とする請求項13乃至16の何れかに記載のカセット。 - 前記第1媒体ロールの回転中心は、前記第2媒体ロールと前記直交方向に重なることを特徴とする請求項13乃至17の何れかに記載のカセット。
- 前記第2空間には、前記第3媒体ロールから供給される前記第3媒体を巻き取るように回転可能な第4回転体を備え、
前記第3媒体ロールの少なくとも一部、及び、前記第4回転体の少なくとも一部は、前記第1媒体ロールと前記直交方向に重なることを特徴とする請求項13乃至18の何れかに記載のカセット。 - 前記直交方向において、前記第1媒体ロールの前記直交方向の一方側端部と、前記第2媒体ロールの前記直交方向の他方側端部との間の距離は、前記第2媒体ロールの前記直交方向の長さよりも小さいことを特徴とする請求項13乃至19の何れかに記載のカセット。
- 前記直交方向と直交する第2方向、及び、前記直交方向と前記第2方向とに直交する第3方向において、前記カセットの前記第2方向の中心且つ前記第3方向の中心である中心位置と前記第1媒体ロールの回転中心との間の距離は、前記中心位置と前記第2媒体ロールの回転中心との間の距離よりも小さいことを特徴とする請求項13乃至20の何れかに記載のカセット。
- 前記第1媒体は、被印刷媒体と剥離媒体とが積層されてなり、
前記第1媒体ロールの直径は、前記第2媒体ロールの直径よりも大きいことを特徴とする請求項13乃至21の何れかに記載のカセット。 - 前記第2空間には、前記カセットが印刷装置に装着された場合に、前記印刷装置が有する印刷ヘッドが挿入される凹溝を備え、
第1回転体に巻回された前記第1媒体は前記第1空間から前記第2空間の前記凹溝に架け渡されており、
前記第2媒体は、粘着剤を一方の面に有する透明な媒体であり、前記第2空間を搬送され、前記直交方向における前記第2空間と同じ位置で前記第1媒体に貼り合わされることを特徴とする請求項13乃至22の何れかに記載のカセット。 - 前記第1媒体ロールの直径は、前記直交方向と直交する第2方向、及び、前記直交方向と前記第2方向とに直交する第3方向の各方向における前記カセットの大きさの半分の大きさよりも大きいことを特徴とする請求項13乃至23の何れかに記載のカセット。
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