JP7181473B2 - コンピュータシステムおよびイベントの管理方法 - Google Patents

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Description

本開示は、コンピュータシステムおよびイベントの管理方法に関する。
従来、ゲームやスポーツなどの大会を観戦者に観戦させるシステムが知られている。特許文献1には、ゲーム大会の進行にあわせて、ゲームの動画データを配信する動画配信サービスなどが開示されている。
特許6522209号公報
ゲームやスポーツのイベント(大会)の運営者や、イベントに参加するゲームプレイヤには、スポンサー企業などの出資者が付くことがある。イベントの運営者やゲームプレイヤは、出資者から資金や設備の提供を受ける代わりに、出資者の広告宣伝活動などを行う。出資者は、自己の広告宣伝を行うため、出資対象となるイベントの運営者やゲームプレイヤを探す必要がある。
従来では、出資者は、イベントの運営者やプレイヤからの売り込みや、インターネットなどを用いて検索することにより、出資対象(出資を受けたい大会の運営者やゲームプレイヤ)を見つけていた。このため、出資者は、どのようなゲームイベントがどのような条件で行われているかをすぐに知ることはできなかった。また、出資者は、イベントを知ったとしても、このイベントのスポンサーになることが可能かをすぐに知ることができなかった。
特に、イベントにおける広告宣伝活動の効果は、イベントの集客力などに依存する。このため、出資者は、イベントの集客力など、出資を行うか否かにおいて、判断材料となる情報を得たいと欲するが、このような情報を提供するシステムや方法などが確立されていない。
すなわち、出資対象を見つけるための方法が確立されておらず、出資者は、適切な出資対象を見つけることが困難だった。
本開示の目的は、出資者が出資対象を見つけられるようにするコンピュータシステムおよびイベントの管理方法を提供することである。
第1の発明は、コンピュータを介してゲームが行われるイベントにおいて、前記イベントを管理するコンピュータシステムであって、
前記ゲームのプレイを行うプレイヤの実績を含んだプレイヤ情報を識別可能に管理する管理部と、
ユーザが前記プレイヤへの出資者となるための第1登録を受け付ける受付部と、
を備え、
前記受付部は、前記第1登録を受け付ける前に、前記ユーザおよび前記プレイヤの少なくとも一方の第2登録を受け付け、
前記ユーザおよび前記プレイヤの少なくとも一方の前記第2登録に基づいて、前記ユーザの前記第1登録を受け付け、
前記管理部は、出資規模に応じて前記出資者に対する報酬の内容を変更可能であり、
前記報酬は、前記イベントにおいて広告を行う権利であり、
前記管理部は、出資規模に応じて前記広告が行われる媒体を変化させることを特徴とするコンピュータシステムである。
第2の発明は、コンピュータを介してゲームが行われるイベントにおいて、前記イベントを管理するコンピュータシステムであって、
前記ゲームのプレイを行うプレイヤの実績を含んだプレイヤ情報を識別可能に管理する管理部と、
ユーザが前記プレイヤへの出資者となるための第1登録を受け付ける受付部と、
を備え、
前記受付部は、前記第1登録を受け付ける前に、前記ユーザおよび前記プレイヤの少なくとも一方の第2登録を受け付け、
前記ユーザおよび前記プレイヤの少なくとも一方の前記第2登録に基づいて、前記ユーザの前記第1登録を受け付け、
前記管理部は、出資規模に応じて前記出資者に対する報酬の内容を変更可能であり、
前記受付部が前記第1登録を受け付ける前に、前記出資者に対して、前記プレイヤおよび前記報酬の内容を選択可能に表示する表示部をさらに備えることを特徴とするコンピュータシステムである。
また、第1の発明または第2の発明において、
前記管理部は、前記出資者として登録された前記ユーザに、前記ゲーム中における広告表示に関する権利である広告表示権を付与する、ことができる。
また、第1の発明または第2の発明において、
前記報酬の内容を設定する第1設定部をさらに備える、ことができる。
また、第1の発明または第2の発明において、
前記管理部は、前記プレイヤ情報として、前記プレイヤが設定した前記イベントへの参加条件を管理する、ことができる。
また、第1の発明または第2の発明において、
前記プレイヤへの出資者が登録された場合、当該プレイヤまたは前記プレイヤへの出資者の少なくとも一方に対して課金を行う課金部をさらに備える、ことができる。
また、第1の発明または第2の発明において、
前記登録部は、前記プレイヤに対して、複数の前記出資者を登録可能である、ことができる。
また、第1の発明または第2の発明において、
前記プレイヤが前記出資者として登録されるための条件を設定する第2設定部をさらに備える、ことができる。
また、第1の発明または第2の発明において、
前記受付部が、前記プレイヤへの出資者となることを希望する前記ユーザから、当該ユーザが当該プレイヤへの出資者となるための条件の入力を受け付けた場合、前記管理部は、前記プレイヤから、当該条件により、当該ユーザを当該プレイヤへの出資者として登録する操作を受け付ける、ことができる。
また、第1の発明または第2の発明において、
前記管理部は、前記プレイヤへの出資者として登録されている前記ユーザについて、当該プレイヤが参加するイベントにおいて、前記ゲームを行うプレイヤとしての参加を制限する、ことができる。
の発明は、コンピュータを介してゲームが行われるイベントを管理するイベントの管理方法であって、
前記コンピュータによって、
前記ゲームのプレイを行うプレイヤの実績を含んだプレイヤ情報を識別可能に管理する第1ステップと、
ユーザが前記プレイヤへの出資者となるための第1登録を受け付ける第2ステップと、
前記第1登録を受け付ける前に、前記ユーザおよび前記プレイヤの少なくとも一方の第2登録を受け付ける第3ステップと、
前記ユーザおよび前記プレイヤの少なくとも一方の前記第2登録に基づいて、前記ユーザの前記第1登録を受け付ける第4ステップと
が実行され、
前記第1ステップにおいて、出資規模に応じて前記出資者に対する報酬の内容を変更可能であり、
前記報酬は、前記イベントにおいて広告を行う権利であり、
前記第1ステップにおいて、出資規模に応じて前記広告が行われる媒体を変化させることを特徴とするイベントの管理方法である。
コンピュータを介してゲームが行われるイベントを管理するイベントの管理方法であって、
第4の発明は、前記コンピュータによって、
前記ゲームのプレイを行うプレイヤの実績を含んだプレイヤ情報を識別可能に管理する第1ステップと、
ユーザが前記プレイヤへの出資者となるための第1登録を受け付ける第2ステップと、
前記第1登録を受け付ける前に、前記ユーザおよび前記プレイヤの少なくとも一方の第2登録を受け付ける第3ステップと、
前記ユーザおよび前記プレイヤの少なくとも一方の前記第2登録に基づいて、前記ユーザの前記第1登録を受け付ける第4ステップと
が実行され、
前記第1ステップにおいて、出資規模に応じて前記出資者に対する報酬の内容を変更可能であり、
前記第3ステップにおいて前記第1登録を受け付ける前に、前記出資者に対して、前記プレイヤおよび前記報酬の内容を選択可能に表示する第5ステップをさらに備えることを特徴とするイベントの管理方法である。
本発明によれば、出資者が出資対象を見つけることができる。
本実施形態におけるゲームシステムの構成を示すブロック図。 本実施形態におけるサーバ装置の構成を示すブロック図。 本実施形態における大会管理DBを示す概念図。 本実施形態における実績管理DBを示す概念図。 本実施形態における仮運営者DBを示す概念図。 本実施形態における仮プレイヤDBを示す概念図。 本実施形態におけるゲーム装置の構成を示すブロック図。 本実施形態における各端末の構成を示すブロック図。 本実施形態におけるディスプレイに表示されるゲーム画像を示す図。 本実施形態における仮運営者端末の機能的構成を示すブロック図。 本実施形態における仮プレイヤ端末の機能的構成を示すブロック図。 本実施形態における出資者端末の機能的構成を示すブロック図。 本実施形態の全体の処理の流れを示すフローチャート。 本実施形態の仮運営者登録処理の流れを示すフローチャート。 本実施形態の仮プレイヤ登録処理の流れを示すフローチャート。 本実施形態の運営者マッチング処理の流れを示すフローチャート。 本実施形態のプレイヤマッチング処理の流れを示すフローチャート。 本実施形態の開催可否判定処理の流れを示すフローチャート。 本実施形態の参加可否判定処理の流れを示すフローチャート。
以下、本開示の実施形態にかかるゲームシステムについて、図面を参照して説明する。本開示のコンピュータシステムは、ゲームシステムとして実現されている。本開示のイベントの運営方法は、ゲームシステムの一機能として実装されている。
本実施形態で説明するゲームシステムは、例えば、パーソナルコンピュータ、プレイステーション(登録商標)、XBox(登録商標)、PlayStation Vita(登録商標)などのゲーム装置を備える。
このゲームシステムによるゲームでは、プレイヤの操作を受けて、プレイヤキャラクタを三次元の仮想ゲーム空間(以下、単に仮想空間という)で活動させたり、プレイヤキャラクタの仲間に対して様々なアクションを行わせたりする。
本実施形態で説明するゲームは、ゲームプレイヤの操作を受けて、プレイヤキャラクタを、他のプレイヤキャラクタまたはノンプレイヤキャラクタとゲーム空間内で対戦させる対戦型アクションゲームである。
対戦型アクションゲームとして、例えば、いわゆる格闘ゲームが挙げられる。格闘ゲームでは、各プレイヤが一のキャラクタ(プレイヤキャラクタ)を選択して操作し、対戦相手となる他キャラクタ(プレイヤキャラクタまたはノンプレイヤキャラクタ)と1対1にて格闘試合を行う。格闘ゲームでは、格闘中のキャラクタのうち、いずれかのキャラクタの体力値が0になることで勝敗が決定する。
本ゲームシステムは、例えば、eスポーツ(Electric Sports)大会(イベント)を運営するために用いられる。eスポーツ大会では、例えば、トーナメント方式などにより、大会の優勝者が決定される。すなわち、eスポーツ大会では、一の対戦結果によって、対戦するプレイヤの組み合わせが決定される。
ここで、eスポーツ大会では、大会の運営者や、大会に参加するゲームプレイヤに、スポンサー企業などの出資者が存在することがある。大会の運営者やゲームプレイヤは、出資者から資金や設備の提供を受ける代わりに、出資者の広告宣伝活動を行う。
出資者は、自己の広告宣伝活動のため、出資対象となる大会の運営者やゲームプレイヤなどの出資対象を発見したいと欲する。しかし、出資対象を発見するための方法やシステムが確立されていないため、出資者は、適切な出資対象を見つけることが困難であった。
これに対して、ゲームシステム1には、出資者が、出資対象となる大会の運営者やゲームプレイヤを発見しやすくなるための各種機能が備えられている。
なお、以下の説明において、「ゲーム」とは、所定のルールに従って、何らかの目的を達成する活動であって、コンピュータを利用して実施されるものをいう。前記ゲームには、複数の参加者が競い合うものも(勝敗を定めるもの)もあるし、参加者毎に、得点、時間などの、何らかの指標に基づく評価を受けるものもある。ここでの参加者は、個人またはチームの両方を含む。
また、以下の説明において、「ユーザ」とは、ゲームシステム1を利用する者をいう。具体的には、「ユーザ」には、「プレイヤ」、「補助者」、「審判」および「運営者」などが含まれる。
「プレイヤ」とは、大会においてゲームプレイを行う者である。
「補助者」とは、大会においてプレイヤを補助する者である。補助者として、例えば、コーチ、監督、フィジカルトレーナー、メンタルトレーナー、栄養士、ユーザの所属するチームメイトなどが挙げられる。
「運営者」とは、大会の運営を行う者である。運営者として、例えば、機材担当者、プロモータ、カメラマン、チームオーナーなどが挙げられる。
「審判」とは、競技のルールに従って、競技の進行および判定を行う者をいう。
また、「ユーザ」には、「仮運営者」、「仮プレイヤ」および「出資者」が含まれる。
「仮運営者」とは、開催を希望している大会の運営者である。ゲームシステム1では、仮運営者は、出資者からの資本の提供を希望する者をいう。ゲームシステム1では、仮運営者は、自己が希望する資本の提供を、出資者から受けることが可能となった場合に、正式な運営者とされる。
「仮プレイヤ」とは、プレイヤとしての大会の参加を希望する者である。ゲームシステム1では、仮プレイヤは、出資者からの資本の提供を希望する者である。ゲームシステム1では、仮プレイヤは、自己が希望する資本の提供を出資者から受けることが可能となった場合に、正式なプレイヤとされる。
「出資者」とは、上述した仮運営者や仮プレイヤに資本を提供する者をいう。
出資者が大会の運営者に提供する資本の一例としては、大会の運営費や運営設備などが挙げられる。出資者が大会の運営者に提供する資本には、他にも、仮想通貨、大会のCM(コマーシャル)、大会参加者へ提供される飲食物、スタッフ用のユニフォーム、イベントコンパニオンの派遣、大会を配信するための配信設備などが含まれてもよい。
出資者がプレイヤに提供する資本の一例としては、プレイヤの大会への出場費や大会が開催される会場までの交通費などが挙げられる。出資者がプレイヤに提供する資本には、他にも、仮想通貨、プレイヤやその所属チームなどのCM、プレイヤやその所属チームへ提供される飲食物、プレイヤが使用する機材(コントローラやヘッドセットなど)、プレイヤやその所属チーム用のユニフォーム、対戦を配信するための配信設備などが含まれてもよい。
また、「大会の参加者」とは、ゲームシステム1によって、大会への参加が認められた者をいい、大会におけるプレイヤおよびその補助者などを含む。
<ゲームシステムの概要>
ゲームシステム1は、サーバ装置2およびゲーム装置5を含む。サーバ装置2は、ゲーム装置5と、通信ネットワーク6を介して、通信可能に構成されている。
図1における仮運営者端末3、仮プレイヤ端末4および出資者端末7は、仮運営者、仮プレイヤおよび出資者のそれぞれが使用している端末である。ゲームシステム1には、仮運営者端末3、仮プレイヤ端末4および出資者端末7が、通信ネットワーク6を介して、接続される場合がある。
サーバ装置2は、ゲームプログラムおよびゲームデータを記憶しており、ゲーム装置5のゲームデータの管理を行う。また、サーバ装置2は、eスポーツ大会の管理を行うための各種プログラムおよびデータを記憶しており、eスポーツ大会の管理を行う。
ゲーム装置5は、プレイヤの操作に基づいてゲーム(ここでは、対戦型アクションゲーム)を実行する。ゲームシステム1では、一台のゲーム装置5によって、一組のプレイヤ(この例では2人)の操作を受け付けるようになっている。
ゲーム装置5は、通信ネットワーク6を介してサーバ装置2からゲームプログラムおよびゲームデータを受信(具体的にはダウンロードおよびインストール)する。
ゲーム装置5は、各プレイヤの操作に基づいて、対戦型アクションゲームによる対戦を開始する。ゲーム装置5は、各プレイヤの操作に基づいて、ゲーム画像や音声をディスプレイ61およびスピーカ62に出力しながら、ゲームを進行させる。
ゲーム装置5は、対戦が終了すると、対戦結果を示す結果情報をサーバ装置2に送信する。結果情報には、対戦における勝者または敗者などを特定するための情報など、対戦結果に関する情報が含まれる。
<ハードウェア構成>
以下、サーバ装置2、仮運営者端末3、仮プレイヤ端末4、ゲーム装置5および出資者端末7の各ハードウェア構成について説明する。
<サーバ装置2の構成>
図2は、サーバ装置2の構成を示すブロック図である。図2に示すように、サーバ装置2は、ネットワークインターフェース21、記憶部22および制御部23を有する。ネットワークインターフェース21および記憶部22は、バス29を介して制御部23と電気的に接続されている。
ネットワークインターフェース21は、インターネットおよびLANなどの通信ネットワーク6を介して、ゲーム装置5などと通信可能に接続される。
記憶部22は、HDD、SSD、RAMおよびROMなどで構成される。記憶部22には、ゲームデータ、本実施形態に係るゲームプログラムの一部を含む各種プログラムが記憶されている。
また、記憶部22には、eスポーツ大会を行うための各種プログラムおよびデータが記憶されている。特に、記憶部22には、大会管理DB、実績管理DB、仮運営者DB、仮プレイヤDBが格納されている。
また、記憶部22には、ゲームシステム1の管理のために用いられるデータベースが記憶されている。このデータベースには、ゲームシステム1を利用するユーザごとに付与されたユーザの識別情報(ユーザID)と、大会ごとに付与された大会の識別情報(大会ID)とが格納されている。サーバ装置2は、ユーザの参加登録に応じて、ユーザIDと、大会IDとを関連付けることにより、大会への参加者の管理を行う。なお、ユーザは、大会における自己の役割(例えば、プレイヤ、審判、運営者など)を指定して、大会への参加登録を行う。
<大会管理DBについて>
大会管理DBは、大会を管理するために用いられるデータベースである(図3参照)。大会管理DBには、大会IDごとに、運営者ID、大会出資者ID、プレイヤIDがそれぞれ関連付けられている。運営者IDは、運営者として大会に登録されているユーザの識別情報(ユーザID)である。大会出資者IDは、大会の出資者として登録されているユーザの識別情報(ユーザID)である。プレイヤIDは、大会へのプレイヤとして登録されているユーザの識別情報(ユーザID)である。
また、大会管理DBにおいて、大会IDごとに、開催ステータスが関連付けられている。この開催ステータスは、大会の開催の可否の状況を示すデータである。
例えば、ゲームシステム1によって、大会の開催が決定された場合、開催ステータスが「開催」とされる。ゲームシステム1によって、大会の中止が決定された場合、開催ステータスが「中止」とされる。ゲームシステム1によって、大会の開催の可否が決定されていない場合、開催ステータスが「未定」とされる。この開催ステータスが示すデータにより、ゲームシステム1では、大会の開催可否の決定状況を管理する。本実施形態では、開催ステータスが「未定」となっている運営者IDに対応する運営者が「仮運営者」となる。
また、大会管理DBにおいて、プレイヤIDごとに、プレイヤ出資者ID、参加ステータスがそれぞれ関連付けられている。プレイヤ出資者IDは、プレイヤの出資者として登録されているユーザの識別情報(ユーザID)である。参加ステータスは、プレイヤの大会への参加の可否を示すデータである。例えば、ゲームシステム1によって、プレイヤの大会への参加が決定された場合、参加ステータスが「参加」となる。ゲームシステム1によって、プレイヤの大会への参加中止が決定された場合、参加ステータスが「不参加」となる。ゲームシステム1によって、プレイヤの大会への参加の可否が決定されていない場合、参加ステータスが「未定」となる。本実施形態では、参加ステータスが「未定」となっているプレイヤIDに対応するプレイヤが「仮プレイヤ」となる。
なお、本ゲームシステムでは、ユーザは、大会の参加を行う場合、自己の役割(プレイヤ、補助者、審判など)を指定することができる。このとき、ユーザが、大会の出資者、運営者や審判として登録されている場合、当該大会にプレイヤとして参加することが制限される。
運営者がプレイヤとして大会に参加することを制限される理由としては、例えば、自己に有利になるように、審判に判定の指示を行ったり、大会規定(レギュレーション)を決定したりすることを防止するためである。また、審判がプレイヤとして大会に参加することを制限される理由としては、例えば、自己が審判として参加する対戦において、自己がプレイヤとして勝ち上がりやすいプレイヤに対して有利な判定を行ったりすることを防止するためである。
また、出資者が登録されているプレイヤが大会に参加する場合、このプレイヤの出資者として登録されているユーザは、当該大会にプレイヤとして参加することが制限される。公正な大会運営を実現するため、このような参加制限が行われている。
<実績管理DBについて>
実績管理DBは、ゲームシステム1を利用しているユーザの過去の実績を示すデータベースである(図4参照)。実績管理DBには、ユーザIDごとに、運営者ランク、運営者情報、プレイヤランク、プレイヤ情報がそれぞれ関連付けられている。運営者情報は、ユーザの、運営者としての過去の実績などを示すデータであり、例えば、ユーザが過去に開催した大会の回数などが含まれる。プレイヤ情報は、ユーザの、プレイヤとしての過去の戦歴などを示すデータであり、例えば、ユーザの大会の優勝回数などのデータが含まれる。
また、運営者ランクは、ユーザの、運営者としての評価を示すデータであり、過去の実績(運営者情報)に基づいて決定される。例えば、ユーザが開催した大会の回数が多いほど、ユーザランクが高くなる。プレイヤランクは、ユーザの、プレイヤとしての評価を示すデータであり、過去の実績(プレイヤ情報)に基づいて決定される。例えば、ユーザが大会において優勝した回数が多いほど、プレイヤランクが高くなる。
<仮運営者DBについて>
仮運営者DBは、出資者が出資する仮運営者を決定する際に、サーバ装置2から出資者端末7に提供されるデータ(後述する、仮運営者登録データ)が格納されたデータベースである(図5参照)。仮運営者DBには、仮運営者IDごとに、運営者ランク、運営者情報、大会ID、大会概要、出資条件、開催条件、対戦決定済みカード、広告表示方法、受付期限などのデータが関連付けられている。
仮運営者IDは、ゲームシステム1に仮運営者として登録されているユーザの識別情報(ユーザID)である。仮運営者DBには、大会管理DBにおいて、開催ステータスが「未定」となっている運営者IDが、仮運営者IDとして格納される。大会規定は、プレイヤとしての大会への出場条件など、大会の規定である。出資条件は、出資を受け入れるための条件である。開催条件は、仮運営者が大会を開催するための条件である。対戦決定済みカードは、大会において対戦が決定しているプレイヤのユーザの識別情報(ユーザID)を含む。具体的には、大会管理DBにおいて、参加ステータスが「参加」となっているプレイヤIDが、対戦決定済みカードに含まれる。広告表示方法は、ユーザが大会の出資者として登録された場合、当該大会における広告表示の方法を示す。受付期限は、仮運営者が出資を受け付ける期限を示す。詳しくは後述するが、仮運営者DBにおいて、大会規定、出資条件、開催条件、広告表示方法、受付期限は、ユーザが仮運営者登録を行う際に設定される。
なお、仮運営者DBにおける対戦決定済みカードは、大会において対戦が決定しているプレイヤの組み合わせ(対戦カード)のことをいう。対戦カードは、出資を行う動機付けの一つとなる。例えば、出資者は、対戦カードを実現させるために出資を行いたいと考える。すなわち、対戦決定済みカードを管理することにより、出資者は、仮運営者に対して出資を行うか否かの判断をすることができる。
<仮プレイヤDBについて>
仮プレイヤDBは、出資者が出資する仮プレイヤを決定する際に、サーバ装置2から出資者端末7に提供されるデータ(後述する、仮プレイヤ登録データ)が格納されたデータベースである(図6参照)。仮プレイヤDBには、仮プレイヤIDごとに、プレイヤランク、プレイヤ情報、大会ID、大会規定、出資条件、参加条件、対戦決定済みプレイヤID、広告表示方法、受付期限などのデータが関連付けられている。
仮プレイヤIDは、ゲームシステム1に仮プレイヤとして登録されているユーザの識別情報(ユーザID)である。仮プレイヤDBには、大会管理DBにおいて、参加ステータスが「未定」となっているプレイヤIDが、仮プレイヤIDとして格納される。参加条件は、仮プレイヤが大会に参加するための条件である。広告表示方法は、ユーザが大会にプレイヤとして登録された場合、当該大会における広告表示方法を示す。詳しくは後述するが、仮プレイヤDBにおいて、出資条件、参加条件、広告表示方法、受付期限は、ユーザが仮プレイヤ登録を行う際に設定される。
なお、仮プレイヤDBにおける対戦決定済みプレイヤは、仮プレイヤと対戦が予定されているプレイヤのことをいう。この対戦決定済みプレイヤは、出資を行う動機付けの一つとなる。例えば、出資者は、仮プレイヤと対戦決定済みプレイヤとを対戦させるために出資を行いたいと考える。すなわち、対戦決定済みプレイヤを管理することにより、出資者は、仮プレイヤに対して出資を行うか否かの判断をすることができる。
制御部23は、CPUおよび半導体メモリを含むマイクロコンピュータで構成され、自装置2の動作を制御する。
<ゲーム装置5の構成>
図7は、ゲーム装置5の構成を示すブロック図である。図7に示すように、ゲーム装置5には、ディスプレイ61、スピーカ62およびコントローラ63が外部接続または内蔵される。このゲーム装置5には、ディスプレイ61が2台設けられている(ディスプレイ61a,61b)。また、ゲーム装置5には、コントローラ63も2台設けられている(コントローラ63a,63b)。
なお、ディスプレイ61aおよびコントローラ63aは、1のプレイヤに使用される。ディスプレイ61bおよびコントローラ63bは、他のプレイヤに使用される。
ゲーム装置5は、ネットワークインターフェース51、グラフィック処理部52、オーディオ処理部53、操作部54、記憶部55および制御部56を有する。ネットワークインターフェース51、グラフィック処理部52、オーディオ処理部53、操作部54および記憶部55は、バス59を介して制御部56と電気的に接続されている。
ネットワークインターフェース51は、ゲーム装置5とサーバ装置2との間で、各種データを送受信するために、通信ネットワーク6に通信可能に接続される。
グラフィック処理部52は、制御部56から出力されるゲーム画像情報に従って、仮想空間に関する各種オブジェクトを含むゲーム画像を、動画形式で描画する。グラフィック処理部52は、例えば液晶型であるディスプレイ61(61a,61b)と接続されており、動画形式に描画されたゲーム画像は、ゲーム画面としてディスプレイ61上に表示される。
オーディオ処理部53は、スピーカ62と接続されており、制御部56の指示に従ってゲーム音声を再生および合成すると、これをスピーカ62から出力させる。
操作部54は、コントローラ63(63a,63b)と接続され、操作入力に関するデータをコントローラ63との間で送受信する。プレイヤは、各コントローラ63の各種ボタンを押下することで、ゲーム装置5に操作信号を入力する。
記憶部55は、HDD、SSD、RAMおよびROMなどで構成される。記憶部55には、サーバ装置2からダウンロードしたゲームデータ、ゲームプログラムの一部を含む各種プログラムなどが格納されている。
制御部56は、CPUおよび半導体メモリを含むマイクロコンピュータで構成され、自装置5の動作を制御する。
<各種端末の構成>
ゲームシステム1には、前述したように、仮プレイヤ端末4、仮運営者端末3および出資者端末7が接続される場合がある。
本実施形態では、説明の便宜のため、これらの端末3,4,7は、ハードウェア構成が同じものであるとする。例えば、各端末3,4,7は、スマートフォンに所定のソフトウェアをインストールすることによって構成できる。
図8に示すように、端末3,4,7は、ディスプレイ821、スピーカ831およびタッチパッド841を内蔵している。
また、端末3,4,7は、ネットワークインターフェース81、グラフィック処理部82、オーディオ処理部83、操作部84、記憶部85および制御部86を有する。ネットワークインターフェース81、グラフィック処理部82、オーディオ処理部83、操作部84および記憶部85は、バス89を介して制御部86と電気的に接続されている。
ネットワークインターフェース81は、各種データを送受信するために、通信ネットワーク6に通信可能に接続される。
グラフィック処理部82は、ディスプレイ821と接続されている。グラフィック処理部82は、制御部86から出力される画像情報に従って、ディスプレイ821に各種画像を表示する。
オーディオ処理部83は、スピーカ831と接続されている。オーディオ処理部83は、制御部86から出力される音声情報に従って、音声をスピーカ831から出力(再生)させる。
操作部84は、タッチパッド841と接続されている。操作部84には、タッチパッド841を介して、使用者(例えば、仮運営者、仮プレイヤ、出資者など)からの操作信号が入力される。使用者は、タッチパッド841を操作することにより、記憶部85に記憶された各種プログラムを実行させることができる。
記憶部85は、HDD、SSD、RAMおよびROMなどで構成される。記憶部85には、各種プログラムなどが格納されている。
制御部86は、CPUおよび半導体メモリを含むマイクロコンピュータで構成され、自己の属する端末3,4,7の動作を制御する。
<サーバ装置2における制御部23の機能的構成>
制御部23は、各種プログラムを実行することにより、情報処理部231、仮運営者登録部232、仮プレイヤ登録部233、大会出資者登録部234、プレイヤ出資者登録部235、開催可否判定部236、参加可否判定部237および課金処理部238として機能する。
情報処理部231は、ゲームプログラムの配信に必要なデータを、ゲーム装置5との間で送受信する。情報処理部231が受信するデータとしては、ゲームプログラムのダウンロード要求情報などが挙げられる。情報処理部231が送信するデータとしては、ゲームプログラムをゲーム装置5が受信したかを確認するための情報が挙げられる。情報処理部231は、ゲーム装置5からのダウンロード要求情報に応じて、ゲームプログラムおよびゲームデータを配信する。
また、情報処理部231は、端末3,4,7から受信した要求に応じて、各種データを、端末3,4,7に送信する(詳しくは後述)。
仮運営者登録部232は、仮運営者端末3から受信した仮運営者登録データに基づいて、仮運営者端末3の使用者を仮運営者として登録する。この仮運営者登録データには、仮運営者端末3の使用者によって設定された、開催希望の大会に関するデータ、および、出資の受付に関するデータなどが含まれる。具体的には、仮運営者登録データには、当該大会の、大会規定、出資条件、開催条件、広告表示方法、受付期限などのデータが含まれる。
より具体的には、サーバ装置2は、仮運営者登録データを受信した場合に、大会IDを新たに発行する。仮運営者登録部232は、サーバ装置2から発行された大会IDと、使用者のユーザIDとを関連付けて、大会管理DBに格納する。このとき、大会IDの開催ステータスは「未定」に設定される。
また、仮運営者登録部232は、仮運営者登録データに基づいて、仮運営者DBを更新する。具体的には、仮運営者登録部232は、仮運営者登録データに含まれる各種データを、仮運営者DBの仮運営者IDに関連付けて格納する。
仮プレイヤ登録部233は、仮プレイヤ端末4から受信した仮プレイヤ登録データに基づいて、仮プレイヤ端末4の使用者を仮プレイヤとして登録する。この仮プレイヤ登録データには、仮プレイヤ端末4の使用者によって設定された、参加希望の大会に関するデータ、および、出資の受付に関するデータなどが含まれる。具体的には、仮プレイヤ登録データには、参加を希望する大会、出資条件、参加条件、広告表示方法、受付期限などのデータが含まれる。
より具体的には、仮プレイヤ登録部233は、仮プレイヤ登録データに含まれる大会IDと、使用者のユーザIDとを関連付けて、大会管理DBに格納する。このとき、プレイヤIDの参加ステータスは「未定」に設定される。
また、仮プレイヤ登録部233は、仮プレイヤ登録データに基づいて、仮プレイヤDBを更新する。具体的には、仮プレイヤ登録部233は、仮プレイヤ登録データに含まれる各種データを、仮プレイヤDBの仮プレイヤIDに関連付けて格納する。
大会出資者登録部234は、出資者端末7から受信した大会出資者登録データに基づいて、出資者端末7の使用者を、大会の出資者として登録する。この大会出資者登録データには、出資者端末7の使用者が、出資対象として選択した仮運営者のユーザID(仮運営者ID)、当該仮運運営者に出資する資本(資金や設備など)に関するデータが含まれる。大会出資者登録部234は、大会出資者登録データに基づいて、仮運営者のユーザID(運営者ID)に、出資者端末7の使用者のユーザID(大会出資者ID)を関連付けて、大会管理DBに格納する。
本ゲームシステムでは、運営者に対して複数の出資者が登録されることがある。この場合、大会出資者登録部234により、仮運営者IDに対して、複数のユーザID(大会出資者ID)が関連付けられることとなる。
なお、大会出資者としてユーザが登録された場合、サーバ装置2は、当該ユーザに、広告表示権を付与する。具体的には、広告に関する情報を管理するデータベースが記憶部22に格納されており、サーバ装置2は、このデータベースに、ユーザIDと広告表示権の内容を示すデータとを関連付けて格納する。広告表示権は、仮運営者DBにおける広告表示方法をその内容とするものである。サーバ装置2は、このデータベースを参照し、大会開催時(ゲームプレイ中など)に、広告表示権に応じて、出資者の広告宣伝活動を行う。
プレイヤ出資者登録部235は、出資者端末7から受信したプレイヤ出資者登録データに基づいて、出資者端末7の使用者を、プレイヤの出資者として登録する。このプレイヤ出資者データには、出資者端末7の使用者が、出資対象として選択した仮プレイヤのユーザID(仮プレイヤID)、当該仮プレイヤに出資する資本(資金や設備など)に関するデータが含まれる。プレイヤ出資者登録部235は、プレイヤ出資者登録データに基づいて、仮プレイヤのユーザID(プレイヤID)に、出資者端末7の使用者のユーザID(プレイヤ出資者ID)を関連付けて、大会管理DBに格納する。
本ゲームシステムでは、プレイヤに対して複数の出資者が登録されることがある。この場合、プレイヤ出資者登録部235により、仮プレイヤIDに対して、複数のユーザID(プレイヤ出資者ID)が関連付けられることとなる。
なお、プレイヤ出資者としてユーザが登録された場合、サーバ装置2は、当該ユーザに、広告表示権を付与する。具体的には、サーバ装置2は、記憶部22に格納されている、広告に関する情報を管理するデータベースのユーザIDに広告表示権の内容を示すデータを関連付ける。この広告表示権は、仮運営者DBにおける広告表示方法をその内容とするものである。サーバ装置2は、プレイヤのゲームプレイ中などに、広告表示権に応じて、出資者の広告宣伝活動を行う。
開催可否判定部236は、仮運営者が設定した大会の開催条件の成否に応じて、大会の開催の可否を判定する。当該大会が開催条件を満たすと判定された場合に、サーバ装置2は、当該大会の仮運営者、プレイヤ(仮プレイヤ)、大会出資者およびプレイヤ出資者に大会の開催通知を行う。具体的には、サーバ装置2は、大会管理DBにおける、大会IDの開催ステータスを「未定」から「開催」に変更する。サーバ装置2は、大会管理DBにおいて、当該大会IDに関連付けられたユーザID(運営者ID、プレイヤID、大会出資者ID、プレイヤ出資者IDなど)に対応するユーザに大会の開催通知を行う。
一方、当該大会が出資者の受付期限までに開催条件を満していないと判定された場合に、サーバ装置2は、当該大会の仮運営者、プレイヤ(仮プレイヤ)、大会出資者およびプレイヤ出資者に大会の中止通知を行う。具体的には、サーバ装置2は、大会管理DBにおける、大会IDの開催ステータスを「未定」から「中止」に変更する。サーバ装置2は、大会管理DBにおいて、当該大会IDに関連付けられたユーザID(運営者ID、プレイヤID、大会出資者ID、プレイヤ出資者IDなど)に対応するユーザに大会の中止通知を行う。
参加可否判定部237は、仮プレイヤが設定した大会への参加条件の成否に応じて、プレイヤの参加の可否を判定する。当該大会への参加条件を満たすと判定された場合に、サーバ装置2は、当該プレイヤおよびプレイヤ出資者に大会への参加決定通知を行う。具体的には、サーバ装置2は、大会管理DBにおける、当該プレイヤIDの参加ステータスを「未定」から「参加」に変更する。サーバ装置2は、大会管理DBにおいて、プレイヤIDおよび当該プレイヤIDに関連付けられたユーザID(プレイヤ出資者IDなど)に対応するユーザに大会の開催通知を行う。
一方、出資者の受付期限までに大会への参加条件を満していないと判定された場合に、サーバ装置2は、当該大会のプレイヤおよびプレイヤ出資者に大会の中止通知を行う。具体的には、サーバ装置2は、大会管理DBにおける、大会IDの開催ステータスを「未定」から「中止」に変更する。サーバ装置2は、大会管理DBにおいて、プレイヤIDおよび当該プレイヤIDに関連付けられたユーザID(プレイヤ出資者IDなど)に対応するユーザに大会の中止通知を行う。
課金処理部238は、仮運営者が正式な運営者として登録された場合、または、仮プレイヤが正式なプレイヤとして登録された場合、課金処理を実行する。
例えば、ゲームシステム1では、予め、各ユーザの口座情報が記憶されているとする。この場合、課金処理部238は、仮運営者が正式な運営者として登録されると、出資者の口座から出資に応じた金額を出金する。このとき、課金処理部238は、出金した金額から所定の手数料を徴収し、残額を運営者(仮運営者)の口座に入金する。
また、課金処理部238は、仮運営者が正式な運営者として登録された場合、仮運営者の口座から所定の手数料を徴収してもよい。課金処理部238は、仮プレイヤが正式なプレイヤとして登録された場合にも、仮運営者と同様の処理を実行する。
<ゲーム装置5における制御部56の機能的構成>
制御部56は、各種プログラムを実行することにより、通信部561、ゲーム進行部562および結果情報生成部563として機能する。
通信部561は、ネットワークインターフェース51を介して、サーバ装置2との通信を行う機能である。通信部561は、操作部54がコントローラ63から受信した各種操作信号などに応じて、ゲームプログラムや新たなゲームデータのダウンロード要求などを、サーバ装置2に送信する。また、通信部561は、ダウンロード要求に応じてサーバ装置2から送られてきたゲームデータを、サーバ装置2から受信する。
ゲーム進行部562は、プレイヤの操作に従って、ゲームデータに含まれるオブジェクト、およびテクスチャなどのデータを読み出し且つゲームプログラムを実行して、二次元または三次元のゲーム画像情報を生成する。ゲーム画像情報がグラフィック処理部52によって処理されることにより、ディスプレイ61には処理後のゲーム画像が表示される。例えば、ゲーム進行部562は、図9に示すようなゲーム画像Scをディスプレイ61に表示させる。
結果情報生成部563は、対戦が終了した場合に、対戦結果を示す結果情報を生成する。通信部561は、生成された結果情報をサーバ装置2に送信する。サーバ装置2は、受信した結果情報を記憶部22に格納する。これにより、サーバ装置2は、大会において行われた各対戦の結果を管理する。
<仮運営者端末3における制御部86の機能的構成>
図10は、仮運営者端末3における制御部86の機能を示すブロック図である。仮運営者端末3は、各種プログラムを実行することにより、通信部31、UI表示処理部32および仮運営者登録データ生成部33として機能する。
通信部31は、仮運営者端末3のネットワークインターフェース81を介して、サーバ装置2との通信を行う機能である。
UI表示処理部32は、メニューなどのUI(ユーザインタフェース)をディスプレイ821に表示する。使用者(ここでは、仮運営者)は、タッチパッド841(ディスプレイ821)でUIを操作することによって、種々の指示を仮運営者端末3に与えることができる。この例では、UIとして、「仮運営者登録メニュー」がある。
仮運営者登録データ生成部33は、使用者(ここでは、仮運営者)による「仮運営者登録メニュー」の操作に応じて、仮運営者登録画面をディスプレイ821に表示し、仮運営者登録に必要なデータの入力を受け付ける。この例では、仮運営者登録データ生成部33は、仮運営者登録画面によって、上述した大会規定、出資条件、開催条件、受付期限、広告表示方法などのデータの入力を、受け付ける。仮運営者登録データ生成部33は、入力されたデータを含む仮運営者登録データを生成する。通信部31は、生成された仮運営者登録データを、サーバ装置2に送信する。
<仮プレイヤ端末4における制御部86の機能的構成>
図7は、仮プレイヤ端末4における制御部86の機能を示すブロック図である。仮プレイヤ端末4は、各種プログラムを実行することにより、通信部41、UI表示処理部42および仮プレイヤ登録データ生成部43として機能する。
通信部41は、仮プレイヤ端末4のネットワークインターフェース81を介して、サーバ装置2との通信を行う機能である。
UI表示処理部42は、メニューなどのUIをディスプレイ821に表示する。使用者(ここでは、仮プレイヤ)は、タッチパッド841(ディスプレイ821)でUIを操作することによって、種々の指示を仮プレイヤ端末4に与えることができる。この例では、UIとして、「仮プレイヤ登録メニュー」がある。
仮プレイヤ登録データ生成部43は、使用者(ここでは、仮プレイヤ)による「仮プレイヤ登録メニュー」の操作に応じて、仮プレイヤ登録画面をディスプレイ821に表示し、仮プレイヤ登録に必要なデータの入力を受け付ける。
例えば、仮プレイヤ登録画面には、仮プレイヤが参加可能な大会の一覧が表示されるとともに、大会および運営者に関する各種情報(例えば、大会規定、運営者情報など)が表示される。この例では、仮プレイヤ登録データ生成部43は、仮プレイヤ登録画面によって、プレイヤが参加を希望する大会の選択に加え、上述した出資条件、参加条件、受付期限などのデータの入力を、受け付ける。仮プレイヤ登録データ生成部43は、入力されたデータを含む仮プレイヤ登録データを生成する。通信部41は、生成された仮プレイヤ登録データを、サーバ装置2に送信する。
<出資者端末7における制御部86の機能的構成>
図12は、出資者端末7における制御部86の機能を示すブロック図である。出資者端末7は、各種プログラムを実行することにより、通信部71、UI表示処理部72、大会出資者登録データ生成部73およびプレイヤ出資者登録データ生成部74として機能する。
通信部71は、出資者端末7のネットワークインターフェース81を介して、サーバ装置2との通信を行う機能である。
UI表示処理部72は、メニューなどのUIをディスプレイ821に表示する。使用者(ここでは、出資者)は、タッチパッド841(ディスプレイ821)でUIを操作することによって、種々の指示を出資者端末7に与えることができる。この例では、UIとして、「運営者マッチングメニュー」、「プレイヤマッチングメニュー」がある。
大会出資者登録データ生成部73は、使用者(ここでは、出資者)による「運営者マッチングメニュー」の操作に応じて、大会出資者登録画面をディスプレイ821に表示し、大会の出資者として登録されるために必要なデータの入力を受け付ける。例えば、大会出資者登録画面には、仮運営者の一覧が表示されるとともに、仮運営者および大会に関する各種情報が表示される。具体的には、大会出資者登録画面には、図5の仮運営者DBに含まれるデータが表示される。
この例では、大会出資者登録データ生成部73は、大会出資者登録画面により、出資者が出資を希望する仮運営者、出資する資本(例えば、資金や設備)などの入力を、受け付ける。大会出資者登録データ生成部73は、入力されたデータを含む大会出資者登録データを生成する。通信部71は、生成された大会出資者登録データを、サーバ装置2に送信する。
プレイヤ出資者登録データ生成部74は、使用者(ここでは、出資者)による「プレイヤマッチングメニュー」の操作に応じて、プレイヤ出資者登録画面をディスプレイ821に表示し、プレイヤの出資者として登録されるために必要なデータの入力を受け付ける。例えば、プレイヤ出資者登録画面には、仮プレイヤの一覧が表示されるとともに、仮プレイヤおよび大会に関する各種情報が表示される。具体的には、プレイヤ出資者登録画面には、図6の仮プレイヤDBに含まれるデータが表示される。
この例では、プレイヤ出資者登録データ生成部74は、プレイヤ出資者登録画面により、出資者が出資対象と決定した仮プレイヤ、出資する資本(例えば、資金や設備)などの入力を、受け付ける。プレイヤ出資者登録データ生成部74は、入力されたデータを含むプレイヤ出資者登録データを生成する。通信部71は、生成されたプレイヤ出資者登録データを、サーバ装置2に送信する。
<ゲームシステムにおける一連の処理の流れ>
図13~図19を用いて、ゲームシステムの処理の流れを説明する。図13は全体の処理の流れを示すフローチャートである。ゲームシステム1は、端末3,4,7に対する操作に応じて、以下の4つの処理を行う。
(1)仮運営者端末3において「仮運営者登録メニュー」の操作が行われた場合(ステップS1のYes)、図14の「仮運営者登録処理」が行われる(ステップS2)。
(2)仮プレイヤ端末4において「仮プレイヤ登録メニュー」の操作が行われた場合(ステップS3のYes)、図15の「仮プレイヤ登録処理」が行われる(ステップS4)。(3)出資者端末7において「運営者マッチングメニュー」の操作が行われた場合(ステップS5のYes)、図16の「運営者マッチング処理」が行われる(ステップS6)。(4)出資者端末7において「プレイヤマッチングメニュー」の操作が行われた場合(ステップS7のYes)、図17の「プレイヤマッチング処理」が行われる(ステップS8)。
(1)~(4)の処理が行われた後、ゲームシステム1は、図18の「開催可否判定処理」(ステップS9)、および、図19の「参加可否判定処理」(ステップS10)を行う。
<仮運営者登録処理の流れ>
図14の仮運営者登録処理は、サーバ装置2と仮運営者端末3とが連携することにより実行される。仮運営者登録処理では、仮運営者端末3に対して行われた操作に基づいて、仮運営者端末3の使用者が仮運営者として登録される。
具体的には、まず、仮運営者端末3のディスプレイ821に、メニュー画面が表示される(ステップS101)。仮運営者端末3の使用者(ここでは、仮運営者)が、メニュー画面の「仮運営者登録メニュー」を選択する(ステップS102)と、ディスプレイ821に仮運営者登録画面が表示される(ステップS103)。
仮運営者端末3の仮運営者登録データ生成部33は、仮運営者登録画面によって使用者からの入力を受け付ける。具体的には、仮運営者登録データ生成部33は、当該使用者から、開催を希望している大会の大会規定、出資条件、開催条件、広告表示方法、受付期限などの入力を受け付ける。仮運営者登録データ生成部33は、受け付けた入力を示す仮運営者登録データを生成する(ステップS104)。通信部31は、生成された仮運営者登録データをサーバ装置2に送信する(ステップS105)。
サーバ装置2は、仮運営者登録データを受信する(ステップS106)と、仮運営者端末3の使用者を仮運営者として登録する(ステップS107)。具体的には、サーバ装置2は、新たに大会IDを発行する。仮運営者登録部232は、当該大会IDに、仮運営者端末3の使用者のユーザIDを運営者IDとして関連付けて、大会管理DBに格納する。この場合、大会IDの開催ステータスが「未定」に設定される。
ステップS108の後、仮運営者登録部232は、受信した仮運営者登録データに基づいて、仮運営者DBを更新する(ステップS108)。具体的には、仮運営者登録部232は、仮運営者登録データに含まれる各種データを、仮運営者DBの仮運営者IDに関連付けて格納する。
<仮プレイヤ登録処理の流れ>
図15の仮プレイヤ登録処理は、サーバ装置2と仮プレイヤ端末4とが連携して行われる。仮プレイヤ登録処理では、仮プレイヤ端末4に対して行った操作に基づいて、仮プレイヤ端末4の使用者が仮プレイヤとして登録される。
具体的には、まず、仮プレイヤ端末4のディスプレイ821に、メニュー画面が表示される(ステップS201)。仮プレイヤ端末4の使用者(ここでは、仮プレイヤ)が、メニュー画面の「仮プレイヤ登録メニュー」を選択する(ステップS202)と、仮プレイヤ端末4の通信部41が、サーバ装置2に大会情報を要求する(ステップS203)。この大会情報は、開催が希望されている大会に関する情報が含まれる。大会情報は、例えば、大会管理DBを参照して生成され、大会管理DBにおける大会IDと大会IDに対応する大会の概要(大会規定など)に関するデータなどを含む。
サーバ装置2は、大会情報の要求を受信する(ステップS204)と、大会情報を生成し、仮プレイヤ端末4に送信する(ステップS205)。
仮プレイヤ端末4は、大会情報を受信する(ステップS206)と、仮プレイヤ登録画面を表示する(ステップS207)。この仮プレイヤ登録画面には、受信した大会情報に含まれる大会の一覧が表示される。仮プレイヤ端末4の仮プレイヤ登録データ生成部43は、仮プレイヤ登録画面に対して行われた入力データを含む仮プレイヤ登録データを生成する(ステップS208)。この仮プレイヤ登録データには、上述したように、参加を希望する大会(大会ID)、出資条件、参加条件、広告表示方法、受付期限などのデータが含まれる。仮プレイヤ端末4の通信部41は、生成された仮プレイヤ登録データをサーバ装置2に送信する(ステップS209)。
サーバ装置2の仮プレイヤ登録部233は、仮プレイヤ登録データを受信する(ステップS210)と、仮プレイヤ端末4の使用者を仮プレイヤとして登録する(ステップS211)。具体的には、仮プレイヤ登録部233は、仮プレイヤ登録データに含まれる大会IDに、仮プレイヤ端末4の使用者のユーザIDをプレイヤIDとして関連付けて、大会管理DBに格納する。このとき、プレイヤIDの参加ステータスが「未定」に設定される。
ステップS211の後、仮プレイヤ登録部233は仮プレイヤDBを更新する(ステップS212)。具体的には、仮プレイヤ登録部233は、仮プレイヤ登録データに含まれる各種データを、仮プレイヤDBの仮プレイヤIDに関連付けて格納する。
<運営者マッチング処理の流れ>
図16の運営者マッチング処理は、サーバ装置2と出資者端末7とが連携して行う。運営者マッチング処理では、出資者と仮運営者とのマッチング処理が行われる。
具体的には、まず、出資者端末7のディスプレイ821に、メニュー画面が表示される(ステップS301)。出資者端末7の使用者(ここでは、出資者)が、メニュー画面の「運営者マッチングメニュー」を選択する(ステップS302)と、出資者端末7の通信部71が、サーバ装置2に仮運営者情報を要求する(ステップS303)。仮運営者情報には、図5の仮運営者DBに含まれるデータのように、仮運営者に関するデータと、出資の受付に関するデータなどが含まれる。
サーバ装置2は、仮運営者情報の要求を受信する(ステップS304)と、仮運営者DBに基づいて仮運営者情報を生成し、生成した仮運営者情報を出資者端末7に送信する(ステップS305)。
出資者端末7は、仮運営者情報を受信する(ステップS306)と、大会出資者登録画面を表示する(ステップS307)。この大会出資者登録画面には、仮運営者情報が含まれる。具体的に、大会出資者登録画面には、仮運営者DBに含まれる、大会および仮運営者に関する情報、出資条件、受付期限、広告表示方法などが表示される。出資者端末7の大会出資者登録データ生成部73は、大会出資者登録画面に対して行われた入力を示す大会出資者登録データを生成する(ステップS308)。この大会出資者登録データには、出資者が出資を希望する仮運営者、出資する資本(例えば、資金や設備)などのデータが含まれる。出資者端末7の通信部71は、生成された大会出資者登録データをサーバ装置2に送信する(ステップS309)。
サーバ装置2の大会出資者登録部234は、大会出資者登録データを受信する(ステップS310)と、出資者端末7の使用者を、仮運営者(大会)の出資者として登録する(ステップS311)。具体的には、大会管理DBに、対応する大会IDに、出資者端末7の使用者のユーザIDを出資者IDとして関連付ける。
ステップS311の後、サーバ装置2は、出資者が登録された大会の仮運営者に、出資者が決定されたことを通知する(ステップS312)。
<プレイヤマッチング処理の流れ>
図17のプレイヤマッチング処理は、サーバ装置2と出資者端末7とが連携して行う。
具体的には、まず、出資者端末7のディスプレイ821に、メニュー画面が表示される(ステップS401)。出資者端末7の使用者(ここでは、出資者)が、メニュー画面の「プレイヤマッチングメニュー」を選択する(ステップS402)と、出資者端末7の通信部71が、サーバ装置2に仮プレイヤ情報を要求する(ステップS403)。仮プレイヤ情報には、図6の仮プレイヤDBに含まれるデータのように、仮プレイヤに関するデータと、出資の受付に関するデータなどが含まれる。
サーバ装置2は、仮プレイヤ情報の要求を受信する(ステップS404)と、仮プレイヤDBに基づいて仮プレイヤ情報を生成し、生成した仮プレイヤ情報を出資者端末7に送信する(ステップS405)。
出資者端末7は、仮プレイヤ情報を受信する(ステップS406)と、プレイヤ出資者登録画面を表示する(ステップS407)。このプレイヤ出資者登録画面には、仮プレイヤDBに含まれる、仮プレイヤに関する情報と、出資するための条件である出資条件、受付までの締切時間などが表示される。出資者端末7のプレイヤ出資者登録データ生成部74は、プレイヤ出資者登録画面に対して行われた入力を示すプレイヤ出資者登録データを生成する(ステップS408)。このプレイヤ出資者登録データには、出資者によって選択されたプレイヤID、出資の詳細などが含まれる。出資者端末7の通信部71は、生成されたプレイヤ出資者登録データをサーバ装置2に送信する(ステップS409)。
サーバ装置2は、プレイヤ出資者登録データを受信する(ステップS410)と、出資者端末7の使用者を、仮プレイヤの出資者として登録する(ステップS411)。具体的には、サーバ装置2は、対応するプレイヤIDに、出資者端末7の使用者のユーザIDを出資者IDとして関連付けたデータを大会管理DBに格納する。
ステップS411の後、サーバ装置2は、出資者が登録された仮プレイヤに、出資者が決定されたことを通知する(ステップS412)。
<開催可否判定処理の流れ>
図18の開催可否判定処理は、サーバ装置2によって行われる。
具体的には、まず、サーバ装置2の開催可否判定部236は、大会が開催条件を満たしたか否かを判定する(ステップS501)。具体的には、開催可否判定部236は、大会運営DBおよび仮運営者DBを参照し、大会の開催条件が成立しているか否かを判定する。
大会が開催条件を満たしたと判定された場合(ステップS501のYes)、サーバ装置2は、仮運営者を大会の運営者として登録する(ステップS502)。具体的には、サーバ装置2は、大会管理DBにおいて、大会IDに関連付けられた開催ステータスを「開催」にする。
ステップS502の後、サーバ装置2は、大会管理DBにおいて、開催ステータスが「開催」に設定された大会IDに関連付けられた、運営者、プレイヤ、出資者などに、大会の開催を通知する(ステップS503)。
ステップS503の後、サーバ装置2の課金処理部238は、課金処理を実行する(ステップS504)。例えば、課金処理部238は、出資者または仮運営者の口座から手数料を徴収する。そして、サーバ装置2は、出資者の受付を締め切る(ステップS505)。
また、ステップS501において、大会が開催条件を満たしていないと判定された場合(ステップS501のNo)、サーバ装置2は、大会の運営者に対する出資者の受付の締切時間が到来しているか否かを判定する(ステップS511)。具体的に、サーバ装置2は、仮運営者DBの受付期限を参照し、現在時刻と受付期限とを比較する。
大会の運営者に対する出資者の受付の締切時間が到来していると判定された場合(ステップS511のYes)、サーバ装置2は、大会管理DBにおいて、大会IDに関連付けられた、運営者、プレイヤ、出資者などに、大会の中止を通知する(ステップS512)。ステップS512の後、ゲームシステム1は、ステップS505を行う。
一方、大会の運営者に対する出資者の受付の締切時間が到来していないと判定した場合(ステップS511のNo)、図18の処理を終了する。
<参加可否判定処理の流れ>
図19の参加可否判定処理は、サーバ装置2によって行われる。
具体的には、まず、サーバ装置2の参加可否判定部237は、プレイヤの参加条件を満たしたか否かを判定する(ステップS601)。具体的には、参加可否判定部237は、大会運営DBおよび仮プレイヤDBを参照し、プレイヤの大会への参加条件が成立しているか否かを判定する。
仮プレイヤが参加条件を満たしたと判定された場合(ステップS601のYes)、サーバ装置2は、仮プレイヤを大会のプレイヤとして登録する(ステップS602)。具体的には、サーバ装置2は、大会管理DBにおいて、プレイヤIDに関連付けられた参加ステータスを「参加」にする。
ステップS602の後、サーバ装置2は、大会管理DBにおいて、参加ステータスが「参加」に設定されたプレイヤ、運営者、出資者などに、大会の参加が決定されたことを通知する(ステップS603)。
ステップS603の後、サーバ装置2の課金処理部238は、課金処理を実行する(ステップS604)。例えば、課金処理部238は、出資者または仮プレイヤの口座から手数料を徴収する。そして、サーバ装置2は、出資者の受付を締め切る(ステップS605)。
また、ステップS601において、仮プレイヤが参加条件を満たしていないと判定された場合(ステップS601のNo)、サーバ装置2は、仮プレイヤが出資を受け付ける期限である受付期限が到来しているか否かを判定する(ステップS611)。具体的に、サーバ装置2は、仮運営者DBの受付期限を参照し、現在時刻と受付期限とを比較する。
仮プレイヤに対する出資受付の期限が到来していると判定した場合(ステップS611のYes)、サーバ装置2は、大会管理DBにおいて、プレイヤ、運営者、出資者などに、大会の参加の中止を通知する(ステップS612)。ステップS612の後、ゲームシステム1は、ステップS605を行う。
一方、仮プレイヤに対する出資受付の期限が到来していないと判定した場合(ステップS511)、ゲームシステム1は、図19の処理を終了する。
以上をまとめると、ゲーム装置5(コンピュータ)を介して対戦(ゲーム)が行われる大会(イベント)において、大会を管理するゲームシステム(コンピュータシステム)であって、ゲームのプレイを行うプレイヤの実績を含んだプレイヤ情報を識別可能に管理するサーバ装置2(管理部)と、ユーザがプレイヤへの出資者となるための登録を受け付けるUI表示処理部72(受付部)と、登録を受け付けたユーザをプレイヤの出資者として登録するプレイヤ出資者登録部235(登録部)とを備えることを特徴とするゲームシステムである。
<発明の効果>
以上のように、サーバ装置2は、プレイヤの実績を含むプレイヤ情報を識別可能に管理する。UI表示処理部72は、ユーザからプレイヤの出資者となるための登録を受け付ける。大会出資者登録部234は、当該登録に応じて、ユーザをプレイヤの出資者として登録する。
プレイヤの実績を確認することにより、ユーザは、プレイヤの出資者となった際の広告宣伝活動の効果を予測することができる。すなわち、プレイヤの実績は、大会の広告宣伝活動の効果を判断する一つの材料となる。プレイヤの実績をユーザに提供することにより、ユーザ(出資者)は、出資対象を見つけることができる。
また、サーバ装置2(管理部)は、出資者として登録されたユーザに、ゲーム中における広告表示に関する権利である広告表示権を付与する。これにより、ユーザは、出資者として登録された場合、ゲーム内において自己の広告を表示させることができる。
また、ゲームシステム1は、広告表示権(報酬)の内容を設定するUI表示処理部42(第1設定部)をさらに備える。これにより、仮プレイヤは、大会参加時の出資者への報酬を設定できる。また、出資者は、出資の内容と出資者への報酬を基に出資先を探しやすくなる。
また、サーバ装置2(管理部)は、プレイヤ情報として、プレイヤが設定した大会(イベント)への参加条件を管理する。これにより、仮プレイヤとなるユーザは、イベントの参加のために必要となる出資を参加条件として設定することで、イベントに参加することが容易になる。
また、ゲームシステム1は、プレイヤへの出資者が登録された場合、当該プレイヤまたはプレイヤへの出資者の少なくとも一方に対して課金を行う課金処理部238(課金部)をさらに備える。これにより、ゲームシステム1の管理者は、プレイヤが大会(イベント)に参加することで収入を得ることができる。また、ゲームシステム1の管理者は、プレイヤの参加が決定されるほど、収入を得ることができる。
また、プレイヤ出資者登録部235は、プレイヤに対して、複数の出資者を登録可能である。これにより、プレイヤは複数のユーザから出資を受けることができるため、大会(イベント)に参加しやすくなる。また、プレイヤは複数の出資者から出資を受けることができるため、より参加条件が厳しい大会に参加しやすくなる。
また、ゲームシステム1は、ユーザが出資者として登録されるための出資条件を設定するUI表示処理部42(第2設定部)をさらに備える。これにより、仮プレイヤは希望する出資者を募ることができる。
(その他の実施形態)
ゲームシステム1では、以下のような運用を行ってもよい。
サーバ装置2は、大会に対して行われた出資の規模(出資規模)に応じて広告表示権(報酬)の内容を変更可能であってもよい。例えば、サーバ装置2は、出資の規模が大きくなるにつれて、大会(ゲームプレイ中の画面)におけるユーザ(出資者)のロゴを大きくするように、大会を管理してもよい。これにより、出資者は、出資規模に応じた広告宣伝活動を行うことができる。
なお、運営者情報(運営者の実績)およびプレイヤ情報(プレイヤの実績)に応じて、出資の規模が自動的に設定されてもよいし、出資の規模が変化してもよい。例えば、大会における集客数や大会における成績(順位など)に基づいて、ユーザに対する出資の規模が変化してもよい。
また、上記実施形態では、出資者として登録されたユーザに対して、出資の報酬として広告表示権が付与されるが、出資の報酬として広告表示権以外のものが付与されてもよい。出資者と仮運営者(または仮プレイヤ)との間で、合意できれば、出資者に対してどのような報酬が付与されてもよい。
例えば、大会の出資者への報酬としては、大会の命名権(ネーミングライツ)、開催場所の指定権(出資者の会社で開催するなど)などが挙げられる。また、大会の出資者へ付与される広告表示権の内容として、例えば、特定のキャラクタに広告を付与、ゲーム配信や大会会場での出資者名の表示または読み上げ、ゲーム中のロード画面に表示、キャラクタの技名変更やキャラクタの音声変更(例えば、キャラクタが所定の技を行う際に出力される音声が出資者名を含むものとなるなど)などが挙げられる。
また、大会の出資者へ付与される広告表示権の内容として、大会における全てのキャラクタに広告(ロゴなど)を付与してもよいし、大会におけるゲーム中の全てのロード画面に広告を表示してもよいし、対戦ごとに出資者名の表示または読み上げを行ってもよいし、大会の全対戦においてキャラクタの技名変更やキャラクタの音声変更をしてもよい。
また、以下のように、運営者への出資の規模に応じて、広告表示権(報酬)の内容を変化させてもよい。
大会の出資者への報酬が大会の命名権である場合、出資の規模に応じて、出資者に、大会名の一部を変化させる権利を付与してもよいし、大会名の全部を変化させる権利を付与してもよい。
大会の出資者への報酬が開催場所の指定権である場合、出資の規模に応じて、開催場所として、複数の場所を指定できてもよいし、海外など遠方にある場所を指定できてもよい。
広告表示権の内容が特定のキャラクタに広告を付与することである場合、出資の規模に応じて、広告を付与するキャラクタの数を増減させてもよい。
広告表示権の内容がゲーム配信や大会会場での出資者名の表示または読み上げである場合、出資の規模に応じて、表示回数(読み上げ回数)を変化させてもよいし、表示時間を変化させてもよい。
広告表示権の内容がゲーム中のロード画面に広告を表示することである場合、出資の規模に応じて、表示回数を変化させてもよいし、表示時間を変化させてもよい。
広告表示権の内容がキャラクタの技名変更やキャラクタの音声変更である場合、出資の規模に応じて、技名や音声が変更される対戦数を変化させてもよいし、技名や音声が変更される回数を変化させてもよいし、技名や音声が変更される場面が増えてもよい(例えば、その技で勝敗が決したときだけ変化など)。
また、例えば、プレイヤの出資者への報酬としては、プレイヤが出資者指定のユニフォーム(例えば、出資者の会社のロゴが入っているユニフォームなど)の着用、プレイヤが出資者指定のキャラクタを使用(例えば、出資者の会社のロゴが入っているユニフォームを着たキャラクタなど)、プレイヤが使用するコントローラに広告を貼付(表示)、ゲーム中のロード画面に表示、プレイヤが使用するキャラクタの技名変更やキャラクタの音声変更(例えば、キャラクタが所定の技を行う際に出力される音声が出資者名を含むものとなるなど)などが挙げられる。
また、プレイヤの出資者へ付与される広告表示権(報酬)の内容として、プレイヤが使用する全てのキャラクタに広告(ロゴなど)を付与してもよい。また、前記広告表示権(報酬)の内容として、プレイヤの対戦に関係する全てのロード画面に表示してもよいし、対戦相手にも出資者が存在する場合、両出資者の広告が並んで表示されてもよいし、両出資者の広告が所定時間ごとに切り替わってもよい。
また、以下のように、プレイヤへの出資の規模に応じて、広告表示権(報酬)の内容を変化させてもよい。
プレイヤの出資者への報酬の内容が、プレイヤが出資者指定のユニフォームの着用することである場合、出資の規模に応じて、ユニフォームの着用回数や着用場面(例えば、決勝戦のみ着用、全対戦において着用など)を変化させてもよい。
プレイヤの出資者への報酬の内容が、プレイヤが出資者指定のキャラクタを使用することである場合、出資の規模に応じて、キャラクタの使用回数や使用場面(例えば、決勝戦のみ使用、全対戦において使用など)を変化させてもよい。
プレイヤの出資者への報酬の内容が、プレイヤが使用するコントローラに広告を貼付(表示)することである場合、出資の規模に応じて、広告の貼付(表示)回数や貼付(表示)場面を(例えば、決勝戦のみ表示、全対戦において表示など)を変化させてもよい。
プレイヤの出資者への報酬の内容がゲーム中のロード画面に広告を表示することである場合、出資の規模に応じて、表示回数を変化させてもよいし、表示時間を変化させてもよい。
プレイヤの出資者への報酬の内容がキャラクタの技名変更やキャラクタの音声変更である場合、出資の規模に応じて、技名や音声が変更される対戦数を変化させてもよいし、技名や音声が変更される回数を変化させてもよいし、技名や音声が変更される場面が増えてもよい(例えば、その技で勝敗が決したときだけ変化など)。
なお、運営者およびプレイヤのそれぞれに出資者が存在する場合、いずれかの広告を優先して表示してもよいし、両方の広告を並んで表示してもよい。また、両者(出資者)の広告表示権の範囲(内容)が重なり合ったとき、広告の表示位置を適宜調整できてもよい。また、両者の出資額に基づいて、いずれの広告を優先するかを決定してもよいし、両者の過去の出資の総額に基づいて、いずれの広告を優先するかを決定してもよい。
また、仮運営者は、仮運営者登録画面において、開催条件として、どのような条件を設定できてもよい。例えば、仮運営者は、開催条件として、出資者の要否、希望する出資の総額や、希望する設備の提供などを設定できてもよい。
また、仮プレイヤは、仮プレイヤ登録画面において、参加条件として、どのような条件を設定できてもよい。例えば、仮プレイヤは、参加条件として、出資者の要否、希望する出資の総額や、希望する設備の提供などを設定できてもよい。
また、仮運営者は、任意のタイミングで、開催条件を変更できてもよいし、仮プレイヤは、任意のタイミングで、参加条件を変更できてもよい。
また、仮運営者は、開催条件の設定の際に、出資者数の上限を設定してもよいし、出資者数の上限を設定しなくてもよい。同様に、仮プレイヤは、参加条件の設定の際に、出資者数の上限を設定してもよいし、出資者数の上限を設定しなくてもよい。
また、仮運営者は、開催条件が成立した後に、出資者を追加で募集できるように、開催条件を変更できてもよい。この場合、追加で募集する出資者数の上限を定めて募集できてもよいし、出資者数の上限を定めずに募集できてもよい。また、この場合、既に登録されている出資者の合意を得なければ、開催条件を変更できないようにしてもよい。また、開催条件の変更前に登録された出資者と、開催条件の変更後に登録された出資者とで、その出資額に応じて、広告表示権の内容(例えば、広告表示位置の変更)を変化させてもよい。
また、仮プレイヤが正式なプレイヤになるなどして、大会に参加するプレイヤの数が増減した場合、仮運営者は広告表示権の内容を変化できるようにしてもよい。例えば、広告表示権の内容が所定数のプレイヤのキャラクタに広告を表示させるものである場合、この所定数を増減させてもよい。
また、UI表示処理部72(受付部)が、プレイヤへの出資者となることを希望するユーザから、当該ユーザがプレイヤへの出資者となるための条件の入力を受け付けた場合、サーバ装置2(管理部)は、仮プレイヤから、当該条件により、当該ユーザを当該プレイヤへの出資者として登録する操作を受け付けてもよい。これにより、出資者は、仮プレイヤに対して出資条件を提案することができるため、ゲームシステム1を介して、出資者と仮プレイヤとは出資条件の交渉を行うことができる。
また、サーバ装置2(管理部)は、プレイヤへの出資者として登録されているユーザについて、当該プレイヤが参加する大会(イベント)において、プレイヤとしての参加を制限してもよい。本ゲームシステムでは、ユーザは、運営者や出資者、プレイヤなどの役割を自由に設定して、大会に参加することができる。このため、プレイヤへの出資者が、出資対象のプレイヤが参加している大会に参加するおそれがあり、これを許すと公正な大会運営の妨げとなる。この参加制限により、公正な大会運営を実現することができる。
また、サーバ装置2は、入札形式により、出資者の登録を行ってもよい。例えば、サーバ装置2は、複数のユーザから出資者の登録希望とともに出資額の申請を受け付け、最も高い出資額の申請を行ったユーザを出資者として登録してもよい。
また、仮運営者は、開催を希望する複数の大会がある場合、大会ごとに開催条件を設定するのではなく、複数の大会に対して一括して開催条件を設定できてもよい。また、仮運営者は、所定期間内(一年間など)に開催される大会に対して一括して、出資者から出資を受けられるようにしてもよい。
同様に、仮プレイヤは、参加を希望する複数の大会に対して一括して参加条件を設定できてもよいし、所定期間内(一年間など)に参加する大会に対して一括して、出資者から出資を受けられるようにしてもよい。
また、UI表示処理部72は、出資者端末7を操作するユーザ(出資者)からの検索条件の入力を受け付け、検索条件に適合した仮運営者情報および仮プレイヤ情報を、ディスプレイ821に表示してもよい。また、UI表示処理部72は、複数の検索条件を受け付けてもよいし、ユーザの運営者情報およびプレイヤ情報を含む検索条件を受け付けてもよい。これにより、例えば、プレイヤとしての実績が豊富で大会動員数(またはフォロワー数)が多い運営者や、プレイヤとしての成績がトップクラスで使用キャラが○○であるプレイヤなど、バリエーションに富んだ検索を行うことができる。
また、運営者情報(運営者としての実績)は、ユーザが大会を開催した回数に限られない。例えば、運営者情報には、累計参加人数やユーザからの運営者への評価(例えば、SNS(ソーシャルネットワークサービス)などにおける「フォロワー数」、「ツイート数」、「いいね」の数、「チャンネル登録数」など)が含まれてもよい。また、運営者情報には、開催した大会の成功・失敗に関する評価、不正行為などによる中断がなかった(完走した)大会の回数、大会が不正行為などにより中断された回数、受けた出資の総額などが含まれてもよい。
また、プレイヤ情報(プレイヤとしての実績)は、大会の優勝回数に限られない。例えば、プレイヤ情報には、プレイヤの過去の対戦成績、優勝償金額、大会において獲得した報酬などが含まれてもよい。また、プレイヤ情報には、過去の不正行為に関する情報、他のゲームでの実績、ゲームジャンルごとの成績などが含まれてもよい。
また、運営者情報およびプレイヤ情報は、ゲームの種類ごとやゲームのレギュレーションごとに管理されてもよい。また、ゲームにおいて公式のレギュレーションが定まっている場合、運営者情報およびプレイヤ情報は、公式のレギュレーションと非公式のレギュレーションに分けて管理されてもよい。また、FPS(First Person shooter)、TPS(Third Person Shooter)、RTS(First Person Shooter)、格闘ゲームなどのゲームジャンルごとに管理されてもよい。
また、サーバ装置2は、ユーザの実績を示すデータベースである実績管理DBを管理しているが、開催した大会の結果に応じて、実績管理DBを更新してもよい。
また、ゲームシステム1のユーザは、運営者、プレイヤ、大会出資者、プレイヤ出資者のいずれかの役割を指定して大会に参加(登録)することができる。また、大会への参加登録(運営者、プレイヤ、大会出資者、プレイヤ出資者などの登録)を、仮運営者端末3、仮プレイヤ端末4、ゲーム装置5および出資者端末7のいずれからでも行うことができるようにしてもよいし、他の端末から行うようにしてもよい。
また、課金処理部238が、出資者の口座から出資に応じた金額を出金した後に、仮運営者または仮プレイヤの口座へ入金するタイミングは、任意に設定できてもよい。例えば、このタイミングは、大会開催後に設定してもよい。
また、課金処理部238は、ユーザからの参加登録に応じて、当該ユーザに対して所定の役割(仮運営者や仮プレイヤなど)が割り振られた場合に、当該ユーザの口座から手数料を徴収してもよい。
また、課金処理部238は、ユーザが本ゲームシステムに対して事前に課金を行っている場合、当該課金から手数料を徴収してもよい。
また、上記実施形態では、課金処理部238が課金処理を実行しているが、これに限られない。例えば、課金処理部238に代えて、システムの管理者が手数料の徴収(ユーザの口座からの出入金など)を行ってもよい。システム管理者が、各ユーザの口座から出入金を行うことにより、ユーザに対する課金が容易になる。なお、システムの管理者以外の者が、各ユーザの口座から入出金を行ってもよい。
また、仮運営者DBおよび仮プレイヤDBにおける大会規定には、大会名、大会においてプレイされるゲーム、大会のレギュレーション(ルールや対戦形式など)、開催場所、プロライセンスの要否、過去の実績(予選大会での成績など)などが含まれてもよい。
また、大会運営DBにおいて、大会IDごとに、運営者ID、大会出資者ID、プレイヤID、プレイヤ出資者IDが関連付けられているが、大会運営DBの構成は他の構成であってもよい。例えば、ユーザIDを用いて、運営者、大会出資者、プレイヤ、プレイヤ出資者の各役割を管理してもよい。
また、出資者に付与される広告表示権の内容として、広告を表示する対象(ゲーム画面、キャラクタなど)などに加えて、広告の表示期間を含んでもよい。広告の表示期間としては、例えば、表示日時(大会の何日目に表示するなど)や広告を表示する対戦(決勝戦のみなど)などが挙げられる。
また、上記実施形態では、仮運営者が、出資者からの出資を受けることで、正式な大会の運営者として登録されるが、これに限られない。例えば、仮運営者が正式な運営者として登録を求める旨の申請を行った場合、出資者からの出資を受けたか否かに関わらず、仮運営者は正式な運営者として本ゲームシステムに登録されてもよい。
同様に、仮プレイヤが、出資者からの出資を受けることで、正式なプレイヤとして登録されるが、これに限られない。例えば、仮プレイヤが正式なプレイヤとして登録を求める旨の申請を行った場合、出資者からの出資を受けたか否かに関わらず、仮プレイヤが正式なプレイヤとして本ゲームシステムに登録されてもよい。
また、仮運営者および仮プレイヤは、それぞれ、受付期限が到来するまで、設定した受付期限を延長することができてもよい。また、仮運営者および仮プレイヤは、それぞれ、受付期限が到来した場合、受付期限を再設定できてもよい。また、受付期限が到来したときに、参加条件が成立していない場合または開催条件が成立していない場合、受付期限が自動的に延長されてもよい。
また、上記実施形態では、本ゲームシステムにおいて管理されるイベントとして、eスポーツ大会を例にして説明したが、これに限られない。例えば、前記イベントは、複数のユーザが参加するオンラインゲームであってもよい。前記イベントは、ゲームを介して行われるイベントであれば、どのようなものであってもよい。
また、サーバ装置2、仮運営者端末3、仮プレイヤ端末4、ゲーム装置5および出資者端末7は、それぞれが複数の装置であってもよいし、1台であってもよい。また、サーバ装置2、仮運営者端末3、仮プレイヤ端末4、ゲーム装置5および出資者端末7が協働して同様の処理を行うようにしてもよい。
2 サーバ装置
22 記憶部
23 制御部
231 情報処理部
232 仮運営者登録部
233 仮プレイヤ登録部
234 大会出資者登録部
235 プレイヤ出資者登録部
236 開催可否判定部
237 参加可否判定部
3 仮運営者端末
33仮運営者登録データ生成部
4 仮プレイヤ端末
43 仮プレイヤ登録データ生成部
5 ゲーム装置
55 記憶部
56 制御部
7 出資者端末
73 大会出資者登録データ生成部
74 プレイヤ出資者登録データ生成部
85 記憶部
86 制御部
821 ディスプレイ

Claims (12)

  1. コンピュータを介してゲームが行われるイベントにおいて、前記イベントを管理するコンピュータシステムであって、
    前記ゲームのプレイを行うプレイヤの実績を含んだプレイヤ情報を識別可能に管理する管理部と、
    ユーザが前記プレイヤへの出資者となるための第1登録を受け付ける受付部と、
    を備え、
    前記受付部は、前記第1登録を受け付ける前に、前記ユーザおよび前記プレイヤの少なくとも一方の第2登録を受け付け、
    前記ユーザおよび前記プレイヤの少なくとも一方の前記第2登録に基づいて、前記ユーザの前記第1登録を受け付け
    前記管理部は、出資規模に応じて前記出資者に対する報酬の内容を変更可能であり、
    前記報酬は、前記イベントにおいて広告を行う権利であり、
    前記管理部は、出資規模に応じて前記広告が行われる媒体を変化させることを特徴とするコンピュータシステム。
  2. コンピュータを介してゲームが行われるイベントにおいて、前記イベントを管理するコンピュータシステムであって、
    前記ゲームのプレイを行うプレイヤの実績を含んだプレイヤ情報を識別可能に管理する管理部と、
    ユーザが前記プレイヤへの出資者となるための第1登録を受け付ける受付部と、
    を備え、
    前記受付部は、前記第1登録を受け付ける前に、前記ユーザおよび前記プレイヤの少なくとも一方の第2登録を受け付け、
    前記ユーザおよび前記プレイヤの少なくとも一方の前記第2登録に基づいて、前記ユーザの前記第1登録を受け付け、
    前記管理部は、出資規模に応じて前記出資者に対する報酬の内容を変更可能であり、
    前記受付部が前記第1登録を受け付ける前に、前記出資者に対して、前記プレイヤおよび前記報酬の内容を選択可能に表示する表示部をさらに備えることを特徴とするコンピュータシステム。
  3. 請求項1または2において、
    前記管理部は、前記出資者として登録された前記ユーザに、前記ゲーム中における広告表示に関する権利である広告表示権を付与することを特徴とするコンピュータシステム。
  4. 請求項1~3のいずれか1つにおいて、
    前記報酬の内容を設定する第1設定部をさらに備えることを特徴とするコンピュータシステム。
  5. 請求項1~のいずれか1つにおいて、
    前記管理部は、前記プレイヤ情報として、前記プレイヤが設定した前記イベントへの参加条件を管理することを特徴とするコンピュータシステム。
  6. 請求項1~のいずれか1つにおいて、
    前記プレイヤへの出資者が登録された場合、当該プレイヤまたは前記プレイヤへの出資者の少なくとも一方に対して課金を行う課金部をさらに備えることを特徴とするコンピュータシステム。
  7. 請求項1~のいずれか1つにおいて、
    前記受付部は、前記プレイヤに対して、複数の前記出資者を登録可能であることを特徴とするコンピュータシステム。
  8. 請求項1~のいずれか1つにおいて、
    前記ユーザが前記出資者として登録されるための条件を設定する第2設定部をさらに備えることを特徴とするコンピュータシステム。
  9. 請求項1~のいずれか1つにおいて、
    前記受付部が、前記プレイヤへの出資者となることを希望する前記ユーザから、当該ユーザが当該プレイヤへの出資者となるための条件の入力を受け付けた場合、前記管理部は、前記プレイヤから、当該条件により、当該ユーザを当該プレイヤへの出資者として登録する操作を受け付けることを特徴とするコンピュータシステム。
  10. 請求項1~のいずれか1つにおいて、
    前記管理部は、前記プレイヤへの出資者として登録されている前記ユーザについて、当該プレイヤが参加するイベントにおいて、プレイヤとしての参加を制限することを特徴とするコンピュータシステム。
  11. コンピュータを介してゲームが行われるイベントを管理するイベントの管理方法であって、
    前記コンピュータによって、
    前記ゲームのプレイを行うプレイヤの実績を含んだプレイヤ情報を識別可能に管理する第1ステップと、
    ユーザが前記プレイヤへの出資者となるための第1登録を受け付ける第2ステップと、
    前記第1登録を受け付ける前に、前記ユーザおよび前記プレイヤの少なくとも一方の第2登録を受け付ける第3ステップと、
    前記ユーザおよび前記プレイヤの少なくとも一方の前記第2登録に基づいて、前記ユーザの前記第1登録を受け付ける第4ステップと
    が実行され
    前記第1ステップにおいて、出資規模に応じて前記出資者に対する報酬の内容を変更可能であり、
    前記報酬は、前記イベントにおいて広告を行う権利であり、
    前記第1ステップにおいて、出資規模に応じて前記広告が行われる媒体を変化させることを特徴とするイベントの管理方法。
  12. コンピュータを介してゲームが行われるイベントを管理するイベントの管理方法であって、
    前記コンピュータによって、
    前記ゲームのプレイを行うプレイヤの実績を含んだプレイヤ情報を識別可能に管理する第1ステップと、
    ユーザが前記プレイヤへの出資者となるための第1登録を受け付ける第2ステップと、
    前記第1登録を受け付ける前に、前記ユーザおよび前記プレイヤの少なくとも一方の第2登録を受け付ける第3ステップと、
    前記ユーザおよび前記プレイヤの少なくとも一方の前記第2登録に基づいて、前記ユーザの前記第1登録を受け付ける第4ステップと
    が実行され、
    前記第1ステップにおいて、出資規模に応じて前記出資者に対する報酬の内容を変更可能であり、
    前記第3ステップにおいて前記第1登録を受け付ける前に、前記出資者に対して、前記プレイヤおよび前記報酬の内容を選択可能に表示する第5ステップをさらに備えることを特徴とするイベントの管理方法。
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