JP7183698B2 - 電動工具 - Google Patents
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Description
次に、高温検知処理の流れについて説明する。高温検知処理は、温度判定部120によって実行される処理であり、モータ17の内部温度を推定するための演算処理や、推定温度を閾値と比較してモータ17の過熱を判定する処理などを含んでいる。この高温検知処理のメインフローについて、図11を参照しながら説明する。
温度差取得処理は、モータ17の温度を推定するために使用される温度差ΔTを算出する処理である。本実施形態に係る温度差取得処理においては、温度判定部120は、予め定められた一定期間(1分間)における作業ペース(ドライバ31の駆動回数、すなわちファスナの打ち込み回数)と、この一定期間(1分間)において温度センサ42が検出した温度変化と、を使用して、温度差ΔTを算出する。この温度差取得処理の詳細について、図12のフローを参照しながら説明する。
温度差演算処理の詳細について、図13のフローを参照しながら説明する。なお、この温度差演算処理においては、演算に使用するいくつかの定数が規定されているが、これらの定数は、モータ17の特性、工具の形状や材質などの条件によって変化するものであり、工具ごとに最適値が異なるものである。
エラー判定処理の詳細について、図14のフローを参照しながら説明する。なお、このエラー判定処理において使用している閾値は例に過ぎず、使用するモータ17の特性などを考慮して適宜変更可能であることは言うまでもない。
以上説明したように、本実施形態によれば、モータ17の過熱を判定する温度判定部120を備え、温度判定部120は、モータ17の駆動状況を基に作業ペースを算出し、作業ペースと温度センサ42の検出結果とを基にモータ17の温度を推定する。このような構成によれば、巻線17cやブラシといった発熱部位に温度センサ42を取り付けられず、温度センサ42の検出温度と実際の発熱部位の温度との間に温度差が生じる場合でも、モータ17の温度の推定誤差を小さくすることができる。例えば、モータ17が連続駆動されるなどして作業ペースが速い場合には、モータ17の温度が急激に上昇するため、周囲温度がモータ17の温度に追従できず、温度センサ42が検出した周辺温度と実際のモータ17の温度との温度差が大きくなる。このような場合には、大きな温度差が生じていることを見越して温度を補正する。また、反対に作業ペースが遅い場合には、周辺温度と実際のモータ17の温度との温度差が小さいので、補正値を小さくしてモータ17の温度を推定する。このような処理を行うことで、温度検知の精度が向上するので、モータ17の過負荷を正確に検知することができる。例えば、モータ17の温度が上限を超えているのに保護機能が働かずに障害が発生したり、モータ17の温度がそれほど上がっていないのに保護機能が働いて作業性が低下したりといった問題を回避することができる。そして、保護機能が正確に作動することで、出力の大きいモータ17を使用しなくてもモータ17を安全に使用することができるので、電動工具10の軽量化および小型化を実現することができる。
11 出力部
12 マガジン
13 グリップ
13a バッテリ装着部
14 操作部
15 ノーズ部
16 射出口
17 モータ
17a モータケース
17b ロータ
17c 巻線
18 モータ収容部
20 駆動機構
21 トルクギアプレート
22 第1トルクギア
22a 第1トルクローラ
23 第2トルクギア
23a 第1トルクローラ
31 ドライバ
32 プランジャ
32a 第1係合部
32b 第2係合部
33 プランジャ付勢部材
34 ガイド部材
40 トリガスイッチ
41 ブレーキスイッチ
42 温度センサ
43 LED
44 導光部材
50 基板
55 バッテリ
100 制御装置
110 モータ駆動制御部
120 温度判定部
Claims (5)
- モータと、
ユーザが操作可能に設けられた操作部と、
前記操作部が操作されたことを契機として前記モータを駆動させる制御を行うモータ駆動制御部と、
温度センサと、
前記モータの過熱を判定する温度判定部と、
を備え、
前記温度判定部は、前記モータの駆動状況と前記温度センサの検出結果とを基に前記モータの温度を推定し、この推定した温度によって前記モータの過熱を判定し、
前記温度判定部は、少なくとも、予め定められた一定期間における前記モータの駆動状況と、この一定期間において前記温度センサが検出した温度変化と、を使用して、前記モータの温度を推定する、電動工具。 - モータと、
ユーザが操作可能に設けられた操作部と、
前記操作部が操作されたことを契機として前記モータを駆動させる制御を行うモータ駆動制御部と、
温度センサと、
前記モータの過熱を判定する温度判定部と、
を備え、
前記温度判定部は、前記モータの駆動状況と前記温度センサの検出結果とを基に前記モータの温度を推定し、この推定した温度によって前記モータの過熱を判定し、
前記モータ駆動制御部は、前記温度判定部が前記モータの過熱を検知している状態で前記操作部が操作されたときに、前記モータの出力を制限し、
前記温度判定部は、少なくとも、予め定められた一定期間における前記モータの駆動状況と、この一定期間において前記温度センサが検出した温度変化と、を使用して、前記モータの温度を推定する、電動工具。 - モータと、
ユーザが操作可能に設けられた操作部と、
前記操作部が操作されたことを契機として前記モータを駆動させる制御を行うモータ駆動制御部と、
温度センサと、
前記モータの過熱を判定する温度判定部と、
を備え、
前記温度判定部は、前記モータの駆動状況と前記温度センサの検出結果とを基に前記モータの温度を推定し、この推定した温度によって前記モータの過熱を判定し、
前記モータによって駆動して工具の先端に設けられた射出口からファスナを打ち出すドライバを備え、
前記温度判定部は、前記ドライバの駆動回数を基に作業ペースを算出し、この作業ペースと前記温度センサの検出結果とを基に前記モータの温度を推定する、電動工具。 - 前記モータによって駆動して工具の先端に設けられた射出口からファスナを打ち出すドライバを備え、
前記温度判定部は、前記ドライバの駆動回数を基に作業ペースを算出し、この作業ペースと前記温度センサの検出結果とを基に前記モータの温度を推定する、請求項1または2に記載の電動工具。 - モータと、
ユーザが操作可能に設けられた操作部と、
前記操作部が操作されたことを契機として前記モータを駆動させる制御を行うモータ駆動制御部と、
温度センサと、
前記モータの過熱を判定する温度判定部と、
を備え、
前記温度判定部は、予め定められた一定期間における前記モータの駆動状況によって変動する判定閾値と、前記温度センサの出力と、を比較して、前記モータが過熱状態であることを判定し、
前記温度判定部は、少なくとも、予め定められた一定期間における前記モータの駆動状況と、この一定期間において前記温度センサが検出した温度変化と、を使用して、前記モータが過熱状態であることを判定するための判定閾値を決定する、電動工具。
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Citations (5)
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JP2002354886A (ja) | 2001-05-28 | 2002-12-06 | Matsushita Electric Works Ltd | 手持ち式電動工具 |
JP2013066960A (ja) | 2011-09-21 | 2013-04-18 | Panasonic Eco Solutions Power Tools Co Ltd | 電動工具 |
JP2014156005A (ja) | 2013-01-21 | 2014-08-28 | Fanuc Ltd | モータがオーバーヒート温度に達するまでの時間を推定する時間推定手段を有する工作機械の制御装置 |
JP2015013327A (ja) | 2013-07-03 | 2015-01-22 | 株式会社マキタ | 電動工具 |
JP2018024064A (ja) | 2016-08-10 | 2018-02-15 | 株式会社マキタ | 電動工具 |
-
2018
- 2018-10-26 JP JP2018202170A patent/JP7183698B2/ja active Active
Patent Citations (5)
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