JP7183606B2 - 画像形成装置、情報処理装置及びプログラム - Google Patents
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Description
請求項2に記載の発明は、前記制御手段は、前記問い合わせに対して予め定めた期間内にユーザから配送の実行を指示された場合、指定の前記場所に自装置を移動させる、請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項3に記載の発明は、前記問い合わせに対する応答が予め定めた期間に無い状態が複数回発生した場合、前記制御手段は、該当ユーザの配送の順番を下げる、請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項4に記載の発明は、前記問い合わせに対する応答が予め定めた期間内にあっても、現在の配送が希望されていない場合、前記制御手段は、該当ユーザの配送の順番を下げる、請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項5に記載の発明は、配送の順番は、一のユーザに対する配送が完了するたびに、配送が未完のユーザを対象として再設定される、請求項1~4のいずれか1項に記載の画像形成装置である。
請求項6に記載の発明は、予め定めた前記受付期間内に前記受付手段が受け付けたジョブを対象とする移動の経路が決定された時点で、指定された前記場所から予め定めた範囲の内側にいないユーザを対象として、配送の実行の可否についての前記問い合わせを通知する、請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項7に記載の発明は、前記問い合わせに対して配送の実行を可とする応答があったユーザに対しては、前記場所から予め定めた範囲の内側にいなくても、再度の問い合わせを行わずに配送を実行する、請求項6に記載の画像形成装置である。
請求項8に記載の発明は、前記問い合わせに対して応答が無かったユーザについては、他のユーザに対する配送が完了するまで配送を実行しない、請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項9に記載の発明は、配送回と1対1に対応付けられた受付期間を単位として、画像の形成と指定する場所での受け取りを要求する複数のジョブを受け付ける受付手段と、次の配送回に対応する受付期間に受け付けた全てのジョブを対象として、配送の順番を定める待ち行列と、当該待ち行列に応じた移動の経路を決定する決定手段と、前記待ち行列の次の配送の対象であるユーザが指定された前記場所から予め定めた範囲内にいる場合には当該場所へ該当する画像形成装置を移動させ、当該ユーザが当該場所から予め定めた範囲にいない場合であって、当該ユーザに対する配送の実行の可否の問い合わせに対する応答が予め定めた期間内に得られなかった場合に、当該待ち行列の順位を下げる、制御手段と、を有する情報処理装置である。
請求項10に記載の発明は、コンピュータに、配送回と1対1に対応付けられた受付期間を単位として、画像の形成と指定する場所での受け取りを要求する複数のジョブを受け付ける機能と、次の配送回に対応する受付期間に受け付けた全てのジョブを対象として、配送の順番を定める待ち行列と、当該待ち行列に応じた移動の経路を決定する機能と、前記待ち行列の次の配送の対象であるユーザが指定された前記場所から予め定めた範囲内にいる場合には当該場所へ該当する画像形成装置を移動させ、当該ユーザが当該場所から予め定めた範囲にいない場合であって、当該ユーザに対する配送の実行の可否の問い合わせに対する応答が予め定めた期間内に得られなかった場合に、当該待ち行列の順位を下げる機能と、を実現させるためのプログラムである。
請求項2記載の発明によれば、配送の実行を指示したユーザへの配送を優先できる。
請求項3記載の発明によれば、1回の不応答による即座の配送の順番の繰り下げを回避できる。
請求項4記載の発明によれば、ユーザの都合による配送の順番の繰り下げを可能にできる。
請求項5記載の発明によれば、ユーザの位置の変化にも対応できる。
請求項6記載の発明によれば、ユーザの不在による配送の遅れを減らすことができる。
請求項7記載の発明によれば、配送の実行を希望したユーザへの複数回の問い合わせを回避できる。
請求項8記載の発明によれば、受け取りが可能な状態にあるユーザへの配送を優先できる。
請求項9記載の発明によれば、受け取りが可能か否かによらず指定の場所への移動が必須の場合に比べ、配送の順番が後位のユーザへの配送の遅れを短縮できる。
請求項10記載の発明によれば、受け取りが可能か否かによらず指定の場所への移動が必須の場合に比べ、配送の順番が後位のユーザへの配送の遅れを短縮できる。
<実施の形態1>
<空間の例>
図1は、自走式の印刷装置10を配置する空間1の例を説明する図である。
図1では、空間1の一例として、印刷装置10を使用する複数人が所在する部屋を想定する。
ただし、印刷装置10を配置する空間1は、部屋のように壁で囲まれている必要はない。例えば空間1は、仕切り、書架などによって物理的に区切られていてもよい。なお、空間1は、物理的に区切られている必要もない。例えば人為的に定めた仮想の境界で囲まれた範囲として管理されてもよい。
各机2には、ユーザが操作する作業端末5が配置されている。作業端末5は、例えばノート型のコンピュータである。これらの作業端末5において印刷ジョブが発行され、印刷装置10に送信される。
また、図1には、空間1内に4人のユーザA~Dが存在し、各ユーザは、携帯型の端末6を有している。携帯型の端末6は、例えばスマートフォンである。携帯型の端末6から印刷ジョブが発行される場合もある。本実施の形態の場合、携帯型の端末6は、ユーザの位置情報の取得に使用する。
無線通信には、例えば無線LAN(Local Area Network)規格の1つであるWi-Fi規格を使用する。
なお、作業端末5とアクセスポイント20とは、ケーブルで接続されていてもよい。
車輪12Fは、装置本体11の前方側に取り付けられている。車輪12L及び12Rは、装置本体11の左右両側面に取り付けられている。
ユーザインタフェース13は、ユーザに対する情報の提供とユーザによる指示の入力に用いられる。図1の場合、ユーザインタフェース13は、装置本体11の天面に取り付けられている。
ここでの印刷装置10は、画像形成装置の一例であるとともに、自装置を配置する位置を決定する情報処理装置の一例でもある。
図2は、実施の形態1で使用する印刷装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。
印刷装置10は、プログラムの実行を通じて装置全体を制御するCPU(Central Processing Unit)111と、BIOS(Basic Input Output System)やファームウェア等のプログラムを記憶するROM(Read Only Memory)112と、プログラムの実行領域として使用されるRAM(Random Access Memory)113と、を有している。
CPU111、ROM112、RAM113は、コンピュータとして機能する。
ここでの画像処理部115、画像形成部116、給紙機構117は、画像形成手段の一例である。また、用紙は記録材の一例である。
印刷装置10には、原稿を光学的に読み取るスキャン機能、FAX文書を送受信するFAX機能、原稿から光学的に読み取った画像を印刷するコピー機能が設けられていてもよい。
また、印刷装置10には、車輪12L、12R、12Fを駆動して、自由な走行を可能にする自走機構120が設けられている。
本実施の形態における自走機構120は、車輪12L及び12Rを駆動するモータと、車輪12Fの向きを制御する操舵機構とを有している。
車輪12L及び12Rの回転により、装置本体11は前進又は後進する。また、車輪12Fの向きにより、装置本体11の進行方向が切り替えられる。もっとも、車輪12L及び12Rの回転量や回転方向を制御することにより、移動の向きや速度を調整してもよい。ここでの自走機構120は、移動手段の一例である。
また、印刷装置10には、外部との通信に用いられる通信インターフェース(通信IF)121が設けられている。
前述した各部は、バス122や不図示の通信線を通じて互いに接続されており、これらの配線を介してデータの受け渡しを実行する。
図3に示す機能は、CPU111によるプログラムの実行を通じて実現される。
図3では、プログラムの実行を通じて実現される機能のうち、印刷ジョブを発行したユーザの元への印刷物の配送に関連する機能について表している。
機能上の印刷装置10は、印刷ジョブを受け付ける印刷ジョブ受付部131と、各ユーザに対する配送の開始を判定する配送開始判定部132と、印刷物の配送先となるユーザの現在の位置を取得するユーザ位置取得部133と、ユーザが指定した配送場所の情報を取得する配送場所取得部134と、配送先を通る経路を探索する経路探索部135と、印刷ジョブの実行を制御する印刷制御部136と、自機の移動を制御する移動制御部137として機能する。
受付期間に割り当てる時間は、印刷装置10によって印刷物が配送される空間1の広さ、配送先となるユーザの人数等によって異なる。受付期間は、例えば1時間でもよいし、30分でもよいし、15分でもよいし、10分でもよいし、その他の時間でもよい。
また、受付期間に割り当てる時間の設定は、印刷装置10の管理者や印刷装置10を利用するユーザが変更することが可能である。
本実施の形態の場合、配送準備フェーズと配送フェーズが開始する時刻は、事前に設定されたスケジュールで定められている。例えば配送フェーズは毎時0分に開始され、配送準備フェーズは対応する配送フェーズの5分前に開始される。
待機フェーズは、基本的に、現在の配送フェーズの配送が完了してから次回の配送準備フェーズが開始されるまでの間として規定される。もっとも、これらのスケジュールは一例である。なお、配送フェーズの時間長は、配送先の数や配送に伴う移動の距離によって変動する。このため、待機フェーズの時間長も変動する。
図4では、互いに対応する受付期間と配送スケジュールとに同じ符号を付している。
図4の場合、第1の配送フェーズ(配送#1)を先頭に、第2の待機フェーズ(待機#2)、第2の配送準備フェーズ(配送準備#2)、第2の配送フェーズ(配送#2)、第3の待機フェーズ(待機#3)、第3の配送準備フェーズ(配送準備#3)、第3の配送フェーズ(配送#3)が予定されている。
すなわち、第1の配送フェーズ(配送#1)、第2の配送フェーズ(配送#2)、第3の配送フェーズ(配送#3)の間欠的な実行が予定されている。
図4に示す配送スケジュールでは、ある配送フェーズの開始時刻から次の配送フェーズの開始時刻までが1周期Tとして管理される。
なお、待機フェーズ中の印刷装置10を、据え置き型の印刷装置として利用することも可能である。据え置き型の印刷装置としての使用中は、配送時とは異なる排出口から印刷物を排出してもよい。本実施の形態では、据え置き型の印刷装置として使用される動作モードを据え置きモードともいう。
据え置き型の印刷装置としての使用は、配送が開始される前の配送準備フェーズにおいても可能である。
本実施の形態の場合、受付期間に受け付けられた全ての印刷ジョブを対象として、配送の開始前に経路が算出される。
なお、受付期間に受け付けた印刷ジョブに対応する印刷物の出力は、配送準備フェーズに一括して実行してもよいし、配送先に到着するたびにその都度実行してもよい。
配送開始判定部132は、印刷ジョブの発行者であるユーザが指定する配送場所への移動を開始する前に、ユーザが受け取り可能か否かを判定し、受け取りが可能であるユーザの場合に配送の開始を指示する。なお、印刷物を受け取ることができないユーザへの配送は行わない。本実施の形態において、配送の開始は、配送先への自装置の移動の開始を意味する。
従って、配送開始判定部132は、自装置の移動を制御する制御手段の一例である。
本実施の形態における配送開始判定部132は、予め定めた受け取りの条件を満たすか否かにより配送を開始するか否かを決定する。
例えば配送開始判定部132は、ユーザが予め指定された配送場所にいる場合、配送の開始を決定する。
後述するように、本実施の形態における配送開始判定部132は、他の条件も考慮して配送を開始するか否かを決定する。
本実施の形態の場合、ユーザ位置取得部133は、例えば印刷ジョブを発行したユーザが携帯する端末6から取得される端末の位置情報を、ユーザの位置として使用する。
端末6は、例えばWi-Fi基地局から受信される電波の強度の違いから自己位置を算出する。また、端末6は、例えばBLE(Bluetooth Low Energy)(登録商標)と呼ばれる通信方式で発信された信号の強度の違いから自己位置を算出する。また、端末6は、例えば内蔵する加速度センサ、磁気センサ、角速度センサなどの出力により自律的に自己位置を算出する。この算出手法は、自律航法とも呼ばれる。また、端末6は、GPS(Global Positioning System)と同じプロトコルと周波数を有する信号を受信して自己位置を算出する。この算出手法は、IMES(Indoor MEssaging System)とも呼ばれる。
この他、ユーザ位置取得部133は、空間1(図1参照)に配置されたカメラで撮像された画像を処理して印刷ジョブを発行したユーザの位置を特定してもよい。例えば顔認識の技術を用いて特定されたユーザの位置を追跡する不図示の情報処理装置から、対応するユーザの位置情報を取得してもよい。
配送の場所は、例えばハードディスク装置114(図2参照)又は無線通信を通じて通信が可能な外部のサーバ装置に登録されている。
なお、配送の場所を指定する情報が印刷ジョブに含まれている場合、配送場所取得部134は、対象とする配送の場所を印刷ジョブから取得する。
配送の経路を決定する際には、空間1の形状や寸法、空間1内における机2、4及び椅子3(図1参照)の配置、机2、4及び椅子3の寸法、印刷装置10の移動が可能な通路などの情報が含まれる。
なお、経路の決定に使用するレイアウトの情報は、印刷装置10が、自装置の移動の履歴から学習してもよい。
移動制御部137は、車輪12L、12R、12F(図1参照)の動きを制御して、配送場所への自装置の移動を制御する。ここでの移動制御部137は、自装置の移動を制御する制御手段の一例である。
なお、移動制御部137には、不図示のLIDAR(Laser Imaging Detection and Ranging)センサの出力信号を使用し、移動経路上に位置する障害物を回避する機能を設けてもよい。
<概要>
図5は、実施の形態1の印刷装置10で実行される処理動作の一例を説明するフローチャートである。
図5に示す処理動作は、CPU111(図2参照)によるプログラムの実行を通じて実現される。なお、図5に示す記号のSは、処理動作を構成する個々のステップを表している。
図5に示す処理動作は、受付期間に対応しており、受付期間が終了するたびに繰り返し実行される。
ステップ1の処理は、印刷ジョブ受付部131(図3参照)が実行する。現在の受付期間が終了するまで、CPU111は、ステップ1で否定結果を得る。
現在の受付期間が終了すると、CPU111は、ステップ1で肯定結果を得て、ステップ2に進む。
ステップ2において、CPU111は、印刷ジョブの数が2以上か否かを判定する。
ステップ2の処理も、印刷ジョブ受付部131が実行する。ステップ2においては、受付期間に受け付けた印刷ジョブの数が複数かそれ以外かが確認される。
受付期間に受け付けた印刷ジョブが単数の場合、図中左側のステップ4~7の処理が実行され、受付期間に受け付けた印刷ジョブが複数の場合、図中右側のステップ8~12の処理が実行される。
ステップ3において、CPU111は、受け付けた印刷ジョブの数が0より大きいか否かを判定する。ステップ3の処理も、印刷ジョブ受付部131が実行する。
ステップ3において否定結果が得られた場合、CPU111は、今回の受付期間に対応する配送処理を終了する。受け付けた印刷ジョブが存在しないからである。
ステップ3において肯定結果が得られた場合、CPU111は、配送場所を通る経路を探索する(ステップ4)。
ステップ4は、例えば配送場所取得部134(図3参照)及び経路探索部135(図3参照)が実行する。ステップ4が実行される場合は、受付期間に受け付けた印刷ジョブの数が1の場合である。
このため、ステップ4でのCPU111は、印刷ジョブを発行したユーザが指定している配送場所に移動するための経路を探索する。
ステップ5は、配送開始判定部132(図3参照)が実行する。本実施の形態の場合、無条件に配送を開始するのではなく、予め定めた条件を満たす場合に配送の開始を許可する。印刷物を受け取れない状況にあるユーザに対する配送の開始を避けるためである。
ステップ5における印刷物の出力は印刷制御部136(図3参照)が実行し、配送先への移動は移動制御部137(図3参照)が実行する。ここでの配送は、ステップ4で探索された経路に沿って実行される。
ステップ5で実行される処理動作の詳細については後述する。
ステップ5で否定結果が得られた場合、CPU111は、今回の配送フェーズでの配送処理を終了する。
一方、ステップ5で肯定結果が得られた場合、CPU111は、印刷ジョブを発行したユーザに印刷物を配送する(ステップ6)。
次に、CPU111は、待機の回数を管理するカウント値K(以下、「待機回数K」という。)を初期化して(ステップ7)、次の受付期間の処理に移行する。
ステップ7は、配送開始判定部132が実行する。待機回数Kは、印刷物を受け取ることができないユーザへの配送の開始を判断した回数の管理に用いられる値であり、ステップ5の判定処理で使用される。後述するように、待機回数Kが予め定めた閾値を超えると、該当するユーザへの配送は、次回の配送フェーズに繰り越される。
ステップ8において、CPU111は、複数の印刷ジョブに対応する配送場所を通る経路を探索する。この探索は、移動する経路長が短くなるように実行される。
ステップ8は、例えば配送場所取得部134及び経路探索部135が実行する。なお、印刷ジョブは複数でも同じユーザが発行している場合には、配送場所は1つである。
ステップ8では、対象者間における配送の順番も決定される。決定された順番は、配送待ち行列に記録される。
次に、CPU111は、配送待ち行列の先頭に記録されているユーザへの配送の開始が可能か否かを判定する(ステップ9)。
ステップ9は、配送開始判定部132が実行する。ステップ9で実行される処理動作の詳細については後述する。本実施の形態の場合、ステップ9における判定処理は、配送待ち行列の順番が1つ前のユーザに対する印刷物の配送中に実行される。配送の開始を判定する時点と実際に配送を開始できる時点との時間差が少ないほど、無駄な移動が少なくなる。
一方、ステップ9で肯定結果が得られた場合、CPU111は、印刷ジョブを発行したユーザに印刷物を配送する(ステップ10)。
ステップ10における印刷物の出力は印刷制御部136が実行し、配送先への移動は移動制御部137が実行する。ここでの配送は、ステップ8で探索された経路に沿って実行される。
ステップ11は、配送開始判定部132が実行する。本実施の形態の場合、印刷物を受け取ることができないユーザへの配送は実行されずにスキップされるからである。
ステップ11で肯定結果が得られた場合、CPU111は、前述したステップ12に移行し、配送の対象者を配送待ち行列の次のユーザに変更する。
なお、本実施の形態におけるステップ11は、配送期間内に印刷ジョブを発行したユーザの全員への配送が可能である場合を想定しているが、印刷ジョブの発行者が1人の場合について説明したように、印刷物を受け取ることができないユーザへの配送の開始を判断した回数が閾値を越えたユーザについては、今回の配送スケジュールの配送待ち行列から次回の配送スケジュールに繰り越してもよい。
続いて、図5で実行される処理動作の詳細を、図6~図11を用いて説明する。
図6は、ある受付期間に発行された印刷ジョブの数が1つの場合を説明する図である。図6には、図1との対応部分に対応する符号を付して示している。
図6の場合、印刷ジョブの発行者はユーザAである。また、ユーザAは、自分の机2の作業端末5を操作して印刷ジョブを発行している。図6の場合、ユーザAの配送場所を「配送場所A」で示し、配送場所Aとみなす範囲の外縁を点線で示す楕円によって表現している。
図6では、説明の都合上、ユーザAしか描いていないが、印刷ジョブを発行していない他のユーザが空間1に存在してもよい。
図7の場合も、記号のSは、処理動作を構成する個々のステップを表している。
図7に示す処理動作は、配送開始判定部132(図3参照)が実行する。
ステップ5が開始されると、CPU111は、現在の時刻が対象者であるユーザによる印刷ジョブの発行からX秒以内か否かを判定する(ステップ101)。
ステップ101で肯定結果が得られた場合、CPU111は、配送を開始するためステップ6に進む。
ここでのX秒の値は、予め与えられる閾値である。X秒の値は、例えば管理者が設定してもよい。また、X秒の値は、例えば管理者が設定後に変更してもよい。X秒の値は、例えば印刷物の受け取りが可能な状態に変化がないとみなす時間である。この時間内であれば、ユーザは、ユーザが予め指定した配送場所で印刷物を受け取る可能性が高いため、配送の開始が許可される。
X秒を超過した後は、ユーザが予め指定した配送場所にいない可能性が高くなるため、ユーザの現在の位置を取得する。ユーザの現在の位置は、ユーザ位置取得部133(図3参照)によって取得された位置情報が用いられる。
次に、CPU111は、ユーザの現在の位置が指定された配送場所から半径Yメートルの内側か否かを判定する(ステップ103)。
Yメートルは、配送場所とみなしてもよい範囲を与える閾値であり、予め与えられる。Yメートルの値は、例えば管理者が設定してもよい。また、Yメートルの値は、例えば管理者が設定後に変更してもよい。Yメートルの値は、ユーザの現在の位置の測定上の精度も考慮して与えられる。このYメートルの範囲は、図6に示す配送場所Aについての破線で示す楕円の範囲に対応する。図6の例は、印刷ジョブが発行された場所と配送場所とが一致する例である。
ステップ103で肯定結果が得られた場合も、CPU111は、配送を開始するためステップ6に進む。
図8は、図7のステップ103で否定結果が得られる状況を説明する図である。
図8には、図6との対応部分に対応する符号を付して示している。
図6の場合、ユーザAは配送場所Aに位置していたのに対し、図8の場合、ユーザAは配送場所Aから離れた会議用机4の付近に位置している。
例えば画面150は、メッセージの着信を示す音と共に、ポップアップ表示される。
図9の場合、画面150には、ユーザに配送の開始を希望するかを問い合わせる文151と、配送を希望する場合に操作されるボタン152と、配送を希望しない場合に操作されるボタン153とが含まれる。
なお、図9では、文151として、「現在Aさんは、指定された配送場所にいないようです。配送を開始しますか?」との内容を例示している。勿論、この内容は一例である。
ステップ104による通知を送信した後、CPU111は、Z秒以内に応答があったか否かを判定する(ステップ105)。
Z秒の値は、予め与えられる閾値である。Z秒の値は、例えば管理者が設定してもよい。また、Z秒の値は、例えば管理者が設定後に変更してもよい。Z秒の値は、ユーザが通知に気づき、その後、いずれかのボタンを操作するのに要する時間を考慮して定められる。ただし、Z秒が経過するまでは配送が開始できないので、遅延による影響も考慮する必要がある。
ステップ106で肯定結果が得られた場合、CPU111は、配送を開始するためステップ6に進む。
配送OKの応答をしたユーザは、予め指定した配送場所に移動すると想定されるためである。
図10は、配送OKの応答があった場合における印刷装置10の移動を説明する図である。
図10には、図8との対応部分に対応する符号を付して示している。
図10に示すように、ユーザAが配送OKの応答を行うことで、印刷装置10の配送場所Aへの移動が開始される。
ステップ106で否定結果が得られた場合、CPU111は、ステップ107に移行する。
ステップ106で否定結果が得られた場合とは、ユーザが配送の開始を望まない応答を行った場合である。ただし、印刷ジョブは取り消されずに残っている。そこで、CPU111は、対象とするユーザを、次の受付期間の配送待ち行列の先頭に登録し(ステップ107)、今回の配送フェーズを終了する。
ステップ105で否定結果が得られるのは、Z秒以内に応答がない場合である。応答がない場合には、ユーザが通知に気づかない場合も含まれる。
ここで、CPU111は、ユーザの現在の位置が不明か、又は、配送範囲の外かを判定する(ステップ108)。
本実施の形態の場合、ステップ102でユーザの現在の位置を取得しているが特定できない場合もあり、その場合には、ステップ103の判定が否定結果になる。
ステップ108で肯定結果が得られた場合、CPU111は、前述したステップ107に移行する。ユーザの現在の位置が不明な場合や特定できても配送の範囲の外にいる場合には印刷物を届けることができないためである。
本実施の形態では、ユーザへの通知を2回実行することを想定しているため、閾値としてゼロを用いている。
待機回数Kが1の場合、CPU111は、ステップ109で否定結果を得てステップ107に移行する。待機回数Kが1であることは、既に2回の通知が実行されたことを意味するためである。
ステップ109で肯定結果が得られた場合、CPU111は、W秒の待機を実行する(ステップ110)。
W秒の値は、予め与えられる閾値である。W秒の値は、例えば管理者が設定してもよい。また、W秒の値は、例えば管理者が設定後に変更してもよい。W秒の値は、再度の通知までの空き時間を与える。例えば通知に気づいていても直ぐには応答できない場面も想定されるためである。ただし、W秒の値が長いと配送の開始が遅れることになる。
次に、CPU111は、待機回数Kの値に1を加算する(ステップ111)。この例では、待機回数Kが1に更新される。
この後、CPU111は、ステップ104に戻り、2回目の通知を実行する。
図11の例では、第2の受付期間(受付期間#2)にユーザAの印刷ジョブAの受付があり、第3の受付期間(受付期間#3)にユーザBの印刷ジョブBの受付がある場合である。
受け付けた印刷ジョブが1つの場合、各受付期間に受け付けた印刷ジョブを発行したユーザが配送待ち行列の先頭に登録される。
ユーザAが配送#3用の配送待ち行列の先頭に登録されることで、ユーザAへの配送の開始を最初に判定でき、配送の遅れが少なくなる。なお、ユーザBについては、ユーザAの都合で配送の開始が遅れることになるが、同じ期間に複数の印刷ジョブが受け付けされている場合と変わらず、大幅な遅延は回避される。また、ユーザAが継続的に受け取りができない状態の場合には、ユーザBへの配信が最初に開始されることになり、ユーザBへの影響も少なく済む。
続いて、ステップ9(図5参照)で実行される処理動作の詳細を、図12~図14を用いて説明する。
図12は、ある受付期間に発行された印刷ジョブの数が4つの場合を説明する図である。図12には、図1との対応部分に対応する符号を付して示している。
図12の場合、ユーザA、ユーザB、ユーザC、ユーザDの4人が印刷ジョブを発行している。
図12の場合、ユーザAの配送場所Aは会議用机4である。一方で、ユーザBの配送場所B、ユーザCの配送場所C、ユーザDの配送場所Dは、各ユーザの座席である机2に設定されている。
図13の場合も、記号のSは、処理動作を構成する個々のステップを表している。
図13には、図7との対応部分に対応する符号を付して示している。
図13に示す処理動作も、配送開始判定部132(図3参照)が実行する。
ステップ9が開始されると、CPU111は、現在の時刻が、配送待ち行列の先頭に位置するユーザの印刷ジョブの発行からX秒以内か否かを判定する(ステップ101)。
ステップ101で肯定結果が得られた場合、CPU111は、配送を開始するためステップ10に進む。
図13におけるステップ101のX秒の値は、図7におけるステップ101のX秒の値と異なってもよい。
次に、CPU111は、ユーザの現在の位置が指定された配送場所から半径Yメートルの内側か否かを判定する(ステップ103)。
ステップ103で肯定結果が得られた場合も、CPU111は、配送を開始するためステップ10に進む。
ステップ103で否定結果が得られた場合、CPU111は、配送を開始してもよいかを問い合わせる通知をユーザに送信する(ステップ104)。
ステップ104による通知を送信した後、CPU111は、Z秒以内に応答があったか否かを判定する(ステップ105)。
ステップ105で肯定結果が得られた場合、CPU111は、配送OKの応答があったか否かを判定する(ステップ106)。
ステップ106で肯定結果が得られた場合、CPU111は、配送を開始するためステップ10に進む。
以上の処理動作は、印刷ジョブの受け付け人数が1人の場合と同じである。
なお、ステップ105で否定結果が得られた場合、CPU111は、ユーザの現在の位置が不明か、又は、配送範囲の外かを判定する(ステップ108)。
図13の場合、ステップ108による判定の結果に対する動作が、印刷ジョブの受付人数が1人であった場合と異なる。
ステップ108で肯定結果が得られた場合、CPU111は、配送待ち行列の最後尾に順番を移動させる(ステップ121)。現在の位置が不明なユーザや配送範囲の外にいるユーザについては、印刷物の配送を急ぐ必要がないからである。ステップ121の実行後、CPU111は、ステップ12に移行する。すなわち、判断の対象を次の順番のユーザに変更する。
一方、ステップ108で否定結果が得られた場合、CPU111は、配送待ち行列内の順番を1つ後に変更する(ステップ122)。ステップ122の実行後、CPU111は、ステップ12に移行する。すなわち、判断の対象を次の順番のユーザに変更する。
図14(A)の場合、第2の受付期間(受付期間#2)に、ユーザA、ユーザD、ユーザC、ユーザBの順番に印刷ジョブが発行されている。
ただし、図14(B)に示すように、配送待ち行列内の順番は、ユーザA、ユーザB、ユーザC、ユーザDの順番であり、受け付けられた順番とは異なっている。
その理由は、図12の例では、各ユーザが指定した配送場所A、配送場所B、配送場所C、配送場所Dの順番に通る経路長が他の順番よりも、移動の距離が少なくなるからである。
また、図14(D)に示すように、ユーザAへの配送が完了しない場合で、ステップ108で否定結果が得られる場合、配送待ち行列内の順番は、ユーザBとユーザAが入れ替わる。この場合、ユーザBについての配送の開始の判定後にユーザAへの配送の開始が再度判定される。この手法により、ユーザBへの配送の開始の遅れが短くなる。一方で、一時的に後回しになったとしても、ユーザAへの配送の開始の遅れが少なくなる。
なお、配送を希望しない応答があった場合(図13のステップ106で否定結果の場合)に、ステップ122に移行してもよい。
なお、配送を希望しない応答があった場合には、次の配送期間に対応する配送待ち行列の先頭に登録してもよいし、未実行の印刷ジョブとして別に管理してもよい。
次に、実施の形態2について説明する。
実施の形態2の場合も、自走式の印刷装置10(図1参照)を使用する。
なお、印刷装置10のハードウェア構成及び機能構成は、実施の形態1の場合と同様である。すなわち、本実施の形態における印刷装置10も、図2及び図3に示す構成を有している。
本実施の形態の場合、印刷装置10で実行される処理動作の一部が、実施の形態1と異なっている。
図15は、実施の形態2の印刷装置10で実行される処理動作の例を説明するフローチャートである。
図15には、図5との対応部分に対応する符号を付して示している。図15における記号のSは、処理動作を構成する個々のステップを表している。
このため、図15の場合には、ステップ10の実行後に、未実行の印刷ジョブの数が1より大きいか否かを判定する(ステップ21)。
未実行の印刷ジョブの数が1になると、CPU111は、ステップ21で否定結果を得てステップ5に移行し、代わって、図7に示す配送の開始を判定する。
また、ステップ106(図7参照)で否定結果が得られた場合、ステップ108(図7参照)で肯定結果が得られた場合、ステップ109(図7参照)で否定結果が得られた場合、CPU111は、次の受付期間の配送待ち行列の先頭に該当する印刷ジョブのユーザを登録することになる。
なお、本実施の形態の場合、図7に示す判定処理に移行するのは最後の1つだけであるが、ステップ9に示す配送の開始の判定を予め定めた回数実行しても配送が開始されなかった場合には、ステップ5に示す判定の処理に移行するようにしてもよい。
次に、実施の形態3について説明する。
実施の形態3の場合も、自走式の印刷装置10(図1参照)を使用する。
なお、印刷装置10のハードウェア構成及び機能構成は、実施の形態1の場合と同様である。すなわち、本実施の形態における印刷装置10も、図2及び図3に示す構成を有している。
本実施の形態の場合、印刷装置10で実行される処理動作の一部が、実施の形態1と異なっている。
図16は、実施の形態3の印刷装置10で実行される処理動作の例を説明するフローチャートである。
図16には、図5との対応部分に対応する符号を付して示している。図16における記号のSは、処理動作を構成する個々のステップを表している。
図16の場合も、ステップ1において現在の受付期間の経過が確認されると、CPU111は、受け付けた印刷ジョブの数が2以上か否かを判定する(ステップ2)。
ステップ2で否定結果が得られた場合の処理(ステップ3~ステップ7)は図5と同じであるので説明を省略する。
次に、CPU111は、取得された現在の位置が配送場所からYメートル以内にいるユーザを配送待ち行列の上位に配置し、移動の経路を探索する(ステップ32)。本実施の形態の場合、探索される移動の経路は、実施の形態1の場合よりも長くなる可能性がある。移動の距離を優先した探索とは異なり、配送場所にいるユーザに先に配送するという考えに基づくからである。
このステップ32の後、CPU111は、実施の形態と同じく、未実行の印刷ジョブがなくなるまで、ステップ9~ステップ12の処理を繰り返し実行する。
なお、配送が開始する直前における位置情報ではないので、実際に配送が開始するまでの時間が長くなると、ステップ32で上位に配置したユーザであっても、印刷物を受け取れない可能性はある。このためにも、配送場所にいるユーザへの配送の開始を先に判定する。
図17の場合も、ユーザA、ユーザB、ユーザC、ユーザDの4人が印刷ジョブを発行している。ただし、配送場所にいるのは、ユーザAとユーザDの2名であり、ユーザBとユーザCはそれぞれの配送場所にはいない。
図18は、ある受付期間に4つの印刷ジョブが受け付けられた場合における配送待ち行列の他の例を説明する図である。(A)は、印刷ジョブの受付順序の例を示し、(B)は、配送待ち行列の登録例を示す。
図18には、図14との対応部分に対応する符号を付して示している。
なお、図14のように配送に伴う移動の距離を考慮して配送待ち行列の並びを決定すると、ユーザA、ユーザB、ユーザC、ユーザDの順番になる。
ただし、図18の場合には、配送場所にいるユーザを優先するので、配送待ち行列には、ユーザA、ユーザD、ユーザC、ユーザBの順番になる。
次に、実施の形態4について説明する。
実施の形態4の場合も、自走式の印刷装置10(図1参照)を使用する。
なお、印刷装置10のハードウェア構成及び機能構成は、実施の形態1の場合と同様である。すなわち、本実施の形態における印刷装置10も、図2及び図3に示す構成を有している。
本実施の形態の場合、印刷装置10で実行される処理動作の一部が、実施の形態1と異なっている。
前述したいずれの実施の形態の場合にも、配送場所を通る経路の探索、換言すると配送待ち行列の登録は一度である。しかし、それでは受け取りが可能なユーザへの配送の開始が遅れ、結果として全員に配送が完了するまでの時間が長くなる可能性がある。
図19は、実施の形態4の印刷装置10で実行される処理動作の例を説明するフローチャートである。
図19には、図5との対応部分に対応する符号を付して示している。図19における記号のSは、処理動作を構成する個々のステップを表している。
図19の場合も、ステップ1において現在の受付期間の経過が確認されると、CPU111は、受け付けた印刷ジョブの数が2以上否かを判定する(ステップ2)。
ステップ2で否定結果が得られた場合の処理(ステップ3~ステップ7)は図5と同じであるので説明を省略する。
すなわち、CPU111は、移動する経路長が短くなるように、複数の印刷ジョブに対応する配送場所を通る経路を探索し(ステップ8)、配送を開始可能か判定し(ステップ9)、配送が可能であれば印刷物を配送する(ステップ10)。続いて、CPU111は、未実行の印刷ジョブがあるか判定する(ステップ11)。
本実施の形態では、ステップ11で肯定結果が得られた場合、すなわち未実行の印刷ジョブが残っている場合、CPU111は、未配送のユーザ全員の現在の位置を取得する(ステップ41)。
次に、取得された現在の位置が配送場所からYメートル以内にいるユーザを配送待ち行列の上位に配置し、移動の経路を探索する(ステップ42)。
その後、ステップ9に戻り、配送待ち行列の先頭のユーザについて配送の開始が可能か否かを判定する。
図20では、縦軸が時間の経過を示している。また、図20では、指定された配送場所にいるユーザを示す欄と指定された配送場所にいないユーザを示す欄を設け、時間的なユーザの移動を視覚的に示している。
時点t1においては、4人のユーザ全員が指定された配送場所にいる。
この段階で、ステップ8(図19参照)で登録された配送待ち行列は、ユーザA、ユーザB、ユーザC、ユーザDの順番になっている。
このため、配送待ち行列の先頭に位置するユーザAについて、配送の開始が判定される。
ユーザAは、自身が指定した配送場所にいるので、印刷物の配送が完了する。
時点t2において、ユーザBとユーザCは指定された配送場所に留まっているが、ユーザDが指定された配送場所から離れてしまっている。
このため、配送待ち行列は、ユーザB、ユーザC、ユーザDの順番になっている。
ところが、時点t3になって、ユーザBもユーザCも指定された配送場所から離れてしまった。
このため、配送待ち行列の先頭に登録されたユーザBへの配送が未完了で終わっている。
時点t4では、ユーザCとユーザDの2名が指定された配送場所に戻っている。
このため、配送待ち行列は、ユーザC、ユーザD、ユーザBの順番になっている。
ここでは、配送待ち行列の先頭に位置するユーザCについて、配送の開始が判定される。
ユーザCは、自身が指定した配送場所にいるので、印刷物の配送が完了する。
図20の場合、配送待ち行列は、ユーザD、ユーザBの順番になっている。
ここでは、配送待ち行列の先頭に位置するユーザDについて、配送の開始が判定される。
ユーザDは、自身が指定した配送場所にいるので、印刷物の配送が完了する。
結果的に、時点t6において、未配送のユーザはユーザBだけであり、ユーザBは指定された配送場所に留まっている。
この場合、配送待ち行列は、ユーザBだけが登録されている。
従って、配送待ち行列の先頭に位置するユーザBについて、配送の開始が判定される。
図20では、ユーザBについて印刷物の配送が完了する。
このように、印刷ジョブを発行したユーザが自由に位置を変える場合でも、指定された配送場所にいるユーザを優先に配送待ち行列を決定するので、受け取りの準備が整っているユーザへの配送が優先され、結果的に全員への配送が完了するまでの時間が短縮される。
次に、実施の形態5について説明する。
実施の形態5の場合も、自走式の印刷装置10(図1参照)を使用する。
なお、印刷装置10のハードウェア構成及び機能構成は、実施の形態1の場合と同様である。すなわち、本実施の形態における印刷装置10も、図2及び図3に示す構成を有している。
本実施の形態の場合、印刷装置10で実行される処理動作の一部が、実施の形態1と異なっている。
図21は、実施の形態5の印刷装置10で実行される処理動作の例を説明するフローチャートである。
図21には、図5との対応部分に対応する符号を付して示す。なお、図21に示す記号のSは、処理動作を構成する個々のステップを表している。
図21が図5と相違する点は、最後の1人になった場合(ステップ11で否定結果が得られた場合)にステップ7に移動し、待機回数Kを初期化する点である。本実施の形態では、受付期間に複数の印刷ジョブを受け付けた場合にも複数回の通知を採用するためである。
図22には、図7との対応部分に対応する符号を付して示す。なお、図22に示す記号のSは、処理動作を構成する個々のステップを表している。
図22が図7と相違する点は、ステップ111の実行後にステップ102に戻る点である。図7の場合には、ステップ104に戻っていた。
本実施の形態では、最初の通知からW秒後のユーザの位置を取り直すので、ステップ103、ステップ108の判定に最新の位置情報を用いることができる。本実施の形態の場合、配送場所に戻ってきたユーザに対しては、再度の通知を実行することなく、配送が開始される。
図23には、図13との対応部分に対応する符号を付して示す。なお、図23に示す記号のSは、処理動作を構成する個々のステップを表している。
図23が図13と相違する点は、1度目の通知に対して応答がない場合には、W秒待機した後に、ユーザの位置情報を再取得する点である。
このため、ステップ105で否定結果が得られた場合に、CPU111は、待機回数Kがゼロか否かを判定し(ステップ131)、肯定結果が得られるとW秒待機する(ステップ132)。なお、W秒待機すると、CPU111は、待機回数Kに1を加算し(ステップ133)、ステップ102に戻っている。
なお、同じユーザについて2度目の通知を行っても応答が遅い場合(ステップ131で否定結果)、CPU111は、ステップ108に進む。すなわち、次の順番のユーザへの配送の開始の判断へと進み、他のユーザへの配送の遅れを少なくする。
本実施の形態では、最初の通知からW秒後のユーザの位置を取り直すので、ステップ103、ステップ108の判定に最新の位置情報を用いることができる。本実施の形態の場合、配送場所に戻ってきたユーザに対しては、再度の通知を実行することなく、配送が開始される。
次に、実施の形態6について説明する。
実施の形態6の場合も、自走式の印刷装置10(図1参照)を使用する。
なお、印刷装置10のハードウェア構成及び機能構成は、実施の形態1の場合と同様である。すなわち、本実施の形態における印刷装置10も、図2及び図3に示す構成を有している。
本実施の形態の場合、印刷装置10で実行される処理動作の一部が、実施の形態1と異なっている。
図24は、実施の形態6の印刷装置10で実行される処理動作の例を説明するフローチャートである。
図24には、図5との対応部分に対応する符号を付して示す。なお、図24に示す記号のSは、処理動作を構成する個々のステップを表している。
図24が図5と相違する点は、ステップ4とステップ5の間に対象者である1人に対して通知を送信するステップ51を設ける点と、ステップ8とステップ9の間に対象者全員に通知を送信するステップ52を設ける点である。
例えば画面160は、メッセージの着信を示す音と共に、ポップアップ表示される。
図25の場合、画面160には、配送を希望するか問い合わせる文161と、配送を希望する場合に操作されるボタン162と、配送を希望しない場合に操作されるボタン163とが含まれる。
なお、図25では、文161として、「配送の準備が整いました。これから順番に配送します。配送しますか?」との内容を例示している。勿論、この内容は一例である。
図26には、図7との対応部分に対応する符号を付して示す。なお、図26に示す記号のSは、処理動作を構成する個々のステップを表している。
図26が図7と相違する点は、ステップ103とステップ104の間に、通知に対する応答履歴があるか否かを判定するステップ141を設ける点である。
ステップ141で否定結果が得られた場合、CPU111は、ステップ104に進んで、再度の通知を実行する。
一方、ステップ141で肯定結果が得られた場合、CPU111は、ステップ104とステップ105をスキップしてステップ106に移行する。1度目の通知でユーザの希望が確認されており、再度の確認は不要であるからである。ステップ106では、過去の応答が配送OKであったか否かが判定される。
図27には、図13との対応部分に対応する符号を付して示す。なお、図27に示す記号のSは、処理動作を構成する個々のステップを表している。
図27が図13と相違する点は、ステップ103とステップ104の間に、通知に対する応答履歴があるか否かを判定するステップ151を設ける点である。
ステップ151で否定結果が得られた場合、CPU111は、ステップ104に進んで、再度の通知を実行する。
一方、ステップ151で肯定結果が得られた場合、CPU111は、ステップ104とステップ105をスキップしてステップ106に移行する。1度目の通知でユーザの希望が確認されているユーザについては、再度の確認は不要であるからである。例えば配送の直前に配送場所にいなくても、配送を希望したユーザであれば、配送場所に移動中と考えられる。
なお、ステップ151又はステップ106における判定が2度目のユーザについては、通知に対する応答が配送不要の場合にも、ステップ104に進むようにしてもよい。
次に、実施の形態6の変形例としての実施の形態7について説明する。
実施の形態7の場合も、自走式の印刷装置10(図1参照)を使用する。
なお、印刷装置10のハードウェア構成及び機能構成は、実施の形態1の場合と同様である。すなわち、本実施の形態における印刷装置10も、図2及び図3に示す構成を有している。
本実施の形態の場合、印刷装置10で実行される処理動作の一部が、実施の形態1と異なっている。
1度目の通知に対して応答があったユーザは、応答の内容が配送不可であっても、配送の準備が整っていることに気づいているため、応答しなかったユーザよりも配送を優先する。
図28は、実施の形態7の印刷装置10で実行される処理動作の例を説明するフローチャートである。
図28には、図27との対応部分に対応する符号を付して示している。図28における記号のSは、処理動作を構成する個々のステップを表している。
ちなみに、図27では、この判定をステップ103とステップ104の間に行っていた。
ステップ161で肯定結果が得られた場合、CPU111は、ステップ106に移行して、応答の内容が配送OKか否かを判定する。
一方、ステップ161で否定結果が得られた場合、CPU111は、応答者全員に対する配送が未完か否かを判定する(ステップ162)。
ステップ162は、応答者への配送を優先するために実行する。
ステップ162で否定結果が得られた場合、CPU111は、後続する処理をスキップしてステップ12に進む。ステップ162で否定結果が得られる場合は、通知に対して応答していないユーザの順番であるが、応答者の処理が終わっていないときである。前述したように、応答者を優先するため、応答者に対する配送が終わっていない間は、配送の開始を判定しない。
なお、ステップ162で肯定結果が得られた場合、CPU111は、ステップ102に進む。
前述の実施の形態1~7においては、配送を開始するか否かの判定を自走式の印刷装置10で実行する場合について説明したが、本実施の形態では、この処理を印刷ジョブで実行する。
図29は、印刷サーバ200を配置する空間1の例を説明する図である。
図29には、図1との対応部分に対応する符号を付して示している。
印刷サーバ200は、空間1に存在する自走式の印刷装置10Aの移動を制御し、印刷ジョブを発行したユーザに印刷物を配送させる。ここでの印刷サーバ200は、情報処理装置の一例である。
印刷サーバ200は、自走式の印刷装置10Aの移動を制御する情報処理装置の一例である。
印刷サーバ200は、プログラムの実行を通じて装置全体を制御するCPU211と、BIOSやオペレーションシステム等のプログラムを記憶するROM212と、プログラムの実行領域として使用されるRAM213と、を有している。
CPU211、ROM212、RAM213は、コンピュータとして機能する。
前述した各部は、バス218や不図示の通信線を通じて互いに接続されており、これらの配線を介してデータの受け渡しを実行する。
図31に示す機能は、CPU211によるプログラムの実行を通じて実現される。
図31では、プログラムの実行を通じて実現される機能のうち、印刷ジョブを発行したユーザの元への印刷物の配送に関連する機能について表している。
機能上の印刷サーバ200は、印刷ジョブを受け付ける印刷ジョブ受付部221と、各ユーザに対する配送の開始を判定する配送開始判定部222と、印刷物を配送先となるユーザの現在の位置を取得するユーザ位置取得部223と、ユーザが指定した配送場所の情報を取得する配送場所取得部224と、配送先を通る経路を探索する経路探索部225として機能する。
配送開始判定部222で実行される処理の内容は、実施の形態1で説明した配送開始判定部132(図3参照)と同様である。
ユーザ位置取得部223で実行される処理の内容は、実施の形態1で説明したユーザ位置取得部133(図3参照)と同様である。
配送場所取得部224で実行される処理の内容は、実施の形態1で説明した配送場所取得部134(図3参照)と同様である。
経路探索部225で実行される処理の内容は、実施の形態1で説明した経路探索部135(図3参照)と同様である。
なお、印刷装置10Aに対する配送の指示は、配送開始判定部222が通信インターフェース217を通じて送信する。ここでの配送開始判定部222は、印刷装置10Aの配送場所への移動を制御する制御手段の一例である。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の技術的範囲は上述の実施の形態に記載の範囲に限定されない。上述の実施の形態に、種々の変更又は改良を加えたものも、本発明の技術的範囲に含まれることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
Claims (10)
- 画像を記録材に形成する画像形成手段と、
配送回と1対1に対応付けられた受付期間を単位として、画像の形成と指定する場所での受け取りを要求する複数のジョブを受け付ける受付手段と、
次の配送回に対応する受付期間に受け付けた全てのジョブを対象として、配送の順番を定める待ち行列と、当該待ち行列に応じた移動の経路を決定する決定手段と、
前記待ち行列の次の配送の対象であるユーザが指定された前記場所から予め定めた範囲内にいる場合には当該場所へ自装置を移動させ、当該ユーザが当該場所から予め定めた範囲にいない場合であって、当該ユーザに対する配送の実行の可否の問い合わせに対する応答が予め定めた期間内に得られなかった場合に、当該待ち行列の順位を下げる、制御手段と、
を有する画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記問い合わせに対して予め定めた期間内にユーザから配送の実行を指示された場合、指定の前記場所に自装置を移動させる、請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記問い合わせに対する応答が予め定めた期間に無い状態が複数回発生した場合、前記制御手段は、該当ユーザの配送の順番を下げる、請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記問い合わせに対する応答が予め定めた期間内にあっても、現在の配送が希望されていない場合、前記制御手段は、該当ユーザの配送の順番を下げる、請求項1に記載の画像形成装置。
- 配送の順番は、一のユーザに対する配送が完了するたびに、配送が未完のユーザを対象として再設定される、請求項1~4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 予め定めた前記受付期間内に前記受付手段が受け付けたジョブを対象とする移動の経路が決定された時点で、指定された前記場所から予め定めた範囲の内側にいないユーザを対象として、配送の実行の可否についての前記問い合わせを通知する、請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記問い合わせに対して配送の実行を可とする応答があったユーザに対しては、前記場所から予め定めた範囲の内側にいなくても、再度の問い合わせを行わずに配送を実行する、請求項6に記載の画像形成装置。
- 前記問い合わせに対して応答が無かったユーザについては、他のユーザに対する配送が完了するまで配送を実行しない、請求項1に記載の画像形成装置。
- 配送回と1対1に対応付けられた受付期間を単位として、画像の形成と指定する場所での受け取りを要求する複数のジョブを受け付ける受付手段と、
次の配送回に対応する受付期間に受け付けた全てのジョブを対象として、配送の順番を定める待ち行列と、当該待ち行列に応じた移動の経路を決定する決定手段と、
前記待ち行列の次の配送の対象であるユーザが指定された前記場所から予め定めた範囲内にいる場合には当該場所へ該当する画像形成装置を移動させ、当該ユーザが当該場所から予め定めた範囲にいない場合であって、当該ユーザに対する配送の実行の可否の問い合わせに対する応答が予め定めた期間内に得られなかった場合に、当該待ち行列の順位を下げる、制御手段と、
を有する情報処理装置。 - コンピュータに、
配送回と1対1に対応付けられた受付期間を単位として、画像の形成と指定する場所での受け取りを要求する複数のジョブを受け付ける機能と、
次の配送回に対応する受付期間に受け付けた全てのジョブを対象として、配送の順番を定める待ち行列と、当該待ち行列に応じた移動の経路を決定する機能と、
前記待ち行列の次の配送の対象であるユーザが指定された前記場所から予め定めた範囲内にいる場合には当該場所へ該当する画像形成装置を移動させ、当該ユーザが当該場所から予め定めた範囲にいない場合であって、当該ユーザに対する配送の実行の可否の問い合わせに対する応答が予め定めた期間内に得られなかった場合に、当該待ち行列の順位を下げる機能と、
を実現させるためのプログラム。
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