JP7184012B2 - 給油装置 - Google Patents
給油装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7184012B2 JP7184012B2 JP2019195832A JP2019195832A JP7184012B2 JP 7184012 B2 JP7184012 B2 JP 7184012B2 JP 2019195832 A JP2019195832 A JP 2019195832A JP 2019195832 A JP2019195832 A JP 2019195832A JP 7184012 B2 JP7184012 B2 JP 7184012B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel
- nozzle
- opening
- closing
- discriminating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Description
(1)本開示の第一の態様は、車両に装着される給油装置としての態様である。この給油装置は、給油ノズルを受け入れる給油口を備え、前記給油口から燃料タンクに至る燃料通路の一部を形成する燃料通路形成部と、前記給油口から挿入される前記給油ノズルの到達範囲に設けられ、前記挿入される前記給油ノズルの径を弁別して動作する弁別部材と、前記弁別部材よりも前記燃料タンク側に設けられ、前記燃料タンクの側から閉方向に付勢された開閉部材であって、前記給油ノズルが挿入されない初期状態では、前記弁別部材によって閉状態に固定され、前記弁別部材の前記動作によって、前記固定が解かれる開閉部材と、を備える。ここで、前記弁別部材は、前記動作として、前記挿入される前記給油ノズルの径が当該給油装置に適合する場合には、前記燃料通路の径方向外側に移動し、前記移動によって、前記開閉部材の前記固定を解き、前記挿入される前記給油ノズルの径が当該給油装置に適合しない場合に、前記移動を起さず、前記移動によって、前記燃料通路が大気と連通する大気連通孔を閉塞させる閉塞部材を有する、ものとしてよい。
こうすれば、給油装置に適合する給油ノズルか否かの弁別を行なう機構を利用して、そのまま燃料通路を大気に連通する大気連通孔の閉塞を行なうことができる。従って、給油ノズルを受け入れる給油装置のヘッド部分の構造が複雑化、大型化を抑制することができる。
(2)こうした給油装置において、前記弁別部材は、前記給油ノズルの挿入範囲を取り囲み、外側に拡開可能な拡開部材と、前記拡開部材の前記給油口側の、前記挿入範囲を取り囲む直径方向に隔たった少なくとも2箇所に、当該給油装置に適合する前記給油ノズルの径より小径の位置まで突出して形成されたガイド部材であって、当該給油装置に適合する前記給油ノズルの挿入により、前記拡開部材を前記外側に拡開させるガイド部材と、前記拡開部材の前記ガイド部材より前記燃料タンク側に設けられ、前記燃料通路の前記径方向内側に突出し、前記初期状態では前記開閉部材に係合して、前記開閉部材の前記固定を行なう保持部材とを備えるものとしてもよい。こうすれば、給油装置に適合する給油ノズルより外径の小さい給油ノズルを容易に弁別でき、誤挿入の可能性を抑制できる。
(3)こうした給油装置において、前記閉塞部材は、前記拡開部材の外周の所定の位置であって、前記大気連通孔に対応する位置から所定距離だけ隔たった位置から、前記外周に沿って、前記大気連通孔に対応する位置まで形成された所定長さの腕部と、前記腕部の先端に設けられ、前記拡開部材の拡開により、前記大気連通孔に当接する位置まで移動する当接部とを備えるものとしてよい。こうすれば、当接部材の位置決めを容易にできる。
(4)こうした給油装置において、前記腕部は、前記拡開部材の前記外周との間に所定の間隙を備え、前記拡開部材の方向に向けて弾性変形可能であるのものとしてよい。こうすれば、閉塞部材に過剰な力が掛かって、腕部を損傷する虞を低減できる。
(5)こうした給油装置において、前記大気連通孔および前記閉塞部材は、複数設けられるものとしてもよい。こうすれば、大気連通孔の開口面積を十分に確保でき、しかも閉塞部材による閉塞を容易におこなうことができる。
(6)こうした給油装置において、前記開閉部材は、給油時以外において前記給油口を閉鎖するフラップとしてもよい。こうすれば、いわゆるキャップレスの給油装置において、開閉部材とフラップとを兼用でき、装置構成を更に簡略化できる。
図1は実施形態の給油装置を含む給油装置FSの概要を示す説明図である。給油装置FSは、車両に装着され、給油ノズルFNから供給される燃料を燃料タンクFTに導く。図1には、鉛直方向を示す矢印Gが記載されている。給油装置FSは、燃料通路形成部材であるフィラーネック100と、燃料蒸気ポート102と、フィラーパイプFPと、逆止弁TVと、燃料蒸気チューブNTと、ガス放出弁BVと、装着部材FEと、を備えている。フィラーネック100は、装着部材FEにより車両の給油室FRに装着され、給油口104への給油ノズルFNの挿入を受け付ける。なお、図示する装着部材FEに代わり、中央にフィラーネック100の一部が挿入される円孔が形成された円板状の基板を用いて、フィラーネック100を給油室FRに装着してもよい。
上記実施形態では、ガイド部材55等を備えた拡開部材52等を設けることにより、差し込まれた給油ノズルが、給油装置に適合するものか否かを弁別したが、こうした弁別部材50は、他の構成を備えても差し支えない。例えば、拡開部材は3つであっても良く、4つ以上であっても良い。また一つの拡開部材に設けられるガイド部材は1つに限る必要はない。あるいは、特許文献1や2に示した機構を用い、給油ノズルにより径方向外側に移動される部材の動きを利用して、大気連通孔を閉塞するようにすればよい。もとより、適合する給油ノズルにより移動される部材があれば、リンク機構などを用いて、大気連通孔の閉塞を実現することは容易である。
Claims (6)
- 車両に装着される給油装置であって、
給油ノズルを受け入れる給油口を備え、前記給油口から燃料タンクに至る燃料通路の一部を形成する燃料通路形成部と、
前記給油口から挿入される前記給油ノズルの到達範囲に設けられ、前記挿入される前記給油ノズルの径を弁別して動作する弁別部材と、
前記弁別部材よりも前記燃料タンク側に設けられ、前記燃料タンクの側から閉方向に付勢された開閉部材であって、前記給油ノズルが挿入されない初期状態では、前記弁別部材によって閉状態に固定され、前記弁別部材の前記動作によって、前記固定が解かれる開閉部材と、
を備え、
前記弁別部材は、前記動作として、
前記挿入される前記給油ノズルの径が当該給油装置に適合する場合には、前記燃料通路の径方向外側に移動し、前記移動によって、前記開閉部材の前記固定を解き、
前記挿入される前記給油ノズルの径が当該給油装置に適合しない場合に、前記移動を起さず、
前記移動によって、前記燃料通路が大気と連通する大気連通孔を閉塞させる閉塞部材を有する、
給油装置。 - 請求項1記載の給油装置であって、
前記弁別部材は、
前記給油ノズルの挿入範囲を取り囲み、外側に拡開可能な拡開部材と、
前記拡開部材の前記給油口側の、前記燃料通路を挟んで対向する少なくとも2箇所に、当該給油装置に適合する前記給油ノズルの径より小径の位置まで突出して形成されたガイド部材であって、当該給油装置に適合する前記給油ノズルの挿入により、前記拡開部材を前記外側に拡開させるガイド部材と、
前記拡開部材の前記ガイド部材より前記燃料タンク側に設けられ、前記燃料通路の前記径方向内側に突出し、前記初期状態では前記開閉部材に係合して、前記開閉部材の前記固定を行なう保持部材と
を備える給油装置。 - 前記閉塞部材は、
前記拡開部材の外周の所定の位置であって、前記大気連通孔に対応する位置から所定距離だけ隔たった位置から、前記外周に沿って、前記大気連通孔に対応する位置まで形成された所定長さの腕部と、
前記腕部の先端に設けられ、前記拡開部材の拡開により、前記大気連通孔に当接する位置まで移動する当接部と
を備える、請求項2に記載の給油装置。 - 前記腕部は、前記拡開部材の前記外周との間に所定の間隙を備え、前記拡開部材の方向に向けて弾性変形可能である、請求項3記載の給油装置。
- 前記大気連通孔および前記閉塞部材は、複数設けられた、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の給油装置。
- 前記開閉部材は、給油時以外において前記給油口を閉鎖するフラップである、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の給油装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019195832A JP7184012B2 (ja) | 2019-10-29 | 2019-10-29 | 給油装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019195832A JP7184012B2 (ja) | 2019-10-29 | 2019-10-29 | 給油装置 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021070333A JP2021070333A (ja) | 2021-05-06 |
JP2021070333A5 JP2021070333A5 (ja) | 2021-12-02 |
JP7184012B2 true JP7184012B2 (ja) | 2022-12-06 |
Family
ID=75712382
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019195832A Active JP7184012B2 (ja) | 2019-10-29 | 2019-10-29 | 給油装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7184012B2 (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007261492A (ja) | 2006-03-29 | 2007-10-11 | Toyoda Gosei Co Ltd | 燃料タンクの給油装置 |
JP2010195344A (ja) | 2009-02-27 | 2010-09-09 | Toyoda Gosei Co Ltd | 燃料タンクの開閉装置 |
JP2015074409A (ja) | 2013-10-11 | 2015-04-20 | 株式会社アステア | 誤給油防止装置 |
JP2017226278A (ja) | 2016-06-21 | 2017-12-28 | 本田技研工業株式会社 | 燃料供給管の給油部構造 |
JP2018052380A (ja) | 2016-09-30 | 2018-04-05 | 豊田合成株式会社 | 給油装置 |
JP2019006309A (ja) | 2017-06-27 | 2019-01-17 | 株式会社ニフコ | 給油口装置 |
-
2019
- 2019-10-29 JP JP2019195832A patent/JP7184012B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007261492A (ja) | 2006-03-29 | 2007-10-11 | Toyoda Gosei Co Ltd | 燃料タンクの給油装置 |
JP2010195344A (ja) | 2009-02-27 | 2010-09-09 | Toyoda Gosei Co Ltd | 燃料タンクの開閉装置 |
JP2015074409A (ja) | 2013-10-11 | 2015-04-20 | 株式会社アステア | 誤給油防止装置 |
JP2017226278A (ja) | 2016-06-21 | 2017-12-28 | 本田技研工業株式会社 | 燃料供給管の給油部構造 |
JP2018052380A (ja) | 2016-09-30 | 2018-04-05 | 豊田合成株式会社 | 給油装置 |
JP2019006309A (ja) | 2017-06-27 | 2019-01-17 | 株式会社ニフコ | 給油口装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021070333A (ja) | 2021-05-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4849345B2 (ja) | 燃料補給用閉鎖部アセンブリ及びその製造方法 | |
JP5596712B2 (ja) | 給油ミス防止装置 | |
US7789113B2 (en) | Inlet fitting for fuel tank of diesel motor vehicles | |
JP6503356B2 (ja) | キャップレスの燃料の装置 | |
US9701194B2 (en) | Fuel-dispensing nozzle inhibitor | |
US9340105B2 (en) | Fuel tank opening-closing device | |
US8191588B2 (en) | Fuel tank opening-closing device | |
US9174530B2 (en) | Fuel tank opening-closing device | |
ES2586830T3 (es) | Tubuladura de llenado de depósito de combustible | |
JP2011500455A (ja) | 充填ノズルの位置決め装置 | |
JP7184012B2 (ja) | 給油装置 | |
KR102621556B1 (ko) | 자동차용 연료탱크 강성 보강 장치 | |
JPWO2018193883A1 (ja) | 給油口構造 | |
JP3377018B2 (ja) | 燃料貯蔵装置 | |
KR101481331B1 (ko) | 오주유 방지 기능을 가지는 차량 주유구 장치 | |
KR20170108973A (ko) | 연료 오주입 방지기를 갖는 무캡 자동차 연료 주입 시스템 | |
US11597269B2 (en) | Fuel device | |
JP4326364B2 (ja) | バルブ構造 | |
JP7155818B2 (ja) | 燃料タンクの開閉装置 | |
CN110962587B (zh) | 燃料箱的开闭装置 | |
JP5954245B2 (ja) | フィラーネック | |
JP7131529B2 (ja) | 給油装置 | |
JP7192746B2 (ja) | 給油装置 | |
JP7143561B2 (ja) | 燃料タンクの開閉装置 | |
US20230173912A1 (en) | Valve Assembly for a Fuel Tank |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210924 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211022 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220719 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220726 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220921 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20221025 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20221107 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 7184012 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |