JP6317532B2 - 情報提供システム、情報提供方法、及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報提供システム、情報提供方法、及びプログラムに関する。
従来、無人航空機が任意の場所の状況を検出して情報提供を行う技術が知られている。例えば、特許文献1には、予め定められた飛行ルートで無人航空機を飛行させ、上空から家屋やビルなどの撮影場所を撮影する技術が記載されている。
特開2005−269413号公報
特許文献1の技術において、ユーザが自由に撮影場所を指定すると、無人航空機の電池や燃料が途中で足りなくなることがある。無人航空機は無人なので、もし仮にユーザが指定した場所に向かう経路上に電力や燃料の補給地点があったとしても、有人航空機のようにパイロットの判断で臨機応変に行き先を変更して補給地点に立ち寄ることは困難である。更に、無人航空機が補給地点に立ち寄れたとしても、補給地点に協力者がいなければ電力や燃料を補給することができない。このため、特許文献1の技術では、無人航空機の電池や燃料が途中で無くなってしまい、ユーザに対する情報提供を完了できない可能性がある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、無人航空機を利用して情報提供する場合の情報提供完了の確実性を高めることである。
上記課題を解決するために、本発明に係る情報提供システムは、複数の無人航空機の各々の待機場所に関する待機場所情報を取得する待機場所情報取得手段と、各無人航空機の電池又は燃料の残量に関する残量情報を取得する残量情報取得手段と、ユーザにより指定された指定場所に関する指定場所情報を取得する指定場所情報取得手段と、各無人航空機の前記待機場所情報及び前記残量情報と、前記指定場所情報と、に基づいて、前記待機場所から前記指定場所に飛行して前記指定場所の状況を検出して前記待機場所に戻るための電池又は燃料の残量を有する無人航空機を検索する検索手段と、前記検索手段により検索された無人航空機に、前記指定場所の状況を検出するように指示する指示手段と、前記指示手段の指示により検出された前記指定場所の状況に基づいて、前記ユーザに情報提供を行う情報提供手段と、を含むことを特徴とする。
本発明に係る情報提供方法は、複数の無人航空機の各々の待機場所に関する待機場所情報を取得する待機場所情報取得ステップと、各無人航空機の電池又は燃料の残量に関する残量情報を取得する残量情報取得ステップと、ユーザにより指定された指定場所に関する指定場所情報を取得する指定場所情報取得ステップと、各無人航空機の前記待機場所情報及び前記残量情報と、前記指定場所情報と、に基づいて、前記待機場所から前記指定場所に飛行して前記指定場所の状況を検出して前記待機場所に戻るための電池又は燃料の残量を有する無人航空機を検索する検索ステップと、前記検索ステップより検索された無人航空機に、前記指定場所の状況を検出するように指示する指示ステップと、前記指示ステップの指示により検出された前記指定場所の状況に基づいて、前記ユーザに情報提供を行う情報提供ステップと、を含むことを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、複数の無人航空機の各々の待機場所に関する待機場所情報を取得する待機場所情報取得手段、各無人航空機の電池又は燃料の残量に関する残量情報を取得する残量情報取得手段、ユーザにより指定された指定場所に関する指定場所情報を取得する指定場所情報取得手段、各無人航空機の前記待機場所情報及び前記残量情報と、前記指定場所情報と、に基づいて、前記待機場所から前記指定場所に飛行して前記指定場所の状況を検出して前記待機場所に戻るための電池又は燃料の残量を有する無人航空機を検索する検索手段、前記検索手段により検索された無人航空機に、前記指定場所の状況を検出するように指示する指示手段、前記指示手段の指示により検出された前記指定場所の状況に基づいて、前記ユーザに情報提供を行う情報提供手段、としてコンピュータを機能させる。
また、本発明に係る情報記憶媒体は、上記のプログラムが記憶されたコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体である。
また、本発明の一態様では、前記情報提供システムは、飛行中の無人航空機の現在位置に関する現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段を更に含み、前記検索手段は、他の指定場所の状況を検出して前記待機場所に戻る途中の前記無人航空機がいる場合、当該無人航空機の前記現在位置情報に基づいて、前記現在位置から前記指定場所に飛行して前記指定場所の状況を検出して前記待機場所に戻るための電池又は燃料の残量を有する無人航空機を更に検索する、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様では、前記他の指定場所は、他のユーザにより指定された場所であり、前記情報提供システムは、前記指示手段により前記待機場所に戻る途中の無人航空機に指示が行われた場合、前記待機場所から、前記指定場所に向けた飛行を開始する開始場所までの飛行距離又は飛行時間に基づいて、前記他のユーザに課金する他ユーザ課金手段と、前記開始場所から前記待機位置に戻るまでの飛行距離又は飛行時間に基づいて、前記ユーザに課金するユーザ課金手段と、を更に含むことを特徴とする。
また、本発明の一態様では、前記情報提供システムは、各無人航空機の性能に関する性能情報を取得する性能情報取得手段と、前記ユーザにより指定された性能に関する指定性能情報を取得する指定性能情報取得手段と、を更に含み、前記検索手段は、各無人航空機の前記性能情報と、前記指定性能情報と、に基づいて、前記ユーザにより指定された性能を有する無人航空機を検索する、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様では、前記情報提供システムは、前記指定場所の状況を検出する際の電池又は燃料の消費量に関する検出消費量情報を取得する検出消費量情報取得手段を更に含み、前記検索手段は、前記検出消費量情報に基づいて無人航空機を検索する、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様では、前記情報提供システムは、前記指定場所の状況を検出する際の電池又は燃料の消費量に関する検出消費量情報を取得する検出消費量情報取得手段と、前記指示手段の指示による検出が完了する前に、前記ユーザによる追加の検出指示を受け付ける追加検出指示受付手段と、前記残量情報と前記検出消費量情報とに基づいて、前記ユーザによる追加の検出指示に応じて追加の検出を無人航空機に実行させるかを決定する実行決定手段と、を更に含むことを特徴とする。
また、本発明の一態様では、前記指示手段による指示を受けた無人航空機は、前記残量情報に応じた検出方法で前記指定場所の状況を検出し、前記情報提供手段は、前記残量情報に応じた検出方法で検出された前記指定場所の状況に基づいて情報提供を行う、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様では、前記情報提供システムは、前記指定場所における滞在時間に関する滞在時間情報を取得する滞在時間情報取得手段を更に含み、前記検索手段は、前記滞在時間情報に基づいて、前記待機場所から前記指定場所に飛行し、前記滞在時間だけ前記指定場所に滞在して状況を検出して前記待機場所に戻るための電池又は燃料の残量を有する無人航空機を検索する、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様では、前記情報提供システムは、前記検索手段により検索された無人航空機のリストを前記ユーザに提示する提示手段と、前記提示手段により提示されたリストの中から前記ユーザによる選択を受け付ける選択受付手段と、を更に含み、前記指示手段は、前記ユーザにより選択された無人航空機に指示を行う、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様では、各無人航空機は、当該無人航空機の所有者が前記ユーザに貸すものであり、前記待機場所情報取得手段は、各無人航空機の所有者により指定された前記待機場所を示す前記待機場所情報を取得する、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様では、前記情報提供システムは、各無人航空機の所有者が貸し出しを許可する時間に関する時間情報を取得する時間情報取得手段を更に含み、前記検索手段は、各無人航空機の前記時間情報が示す時間内に、前記待機場所から前記指定場所に飛行して前記指定場所の状況を検出して前記待機場所に戻ることが可能な無人航空機を検索する、ことを特徴とする。
本発明によれば、無人航空機を利用して情報提供する場合の情報提供完了の確実性を高めることが可能になる。
情報提供システムのハードウェア構成を示す図である。 情報提供システムの処理の概要を示す図である。 依頼人が撮影を申し込むための申込画面の一例を示す図である。 依頼人が撮影を申し込むための申込画面の一例を示す図である。 情報提供システムで実現される機能の一例を示す機能ブロック図である。 無人航空機データベースのデータ格納例を示す図である。 撮影依頼データベースのデータ格納例を示す図である。 情報提供システムにおいて実行される処理の一例を示すフロー図である。 情報提供システムにおいて実行される処理の一例を示すフロー図である。 変形例の機能ブロック図である。 帰還中の無人航空機が次の指定場所に向かう様子を説明する図である。 変形例(3)の無人航空機データベースのデータ格納例を示す図である。 変形例(3)の申込画面の一例を示す図である。 ユーザが追加の検出指示を行う様子を示す図である。
[1.情報提供システムのハードウェア構成]
以下、本発明に関わる情報提供システムの実施形態の例を説明する。本実施形態では、所有者が所有する無人航空機をユーザがレンタルして所望の場所を無人航空機に撮影させる場面を例に挙げて情報提供システムの処理を説明する。
図1は、情報提供システムのハードウェア構成を示す図である。図1に示すように、情報提供システム1は、サーバ10、無人航空機20、所有者端末30、及びユーザ端末40を含む。サーバ10、無人航空機20、所有者端末30、及びユーザ端末40は、それぞれネットワークを介してデータ送受信可能に接続される。なお、ここでは、これらを1台ずつとして説明しているが、複数台ずつあってもよい。
サーバ10は、サーバコンピュータである。サーバ10は、制御部11、記憶部12、及び通信部13を含む。制御部11は、例えば、一又は複数のマイクロプロセッサを含む。制御部11は、記憶部12に記憶されたプログラムやデータに従って処理を実行する。記憶部12は、主記憶部及び補助記憶部を含む。例えば、主記憶部はRAMなどの揮発性メモリであり、補助記憶部は、ハードディスクやフラッシュメモリなどの不揮発性メモリである。通信部13は、有線通信又は無線通信用のネットワークカードを含む。通信部13は、ネットワークを介してデータ通信を行う。
無人航空機20は、人が搭乗しない航空機であり、例えば、バッテリーで駆動する無人航空機(いわゆるドローン)やエンジンで駆動する無人航空機である。無人航空機20は、制御部21、記憶部22、通信部23、センサ部24、及び残量検出部25を含む。なお、無人航空機20は、プロペラ・モーター・バッテリーなどの一般的なハードウェアも含むが、ここでは省略している。また、制御部21、記憶部22、及び通信部23のハードウェア構成は、それぞれ制御部11、記憶部12、及び通信部13と同様であるので説明を省略する。
センサ部24は、GPSセンサ、イメージセンサ(カメラ)、音声センサ(マイク)、風向風速センサ、加速度センサ、ジャイロセンサ、及び赤外線センサの少なくとも1つを含む。なお、無人航空機20には、任意のセンサが搭載されてよく、センサ部24は、地磁気センサ、高度センサ、変位センサ、又は温度センサ等を含んでもよい。
残量検出部25は、電池残量計又は燃料計であり、無人航空機20の電池又は燃料の残量情報を検出する。残量情報は、電池や燃料の残量の多さを示し、数値で表される。なお、残量情報の取得方法自体は、公知の種々の手法を適用可能である。例えば、クーロン・カウンタ方式、セル・モデリング方式、又はインピーダンス・トラック方式を利用して電池残量が検出されるようにすればよい。また例えば、機械式や電気式の燃料計を利用して燃料残量が検出されるようにすればよい。
所有者端末30は、無人航空機20の所有者が操作するコンピュータであり、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯情報端末(タブレット型コンピュータを含む)、又は携帯電話機(スマートフォンを含む)等である。所有者端末30は、制御部31、記憶部32、通信部33、操作部34、及び表示部35を含む。制御部31、記憶部32、及び通信部33のハードウェア構成は、それぞれ制御部11、記憶部12、及び通信部13と同様であるので説明を省略する。
操作部34は、所有者が操作を行うための入力デバイスであり、例えば、タッチパネルやマウス等のポインティングデバイスやキーボード等である。操作部34は、操作内容を制御部31に伝達する。表示部35は、例えば、液晶表示部又は有機EL表示部等である。表示部35は、制御部31の指示に従って画面を表示する。
ユーザ端末40は、ユーザが操作するコンピュータであり、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯情報端末(タブレット型コンピュータを含む)、又は携帯電話機(スマートフォンを含む)等である。ユーザ端末40は、制御部41、記憶部42、通信部43、操作部44、及び表示部45を含む。制御部41、記憶部42、通信部43、操作部44、及び表示部45のハードウェア構成は、それぞれ制御部11、記憶部12、通信部13、操作部34、及び表示部35と同様であるので説明を省略する。
なお、記憶部12,22,32,42に記憶されるものとして説明するプログラム及びデータは、ネットワークを介してこれらに供給されるようにしてもよい。また、サーバ10、無人航空機20、所有者端末30、及びユーザ端末40のハードウェア構成は、上記の例に限られず、種々のコンピュータのハードウェアを適用可能である。例えば、サーバ10、無人航空機20、所有者端末30、及びユーザ端末40の各々は、コンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体を読み取る読取部(例えば、光ディスクドライブやメモリカードスロット)を含んでもよい。この場合、情報記憶媒体に記憶されたプログラムやデータが読取部を介して、各コンピュータに供給されるようにしてもよい。
[2.情報提供システムの処理の概要]
図2は、情報提供システムの処理の概要を示す図であり、図3及び図4は、依頼人が撮影を申し込むための申込画面の一例を示す図である。申込画面50は、ユーザ端末40の表示部45に表示される。図2の例では、3台の無人航空機20A〜20Cがレンタルの対象としてサーバ10に登録されているものとする。無人航空機20A〜20Cは、それぞれの所有者の自宅などの待機場所で待機しており、自身の電池又は燃料の残量情報を定期的にサーバ10に送信する。このため、サーバ10は、無人航空機20A〜20Cの各々の現在の残量情報を特定できるようになっている。
図3に示すように、ユーザは、申込画面50から写真の撮影場所である指定場所を入力フォーム51から指定する。ユーザが検索ボタン52を選択すると、撮影を完了するのに必要な電池又は燃料の残量を有する無人航空機20が検索され、図4に示すように、リスト53に表示される。ここでは、無人航空機20Aは十分な残量がないためリスト53には表示されず、無人航空機20B及び20Cは十分な残量があるためリスト53に表示される。なお、無人航空機20B及び20Cは、待機場所が異なるので、指定場所に到達できる時間も異なる。このため、撮影を完了してデータをユーザに納品可能な時刻は、無人航空機20B及び20Cで異なる。また、撮影に必要な飛行距離や飛行時間に応じて利用料金が決まるようにしてもよい。
例えば、ユーザが、リスト53から無人航空機20Cを選択して申込ボタン54を選択すると、無人航空機20Cに指定場所の撮影を依頼することができる。図2に示すように、無人航空機20Cは、待機場所から指定場所に飛行して、指定場所の様子を撮影する。そして、無人航空機20Cは、画像データをサーバ10に送信して待機場所に戻る。サーバ10は、画像データを受信すると、ユーザ端末40に送信することによって、指定場所を撮影した画像をユーザに提供することができる。このように、情報提供システム1では、電池又は燃料の残量が十分にある無人航空機20に撮影を依頼することで、情報提供完了の確実性を高めるようになっている。以降、当該技術の詳細について説明する。
[3.情報提供システムにおいて実現される機能]
図5は、情報提供システム1で実現される機能の一例を示す機能ブロック図である。図5に示すように、本実施形態では、データ記憶部60、待機場所情報取得部61、残量情報取得部62、指定場所情報取得部63、検索部64、提示部65、選択受付部66、指示部67、及び情報提供部68が、サーバ10で実現される場合を説明する。
[3−1.データ記憶部]
データ記憶部60は、記憶部12を主として実現される。データ記憶部60は、ユーザに対する情報提供を行うためのデータを記憶する。ここでは、データ記憶部60が記憶するデータとして、無人航空機データベース、撮影依頼データベース、及び消費量データベースを説明する。
図6は、無人航空機データベースのデータ格納例を示す図である。無人航空機データベースには、レンタル対象として登録された無人航空機20に関するデータが格納される。図6に示すように、例えば、無人航空機データベースには、無人航空機20を一意に識別する無人航空機ID、所有者を一意に識別する所有者ID、無人航空機20の待機場所情報、電池又は燃料の残量情報、及び無人航空機20の現在の状態が格納される。
待機場所情報は、無人航空機20が指示部67からの指示を待機している場所を識別する情報である。本実施形態では、待機場所情報が、所有者が入力した住所情報である場合を説明するが、待機場所情報は、地球上の位置を特定可能な情報であればよく、緯度経度情報であってもよい。待機場所情報として緯度経度情報を用いる場合には、所有者が緯度経度情報を入力してもよいし、無人航空機20から受信した緯度経度情報が格納されてもよい。無人航空機20から受信した緯度経度情報を用いる場合には、待機場所情報は、無人航空機20の現在の位置を示すように、定期的に更新されるようにしてよい。なお、緯度経度情報は、地球上の南北方向の位置及び東西方向の位置を特定する情報であり、例えば、度・分・秒の各数値により示される。
残量情報は、無人航空機20から受信した残量情報である。現在の状態は、レンタルの可否を特定するために用いられ、例えば、待機中・撮影中・帰還中の何れかをとる。本実施形態では、待機中がレンタル可能状態であり、撮影中・帰還中はレンタル不可能状態である場合を説明する。
図7は、撮影依頼データベースのデータ格納例を示す図である。図7に示すように、撮影依頼データベースには、ユーザが行った撮影依頼に関するデータが格納される。図7に示すように、例えば、撮影依頼データベースには、ユーザによる撮影依頼を一意に識別する撮影依頼ID、ユーザを一意に識別するユーザID、ユーザが指定した指定場所、無人航空機ID、及び、提供対象の情報である画像データが格納される。無人航空機IDは、撮影を担当する無人航空機20の無人航空機IDである。画像データは、ユーザに提供される情報であり、無人航空機20が指定場所で撮影したものである。
なお、データ記憶部60に記憶されるデータは上記の例に限られない。例えば、無人航空機データベースには、無人航空機20に指示を送信するための宛先情報(例えば、メールアドレスやIPアドレスなど)や無人航空機20の機種情報が格納されていてもよい。また例えば、データ記憶部60は、住所情報と緯度経度情報との関連付けを示すデータを記憶してもよい。他にも例えば、データ記憶部60は、所有者やユーザに関する基本情報を格納するデータベースを記憶してもよい。
[3−2.待機場所情報取得部]
待機場所情報取得部61は、制御部11を主として実現される。待機場所情報取得部61は、複数の無人航空機20の各々の待機場所に関する待機場所情報を取得する。待機場所情報取得部61は、無人航空機データベースに格納された待機場所情報を取得することになる。本実施形態では、各無人航空機20は、当該無人航空機20の所有者がユーザに貸すものなので、待機場所情報取得部61は、各無人航空機20の所有者により指定された待機場所を示す待機場所情報を取得する。このため、無人航空機データベースに格納された待機場所情報は、所有者が所有者端末30の操作部34から入力した場所を示すことになる。
[3−3.残量情報取得部]
残量情報取得部62は、制御部11を主として実現される。残量情報取得部62は、各無人航空機20の電池又は燃料の残量に関する残量情報を取得する。残量情報取得部62は、無人航空機データベースに格納された残量情報を取得することになる。先述したように、各無人航空機20は、定期的に自身の残量情報をサーバ10に送信しているので、無人航空機データベースの残量情報は定期的に更新されている。
[3−4.指定場所情報取得部]
指定場所情報取得部63は、制御部11を主として実現される。指定場所情報取得部63は、ユーザにより指定された指定場所に関する指定場所情報を取得する。指定場所情報取得部63は、撮影依頼データベースに格納された指定場所情報を取得してもよいし、ユーザ端末40から指定場所情報を受信してもよい。なお、指定場所は任意の場所が指定されてよいが、無人航空機20が行くことのできない場所は指定できないように制限されてもよい。無人航空機20が行くことのできない場所は、予めサービス提供者などにより定められているようにすればよい。
[3−5.検索部]
検索部64は、制御部11を主として実現される。検索部64は、各無人航空機20の待機場所情報及び残量情報と、指定場所情報と、に基づいて、待機場所から指定場所に飛行して指定場所の状況を検出して待機場所に戻るための電池又は燃料の残量を有する無人航空機20を検索する。指定場所の状況とは、ユーザに対する情報提供を行うために無人航空機20が指定場所で検出する情報であり、例えば、画像(静止画又は動画)、音声、又は気候(天候、温度、湿度、風向、風速)である。先述したように、本実施形態では、無人航空機20は指定場所の様子を撮影するので、画像に撮影される指定場所の様子が、指定場所の状況に相当する。
検索部64は、各無人航空機20が待機場所を出発してから戻るまでの電池又は燃料の消費量に関する消費量情報を取得し、残量情報が消費量情報以上の無人航空機20を検索することになる。例えば、検索部64は、各無人航空機20の待機場所情報と指定場所情報に基づいて、待機場所を出発してから戻るまでの飛行距離を計算し、当該飛行距離に基づいて消費量情報を取得する。飛行距離と消費量との関係を示すデータは、予めデータ記憶部60に記憶させておけばよい。このデータには、所定距離(例えば、1km)あたりの電池又は燃料の基本消費量が示されていてもよいし、飛行距離が長いほど消費量が多くなり、飛行距離が短いほど消費量が少なくなるように、数式形式又はテーブル形式で定義されていてもよい。例えば、検索部64は、待機場所から指定場所までの飛行距離L(図2)と、指定場所から待機場所までの飛行距離L2と、の合計距離と基本消費量とを乗算することにで、消費量情報を取得する。検索部64は、レンタル可能状態の無人航空機20のうち、当該取得した消費量情報以上の残量情報を有する無人航空機20を検索することになる。
なお、飛行距離と消費量との関係は、全無人航空機20で共通のものを使用してもよいし、無人航空機20の機種や重量などに応じて異なってもよい。また、飛行距離と消費量との関係は、各無人航空機20のメーカーが公表している値を用いてもよいし、所有者が入力した値を用いてもよい。
[3−6.提示部]
提示部65は、制御部11を主として実現される。提示部65は、検索部64により検索された無人航空機20のリスト53をユーザに提示する。本実施形態では、提示部65がサーバ10で実現される場合を説明するので、提示部65は、リスト53の表示データを生成してユーザ端末40に送信することによって、リスト53をユーザに提示する。提示部65は、無人航空機データベースを参照して、リスト53の表示内容を決定する。即ち、提示部65は、検索部64により検索された無人航空機20の基本情報を無人航空機データベースから取得して、検索された無人航空機20を識別する情報を含むリスト53を生成する。この情報は、無人航空機20を識別可能な情報であればよく、例えば、無人航空機20の無人航空機ID、無人航空機20の名称、又は所有者名などである。
[3−7.選択受付部]
選択受付部66は、制御部11を主として実現される。選択受付部66は、提示部65により提示されたリスト53の中からユーザによる選択を受け付ける。選択受付部66は、リスト53に表示された1以上の無人航空機20の中から何れかの選択を受け付けることになる。本実施形態では、選択受付部66がサーバ10で実現される場合を説明するので、選択受付部66は、ユーザ端末40の操作部44を用いてユーザが選択した無人航空機20を識別する情報を受信することによって、選択を受け付けることになる。
[3−8.指示部]
指示部67は、制御部11を主として実現される。指示部67は、検索部64により検索された無人航空機20に、指定場所の状況を検出するように指示する。検索部64により検索された無人航空機20が1台だけである場合には、指示部67は、ユーザが選択することなく、自動的に当該無人航空機20に指示をしてもよい。更に、検索部64により検索された無人航空機20が複数台ある場合には、指示部67は、所定の決定方法により1台を自動的に選択してもよいが、本実施形態ではユーザに選択させる場合を説明する。このため、指示部67は、ユーザにより選択された無人航空機20に、指定場所の状況を検出するように指示する。
指示部67は、無人航空機20に所定形式のデータを送信することによって指示を行う。この指示には、指定場所の住所情報又は緯度経度情報が含まれているものとする。指示に住所情報が含まれる場合には、無人航空機20が住所情報と緯度経度情報との関係を記憶しており、無人航空機20が住所情報を緯度経度情報に変換するものとする。なお、指示に緯度経度情報が含まれる場合には、緯度経度情報は2次元的な情報であるので、指示部67は、緯度経度情報に加えて高度情報を含む3次元的な情報を指示してもよい。更に、指示部67の指示は、他の情報を含んでいてもよく、例えば、ユーザを識別する情報を含んでもよい。
[3−9.情報提供部]
情報提供部68は、制御部11を主として実現される。情報提供部68は、指示部67の指示により検出された指定場所の状況に基づいて、ユーザに情報提供を行う。情報提供部68は、無人航空機20が指定場所で検出した状況をそのままユーザに提供してもよいし、無人航空機20が指定場所で検出した状況に基づいて生成した情報をユーザに提供してもよい。本実施形態では、無人航空機20が指定場所を撮影する場合を説明しているので、情報提供部68が、無人航空機20が撮影した画像をそのままユーザに提供する場合を説明する。即ち、情報提供部68は、提供対象の画像の画像データをユーザ端末40に送信することによって情報提供を行う。
[4.情報提供システムにおいて実行される処理]
図8及び図9は、情報提供システム1において実行される処理の一例を示すフロー図である。図8及び図9に示す処理は、制御部11,21,41が、それぞれ記憶部12,22,42に記憶されたプログラムに従って動作することによって実行される。下記に説明する処理は、図5に示す機能ブロックにより実行される処理の一例である。
図8に示すように、まず、ユーザ端末40において、制御部41は、申込画面50において入力された指定場所情報をサーバ10に送信する(S1)。なお、ここでは、記憶部42にユーザIDが記憶されており、S1においては、制御部41は、指定場所情報とともにユーザIDも送信する。
サーバ10においては、入力内容を受信すると、制御部11は、各無人航空機20の待機場所情報と指定場所情報とに基づいて、待機場所と指定場所を往復するための電池又は燃料の消費量に関する消費量情報を取得する(S2)。S2においては、制御部11は、無人航空機データベースを参照してレンタル可能状態(本実施形態では待機中)の無人航空機20を特定し、当該特定した無人航空機20の待機場所と指定場所とを往復する経路の飛行距離を計算する。制御部11は、待機場所と指定場所を結ぶ線分の距離を2倍して飛行距離としてもよいし、記憶部12に地図データを記憶させておき、地図データに基づいて待機場所と指定場所とを往復するルートを計算して、そのルートの長さを飛行距離としてもよい。そして、制御部11は、先述した飛行距離と消費量との関係に基づいて、レンタル可能状態の無人航空機20ごとに消費量情報を取得することになる。
制御部11は、無人航空機データベースに格納された各無人航空機20の残量情報に基づいて、S2で取得した消費量情報以上の残量情報を有する無人航空機20を検索する(S3)。制御部11は、S3で検索された無人航空機20があるかを判定する(S4)。無人航空機20が検索されなかった場合(S4;N)、本処理は終了する。この場合、制御部11は、利用可能な無人航空機20が存在しない旨を示すエラーメッセージをユーザ端末40に送信するようにしてもよい。
一方、無人航空機20が検索された場合(S4;Y)、制御部11は、制御部11は、無人航空機データベースに基づいて、S3で検索した無人航空機20を識別する情報を含むリスト53を生成してユーザ端末40に送信する(S5)。S5においては、制御部11は、リスト53の表示データを生成してユーザ端末40に送信する。ここでは、制御部11は、リスト53で選択可能な無人航空機20の無人航空機IDも送信するものとする。なお、無人航空機20が1台だけ検索された場合には、この無人航空機20が既に選択された状態のリスト53が送信されるようにしてもよいし、S5〜S8の処理を省略して後述するS9に移行して、この無人航空機20に撮影指示が自動的に送信されるようにしてもよい。
ユーザ端末40においては、リスト53の表示データを受信すると、制御部41は、リスト53を表示部45に表示させる(S6)。制御部41は、操作部44からの信号に基づいて、ユーザがリスト53から選択した無人航空機20を識別する情報をサーバ10に送信する(S7)。S7においては、制御部41は、ユーザがリスト53から無人航空機20を選択した状態で申込ボタン54を選択すると、当該選択された無人航空機20の無人航空機IDをサーバ10に送信する。
サーバ10においては、情報を受信すると、制御部11は、ユーザの撮影依頼を受け付けて撮影依頼データベースを更新する(S8)。S8においては、制御部11は、撮影依頼IDを新たに発行して、S2で受信したユーザID、指定場所情報、及びS8で受信した無人航空機IDとともに撮影依頼データベースに格納する。なお、S2で受信した指定場所情報は住所情報である場合、S9では、制御部11は、住所情報を緯度経度情報に変換した指定場所情報を撮影依頼データベースに格納してもよい。
図9に移り、制御部11は、無人航空機データベースに基づいて、ユーザが選択した無人航空機20に対して撮影指示を行う(S9)。S9においては、制御部11は、指定場所情報を含む指示を無人航空機20に送信することになる。また、制御部11は、無人航空機データベースの無人航空機20の状況を撮影中に変更する。
無人航空機20においては、指示を受信すると、制御部21は、指定場所情報に基づいて、指定場所への飛行を開始する(S10)。無人航空機20が指定された場所に飛行する方法自体は、公知の自動操縦方法で行われるようにすればよい。例えば、無人航空機20は、センサ部24のGPSセンサから得られた緯度経度情報を現在地とし、S9で受信した指定場所情報の緯度経度情報を目的地に設定して自動飛行をすればよい。そして、無人航空機20は、現在地から目的地に向けた方向が進行方向となるように、プロペラの制御を行えばよい。なお、進行方向は、センサ部24の地磁気センサから得られた方角を利用して決定されるようにすればよい。
制御部21は、指定場所に到着したかを判定する(S11)。S11においては、制御部21は、現在地の緯度経度情報と、目的地の緯度経度情報と、が一致したかを判定する。指定場所に到着したと判定された場合(S11;Y)、制御部21は、センサ部24を利用して指定場所の様子を撮影する(S12)。S12においては、制御部21は、センサ部24のカメラを利用して周囲の様子を撮影する。写真の撮影枚数及び撮影方向は任意であってよく、例えば、制御部21は、無人航空機20の撮影位置及び撮影方向が固定されるようにしてもよいし、360°全てが画像内におさまるように無人航空機20をその場で回転させながら撮影を行うようにしてもよい。なお、制御部21は、無人航空機20を移動させながら撮影を行うようにしてもよい。即ち、制御部21は、複数の撮影地点から指定場所の様子を撮影するようにしてもよい。更に、動画であれば、制御部21は、一定時間指定場所の様子を動画モードで撮影するようにしてもよい。
制御部21は、指定場所での撮影を終えると、待機場所への飛行を開始し(S13)、撮影が完了した旨を示す撮影完了通知とともに、指定場所を撮影した画像データをサーバ10に送信する(S14)。S13の処理は、S10と同様であってよく、制御部21は、目的地を自身の待機場所に設定して飛行を開始する。S14においては、制御部21は、撮影完了通知に自身の無人航空機IDを含めるようにしてよい。なお、待機場所の緯度経度情報や無人航空機IDは、予め記憶部22に記憶させておけばよい。
サーバ10においては、撮影完了通知及び画像データを受信すると、制御部21は、撮影依頼データベースの無人航空機20の状況を帰還中に変更して画像データを格納し(S15)、画像データをユーザ端末40に送信する(S16)。S15においては、制御部21は、受信した無人航空機IDから撮影依頼IDを特定し、当該特定した撮影依頼IDのレコードに画像データを格納する。なお、無人航空機20が待機場所に到着した場合、無人航空機20は、待機場所に帰還した旨を示す帰還完了通知をサーバ10に送信し、サーバ10は、無人航空機データベースの無人航空機20の状況を待機中に変更することになる。
ユーザ端末40においては、画像データを受信すると、制御部41は、受信した画像データを表示部45に表示させ(S17)、本処理は終了する。S17において、無人航空機20が撮影した画像が表示部45に表示されることにより、ユーザに対する情報提供が行われることになる。
以上説明した情報提供システム1によれば、撮影を完了するのに十分な残量情報を有する無人航空機20を検索して撮影の指示を行うので、途中で電池や燃料の残量がなくなってしまい、撮影場所まで行けなかったり、待機場所に戻れなかったりすることを防止できるので、無人航空機20を利用して情報提供する場合の情報提供完了の確実性を高めることができる。
また、リスト53の中からユーザが選択した無人航空機20に撮影させることで、ユーザが自分の好みに応じた無人航空機20に撮影させることができる。例えば、画像データの納品を完了する時刻や利用料金をリスト53に表示させるようにすれば、ユーザは、納品が早い無人航空機20を選択したり、利用料金が安価な無人航空機20を選択したりすることができる。また例えば、ユーザは、インターネット上の口コミから信頼性のある無人航空機20を判断し、その無人航空機20を選択することもできる。
また、各無人航空機20の待機場所は所有者により指定された場所なので、所有者が無人航空機20を貸す場合に待機場所を自分で登録することができる。
[5.変形例]
なお、本発明は、以上に説明した実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更可能である。
図10は、変形例の機能ブロック図である。図10に示すように、下記に説明する変形例では、実施形態の機能に加えて、現在位置情報取得部69、他ユーザ課金部70、ユーザ課金部71、性能情報取得部72、指定性能情報取得部73、検出消費量情報取得部74、追加検出指示受付部75、実行決定部76、滞在時間情報取得部77、及び時間情報取得部78が実現される。ここでは、これら各機能がサーバ10で実現される場合を説明する。
(1)例えば、実施形態では、待機場所で待機中の無人航空機20のみをレンタル可能状態としたが、帰還中の無人航空機20もレンタル可能状態にしてもよい。即ち、ある指定場所の撮影が完了して待機場所に戻る途中の無人航空機20がそのまま次の撮影に向かうようにしてもよい。
図11は、帰還中の無人航空機20が次の指定場所に向かう様子を説明する図である。図11に示すように、無人航空機20は、あるユーザAの依頼に基づいて、待機場所P1から指定場所P2に移動し、指定場所P2の撮影を終えて待機場所P1に戻る途中であるものとする。この状態で別のユーザBが指定場所P3の撮影を依頼した場合、無人航空機20の電池又は燃料の残量に余裕があったり、次の指定場所P3が近かったりすれば、そのまま次の指定場所P3に向かうことが可能である。このため、帰還中の無人航空機20も検索対象に含めてもよい。ただし、帰還中の無人航空機20は、待機場所にいるわけではないので、無人航空機20の現在位置P4を基準にして、電池又は燃料の消費量が計算される。
変形例(1)のサーバ10は、現在位置情報取得部69を含む。現在位置情報取得部69は、制御部11を主として実現される。現在位置情報取得部69は、飛行中の無人航空機20の現在位置に関する現在位置情報を取得する。現在位置情報取得部69は、無人航空機20の通信部23の通信結果やセンサ部24の検出結果に基づいて現在位置情報を取得する。現在位置情報は、無人航空機20がいる場所を特定可能な情報であればよく、例えば、通信部23が無線通信をする基地局情報(例えば、無線LANのアクセスポイント)であってもよいし、センサ部24のGPSセンサが検出した緯度経度情報であってもよい。現在位置情報の取得方法自体は、これに限られず、公知の種々の手法を適用可能である。
変形例(1)の検索部64は、他の指定場所P2の状況を検出して待機場所に戻る途中の無人航空機20(即ち、「帰還中」の状態の無人航空機20)がいる場合、当該無人航空機20の現在位置情報に基づいて、現在位置P4から指定場所P3に飛行して指定場所P3の状況を検出して待機場所P1に戻るための電池又は燃料の残量を有する無人航空機20を検索する。この場合、検索部64は、実施形態及び変形例(1)で説明した方法を、無人航空機20の出発地点を「待機場所」から「現在位置」に読み替えることで実現される検索方法で検索すればよい。即ち、検索部64は、現在位置P4から指定場所P3までの飛行距離Lと、指定場所P3から待機場所P1までの飛行距離Lと、に基づいて消費量情報を取得すればよい。なお、無人航空機20は、飛行中であっても自身の残量情報を定期的にサーバ10に送信しているものとする。
変形例(1)によれば、帰還中の無人航空機20もレンタル可能状態とすることができる。その結果、帰還途中の経路上又はその付近に、次の指定場所があれば、帰還中の無人航空機20がそのまま次の指定場所を訪れて撮影することができるので、無人航空機20の無駄な移動を省くことができる。
(2)また例えば、実施形態で説明したように、ユーザの利用料金は無人航空機20の飛行距離や飛行時間に応じて決まるようにしてもよいが、無人航空機20が図11のような飛行経路をとる場合には、無人航空機20は、待機場所P1〜指定場所P2〜現在位置P4の経路はユーザAのために飛行し、現在位置P4〜指定場所P3〜待機場所P1の経路はユーザBのために飛行している。このため、ユーザAに対しては、飛行距離LとLの合計距離又はその飛行時間に応じた金額が課金され、ユーザBに対しては、飛行距離LとLの合計距離又はその飛行時間に応じた金額が課金されるようにしてもよい。
本変形例では、データ記憶部60は、飛行距離又は飛行時間と課金額との関係を示すデータを記憶する。この関係は、数式形式であってもよいし、テーブル形式であってもよく、飛行距離又は飛行時間が長くなるほど課金額が大きくなり、飛行距離又は飛行時間が短くなるほど課金額が小さくなるように定められている。また、この関係は、全ユーザで共通のものであってもよいし、ユーザに応じて異なるものであってもよい。更に、この関係は、所定距離(例えば、1km)又は所定時間(例えば、10分間)ごとの課金額を示していてもよい。
変形例(2)のサーバ10は、他ユーザ課金部70及びユーザ課金部71を含む。ここでは、図11の飛行経路を例に挙げて説明する。他ユーザ課金部70及びユーザ課金部71は、制御部11を主として実現される。他ユーザ課金部70は、指示部67により待機場所P1に戻る途中の無人航空機20に指示が行われた場合、待機場所P1から、指定場所P3に向けた飛行を開始する開始場所(即ち、現在位置P4)までの飛行距離又は飛行時間に基づいて、ユーザAに課金する。なお、ここでは、ユーザAが、本発明に係る「他のユーザ」に相当する。
他ユーザ課金部70は、待機場所P1から現在位置P4までの飛行距離LとLの合計距離を計算し、当該合計距離に基づいて、ユーザAへの課金額を決定する。この場合、無人航空機20が待機場所P1と指定場所P2を往復するよりも飛行距離が短くなるので、課金額は安くなる。なお、他ユーザ課金部70は、合計距離を所定の移動速度で割ることにより飛行時間を計算し、当該飛行時間に基づいてユーザAへの課金額を決定するようにしてもよい。この場合の移動速度は、無人航空機20に共通のものであってもよいし、無人航空機20の機種や性能などに応じて異なってもよい。この点は、後述するユーザ課金部71も同様である。
ユーザ課金部71は、開始場所(即ち、現在位置P4)から待機位置P1に戻るまでの飛行距離又は飛行時間に基づいて、ユーザBに課金する。ユーザ課金部71は、現在位置P4から待機場所P1までの飛行距離LとLの合計距離を計算し、当該合計距離に基づいて、ユーザBへの課金額を決定する。この場合、無人航空機20が待機場所P1と指定場所P3を往復するよりも飛行距離が短くなるので、課金額は安くなる。なお、他ユーザ課金部70と同様、ユーザ課金部71は、合計距離を所定の移動速度で割ることにより飛行時間を計算し、当該飛行時間に基づいて、ユーザBへの課金額を決定するようにしてもよい。
なお、ユーザA及びBに対する課金は、クレジットカード決済や電子マネー決済を利用して行われてもよいし、サーバ10が課金額及び振込方法をユーザA及びBに通知して振込により行われてもよい。課金方法自体は、公知の種々の方法を利用可能である。
変形例(2)によれば、ユーザAのために無人航空機20が移動した分に応じてユーザAに課金され、ユーザBのために無人航空機20が移動した分に応じてユーザBに課金されるので、課金の公平性を保つことができる。また、申込画面50で帰還中の無人航空機20を選択すれば利用料金が安くなる可能性があるので、ユーザがより安価にサービスを利用することができる。
(3)また例えば、無人航空機20によってセンサ部24の性能が異なるので、ユーザが所望する性能を有する無人航空機20が検索されるようにしてもよい。図12は、変形例(3)の無人航空機データベースのデータ格納例を示す図である。図12に示すように、無人航空機データベースは、実施形態で説明した情報に加えて、各無人航空機20の性能に関する性能情報を含む。
性能情報は、センサ部24の性能の高さを示す数値や記号などで表され、例えば、カメラであれば、画質、撮影距離、視野角、撮影可能枚数、又は撮影可能時間に関するものである。例えば、性能情報は、カメラの解像度(画素数)、ズーム、望遠レンズや広角レンズの有無及び種類などである。他にも例えば、風向風速センサであれば、性能情報は風の検出精度の高さを示してもよいし、マイクであれば、性能情報は音の検出精度の高さを示してもよい。なお、性能情報は、センサ部24の性能を特定可能な情報であればよく、カメラなどの型番が分かれば性能も特定可能なので、型番が性能情報に相当してもよい。
変形例(3)のサーバ10は、性能情報取得部72及び指定性能情報取得部73を含む。性能情報取得部72及び指定性能情報取得部73は、制御部11を主として実現される。性能情報取得部72は、各無人航空機20の性能に関する性能情報を取得する。ここでは、性能情報取得部72は、無人航空機データベースに格納された各無人航空機の性能情報を取得することになる。
指定性能情報取得部73は、ユーザにより指定された性能に関する指定性能情報を取得する。図13は、変形例(3)の申込画面50の一例を示す図である。図13に示すように、変形例(3)では、ユーザが撮影依頼をする無人航空機20の性能情報を入力するための入力フォーム55が申込画面50に表示される。例えば、ユーザは、入力フォーム55に性能情報の数値や記号を入力してもよいし、プルダウンメニューなどに性能情報のリストを表示させてその中から選択させるようにしてもよい。指定性能情報取得部73は、入力フォーム55に入力された性能情報を取得する。
検索部64は、各無人航空機20の性能情報と、指定性能情報と、に基づいて、ユーザにより指定された性能を有する無人航空機を検索する。検索部64は、レンタル可能状態の無人航空機20の中から、残量情報が消費量情報以上であり、かつ、性能情報が指定性能情報以上の無人航空機20を検索することになる。検索部64は、例えば、性能情報の数値が指定性能情報の数値以上であるかを判定したり、性能情報の記号が指定性能情報の記号以上の性能を示しているかを判定したりすることによって、性能情報が指定性能情報以上であるかを判定する。即ち、検索部64は、各無人航空機20の性能情報と、指定性能情報と、を比較することによって、ユーザが指定した性能を有する無人航空機20を検索することになる。
変形例(3)によれば、ユーザが無人航空機20のカメラなどの性能を指定することができるので、ユーザが所望する品質で検出した画像などの情報を提供することができる。
(4)また例えば、実施形態では、無人航空機20の往復の飛行距離に基づいて消費量が計算される場合を説明したが、無人航空機20が指定場所で撮影するために消費する電力又は燃料の消費量を更に考慮してもよい。
変形例(4)のサーバ10は、検出消費量情報取得部74を含む。検出消費量情報取得部74は、制御部11を主として実現される。検出消費量情報取得部74は、指定場所の状況を検出する際の電池又は燃料の消費量(以降、検出消費量という。)に関する検出消費量情報を取得する。ここでは、指定場所の撮影を例に挙げて説明しているので、検出消費量は、指定場所を撮影するための消費量である。
検出消費量は、固定値であってもよいし、可変値であってもよい。可変値である場合には、撮影条件に基づいて検出消費量が定まってもよい。この場合、撮影条件と検出消費量との関係は、予めデータ記憶部60に記憶されているものとする。この関係は、数式形式であってもよいしテーブル形式であってもよい。なお、撮影条件は、撮影時間や撮影量である。撮影時間が長くなったり撮影量が多くなったりするほど検出消費量が多くなり、撮影時間が短くなったり撮影量が少なくなったりするほど検出消費量が少なくなる。
検索部64は、検出消費量情報に基づいて無人航空機20を検索する。例えば、検索部64は、待機場所からの往復の飛行分の消費量情報と検出消費量情報との合計消費量以上の残量情報を有する無人航空機20を検索することになる。往復の飛行分の消費量情報の計算方法は、実施形態で説明した通りである。
変形例(4)によれば、無人航空機20が指定場所の滞在中に消費する検出消費量情報に基づいて無人航空機20が検索されるので、情報提供完了までの消費量をより正確に計算することができ、無人航空機20を利用した情報提供を完了する確実性を高めることができる。
(5)また例えば、無人航空機20が撮影した画像が想像と違っていたり、もう少し長く指定場所の様子を見たかったりする場合、ユーザは追加の撮影を指示したいと思うことがある。このため、無人航空機20に対してユーザが追加の撮影を指示できるようにしてもよい。この場合、無人航空機20が追加の撮影をすると待機場所に戻れなくなってしまう場合には、追加の撮影を受け付けないようにしてもよい。
変形例(5)のサーバ10は、検出消費量情報取得部74、追加検出指示受付部75、及び実行決定部76を含む。検出消費量情報取得部74は、変形例(4)と同様である。追加検出指示受付部75及び実行決定部76は、制御部11を主として実現される。追加検出指示受付部75は、指示部67の指示による検出(ここでは撮影)が完了する前に、ユーザによる追加の検出指示を受け付ける。
図14は、ユーザが追加の検出指示を行う様子を示す図である。ここでは、無人航空機20が指定場所の様子をリアルタイムでユーザに配信する場合を説明する。このため、図14に示すように、表示部45には、無人航空機20が撮影した画像81が情報提供画面80に表示される。例えば、無人航空機20が指定場所の様子を撮影する撮影時間が定められており、情報提供画面80には、残りの撮影時間が表示される。残りの撮影時間は、無人航空機20の制御部21が、リアルタイムクロックを利用してカウントすればよい。
情報提供画面80には、ユーザが追加の撮影を指示するための追加撮影ボタン82と、追加の撮影を指示せず撮影を終了するための終了ボタン83と、が表示される。ユーザは、追加撮影ボタン82を選択することによって、追加の検出指示をすることができる。なお、追加の検出指示により延長される撮影時間は固定値であってもよいし、ユーザが情報提供画面80から入力可能であってもよい。更に、この追加の撮影時間に応じて、ユーザに対する追加の課金額が決定されるようにしてもよい。この場合、サーバ10は、撮影時間と課金額の関係を示すデータをデータ記憶部50に記憶しておき、この関係と追加の撮影時間に基づいて追加の課金額を決定すればよい。
例えば、追加の検出指示をすることが可能なタイミングは任意であってよいが、無人航空機20が待機場所に戻ってしまうと、再び指定場所との往復をしなければならなくなるので、ここでは、無人航空機20が撮影を終えて待機場所に戻るまでとする。即ち、追加検出指示受付部75は、無人航空機20が撮影中又は帰還中の状態において、追加の検出指示を受け付けることになる。検出消費量情報取得部74は、無人航空機20が追加の検出指示に基づいて撮影をする場合の追加の検出消費量情報を取得することになる。検出消費量情報の取得方法自体は、変形例(4)で説明した方法と同様である。
実行決定部76は、残量情報と検出消費量情報とに基づいて、ユーザによる追加の撮影指示に応じて追加の撮影を無人航空機20に実行させるかを決定する。例えば、実行決定部76は、指定場所で撮影中の無人航空機20の残量情報を取得し、待機場所に戻るための飛行分の消費量情報と、追加の撮影における検出消費量情報と、の合計消費量以上であるかを判定する。実行決定部76は、合計消費量未満であれば追加の撮影を実行させないと決定し、合計消費量以上であれば追加の撮影を実行させると決定する。無人航空機20が追加の撮影を完了して待機場所に戻る処理は、実施形態で説明した流れと同じ流れの処理で行えばよい。
変形例(5)によれば、ユーザによる追加の撮影指示を受け付けたことにより電池又は燃料の残量がなくなってしまい待機場所まで戻れなくなってしまうようなことを防止することができる。
(6)また例えば、無人航空機20の残量情報が少ない場合には、省電力モードで撮影をしてもよい。本変形例では、センサ部24のカメラは、電池又は燃料の消費量が互いに異なる複数の撮影モードで撮影可能であり、例えば、通常モード、高品質モード、及び省電力モードを含む複数の撮影モードの何れかで撮影を行うことができる。これら3つの撮影モードの中では、省電力モード、通常モード、高品質モードの順番で消費量が多くなる。なお、撮影モードはこの3つに限られず、2つだけであってもよいし、4つ以上であってもよい。互いに消費量の異なる複数の撮影モードが用意されていればよい。
本変形例では、指示部67による指示を受けた無人航空機20は、残量情報に応じた検出方法(ここでは撮影モード)で指定場所の状況を検出する。例えば、残量情報と、複数の撮影モードと、の関係がデータ記憶部60に記憶されているものとする。複数の撮影モードの各々は、消費電力又は消費燃料が互いに異なっている。指示部67が残量情報に応じた撮影モードでの撮影を指示してもよいし、無人航空機20自身が撮影モードを判定してもよい。
情報提供部68は、残量情報に応じた検出方法(ここでは撮影モード)で検出された指定場所の状況に基づいて情報提供を行う。無人航空機20は、残量情報に応じた撮影モードで指定場所を撮影することになる。例えば、残量情報が閾値以上であれば、無人航空機20は、通常モード又は高品質モードで撮影し、残量情報が閾値未満であれば、省電力モードで撮影する。なお、この場合の残量情報としては、現時点における無人航空機20の残量を考慮してもよいし、現時点における無人航空機20の残量から往復飛行分の消費量を減算した場合の残量を考慮してもよい。
変形例(6)によれば、無人航空機20の残量情報に応じた検出方法で無人航空機20が指定場所を撮影するので、撮影のために残量がなくなってしまい待機場所に帰ることができなくなることを防止することができる。
(7)また例えば、無人航空機20がホバリングしている間にも電力や燃料を消費するので、指定場所での滞在時間を考慮して消費量を取得するようにしてもよい。
変形例(7)のサーバ10は、滞在時間情報取得部77を含む。滞在時間情報取得部77は、制御部11を主として実現される。滞在時間情報取得部77は、指定場所における滞在時間に関する滞在時間情報を取得する。滞在時間は、固定値であってもよいし、可変値であってもよい。可変値である場合には、例えば、ユーザが指定した長さの時間、指定場所に応じて定まる長さの時間、又は、撮影条件に応じて定まる長さの時間であってよい。この場合、指定場所や撮影条件と滞在時間の長さとの関係は、予めデータ記憶部60に記憶されているものとする。この関係は、数式形式であってもよいしテーブル形式であってもよい。指定場所又は撮影条件に関連付けられた長さの滞在時間が滞在時間情報として取得されることになる。
検索部64は、滞在時間情報に基づいて、待機場所から指定場所に飛行し、滞在時間だけ指定場所に滞在して状況を検出して待機場所に戻るための電池又は燃料の残量を有する無人航空機を検索する。例えば、検索部64は、滞在時間情報に基づいて、指定場所に滞在する間における電池又は燃料の消費量に関する滞在中消費量情報を取得する。例えば、所定時間あたりの滞在中の基本消費量がデータ記憶部60に記憶されており、検索部64は、滞在時間を基本消費量に乗算することによって滞在中消費量情報を取得する。検索部64は、往復の飛行分の消費量情報と滞在中消費量情報との合計消費量以上の残量情報を有する無人航空機20を検索することになる。なお、滞在時間の長さと消費量との関係がデータ記憶部60に記憶されていてもよい。この関係は、数式形式であってもよいし、テーブル形式であってもよい。検索部64は、滞在時間情報が示す滞在時間に関連付けられた滞在中消費量情報を取得することになる。
変形例(7)によれば、滞在時間を考慮して取得した消費量に基づいて無人航空機20が検索されるので、情報提供完了までの消費量をより正確に計算することができ、無人航空機20を利用した情報提供を完了する確実性を高めることができる。
(8)また例えば、所有者によっては、自分が無人航空機20を使用することがあるため、予めレンタル可能な時間を登録しておくようにしてもよい。変形例(8)のサーバ10は、時間情報取得部78を含む。時間情報取得部78は、制御部11を主として実現される。時間情報取得部78は、各無人航空機20の所有者が貸し出しを許可する時間に関する時間情報を取得する。
検索部64は、各無人航空機20の時間情報が示す時間内に、待機場所から指定場所に飛行して指定場所の状況を検出して待機場所に戻ることが可能な無人航空機20を検索する。検索部64は、待機場所の出発時間と帰還時間を計算する。出発時間及び帰還時間の各々は、日時を示してもよいし、時刻のみを示してもよい。出発時間は、現時点であってもよいし、ユーザが指定場所の撮影時間を指定する場合には、指定された撮影時間に基づいて定まってもよい。即ち、ユーザが無人航空機20を今すぐレンタルするのではなく、無人航空機20のレンタルを予約できるようにしてもよい。この場合、撮影依頼データベースに、ユーザが無人航空機をレンタルする期間や撮影日時などの情報を格納しておけばよい。
検索部64は、各無人航空機20が撮影を完了するための総飛行距離を計算して、帰還時間を取得すればよい。例えば、検索部64は、出発時間から、総飛行距離を所定の速度で割った時間だけ後の時間を帰還時間としてもよいし、撮影のための滞在時間を加味してもよい。検索部64は、出発時間から帰還時間までの期間が全てレンタル可能期間に含まれる無人航空機20を検索することになる。
変形例(8)によれば、所有者が使用しない時間に無人航空機20を依頼主に対して貸すことができるので、所有者の利便性を向上させることができる。
(9)また例えば、変形例(1)〜(8)の2つ以上を組み合わせてもよい。
また例えば、検索部64は、予め定められた方法に基づいて消費量情報を取得すればよく、無人航空機20の重量や空気抵抗などの他の要素を加味して消費量情報を計算するようにしてもよい。また例えば、所有者が自身の無人航空機20を貸す場合を例に挙げて説明したが、無人航空機20は所有者が貸すものでなくてもよい。例えば、サービスの提供者が所有する無人航空機20を利用して自社の情報提供サービスを行ってもよい。
また例えば、提供対象となる情報として画像を説明したが、無人航空機20が検出可能な情報に基づいて情報提供が行われるようにすればよく、画像以外の情報がユーザに提供されてもよい。例えば、無人航空機20が指定場所の気候、温度、又は風などの情報を検出してユーザに対する情報提供が行われるようにしてもよい。更に、無人航空機20が検出した情報がそのままユーザに提供されるのではなく、当該情報が加工された状態でユーザに提供されるようにしてもよい。
また例えば、サーバ10で各機能が実現される場合を説明したが、検索部64以外の機能については、無人航空機20で実現されるようにしてもよい。この場合、例えば、検索部64の検索結果を示すデータが無人航空機20に送信され、無人航空機20は、受信した当該データに基づいて処理を実行することで、提示部65や指示部67などの機能を実現すればよい。また例えば、無人航空機20において、待機場所情報取得部61、残量情報取得部62、及び指定場所情報取得部63が実現される場合、無人航空機20が取得した待機場所情報、残量情報、及び指定場所情報がサーバ10に送信されることで、サーバ10の検索部64が無人航空機20の検索を行うようにすればよい。また例えば、情報提供部68が無人航空機20で実現される場合には、無人航空機20から直接的にユーザ端末40に画像データなどが送信されるようにすればよい。また例えば、情報提供システム1の複数のコンピュータで各機能が分担されるようにしてもよい。更に、上記説明した各機能のうち、待機場所情報取得部61、残量情報取得部62、指定場所情報取得部63、検索部64、指示部67、及び情報提供部68以外の機能は省略してもよい。

Claims (13)

  1. 複数の無人航空機の各々の待機場所に関する待機場所情報を取得する待機場所情報取得手段と、
    各無人航空機の電池又は燃料の残量に関する残量情報を取得する残量情報取得手段と、
    ユーザにより指定された指定場所に関する指定場所情報を取得する指定場所情報取得手段と、
    各無人航空機の前記待機場所情報及び前記残量情報と、前記指定場所情報と、に基づいて、前記待機場所から前記指定場所に飛行して前記指定場所の状況を検出して前記待機場所に戻るための電池又は燃料の残量を有する無人航空機を検索する検索手段と、
    前記検索手段により検索された無人航空機に、前記指定場所の状況を検出するように指示する指示手段と、
    前記指示手段の指示により検出された前記指定場所の状況に基づいて、前記ユーザに情報提供を行う情報提供手段と、
    を含むことを特徴とする情報提供システム。
  2. 前記情報提供システムは、飛行中の無人航空機の現在位置に関する現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段を更に含み、
    前記検索手段は、他の指定場所の状況を検出して前記待機場所に戻る途中の前記無人航空機がいる場合、当該無人航空機の前記現在位置情報に基づいて、前記現在位置から前記指定場所に飛行して前記指定場所の状況を検出して前記待機場所に戻るための電池又は燃料の残量を有する無人航空機を更に検索する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報提供システム。
  3. 前記他の指定場所は、他のユーザにより指定された場所であり、
    前記情報提供システムは、
    前記指示手段により前記待機場所に戻る途中の無人航空機に指示が行われた場合、前記待機場所から、前記指定場所に向けた飛行を開始する開始場所までの飛行距離又は飛行時間に基づいて、前記他のユーザに課金する他ユーザ課金手段と、
    前記開始場所から前記待機場所に戻るまでの飛行距離又は飛行時間に基づいて、前記ユーザに課金するユーザ課金手段と、
    を更に含むことを特徴とする請求項2に記載の情報提供システム。
  4. 前記情報提供システムは、
    各無人航空機の性能に関する性能情報を取得する性能情報取得手段と、
    前記ユーザにより指定された性能に関する指定性能情報を取得する指定性能情報取得手段と、
    を更に含み、
    前記検索手段は、各無人航空機の前記性能情報と、前記指定性能情報と、に基づいて、前記ユーザにより指定された性能を有する無人航空機を検索する、
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の情報提供システム。
  5. 前記情報提供システムは、前記指定場所の状況を検出する際の電池又は燃料の消費量に関する検出消費量情報を取得する検出消費量情報取得手段を更に含み、
    前記検索手段は、前記検出消費量情報に基づいて無人航空機を検索する、
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の情報提供システム。
  6. 前記情報提供システムは、
    前記指定場所の状況を検出する際の電池又は燃料の消費量に関する検出消費量情報を取得する検出消費量情報取得手段と、
    前記指示手段の指示による検出が完了する前に、前記ユーザによる追加の検出指示を受け付ける追加検出指示受付手段と、
    前記残量情報と前記検出消費量情報とに基づいて、前記ユーザによる追加の検出指示に応じて追加の検出を無人航空機に実行させるかを決定する実行決定手段と、
    を更に含むことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の情報提供システム。
  7. 前記指示手段による指示を受けた無人航空機は、前記残量情報に応じた検出方法で前記指定場所の状況を検出し、
    前記情報提供手段は、前記残量情報に応じた検出方法で検出された前記指定場所の状況に基づいて情報提供を行う、
    ことを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の情報提供システム。
  8. 前記情報提供システムは、前記指定場所における滞在時間に関する滞在時間情報を取得する滞在時間情報取得手段を更に含み、
    前記検索手段は、前記滞在時間情報に基づいて、前記待機場所から前記指定場所に飛行し、前記滞在時間だけ前記指定場所に滞在して状況を検出して前記待機場所に戻るための電池又は燃料の残量を有する無人航空機を検索する、
    ことを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の情報提供システム。
  9. 前記情報提供システムは、
    前記検索手段により検索された無人航空機のリストを前記ユーザに提示する提示手段と、
    前記提示手段により提示されたリストの中から前記ユーザによる選択を受け付ける選択受付手段と、
    を更に含み、
    前記指示手段は、前記ユーザにより選択された無人航空機に指示を行う、
    ことを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載の情報提供システム。
  10. 各無人航空機は、当該無人航空機の所有者が前記ユーザに貸すものであり、
    前記待機場所情報取得手段は、各無人航空機の所有者により指定された前記待機場所を示す前記待機場所情報を取得する、
    ことを特徴とする請求項1〜9の何れかに記載の情報提供システム。
  11. 前記情報提供システムは、各無人航空機の所有者が貸し出しを許可する時間に関する時間情報を取得する時間情報取得手段を更に含み、
    前記検索手段は、各無人航空機の前記時間情報が示す時間内に、前記待機場所から前記指定場所に飛行して前記指定場所の状況を検出して前記待機場所に戻ることが可能な無人航空機を検索する、
    ことを特徴とする請求項10に記載の情報提供システム。
  12. 情報処理システムが、
    複数の無人航空機の各々の待機場所に関する待機場所情報を取得する待機場所情報取得ステップと、
    各無人航空機の電池又は燃料の残量に関する残量情報を取得する残量情報取得ステップと、
    ユーザにより指定された指定場所に関する指定場所情報を取得する指定場所情報取得ステップと、
    各無人航空機の前記待機場所情報及び前記残量情報と、前記指定場所情報と、に基づいて、前記待機場所から前記指定場所に飛行して前記指定場所の状況を検出して前記待機場所に戻るための電池又は燃料の残量を有する無人航空機を検索する検索ステップと、
    前記検索ステップより検索された無人航空機に、前記指定場所の状況を検出するように指示する指示ステップと、
    前記指示ステップの指示により検出された前記指定場所の状況に基づいて、前記ユーザに情報提供を行う情報提供ステップと、
    実行することを特徴とする情報提供方法。
  13. 複数の無人航空機の各々の待機場所に関する待機場所情報を取得する待機場所情報取得手段、
    各無人航空機の電池又は燃料の残量に関する残量情報を取得する残量情報取得手段、
    ユーザにより指定された指定場所に関する指定場所情報を取得する指定場所情報取得手段、
    各無人航空機の前記待機場所情報及び前記残量情報と、前記指定場所情報と、に基づいて、前記待機場所から前記指定場所に飛行して前記指定場所の状況を検出して前記待機場所に戻るための電池又は燃料の残量を有する無人航空機を検索する検索手段、
    前記検索手段により検索された無人航空機に、前記指定場所の状況を検出するように指示する指示手段、
    前記指示手段の指示により検出された前記指定場所の状況に基づいて、前記ユーザに情報提供を行う情報提供手段、
    としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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